JPH0326919B2 - - Google Patents
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- JPH0326919B2 JPH0326919B2 JP60079900A JP7990085A JPH0326919B2 JP H0326919 B2 JPH0326919 B2 JP H0326919B2 JP 60079900 A JP60079900 A JP 60079900A JP 7990085 A JP7990085 A JP 7990085A JP H0326919 B2 JPH0326919 B2 JP H0326919B2
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- Japan
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- light absorption
- absorption layer
- thin film
- light
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、平面薄型デイスプレイ・デバイスと
して文字、記号及び図形等を含むコンピユータの
出力表示端末機器、その他種々の表示装置に文
字、記号及び図形等の静止画像や動画像の表示手
段として利用される薄膜EL素子に関し、詳しく
はコントラストを向上させた薄膜EL素子に関す
るものである。
して文字、記号及び図形等を含むコンピユータの
出力表示端末機器、その他種々の表示装置に文
字、記号及び図形等の静止画像や動画像の表示手
段として利用される薄膜EL素子に関し、詳しく
はコントラストを向上させた薄膜EL素子に関す
るものである。
従来、この種の薄膜EL素子としては、第7図
及び第8図に示すものが紹介されており、同図に
おいて、1はガラス基板、2はIn2 O3、Sn O2等
からなる透明電極、3はY2 O3、Si3 N4、Ta2
O5等からなる第1誘電体層、4は発光中心とし
て0.1〜2.0wt%Mn(又はTb、Sm、Cu、Al、Br
等)をドープしたZnS(又はZnSe等)のEL発光
層、5はY2 O3、Si3 N4、Ta2 O5等からなる第
2誘電体層、6はAl等からなる背面電極、7は
V2 O3、BC4等からなる光吸収層、及び8はAl低
級酸化物とAlとの多層膜からなる複合電極であ
る。ここで、透明電極2はガラス基板1上に複数
帯状に平行配列され、背面電極6と複合電極8は
透明電極2と直交する方向に複数帯状に平行配列
されており、透明電極2と背面電極6又は複合電
極8とが平面図的に見て交叉した位置がパネルの
1絵素に相当する。そして、両電極2,6(又は
8)間にAC電圧を印加することにより、EL発光
層4内に発生した電界によつて伝導帯に励起さ
れ、かつ加速されて十分なエネルギーを得た電子
が、直接Mn発光中心を励起し、この励起された
Mn発光中心が基底状態に戻る際に橙黄色の発光
を呈する。その際、光吸収層7は、ガラス基板1
側から入射した外部光を吸収して、EL素子のコ
ントラストを高くすることができる。
及び第8図に示すものが紹介されており、同図に
おいて、1はガラス基板、2はIn2 O3、Sn O2等
からなる透明電極、3はY2 O3、Si3 N4、Ta2
O5等からなる第1誘電体層、4は発光中心とし
て0.1〜2.0wt%Mn(又はTb、Sm、Cu、Al、Br
等)をドープしたZnS(又はZnSe等)のEL発光
層、5はY2 O3、Si3 N4、Ta2 O5等からなる第
2誘電体層、6はAl等からなる背面電極、7は
V2 O3、BC4等からなる光吸収層、及び8はAl低
級酸化物とAlとの多層膜からなる複合電極であ
る。ここで、透明電極2はガラス基板1上に複数
帯状に平行配列され、背面電極6と複合電極8は
透明電極2と直交する方向に複数帯状に平行配列
されており、透明電極2と背面電極6又は複合電
極8とが平面図的に見て交叉した位置がパネルの
1絵素に相当する。そして、両電極2,6(又は
8)間にAC電圧を印加することにより、EL発光
層4内に発生した電界によつて伝導帯に励起さ
れ、かつ加速されて十分なエネルギーを得た電子
が、直接Mn発光中心を励起し、この励起された
Mn発光中心が基底状態に戻る際に橙黄色の発光
を呈する。その際、光吸収層7は、ガラス基板1
側から入射した外部光を吸収して、EL素子のコ
ントラストを高くすることができる。
しかし、第7図による薄膜EL素子は、印加電
圧に対する発光輝度の立ち上りがゆるやかであ
り、発光輝度を高くするためには、印加電圧を相
当高くしなければならず、高電圧の印加に伴つて
絶縁破壊を起こしやすい欠点があつた。ここで、
印加電圧に対する発光輝度の立ち上りを急峻にす
るために、第7図に示す光吸収層7と第2誘電体
層5とを逆にして形成、すなわちEL発光層4上
に、第2誘電体層5を積層し、次に光吸収層7を
積層することも考えられる。ところが、前述した
V2 O3、BC4等からなる従来の光吸収層は光吸収
効果が十分でないと共に、比抵抗が比較的小さ
い。そこで、光吸収量を多くするために、このよ
うな小さい比抵抗の光吸収層の膜厚を大きくした
場合、マトリツクス型の薄膜EL素子においては
クロストークが発生する欠点があつた。また、前
述した第8図に示す薄膜EL素子においては、単
に背面電極をAlで形成したときよりも光吸収効
果はあるが、前述した第7図の薄膜EL素子と比
較してコントラストは劣化することを余儀なくさ
れる。
圧に対する発光輝度の立ち上りがゆるやかであ
り、発光輝度を高くするためには、印加電圧を相
当高くしなければならず、高電圧の印加に伴つて
絶縁破壊を起こしやすい欠点があつた。ここで、
印加電圧に対する発光輝度の立ち上りを急峻にす
るために、第7図に示す光吸収層7と第2誘電体
層5とを逆にして形成、すなわちEL発光層4上
に、第2誘電体層5を積層し、次に光吸収層7を
積層することも考えられる。ところが、前述した
V2 O3、BC4等からなる従来の光吸収層は光吸収
効果が十分でないと共に、比抵抗が比較的小さ
い。そこで、光吸収量を多くするために、このよ
うな小さい比抵抗の光吸収層の膜厚を大きくした
場合、マトリツクス型の薄膜EL素子においては
クロストークが発生する欠点があつた。また、前
述した第8図に示す薄膜EL素子においては、単
に背面電極をAlで形成したときよりも光吸収効
果はあるが、前述した第7図の薄膜EL素子と比
較してコントラストは劣化することを余儀なくさ
れる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、コントラストを向上させ、印加
電圧−発光輝度特性を良好に維持し、クロストー
クを防止した薄膜EL素子を提供することである。
で、その目的は、コントラストを向上させ、印加
電圧−発光輝度特性を良好に維持し、クロストー
クを防止した薄膜EL素子を提供することである。
前述した目的を達成するために、本発明は、光
吸収層が、ゲルマニウムに窒素を含有している層
であることを特徴とする薄膜EL素子である。
吸収層が、ゲルマニウムに窒素を含有している層
であることを特徴とする薄膜EL素子である。
そして、本発明の実施態様としては、光吸収層
中の窒素の含有が実質的に均一に分布しているこ
と、光吸収層中の窒素の含有がEL発光層側から
背面電極側に向かつて連続的又は段階的に減少し
ていること、EL発光層上に誘電体層と、光吸収
層と、誘電体層又は、半導体層と、背面電極とを
順次積層したこと、及びEL発光層上に誘電体層
と、光吸収層と、背面電極とを順次積層したこと
をそれぞれ特徴とする薄膜EL素子である。
中の窒素の含有が実質的に均一に分布しているこ
と、光吸収層中の窒素の含有がEL発光層側から
背面電極側に向かつて連続的又は段階的に減少し
ていること、EL発光層上に誘電体層と、光吸収
層と、誘電体層又は、半導体層と、背面電極とを
順次積層したこと、及びEL発光層上に誘電体層
と、光吸収層と、背面電極とを順次積層したこと
をそれぞれ特徴とする薄膜EL素子である。
以下、本発明の実施例を図に基づき詳細に説明
する。
する。
実施例 1
本実施例を第1図に基づいて詳述する。
先ず、アルミノシリケートガラス(例えば、
HOYA(株)製のNA40)からなる透光性基板1の観
測表面9と対向する表面10上に、スズ酸化物を
混入した酸化インジウムからなる透明導電膜(膜
厚:2000Å)を真空蒸着法により成膜した後、こ
の透明導電膜を、フオトリソ法によりエツチング
液として、塩酸と塩化第2鉄の混合溶液を用いて
複数帯状(第1図において左右方向)に配列し、
透明電極2を形成した。次に、金属タンタルをス
パツタターゲツトとして、酸素ガスを30%混入し
たArガス(分圧:6×10=-1Pa)をスパツタ装
置に導入し、高周波出力9W/cm2で反応性スパツ
タを行い、Ta2 O5からなる第1誘電体層3(膜
厚:3000Å)を成膜した。次に、前記第1誘電体
層3上に、活性物質として0.5重量%のMnを添加
したZnS:Mn焼結ペレツトを蒸着源として真空
蒸着法によりZnS:MnからなるEL発光層4(膜
厚:6000Å)を成膜し、次に前記第1誘電体層3
と同様に反応性スパツタリング法によりTa2 O5
からなる第2誘電体層5(膜厚:3000Å)を成膜
した。次に、ゲルマニウムのスパツタターゲツト
を用いて、窒素ガスを40%混入したArガス(分
圧:6×10-1Pa)をスパツタ装置に導入し、高
周波出力6W/cm2にて反応性スパツタを行い、ゲ
ルマニウムに窒素を実質的に均一に含有してなる
光吸収層11(膜厚:15000Å、比抵抗:105Ω・
cm、成膜速度:120Å/分)を前記第2誘電体層
5上に積層した。次に前述した第1、第2誘電体
層3,5と同様に反応性スパツタリング法により
Ta2 O5からなる第3誘電体層12(膜厚:1000
Å)を成膜した。そして、この第3誘電体層12
上に、Al膜(膜厚:3000Å)を真空蒸着法によ
り成膜した後、このAl膜を、フオトリソ法によ
りエツチツング液として硝酸とリン酸の混合溶液
を用いて、複数帯状(第1図において紙面垂直方
向)に配列して背面電極6形成した。したがつ
て、透明電極2と背面電極6とは、従来と同様に
互いに直交するように複数帯状に配列している。
HOYA(株)製のNA40)からなる透光性基板1の観
測表面9と対向する表面10上に、スズ酸化物を
混入した酸化インジウムからなる透明導電膜(膜
厚:2000Å)を真空蒸着法により成膜した後、こ
の透明導電膜を、フオトリソ法によりエツチング
液として、塩酸と塩化第2鉄の混合溶液を用いて
複数帯状(第1図において左右方向)に配列し、
透明電極2を形成した。次に、金属タンタルをス
パツタターゲツトとして、酸素ガスを30%混入し
たArガス(分圧:6×10=-1Pa)をスパツタ装
置に導入し、高周波出力9W/cm2で反応性スパツ
タを行い、Ta2 O5からなる第1誘電体層3(膜
厚:3000Å)を成膜した。次に、前記第1誘電体
層3上に、活性物質として0.5重量%のMnを添加
したZnS:Mn焼結ペレツトを蒸着源として真空
蒸着法によりZnS:MnからなるEL発光層4(膜
厚:6000Å)を成膜し、次に前記第1誘電体層3
と同様に反応性スパツタリング法によりTa2 O5
からなる第2誘電体層5(膜厚:3000Å)を成膜
した。次に、ゲルマニウムのスパツタターゲツト
を用いて、窒素ガスを40%混入したArガス(分
圧:6×10-1Pa)をスパツタ装置に導入し、高
周波出力6W/cm2にて反応性スパツタを行い、ゲ
ルマニウムに窒素を実質的に均一に含有してなる
光吸収層11(膜厚:15000Å、比抵抗:105Ω・
cm、成膜速度:120Å/分)を前記第2誘電体層
5上に積層した。次に前述した第1、第2誘電体
層3,5と同様に反応性スパツタリング法により
Ta2 O5からなる第3誘電体層12(膜厚:1000
Å)を成膜した。そして、この第3誘電体層12
上に、Al膜(膜厚:3000Å)を真空蒸着法によ
り成膜した後、このAl膜を、フオトリソ法によ
りエツチツング液として硝酸とリン酸の混合溶液
を用いて、複数帯状(第1図において紙面垂直方
向)に配列して背面電極6形成した。したがつ
て、透明電極2と背面電極6とは、従来と同様に
互いに直交するように複数帯状に配列している。
このようにして製作した本実施例の薄膜EL素
子は、透明電極2と背面電極6との間に交流電圧
(周波数 100Hzの正弦波)を印加することによ
り、ピーク波長580nmで橙黄色に発光し、その
ときの発光輝度は100cd/m2であつた。
子は、透明電極2と背面電極6との間に交流電圧
(周波数 100Hzの正弦波)を印加することによ
り、ピーク波長580nmで橙黄色に発光し、その
ときの発光輝度は100cd/m2であつた。
以上、本実施例によれば、透光性基板1側から
入射した外部光は、光吸収層11によりほとんど
吸収されて、背面電極6への到達が防止され、一
部到達して背面電極6から反射した戻り光があつ
ても、この光吸収層11により同様に吸収され
る。その結果、透光性基板1から入射した外部光
の強さと、観測表面9から観測した入射光の戻り
光の強さとの比、すなわち透光性基板1の観測表
面9側の反射率特性は、第4図の曲線Aに示すよ
うに低く、可視光領域(波長400〜700nm)にお
ける平均反射率は約10%であり、コントラストの
良好な薄膜EL素子が得られた。
入射した外部光は、光吸収層11によりほとんど
吸収されて、背面電極6への到達が防止され、一
部到達して背面電極6から反射した戻り光があつ
ても、この光吸収層11により同様に吸収され
る。その結果、透光性基板1から入射した外部光
の強さと、観測表面9から観測した入射光の戻り
光の強さとの比、すなわち透光性基板1の観測表
面9側の反射率特性は、第4図の曲線Aに示すよ
うに低く、可視光領域(波長400〜700nm)にお
ける平均反射率は約10%であり、コントラストの
良好な薄膜EL素子が得られた。
第5図はArガス中の窒素ガス混入率に対する、
光吸収層11の光学定数(n:屈折率、k:消衰
係数)を波長600nmにおいて測定した特性図で
ある。
光吸収層11の光学定数(n:屈折率、k:消衰
係数)を波長600nmにおいて測定した特性図で
ある。
ここで、第5図から言えることは、反応性スパ
ツタリング法において窒素ガスの混入率が高くな
れば、膜中に含まれる窒素の含有量が増え、その
特性が変化しているのであろうということであ
る。
ツタリング法において窒素ガスの混入率が高くな
れば、膜中に含まれる窒素の含有量が増え、その
特性が変化しているのであろうということであ
る。
なお、光吸収層の構造は、はつきりとしたこと
は言えないが、全てのゲルマニウムに窒素が化学
量論的に結合しているものではなく、不完全な結
合となつているようである。本実施例の光吸収層
11の屈折率n及び消衰係数kは、波長600nm
においてn=3及びk=0.3であり、第2誘電体
層5と光吸収層11との界面における反射率を後
述する式(1)に準じて計算すると2.7%である。な
お、第2誘電体層5と光吸収層11との界面にお
ける反射を低減するために、本実施例の光吸収層
11の可視光領域における平均屈折率及び平均
消衰係数は、第2誘電体層5のTa2 O5やその
他Hf O2、Si3 N4及びY2 O3等の誘電体の屈折率
が2前後であることから、≦4、≦1である
ことが望ましい。光吸収層11の光学定数は、薄
膜EL素子の反射率特性が良好になるように、前
述した窒素ガス混入率と成膜速度を適宜選択して
設定される。
は言えないが、全てのゲルマニウムに窒素が化学
量論的に結合しているものではなく、不完全な結
合となつているようである。本実施例の光吸収層
11の屈折率n及び消衰係数kは、波長600nm
においてn=3及びk=0.3であり、第2誘電体
層5と光吸収層11との界面における反射率を後
述する式(1)に準じて計算すると2.7%である。な
お、第2誘電体層5と光吸収層11との界面にお
ける反射を低減するために、本実施例の光吸収層
11の可視光領域における平均屈折率及び平均
消衰係数は、第2誘電体層5のTa2 O5やその
他Hf O2、Si3 N4及びY2 O3等の誘電体の屈折率
が2前後であることから、≦4、≦1である
ことが望ましい。光吸収層11の光学定数は、薄
膜EL素子の反射率特性が良好になるように、前
述した窒素ガス混入率と成膜速度を適宜選択して
設定される。
また、本実施例によれば、EL発光層4と光吸
収層11との間に第2誘電体層5を設けているの
で、第6図の印加電圧−発光輝度特性図において
曲線Eで示すように(比較例として前述の第7図
で示した薄膜EL素子の特性を曲線Dで示す。)発
光輝度の立ち上りが急峻となり、かつ前述した発
光輝度100cd/m2を得るための印加電圧も低く抑
えることができ、絶縁破壊をも防止することがで
きる。さらに、光吸収層11の比抵抗は、光吸収
効果を得る膜厚(数百Å以上)のもとでは、一般
的に103Ω・cm以上であれば、クロストークの防
止効果を奏する。したがつて、本実施例の光吸収
層11の膜厚が1500Åであり、かつその比抵抗が
105Ω・cmであることから、クロストークも十分
に防止することができる。さらに、本実施例の光
吸収層はゲルマニウムに窒素を含有させたことで
耐薬品性に優れ、電界中における計時変化が極め
て少なく安定している。
収層11との間に第2誘電体層5を設けているの
で、第6図の印加電圧−発光輝度特性図において
曲線Eで示すように(比較例として前述の第7図
で示した薄膜EL素子の特性を曲線Dで示す。)発
光輝度の立ち上りが急峻となり、かつ前述した発
光輝度100cd/m2を得るための印加電圧も低く抑
えることができ、絶縁破壊をも防止することがで
きる。さらに、光吸収層11の比抵抗は、光吸収
効果を得る膜厚(数百Å以上)のもとでは、一般
的に103Ω・cm以上であれば、クロストークの防
止効果を奏する。したがつて、本実施例の光吸収
層11の膜厚が1500Åであり、かつその比抵抗が
105Ω・cmであることから、クロストークも十分
に防止することができる。さらに、本実施例の光
吸収層はゲルマニウムに窒素を含有させたことで
耐薬品性に優れ、電界中における計時変化が極め
て少なく安定している。
光吸収層11と背面電極6との間に挿入した第
3誘電体層12(Ta2 O5)は、背面電極6
(Al)を形成する湿式エツチング液である硝酸酸
性液によつて、光吸収層11が侵されることを防
止するのみならず、薄膜EL素子の絶縁破壊を防
止する上でも有効である。第2誘電体層5の膜厚
を小さくして(例:3000Å→1000Å)、第3誘電
体層12の膜厚を大きくしても(例:1000Å→
3000Å)、印加電圧−発光輝度特性及びコントラ
スト比は、基本的には本実施例と同様である。第
3誘電体層12の代りにSi、SiC等の半導体層を
使用しても、本実施例と同様な効果を奏し、この
半導体層の比抵抗もクロストークを防止する上
で、103Ω・cm以上であることが望ましい。
3誘電体層12(Ta2 O5)は、背面電極6
(Al)を形成する湿式エツチング液である硝酸酸
性液によつて、光吸収層11が侵されることを防
止するのみならず、薄膜EL素子の絶縁破壊を防
止する上でも有効である。第2誘電体層5の膜厚
を小さくして(例:3000Å→1000Å)、第3誘電
体層12の膜厚を大きくしても(例:1000Å→
3000Å)、印加電圧−発光輝度特性及びコントラ
スト比は、基本的には本実施例と同様である。第
3誘電体層12の代りにSi、SiC等の半導体層を
使用しても、本実施例と同様な効果を奏し、この
半導体層の比抵抗もクロストークを防止する上
で、103Ω・cm以上であることが望ましい。
一方、本実施例の製造方法は、スパツタリング
法によつて、前記光吸収層11を成膜しているの
で、膜質を緻密にし、かつ経時変化も抑えること
ができる。
法によつて、前記光吸収層11を成膜しているの
で、膜質を緻密にし、かつ経時変化も抑えること
ができる。
実施例 2
本実施例を第2図に基づいて詳述する。
先ず、前述した透光性基板1の観測表面9と対
向する表面10上に透明電極2、第1誘電体層
3、EL発光層4及び第2誘電体層5を前記実施
例1と同様に順次積層する。次に、ゲルマニウム
のスパツタターゲツトを用いて、窒素ガスを50%
混入したArガス(分圧:6×10-1Pa)をスパツ
タ装置に導入し、高周波出力6W/cm2にて反応性
スパツタを行い、ゲルマニウムに窒素を実質的に
均一に含有してなる第1光吸収層13(膜厚:
300Å、比抵抗:106Ω・cm、成膜速度110Å/分)
を成膜し、引き続き、窒素ガスを30%混入した
Arガス(分圧:6×10-1Pa)をスパツタ装置内
に導入し、高周波出力6W/cm2にて反応性スパツ
タを行い、ゲルマニウムに窒素を実質的に均一に
含有してなる第2光吸収層14(膜厚:1000Å、
比抵抗:105Ω・cm、成膜速度125Å/分)を成膜
し、前記第1光吸収層13と前記第2光吸収層1
4とからなる、すなわち、後記する背面電極6側
に向つて段階的に窒素含有率を減少させた光吸収
層15を成膜した。
向する表面10上に透明電極2、第1誘電体層
3、EL発光層4及び第2誘電体層5を前記実施
例1と同様に順次積層する。次に、ゲルマニウム
のスパツタターゲツトを用いて、窒素ガスを50%
混入したArガス(分圧:6×10-1Pa)をスパツ
タ装置に導入し、高周波出力6W/cm2にて反応性
スパツタを行い、ゲルマニウムに窒素を実質的に
均一に含有してなる第1光吸収層13(膜厚:
300Å、比抵抗:106Ω・cm、成膜速度110Å/分)
を成膜し、引き続き、窒素ガスを30%混入した
Arガス(分圧:6×10-1Pa)をスパツタ装置内
に導入し、高周波出力6W/cm2にて反応性スパツ
タを行い、ゲルマニウムに窒素を実質的に均一に
含有してなる第2光吸収層14(膜厚:1000Å、
比抵抗:105Ω・cm、成膜速度125Å/分)を成膜
し、前記第1光吸収層13と前記第2光吸収層1
4とからなる、すなわち、後記する背面電極6側
に向つて段階的に窒素含有率を減少させた光吸収
層15を成膜した。
次に、第3誘電体層12及び背面電極6を前記
実施例1同様に成膜し形成した。
実施例1同様に成膜し形成した。
このようにして製作した本実施例の薄膜EL素
子は、前記実施例1と同様に電圧印加して、ピー
ク波長5800nmで橙黄色に発光し、そのときの発
光輝度も100cd/m2であつた。
子は、前記実施例1と同様に電圧印加して、ピー
ク波長5800nmで橙黄色に発光し、そのときの発
光輝度も100cd/m2であつた。
そして、本実施例の光吸収層15について、第
5図に示すとおり、第1光吸収層13の屈折率は
n13=2.9、消衰係数はk13=0.2であり、また第2
光吸収層14の屈折率はn14=3.5、消衰係数はk14
=0.6であり、一方、本実施例の第2誘電体層5
の屈折率はn5=2.2であることから、第2誘電体
層5と第1光吸収層13との界面での反射率
R5
5図に示すとおり、第1光吸収層13の屈折率は
n13=2.9、消衰係数はk13=0.2であり、また第2
光吸収層14の屈折率はn14=3.5、消衰係数はk14
=0.6であり、一方、本実施例の第2誘電体層5
の屈折率はn5=2.2であることから、第2誘電体
層5と第1光吸収層13との界面での反射率
R5
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 EL発光層と、入射光を吸収する光吸収層と、
誘電体層とを透明電極と背面電極との間に介在し
てそれぞれ透光性基板上に積層し、両電極間に電
圧印加することにより前記EL発光層からEL発光
を呈する薄膜EL素子において、前記光吸収層が
ゲルマニウムに窒素を含有している層であること
を特徴とする薄膜EL素子。 2 光吸収層中の窒素の含有が実質的に均一に分
布していることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の薄膜EL素子。 3 光吸収層中の窒素の含有がEL発光層側から
背面電極側に向つて連続的又は段階的に減少して
いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の薄膜EL素子。 4 EL発光層上に、誘電体層と、光吸収層と、
誘電体層又は半導体層と、背面電極とを順次積層
したことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第
2項又は第3項記載の薄膜EL素子。 5 EL発光層上に、誘電体層と、光吸収層と、
背面電極とを順次積層したことを特徴とする特許
請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の薄膜
EL素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60079900A JPS61239598A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 薄膜el素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60079900A JPS61239598A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 薄膜el素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61239598A JPS61239598A (ja) | 1986-10-24 |
| JPH0326919B2 true JPH0326919B2 (ja) | 1991-04-12 |
Family
ID=13703153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60079900A Granted JPS61239598A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 薄膜el素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61239598A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5854583A (ja) * | 1981-09-29 | 1983-03-31 | 日本精機株式会社 | 電界発光素子 |
| JPS6240837A (ja) * | 1985-08-19 | 1987-02-21 | Fujitsu Ltd | 誤り率測定器 |
-
1985
- 1985-04-15 JP JP60079900A patent/JPS61239598A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61239598A (ja) | 1986-10-24 |
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