JPH03279452A - 高強力不織シート - Google Patents

高強力不織シート

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JPH03279452A
JPH03279452A JP2071878A JP7187890A JPH03279452A JP H03279452 A JPH03279452 A JP H03279452A JP 2071878 A JP2071878 A JP 2071878A JP 7187890 A JP7187890 A JP 7187890A JP H03279452 A JPH03279452 A JP H03279452A
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JP
Japan
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fibers
mixed
ultrafine
nonwoven sheet
strength
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Application number
JP2071878A
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English (en)
Inventor
Masataka Ikeda
昌孝 池田
Koichi Shoji
庄子 弘一
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、極細繊維を含む高強力不織シートに関する。
より詳しくは、フィルター性能、バクテリアバリアー性
、吸塵性、吸液性、断熱性に優れると同時に高強力な不
織シートに関し、特に各種フィルター、ワイパー、ラッ
プ類、断熱材等の用途に好適な極細繊維を含む高強力不
織シートに関する。本発明でいう不織シートとは、布帛
状の嵩高性を有するものから、紙状のもの、例えば電気
紙等を含むものとする。
〔従来の技術〕
極細繊維からなる不織シート、特にメルトブロー法によ
り得られる極細繊維不織シートは、フィルター性能、バ
クテリアバリアー性、吸塵性、吸液性、断熱性等に優れ
、この特長を活かし種ダの用途に用いられてきている。
メルトブロー法については、インダストリアル・アンド
・エンジニアリング・ケミストリー(Indus−tr
ial and Engineering Che+n
istry)4g巻、第8号(P、1342〜1346
) 、1956年に基本的な装置および方法が開示され
ている。また、特公昭56−33511号公報にポリオ
レフィンのメルトブロー法が開示されている。
一方、極細繊維に太い短繊維を混合した不織シートにつ
いては以下のものが知られている。すなわち、特公昭6
1−30065号公報には、極細繊維とこれより径の大
きい捲縮ステープルファイバーを混合した少なくとも3
0ca!/gの嵩高さを有する熱絶縁体用弾性繊維質ウ
ェブが開示されている。
また、特開昭55−30498号公報および特開昭59
−183723号公報には、極細繊維と捲縮した太い短
繊維を含むワイパーが開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
極細繊維のみからなる不織シート、特にメルトブロー法
で得られた極細繊維ウェブは、非常に小さなポアサイズ
を持つ良質な多孔質体であるたぬ、フィルター性能、バ
クテリアバリアー性、吸塵性、吸液性、断熱性等に優れ
るという特長があるが、反面、強力が低く用途が大きく
限定されるという問題があった。そのため、メルトブロ
ーウェブ単独で使われることは極めて少なく、一般的に
は、スパンボンド法不織シート等のような高強力の不織
シート、または織編物等と張り合わせて用いられており
、性能面、コスト面で問題があった。
一方、前述の特公昭61−30065号公報において、
太い捲縮ステープルファイバーを極細繊維に混合する目
的はウェブの嵩高化(高空隙率化)にあり、これにより
断熱性を高め得たものである。また、特開昭55−30
498号公報、特開昭59−183723号公報はいず
れも太い捲縮短繊維の混合する目的が、ウェブの空隙率
向上(嵩高化)にあり、これによりワイパーとしての特
性である吸塵性、吸液性を高給ることにあった。このよ
うに、公知技術の短繊維混合の狙いは、嵩高化による空
隙率向上にあったものである。
また、特開昭55−30498号公報の不織シートの場
合、その実施例から明らかなように、極細繊維としてポ
リプロピレン、ポリエチレン、アクリル系ポリマーを用
い、混合する極太繊維としてはポリエチレンテレフタレ
ート、ナイロン、ナイロン6.6といった異素材を用い
ている。この2種の繊維どうしに相溶性がないため、熱
結合しても極細繊維と極太繊維の結合が充分ではなく、
実質的には極細繊維相互の熱結合となっている。このた
め極細m維のもつ特長が損なわれるのみならず、極太繊
維の補強効果が殆ど発現されないため強力向上効果が不
充分であった。
また、この極細繊維相互の熱結合が主体の場合は、極細
繊維のもつ性能の低下が起こるのみならず、硬化したり
もろくなったりして特に引裂強力が低下するという問題
があった。また、特開昭59−183723号公報の不
織シートの場合でも同様な問題が見られる。
また、特公昭56−33511号公報には、ポリエチレ
ンとポリプロピレンからなるメルトブローマットが開示
されているが、同公報実施例17から明らかなように、
この2種の混合系において平均繊維径が5pm未満の極
細繊維は得られていない。
本発明は、前述した極細繊維ウェブの特長を出来るだけ
損なわずに、しかもスパンボンドのような他の高強力不
織シートとの張り合わせ等のような方法によらない一層
タイブの極細繊維を含む高強力不織シートを提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的は、ポリエチレンとポリプロピレンからな
る極細繊維と、該極細繊維よりも太い平均繊維径を有し
、且つポリエチレン或いはポリプロピレンを少なくとも
その一部として含む繊維とがランダムに混在して成る繊
維シートであって、少なくともこの太い繊維と前記極細
繊維とが部分的に熱結合している高強力不織シートによ
って達成される。
前記本発明による高強力不織シートの構成繊維がエレク
トレット化されているとフィルタ性能等の向上に役立つ
ので好ましい。
本発明の不織シート中の極細繊維は、ポリエチレンとポ
リプロピレンからなるものである。
用いられるポリエチレンの種類は、高密度ポリエチレン
(HOPE)でも、低密度ポリエチレン(LDPE)で
も、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)でも良いが
、高密度ポリエチレン、線型低密度ポリエチレンが好ま
しい。
ポリエチレンの溶融流量は30以上、好ましくは35以
上、さらに好ましくは、40〜200である。ポリエチ
レンの溶融流量が30以下では、いかなる溶融流量のポ
リプロピレンを選択してもメルトブロー性が悪くなりポ
リマー玉が発生しやすくなり、得られるウェブもポリマ
ー玉を含むようになる。
また、ポリエチレンの溶融流量が、200を越えると得
られるウェブの強度が低くなる。
また、本発明不織シート中の極細繊維に使用するポリプ
ロピレンの重量平均分子量(Mw)は、5、 OXIO
’ 5Mw ≦25X10’ 、さらに10×104 
≦Mw≦20X10’が好ましい。また、重量平均分子
量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)
は、2.0≦Mw/Mn≦6.0、さらに3.0≦Mw
/Mn≦5.0が好ましい。
前記ポリプロピレンの溶融流量は50以上、好ましくは
60以上、さらに好ましくは70〜500である。
ポリプロピレンの溶融流量が50未満では、いかなる溶
融流量のポリエチレンを選択してもメルトブロー性が悪
くなりポリマー玉が発生しやすくなり、得られるウェブ
もポリマー玉を含むようになる。
また、ポリプロピレンの溶融流量が500を越えると、
得られるウェブの強度が低下する。
ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)の重量
割合(PE/PP)は、5/95〜90/10の範囲が
良く、好ましくは10/90〜80/20、さらに好ま
しくは、20/80〜70/30である。ポリエチレン
の比率が5%未満では、低温接着用途に使用できなくな
る。また、ポリエチレンの比率が90%を超えるとメル
トブロー性が悪くなりポリマー玉が発生しやすくなり、
得られるウェブもポリマー玉を含むようになり、しかも
平均繊維径4−以下のものは得られなくなる。
前述のように、溶融流量が30以上のポリエチレン(P
E)と、溶融流量が50以上のポリプロピレン(PP)
からなり、ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(P
P)の重量割合(PE/PP)を、5/95〜90/1
0とすることにより、メルトブロー紡糸性が向上し、平
均繊維径0.5〜4.0−の極細繊維からなるポリマー
玉のない良質な極細繊維が得られる。
2種のポリマーの混合状態としては、単一繊維中で混合
している状態、それぞれのポリマーから成る繊維がシー
ト中で混繊している状態、前記2つの状態がシート中で
混在している状態がある。
その中で単一繊維中で混合している状態が特に好ましい
混合方法は、紡糸時にチップブレンドする方法、2種の
ポリマーを予め溶融混合したチップを用いる方法等があ
る。この2種のポリマーの混合方法は特に限定されない
が、後者の方法が好ましい。
本発明の極細繊維中の繊維に前述のポリオレフィン以外
に第3のポリマーが本発明の目的を逸脱しない範囲で混
合されていてもよく、さらに本発明の極細繊維を用いた
シート中に他の繊維が本発明の目的を逸脱しない範囲で
混合されていてもよい。
本発明でいう極細繊維としてはその平均繊維径が0.1
〜8.0p以下の繊維を用いるとよく、好ましくは平均
繊維径が0.5〜6.0pm、特に好ましくは1.0〜
4.0−の範囲の平均繊維径を有する繊維であるとよい
。なお平均繊維径が0,1卿以下の場合は柔軟であるが
繊維強力が低くなり、毛羽の脱落があり用途が制限され
るので好ましくない。−方、8.0−以上では、不織シ
ート強力が高くなるが、反面、前記した極細繊維の特長
であるフィルター性能、バクテリアバリアー性、吸塵性
、吸液性、断熱性が劣るので好ましくない。
本発明の不織シートにおける極細繊維に混合される混合
繊維について以下説明する。混合繊維は極細繊維よりも
太い平均繊維径を有し、且つポリエチレン或いはポリプ
ロピレンを少なくともその一部として含む繊維である。
このような混合繊維としては、ポリエチレン繊維、ホリ
プロピレン繊維、またはポリエチレン或いはポリプロピ
レンを一部成分として含む複合繊維である。
この複合繊維の複合形態としては、並列型(Side−
by−3ide)、鞘芯型(Sheath−Core)
 、’偏芯型があげられるがこれらに限定されず、また
、素材成分の数も2種以上であってもよいが、ポリエチ
レン或いはポリプロピレン成分の少なくとも一部が繊維
の表面に位置していることが必要である。代表的な複合
繊維としては、ポリプロピレンとポリエチレンの組合せ
く商品名:ESI維)、また、ポリエチレンとポリエチ
レンテレフタレート、ポリプロピレンとポリエチレンテ
レフタレートなどのポリエステルとの組合せなどがあげ
られるがこれらに限定されるものではない。
本発明の混合繊維は捲縮があっても無くてもよいが、捲
縮があった方が極細繊維不織布が嵩高となり、吸塵性、
吸液性が向上しワイパー用途として好ましい。また、捲
縮があった方が断熱性も向上するため断熱材として用い
た場合も好ましい。
更には、圧力損失、粉塵保持量も向上するためフィルタ
ー用途とした場合も好ましい方向である。
捲縮率は15%以上が好ましい。
本発明において、混合繊維のデニール(繊維径)、繊維
長は不織シート強力に影響し重要である。
混合繊維のデニールは1.0デニ一ル以上、好ましくは
1.5〜25デニーノベ特に2〜20デニールが好まし
い。1.0デニ一ル未満では引裂強力向上効果が充分で
はない。混合繊維のデニールは大きいほど引裂強力は高
まるが、25デニールを超えると不織シートが硬く、手
触り不良となり好ましくない。
また、混合繊維の平均繊維長は30mm以上、好ましく
は35〜110 mm、特に50〜80mmが好ましい
。30關未満では引裂強力向上効果が不充分である。混
合繊維の平均繊維長を長くするほど引裂強力が高まるが
、110mm以上長くしても引裂強力は殆んど高まらず
ほぼ飽和状態となる。また混合繊維の平均繊維長が長す
ぎると極細繊維に均一に分散させることが困難となり、
場合によっては引裂強力が低下することがある。
本発明においては、混合繊維として1.5デニ一ル以上
であり、平均繊維長が30inm以上を同時に満たす場
合に引裂強力が最も高まる。
混合繊維の引張り強度は高い程、不織シートの引裂強力
、引張り強力が高まる。混合繊維の引張り強度は少なく
とも2g/デニール、特に3〜10g/デニールが好ま
しい。
本発明において引裂強力が向上する現象については必ず
しも明解ではないが、次の様に考えられる。すなわち、
不縁シートの引裂強力は、極細繊維より強力の高い混合
繊維の切断でほぼ決定されるが、この混合繊維の強力(
(デニール当りの強度)X(デニール))が大きいほど
不織シートの引裂強力が高まる。更に、この混合繊維が
不織シート中に堅固に固定されており、すり抜は等が起
らないことが、混合繊維の強力を充分発揮させる上で必
要なことである。本発明の不織シートは、極細繊維と混
合繊維とが同じ素材成分を有しているた約、相溶性を有
しており、この両者が充分に熱結合し、しかも混合繊維
の繊維長が比較的長いため極細繊維との熱結合に加え混
合繊維相互の熱結合も多く生じ、この結果、混合繊維が
不織シート中に堅固に固定されるものと考えられる。
本発明の不織シートでは、混合繊維が極細繊維中に実質
的に単繊維状にランダムに混合しているのが好ましい。
このような混合状態により、前記した極細繊維の特長を
殆ど損なわずに高強力化が達成できる。混合繊維の全繊
維量に対する混合割合(重量)は10〜80%、好まし
くは20〜70%、特に30〜60%が好ましい。10
%以下であると熱結合力が低く充分な強力が得にくい。
一方、80%以上であると前述の極細m維の特長が損な
われるので好ましくない。
また、極細繊維も単繊維状にランダムに分散していると
、前記した各種性能が高まり更に好ましい。また、本発
明の不織シートは、第3の素材、繊径、形態等の異なる
繊維、粉体等が混合されてあってもよい。
また、メルトブロー法で得られた極細繊維は極めて小さ
な繊維径を有しているため、繊維の平均長さを推定する
ことが難しいが、30mm以上、多くの場合は100〜
500士と推定される。
本発明の不織シートの目付量は10〜200 g/m’
、好ましくは20〜150  g/m’、特に25〜1
00  g/m’が好ましい。
また、さらに、エレクトレット加工を施すことにより、
捕集効率を向上させることができる。エレクトレフト加
工された本発明の高強力不織シートの表面電荷密度は、
2X10−” クーロン/c[11以上、さらに、5 
Xl0−” クーロン/ ci以上が好ましい。
以下、本発明の高強力不織シートの製造方法について説
明する。
本発明の極細繊維をシート状で得る方法としては、メル
トブロー法、フラッシュ紡糸法、スーパードロー法また
は複合繊維法と抄紙法の組合せ等を用いることができ、
特に限定されないが、特にメルトブロー法が好ましい。
以下本発明のウェブ状の極細繊維をメルトブロー法を用
いて製造する方法の一例を説明する。
ポリエチレンとポリプロピレンのブレンド物を押出機で
溶融してダイに送り込み、ノズルに設けた一列に並んだ
多数の紡糸オリフィスから押出す。
溶融ポリマーはポリマー流路を経てオリフィスから押出
される。それと同時に、ガス導入口を経て供給された加
熱高速のガスをガスヘッダーを経て、オリフィスの両側
に設けられたガススリットから噴射させ、押出された溶
融ポリマーの流れに吹き当てる。ガスへラダーおよびガ
ススリットはノズルとリップとの間に設けられる。高速
気流の作用により押出された溶融ポリマーは繊維の形状
にけん引、細化し、固化する。このようにして形成され
た繊維は、1対の回転ローラーの間で循環しているスク
リーン(コレクター)7上に堆積されてランダムウェブ
を形成する。ガスとしては、スチーム、空気などが好適
であり、ガス条件としては、温度300〜450℃、好
ましくは350〜420 t、圧力は0.1 kg/ 
cat G以上、吐出量によって異なるが好ましくは0
.2〜5.0kg/c++fGである。押出機温度は1
80〜280℃、好ましくは200〜250 t:であ
る。
複合繊維の混合法としては、たとえばメルトブロー法、
フラッシュ紡糸法では、−たん捲縮複合短繊維のウェブ
を作成し、これをリッヶリンロール等で紡糸中の極細繊
維群中に飛走させて混合シート状物として得る方法、ま
たは、捲縮複合短繊維を−たんスライバー状としコーミ
ンクロール(多数の歯の付いたロール状物)で解繊、飛
走させて前記と同様に混合し、シート状物を得る方法が
ある。また、スーパードロー法、海島繊維法で得た極細
繊維と混合する短繊維を−たん3〜30mm。
好ましくは5〜10mmにカットしてこの2種を混合さ
せたスラリーを作成し抄紙法でシート化する方法がある
。これらの極細繊維シートは−たん交絡処理を施してあ
ってもよい。
熱結合方法としては、熱エンボス法、熱カングー法、熱
風法、超音波結合法等があげられる。特に熱風結合法は
不織シートに加圧プレスすることなく熱結合できるので
、嵩高な不織シートが得られ、前記した極細繊維の特長
が充分に発揮されるので好ましい。熱結合温度は熱結合
が生じる温度以上であればよく、一般的には混合繊維の
低融点成分の軟化点以上あればよい。一方、極細繊維の
融点以上に高めると、極細繊維の熱結合が多く生じ好ま
しくない。したがって、本発明での熱結合温度は、混合
繊維の低融点成分の軟化点以上で極細繊維の融点以下が
好ましい。具体的には、熱エンボス加工又は熱ロール加
工の温度は150 ”C以下、好ましくは50〜130
 ℃、より好ましくは60〜120℃の範囲で行うと良
く、圧力は0.5〜100 kg/cm、好ましくは1
〜75kg/cmの範囲で行うとよい。上記範囲を越え
る高温高圧で加工すると繊維が溶融してフィルム状にな
り、通気性が低下する。逆に上記範囲を下延る低温、低
圧で加工すると熱結合が不充分となり、不織シートの強
度と表面平滑性を向上させることができない。
熱エンボス加工に用いるエンボスパターンは連続パター
ン、不連続パターンの何れでもあってもよく、線、点線
、格子、斜め格子、円形、ひし形、織物柄等各種のパタ
ーンを用いることができる。
本発明の不織シートは種々の後処理を行うことができる
。たとえば、コロナ放電法などによりエレクトレット化
することによりフィルター性能、吸塵力を更に高めるこ
とも可能である。
エレクトレット加工は、例えばシートの片面をアース電
極用の平板又はロールに接触させこれの0.5〜10c
m上に電極を設置し、高圧電源から直流電圧を印荷して
行う。放電電極としては、針電極またはワイヤー電極を
もちい、正または負の1〜20kV/cm (電極とシ
ートの単位距離当り)の直流電圧を印加し、コロナ放電
を発生せしめた高電界中で行う。この際温度は、室温な
いし100℃で行われる。
エレクトレット加工は、メルトブロー法でウェブを形成
した後、連続して加工を行っても良いし、−旦、巻き取
った後に、エレクトレット加工を行ってもよい。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例及び比較例中に示される諸物性の定義と測定方法
を下記に示す。
◎平均繊維径(−) サンプルの任意な10箇所を電子顕微鏡で倍率2000
倍で10枚の写真撮影を行う。1枚の写真につき任意の
10本の繊維の直径を測定し、これを10枚の写真につ
いて行う。合計100本の繊維径測定値を求め平均値を
計算する。
◎厚 み(mm) ピーコック型厚み計を用い、130g/cI[lの一定
荷重で測定した。
◎引張強力(g/目付) サンプルとして20mm巾X 160mm長をとり、万
能型引張試験機(テンシロン)を用い、把持長100証
、荷重容量100kg、引張速度100mm/分で測定
し値を;1叩巾当り、単位目付(Ig/m’)Mりに換
算した。(タテ方向とヨコ方向の平均値)◎引裂強力(
g/目付) サンプルとして60mm巾X65mm長さをとり、サン
プルをサンプル台に止緬、ナイフで切れ込みを入れる。
エレメンドルフ引裂試験機を用い最大振度を読みとる。
この値を単位目付(Ig/m’)当りに換算した。(タ
テ方向とヨコ方向の平均値)◎捕集効率; PARTI
CLE C0LINTER(KC,−DIA型RION
 CD、。
LT[))を用いて、流1500cc/分、測定時間3
0秒、粒径0.3#1以上の条件で、最初に何もセット
せずに、ブランクの値A(個)を測定し、次に試料をセ
ットし、試料を通過した粒子数B(個)を測定し、次式
により捕集効率を求める。
捕集効率(%)= (1−B/A)X100◎圧力損失
(圧損mmAq)  ;捕集効率を測定する際に、試料
の上流と下流の圧力差を差圧ダイヤフラムゲージにて測
定し、圧力損失とした。
◎捲縮率(%) 繊維の末捲縮長と捲縮長との差を捲縮長で割り100倍
した値である。
◎混合率(%) 混合された繊維重量を全不織シート重量で割り100倍
した値である。
◎数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)
ゲルパーミユエイションクロマトグラフ(GPC二日本
ウォつターズ社製150 C)を用い、ポリスチレンス
タンダード換算により求めたポリプロピレンの分子量で
ある。Mw/Mnは分子量分布の尺度であり、Mw/M
nが小さいほど分子量分布が狭いことを示す。
◎溶融流量(6g7m1n) JIS K 6758に準じて、ポリプロピレン、線状
低密度ポリエチレンは、230℃、2.16kgの条件
で、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンは、19
0℃、2.16kgの条件で測定する。
◎融 点(1) TG/DTA型測定器(理学社製、TAS−200シリ
ーズTG−DTA)のDTA曲線のピーク温度より求め
た。測定条件は、N2雰囲気で、10℃/分の昇温速度
で行った。
◎溶融温度(poise)  ;島津社製フローテスタ
ー(CFT 500型)にて、紡口0.5 mmφ、 
1.0mm1 、1h011、荷重10kg、予熱6分
温度220℃の条件下で測定する。
実施例1、比較例1.2 線状低密度ポリエチレン(三菱油化社製品、三菱ポリエ
チLL ;UJ 790、溶融流量50、密度0.92
8、溶融粘度700)とポリプロピレン(溶融流量24
0、溶融粘度200)とをチップブレンドにて重量比1
対1で混合して、試験用チップとした。
このチップを押出機に投入して加熱溶融後(押出機温度
220℃)、ノズルに送込んだ。このノズルはl mm
ピッチで一列に200個並んだ0.4 mmφのオリフ
ィスを有し、それぞれのオリフィスから0.2g/分の
吐出量で混合ポリマーを高速流体中に吐出させた。流体
として380℃に調節した過熱水蒸気を用いて、この過
熱水蒸気を3.0 kg/ cut Gの圧力でメルト
ブロー用ノズルのスリットから溶融した混合ポリマーに
向けて噴射し、それによって溶融重合体をけん引線化し
て平均繊維径2.0−の極細繊維群とした。この繊維群
の融点をTG/DTA型測定器で測定したところ123
℃と163℃に融点ピークがみられた。
一方混合繊維として6デニール、長さ64正、弓張り強
度3y5g/デニール、捲縮率40%のポリプロピレン
繊維を用いこの繊維をスライバー状とし、このスライバ
ーの多数本をコーミングロールで解繊しながら短繊維を
飛走させ、先の極細繊維群中に混合させた。下方に設け
た移動するネット面上でこの混合された繊維群を捕集し
て20cm巾のウェブを得た。このウェブは、捲縮短繊
維の固まりがなく、実質的に単繊維状に分散されており
ランダムで均一なものであった。捲縮短繊維の混合率は
50%であった。
このウェブを斜め(45°)ごばん目状の模様の付いた
巾30cmの熱エンボスロールを通過させて熱結合させ
た。この時の熱ロールの温度は110t、プレス圧は1
0 kg / adG 、処理スピードは6rn/分で
あった。
この不織シートの重量、物性を表1に示した。
比較として、捲縮短繊維を混合しない極細繊維のみの熱
結合不織シート(比較品1)、及び、混合させる捲縮短
繊維としてポリエチレンテレフタレート繊維を用いた以
外は実施例1に記載した方法と全く同様にして得た不織
シート(比較品2)の値も表1に併せ示した。
表 この表から明らかなように、本発明品は強力(特に引裂
強力)が著しく向上し、単独使用が可能であった。しか
も吸油性にも優れたものであることが判った。
また、この本発明の不織シートをワイヤー電極を用いて
、電圧19kV、電極とシートのクリアランス4印、シ
ート速度4m/分の条件でエレクトレット加工を行った
。この不織シートの捕集効率は92%と優れたものであ
った。尚、不織シートの表面電荷密度は9 Xl0−”
 クーロン/ cutであった。
実施例2〜6、比較例3 ポリエチレンとポリプロピレンの重量割合を変更した以
外は、実施例1と同様にして、目付50g/m″の不織
シートを得た。結果を表2に示す。
なお、ポリエチレン95重量%とポリプロピレン5%か
ら得たウェブは、ポリマー玉が多く、商品としては不適
なもので、物性は測定していない。
表   2 ポリエチレンとポリプロピレンをチップブレンドし、実
施例1と同様にメルトブローしてウェブ状の極細繊維群
を得た。
繊径20an (6d) 、長さ64 mm 、捲縮率
40%の偏芯型複合m維〔芯部:ポリプロピレン、融点
161℃、鞘部:ポリエチレン、融点132℃、(商品
名二ESm維、チッソに、に社製)〕をスライバー状と
し、このスライバーの多数本をコーミングロールで解繊
しながら短繊維を飛走させ、先の極細繊維群中に混合さ
せた。下方に設けた移動するネット面上でこの混合繊維
群を捕集して20cm巾のウェブを得た。このウェブは
、捲縮複合繊維の固まりがなく、実質的に単繊維状に分
散されておりランダムで均一なものであった。捲縮短繊
維の混合率は30%であった。
このウェブを実施例1と同様に処理して熱結合させた。
得られた不織シートは、目付80g/m’、厚み0.4
5肚、引張強力14.4g/目付、引裂強力12.3 
g /目付、捕集効率62%、圧力損失4.D mmH
xOであった。
また、吸油性にも優れたものであった。
更に、前記した熱結合前のウェブを110℃の熱風を用
いて熱結合した。
得られた不織シートは、目付80g/m″、厚み0、9
 mm、引張強力10.2 g /目付、引裂強カフ、
0g/目付であり、フィルター性能、断熱性にも優れた
ものであった。
〔発明の効果〕
本発明の不織シートは前述のように構成されているので
、極細繊維不織シートの有する優れた特長であるフィル
ター性能、バクテリアバリアー性、吸塵性、吸液性、断
熱性を殆ど損なうことなく、逆に向上させることが可能
であり、しかも強力が著しく向上しているたt1他の高
強力シート物の張り合わせ等の補強を行わずに単独で使
用することが可能となる。このた約、各種フィルター、
ワイパー、ラップ類、断熱材のみならず、屋根材、壁材
等の土木材、サージカルガウン、シート類、おしめ、ナ
プキン類のメディカル材や衛生材等として広く使用可能
となった。しかも、他のシート状物等の張り合わせが不
要であり工程的にも有利であるため、コスト的にも優れ
たものであり、したがってこの発明の工業的意義は大き
いものである。
なお本発明により、ポリエチレンとポリプロピレンから
なる平均繊維径が4声以下の極細繊維ウェブが初めて提
供された。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ポリエチレンとポリプロピレンからなる極細繊維と
    、該極細繊維よりも太い平均繊維径を有し、且つポリエ
    チレン或いはポリプロピレンを少なくともその一部とし
    て含む繊維とがランダムに混在して成る繊維シートであ
    って、少なくともこの太い繊維と前記極細繊維とが部分
    的に熱結合している高強力不織シート。
  2. 2.構成する繊維がエレクトレット化されている請求項
    1記載の高強力不織シート。
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