JPH0328547Y2 - - Google Patents

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JPH0328547Y2
JPH0328547Y2 JP3500185U JP3500185U JPH0328547Y2 JP H0328547 Y2 JPH0328547 Y2 JP H0328547Y2 JP 3500185 U JP3500185 U JP 3500185U JP 3500185 U JP3500185 U JP 3500185U JP H0328547 Y2 JPH0328547 Y2 JP H0328547Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、基板上に保持された電子部品をケ
ース内に位置決めしてケーシングするための構造
に関するもので、特に、ケースに対して厳密な位
置決めが要求される電子部品のケーシング構造に
関するものである。
考案の概要 この考案は、基板上に保持された電子部品を、
ベースとその上に配置されるキヤツプとからなる
ケース内に位置決めしてケーシングする、電子部
品のケーシング構造において、 ベースを金属板から構成しながら、たとえば板
金加工により1対の位置決め壁と1対の位置決め
リブとを形成し、基板を位置決めリブの内側縁か
もしくは位置決め壁の内側面に沿つた状態でベー
スに対して固定し、他方、キヤツプを1対の位置
決めリブの各外側縁に沿いかつ1対の位置決め壁
の各内側面もしくは各外側面に沿つた状態でベー
スに固定することにより、 ベースに対して基板とキヤツプとの双方を厳密
に位置決めすることを可能にして、電子部品をケ
ースに対して厳密に位置決めできるようにしたも
のである。
従来の技術 電子部品のケーシング構造において、電子部品
がケーシングに対して厳密に位置合わせされなけ
ればならないものとして、衛星通信などの受信装
置の第1中間周波変換器で用いられる局部発振器
を例にとつて説明する。このような局部発振器
は、通常、アウトドアユニツトと呼ばれる受信装
置内に取付けられ、雨や風などにさらされた状態
で使用される。そのため、局部発振器は、外気と
接しないように、気密封止した状態でケーシング
する必要がある。
たとえば第5図に示すように、金属のベース1
と金属のキヤツプ2とからなるケース3を用い、
その中に局部発振器4を収容するようにしてい
た。このとき、ベース1とキヤツプ2とは、それ
らが接触する全周にわたつて、溶接またははんだ
付けを施すことにより、気密状態に保持される。
なお、ベース1のキヤツプ2から張出した部分に
は、アウトドアユニツトに当該ケース3を取付け
るための取付穴5が設けられている。
局部発振器4が第5図に概略的に示されている
が、ここで例示される局部発振器4としては、少
なくとも、アルミナのような誘電体基板6とその
上にサポート7を介して保持される誘電体共振器
8とを含むものである。このような構成の局部発
振器4においては、誘電体共振器8とケース3、
特にキヤツプ2との位置関係が重要な意味を持
つ。すなわち、誘電体共振器8は、ケース3内の
空間の中心に位置決めされたとき、最もQが高
く、その位置からずれるとQが低下し、この局部
発振器4の出力を低下させることがわかつてい
る。このような傾向は、ケース3がより小さくな
ればなるほど、顕著に現われる。そのため、誘電
体基板6をベース1に対して正確に位置決めした
上で、キヤツプ2をベース1に対して正確に位置
合わせされなければならない。
キヤツプ2をベース1に位置合わせするための
構成として、典型的には、従来、次の2つの方法
があつた。
第1の方法は、第6図に示すように、ベース1
の上面であつて誘電体基板6(図示せず)が配置
される部分を、高くした段部9とすることによ
り、この段部9にキヤツプ2を嵌合させる方法で
ある。
第2の方法は、第7図および第8図に示すよう
に、ベース1に切欠10を設け、他方、キヤツプ
2に突出片11を設け、突出片11を切欠10内
に嵌合させることにより、キヤツプ2をベース1
に対して位置決めする方法である。
考案が解決しようとする問題点 上述した、キヤツプ2をベース1に対して位置
決めするための2つの方法には、いずれも、問題
点を含んでいた。
第6図に示す第1の方法では、金属からなるベ
ース1の厚みを部分的に変える必要があり、その
ためには比較的厚みのある金属板を削つて所望の
形とするように加工しなければならない。したが
つて、ベース1を得るためのコストが高くなると
いう欠点があつた。
第7図および第8図に示す第2の方法の場合に
は、キヤツプ2の開口端縁の全周にわたつて溶接
を適用することが困難である。また、同様にはん
だ付けを行なう場合には、突出片11が切欠10
に嵌合している部分を気密状態ではんだ付けする
ことが困難である。
さらに、上述した2つの方法のいずれにおいて
も、誘電体基板6をベース1に対して固定する際
の位置決め手段が存在せず、たとえキヤツプ2が
ベース1に対して適正に位置決めされたとして
も、誘電体共振器8がキヤツプ2に対して適正に
位置合わせされないこともある。
そこで、この考案の目的は、構造を簡単にする
ことにより安価で得ることができるようにすると
ともに、ベースに対してキヤツプと基板との双方
を簡単に位置決めできるようにした、電子部品の
ケーシング構造を提供することである。
問題点を解決するための手段 基板上に保持された電子部品を、ベースとその
上に配置されるキヤツプとからなるケース内に位
置決めしてケーシングするために、基板がベース
上に固定され、かつキヤツプが電子部品および基
板を収納した状態でベースに固定される、電子部
品のケーシング構造において、この考案では、ベ
ースは、金属板からなり、かつ、1対の折り曲げ
線を介して上方に立ち上がるように折り曲げられ
た1対の位置決め壁と、金属板に型付け加工する
ことにより形成されるものであり前記1対の折り
曲げ線の間に位置し折り曲げ線に対して交差する
方向に延びかつ上方へ突出する1対の位置決めリ
ブとを備え、それによつて、基板は、位置決めリ
ブの内側縁かもしくは位置決め壁の内側面に沿つ
た状態でベースに対して固定され、他方、キヤツ
プは、1対の位置決めリブの各外側縁に沿いかつ
1対の位置決め壁の各内側面もしくは各外側面に
沿つた状態でベースに固定されたものである。
考案の作用効果 この考案によれば、まず、電子部品を保持する
基板が、ベースに対して位置決めリブかもしくは
位置決め壁によつて位置決めされた状態が得られ
る。したがつて、このような基板をベースに対し
てたとえば接着剤により固定するとき、基板はベ
ースに対して常に適正な位置に配置されることが
できる。
次に、キヤツプは、ベースに対して、1対の位
置決めリブおよび1対の位置決め壁のそれぞれに
よつて位置決めされる。したがつて、キヤツプを
ベースにたとえば溶接またははんだ付けによつて
固定するとき、キヤツプはベースに対して常に一
定の位置に位置合わせされることができる。
このような各要素の互いの固定によつて、結果
として、電子部品はキヤツプ、言い換えると、ベ
ースとキヤツプとからなるケースに対して、常に
再現性よく位置決めされることになる。したがつ
て、上述の誘電体共振器のように、ケースに対し
て厳密な位置決めが要求される電子部品に対し
て、この考案にかかるケーシング構造を有利に適
用することができる。
また、この考案のケーシング構造によれば、ベ
ースとキヤツプとの互いの接合部分の形状は複雑
とはならない。したがつて、溶接やはんだ付けな
どを容易に実施することができ、かつ、優れた気
密効果も得ることができる。
さらに、この考案のケーシング構造を得るため
に行なわれるベースに対する加工は、簡単な板金
加工で済み、したがつて低コストでベースを得る
ことができる。
実施例 以下に説明する実施例は、ケースに対して厳密
な位置決めが要求される電子部品として誘電体共
振器を取上げ、局部発振器のケーシング構造に関
連して説明する。
第1図および第2図は、局部発振器4のケーシ
ング構造を示す斜視図であり、第1図には分解状
態が示され、第2図にはケーシング後の状態が示
されている。
キヤツプ2および局部発振器4としては、第5
図に示したものと実質的に同様のものが用いられ
る。したがつて、重複する説明は省略する。局部
発振器4のケーシングのためのケース12は、ベ
ース13とキヤツプ2とから構成される。
ベース13は、金属板からなり、板金加工によ
り、図示のような形状が付与される。すなわち、
互いに平行な1対の折り曲げ線14を介して上方
に立ち上がるように折り曲げられた1対の位置決
め壁15を備える。また、1対の折り曲げ線14
の間に位置しかつ折り曲げ線14に対して直交す
る方向に延びる互いに平行な1対の位置決めリブ
16が形成される。位置決めリブ16は、ベース
13を構成する金属板に型付け加工することによ
り形成されるものであり、第3図に示すように上
方へ突出している。さらに、ベース13には、取
付穴17が設けられる。
局部発振器4をケーシングするにあたり、ま
ず、誘電体共振器8を保持した誘電体基板6がベ
ース13の1対の位置決めリブ16の各内側縁に
沿つた状態で配置される。この配置状態は、第3
図によく示されている。この状態で誘電体基板6
をベース13に対して固定するために、たとえば
接着剤が用いられる。次に、キヤツプ2が1対の
位置決め壁15の各内側面に沿つた状態で案内さ
れ、ベース13の上に置かれる。このとき、キヤ
ツプ2は、さらに1対の位置決めリブ16によつ
ても位置決めされる。すなわち、第3図によく示
されるように、キヤツプ2は、位置決めリブ16
の各外側縁に沿つた状態とされる。この状態で、
第2図に示すようなベース13とキヤツプ12と
の接合部に、溶接またははんだ付けなどを施すこ
とにより、局部発振器4が気密封止された状態の
ケーシング構造が得られる。
上述した実施例の変形例として、第1図に想像
線で示すように、誘電体基板6の一方方向の寸法
を延ばし、1対の位置決め壁15の各内側面にま
でこの誘電体基板6が屈くようにしながら、キヤ
ツプ2に誘電体基板6の各端部を受入れる切欠1
8を設けておいてもよい。このようにすれば、誘
電体基板6は、ベース13に対して、縦横両方向
に位置決めされることができる。なお、キヤツプ
2に切欠18が形成されたとしても、そこは、ベ
ース13の位置決め壁15によつて覆われるの
で、何ら気密性を阻害することにはならない。
第4図には、この考案のさらに他の実施例が示
されている。この実施例では、ベース13の一方
の位置決め壁15を利用して、端子19が取付け
られている。端子19は、それぞれ、適当な絶縁
物を介して位置決め壁15を貫通するように延び
ている。そのため、ケース2には、これら端子1
9を逃げるように、切欠20が設けられている。
この切欠20は、キヤツプ20がベース13に組
合わされたとき、位置決め壁15によつて閉じら
れるような大きさに選ばれる。
上述した第4図の実施例によれば、端子19を
ケースの側面から導出することが可能となる。第
4図ではケース内に収容される電子部品の図示を
省略しているが、このような電子部品の取付状況
に応じて、端子19が側方へ導出されている方が
有利であることもあり得る。なお、第1図ないし
第3図では図示を省略したが、通常、このような
端子は、ベース13を貫通して下方に導出され
る。したがつて、上述した各実施例において採用
された構造によれば、端子をケースの底面または
側面のいずれの位置からも引出すことができ、こ
のようなケーシング構造の汎用性をより増すこと
ができる。
以上述べた各実施例においては、位置決め壁1
5はキヤツプ2の一側面の幅と一致する幅をもつ
て延びていた。しかしながら、このような寸法関
係には限定されるものではなく、位置決め壁がキ
ヤツプの一側面からさらに幅方向に張出して形成
されていてもよく、逆に、キヤツプの一側面の幅
より小さい幅で形成されていてもよい。
また、以上の実施例において、ベース13の所
定位置に誘電体基板6を位置決めするには、基板
6を位置決めリブ16,16のそれぞれの内側縁
に沿わす以外に、一方の位置決めリブ16の内側
縁のみに沿わすことも考えられ、さらに、位置決
め壁15,15のそれぞれの内側面に沿わせるだ
けで位置決めリブ16に沿わせない場合や、一方
の位置決め壁15の内側面に沿わすだけの場合も
考えられる。それに、キヤツプ2についていう
と、位置決め壁15,15の内側面に沿つた状態
で固定するのみならず、外側面に沿つた状態で固
定してもよい。
なお、上述した実施例は、誘電体共振器を用い
る局部発振器のケーシング構造に関連して説明し
たが、その他、任意の電子部品のケーシング構造
に対して、この考案を適用することができる。す
なわち、ケースに対して厳密な位置決めが要求さ
れる電子部品であれば、どのような電子部品に対
しても、この考案は有利に適用されることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例となる局部発振
器4のケーシング構造を分解して示す斜視図であ
る。第2図は、第1図のケーシング構造をケーシ
ング後の状態で示す斜視図である。第3図は、第
2図の線−に沿う断面図である。第4図は、
この考案の他の実施例のケーシング構造を分解し
て示す斜視図である。第5図は、この考案の背景
を説明するためのもので、従来の局部発振器4の
ケーシング構造を示す斜視図である。第6図は、
ベース1とキヤツプ2との組合せ方法の第1の従
来例を示す断面図である。第7図および第8図
は、ベース1とキヤツプ2との組合せ方法の第2
の従来例を示す、それぞれ、平面図および正面図
である。 図において、2はキヤツプ、6は基板(誘電体
基板)、8は電子部品(誘電体共振器)、12はケ
ース、13はベース、14は折り曲げ線、15は
位置決め壁、16は位置決めリブである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基板上に保持された電子部品を、ベースとその
    上に配置されるキヤツプとからなるケース内に位
    置決めしてケーシングするために、基板がベース
    上に固定され、かつキヤツプが電子部品および基
    板を収納した状態でベースに固定される、電子部
    品のケーシング構造において、 前記ベースは、金属板からなり、かつ、1対の
    折り曲げ線を介して上方に立ち上がるように折り
    曲げられた1対の位置決め壁と、金属板に型付け
    加工することにより形成されるものであり前記1
    対の折り曲げ線の間に位置し折り曲げ線に対して
    交差する方向に延びかつ上方へ突出する1対の位
    置決めリブとを備え、 前記基板は、前記位置決めリブの内側縁かもし
    くは位置決め壁の内側面に沿つた状態で前記ベー
    スに対して固定され、 前記キヤツプは、前記1対の位置決めリブの各
    外側縁に沿いかつ前記1対の位置決め壁の各内側
    面もしくは各外側面に沿つた状態で前記ベースに
    固定された、 ことを特徴とする、電子部品のケーシング構造。
JP3500185U 1985-03-11 1985-03-11 Expired JPH0328547Y2 (ja)

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