JPH03289028A - 電子管 - Google Patents
電子管Info
- Publication number
- JPH03289028A JPH03289028A JP9030590A JP9030590A JPH03289028A JP H03289028 A JPH03289028 A JP H03289028A JP 9030590 A JP9030590 A JP 9030590A JP 9030590 A JP9030590 A JP 9030590A JP H03289028 A JPH03289028 A JP H03289028A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grid electrode
- electron tube
- electrode
- surface layer
- electron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明は電子管に関し、構成材料としてBaを含むカソ
ードやゲッター等のBa放出源となる部分と、グリッド
電極を有する電子管に関する。
ードやゲッター等のBa放出源となる部分と、グリッド
電極を有する電子管に関する。
従来の電子管として、グリッド電極表面にZrまたはT
aの被覆膜を形成することによりグリッド電極へのBa
付着を抑制し、グリッド電極からの電子放出の発生の防
止を図ったものが、アプリケーションズ・オブ・サーフ
ェイス・サイエンス第4巻(1980年) 104頁か
ら126頁(Applications of 5ur
face 5cience vol、4 (1980)
pp104−126)に記載されている。 [発明が解決しようとする課題] 上記従来技術では、ZrまたはTaの金属被覆膜をグリ
ッド電極表面に形成することにより、Baの付着を抑制
している。しかし、これらの金属は真空中での加熱によ
り酸化または還元が生じ、その表面状態が不安定である
という問題があった。 また、これらの表面層を形成するためには蒸着等のプロ
セスを経なければならず、作成に時間がかかるという問
題もあった。
aの被覆膜を形成することによりグリッド電極へのBa
付着を抑制し、グリッド電極からの電子放出の発生の防
止を図ったものが、アプリケーションズ・オブ・サーフ
ェイス・サイエンス第4巻(1980年) 104頁か
ら126頁(Applications of 5ur
face 5cience vol、4 (1980)
pp104−126)に記載されている。 [発明が解決しようとする課題] 上記従来技術では、ZrまたはTaの金属被覆膜をグリ
ッド電極表面に形成することにより、Baの付着を抑制
している。しかし、これらの金属は真空中での加熱によ
り酸化または還元が生じ、その表面状態が不安定である
という問題があった。 また、これらの表面層を形成するためには蒸着等のプロ
セスを経なければならず、作成に時間がかかるという問
題もあった。
グリッド電極からの電子放出の防止は、カソードやゲッ
ター等のBa放出源となる構成材と、これらBa放出源
から放出されたBaまたはBa化合物が付着するおそれ
のあるグリッド電極を有する電子管において、該グリッ
ド電極の表面にSまたはCのうち少なくとも一方を含む
表面層を形成することにより達成される。 上記表面層は、厚く形成する必要はなく、電極表面が1
原子層以上の厚さで覆われれば良い。したがって、基板
電極材料を加熱することにより該電極表面に析出してく
る程度のSまたはC量でもよい。また、基板電極表面形
状を損なわない程度ならば厚くても良く、スパッタ蒸着
等により基板電極表面にSまたはCの膜を形成しても良
い。
ター等のBa放出源となる構成材と、これらBa放出源
から放出されたBaまたはBa化合物が付着するおそれ
のあるグリッド電極を有する電子管において、該グリッ
ド電極の表面にSまたはCのうち少なくとも一方を含む
表面層を形成することにより達成される。 上記表面層は、厚く形成する必要はなく、電極表面が1
原子層以上の厚さで覆われれば良い。したがって、基板
電極材料を加熱することにより該電極表面に析出してく
る程度のSまたはC量でもよい。また、基板電極表面形
状を損なわない程度ならば厚くても良く、スパッタ蒸着
等により基板電極表面にSまたはCの膜を形成しても良
い。
上記表面層では、グリッド本体金属表面に比べてBaま
たはBa化合物が付着しにくり、付着した場合において
も除去しやすい。したがって、カソードの活性化やゲッ
ター剤の蒸発過程の後においても、BaまたはBa化合
物の付着によるグリッド電極表面からの電子放出を抑制
することができる。また、BaまたはBa化合物の付着
によりグリッド電極表面からの電子放出が生じた場合に
おいても、比較的低温および短時間のグリッド電極加熱
により付着B、aを除去して電子放出を低減することが
できる。
たはBa化合物が付着しにくり、付着した場合において
も除去しやすい。したがって、カソードの活性化やゲッ
ター剤の蒸発過程の後においても、BaまたはBa化合
物の付着によるグリッド電極表面からの電子放出を抑制
することができる。また、BaまたはBa化合物の付着
によりグリッド電極表面からの電子放出が生じた場合に
おいても、比較的低温および短時間のグリッド電極加熱
により付着B、aを除去して電子放出を低減することが
できる。
【実施例1
以下に1本発明をブラウン管に適用した実施例について
、第1図、第2図および第3図を用いて説明する。 [実施例1コ 第2図は組み上げた電子銃を用いたブラウン管の概略図
である。ここでカソードとしては酸化物カソード3を用
いた。この酸化物カソードは電子放出材料としてBa化
合物を含み、カソードを加熱することによりこれが分解
してBaが蒸発する。 グリッド電極はカソードに近い方から、第1グリッド電
極4.第2グリツド電極5、第3グリッド電極6.第4
グリツド電極7、第5グリツド電極8、第6グリツド電
極9の順であり、これらで構成される電子銃から離れて
シャドーマスク10および螢光面11がある。ゲッター
14はゲッター剤として金属Baを用いており、管内を
排気した後にこれを加熱してBaを蒸発させる。蒸発し
たBaは内壁等に付着して管内の残留ガスを吸収して管
内真空度を向上させる。 カソード3を加熱することにより、熱電子として放出さ
れた通常の電子線12は第2グリツド電極5との間の電
場により引出され、螢光面11上に収束される。もし、
カソードやゲッターから蒸発したBaが付着して第2グ
リッド電極5表面で電界放射による電子放出が生じた場
合、放出された電子線13は輝度信号であるカソード電
位に関係なく螢光面11に達して無用の輝点を発生させ
る。 第1図は本発明の実施例の一つであるC被覆グリッド電
極の孔の近傍の断面図である。この電極は第2図に示し
たブラウン管に用いる電子銃の第2グリツド電極5であ
り、N i 、 Crを含むステンレス鋼でできている
グリッド電極本体1の表面にC膜2を形成したものであ
る。このC膜2はプレス成形のすんだ電極表面に、RF
スパッタ法により蒸着して形成したものである。形成さ
れたC膜をイオンマイクロアナライザ(HMA)により
深さ方向に組成分析したところ、この膜の厚さは約20
0nmであった。第1図に示した第2グリッド電極5同
様に、第1グリツド電極にも酸化層を形成した電極を用
いて電子銃として組み上げた。 この電子銃を用いて第2図に示したブラウン管を作製し
、螢光面電位を30kV、第1グリツド電極4を接地電
位、第2グリツド電極電位を1kVに設定して試験を行
った。その結果、カソードの活性化が終了時点で第2グ
リツド電極5からの電子放出が生じて無用の輝点が生じ
ていたが、第2電極5を高周波誘導により700℃以上
で数秒の加熱を行うことにより、グリッド電極からの電
子放出は見られなくなった。 [実施例2] 第3図は本発明の実施例2のS被覆Fe−Niグリッド
電極の断面図である。このグリッド電極は、内部にSを
含むFeおよびNiでできているグリッド電極本体15
の表面に数nmの8層16を形成したものである。5層
の形成は、プレス成型した後のグリッド電極本体15を
1005Pa程度の真空中で600℃で10分間加熱す
ることにより、添加されているSを電極表面に析出させ
て形成している。このグリッド電極を実施例1と同様に
、第2図に示したブラウン管の第1グリツド電極および
第2グリツド電極に用いて電子銃を構成したところ、実
施例1と同様の効果が得られた。 但し、5層を維持するためにブラウン管作製時の電極温
度が大気中では400℃以上にならないようにしている
。 【発明の効果】 本発明を用いることにより、グリッド電極表面はBaま
たはBa化合物が脱離しやすい状態になる。その結果、
BaまたはBa化合物が付着することによりグリッド電
極から電子放出が生じた場合においても、比較的短時間
かつ低温の加熱によりそれらを除去することができる。 したがって、グリッド電極表面は仕事関数が高い状態と
なり、グリッド電極からの電子放出が発生することを防
ぐことができる。 グリッド電極からの電子放出が生じにくくなることによ
り、陽極電圧を高くしたり、電極間隔を狭くすることが
できる。これにより、ブラウン管の高輝度化・高精細化
や、送信管の高出力化を、現在よりもさらに進めること
ができる。
、第1図、第2図および第3図を用いて説明する。 [実施例1コ 第2図は組み上げた電子銃を用いたブラウン管の概略図
である。ここでカソードとしては酸化物カソード3を用
いた。この酸化物カソードは電子放出材料としてBa化
合物を含み、カソードを加熱することによりこれが分解
してBaが蒸発する。 グリッド電極はカソードに近い方から、第1グリッド電
極4.第2グリツド電極5、第3グリッド電極6.第4
グリツド電極7、第5グリツド電極8、第6グリツド電
極9の順であり、これらで構成される電子銃から離れて
シャドーマスク10および螢光面11がある。ゲッター
14はゲッター剤として金属Baを用いており、管内を
排気した後にこれを加熱してBaを蒸発させる。蒸発し
たBaは内壁等に付着して管内の残留ガスを吸収して管
内真空度を向上させる。 カソード3を加熱することにより、熱電子として放出さ
れた通常の電子線12は第2グリツド電極5との間の電
場により引出され、螢光面11上に収束される。もし、
カソードやゲッターから蒸発したBaが付着して第2グ
リッド電極5表面で電界放射による電子放出が生じた場
合、放出された電子線13は輝度信号であるカソード電
位に関係なく螢光面11に達して無用の輝点を発生させ
る。 第1図は本発明の実施例の一つであるC被覆グリッド電
極の孔の近傍の断面図である。この電極は第2図に示し
たブラウン管に用いる電子銃の第2グリツド電極5であ
り、N i 、 Crを含むステンレス鋼でできている
グリッド電極本体1の表面にC膜2を形成したものであ
る。このC膜2はプレス成形のすんだ電極表面に、RF
スパッタ法により蒸着して形成したものである。形成さ
れたC膜をイオンマイクロアナライザ(HMA)により
深さ方向に組成分析したところ、この膜の厚さは約20
0nmであった。第1図に示した第2グリッド電極5同
様に、第1グリツド電極にも酸化層を形成した電極を用
いて電子銃として組み上げた。 この電子銃を用いて第2図に示したブラウン管を作製し
、螢光面電位を30kV、第1グリツド電極4を接地電
位、第2グリツド電極電位を1kVに設定して試験を行
った。その結果、カソードの活性化が終了時点で第2グ
リツド電極5からの電子放出が生じて無用の輝点が生じ
ていたが、第2電極5を高周波誘導により700℃以上
で数秒の加熱を行うことにより、グリッド電極からの電
子放出は見られなくなった。 [実施例2] 第3図は本発明の実施例2のS被覆Fe−Niグリッド
電極の断面図である。このグリッド電極は、内部にSを
含むFeおよびNiでできているグリッド電極本体15
の表面に数nmの8層16を形成したものである。5層
の形成は、プレス成型した後のグリッド電極本体15を
1005Pa程度の真空中で600℃で10分間加熱す
ることにより、添加されているSを電極表面に析出させ
て形成している。このグリッド電極を実施例1と同様に
、第2図に示したブラウン管の第1グリツド電極および
第2グリツド電極に用いて電子銃を構成したところ、実
施例1と同様の効果が得られた。 但し、5層を維持するためにブラウン管作製時の電極温
度が大気中では400℃以上にならないようにしている
。 【発明の効果】 本発明を用いることにより、グリッド電極表面はBaま
たはBa化合物が脱離しやすい状態になる。その結果、
BaまたはBa化合物が付着することによりグリッド電
極から電子放出が生じた場合においても、比較的短時間
かつ低温の加熱によりそれらを除去することができる。 したがって、グリッド電極表面は仕事関数が高い状態と
なり、グリッド電極からの電子放出が発生することを防
ぐことができる。 グリッド電極からの電子放出が生じにくくなることによ
り、陽極電圧を高くしたり、電極間隔を狭くすることが
できる。これにより、ブラウン管の高輝度化・高精細化
や、送信管の高出力化を、現在よりもさらに進めること
ができる。
第1図は本発明の一実施例になるC被覆ステンレス鋼グ
リッド電極の断面図、第2図はブラウン管の電極構成を
示す縦断面図、第3図は本発明の他の実施例になるS被
覆Fe−Niグリッド電極の断面図である。 符号の説明 1・・ステンレス鋼グリッド電極本体、2・・・C蒸着
層、3・・酸化物カソード、4・・・第1グリツド電極
、5・・・第2グリッド電極、6・・第3グリツド電極
、7・・・第4グリツド電極、8・・・第5グリツド電
極、9・・・第6グリツド電極、10・・・シャドーマ
スク、11・・・螢光面、12・・・通常の電子線、1
3・・・第2グリツド電極より放出された電子線、14
・・・ゲッター、15・・・Fe−Niグリッド電極本
体、16・・・S析出層 第1図 第2図 丘糧人 血御十 爪1目 g*iiそ
リッド電極の断面図、第2図はブラウン管の電極構成を
示す縦断面図、第3図は本発明の他の実施例になるS被
覆Fe−Niグリッド電極の断面図である。 符号の説明 1・・ステンレス鋼グリッド電極本体、2・・・C蒸着
層、3・・酸化物カソード、4・・・第1グリツド電極
、5・・・第2グリッド電極、6・・第3グリツド電極
、7・・・第4グリツド電極、8・・・第5グリツド電
極、9・・・第6グリツド電極、10・・・シャドーマ
スク、11・・・螢光面、12・・・通常の電子線、1
3・・・第2グリツド電極より放出された電子線、14
・・・ゲッター、15・・・Fe−Niグリッド電極本
体、16・・・S析出層 第1図 第2図 丘糧人 血御十 爪1目 g*iiそ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、カソードおよびグリッド電極を有する電子管におい
て、上記電子管がBaを含む構成材を含み、上記グリッ
ド電極の少なくとも1つは上記カソードから放出される
電子線が通過する部分の近傍部がS、C、硫化物または
炭化物のうち少なくとも一つを含む表面層により被覆さ
れていることを特徴とする電子管。 2、上記表面層の被覆は上記グリッド電極全体になされ
ている特許請求の範囲第1項記載の電子管。 3、上記Baを含む構成材が上記カソードである特許請
求の範囲第1項または第2項記載の電子管。 4、上記Baを含む構成材が上記電子管内に封入される
ゲッターである特許請求の範囲第1項または第2項記載
の電子管。 5、上記グリッド電極の基板電極がFeおよびNiを含
む金属でできている特許請求の範囲第1項、第2項、第
3項又は第4項記載の電子管 6、上記表面層が蒸着により形成されたものである特許
請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項または第5
項記載の電子管。 7、上記表面層が電極材料内部からの表面析出により形
成されたものである特許請求の範囲第1項、第2項、第
3項、第4項または第5項記載の電子管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030590A JPH03289028A (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 電子管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030590A JPH03289028A (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 電子管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03289028A true JPH03289028A (ja) | 1991-12-19 |
Family
ID=13994829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9030590A Pending JPH03289028A (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 電子管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03289028A (ja) |
-
1990
- 1990-04-06 JP JP9030590A patent/JPH03289028A/ja active Pending
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