JPH03289543A - 乾式分析要素を用いた臨床検査方法 - Google Patents

乾式分析要素を用いた臨床検査方法

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JPH03289543A
JPH03289543A JP9056290A JP9056290A JPH03289543A JP H03289543 A JPH03289543 A JP H03289543A JP 9056290 A JP9056290 A JP 9056290A JP 9056290 A JP9056290 A JP 9056290A JP H03289543 A JPH03289543 A JP H03289543A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、〔産業上の利用分野〕 本発明は、点着した液体試料の特定成分の濃度を分析す
る乾式分析要素の保存方法に関するものである。
〔従来の技術〕
乾式分析要素は、特定成分の検出に必要なすべての試薬
類を乾燥状態で含み、これに液体試料を接触させること
で試薬類との反応を起こし、その結果生ずる光学的変化
や電気的変化を測定することによって、前記特定成分を
定量的または半定量的に検出することができる。
定量分析を目的とする場合には、液体試料を分析要素に
点着し、一定条件で(例えば37°Cで5分)インキュ
ベート(加温)して反応させた後、直ちに光学的測定等
を行って、検体中の特定成分の濃度を算出するのが一般
的であった。最近では、インキュベート以降の操作を自
動的におこなう測定器が市販され、満足できる再現性と
正確度が得られている。
しかしこれらの測定器の多くは、 (1)電源を要する。
(2)ある程度の大きさを持つ。
(3)複雑かつ精密であり、価格が高い。
などの理由で、どこでも設置できるというものではない
また、常に信軌性の高いデータを得る為には、少なくと
もある程度測定操作、技術に習熟した検査技師、医師、
看護婦などの管理下で操作される必要がある。従って、
このような装置の設置は病院、診療所、検査センターな
ど医療専門機関に限られているのが通例である。
一方、より簡便な検査法の開発に関する努力も続けられ
てきた。
家庭や医師の巧妙時、あるいは一般開業医、病院の診察
室などで簡単に血液検査や尿検査ができるようにという
要請は古くからあった。これらの要請に答えるものとし
て、いわゆる試験紙型の分析要素と各種の測定器を組み
合わせた方式が開発され実用化されている。特に測定器
の簡易化については小型化が進み、電池で作動するポー
タプルサイズのものもあり、測定操作も大巾に簡略化さ
れるようになった。
また、測定器を使用する方式とは別に、試験紙での検出
反応を目視で判別するpH試験紙型のものもあり、尿検
査などで広〈実施されるに至っている。
しかし、これらの方法もまた測定操作、あるいは目視判
定の為には、医師、看護婦など熟練者によるのが普通で
ある。また、判定精度も定性的あるいは半定量の領域に
止まるものであるので、集団検査や1次スクリーニング
テストなどに使用されるに止まり、投薬などの治療に必
要な検査データは別に精密な機器を用いて再度測定し直
されるのが通例となっている。
もし例えば、糖尿病の病院外来患者が日常生活の中で幾
度か血糖値を測定し、その結果を通院の際持参すること
ができれば、治療に当たる医師が患者の状態をより正確
に把握することができる。
しかし、半定量のできる程度の装置なら家庭にも置ける
ようなものもあるが、精度が低いので上記の目的には合
わない。
近年、高齢化社会への急速な移行、高度治療の発達など
を背景とした医療費の高騰への対応として、在宅ケアが
提唱され、今後の医療制度の1つの核となるものとして
実施の具体的方法が検討されている。
在宅ケアの基本は、患者は各家庭に居ながらにして常に
医師による適切な監視、指導、管理下にあり、必要に応
じて適切な治療ができる点にある。
例えば慢性患者や高齢者の場合には、急激な病態変化が
なければ安定した生理的状態にあり、一定の治療を続け
て、その治療効果を継続的に監視し続けていることが最
も大切なこととなる。
このような継続的な監視は、入院患者については容易で
あるけれども、各家庭に患者が分散した状態では実際上
は極めて難しく、通常は体温、体重の測定の他は看護人
による症状の監察記録、患者本人の痛みなどの訴えなど
主観的な情報に止っている。
もし、血液検査情報が継続的に得られるならば、医師の
日常管理も容易になり、治療もより迅速で、かつ適切な
ものとなるので、その利益は測り知れない。また、患者
にとってみても、日常の病態が医師に報告され看られて
いるという安心感は大きく、回復までの精神的サポート
となることは容易に理解される。
前述した簡易測定器の開発は、上記のような社会的要請
に応える1つの方法であるが、患者自身あるいは各家庭
にいる看護人、家族が正確な検査を行ない報告する為に
は、測定に際しての技術的問題もさることながら、測定
器購入の為の経済的負担が大きな問題となる。
また、医師の往診時に血液検査が実施できることも極め
て望ましいことであるが、簡易機器といえども測定器具
を携帯することには限界がある。
もし、医師や看護婦自身が患者のところに出向くことな
くその指示に従って患者の血液検査が自宅で実施できれ
ば、より迅速で、かつ適切な治療が可能となる。このこ
とは往診に要する時間を考えれば全ての家庭に通ずるこ
とであるが、特に交通の不便なところや、遠隔地、離島
、未開発地では医療に対して大きな進歩、利益をもたら
すものである。
そこで、患者が家庭等における日常生活の中で採取した
液体試料を乾式分析要素に点着した後、一定時間、一定
温度でインキュベートして反応を停止・定着させ、その
乾式分析要素を病院等の分析装置のある施設に持参、ま
たは郵送等により送付して測定・分析することが考えら
れる。
しかし、反応が定着してから測定・分析までの間の外界
条件、例えば湿度の変動により液体試料及び乾式分析要
素が変化してしまい、分析精度が著しく低下し、患者の
状態の正確な把握は到底望めない等の問題があった。
また、外界条件が大きく異なる場合は、多数の患者を同
一の条件で分析することができず、さらに、同一患者で
あっても各分析が異なる条件でなされることになり、各
分析結果を正確に比較することができないものであった
本発明は、上述した問題点を解決し、点着した液体試料
の反応を停止・定着させた後から分析する前までの間、
乾式分析要素が外気の影響、特に湿度の影響等を受けな
いようにして、長期間に渡って一定の条件で保存可能と
した乾式分析要素の保存方法を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の乾式分析要素の保存方法は、点着した液体試料
の特定成分の濃度を分析装置にて分析する乾式分析要素
を、点着した液体試料の反応を停止・定着させた後、分
析装置にて分析するまでの間、実質的に水分と空気を遮
断した状態で保存することを特徴として構成されている
以下、本発明の乾式分析要素の保存方法を、この方法が
有効に用いられる在宅ケアの臨床医学検査方法において
説明する。
1、検体(液体試料) 検体として血液を用いる場合は、注射器による採血など
通常の採血法によってもよいが、耳朶、指頭、カカトな
どの毛細血管の微量を毛細管ピペットなど適当な採血具
を用いて採取してもよい。
乾式分析要素はごく微量の血液しか必要としないので、
注射器による採血を必要としない特徴をもつ。また乾式
分析要素を直接、血液清から形成されている耳朶、指頭
などの傷口に接触させる方法も適用できる。
血液検体は、乾式分析要素が全血をそのまま使用できる
ものである場合は、そのまま測定用液体試料とすること
ができ、また、乾式分析要素が血漿や血清用のものであ
る場合は、採血後、遠心分離、静置などの方法により血
漿または血清を分離し、この血漿または血清を測定用液
体試料として利用する。
血液以外の体液、例えば、尿、唾液などはその適当量を
容器に採取して直接検体とすることができる。
また、疾患部位の組織片であるヒフ、ラミや浸出液ある
いはこれらを拭きとった脱脂綿、ガーゼなどからの抽出
液を検体とすることができる。
これらを検体とすることにより、ウィルスや細菌などに
よる感染の有無などの判定を簡便、迅速に行なえる。
これらの検体を必要に応じて水、アルコール、その他の
薬液で希釈したり、静置分離などの処理含む化学的、物
理的前処理をすることもできる。
2、検体の採取と乾式分析要素への点着注射器で採血さ
れた血液、尿あるいは組織抽出液など比較的大量にある
ものは、−度、採血チューブ、試験管、サンプルカップ
など小型の容器に移した後、ピペットなどのサンプリン
グ用具で再び採取し乾式分析要素に適用される。耳朶血
、指頭血などは、血液採血部位から直接サンプリング用
具で採血、直接乾式分析要素に適用することもできる。
測定に必要な検体量は乾式分析要素の種類にも依るが、
通常1検査当り5〜50μ2程度と極めて少ないので耳
朶血、指頭血から直接サンプリングする方法が特に有利
である。
サンプリング用具としては、ガラスやプラスチックの細
管を一定の長さに切ったり、これに目盛りをつけたりし
たものやプラスチック製のマイクロピペットなど使い捨
てタイプのものが最も適当であるが、注射器型のものや
分析に使われる各種分析マイクロピペットも使える。
また、正確な採取をするかわりにおよその液量を乾式分
析要素に供給する方式も目的によっては使える。その場
合には、注射器から直接、乾式分析要素に血液を点着し
たり、適当量をガラス、プラスチックなどの細管に吸い
取って供給する。また、場合によっては紙、布片、綿な
どに検体を一度浸み込ませ、そこからしぼり出して乾式
分析要素に供給したり、プラスチック、ガラス、紙、木
片、金属などの棒やこれら組み合わせたり、変形させた
りして検体の一滴が乾式分析要素に供給できるようにし
たものを用いることもできる。いずれにしても測定精度
の向上の為には一定量を秤取することが望ましいが、定
性、半定量でよい場合には必ずしも秤取する必要はなく
、いろいろな方法をとることができる。
3、乾式分析要素 乾式分析要素は、目的とする分析反応に必要な試薬が予
め乾式分析要素の中に組み込まれており、化学的変化量
として反応の生成物を蓄積し、これを目視測定器などで
判定、定量化する原理に基づくものであることが必要で
ある。なお、血色素置、ビリルビンなどのように被検物
質そのものが検出可能な状態にあるものは化学反応を前
提としない。
この検出方法としては、光学的な濃度測定の他、蛍光、
発光、磁気など、どんな方法によっても良い。また、−
旦定着後、別の試薬を加えて検出をより正確、確実な方
法にすることもできる。このような乾式分析要素として
は、例えば、試験紙および多層化学分析フィルムがある
試験紙としては、全血用、血漿/血清用、服用など各種
のタイプのものを使用することができ、また検体を希釈
するタイプのものも使用できる。
乾式分析要素は、少なくとも一つの液体浸透性の多孔質
層を有する。この層の中に検出すべき成分と反応する試
薬の全てを含んでもよいし、一部を含んでもよい。1層
の多孔質層の異なる深さの層にそれぞれ試薬の一部を含
んでもよい。また別の無孔質の液体浸透性層に、上記試
薬の一部または全部を含んでもよい。多孔質または無孔
質の液体浸透性層を2つ以上有してもよい。
乾式分析要素は、少なくとも1種の相互作用組成物を含
む。相互作用組成物は、分析成分を含む液体試料が乾式
分析要素に接触したときに、分析物質または分析物質の
反応生成物もしくは分解生成物と、または互いに、相互
作用する1種またはそれ以上の活性成分を含む。乾式分
析要素中では、このような相互作用によって直接にまた
は間接に(他の反応を経て)分光光度法によって検出さ
れ得る色素、蛍光物質等が生成、分解または不活性化さ
れる。色素は、血液中の所要の特定成分と色素生成物質
との相互作用によって生成してもよいし、また非拡散性
色素からの拡散性色素の遊離によって生成してもよい。
「相互作用」には、化学活性、酵素−基質複合体の形成
におけるような触媒活性、抗原−抗体反応におけるよう
な免疫原活性、並びに染料の濃度が直接的また間接的に
特定の分析物質の存在または濃度を示すような検出可能
な色素等を遊離、形成または生成できるあらゆる化学的
または物理的相互作用が含まれる。
乾式分析要素は、比色測定されるものなら、検出成分、
反応の種類、構成、測定波長等を問わないが、乾燥状態
でも光学的変化が保存中に大きくなるようなものは本発
明に不適当である。
乾式分析要素は、2単位(個)以上とすることが、分析
精度を高める上で好ましい。液体試料の点着と同時に別
の乾式分析要素に基準液を点着すると、分析精度をさら
に高めることができる。
乾式分析要素は、米国特許3,992,158号明細書
や同4,292,272号明細書に記載されたような、
透明で水不浸透性の支持体の上に、試薬の少なくとも一
部を含む液体浸透性層とさらに多孔質層とが順次設けら
れた、一体化多層分析スライドであることが好ましい。
乾式分析要素は、また米国特許3.983,005号明
細書、同4,042,335号明細書、同4,066.
403号明細書、同4,144.306号明細書、同4
,132,528号明細書、同4,258,001号明
細書、同4,357.363号明細書、同4.38L4
21号明細書等に記載されたような構成をもつものでよ
い。
また、特開昭61−4959号公報、特開昭62−13
8756号公報、同62−138757号公報、同62
−138758号公報に記載されたような、複数の多孔
質層を有するものでもよい。
全血を液体試料とする場合、乾式分析要素は、実質的に
全部、または少なくとも一部の血球をろ過して除去する
層を有することが好ましい。液体展開層がこの作用を同
時に有してもよく、米国特許第4,292,272号明
細書に記載された織物や特開昭60−222769号公
報に記載された編物のような繊維材料から成るものが有
用である。
液体展開層は、全血を吸収できる適当な気孔率及び平均
気孔寸法を有する任意の適当な繊維もしくは非繊維材料
、またはそれらの混合物から構成される。液体展開層は
それが液体接触している隣接する水浸透性層に面した面
において単位面積当たり均一の検体液を提供するものが
好ましい。有用な液体展開層は、米国特許第4.292
,272号明細書に記載された織物や特開昭60−22
2769号公報に記載された編物のような繊維材料によ
り構成できる。また米国特許3,992.158号明細
書に記載されている非繊維等方性多孔質(例えばプラッ
シュポリマー)を用いて構成することもできる。
液体展開層には、展開面積、展開速度等を調節するため
、特開昭60−222770号公報、特願昭61−12
2875号明細書、61−122876号明細書、61
−143754号公報明細書に記載したような親水性高
分子あるいは界面活性剤を含有してもよい。
乾式分析要素は例えば、米国特許4,042,335号
明細書に記載されたような遮光繭層またはろ過層を有し
てもよい。
乾式分析要素は、液体展開層とは別に全血球を実質的に
ろ過して除去する層を有してもよい。特開昭58−70
163号公報、特開昭61−4959号公報、特願昭6
0−256408号明細書、同60−279859号明
細書、同60−279860号明細書、61−2798
61号明細書等に記載されたような多孔性層は好適であ
る。
乾式分析要素は、光反射層を有してもよい。例えば、試
薬層と検出層との間、または試薬層と液体展開層との間
に、光反射層を設けることができる。光反射層は、検出
層、試薬層等に生じた検出可能な変化(色変化、発色等
)を光透過性を有する支持体側から反射測光する際に、
展開層に点着供給された被検液の色、特に試料が全血で
ある場合のヘモグロビンの赤色、ビリルビンの黄色等を
遮蔽するとともに光反射層または背景層として機能する
。光反射層は、親水性ポリマーをバインダーとして、酸
化チタン、硫酸バリウム等の光反射性微粒子が分散され
た水浸透性の層とすることが好ましい。バインダーとし
てはゼラチン、ゼラチン誘導体、ポリアクリルアミド等
が好ましい。ゼラチンのような硬化可能なポリマーには
硬膜剤を加えてもよい。
乾式分析要素には、必要に応じ展開層、試薬層、検出層
等に酸化チタン等の光反射性粒子を含有させてもよい。
乾式分析要素は、光透過性または透明な支持体を有して
もよい。この支持体は、紙のように液体浸透性でもよい
し、プラスチックのように液体不浸透性でもよい。
光透過性支持体を用いる場合、乾式分析要素の実用的に
好ましい構成は以下の通りである。
(1)支持体上に試薬層、その上に液体展開層を有する
もの。
(2)支持体上に検出層、試薬層、液体展開層をこの順
に有するもの。
(3)支持体上に試薬層、光反射層、液体展開層をこの
順に有するもの。
(4)支持体上に検出層、試薬層、光反射層、液体展開
層をこの順に有するもの。
(5)支持体上に検出層、光反射層、試薬層、液体展開
層をこの順に有するもの。
上記(])または(3)において、支持体と試薬層との
間に吸水層を設けてもよい。上記(1)ないしく3)に
おいて試薬層と検出層または液体展開層の間に血球ろ過
またはその他のろ過層を設けてもよい。上記(3)ない
しく5)において光反射層と検出層、試薬層もしくは液
体展開層との間、試薬層と検出層との間、または試薬層
と液体展開層の間に、さらに血球ろ過層またはその他の
ろ過層を設けてもよい。
乾式分析要素の1種またはそれ以上の層は、1種または
それ以上の他の種々の任意の成分、例えば界面活性剤、
発色剤の溶剤、緩衝剤、結合剤、硬化剤を含むことがで
きる。これらの成分は通常添加されている量と同程度添
加されることができる。代表的な要素成分は、例えば米
国特許3,992゜158号明細書、同4,042,3
35号明細書、同4,144,306号明細書、同4,
132,528号明細書、同4,050,898号明細
書、同4,258,011号明細書、同4,275,1
52号明細書、同4.292.272号明細書に記載さ
れている。
乾式分析要素に含まれる試薬組成物は、被検成分の存在
下に、光学的に検出し得る物質、例えば色素を生成し得
る組成物である。ロイコ色素の酸化によって色素を生成
する組成物(米国特許4,089.747号、特開昭5
9−193352号等に記載されたようなアリールイミ
ダゾールロイコ色素)、ジアゾニウム塩、酸化されたと
きに他の化合物とカップリングにより色素を生成する化
合物を含む組成物(例えば4−アミノアンチピリン類と
、フェノール類またはナフトール類)、還元型補酵素と
電子伝達剤の存在下で色素を生成することのできる化合
物から成るもの等を用いることができる。
ロイコ色素の例としては、米国特許4,089,747
号、特開昭59−193352号に記載されたようなト
リアリールイミダゾールロイコ色素、公知のトリアリー
ルメタンロイコ色素その他を挙げることができる。
被酸化性化合物と発色剤との縮合生成物を含む染料生成
性組成物によって、色素が形成されてもよい。被酸化性
化合物の例としては、ベンジジン及びその同族体、p−
フェニレンジアミノ類、p−アミノフェノール類、アミ
ノアンチピリン、例えば4−アミノアンチピリンなどを
挙げることができる。
また酵素活性を測定する乾式分析要素の場合には、例え
ば、p−二トロフェノールのような有色物質を遊離しう
る自己顕色性基質(例えばパラニトロフェニルりん酸エ
ステル、パラニトロフェニルマルトペンタオース、T−
グルタミルパラニトロアニリド)を、試薬層や展開層に
含むことができる。
試薬組成物は酵素を含むものでもよく、特開昭62−1
38756号の明細書第18ページから第20ページに
記載されたものを用いることができる。
試薬組成物は、全部またはその一部を、親水性ポリマー
を結合剤とする実質的に均一な層に含ませてもよい。親
水性ポリマーとしては、例えば、ゼラチンおよびこれら
の誘導体(例えばフタル化ゼラチン)、セルロース誘導
体(例えばヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース)、アガロース、アクリルアミド重合
体、メタアクリルアミド重合体、アクリルアミドまたは
メタアクリルアミドと各種ビニル性モノマーとの共重合
体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンと各
種ビニル性モノマーとの共重合体等が利用できる。
試薬組成物の一部または全部を、多孔質層に含ませても
よい。被検成分の存在下に発色を生ずる試薬組成物を多
孔性層の少なくとも1つに含有させるには、試薬組成物
の適当な溶液または分散液を予め含浸または塗布した多
孔性展開層を、他の水浸透性層、例えば試薬層の上に特
開昭55−164356号記載のような方法で接着させ
る方法が利用できる。
多孔性層を、他の水浸透性層(例えば下塗り層、接着層
、吸水層)の上に前記特開昭55−164356号記載
のような方法で接着させた後、試薬組成物の溶液または
分散液を多孔性層に塗布してもよい。
多孔性層への含浸または塗布には、公知の方法を利用で
きる。塗布には、例えばデイツプ塗布、ドクター塗布、
ホッパー塗布、カーテン塗布を適宜選択して用いる。
試薬組成物は、総てを一つの多孔性層、例えば2層以上
の多孔性層のうち支持体に最も近い多孔性層に含んでも
よく、2以上の多孔性層に分けて含有させてもよい。
検出される液体試料の特定成分(アナライト)は、低分
子物質、イオン、高分子物質のいずれでもよく、親水性
物質、疎水性物質のいずれでもよい。検出される成分が
酵素であってもよく、抗原あるいは抗体であってもよい
。抗原や抗体は、酵素や蛍光性物質で標識されていても
よく、他の高分子に結合していてもよい。抗原はハプテ
ンであってもよい。
アナライトの例: 低分子:尿素、尿酸、アンモニア、クレアチニン、乳酸
、ピルビン酸、グルコース、ガラクトース、中性脂肪、
コレステロール、ヘモグロビン、ビリルビン イオン:カルシウム、カリウム、ナトリウム、塩素イオ
ン 高分子:蛋白(アルブミン、グロブリン等)、核酸、リ
ボ蛋白 酵 素:アミラーゼ、ホスファターゼ、リパーゼ、乳酸
脱水素酵素、タレアチンホスフォキナーゼ、アラニンア
ミノトランスフェラーゼ、アスパラギンアミノトランス
フェラーゼ 4、定着方法 乾式分析要素に検体液体試料を点着後、一定条件で反応
させ、生じた反応の変化量を長時間の保有でも変化しな
いように定着させ、郵送可能な状態にするものである。
4−1化学約定着方法 試料検体を乾式分析要素に点着後、一定時間、一定条件
下にインキュベートしたのち、反応を化学的に阻害停止
させる試薬を適用する方法である。
反応停止用試薬は測定試験片中に組み込まれた反応系に
よってそれぞれ異なる。例えば血糖、尿、コレステロー
ル、中性脂肪などの検出反応には、H2O,とPOD 
(ペルオキシダーゼ)とを用いて、発色反応に導(、い
わゆる酸化発色系が多いがこれらの場合にはPODの阻
害剤である重金属塩やアジ化ソーダなどを用いる。また
、GOT、GPT。
、IMPなどの一般の酵素反応系の測定も同様である。
また、pHを酸性またはアルカリ性に強制的に移行させ
ることにより反応を停止させることも有効な手段である
これらの停止試薬の供給は、溶液状でもよいし、粉末や
固体状でも、また気体でもよい。粉末や固体の場合には
、乾式分析要素に既にしみ込んでいる水分を利用する。
いずれにしても反応系の液量が少ないので、ごくわずか
な停止薬の供給で反応は停止する。また、溶液を霧状に
噴霧する方法も有効である。これらの停止薬はあらかじ
め測定用試験片の一部として組み込んでおくこともでき
るし、別途供給することもできる。
例えば、停止液を入れた小さなポットを乾式分析要素に
とりつけておきインキュベーション後、これを破壊する
方法や乾式分析要素上に停止薬を入れたマイクロカプセ
ルを散布しておきこれを破壊することなどが可能である また紙、多孔性膜、布などに停止液を含浸後、乾燥させ
たものやフィルム上に塗布、乾燥したものをインキュベ
ーション後、乾式分析要素と貼り合わせたり、貼り合わ
せたあと更に少量の水を供給した。すする方法もある。
4−2物理的定着法 物理的定着法としては、凍結等低温の利用、酵素蛋白を
分離析出させる方法、反応に必要な水分を除去してしま
う方法がある。乾式分析要素では用いられる水分は液体
試料そのものとして供給されるごく微量にすぎないので
水分除去法は特に有効である。例えば、多層化学分析ス
ライドに要する検体量は5〜lOμεにすぎないので容
易に水分を除去することができる。
水分除去の方法としては、加熱や強制送風、減圧による
蒸発を利用した方法の他、脱水剤と接触させる方法、展
開層など水分量の多い層を色素生成層から機械的に剥離
してしまう方法などがある。
脱水剤としてはシリカゲル、ポリエチレンゲルコール、
五酸化燐など通常知られている脱水の外、アルコール、
アセトンなど水と混和して気圧を高くし、蒸散を速める
方法も有効である。
蒸散を利用した脱水法としては、加熱と送風とを組み合
わせた方法が最も有効である。
加熱法としては、ヒートプレート上にスライドを置いて
おく方法、赤外線を照射する方法、電磁加熱を利用する
方法、温風の送風などがある。
これらいずれの方法によっても反応を停止させることが
できるが、前述したように一般家庭が購入、管理、実施
できるような安価で簡便でかつ確実な水分除去法として
は、ヒートプレート上で一定温度、一定時間加熱する方
法が最も有効であることが分った。
検体液量を10μPとした時の反応の停止に要する時間
はスライド中に組み込まれた検出反応によっても異なる
が、主として加熱温度と周囲の湿度送風条件によって異
なる。本発明では常に一定条件で反応を完結させ、定量
性のあるデータを保証する定着法にあるので、周囲の環
境条件、即ち冬期(低温低湿時)と夏期(高温多湿時)
に左右されることなく、いつも同じように水分除去を実
現できる方法でなければならない。
例えば、室温に放置しておくだけでもかなり安定した結
果が得られるが、この場合には、乾燥条件の補正の為に
は予め濃度の求められているいわゆるコントロールを用
いる必要があった。また、平面上の熱板を用いる方法も
有効であるが、この場合にも周囲の湿度や風量の影響を
受けることが分った。
有効な水分除去法は、乾式分析要素の周囲が覆われた囲
の中におかれた状態で加熱する方法である。こうするこ
とにより周囲の温、湿度に依存せず一定の乾燥が得られ
る。この方法を利用して温度を変化させて乾燥による反
応の停止時間の関係を調べたところ、反応は温度が高い
とど(短時間に停止してしまうし、温度が低いといつま
でも停止しないので実用的に最適な領域があることが分
った。検体液量は10μPとしたときのインキュベーシ
ョン温度は25〜40°Cが適当であり、とくに35〜
40°Cがよい結果を与えた。この時の反応停止時間は
3分〜10分であった。つまりインキュベーションと水
分の蒸散を分けることなく同時に進行させても再現性の
ある結果が得られた。
5、乾式分析要素の保存方法 本発明は、以上のように反応が停止した乾式分析要素を
一定の条件で保持し、反応結果に影響を与えないように
する乾式分析要素の保存方法に関するものである。
この乾式分析要素の保存方法は、乾式分析要素を実質的
に水分と空気を遮断した状態で保存することにより行う
乾式分析要素を実質的に水分と空気を遮断した状態で保
存するには、例えば、乾式分析要素を、水分除去手段が
設けられた袋に密封する方法がある。
この袋は、ガスバリヤ−性、特に水分を透過させないフ
ィルムまたはシートであることが好ましく、例えば、セ
ロファン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の透明もしくは不
透明のフィルム、これらを相互にラミネートしたフィル
ム、これらにアルミ箔をラミネートしたフィルム等が挙
げられる。
水分除去手段には、袋内の空間から水分を除去するもの
で、例えば、シリカゲル、塩化カルシウム、ゼオライト
等を用いたモレキュラーシーブ材料、五酸化燐等の脱水
剤がある。
また、水分除去手段は、水分の他、乾式分析要素の反応
結果に影響を与える物質を除去することが好ましく、還
元剤や脱酸素剤を同時に封入しておくことは効果的であ
る。
水分除去手段を袋に設けるには、小さい袋に充填した状
態で設けたり、シート状に成形した状態で設けたり、袋
の内面に直接コーティング等で設けたりしてもよい。
また、乾式分析要素を実質的に水分と空気を遮断した状
態で保存する他の例としては、乾式分析要素とほぼ同一
の形状及び容積の空間を有する金属製等の密閉容器を用
い、この容器の空間に乾式分析要素を入れて容器を密閉
する方法がある。さらに、乾式分析要素を酸素遮断性の
優れたプラスチックの袋に入れた後、内部の空気をしご
き出した状態で密封したり、同様のプラスチック袋に乾
式分析要素を収納し、この袋内を減圧して略真空状態で
密封する方法がある。
乾式分析要素は、以上のような状態で保存され、郵送等
により病院、診療所、検査センター等へ送られる。
6、乾式分析要素の分析 分析装置は、例えば、乾式分析要素の測光用表面に光を
投射し、その反射光を比色測光して特定成分の定量分析
を行なうものが用いられる。
〔作用〕
本発明の乾式分析要素の保存方法は、乾式分析要素に点
着した液体試料の反応を停止・定着させた後、実質的に
水分と空気を遮断した状態で保存し、例えば分析装置の
ある病院等の施設へ移送して分析する。したがって、乾
式分析要素は、どのような状況下にあったものでも、最
終的に常に同じ環境下に置かれることとなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(a)、(b)、(C)、(d)、(e)は本発
明の保存方法を適用して乾式分析要素に点着した液体試
料を分析する手順を示す図、第2図は乾式分析要素化学
分析スライドの断面斜視図く第3図は実施例1における
乾式分析要素の保存日数とグルコース濃度との関係を示
す図、第4図は実施例3における乾式分析要素の保存期
間とグルコース濃度との関係を示す図である。
第1図において、1は、指より直接採血した後化学分析
スライドに点着する採血点着器、2は、そ化学分析スラ
イドを一定時間・一定温度で加温するインキュベータ、
3は、化学分析スライドを収納するインキュベータ2に
形成されたスライド収納部、4は、スライド収納部3を
密閉するカバー 5は、化学分析スライド1を密封して
保存するポリエチレンの袋、6は、小さい袋に充填した
状態で袋5に封入される水分除去手段としてのシリカゲ
ル等の乾燥剤、7は、病院等に設置して臨床化学分析を
行う自動分析装置を示している。
第2図において、8は、乾式分析要素としての化学分析
スライドを示している。この化学分析スライド8は、多
層分析要素9及びスライド枠10により構成されている
。多層分析要素9は、透明フィルム層の上に試薬層、反
射層及び展開層が順次設けられており、スライド枠10
は、上部に点着用開口11が形成されるとともに、下部
に比色測定用開口12が形成されている。
次に、第2図に示す化学分析スライドを用いて第1図に
示す手順で臨床検査する方法について説明する。
まず、第1図aに示すように、患者は、家庭において採
取点着器1により採取した血液を、インキュベータ2の
スライド収納部3に収納した化学分析スライド8に点着
させる。
次に、第2図すに示すように、スライド収納部3にカバ
ー4を密着させて、スライド収納部3を密封する。この
状態で化学分析スライド8を37°Cで6分間インキュ
ベートして呈色反応を充分に行なわせる。
さらに、第1図Cに示すように、カバー4を開放し、こ
の状態で化学分析スライド8を37°Cで10分間加熱
して化学分析スライド8中に含まれる水分を除去・乾燥
することにより、スライド中の化学反応を停止・定着さ
せる。
その後、第1図dに示すように、化学反応が停止・定着
した化学分析スライド8を、袋5にシリカゲル等の乾燥
剤6と共に密封し、病院、診療所、検査センター等へ郵
送する。
そして、第1図eに示すように、自動分析装置7で化学
分析スライド5を分析する。
この際、化学反応が停止・定着した化学分析スライド5
は、外気にさらされることなく、乾燥剤6により乾燥さ
れた空気を内包する袋5に密封された状態で届けられる
ので、点着した血液及び化学分析スライド8自体の変質
は最小限に抑制されている。これにより、患者は家庭に
居ながらにして、病院で自動分析装置7を用いて検査し
た場合と大差のない分析精度で血液等の臨床化学分析を
受けることが可能となる。
次に、上述した化学分析スライドの分析過程に、本発明
の化学分析スライドの保存方法を適用した実施例1〜4
について説明する。
実施例1 化学分析スライドとして、血漿測定用の富士ドライケム
グルコーススライド(冨士写真フィルム株式会社製)を
用い、液体試料としてモントロール■およびモントロー
ル■を点着した。そして、インキュベータとして第1図
に示したインキュベータ2を用い、37°Cで6分間イ
ンキュベーションを行って反応を停止させた。
この化学分析スライドを、1gのビーズ状のシリカゲル
とともに3 cm X 4 cmのファスナー付のポリ
エチレンの袋に入れ、室温で放置した。
そして、反応停止後の放置日数によるグルコースの光学
濃度の変化を調べた。その結果、12日間に渡って実質
的な変化は全く見られなかった。詳細な結果を表−1に
示す。
表−1 この図において、a −dは、糖濃度を種々に変化させ
た精度管理液を用いたときの値である。縦軸はF D 
C−1000の読み取り値を示す。
更に、1ケ月経過後、2ケ月経過後においても、光学濃
度の変化を調べたが、濃度変化は見られなかった。
実施例2 実施例1の実験を1回に5枚、1日に3回、4日間、計
60枚のスライドを用いて繰り返し、操作や測定日によ
る誤差の程度を調べた。結果を表−2に示す。
表−2 この結果をグラフにして第3図に示す。
60枚全体のバラツキは、x =36.9■/pfのと
き、S D =0.93、CV =2.57であった。
また、x=95゜5■/pj2のとき、S D =5.
66、CV =5.93であった。
この結果は、血糖測定値として十分診断に使える定量性
があることを示している。
実施例3 化学分析スライドとして全血測定用の富士ドライサム血
糖用スライド(富士写真フィルム社製)を用い、液体試
料としてヒトの静脈血を用いて、実施例2と同様の実験
を行った。37°CIO分間のインキュベーションを行
ったときの化学分析スライドの保存日数とグルコース濃
度との関係を5分後、10分後、15分後、1日後、1
2日後について調べた。
結果をグラフにして第4図に示す。12日後においても
、濃度変化はほとんどみられず、きわめて良好な保存状
態であった。
なお、第4図中、H,M、Lは、グルコースの濃度が高
い、中間、低い、ということを意味する。
実施例4 化学分析スライドとして血漿測定用の富士ドライケムG
GTスライド(富士写真フィルム社製)を用い、液体試
料としてモントロール■および■(アメリカンディト社
精コントロール血清)を用い、実施例3と同様の実験を
行った。結果を表−3に示す。
表−3 10分後 1日後 3日後 10日後 GGTIX   57   54   58   57
11X  193  177  174  180実施
例5 化学分析スライドとして全血測定用の富士ドライケムH
bスライド(富士写真フィルム社製)を用い、実施例3
と同様の実験を行った。結果を表4に示す。
表−4 10分後 1日後 3日後 10日後 〔発明の効果〕 以上のように、本発明の化学分析スライドの保存方法は
、液体試料を点着した乾式分析要素を、液体試料の反応
を停止・定着させた後から分析するまでの間、実質的に
水分と空気を遮断した状態で保存するので、液体試料及
び乾式分析要素が外気の影響、特に湿度の影響を受ける
ことを防止することができる。
また、例えば、家庭において血液等の液体試料を点着し
、化学反応を停止・定着させた化学分析スライドを病院
等の分析装置のある施設に持参し、または送付する際、
本発明の保存方法を適用すると、点着した液体試料及び
乾式分析要素自体の変質等を防止することができる。こ
れにより、医師は患者に乾式分析要素の持参または送付
を電話で指示するだけで、精度の高い分析結果を得て、
より適確でかつ迅速な治療等を行なうことができ、在宅
ケアによる医療制度の確立に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、(C)、(d)は本発明の保存
方法を適用して化学分析スライドに点着した液体試料を
分析する過程を示す図、第2図は化学分析スライドの断
面斜視図、第3図は実施例1における化学分析スライド
の保存日数とグルコース濃度との関係を示す図、第4図
は実施例3における化学分析スライドの保存日数とグル
コース濃度との関係を示す図である。 2・・・インキュベータ 7・・・分析装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 液体試料の点着がされた乾式分析要素を、点着した液体
    試料の反応を停止・定着させた後、分析装置にて分析す
    るまでの間、実質的に水分と空気を遮断した状態で保存
    することを特徴とする乾式分析要素の保存方法
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US6962819B1 (en) * 1991-07-22 2005-11-08 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of measuring analyte using dry analytical element

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