JPH03291393A - 酸性錫めっき浴用添加剤及び錫めっき方法 - Google Patents
酸性錫めっき浴用添加剤及び錫めっき方法Info
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- JPH03291393A JPH03291393A JP40281890A JP40281890A JPH03291393A JP H03291393 A JPH03291393 A JP H03291393A JP 40281890 A JP40281890 A JP 40281890A JP 40281890 A JP40281890 A JP 40281890A JP H03291393 A JPH03291393 A JP H03291393A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00013
【産業上の利用分野]
本発明は、酸性錫めっき浴用添加剤及び錫めっき方法に
関する。 [00023 【従来の技術] 鋼板に電気錫めっきを行なう方法は、酸性めっき浴を用
いる方法と、アルカリ性めっき浴を用いる方法とに大別
される。アルカリ性めっき浴の場合には、4価べて同一
の付着量を得るのに2倍の電気量を必要とするというデ
メリットがあり、現在ではほとんど採用されていない。 酸性めっき浴は、さらにハロゲンめっき浴と非ハロゲン
系のめっき浴に二分される。なかでも、非ハロゲン系の
フェロスタン浴を用いるめっき方法は、スラッジの発生
量が少なく、さらに、ハロゲン法では不可能な不溶性ア
ノードの使用が可能である等のメリットがあるために、
大半の錫めっきラインで採用されている。 [0003] しかしながら、非ハロゲン系のめっき方法は、ハロゲン
めっき法に比べて光沢電流密度範囲が狭く、高電流密度
での操業が困難であり、生産性が低いという問題があっ
た。そこで、このような問題点を解決するための技術が
、米国特許第2457152号及び特開昭50−130
648号や特開昭62−238388号等で提案された
。 [0004] 一般に、酸性錫めっき浴は、(1)硫酸、フェノールス
ルホン酸等の酸成分、(2)2価錫イオンを与えるため
の可溶性錫塩、(3)有機添加剤から構成されているが
、上述の刊行物の内容は、全て、均一電着性を改善し、
光沢めっきを得るための(3)有機添加剤に関するもの
、である。 [0005] 米国特許第2457152号は、(3)有機添加剤とし
て、1モルのナフトールと約3〜15モルのエチレンオ
キシドとを反応させて得られる下記一般式(C)で表さ
れるエトキシ化ナフトールが有効であると述べている。 [0006] 【化3】 一般式(C) C,、H,0(C2H40)nH
関する。 [00023 【従来の技術] 鋼板に電気錫めっきを行なう方法は、酸性めっき浴を用
いる方法と、アルカリ性めっき浴を用いる方法とに大別
される。アルカリ性めっき浴の場合には、4価べて同一
の付着量を得るのに2倍の電気量を必要とするというデ
メリットがあり、現在ではほとんど採用されていない。 酸性めっき浴は、さらにハロゲンめっき浴と非ハロゲン
系のめっき浴に二分される。なかでも、非ハロゲン系の
フェロスタン浴を用いるめっき方法は、スラッジの発生
量が少なく、さらに、ハロゲン法では不可能な不溶性ア
ノードの使用が可能である等のメリットがあるために、
大半の錫めっきラインで採用されている。 [0003] しかしながら、非ハロゲン系のめっき方法は、ハロゲン
めっき法に比べて光沢電流密度範囲が狭く、高電流密度
での操業が困難であり、生産性が低いという問題があっ
た。そこで、このような問題点を解決するための技術が
、米国特許第2457152号及び特開昭50−130
648号や特開昭62−238388号等で提案された
。 [0004] 一般に、酸性錫めっき浴は、(1)硫酸、フェノールス
ルホン酸等の酸成分、(2)2価錫イオンを与えるため
の可溶性錫塩、(3)有機添加剤から構成されているが
、上述の刊行物の内容は、全て、均一電着性を改善し、
光沢めっきを得るための(3)有機添加剤に関するもの
、である。 [0005] 米国特許第2457152号は、(3)有機添加剤とし
て、1モルのナフトールと約3〜15モルのエチレンオ
キシドとを反応させて得られる下記一般式(C)で表さ
れるエトキシ化ナフトールが有効であると述べている。 [0006] 【化3】 一般式(C) C,、H,0(C2H40)nH
【化
1】一般式(C)中、nは3〜15である。)[000
7] 特開昭50−130648号は、1モルのナフトールと
約6〜7モルのエチレンオキシドとを付加反応させ、さ
らにスルホン化して得られる下記一般式(D)で表され
るエトキシ化ナフトールスルホン酸が有効であるとして
いる。 [0008]
1】一般式(C)中、nは3〜15である。)[000
7] 特開昭50−130648号は、1モルのナフトールと
約6〜7モルのエチレンオキシドとを付加反応させ、さ
らにスルホン化して得られる下記一般式(D)で表され
るエトキシ化ナフトールスルホン酸が有効であるとして
いる。 [0008]
【化4】
一般式(D ) HOaSCt oHaO(02H4
0) nH
0) nH
【化1】一般式(D)中、nは6〜7である
。)[0009] これらの刊行物中に記載された化合物群では、いずれも
、エチレンオキシドの付加モル数nが減少するに従って
そのめっき浴中への溶解度が低下し、均一電着を得るた
めの光沢剤としての効果が劣化する。逆に、付加モル数
nが増加するに従ってその溶解度が上昇し、均一電着が
向上するが、気泡性が急激に増大する。 これは、これらの化合物の界面活性剤としての効果が増
大するためであると考えられる。錫めっきラインが低速
で操業される限りにおいては、これらの化合物による気
泡性が問題になることはなかったが、生産性を上げるた
めに、より高速化をはかるにつれて、これらの化合物に
起因するストリップの撹拌効果による泡の発生が大きな
問題になってきた。 [0010] 特開昭62−238388号では、下記一般式(E)で
与えられる、α−ナフトール初期エチレンオキシド、末
端プロピレンオキシド付加型非イオン性界面活性剤の(
3)有機添加剤としての使用を提唱している。すなわち
、エトキシ化ナフトールの構造にさらにプロピレンオキ
シドを導入することにより、気泡性を抑制し、より高速
でのめっきライン操業に適するように改善したものであ
る。 [0011]
。)[0009] これらの刊行物中に記載された化合物群では、いずれも
、エチレンオキシドの付加モル数nが減少するに従って
そのめっき浴中への溶解度が低下し、均一電着を得るた
めの光沢剤としての効果が劣化する。逆に、付加モル数
nが増加するに従ってその溶解度が上昇し、均一電着が
向上するが、気泡性が急激に増大する。 これは、これらの化合物の界面活性剤としての効果が増
大するためであると考えられる。錫めっきラインが低速
で操業される限りにおいては、これらの化合物による気
泡性が問題になることはなかったが、生産性を上げるた
めに、より高速化をはかるにつれて、これらの化合物に
起因するストリップの撹拌効果による泡の発生が大きな
問題になってきた。 [0010] 特開昭62−238388号では、下記一般式(E)で
与えられる、α−ナフトール初期エチレンオキシド、末
端プロピレンオキシド付加型非イオン性界面活性剤の(
3)有機添加剤としての使用を提唱している。すなわち
、エトキシ化ナフトールの構造にさらにプロピレンオキ
シドを導入することにより、気泡性を抑制し、より高速
でのめっきライン操業に適するように改善したものであ
る。 [0011]
【化5】
【化1】一般式(E)中、nは0.5〜3、mは6〜8
である。)[0012] 確かに、プロピレンオキシド導入による消泡効果は大き
く、前記式(E)で与えられる化合物を用いることによ
り、高速のめっきラインでの操業にも適応できるように
なった。 [0013] しかしながら、より生産性を上げるための手段として不
溶性アノードを使用したところ、気泡性の他にさらに大
きな問題が生じた。すなわち、不溶性アノードを連続し
て使用する場合には、アノード表面で酸化されて変性し
た有機添加剤が浴中に蓄積し、やがて錫の均一電着性を
阻害するようになるのである。この傾向は、より高電流
密度になるほど著しい。 [0014]
である。)[0012] 確かに、プロピレンオキシド導入による消泡効果は大き
く、前記式(E)で与えられる化合物を用いることによ
り、高速のめっきラインでの操業にも適応できるように
なった。 [0013] しかしながら、より生産性を上げるための手段として不
溶性アノードを使用したところ、気泡性の他にさらに大
きな問題が生じた。すなわち、不溶性アノードを連続し
て使用する場合には、アノード表面で酸化されて変性し
た有機添加剤が浴中に蓄積し、やがて錫の均一電着性を
阻害するようになるのである。この傾向は、より高電流
密度になるほど著しい。 [0014]
本発明は、非ハロゲン系酸性錫めっき浴を用いて鋼板に
錫めっきを行なう場合に、高速操業を行なっても均一電
着性に優れ、不溶性アノードを用いて高電流密度で操業
しても均一性が阻害されず、優れた錫めっき層を得るこ
とができる、酸性錫めっき浴用添加剤及び該添加剤を用
いた錫めっき方法の提供を目的とする。 [0015]
錫めっきを行なう場合に、高速操業を行なっても均一電
着性に優れ、不溶性アノードを用いて高電流密度で操業
しても均一性が阻害されず、優れた錫めっき層を得るこ
とができる、酸性錫めっき浴用添加剤及び該添加剤を用
いた錫めっき方法の提供を目的とする。 [0015]
上記目的を達成するために、本発明によれば、下記一般
式(A)、一般式(B)で示される化合物からなる酸性
錫めっき浴用添加剤が提供される。 [0016]
式(A)、一般式(B)で示される化合物からなる酸性
錫めっき浴用添加剤が提供される。 [0016]
【化6】
【化1】一般式(A)中、nは5〜13、mは1〜7で
ある。)[0017] [0018] また、本発明によれば、非ハロゲン系酸性錫めっき浴を
用い、温度30〜70℃で鋼板に電気錫めっきを行なう
に際して、前記非ハロゲン系酸性錫めっき浴中に前記酸
性錫めっき浴用添加剤を添加することを特徴とする錫め
っき方法が提供される。 [0019] 以下に、本発明をさらに詳細に説明する。 まず、本発明の酸性錫めっき浴用添加剤について説明す
る。 [0020] 上記一般式(A)で示される化合物は、α−ナフトール
に、初期エチレンオキシド、末端プロピレンオキシド付
加を行ない、さらにスルホン化したものであり上記一般
式(B)で示される化合物は、α−ナフトールに、初期
プロピレンオ[0021] 上記化合物はいずれも、エチレンオキシド5〜13モル
及びイソプロピレンオキシド1〜7モル付加物である。 一般式(A) 一般式(B)中のn、すなわちエチレ
ンオキシド付加モル数が5未満の場合、非ハロゲン系の
酸性錫めっき浴中への溶解性が悪く、光沢剤としての効
果が劣る。一方、nが13超の場合には、撹拌による泡
の発生が著しくなる。一般式(A)、一般式(B)中の
m、すなわちイソプロピレンオキシド付加モル数が1未
満の場合には、消泡性効果が無く、mが7超では、非ハ
ロゲン系の酸性錫めっき浴中への溶解性が悪くなる。 [0022] 業した場合にアノード酸化による変性が著しく、そのた
めに、光沢めっきが得られなくなると共に均一電着性が
劣化する。 [0023] 本発明において提唱するめっき浴用添加剤は、非ハロゲ
ン系の酸性錫めっき浴に添加された場合、該めっき浴を
高速のめっきラインで使用しても気泡が発生せず、なお
かつ、不溶性アノードを使用して連続操業を行なっても
、光沢めっきが得られ、しかも均一電着性に優れためっ
きを与えるものである。 [0024] つぎに、本発明の錫めっき方法について説明する。 本発明の錫めっき方法に用いられる非ハロゲン系の酸性
錫めっき浴は、酸成分として、フェノールスルホン酸は
もちろんのこと、硫酸、メタンスルホン酸等の硫酸系の
酸を任意に用いることができる。 [0025] 本発明方法は、前記めっき浴を用い、本発明の前記酸性
錫めっき浴用添加剤の一種または両方を添加し、温度3
0〜70℃、少なくとも5A/dm2以上の電流密度で
鋼板に電気めっきを行なうものである。 [0026] 本発明方法が適用される鋼板は、特に限定されない。 [0027] このめっき浴に添加する、前記式(A)および/または
前記式(B)で示される化合物の添加量は、総計で1〜
20g/lになる量がよい。1g71未満では光沢電着
が得られない。一方、20g/lで光沢剤としての効果
が飽和するので、それ以上の大量の使用は、経済性の点
で不利なだけである。 [0028] 本発明方法によれば、高速操業においても均一電着性に
優れ、不溶性アノードを用いても均一性が阻害されず、
従って、優れた錫めっき層を得、ることかできる[00
29]
ある。)[0017] [0018] また、本発明によれば、非ハロゲン系酸性錫めっき浴を
用い、温度30〜70℃で鋼板に電気錫めっきを行なう
に際して、前記非ハロゲン系酸性錫めっき浴中に前記酸
性錫めっき浴用添加剤を添加することを特徴とする錫め
っき方法が提供される。 [0019] 以下に、本発明をさらに詳細に説明する。 まず、本発明の酸性錫めっき浴用添加剤について説明す
る。 [0020] 上記一般式(A)で示される化合物は、α−ナフトール
に、初期エチレンオキシド、末端プロピレンオキシド付
加を行ない、さらにスルホン化したものであり上記一般
式(B)で示される化合物は、α−ナフトールに、初期
プロピレンオ[0021] 上記化合物はいずれも、エチレンオキシド5〜13モル
及びイソプロピレンオキシド1〜7モル付加物である。 一般式(A) 一般式(B)中のn、すなわちエチレ
ンオキシド付加モル数が5未満の場合、非ハロゲン系の
酸性錫めっき浴中への溶解性が悪く、光沢剤としての効
果が劣る。一方、nが13超の場合には、撹拌による泡
の発生が著しくなる。一般式(A)、一般式(B)中の
m、すなわちイソプロピレンオキシド付加モル数が1未
満の場合には、消泡性効果が無く、mが7超では、非ハ
ロゲン系の酸性錫めっき浴中への溶解性が悪くなる。 [0022] 業した場合にアノード酸化による変性が著しく、そのた
めに、光沢めっきが得られなくなると共に均一電着性が
劣化する。 [0023] 本発明において提唱するめっき浴用添加剤は、非ハロゲ
ン系の酸性錫めっき浴に添加された場合、該めっき浴を
高速のめっきラインで使用しても気泡が発生せず、なお
かつ、不溶性アノードを使用して連続操業を行なっても
、光沢めっきが得られ、しかも均一電着性に優れためっ
きを与えるものである。 [0024] つぎに、本発明の錫めっき方法について説明する。 本発明の錫めっき方法に用いられる非ハロゲン系の酸性
錫めっき浴は、酸成分として、フェノールスルホン酸は
もちろんのこと、硫酸、メタンスルホン酸等の硫酸系の
酸を任意に用いることができる。 [0025] 本発明方法は、前記めっき浴を用い、本発明の前記酸性
錫めっき浴用添加剤の一種または両方を添加し、温度3
0〜70℃、少なくとも5A/dm2以上の電流密度で
鋼板に電気めっきを行なうものである。 [0026] 本発明方法が適用される鋼板は、特に限定されない。 [0027] このめっき浴に添加する、前記式(A)および/または
前記式(B)で示される化合物の添加量は、総計で1〜
20g/lになる量がよい。1g71未満では光沢電着
が得られない。一方、20g/lで光沢剤としての効果
が飽和するので、それ以上の大量の使用は、経済性の点
で不利なだけである。 [0028] 本発明方法によれば、高速操業においても均一電着性に
優れ、不溶性アノードを用いても均一性が阻害されず、
従って、優れた錫めっき層を得、ることかできる[00
29]
以下に、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
[00301
表Aに示した錫めっき浴用添加剤について、下記方法に
より、(1)溶解性試験、(2)気泡性試験、(3)不
溶性アノードを用いた連続操業下での均一電着性試験を
行なった。 結果を表Aに示す。 なお、添加剤の化学構造中、ナフタレン環はAr、エチ
レンオキシドはEO、イソプロピレンオキシドはPOで
示した。また、酸素原子は、ナフタレン環のα位に結合
している。 [0031] (1)溶解性試験 まず、下記配合により基本浴を作る。 フェノールスルホン酸(硫酸換jE) 15g/l
硫酸第一錫 45g/l上記
基本浴を500m1ビーカーに採取した後、恒温槽中で
50℃に保持し、スターラーにより3500±25Or
pmで撹拌しながら、表Aに示した添加剤を10g/l
の濃度となるように添加しく以下、この浴を試験浴とい
う)、60分後にその溶解状態を観察し、下記の基準で
評価した。2種類の添加剤を使用する場合は、各5g/
lとした。 評価基準 ◎・・極めて優れた溶解性を示す ○・・良好な溶解性を示す △・・溶解性が劣る ×・・溶解性が極めて悪く、実用不能である[0032
] (2)気泡性試験 溶解性試験と同様の手順で試験浴を調製した。 図1に示す装置を用い、試験浴100m1をシリンダー
1に入れて恒温槽2中で50℃に保持した後、撹拌羽3
により3500±25Orpmで5分間かきまぜ、かき
まぜ中止30秒後の泡の体積を読み取った。なお、4は
モーター、5は回転速度計である。 [0033] (3)均一電着性試験 a)アノード酸化によるめっき浴の劣化図2に示すめっ
き装置を用いた。 溶解性試験と同様の手順で調製した試験浴101を貯液
槽6に入れ、ポンプ7によって液を循環させながら、不
溶性アノード8としてPb−5%Snを使用し電流密度
30A/dm2で60分間通電し、めっき浴を劣化させ
た。この間に電着により減少した2価錫イオンは、相当
量の酸化第一錫を溶解することで補給した。なお、9は
ヒーターである。 [0034] b)評価サンプルの作製 上記手順で劣化させる前後の試験浴を用い、常法により
脱脂酸洗を行なった板厚0.22mmの低炭素冷延鋼板
(試料)10を試料ホルダー11にとりつけ、電流密度
50A/dm で1.1g/m2の錫めっきを行なっ
た。浴の劣イ’t:II:、、t。 る均一電着性の変化を、下記の方法で評価した。 [0035] C)均一電着性の評価 IEV試験を行なって評価した。 この試験方法は、東洋製罐株式会社の鶴丸氏等が、ブリ
キ表面でのピンホールからの素地鋼の露出度合いを判定
する方法として提唱しているものであり、下記の通りで
ある。 [0036] pH10の炭酸緩衝溶液中で、評価材を作動極として+
1.2VvsSCEの定電位電解を行ない、3分後の電
流値を読み取り、この値をIEVとした。この値が大き
い程、錫めっきのピンホールが大きいと考えられ、均一
電着性が悪いと考えられる。なお、評価材の通電部の表
面積はICm2とした。 [0037] 表Aより、発明例の化合物はいずれも、めっき浴への溶
解性、気泡性に優れ、該化合物を含有する試験浴を用い
ると、均一電着性の優れた錫めっき鋼板が得られる。 [0038] これに対し、比較例1の化合物は、α−ナフトールへの
E○付加モル数が少ないために、気泡性に関しては良い
レベルにあるが、浴への溶解性が悪い。また、比較例1
の化合物を含有する試験浴を用い、不溶性アノードを用
いて連続電解を行なうと、IEVが急激に高くなり、均
一電着性が劣化する。 [0039] 比較例2の化合物は、α−ナフトールに1モルのPOが
付加されているだけであるので、気泡性に関しては良い
レベルにあるが、浴への溶解性が悪い。また、比較例2
の化合物を含有する試験浴を用い、不溶性アノードを用
いて連続電解を行なうと、IEVが高く、均一電着性に
劣る。 [00403 比較例3.4の化合物は、比較例1に比べてEO付加モ
ル数が増加しているために、溶解性が改善されており、
従って、比較例3または4の化合物を含有する試験浴を
用いてめっきを行なった場合、建浴直後であれば、均一
電着性の優れた錫めっき鋼板が得られる。しかしながら
、比較例3.4の化合物は、気泡性に劣り、また、比較
例3.4の化合物を含有する試験浴を用いると、連続電
解後の均一電着性に劣る。 [0041] 比較例5.6の化合物は、α−ナフトールにE○および
POが付加されたものである。比較例5.6の化合物は
、溶解性、気泡性に優れ、従って、比較例5または6の
化合物を含有する試験浴を用いてめっきを行なった場合
、建浴直後であれば、均一電着性の優れた錫めっき鋼板
が得られる。しかしながら、比較例5.6の化合物を含
有する試験浴を用いると、連続電解後の均一電着性に劣
る。 [0042] 比較例7の化合物は、溶解性に優れ、また、比較例7の
化合物を含有する試験しかし、比較例7の化合物は、気
泡性が十分なレベルには達していない。 [0043] 比較例8.9の化合物は、PO付加モル数が大き過ぎる
ために、溶解性が悪く光沢剤としての効果がない。 [0044]
より、(1)溶解性試験、(2)気泡性試験、(3)不
溶性アノードを用いた連続操業下での均一電着性試験を
行なった。 結果を表Aに示す。 なお、添加剤の化学構造中、ナフタレン環はAr、エチ
レンオキシドはEO、イソプロピレンオキシドはPOで
示した。また、酸素原子は、ナフタレン環のα位に結合
している。 [0031] (1)溶解性試験 まず、下記配合により基本浴を作る。 フェノールスルホン酸(硫酸換jE) 15g/l
硫酸第一錫 45g/l上記
基本浴を500m1ビーカーに採取した後、恒温槽中で
50℃に保持し、スターラーにより3500±25Or
pmで撹拌しながら、表Aに示した添加剤を10g/l
の濃度となるように添加しく以下、この浴を試験浴とい
う)、60分後にその溶解状態を観察し、下記の基準で
評価した。2種類の添加剤を使用する場合は、各5g/
lとした。 評価基準 ◎・・極めて優れた溶解性を示す ○・・良好な溶解性を示す △・・溶解性が劣る ×・・溶解性が極めて悪く、実用不能である[0032
] (2)気泡性試験 溶解性試験と同様の手順で試験浴を調製した。 図1に示す装置を用い、試験浴100m1をシリンダー
1に入れて恒温槽2中で50℃に保持した後、撹拌羽3
により3500±25Orpmで5分間かきまぜ、かき
まぜ中止30秒後の泡の体積を読み取った。なお、4は
モーター、5は回転速度計である。 [0033] (3)均一電着性試験 a)アノード酸化によるめっき浴の劣化図2に示すめっ
き装置を用いた。 溶解性試験と同様の手順で調製した試験浴101を貯液
槽6に入れ、ポンプ7によって液を循環させながら、不
溶性アノード8としてPb−5%Snを使用し電流密度
30A/dm2で60分間通電し、めっき浴を劣化させ
た。この間に電着により減少した2価錫イオンは、相当
量の酸化第一錫を溶解することで補給した。なお、9は
ヒーターである。 [0034] b)評価サンプルの作製 上記手順で劣化させる前後の試験浴を用い、常法により
脱脂酸洗を行なった板厚0.22mmの低炭素冷延鋼板
(試料)10を試料ホルダー11にとりつけ、電流密度
50A/dm で1.1g/m2の錫めっきを行なっ
た。浴の劣イ’t:II:、、t。 る均一電着性の変化を、下記の方法で評価した。 [0035] C)均一電着性の評価 IEV試験を行なって評価した。 この試験方法は、東洋製罐株式会社の鶴丸氏等が、ブリ
キ表面でのピンホールからの素地鋼の露出度合いを判定
する方法として提唱しているものであり、下記の通りで
ある。 [0036] pH10の炭酸緩衝溶液中で、評価材を作動極として+
1.2VvsSCEの定電位電解を行ない、3分後の電
流値を読み取り、この値をIEVとした。この値が大き
い程、錫めっきのピンホールが大きいと考えられ、均一
電着性が悪いと考えられる。なお、評価材の通電部の表
面積はICm2とした。 [0037] 表Aより、発明例の化合物はいずれも、めっき浴への溶
解性、気泡性に優れ、該化合物を含有する試験浴を用い
ると、均一電着性の優れた錫めっき鋼板が得られる。 [0038] これに対し、比較例1の化合物は、α−ナフトールへの
E○付加モル数が少ないために、気泡性に関しては良い
レベルにあるが、浴への溶解性が悪い。また、比較例1
の化合物を含有する試験浴を用い、不溶性アノードを用
いて連続電解を行なうと、IEVが急激に高くなり、均
一電着性が劣化する。 [0039] 比較例2の化合物は、α−ナフトールに1モルのPOが
付加されているだけであるので、気泡性に関しては良い
レベルにあるが、浴への溶解性が悪い。また、比較例2
の化合物を含有する試験浴を用い、不溶性アノードを用
いて連続電解を行なうと、IEVが高く、均一電着性に
劣る。 [00403 比較例3.4の化合物は、比較例1に比べてEO付加モ
ル数が増加しているために、溶解性が改善されており、
従って、比較例3または4の化合物を含有する試験浴を
用いてめっきを行なった場合、建浴直後であれば、均一
電着性の優れた錫めっき鋼板が得られる。しかしながら
、比較例3.4の化合物は、気泡性に劣り、また、比較
例3.4の化合物を含有する試験浴を用いると、連続電
解後の均一電着性に劣る。 [0041] 比較例5.6の化合物は、α−ナフトールにE○および
POが付加されたものである。比較例5.6の化合物は
、溶解性、気泡性に優れ、従って、比較例5または6の
化合物を含有する試験浴を用いてめっきを行なった場合
、建浴直後であれば、均一電着性の優れた錫めっき鋼板
が得られる。しかしながら、比較例5.6の化合物を含
有する試験浴を用いると、連続電解後の均一電着性に劣
る。 [0042] 比較例7の化合物は、溶解性に優れ、また、比較例7の
化合物を含有する試験しかし、比較例7の化合物は、気
泡性が十分なレベルには達していない。 [0043] 比較例8.9の化合物は、PO付加モル数が大き過ぎる
ために、溶解性が悪く光沢剤としての効果がない。 [0044]
【表1】
[0045]
【表2】
[0046]
本発明により、非ハロゲン系酸性錫めっき浴を用いて鋼
板に錫めっきを行なう場合に、気泡の発生が少ないため
に、高速操業を行なっても均一電着性に借れ、不溶性ア
ノードを用いても、アノード酸化によるめっき浴の劣化
が少ないために高電流密度で操業しても均一性が阻害さ
れず、優れた錫めっき層を得ることができる、酸性錫め
っき浴用添加剤及び該添加剤を用いた錫めっき方法が提
供されるようになる。
板に錫めっきを行なう場合に、気泡の発生が少ないため
に、高速操業を行なっても均一電着性に借れ、不溶性ア
ノードを用いても、アノード酸化によるめっき浴の劣化
が少ないために高電流密度で操業しても均一性が阻害さ
れず、優れた錫めっき層を得ることができる、酸性錫め
っき浴用添加剤及び該添加剤を用いた錫めっき方法が提
供されるようになる。
【図1】気泡性測定装置の一部断面説明図である。
【図2】均一電着性試験に用いためっき装置の構成を示
す一部断面説明図である。
す一部断面説明図である。
1 シリンダー
2 恒温槽
3 撹拌羽
4 モーター
5 回転速度計
6 貯液槽
7 ポンプ
8 不溶性アノード
9 ヒーター
10 低炭素冷延鋼板
11 試料ホルダー
(試料)
図
面
【図1】
【図2】
Claims (3)
- 【請求項1】下記一般式(A)で示される化合物からな
る酸性錫めっき浴用添加剤。 【化1】 一般式(A)▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、一般式(A)中、nは5〜13、mは1〜7
である。) - 【請求項2】下記一般式(B)で示される化
合物からなる酸性錫めっき浴用添加剤。 【化2】 一般式(B)▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、一般式(B)中、nは5〜13、mは1〜7
である。) - 【請求項3】非ハロゲン系酸性錫めっき浴を
用い、温度30〜70℃で鋼板に電気錫めつきを行なう
に際して、前記非ハロゲン系酸性錫めっき浴中に請求項
1および/または請求項2に記載の酸性錫めっき浴用添
加剤を添加することを特徴とする錫めっき方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40281890A JPH03291393A (ja) | 1990-03-30 | 1990-12-17 | 酸性錫めっき浴用添加剤及び錫めっき方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8315690 | 1990-03-30 | ||
| JP2-83156 | 1990-03-30 | ||
| JP40281890A JPH03291393A (ja) | 1990-03-30 | 1990-12-17 | 酸性錫めっき浴用添加剤及び錫めっき方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03291393A true JPH03291393A (ja) | 1991-12-20 |
Family
ID=26424214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40281890A Withdrawn JPH03291393A (ja) | 1990-03-30 | 1990-12-17 | 酸性錫めっき浴用添加剤及び錫めっき方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03291393A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5871631A (en) * | 1996-01-30 | 1999-02-16 | Nkk Corporation | Acidic tin-plating bath and additive therefor |
-
1990
- 1990-12-17 JP JP40281890A patent/JPH03291393A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5871631A (en) * | 1996-01-30 | 1999-02-16 | Nkk Corporation | Acidic tin-plating bath and additive therefor |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980312 |