JPH03295552A - 歯科用切削具の製造法 - Google Patents
歯科用切削具の製造法Info
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- JPH03295552A JPH03295552A JP9841390A JP9841390A JPH03295552A JP H03295552 A JPH03295552 A JP H03295552A JP 9841390 A JP9841390 A JP 9841390A JP 9841390 A JP9841390 A JP 9841390A JP H03295552 A JPH03295552 A JP H03295552A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は歯科治療あるいは歯科技工用に用いる歯科用切
削具およびその製造法の改良に関するものである。
削具およびその製造法の改良に関するものである。
(従来の技術)
従来歯科用切削具としては、鉄系の合金鋼、あるいは超
硬合金、超微粒子超硬合金またはサーメットを素材とし
、切削刃および刃溝をその頭部Aに持つ第1図のような
構成の歯科用バーか使用されている。ここで被切削物で
ある入歯は、エナメル質の場合ヌープ硬さで343前後
と一般のガラス並の高い硬度を有している為、切削にお
ける切削刃の耐久性は乏しく、作業中に急速な切削性能
の劣化を生じるという欠点がある。また、金属基材の表
面にダイヤモンドパウダーをニッケルまたはクロムメツ
キを用いて強固に電着させた研削面を頭部Bにもつ第2
図のような構成の歯科用ダイヤモンドポイントも用いら
れ、このものはエナメル質のように高い硬度を有してい
る被切削物の研削には適するが、ヌープ硬さで68前後
とより軟質の入歯象牙質の研削では歯科用バーと異なり
、切り屑を排出する刃溝を持たない為、目詰まりにより
切削性能が低下するという不利がある。このような切削
性能の劣化した切削具を継続して使用すると、作業性が
低下するばかりでなく、多量の摩擦熱と微振動が生じ、
この発熱は患者に不快感や疼痛を与え、また、微振動は
二次カリエスの発生を誘起する可能性がある。さらに最
近においてはエアタービン、エアベアリングを使用した
高速回転型のハントピースが普及するのに伴い、歯科用
切削具にはより一層の耐久性が求められるようになって
きた。
硬合金、超微粒子超硬合金またはサーメットを素材とし
、切削刃および刃溝をその頭部Aに持つ第1図のような
構成の歯科用バーか使用されている。ここで被切削物で
ある入歯は、エナメル質の場合ヌープ硬さで343前後
と一般のガラス並の高い硬度を有している為、切削にお
ける切削刃の耐久性は乏しく、作業中に急速な切削性能
の劣化を生じるという欠点がある。また、金属基材の表
面にダイヤモンドパウダーをニッケルまたはクロムメツ
キを用いて強固に電着させた研削面を頭部Bにもつ第2
図のような構成の歯科用ダイヤモンドポイントも用いら
れ、このものはエナメル質のように高い硬度を有してい
る被切削物の研削には適するが、ヌープ硬さで68前後
とより軟質の入歯象牙質の研削では歯科用バーと異なり
、切り屑を排出する刃溝を持たない為、目詰まりにより
切削性能が低下するという不利がある。このような切削
性能の劣化した切削具を継続して使用すると、作業性が
低下するばかりでなく、多量の摩擦熱と微振動が生じ、
この発熱は患者に不快感や疼痛を与え、また、微振動は
二次カリエスの発生を誘起する可能性がある。さらに最
近においてはエアタービン、エアベアリングを使用した
高速回転型のハントピースが普及するのに伴い、歯科用
切削具にはより一層の耐久性が求められるようになって
きた。
(発明が解決しようとする課題)
上述した不利、欠点を解決し、被切削物の硬度を問わず
終始安定した切削性能を維持し、耐久性に優れた歯科用
切削具として金属製歯科用バーの表面にダイヤモンド薄
膜を形成することが考えられたが、鉄系の合金鋼上にダ
イヤモンド膜を形成することは極めて困難である。そこ
で、超硬合金、微粒子超硬合金あるいはサーメットを用
いてもダイヤモンド膜とは通常その密着性が悪いので種
々の中間膜を介して密着性を改善しようとする技術が開
発されている。例えば特開昭58−126972号公報
には、セラミック系の中間膜を形成した後、ダイヤモン
ド薄膜を形成することが記載されている。また、特開昭
59−159981号公報には、金属の中間膜上にダイ
ヤモンド薄膜を形成してなる工具が記載されている。し
かしながらこれらのいづれの方法でも、中間膜を形成し
た後、ダイヤモンド薄膜を形成するという分離独立した
工程を組合わせることにより成り立っているため、各層
間の密着性が必ずしも充分でなく、これらの技術により
実用的な歯科用切削具を得ることは難しい。
終始安定した切削性能を維持し、耐久性に優れた歯科用
切削具として金属製歯科用バーの表面にダイヤモンド薄
膜を形成することが考えられたが、鉄系の合金鋼上にダ
イヤモンド膜を形成することは極めて困難である。そこ
で、超硬合金、微粒子超硬合金あるいはサーメットを用
いてもダイヤモンド膜とは通常その密着性が悪いので種
々の中間膜を介して密着性を改善しようとする技術が開
発されている。例えば特開昭58−126972号公報
には、セラミック系の中間膜を形成した後、ダイヤモン
ド薄膜を形成することが記載されている。また、特開昭
59−159981号公報には、金属の中間膜上にダイ
ヤモンド薄膜を形成してなる工具が記載されている。し
かしながらこれらのいづれの方法でも、中間膜を形成し
た後、ダイヤモンド薄膜を形成するという分離独立した
工程を組合わせることにより成り立っているため、各層
間の密着性が必ずしも充分でなく、これらの技術により
実用的な歯科用切削具を得ることは難しい。
本発明は、被切削物の硬度を問わす、終始安定した切削
性能を有し、かつ耐久性に優れた歯科用切削具を提供し
ようとするものである。
性能を有し、かつ耐久性に優れた歯科用切削具を提供し
ようとするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明者等は、このような課題を解決すべく、切削刃表
面へのダイヤモンド薄膜形成法について種々検討した結
果、超硬合金、超微粒子超硬合金あるいはサーメット基
材の表面に、Wよりなる薄膜を被覆した後、炭素源を含
有するマイクロ波励起プラズマガスにより浸炭させてW
Cとした中間膜を形成させた後、引続き同装置内で中間
膜上にダイヤモンド状炭素多結晶層を付着形成せしめた
歯科用切削具によれば前記諸課題を解決することを見出
し本発明を完成するに至った。その要旨は、超硬合金、
超微粒子超硬合金およびサーメットの内から選ばれた1
種の材質からなる歯科用バーを基材とし、その頭部の刃
溝を有する切削刃表面にタングステンカーバイド(WC
)よりなる中間膜を焼結密着させ、さらにこの中間膜の
表面にダイヤモンド状炭素多結晶膜を付着形成させてな
ることを特徴とする歯科用切削具、および超硬合金、超
微粒子超硬合金およびサーメットの内から選ばれた1種
の材質からなる切削刃基材表面に、厚さ0、O1〜1.
0μmのWよりなる蒸着膜を被覆した後、水素および炭
化水素ガスを原料としたマイクロ波励起プラズマガス中
で浸炭させてWC中間膜としそれと同時にプラズマガス
の熱輻射により1,000〜l、 500℃の範囲に加
熱してWC中間膜と基材表面を焼結密着させ、さらにこ
の中間膜の表面に水素対炭化水素ガスの体積混合比率が
50=1〜200:1である混合ガスを原料としたマイ
クロ波励起プラズマによる気相沈積法によりダイヤモン
ド状炭素多結晶膜を付着形成させてなることを特徴とす
る歯科用切削具の製造法にある。
面へのダイヤモンド薄膜形成法について種々検討した結
果、超硬合金、超微粒子超硬合金あるいはサーメット基
材の表面に、Wよりなる薄膜を被覆した後、炭素源を含
有するマイクロ波励起プラズマガスにより浸炭させてW
Cとした中間膜を形成させた後、引続き同装置内で中間
膜上にダイヤモンド状炭素多結晶層を付着形成せしめた
歯科用切削具によれば前記諸課題を解決することを見出
し本発明を完成するに至った。その要旨は、超硬合金、
超微粒子超硬合金およびサーメットの内から選ばれた1
種の材質からなる歯科用バーを基材とし、その頭部の刃
溝を有する切削刃表面にタングステンカーバイド(WC
)よりなる中間膜を焼結密着させ、さらにこの中間膜の
表面にダイヤモンド状炭素多結晶膜を付着形成させてな
ることを特徴とする歯科用切削具、および超硬合金、超
微粒子超硬合金およびサーメットの内から選ばれた1種
の材質からなる切削刃基材表面に、厚さ0、O1〜1.
0μmのWよりなる蒸着膜を被覆した後、水素および炭
化水素ガスを原料としたマイクロ波励起プラズマガス中
で浸炭させてWC中間膜としそれと同時にプラズマガス
の熱輻射により1,000〜l、 500℃の範囲に加
熱してWC中間膜と基材表面を焼結密着させ、さらにこ
の中間膜の表面に水素対炭化水素ガスの体積混合比率が
50=1〜200:1である混合ガスを原料としたマイ
クロ波励起プラズマによる気相沈積法によりダイヤモン
ド状炭素多結晶膜を付着形成させてなることを特徴とす
る歯科用切削具の製造法にある。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の歯科用切削具は、JIS B 4053 に
規定されている超硬合金、超微粒子超硬合金あるいはサ
ーメットより選ばれた材質からなる歯科用バーを基材と
するもので、その合金組成は、超硬合金にあっては、金
属相としてCOを含有する硬質相がWCからなる焼結体
、超微粒子超硬合金ではW、Ti、Ta、■およびCr
の各金属カーバイドの内1種以上を硬質相とし、金属相
としてCoを含有する焼結体である。また、サーメット
は、硬質相にTi、TaおよびNbの各炭化物および/
または各窒化物を、金属相にCOまたはNiを使用した
焼結体である。以上3種類の合金組成の金属相で、ある
CoまたはNi含有率は5〜15重量%が好ましい。
規定されている超硬合金、超微粒子超硬合金あるいはサ
ーメットより選ばれた材質からなる歯科用バーを基材と
するもので、その合金組成は、超硬合金にあっては、金
属相としてCOを含有する硬質相がWCからなる焼結体
、超微粒子超硬合金ではW、Ti、Ta、■およびCr
の各金属カーバイドの内1種以上を硬質相とし、金属相
としてCoを含有する焼結体である。また、サーメット
は、硬質相にTi、TaおよびNbの各炭化物および/
または各窒化物を、金属相にCOまたはNiを使用した
焼結体である。以上3種類の合金組成の金属相で、ある
CoまたはNi含有率は5〜15重量%が好ましい。
次に、歯科用切削具の製造法について述べる。
先ず、上記各合金組成に相当する金属粉末、金属炭化物
または窒化物粉末に有機溶剤、パラフィン等を混合して
充分混練し、これを金型とプレスにより例えば第1図の
ような頭部に刃溝をもつ切削刃はを有する歯科用切削具
に成形する。次いで800〜1,000℃の水素気流中
で予備焼結し、研削加工により切削刃および刃溝を施し
、最後に1,350〜1,550℃の温度で本焼結を行
ない、歯科用バー基材として仕上げられる。続いてこの
歯科用バー基材を真空蒸着器内に設置し、系内を2 X
10−5〜I X 10”’Torrまで減圧した状
態でW膜を厚さが0.01〜1.0μmとなるよう蒸着
、被覆する。以上の焼結体の製造法および真空蒸着法は
それぞれ公知の方法として知られているもので良い。
または窒化物粉末に有機溶剤、パラフィン等を混合して
充分混練し、これを金型とプレスにより例えば第1図の
ような頭部に刃溝をもつ切削刃はを有する歯科用切削具
に成形する。次いで800〜1,000℃の水素気流中
で予備焼結し、研削加工により切削刃および刃溝を施し
、最後に1,350〜1,550℃の温度で本焼結を行
ない、歯科用バー基材として仕上げられる。続いてこの
歯科用バー基材を真空蒸着器内に設置し、系内を2 X
10−5〜I X 10”’Torrまで減圧した状
態でW膜を厚さが0.01〜1.0μmとなるよう蒸着
、被覆する。以上の焼結体の製造法および真空蒸着法は
それぞれ公知の方法として知られているもので良い。
本発明の最大の怜徴は、このW被覆超硬合金、超微粒子
超硬合金またはサーメツト製歯科用バー基材の表面を浸
炭、焼結処理を加えてWC中間膜とした後、ダイヤモン
ド状多結晶炭素を付着させ、被切削材を選ぶことなく、
長期間の切削耐久性を保ったことである。この浸炭、焼
結処理は、従来から公知のマイクロ波励起プラズマによ
る気相沈積法を改善、応用したもので、原料として炭素
源にメタン、エタン、プロパン等の炭化水素ガスと水素
ガスとの混合ガスを使用する。この混合ガスの体積比率
は水素:炭化水素=50:1〜600:1が良(、第3
図に示した装置を使用して処理するこの装置の石英ガラ
ス製反応器3の内部にある基材支持台2の上に未加工の
歯科用バー1を設置(マイクロ波に対して頭部のみ露出
させ、柄部は遮蔽する)した後、器内をI X 10−
5〜I X 1O−3Torrとなるように真空ポンプ
5で減圧する。次いでこの反応器内に前述した比率の炭
化水素ガスおよび水素ガスを夫々のボンベ10.11か
ら導入し混合しつつ流通させる。反応器内の圧力は、器
内のバーの温度およびバー表面のW膜への浸炭の度合い
に大きな影響を与えるが、本発明においては2〜50T
orrの範囲となるように圧力調整弁6により調整を行
なう。マグネトロン発振器13より発振され、 2.4
5GH2用方型導波管12中を伝播してきた周波数2.
45GH,のマイクロ波およびマイクロ波反射板4によ
り反射された該マイクロ波の反射波が反応器内を流通す
る混合ガスに吸収されることによリプラズマ火災が生ず
る。このマイクロ波反射板4は、反応器後方の2.45
GH2用方型導彼管中を約7cmの範囲で可動し、バー
の廻りに発生するプラズマ火炎の位置を調整することが
できる。また、インピーダンス整合用スタブ7は、マイ
クロ波の混合ガスへの効果的な吸収を意図して、2.4
5GH2用方型導波管中に挿入されている金属製の棒体
であり、その挿入深度は自動インピーダンス整合器8に
より可変とされる。マイクロ波高周波電力はバーの表面
温度が800〜1.500℃、好ましくは1.000〜
1,500℃の範囲となるように調整されるバーの温度
が800℃未満ではプラズマにより浸炭生成したWCと
バー基材との焼結反応が遅く、また1、500℃以上で
は表面にグラファイト成分が付着してしまう為、後述の
ダイヤモンド状多結晶炭素膜の生成が難しくなる。W蒸
着膜への充分な浸炭を行なう為にはW蒸着膜の厚さはあ
まり厚くては困難で1.0μm未満であることが好まし
い。
超硬合金またはサーメツト製歯科用バー基材の表面を浸
炭、焼結処理を加えてWC中間膜とした後、ダイヤモン
ド状多結晶炭素を付着させ、被切削材を選ぶことなく、
長期間の切削耐久性を保ったことである。この浸炭、焼
結処理は、従来から公知のマイクロ波励起プラズマによ
る気相沈積法を改善、応用したもので、原料として炭素
源にメタン、エタン、プロパン等の炭化水素ガスと水素
ガスとの混合ガスを使用する。この混合ガスの体積比率
は水素:炭化水素=50:1〜600:1が良(、第3
図に示した装置を使用して処理するこの装置の石英ガラ
ス製反応器3の内部にある基材支持台2の上に未加工の
歯科用バー1を設置(マイクロ波に対して頭部のみ露出
させ、柄部は遮蔽する)した後、器内をI X 10−
5〜I X 1O−3Torrとなるように真空ポンプ
5で減圧する。次いでこの反応器内に前述した比率の炭
化水素ガスおよび水素ガスを夫々のボンベ10.11か
ら導入し混合しつつ流通させる。反応器内の圧力は、器
内のバーの温度およびバー表面のW膜への浸炭の度合い
に大きな影響を与えるが、本発明においては2〜50T
orrの範囲となるように圧力調整弁6により調整を行
なう。マグネトロン発振器13より発振され、 2.4
5GH2用方型導波管12中を伝播してきた周波数2.
45GH,のマイクロ波およびマイクロ波反射板4によ
り反射された該マイクロ波の反射波が反応器内を流通す
る混合ガスに吸収されることによリプラズマ火災が生ず
る。このマイクロ波反射板4は、反応器後方の2.45
GH2用方型導彼管中を約7cmの範囲で可動し、バー
の廻りに発生するプラズマ火炎の位置を調整することが
できる。また、インピーダンス整合用スタブ7は、マイ
クロ波の混合ガスへの効果的な吸収を意図して、2.4
5GH2用方型導波管中に挿入されている金属製の棒体
であり、その挿入深度は自動インピーダンス整合器8に
より可変とされる。マイクロ波高周波電力はバーの表面
温度が800〜1.500℃、好ましくは1.000〜
1,500℃の範囲となるように調整されるバーの温度
が800℃未満ではプラズマにより浸炭生成したWCと
バー基材との焼結反応が遅く、また1、500℃以上で
は表面にグラファイト成分が付着してしまう為、後述の
ダイヤモンド状多結晶炭素膜の生成が難しくなる。W蒸
着膜への充分な浸炭を行なう為にはW蒸着膜の厚さはあ
まり厚くては困難で1.0μm未満であることが好まし
い。
続いて前述の浸炭、焼結により形成されたWC中間膜上
に、ダイヤモンド状多結晶炭素膜を形成させる。このダ
イヤモンド状炭素膜は公知の方法であるマイクロ波励起
プラズマによる気相沈積法によれば良いが、本発明に適
した成膜条件としては炭素源をメタン、エタン、プロパ
ン等の炭化水素ガスとし、水素ガスとの混合ガスを使用
する。
に、ダイヤモンド状多結晶炭素膜を形成させる。このダ
イヤモンド状炭素膜は公知の方法であるマイクロ波励起
プラズマによる気相沈積法によれば良いが、本発明に適
した成膜条件としては炭素源をメタン、エタン、プロパ
ン等の炭化水素ガスとし、水素ガスとの混合ガスを使用
する。
この混合ガスの体積比率は炭化水素ガス:水素=1:5
0〜1:200がよい。この炭化水素ガス/水素の比率
が1/200未満であると、沈積するダイヤモンド状炭
素膜を構成する結晶粒塊の粗大化が生じ、形成されたダ
イヤモンド状炭素膜の剥離強度が低下してしまい、逆に
1150を超えると、形成されたダイヤモンド膜中にグ
ラファイト成分の混入が目立つようになり、切削時の耐
久性を向上させるに足る膜硬度が得られな(なる。この
マイクロ波励起プラズマ沈積法はWC中間膜の形成と同
様、第3図に示した装置を使用して実施する。前述の浸
炭焼結処理に引続き、反応器内に前述した比率の炭化水
素ガスおよび水素ガスを夫々のボンベ1O111から導
入、混合しつつ流通させる。反応器内の圧力は反応器中
のバーの温度および形成されるダイヤモンド状炭素膜を
構成する結晶の形状と組成に大きく影響を与えるが、本
発明においては15〜100Torrの範囲となるよう
に圧力調整弁6によって調整する。このバーの表面温度
は800〜1、’100℃となるようにマイクロ波高周
波電力を調整する。バーの温度が800℃未満ではダイ
ヤモンド状炭素膜の形成が遅く、概ね1.100℃以上
の温度では形成されたダイヤモンド膜中にグラファイト
成分の混入が目立つようになるので、反応中のバーの温
度は800℃〜1,100℃の範囲とするのが好ましい
。このような反応条件下では、炭化水素ガスが水素を主
体としたプラズマにより熱分解され、WC中間膜上に均
一なダイヤモンド状多結晶炭素膜として形成される。
0〜1:200がよい。この炭化水素ガス/水素の比率
が1/200未満であると、沈積するダイヤモンド状炭
素膜を構成する結晶粒塊の粗大化が生じ、形成されたダ
イヤモンド状炭素膜の剥離強度が低下してしまい、逆に
1150を超えると、形成されたダイヤモンド膜中にグ
ラファイト成分の混入が目立つようになり、切削時の耐
久性を向上させるに足る膜硬度が得られな(なる。この
マイクロ波励起プラズマ沈積法はWC中間膜の形成と同
様、第3図に示した装置を使用して実施する。前述の浸
炭焼結処理に引続き、反応器内に前述した比率の炭化水
素ガスおよび水素ガスを夫々のボンベ1O111から導
入、混合しつつ流通させる。反応器内の圧力は反応器中
のバーの温度および形成されるダイヤモンド状炭素膜を
構成する結晶の形状と組成に大きく影響を与えるが、本
発明においては15〜100Torrの範囲となるよう
に圧力調整弁6によって調整する。このバーの表面温度
は800〜1、’100℃となるようにマイクロ波高周
波電力を調整する。バーの温度が800℃未満ではダイ
ヤモンド状炭素膜の形成が遅く、概ね1.100℃以上
の温度では形成されたダイヤモンド膜中にグラファイト
成分の混入が目立つようになるので、反応中のバーの温
度は800℃〜1,100℃の範囲とするのが好ましい
。このような反応条件下では、炭化水素ガスが水素を主
体としたプラズマにより熱分解され、WC中間膜上に均
一なダイヤモンド状多結晶炭素膜として形成される。
以下、本発明の実施態様を実施例を挙げて具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1〜9、比較例1〜5)
Coを10重量%、Tiを20重量%含有し、他がWC
よりなる超硬合金を用いてJIS T 5201のスト
レートハンドピース用6枚刃の形状を有する歯科用バー
(第1図)を作成した。次にこのバーをアセトンにより
洗浄後真空蒸着器内に設置し、系内を3×10−’To
rrまで減圧した後、赤外線ランプによりバー表面が2
00℃となるよう加熱した。次に電子ビームによりWを
溶融、蒸発させ、バー刃面でのW蒸着膜の膜厚が、第1
表に記載の所定の膜厚となるように20分から60分間
蒸着した。次にこのバーを反応器内に設置し、反応器内
を0.01Torrまで減圧した後、水素およびメタン
ガスの比率が200・1の割合となるよう調整した混合
ガスを100cc/minの流量で系内に導入流通させ
つつ、系内圧力を8 Torrに維持した。この雰囲気
下でマグネトロンから発振した周波数2.45GHzの
マイクロ波を該反応器内に導いてバー周辺にプラズマ火
炎を発生させ、バーが1020℃となるようマグネトロ
ンの発振出力を調整し、3時間にわたり浸炭、焼結処理
を行なった。この後、プラズマ火炎を維持した状態で、
水素およびメタンガスの比率を第1表に記載の所定の割
合となるよう調整し、また、系内圧力を30Torrに
し、バーの温度が850℃となるようマグネトロン発振
出力を調整し、15時間にわたり反応を行なわせ、ダイ
ヤモンド状炭素膜を形成した。このようにして得られた
歯科用切削具について、JIS T 5201の側刃切
削試験に準じて、連続した二度にわたる切削試験を行な
い、切削に要した時間および切削後の刃面の状態を調べ
耐久試験とした。
よりなる超硬合金を用いてJIS T 5201のスト
レートハンドピース用6枚刃の形状を有する歯科用バー
(第1図)を作成した。次にこのバーをアセトンにより
洗浄後真空蒸着器内に設置し、系内を3×10−’To
rrまで減圧した後、赤外線ランプによりバー表面が2
00℃となるよう加熱した。次に電子ビームによりWを
溶融、蒸発させ、バー刃面でのW蒸着膜の膜厚が、第1
表に記載の所定の膜厚となるように20分から60分間
蒸着した。次にこのバーを反応器内に設置し、反応器内
を0.01Torrまで減圧した後、水素およびメタン
ガスの比率が200・1の割合となるよう調整した混合
ガスを100cc/minの流量で系内に導入流通させ
つつ、系内圧力を8 Torrに維持した。この雰囲気
下でマグネトロンから発振した周波数2.45GHzの
マイクロ波を該反応器内に導いてバー周辺にプラズマ火
炎を発生させ、バーが1020℃となるようマグネトロ
ンの発振出力を調整し、3時間にわたり浸炭、焼結処理
を行なった。この後、プラズマ火炎を維持した状態で、
水素およびメタンガスの比率を第1表に記載の所定の割
合となるよう調整し、また、系内圧力を30Torrに
し、バーの温度が850℃となるようマグネトロン発振
出力を調整し、15時間にわたり反応を行なわせ、ダイ
ヤモンド状炭素膜を形成した。このようにして得られた
歯科用切削具について、JIS T 5201の側刃切
削試験に準じて、連続した二度にわたる切削試験を行な
い、切削に要した時間および切削後の刃面の状態を調べ
耐久試験とした。
[切削試験条件]
被切削材ニアクリル板(板厚1mm)、切削回転数:
2,00Orpm、側刃切削距離:第1、第2回切削と
も各10mm、切削荷重: 0.5kgf0薄膜法によ
るX線回折を用いて調べた浸炭、焼結により形成された
WC中間膜の組成を、この耐久試験の結果と合わせて第
1表に併記した。これより本発明による歯科用切削具が
二度にわたる切削試験のいずれにおいても20秒以内で
切削を完了することが判かる。また、本発明による歯科
用切削具が従来の歯科用切削具である比較例1および5
に対しより安定した切削力と耐久性を有すること第
1 表 が明らかである。
2,00Orpm、側刃切削距離:第1、第2回切削と
も各10mm、切削荷重: 0.5kgf0薄膜法によ
るX線回折を用いて調べた浸炭、焼結により形成された
WC中間膜の組成を、この耐久試験の結果と合わせて第
1表に併記した。これより本発明による歯科用切削具が
二度にわたる切削試験のいずれにおいても20秒以内で
切削を完了することが判かる。また、本発明による歯科
用切削具が従来の歯科用切削具である比較例1および5
に対しより安定した切削力と耐久性を有すること第
1 表 が明らかである。
(発明の効果)
本発明によれば従来のものと比較してより安定した切削
力と、優れた耐久性を有する歯科用切削具を製造するこ
とができ、歯科医療の上でその利用価値は極めて高い。
力と、優れた耐久性を有する歯科用切削具を製造するこ
とができ、歯科医療の上でその利用価値は極めて高い。
第1図は切削刃および刃溝を有する歯科用バーの側面図
、第2図はダイヤモンドポイントの側面図である。第3
図はマイクロ波プラズマ気相沈積法反応装置の概念図で
ある。主な記号は次の通りである。 A・ B・ ・歯科用バー頭部(切削刃および刃溝)・歯科用ダイヤ
モンドポイント頭部 (研削面) 歯科用バー 2・・・基材支持台 反応管 4・・・反射板 真空ポンプ 6・・・圧力調整弁 インピーダンス整合用スタブ 自動インピーダンス整合器 9 ・ 10・ IJ ・ 12・ 13・ 流量調節弁 炭化水素ガスガスボンベ 水素ガスボンベ 2、45GHz用方型導波管 マグネトロン発振器
、第2図はダイヤモンドポイントの側面図である。第3
図はマイクロ波プラズマ気相沈積法反応装置の概念図で
ある。主な記号は次の通りである。 A・ B・ ・歯科用バー頭部(切削刃および刃溝)・歯科用ダイヤ
モンドポイント頭部 (研削面) 歯科用バー 2・・・基材支持台 反応管 4・・・反射板 真空ポンプ 6・・・圧力調整弁 インピーダンス整合用スタブ 自動インピーダンス整合器 9 ・ 10・ IJ ・ 12・ 13・ 流量調節弁 炭化水素ガスガスボンベ 水素ガスボンベ 2、45GHz用方型導波管 マグネトロン発振器
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、超硬合金、超微粒子超硬合金およびサーメットの内
から選ばれた1種の材質からなる歯科用バーを基材とし
、その頭部の刃溝を有する切削刃表面にタングステンカ
ーバイド(WC)よりなる中間膜を焼結密着させ、さら
にこの中間膜の表面にダイヤモンド状炭素多結晶膜を付
着形成させてなることを特徴とする歯科用切削具。 2、WC中間膜が、切削刃基材表面に被覆された厚さ0
.01〜1.0μmのタングステン(W)よりなる蒸着
膜を、水素および炭化水素ガスを原料としたマイクロ波
励起プラズマガス中で浸炭させてWCとし、それと同時
に基材と焼結密着させてなることを特徴とする請求項1
に記載の歯科用切削具。 3、ダイヤモンド状炭素多結晶膜を水素および炭化水素
ガスを原料としたマイクロ波励起プラズマによる気相沈
積法によりWC中間膜表面に付着形成させてなることを
特徴とする請求項1に記載の歯科用切削具。 4、超硬合金、超微粒子超硬合金およびサーメットの内
から選ばれた1種の材質からなる切削刃基材表面に、厚
さ0.01〜1.0μmのWよりなる蒸着膜を被覆した
後、水素および炭化水素ガスを原料としたマイクロ波励
起プラズマガス中で浸炭させてWC中間膜とし、それと
同時にプラズマガスの熱輻射により1,000〜1,5
00℃の範囲に加熱してWC中間膜と基材表面を焼結密
着させ、さらにこの中間膜の表面に水素対炭化水素ガス
の体積混合比率が50:1〜200:1である混合ガス
を原料としたマイクロ波励起プラズマによる気相沈積法
によりダイヤモンド状炭素多結晶膜を付着形成させるこ
とを特徴とする歯科用切削具の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2098413A JPH0722586B2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 歯科用切削具の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2098413A JPH0722586B2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 歯科用切削具の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03295552A true JPH03295552A (ja) | 1991-12-26 |
| JPH0722586B2 JPH0722586B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=14219140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2098413A Expired - Lifetime JPH0722586B2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 歯科用切削具の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0722586B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014003172A1 (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-03 | 株式会社神戸製鋼所 | Dlc膜成形体 |
| KR101421651B1 (ko) * | 2013-01-31 | 2014-07-22 | 일진다이아몬드(주) | 내충격성 및 열안정성이 향상된 다결정 다이아몬드 소결체 및 그 제조방법 |
| CN108262482A (zh) * | 2016-12-31 | 2018-07-10 | 上海精韧激光科技有限公司 | 硬质材料坯体及其制造方法和用途 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63135616U (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-06 |
-
1990
- 1990-04-13 JP JP2098413A patent/JPH0722586B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63135616U (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-06 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014003172A1 (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-03 | 株式会社神戸製鋼所 | Dlc膜成形体 |
| KR101421651B1 (ko) * | 2013-01-31 | 2014-07-22 | 일진다이아몬드(주) | 내충격성 및 열안정성이 향상된 다결정 다이아몬드 소결체 및 그 제조방법 |
| CN108262482A (zh) * | 2016-12-31 | 2018-07-10 | 上海精韧激光科技有限公司 | 硬质材料坯体及其制造方法和用途 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0722586B2 (ja) | 1995-03-15 |
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