JPH0329587Y2 - - Google Patents

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JPH0329587Y2
JPH0329587Y2 JP7493486U JP7493486U JPH0329587Y2 JP H0329587 Y2 JPH0329587 Y2 JP H0329587Y2 JP 7493486 U JP7493486 U JP 7493486U JP 7493486 U JP7493486 U JP 7493486U JP H0329587 Y2 JPH0329587 Y2 JP H0329587Y2
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piston
cylindrical member
rod
rod body
pull rod
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車等において負圧源として用いら
れるバキユームポンプに関するものであり、特
に、ロツカアームの回動運動によつてピストンプ
ルロツドが軸方向に往復運動させられ、そのピス
トンプルロツドに連結されたピストンを作動させ
るロツカアーム式のバキユームポンプにおけるピ
ストンプルロツドの改良に関するものである。
従来の技術 この種のバキユームポンプは、例えば実開昭61
−14786号公報に記載されている。このバキユー
ムポンプにおいては、ピストンプルロツドのピス
トンに連結された側とは反対側の端部が、バキユ
ームポンプのケーシングに軸方向に摺動可能に嵌
合されるとともに、中間部にフランジ状のリテー
ナ部が設けられている。また、ロツカアームは長
手方向の中間部がピボツト軸を介してケーシング
により回動可能に支持され、一端部がカムに係合
させられる一方、他端部が上記リテーナ部に係合
させられている。その結果、カムの回転に伴つて
ロツカアームが一定角度範囲内で往復回動させら
れ、ピストンプルロツドおよびピストンが直線的
に往復運動させられることとなる。
このピストンプルロツドのリテーナ部を本体部
と一体に形成する場合には、素材を鍛造あるいは
鋳造することが必要となつてコストが高くなるた
め、本体部とは別体に製造して本体部に固定する
ことが望ましい。また、ピストンプルロツドの、
ケーシングに摺動可能に嵌合される端部は、摩耗
を防止するためにできる限り直径を大きくするこ
とが望ましい。
この点に鑑みて、比較的直径の小さいロツド本
体に筒部材を嵌合し、ロツド本体の筒部材からの
突出端に抜け止め用の大径部を形成することを試
みた。このようにすれば、直径の大きな筒部材を
ケーシングに摺動可能に嵌合するとともに、その
筒部材のピストン側の端面をリテーナ面として利
用することが可能となるのである。
考案が解決しようとする問題点 しかし、試験してみたところ、このピストンプ
ルロツドには、ポンプの運転中に筒部材がロツド
本体のまわりに回転することにより両者の接触面
に摩耗が生じ、あるいは、ロツカアームのカムに
対する追従不良が生じて筒部材に軸方向の衝撃的
な荷重が加えられた場合に、この荷重によつてロ
ツド本体の先端部に形成された抜け止め部が変形
して、筒部材とロツド本体との軸方向の相対位置
が変わつてしまう問題があることが明らかとなつ
た。両者の相対位置が変われば、ピストンの上死
点位置が変わり、ピストンがケーシングに衝突し
て異音を発生させるおそれがある。この異音の発
生を避けるためには上死点におけるピストンとケ
ーシングとの隙間を大きく設定しなければなら
ず、上死点容積が大きくなり、到達真空度が低く
なつてしまう。バキユームポンプの到達可能な真
空度は上死点容積と下死点容積との比で決まるか
らである。
問題点を解決するための手段 本考案はこの問題を解決するために為されたも
のであり、その要旨は、ピストンプルロツドを、
ロツド本体と筒部材とから成るものとし、ロツド
本体の一端部をピストンに連結する一方、そのロ
ツド本体の反対側の端部に筒部材を嵌合し、その
筒部材から突出したロツド本体の先端に据込みに
よつて大径の抜け止め部を形成するとともに、ロ
ツド本体の筒部材内に位置する部分の少なくとも
一部を直径方向に膨らませることにより筒部材の
内周面に強く密着させ、その筒部材のピストン側
の端面を前記リテーナ面としたことにある。
上記筒部材の、ロツド本体の直径方向の膨出部
が密着させられる内周面にセレーシヨンを形成し
ておけば、筒部材のロツド本体に対する固定が一
層確実となる。
作用および効果 上記のように抜け止め部を据込みによつて形成
するとともに、ロツド本体を直径方向に膨らませ
ることによつて筒部材の内周面に強く密着させれ
ば、筒部材がロツド本体に対して回転不能とな
り、両者の接触面に摩耗が発生ずることがなくな
る。
また、ロツカアームに追従不良が生じて筒部材
に軸方向の衝撃荷重が加えられた場合でも、その
衝撃荷重がロツド本体の外周面と筒部材内周面と
の摩擦抵抗によつて受けられ、抜け止め部に加え
られる荷重が減少し、あるいは無くなつて抜け止
め部の変形が良好に防止されることとなる。
これにより、ピストンの上死点位置の変化が防
止され、ロツド本体と筒部材とから成る安価なピ
ストンプルロツドを使用しながらバキユームポン
プの到達真空度を向上させることができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第2図は自動車のブレーキマスタシリンダを駆
動するバキユームブースタの負圧源として使用さ
れるバキユームポンプを示す図である。このバキ
ユームポンプのケーシング10はロワケーシング
12とアツパケーシング14とから成つている。
ロワケーシング12は上方に開いたシリンダボア
16を備えて容器状を成す部材であるが、その下
部に、エンジンに固定される取付フランジ18を
備えている。一方、アツパケーシング14はほぼ
平板状の部材であり、ロワケーシング12とアツ
パケーシング14とは平らな合わせ面20および
22において合わされ、適数本のボルト24によ
り固定されることによつて一体的なケーシング1
0を構成している。
上記シリンダボア16の内周面は合成樹脂製の
ライニング30によつて覆われており、その内側
に円板状のピストン32が気密かつ摺動可能に嵌
合されている。その結果、ピストン32とアツパ
ケーシング14との間に容積の可変なポンプ室3
4が形成されている。このポンプ室34は図示を
省略する吸入弁および吸入ポート36を経て図示
しないバキユームタンクに接続される一方、アツ
パケーシング14に形成された通路40、吐出用
チエツクバルブ42およびロワケーシング12に
形成された通路44を経てエンジンのカム室に連
通させられるようになつている。
前記ピストンの中央部にはピストンプルロツド
50の一端が固定されている。このピストンプル
ロツド50は概して棒状をなすロツド本体52
と、その下端部に固定された筒部材54とから成
つている。筒部材54はピストン32に近い側の
端部にリテーナ部としてのフランジ56を備えて
おり、このフランジ56のピストン32側の面で
あるリテーナ面57に摺動部材としてのワツシヤ
58を介してロツカアーム70の一端部が係合さ
せられている。このロツカアーム70は長手形状
の部材であり、その中間部がピボツト軸72を介
してロワケーシング12に回動可能に支持されて
いる。ロツカアーム70のピストンプルロツド5
0に係合する側の端部は二股に分かれたヨーク部
74とされており、ロツド本体52を跨いだ状態
でロツド本体52の両側においてワツシヤ58に
当接するようにされている。このロツカアーム7
0の他端部もまた二股に分かれたヨーク部76と
されており、このヨーク部76に軸78によつて
カムフオロワとしてのローラ80が回転可能に取
り付けられている。ロツカアーム70はロワケー
シング12との間に配設されたスプリング82に
より第2図において時計方向に付勢されており、
それによつてローラ80の外周面84がカム90
のカム面92に押し付けられている。また、前記
ピストン32がスプリング94によつて上方、す
なわちポンプ室34の容積を減少させる方向に付
勢されており、それによつてピストンプルロツド
50のフランジ56がワツシヤ58を介してロツ
カアーム70のヨーク部74に押し付けられてい
る。したがつて、カム90の回転に伴いロツカア
ーム70が一定角度範囲で往復回動し、ピストン
プルロツド50を軸方向に直線的に往復運動させ
ることによつてピストン32を往復運動させ、ポ
ンプ室34の容積を変化させて空気の吸入・吐出
を行わせることとなる。
前記筒部材54はロツド本体52に完全に固定
されている。すなわち、第1図に示すように、ロ
ツド本体52の筒部材54からの突出端部は抜け
止め用大径部60とされているのであるが、それ
のみではなく、ロツド本体52の大径部60に近
い一定長さの部分が直径方向に膨らんだ拡径部6
2とされており、この拡径部62の外周面が筒部
材54の内周面に強く密着させられることによつ
て、筒部材54のロツド本体52に対する相対移
動が防止されているのである。
これら抜け止め用大径部60と拡径部62との
形成は、例えば、ロツド本体52および筒部材5
4の後退をそれぞれストツパ治具64,65によ
つて阻止するとともに、筒部材54の外側に外周
拘束治具66を嵌めて外径の増大を阻止した状態
で、ロツド本体52の筒部材54からの突出端部
を据込みパンチ68により据え込むことによつて
行うことができる。この際、ロツド本体52の抜
け止め用大径部60および拡径部62となるべき
部分や焼入れせず、あるいは焼入れの程度を軽く
し、他の部分を焼入れしておけば所望長さの拡径
部62を得ることができるのである。
なお、筒部材54の内周面に第3図に示すセレ
ーシヨン69を形成しておけば両者の固定を一層
確実にすることができる。
前記ヨーク部74のワツシヤ58側の面は部分
円周面100とされて、ロツカアーム70の回動
が円滑にピストンプルロツド50およびピストン
32の直線運動に変換されるようにされている
が、ヨーク部74は円弧運動を行うため、それを
受けるリテーナ部としてのフランジ56との間
に、ピストンプルロツド50の軸心に直角な方向
の相対移動が生ずることを避け得ない。しかし、
本バキユームポンプにおいては、ワツシヤ58が
フランジ56に対してその相対移動量より大きな
距離だけ直径方向に移動可能とされているため、
ワツシヤ58がフランジ56のリテーナ面7上を
摺動することによりこの相対移動が吸収され、ワ
ツシヤ58とヨーク部74との間には殆ど滑りが
生じず、これらの摩耗が効果的に防止される。ま
た、ワツシヤ58はフランジ56のリテーナ面上
を摺動するのであるが、これらは広い面で接触し
ているため摩耗は少なくて済む。そのために、摩
耗に起因するピストン32の上死点位置の変化が
少なくて済み、上死点におけるピストン32とア
ドパケーシング14との隙間を小さく設定するこ
とが可能となり、上死点容積を減少させて到達真
空度を向上させることが可能となる。
しかも、本バキユームポンプにおいては前述の
ように筒部材54がロツド本体52に対して完全
に固定されているため、筒部材54の回転に起因
するピストン上死点の位置変化も防止される。す
なわち、筒部材54がロツド本体52に固定され
ていない場合には、ポンプの運転中に筒部材54
がロツド本体52の回りに回転し、筒部材54の
端面とそれを支持する抜け止め用大径部60の肩
面61との間に摺動が生じ、これらが摩耗して筒
部材54のロツド本体52に対する位置が下が
り、その分だけピストン32の上死点位置が上が
つてしまうこととなるのであるが、本バキユーム
ポンプにおいては筒部材54がロツド本体52に
固定されているため、このような不都合は生じな
いのである。また、ロツカアーム70が何らかの
理由でカム90に完全には追従せず、あるいはピ
ストンプルロツド50がロツカアーム70に完全
には追従しない事態が発生した場合には、ヨーク
部74がワツシヤ58を介してフランジ56に衝
突し、筒部材54に軸方向の衝撃荷重が加えられ
て、その衝撃荷重により抜け止め用大径部60が
変形し、それによつて筒部材54の位置が下が
り、ピストン32の上死点位置が上がる恐れがあ
るのであるが、このような事態の発生も筒部材5
4がロツド本体52に固定されていることによつ
て防止あるいは軽減される。
以上、本考案の一実施例を詳細に説明したが、
これは文字通り例示であつて、この他にも、ワツ
シヤ58を省略するなど、当業者の知識に基づい
て種々の変形、改良を施した態様で本考案を実施
し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるピストンプル
ロツドをそれの製造装置とともに略図的に示す図
である。第2図は上記ピストンプルロツドを備え
たバキユームポンプの正面断面図である。第3図
は本考案の別の実施例において使用される筒部材
の正面断面図である。 10……ケーシング、32……ピストン、50
……ピストンプルロツド、52……ロツド本体、
54……筒部材、56……フランジ、58……ワ
ツシヤ、60……抜け止め用大径部、62……拡
径部、64,65……ストツパ治具、66……外
周拘束治具、68……据込みパンチ、69……セ
レーシヨン、70……ロツカアーム、72……ピ
ボツト軸、74……ヨーク部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) バキユームポンプのピストンから軸方向に延
    び出すとともにリテーナ部を備え、そのリテー
    ナ部のピストン側の面であるリテーナ面におい
    て、一軸線回りに回動するロツカアームの一端
    部に形成されたヨーク部を受け、ロツカアーム
    の回動をピストンの直線的な往復運動に変換す
    るピストンプルロツドにおいて、 そのピストンプルロツドを、ロツド本体と筒
    部材とから成るものとし、ロツド本体の一端部
    を前記ピストンに連結する一方、そのロツド本
    体の反対側の端部に前記筒部材を嵌合し、その
    筒部材から突出したロツド本体の先端に据込み
    によつて大径の抜け止め部を形成するととも
    に、ロツド本体の筒部材内に位置する部分の少
    なくとも一部を直径方向に膨らませることによ
    り筒部材の内周面に強く密着させ、その筒部材
    のピストン側の端面を前記リテーナ面としたこ
    とを特徴とするバキユームポンプのピストンプ
    ルロツド。 (2) 前記筒部材の、前記ロツド本体の直径方向の
    膨出部が密着させられる内周面にセレーシヨン
    が形成されている実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のピストンプルロツド。
JP7493486U 1986-05-19 1986-05-19 Expired JPH0329587Y2 (ja)

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JP7493486U JPH0329587Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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JPS62185883U JPS62185883U (ja) 1987-11-26
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