JPH0330392B2 - - Google Patents

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JPH0330392B2
JPH0330392B2 JP58203427A JP20342783A JPH0330392B2 JP H0330392 B2 JPH0330392 B2 JP H0330392B2 JP 58203427 A JP58203427 A JP 58203427A JP 20342783 A JP20342783 A JP 20342783A JP H0330392 B2 JPH0330392 B2 JP H0330392B2
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JP
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heat
sensitive adhesive
melting point
compression
cotton
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JP58203427A
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は肩凝り、疲労回復等に効能がある敷布
団を作るのに用いる中芯綿の製造方法に関するも
のである。
従来より、表面に多数の凸部を設けた硬質発泡
ウレタンシートは、肩凝り、疲労回復等に効能が
あるとして、よく知られている。この硬質発泡ウ
レタンシートは、就寝時に敷布団の下に敷いて用
いられるか或いは敷布団の中に直接挿入して用い
られている。そして表面の凸部が身体を適度に刺
激し、肩凝り、疲労等を癒すのである。
しかし、硬質発泡ウレタンシートはこのような
優れた効果を有するにもかかわらず、次のごとき
欠点を持つている。即ち、第一に通気性に乏しく
汗を発散させず、就寝時において身体が蒸れると
いうことがあつた。又第二にウレタン臭が激しく
一般人には忌避される傾向にあつた。
上記のことに鑑み、本発明者は敷布団の中に挿
入される、繊維の集合体であつて比較的硬質の中
芯綿に凸部を設けることを想い至つた。しかし適
度な硬さ及び反発力を有する凸部を設けることは
困難なことである。これは中芯綿の材料が繊維で
あることによる。例えばウレタンのごとき樹脂で
あればそれを溶融し、凸部に対応する凹部を有す
る型に流し込めばよいので、比較的容量である。
そこで本発明者は種々検討した結果、特定の感
熱接着性繊維を用いかつ特定の条件下で中芯綿を
作成することにより比較的容易に適度の硬さ及び
反発力を有する凸部を設けうることが判明し、本
発明に至つた。
即ち、本発明は、低融点の感熱接着性成分と高
融点の骨格成分とよりなり、前記感熱接着性成分
が少なくとも表面の一部を形成している感熱接着
性繊維と前記感熱接着性成分の融点温度では実質
的に影響を受けない不感性繊維とで繊維ウエブを
作成する工程と、前記繊維ウエブを前記感熱接着
性成分の融点温度以上であつて前記骨格成分の融
点温度未満の温度に加熱する工程と、前記感熱接
着性成分が溶融している状態で前記繊維ウエブ
を、凹部を有する圧縮材で圧縮成形する工程と、
その後前記圧縮成形した状態で前記繊維ウエブを
冷却する工程とよりなる布団の中芯綿の製造方法
であつて、前記圧縮成形工程及び冷却工程におけ
る圧縮時の加圧力は、前記中芯綿の表面に形成さ
れる凸部に身体の加重が加わつても、実質的に沈
み込むことがなくその形状を保持する程度の硬さ
が前記凸部に付与されるものであることを特徴と
する布団の中芯綿の製造方法を提供するものであ
る。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いる感熱接着性繊維は感熱接着性成
分と骨格成分とより成る。感熱接着性成分は骨格
成分よりも融点が低くなつている。これは感熱接
着性成分が溶融し接着剤として作用しても骨格成
分が影響を受けないようにするためである。感熱
接着性成分と骨格成分としては、例えばポリエチ
レンとポリプロピレン、ナイロン6とナイロン
66、低融点ポリエステルと高融点ポリエステル等
が用いられる。最も好ましくは低融点ポリエステ
ルと高融点ポリエステルを用いるのが良い。融点
差が大きく後の加熱及び圧縮成形条件が比較的厳
密でなくとも均一なものができるからである。具
体的に言えば融点差は20〜100℃程度がよい。例
えば融点差の小さなものの場合、条件が少し変動
するとたちまち凸部が硬くなりすぎたり、柔らか
くなりすぎたりする。感熱接着性成分は少なくと
も感熱接着性繊維の表面の一部を形成している。
これは感熱接着性成分を溶融させ接着剤として作
用させるためである。骨格成分と感熱接着性成分
とは芯−鞘型又はサイドバイサイド型になつてい
る。
本発明においては、この感熱接着性繊維の他に
不感性繊維を用いる。不感性繊維としては感熱接
着性成分の融点温度では実質的に影響を受けない
ものが用いられる。ここで実質的に影響を受けな
いとは、製造工程中、燃えたり、著しく収縮、変
色或いは変質したりすることがないことをいう。
影響を受けるものを使用すると製造工程中にトラ
ブルが発生したり、出来上がつた中芯綿が不良品
となり好ましくない。一般的には不感性繊維とし
て、骨格成分と同様の成分よりなる繊維を用いる
ことが多いが、これに限らず上記の条件を満たす
ものであればどのようなものでも差支えない。具
体的にはポリプロピレン繊維、ナイロン66繊維、
高融点ポリエステル繊維、ポリカーボネート繊維
等が用いられる。
感熱接着性繊維と不感熱繊維の形態はどのよう
であつても差支えなく、例えば短繊維、長繊維、
フイラメント等種々の形態で使用される。
この感熱接着性繊維と不感性繊維とは均一に混
合された後、開繊、集積し、繊維ウエブを作成す
る。開繊は通常カード法でなされるが、その他公
知の空気開繊法等も採用される。開繊されたシー
ト状の繊維フリースを多数重ね合わせることによ
り集積し、繊維ウエブが得られる。中芯綿とする
ためには繊維ウエブの重量は700〜1300g/m2程度
が良い。
このようにして得られた繊維ウエブは、次いで
加熱される。加熱条件は、感熱接着性成分の融点
温度以上であつて骨格成分の融点温度未満であ
る。加熱条件が感熱接着性成分の融点温度未満で
あると構成繊維間の強固な接着が得られず、中芯
綿として好適な剛性を付与することが出来ず、好
ましくない。又骨格成分の融点温度以上である
と、骨格成分までも溶融し、構成繊維間〓が溶融
樹脂によつて塞がつてしまい、得られる中芯綿の
通気性が阻害されるので好ましくない。
加熱は、ヒータ、加熱ローラ等公知の手段が採
用されるが、とくに熱風を繊維ウエブに通すのが
良い。これは本発明で使用する繊維ウエブが比較
的厚いため、厚み方向に亙つて均一に加熱出来る
からである。例えば厚み方向に不均一に加熱、特
に表面が強く加熱されると、表面が硬く内部が柔
らかい中芯綿となつてしまう。このような場合に
は表面に形成された凸部が内部に沈み込み、本発
明においては好ましくない。
この加熱工程と同時に又は直後に繊維ウエブ
は、圧縮成形される。即ち、繊維ウエブが感熱接
着性成分の融点温度以上骨格成分の融点温度未満
の温度に保たれている状態で圧縮成形されるので
ある。従つて感熱接着性成分は溶融しており、構
成繊維間がこの工程で強固に接着されるのであ
る。
圧縮成形は繊維ウエブの表裏面から圧縮材で加
圧すればよい。圧縮材としては、ロール、板等が
用いられる。繊維ウエブは比較的長時間圧縮成形
される必要があるため、ロールの場合にはそれが
並列に並べられ、また板の場合にはそれが繊維ウ
エブの搬送と対応して移動するように設計されて
いることが好ましい。又、繊維ウエブの搬送を一
時停止して、その間に圧縮材によつて圧縮成形し
てもよい。勿論繊維ウエブの組成により長時間の
圧縮成形が必要でない場合は工程中に一個のロー
ルや板を単に組み込んで、繊維ウエブの搬送を停
止することなく、圧縮成形することが可能であ
る。圧縮材は一対で用いられるが、その組合わせ
は任意である。従つて板と板だけでなく、板とロ
ールであつてもよい。
そして一対の圧縮材のうち、少なくとも一方の
圧縮材はその表面に凹部が設けられている。この
凹部は一般には平らな平面上に部分的に設けられ
た穴部を指すが、これに限らず、全体が波打つて
いる場合のへこんだ部分をも指す。即ち、本発明
ではへこんだ部分であればすべて凹部と表現して
いる。
凹部は中芯綿の表面に凸部を形成するためのも
のである。この凸部は身体に刺激を与えて、肩凝
り、疲労を癒すためのものであるから、適度の硬
さと反発力を持つことが必要である。反発力は特
定の感熱接着性繊維を用いることによつて得られ
るが、硬さについては圧縮材の加圧の程度によつ
て決まる。一般に繊維ウエブの重量が1Kg/m2
度のとき25〜50Kg/cm2程度であれば適度の硬さが
得られる。
尚、一方の圧縮材のみに凹部が設けられている
場合、中芯綿には凸部が一方表面のみしか形成さ
れないため、凸部が身体に当接するように中芯綿
を配置しなければならない。勿論表裏両面側の圧
縮材とも凹部が設けられている場合このような考
慮をする必要はない。また両方の圧縮材に凹部が
設けられている場合、各々の凹部と凸部が噛み合
うようにして圧縮成形してもよい。
この感熱接着性成分が溶融している状態での圧
縮成形工程の後、繊維ウエブは冷却される。冷却
時において繊維ウエブは圧縮成形時の形態を保つ
ている。冷却は中芯綿の形態を固定するためのも
の故、圧縮成形した後、復元してしまつてからで
は意味がないからである。従つて前記の圧縮成形
工程で用いた繊維ウエブと共に移動する板で、圧
縮成形したまま冷却するのが最も好ましい。本発
明の最大の特徴は、その圧縮成形工程及び冷却工
程において、表面に凸部が形成されることであ
る。そして、圧縮成形工程及び冷却工程における
加圧力は、凸部が適度の硬さ、つまり中芯綿に身
体の加重が加わつても、凸部が中芯綿内部に沈み
込むことがなくその形状を保持する程度の硬さを
持つように調整される。例えば、圧縮成形工程に
おける加圧力が低すぎたり、または冷却工程にお
ける加圧力が低すぎて圧縮された繊維ウエブが復
元したりすると、中芯綿の表面に形成された凸部
の硬さが充分ではなく、中芯綿に身体の加重を加
えると凸部が中芯綿内部に沈み込み、就寝時に肩
凝りや疲労等を癒すことができるという効果を奏
し得なくなる。
以上の工程を施されて、本発明の中芯綿の製造
が完了する。
そしてこの中芯綿を用いその両側又は片側にキ
ルト綿が配され、更に表地でくるんで敷布団が出
来上がる。中芯綿の一方表面のみに凸部が形成さ
れている場合、その凸部が身体に当接するよう、
中芯綿を敷布団内に配設する必要がある。
以上説明したように、本発明においては骨格成
分を持つ感熱接着性繊維を用い、かつ特定の条件
で加熱、圧縮成形及び冷却を施したので、適度な
硬さと反発力を有する凸部が中芯綿に形成され
る。従つて、身体を適度に刺激し、就寝時に肩凝
りや疲労等を癒すことができる。又材料が繊維の
集合体であるので、発泡ウレタンシートと比べて
通気性に優れ身体が蒸れることがない。更にウレ
タン臭もなく快適な寝心地を得ることができる。
以下に本発明の実施列を掲げる。
実施例 融点140℃の低融点ポリエステル成分を鞘とし、
融点190℃の高融点ポリエステル成分を芯とした
感熱接着性繊維を20重量%と、融点190℃のポリ
エステル繊維20重量%と、融点190℃のポリエス
テル繊維のトウであつてそれを50mm間隔で切断し
た繊維60重量%と、を均一に混合した繊維塊をロ
ーラカードで開繊し、シート状の繊維フリースを
作成した。ついでこの繊維フリースを多数重ね合
わせ重量1Kg/m2の繊維ウエブを得た。
この繊維ウエブに熱風を吹き付け約160℃に加
熱した。この後直ちに繊維ウエブを一対の板の間
で加圧条件38Kg/cm2にて圧縮成形した。尚、この
加圧は繊維ウエブの搬送と共に一対の板を移動さ
せながら行つた。ここで圧縮材としての板は一方
に直径25mm、深さ30mmの凹部が900個/m2設けら
れ、他方は平板となつているものを用いた。
この後、前記の板の間で同様の加圧条件で空気
を吹き付け圧縮成形された繊維ウエブを冷却し
た。そして所定面積に切断し、中芯綿を得た。こ
の中芯綿は一方表面のみに凸部が設けられている
ので、それが身体に当接するようにして、両側に
キルト綿を配設し、更に表地でくるんで敷布団を
作成した。
本実施例の中芯綿を用いた敷布団は身体に適度
の刺激を与え、就寝時に肩凝り、疲労を癒すのに
充分効果があつた。又、通気性もよく、ウレタン
臭も全くしなかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 低融点の感熱接着性成分と高融点の骨格成分
    とよりなり、前記感熱接着性成分が少なくとも表
    面の一部を形成している感熱接着性繊維と前記感
    熱接着性成分の融点温度では実質的に影響を受け
    ない不感性繊維とで繊維ウエブを作成する工程
    と、前記繊維ウエブを前記感熱接着性成分の融点
    温度以上であつて前記骨格成分の融点温度未満の
    温度に加熱する工程と、前記感熱接着性成分が溶
    融している状態で前記繊維ウエブを、凹部を有す
    る圧縮材で圧縮成形する工程と、その後前記圧縮
    成形した状態で前記繊維ウエブを冷却する工程と
    よりなる布団の中芯綿の製造方法であつて、前記
    圧縮成形工程及び冷却工程における圧縮時の加圧
    力は、前記中芯綿の表面に形成される凸部に身体
    の加重が加わつても、実質的に沈み込むことがな
    くその形状を保持する程度の硬さが前記凸部に付
    与されるものであることを特徴とする布団の中芯
    綿の製造方法。
JP58203427A 1983-10-29 1983-10-29 布団の中芯綿の製造方法 Granted JPS6096288A (ja)

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JPS6096288A JPS6096288A (ja) 1985-05-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH04297U (ja) * 1990-04-14 1992-01-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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