JPH0330581B2 - - Google Patents

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JPH0330581B2
JPH0330581B2 JP57065544A JP6554482A JPH0330581B2 JP H0330581 B2 JPH0330581 B2 JP H0330581B2 JP 57065544 A JP57065544 A JP 57065544A JP 6554482 A JP6554482 A JP 6554482A JP H0330581 B2 JPH0330581 B2 JP H0330581B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/48Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by oxidation reactions with formation of hydroxy groups
    • C07C29/50Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by oxidation reactions with formation of hydroxy groups with molecular oxygen only

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2,3−ジメチルブテン及び酸素又
は含酸素ガスからの2,3−ジメチルブタン−
2,3−ジオールの製造法に関する。
2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオール
は、例えばゴムの合成に使用できる重要な中間体
生成物である(参照、Ro¨mpps Chemie
Lexikon,Stuttgart 1972年、2701頁)。
2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオールの
多くの製造法がすでに開示されているが、それら
のすべては不満足である。
即ち、2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオ
ールはアセトンの還元によつて製造できる。この
還元は塩化水銀の存在下にマグネシウムを用いて
〔参照、R.E.W.Adams,Org.Synth.,87;
Coll.Vol.I,459(1956)〕、アルミニウムアマルガ
ムを用いて、或いは電気化学的に(参照、独国特
許第306304号及び第310023号)行なうことができ
る。反応を水銀又は水銀化合物の存在下に行なう
場合、その毒性及び水銀含有副生成物の生成は不
利である(参照、Beilstein,E,1553)。アル
ミニウムアマルガムでの還元の場合、イソプロピ
ルアルコールが副生物として更に生成し〔参照、
L.F.及びM.Fieser著、Organisch Chemie,
Verlag Chemie,Weinheim,509頁(1965)〕、
また電気化学的還元はエネルギーを非常に消費す
る。
他の方法も出発化合物としてアセトンを使用す
る。アセトンは水素供与体(例えばイソプロパノ
ール)の存在下に光化学的に2,3−ジメチルブ
タン−2,3−ジオールに転化される〔参照G.
O,Schenk,Dechema−Monographie24,105
(1955)〕。しかしながら、反応時間24時間後の収
量は理論量の4%にすぎない〔参照、Houben−
Weyl著、Methoden der Organischer Chemie,
第/a巻、第2部、Georg Thieme Verlag
Stuttgart,1499頁(1980)〕。
他の方法は2,3−ジメチルブテンを出発化合
物として使用する。即ち、水性過マンガン酸溶液
での処理による、2,3−ジメチルブタン−2,
3−ジオールの2,3−ジメチル−2−ブテンか
らの製造法が記述されている〔参照、Couturier,
Annales de Chimie et de Physiqul,第6シリ
ーズ、26,479(1882)〕。しかしながら、これは過
マンガン酸カリウムを用いるために工業的な規模
で2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオールを
製造するための好適な方法でない。
2,3−ジメチルブテンが、過酸化水素及びぎ
酸との反応によつて2,3−ジメチルブタン−
2,3−ジオールに転化できるということも公知
である(独国特許公報第2844637号)。ジオールの
生成の選択性は用いる過酸化水素に対して約66%
にすぎない。即ち用いる高価な過酸化水素の34%
がジオールの生成に寄与しない。非常に腐食性剤
であるぎ酸を用いることにより、腐食の問題が起
こる。この方法においては、更に2,3−ジメチ
ルブタン−2,3−ジオールのモノホーメートが
先ず生成し、これから水性アルカリ金属水酸化物
で加水分解することによつてのみジオールを得る
ことができる。それ故に、これはアルカリ金属ホ
ーメートを含有する廃液が加水分解で生成すると
いう更なる欠点を有する。
更に、2,3−ジメチル−2,3−エポキシブ
タン、2,3−ジメチル−3−ヒドロキシ−ブト
−1−エン及び2,3−ジメチル−3−ヒドロキ
シブト−1−エンの混合物は、触媒としてのトラ
ンス−MCl(CO)(Ph3P)2(M=ロジウム又はイ
リジウム、Ph=フエニル)の存在下に2,3−
ジメチル−2−ブテン(=テトラメチルエチレ
ン)を酸素と反応させることによつて得られるこ
とが開示されている〔参照、J.Org.Chem.37
2881〜2884(1972)〕。2,3−ジメチルブタン−
2,3−ジオールの生成は起こらない。2,3−
ジメチル−2−ブテンの転化は触媒なしに実質的
に転化しない(参照、同上、2882頁、第表第1
行)。
最後に、ジオールが、モノオレフイン性炭化水
素画分を、液相において、(炭化水素画分に対し)
0.7〜8重量倍の水の存在下に及び80〜200℃の温
度及び5〜100Kg/cm2の圧力下に酸素又は含酸素
ガスで酸化する方法によつて製造できることは、
特開昭53−65807号公報から公知である。この方
法において、反応時間は6〜13時間までであり、
良好な結果は触媒を添加した場合にだけ得られ
る。2,3−ジメチルブテンはこの方法に供され
なかつた。上述の参考文献J.Org.Chem.37,2881
〜2884を参照すると、2,3−ジメチルブテンは
酸素を用いることにより、2,3−ジメチルブタ
ン−2,3−ジオールに転化できないと予期され
た。
即ち2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオー
ルの簡単で、有効な製造法の必要性が依然存在す
る。
2,3−ジメチルブテンを、(2,3−ジメチ
ルブテンに対して)0.01〜20重量部の水の存在下
に且つ触媒の不存在下に、40〜180℃の温度にお
いて酸素又は含酸素ガスと接触させることを含ん
でなる2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオー
ルの製造法が今回発見された。この方法は触媒の
添加なしに行なうことができる。
2,3−ジメチル−2−ブテン、2,3−ジメ
チル−1−ブテン、2,3−ジメチル−2−ブテ
ン及び2,3−ジメチル−1−ブテンの望ましい
混合物、及び2,3−ジメチル−2−ブテン及
び/又は2,3−ジメチル−1−ブテンと不活性
溶媒との望ましい混合物は、本発明の方法に用い
るのに適当な2,3−ジメチルブテンの例であ
る。そのような不活性な溶媒は、例えば脂肪族、
脂環族及び芳香族系の炭化水素及び塩素化炭化水
素、例えば飽和脂肪族炭化水素例えばn−ヘキサ
ン又はジメチルブタン、飽和脂環族炭化水素例え
ばデカリン、芳香族炭化水素例えばベンゼン、ト
ルエン又はキシレン、或いは塩素化炭化水素例え
ば塩素化炭化水素であつてよい。そのような不活
性な溶媒は好ましくはn−ヘキサン、ジメチルブ
タン、ベンゼン又は塩素化炭化水素である。
2,3−ジメチル−2−ブテン及び2,3−ジ
メチル−1−ブテンは、例えばプロピレンの2量
化によつて容易に得ることができ〔参照、
Houben−Weyl著、Methoden der organischen
Chemie,第/b巻、550〜551頁、Stuttgart
(1972)〕、直接又は適当ならば予備蒸留後に本発
明の方法で使用できる出発物質である。本発明の
方法で使用できる2,3−ジメチルブテンは2,
3−ジメチルブタン−2−オールの脱水によつて
も製造しうる。
2,3−ジメチル−2−ブテン又は2,3−ジ
メチル−2−ブテンを含有する上述の種類の混合
物は本発明の方法で好適に使用される。但しこれ
らの混合物は60%以上、好ましくは70%以上の
2,3−ジメチル−2−ブテンを含有する。
酸素は純酸素として又は含酸素ガス混合物の形
で本発明による方法に供給することができる。含
酸素ガス混合物を用いる場合、この混合物は好ま
しくは酸素の他に不活性な成分だけを更に含有し
うる。そのような不活性な成分は、例えば窒素、
二酸化炭素及び/又は希ガス、例えばヘリウム、
ネオン、アルゴン及び/又はクリプトンであつて
よい。二酸化炭素及び窒素の不活性なガス混合物
を用いることも可能である。なおこの混合物は例
えば含酸素ガス混合物の不活性な成分としてメタ
ンを空気で燃焼することによつて製造することが
できる。オゾン又は原子状酸素の添加も可能であ
る。
含酸素ガス混合物は、好ましくは10〜99%以上
の酸素を含有する。空気、50%以上で酸素を含有
する含酸素ガス混合物又は純酸素は本発明による
方法で好適に使用される。
用いる酸素は、例えば酸素及び/又は含酸素ガ
スを反応中に数回圧入することにより、いくつか
の部分に分けて連続的に供給することが有利であ
る。
含酸素ガス混合物を用いる場合、ガス混合物の
種々の成分は、一緒に、別々に又は適当な組合せ
で反応域に供給することができる。反応域外での
ガス成分の混合は、例えば自由ジエツト路中、チ
ヤンネル中、混合装置中域いは混合室中において
行なうことができる。注入混合機及びジエツト混
合機も例えば適当である。撹拌装置もガスの混合
に使用できる。ブロワーも混合装置と同時に使用
できる。
本発明による方法は、(用いる2,3−ジメチ
ルブテン1重量部に対して)0.01〜20重量部の水
の存在下に行なわれる。好ましくは用いる2,3
−ジメチルブテン1重量部に対して0.1〜15、特
に好ましくは0.2〜10重量部の水が使用される。
特別な場合には、上述量以上又は以下の水も使用
できる。
水は反応域中へ液体又は蒸気形で供給すること
ができる。水は好ましくは液体として添加する。
更に腐食の問題を避けるために、脱鉱物水を用い
ることが好適である。しかしながら、鉱物が除去
されていない或いは部分的にしか除去されていな
い水、例えば所謂工業水を適当な装置で用いるこ
とも可能である。多くの場合、例えば酸副生物の
生成が反応中に観察されるならば、塩基性化合物
を添加した水を用いることが有利である。適当な
塩基性化合物は、例えばアルカリ金属及び/又は
アルカリ土類金属炭酸塩、炭酸水素塩、酸化物及
び水酸化物、例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸カ
ルシウム、水酸化カリウム及び酸化マグネシウム
ばかりでなく、有機塩基性化合物、例えばアミン
である。
本発明による方法は40〜180℃の温度で行なわ
れる。これは好ましくは60〜160℃、特に好まし
くは80〜140℃で行なわれる。
等温条件下での反応、即ち反応中に均一な温度
を維持することに加えて、所謂温度勾配を形成さ
せ、即ち反応中に温度を上昇又は低下させながら
も反応を行なうことができる。
本発明による方法は、滞留時間(不連続法に対
し)又は平均滞留時間(連続法に対し)が5〜
150分であるように行なわれる。この時間は好ま
しくは8〜120分、特に好ましくは10〜70分であ
る。これらの限界内において、酸素又は含酸素ガ
スがいくつかの部分で供給される場合には滞留時
間が比較的長い。
本発明による方法は触媒の添加なしに行なわれ
る。
本発明の方法において、圧力は広い範囲内で変
えることができる。本方法は例えば0.9〜90バー
ルの系の圧力で行ないうる。この圧力は好ましく
は2.0〜70バール、特に好ましくは5.0〜50バール
である。特別な場合には、上述の圧力範囲以上又
は以下の圧力も可能である。圧力は好ましくは酸
素又は含酸素ガスを適当な圧力下に圧入すること
によつて確立される。反応中、酸素又は含酸素ガ
スを数回圧入することは有利である。
更に、反応中、例えば激しい撹拌により又はガ
ス分散撹拌機を用いることにより反応成分を完全
に相互混合することも有利である。
本発明による方法は、2,3−ジメチルブテン
の転化が、広い範囲内で、例えば1〜95%で変化
しうるように、上述の因子条件下に行なうことが
できる。反応の終了時において、転化率は好まし
くは20〜90%、特に好ましくは30〜85%である。
2,3−ジメチルブテンの転化率30〜85%に対
し、例えば70〜80%の2,3−ジメチルブタン−
2,3−ジオールの選択率が本方法によつて達成
される。本発明による方法は85%以上の2,3−
ジメチルブテン転化率に関しても行なえるが、あ
る環境において、転化率が高くなると2,3−ジ
メチルブタン−2,3−ジオールの選択率はいく
らか低下する。
本発明による方法は液相及び気相の双方で行な
うことができる。それは好ましくは液相で行なわ
れる。
本発明による方法はこの種の反応に対して通常
の装置中において、不連続式又は連続式で行なわ
れる。例えば、撹拌式容器、沸とう反応器、管形
反応器、ツイン−ループ反応器、ループ反応器、
撹拌式容器カスケード及びバブル塔は適当であ
る。
本発明の方法を行なうための装置に対しては、
種々の材質が材料として使用できる。例えばガラ
ス、ステンレス鋼、ニツケル合金、ジルコニウ
ム、タンタル及びエナメル質材料が適当である。
反応熱は、種々の方法で、例えば内部に又は外
部に位置する凝縮器により或いは例えば沸とう反
応器中での還流下における沸とうにより放散させ
ることができる。
2,3−ジメチルブテン又はこれを含有する混
合物は、反応装置中へ種々の方法で導入すること
ができる。それらは水と一緒に又は水と別々に反
応域へ供給することができる。更に、2,3−ジ
メチルブテン又はこれを含有する混合物、及び水
を異なる地点で反応域中に供給することが可能で
ある。いくつかの反応器をカスケードとして配置
して用いる場合、2,3−ジメチルブテン又はこ
れを含有する混合物を、もつぱら第1の反応器に
供給することは有利である。しかしながら、その
添加はいくつかの反応器に亘つて或いはすべての
反応器に亘つて分配してもよい。
いくつかの反応器をカスケードとして配置して
用いる場合、酸素もしくは含酸素ガス混合物及
び/又は水は、カスケードの容器の各々に又はそ
のいくつかに別々に或いは一緒に導入することが
できる。
本発明による方法後に存在する反応混合物の処
理は種々の方法で行なわれ、得られる2,3−ジ
メチルブタン−2,3−ジオールの分離はいろい
ろの方法で行ないうる。反応を2,3−ジメチル
ブテンの沸点(常圧下に)以上の温度及び昇圧下
に行なつたならば、最初に混合物を2,3−ジメ
チルブテンの沸点(常圧下に)以下の温度まで冷
却し、圧力を放出し、次いで2,3−ジメチルブ
テン−2,3−ジオールを分離することが有利で
ある。いくつかの環境においては、爆発性ガス混
合物の生成を避けるために、不活性なガス、例え
ば窒素、二酸化炭素又は希ガスを導入しながら圧
力を放出することは有利である。圧力を放出した
時に遊離されるガス混合物は、所望により精製し
及び酸素を補充した後反応系に循環することがで
きる。
圧力を放出した後に、反応混合物を、例えば最
初に2,3−ジメチル−ブタン−2,3−ジオー
ルハイドレートの融点以上の温度まで、即ち約48
℃以上の温度、例えば50〜70℃まで、好ましくは
50〜60℃まで、特に好ましくは50〜55℃まで冷却
し、この結果液体の2相混合物を得る。この上部
有機相は本質的に未反応の2,3−ジメチルブテ
ンを含有し、及び下部水性相は本質的に2,3−
ジメチルブタン−2,3−ジオール及び水を含有
する。このようにして得た有機相は、適当ならば
2,3−ジメチルブテンを濃縮するために蒸留工
程に全部を又は1部分を供給した後に反応系に再
循環することができる。この濃縮は例えば棚段塔
において精留によつても行なうことができる。蒸
留又は精留は常圧、昇圧又は減圧で行なうことが
できる。得られる水性相を、例えば48〜−10℃、
好ましくは30〜−5℃、特に好ましくは20〜0℃
の温度まで更に冷却することができる。この冷却
は、種々の方法で、例えば外部冷却により或いは
例えば真空蒸留の形での真空冷却により行なうこ
とができる。この過程において、適当ならば種を
入れた後に結晶形で分離する2,3−ジメチルブ
タン−2,3−ジオールは、所望の方法で、例え
ば過、傾斜、沈降、遠心分離又は加圧過によ
つて分離することができる。残存する母液は、適
当ならば新しい水を添加した後、適当ならば水よ
りも低い沸点の有機成分を留去した後及び適当な
らばイオン交換体で中和し及び/又は精製した
後、全部を又は1部分を反応系に循環することが
できる。
例えば反応混合物は、圧力を放出した後又は直
接に、2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオー
ルハイドレートの融点以下の温度まで、即ち約48
℃以下の温度まで冷却し、次いで結晶の2,3−
ジメチルブタン−2,3−ジオールハイドレート
及び少くとも1つの、適当ならば2つの液相を得
ることができる。2,3−ジメチルブタン−2,
3−ジオールハイドレートは上述の如く分離しう
る。未反応の2,3−ジメチルブテンを本質的に
含有する液相は、存在する水が2,3−ジメチル
ブタン−2,3−ジオールハイドレートの生成の
ために完全に消費されるならば母液として残留す
る。更に多くの水が存在するならば、未反応の
2,3−ジメチルブテンを本質的に含有する有機
相に加えて更なる水性相を含有する母液が残こ
る。有機相及び適当ならば水性相は、適当ならば
有機及び水性相へ分離した後、上述したように更
に処理でき、反応系へ再循環することができる。
このようにして得た2,3−ジメチルブタン−
2,3−ジオールハイドレートは、そのままで多
くの目的に、例えばピナコロン転位に使用するこ
とができる(参照、例えばRo¨mpps Chemie
Lexikon,Stuttgart,2702頁、1974)。所望によ
り、2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオール
は水の蒸発により2,3−ジメチルブタン−2,
3−ジオールハイドレートから得ることができ
る。水和水の分離は例えば共沸脱水によつて行な
うことができる。
本発明による方法は、2,3−ジメチルブタン
−2,3−ジオールの簡単で経済的な製造を可能
にする。反応の高選択性は達成され、酸素又は空
気と比較して高価な過酸化水素の使用は回避さ
れ、触媒は必要でなく、また反応時間は短かい。
これらの利点が、最初に記述した参考文献、即
ちJ.Org.Chem.37,2881〜2884(1972)及び特開
昭53−65807号公報の方法を考慮して、2,3−
ジメチルブタン−2,3−ジオールが触媒なしに
及び短かい反応時間で製造できると予期されない
のに、本発明の方法で具現化できるということは
全く驚くべきことである。
本発明による方法は、次の実施例によつて例示
される。但し本発明は実施例に限定されるもので
ない。実施例中、すべての百分率は断らない限り
重量%を表わす。
実施例 1 機械的撹拌機、温度計及びバルブを備えたステ
ンレス鋼オートクレーブ中に、2,3−ジメチル
−2−ブテン98%、2,3−ジメチル−1−ブテ
ン1%及びn−ヘキサン1%からなる混合物255
g並びに水108gを導入した。オートクレーブを
撹拌(400rpm)しながら100℃まで暖めた。混合
物を更に撹拌しながら、25バールの空気を圧入
し、混合物を更に15分間100℃で撹拌した。次い
でオートクレーブを撹拌しながら室温まで冷却
し、反応生成物を分析した。結果は、2,3−ジ
メチルブテンの転化率が3%であり、製造された
2,3−ジメチルブタン−2,3ジオールに対し
て選択率は89%であつた。
実施例 2 オートクレーブを80℃までだけ暖めるという以
外実施例1の方法に従つた。撹拌(400rpm)し
ながら酸素を5バール下に10分間隔で15回圧入し
た。更に15分後、オートクレーブを室温まで冷却
し、反応生成物を分析した。分析は、2,3−ジ
メチルブテンの転化率が35%であり、製造された
2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオールに対
する選択率は78%であつた。
実施例 3 実施例1に記述したオートクレーブ中に、2,
3−ジメチル−2−ブテン90%、2,3−ジメチ
ル−1−ブテン8.5%及び2,3−ジメチルブタ
ン1.5%からなる混合物312g、並びにPH9の水性
炭酸カリウム溶液58gを導入した。混合物を50℃
まで暖めた後、酸素10%及び二酸化炭素90%から
なる80バールのガス混合物を撹拌(600rpm)し
ながら圧入し、混合物を更に30分間撹拌した。混
合物を室温まで冷却した後、反応生成物を分析し
た。結果は、2,3−ジメチルブタンの転化率が
1.8%であり、製造された2,3−ジメチルブタ
ン−2,3−ジオールの選択率は72%であつた。
実施例 4 実施例1に記述したオートクレーブ中に、2,
3−ジメチル−2−ブテン80%、2,3−ジメチ
ル−1−ブテン15%、2,3−ジメチルブタン2
%及びn−ヘキサン3%からなる混合物51g、並
びに水412gを導入した。混合物を125℃まで加熱
した後酸素50%及び窒素50%からなる20バールの
ガス混合物を、及び更に5分間3バールの純酸素
を、撹拌(1000rpm)しながら圧入した。オート
クレーブを室温まで冷却し、反応生成物を分析し
た。結果は、2,3−ジメチルブテンの転化率が
41%であり、製造された2,3−ジメチルブタン
−2,3−ジオールに対する選択率は65%であつ
た。
実施例 5 実施例1に記述したオートクレーブ中に、2,
3−ジメチル−2−ブテン95%、2,3−ジメチ
ル−1−ブテン3%、2,3−ジメチルブタン
1.5%及びn−ヘキサン0.5%からなる混合物208
g、並びに水83gを導入した。混合物を117℃ま
で暖めた後、各々の場合2.5バールの酸素を撹拌
(680rpm)しながら10分間隔で10回圧入し、次い
で混合物を更に5分間撹拌した。オートクレーブ
を50℃まで冷却し及び圧力を−70℃まで冷却した
冷トラツプを通して放出した後、2つの液相が形
成され、分離した。蒸留後、有機相を酸素での酸
化のために再び使用した。水性相を+8℃まで冷
却し、種を入れた後に分離した2,3−ジメチル
ブタン−2,3−ジオールハイドレートを遠心分
離した。結果は、2,3−ジメチルブテンの転化
率が16.3%であり、製造された2,3−ジメチル
ブタン−2,3−ジオールに対する選択率は77%
であつた。
実施例 6 2.5バールの酸素を最後のバツチに圧入した後、
オートクレーブを15℃まで冷却する以外実施例5
の方法に従つた。圧力を、ドライアイスで冷却し
た冷トラツプを通して放出した後、反応混合物を
過によつて固体及び液体成分に分離した。この
ようにして得られた固体は結晶の2,3−ジメチ
ルブタン−2,3−ジオールハイドレートであつ
た。液体の成分を、相分離機において2つの液相
に分離した泡鐘塔での精留後の有機相、及び水よ
りも低沸点である有機成分の留去後の水性相を、
更なる反応のために反応域中へ再循環した。結果
は、2,3−ジメチルブテンの転化率が14.7%で
あり、製造された2,3−ジメチルブタン−2,
3−ジオールの選択率が75%であつた。
実施例 7 容量300mlの4つの耐圧反応器からなるカスケ
ードに、2,3−ジメチル−2−ブテン97%、
2,3−ジメチル−1−ブテン1.3%、2,3−
ジメチルブタン0.8%及びn−ヘキサン0.9%から
なる混合物700g/時並びに水230g/時を導入し
た。カスケードの第1及び第2の反応器を120℃
で、第3を115℃で及び第4を110℃で運転した。
予じめ決めた反応温度に達した後、カスケード中
の全圧が12バールとなるように、酸素をバルブか
ら各反応器中へ圧入した。カスケードの後、爆発
性ガス混合物を排除するために、窒素を添加しな
がら反応混合物を除去した。次いで反応混合物を
52℃まで冷却し、分離器中で2つの液相に分離さ
せた。有機相を、ふるい棚段塔での精留で未反応
の2,3−ジメチルブテンを濃縮した後及び新し
い2,3−ジメチルブテン混合物を添加した後、
有機相をカスケードの第1の反応器中へ再循環し
た。水性相を真空下に12℃まで冷却し、同時に水
よりも低沸点の有機成分を留去した。種を添加し
た後に結晶形で分離する2,3−ジメチルブタン
−2,3−ジオールハイドレートを遠心分離し
た。留去した有機成分を生物学的清澄に供した。
新しい水を添加した後、残存する水性母液を工程
に再循環した。
分析は、2,3−ジメチルブテンの転化率が12
%であり、製造された2,3−ジメチルブタン−
2,3−ジオールヘキサハイドレートに対する選
択率は73%であつた。結晶の2,3−ジメチルブ
タン−2,3−ジオールヘキサハイドレートは
162g/時で得られた。
実施例 8 ガス分散撹拌機、温度計及びバルブを備えたス
テンレス鋼オートクレーブに、2,3−ジメチル
−2−ブテン98%、2,3−ジメチル−1−ブテ
ン1%及びn−ヘキサン1%からなる混合物255
g、並びに水108gを導入した。オートクレーブ
を撹拌(1000rpm)しながら120℃まで暖めた。
混合物を更に撹拌しながら、26バールの空気を圧
入し、混合物を120℃で更に15分間撹拌した。こ
の期間中、消費された酸素量を連続的に補充し
た。次いでオートクレーブを撹拌しながら室温ま
で冷却し、反応生成物を分析した。結果は、2,
3−ジメチルブテンの転化率が83%であり、製造
される2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオー
ルに対する選択率は78%であつた。
実施例 9 ガス分散撹拌機、温度計及びバルブを備えたス
テンレス鋼オートクレーブに、2,3−ジメチル
−2−ブテン98%、2,3−ジメチル−1−ブテ
ン1%及びn−ヘキサン1%からなる混合物255
g、並びに水108gを導入した。オートクレーブ
を撹拌(2000rpm)しながら110℃まで暖めた。
混合物を更に撹拌しながら、28バールの空気を圧
入し、混合物を110℃で更に30分間撹拌した。こ
の期間中、消費された酸素量を連続的に補充し
た。次いでオートクレーブを撹拌しながら室温ま
で冷却し、反応生成物を分析した。結果は、2,
3−ジメチルブテンの転化率が93%であり、製造
される2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオー
ルに対する選択率は76%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2,3−ジメチルブテンを、2,3−ジメチ
    ルブテンに対して0.01〜20重量部の水の存在下に
    且つ触媒の不存在下に、40〜180℃の温度におい
    て酸素又は含酸素ガスと接触させることを含んで
    なる2,3−ジメチルブタン−2,3−ジオール
    の製造法。 2 工程を5〜150分間の滞留時間で行なう特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 3 反応を0.9〜90バールの圧力で行なう特許請
    求の範囲第2項記載の方法。 4 2,3−ジメチルブテンが2,3−ジメチル
    −2−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、
    2,3−ジメチル−2−ブテン及び2,3−ジメ
    チル−1−ブテンの混合物或いは2,3−ジメチ
    ル−2−ブテン又は2,3−ジメチル−1−ブテ
    ンのいずれかと不活性な溶媒との混合物である特
    許請求の範囲第2項記載の方法。 5 空気、50%以上で酸素を含有する含酸素ガス
    又は純酸素を、含酸素ガスとして用いる特許請求
    の範囲第2項記載の方法。 6 酸素をいくつかの部分で連続的に添加する特
    許請求の範囲第2項記載の方法。 7 用いる水が少くとも1種の塩基性化合物を添
    加したものである特許請求の範囲第2項記載の方
    法。 8 反応を60〜160℃の温度で行なう特許請求の
    範囲第2項記載の方法。
JP57065544A 1981-04-24 1982-04-21 Manufacture of 2,3-dimethylbutane-2,3-diol Granted JPS57181028A (en)

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DE19813116294 DE3116294A1 (de) 1981-04-24 1981-04-24 Verfahren zur herstellung von 2,3-dimethylbutan-2,3-diol

Publications (2)

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JPS57181028A JPS57181028A (en) 1982-11-08
JPH0330581B2 true JPH0330581B2 (ja) 1991-04-30

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JP57065544A Granted JPS57181028A (en) 1981-04-24 1982-04-21 Manufacture of 2,3-dimethylbutane-2,3-diol

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EP (1) EP0064180B1 (ja)
JP (1) JPS57181028A (ja)
BR (1) BR8202347A (ja)
CA (1) CA1178619A (ja)
DE (2) DE3116294A1 (ja)
HU (1) HU193519B (ja)
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DE3116294A1 (de) 1982-11-11
JPS57181028A (en) 1982-11-08
DE3260295D1 (en) 1984-08-02
IL65562A0 (en) 1982-07-30
IL65562A (en) 1985-09-29
EP0064180A1 (de) 1982-11-10
US4410743A (en) 1983-10-18
HU193519B (en) 1987-10-28
BR8202347A (pt) 1983-04-05
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