JPH0330607B2 - - Google Patents
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- JPH0330607B2 JPH0330607B2 JP58118030A JP11803083A JPH0330607B2 JP H0330607 B2 JPH0330607 B2 JP H0330607B2 JP 58118030 A JP58118030 A JP 58118030A JP 11803083 A JP11803083 A JP 11803083A JP H0330607 B2 JPH0330607 B2 JP H0330607B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08F220/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
- C08F220/10—Esters
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Description
本発明は一般にアクリル被覆用樹脂の製造法に
関し、さらに詳しくはアクリル高固形分被覆用樹
脂合成に有用な優れた溶剤ブレンドを使用するア
クリル樹脂の製造法に関する。 多くの種類のアクリル被覆用組成物が既知であ
る。低固形分被覆物、すなわち約18〜40重量%の
固形分を含み残りが溶剤である被覆物が従来開発
されており、この場合樹脂自体は高分子量、たと
えば20000〜40000の範囲の分子量を特徴としてい
る。均一な被覆物を適用するのを容易にするため
に必要な流動性および他の性質を与えるために
は、これらの高分子量樹脂においては上記のよう
な高い溶剤濃度を必要とする。きびしい空気汚染
規正のため、溶剤汚染の軽減は極めて重要であ
る。このため、被覆物適用のためブレンドにおい
て必要な溶剤量を減らし、こうして溶剤自体に伴
なう汚染問題を減らすために、工業は高固形分被
覆物、すなわち低分子量樹脂(たとえば、約1000
〜6000の分子量)を含む被覆物を開発する試みに
多くの努力を費してきた。これらの高固形分アク
リル被覆物は自動車、トラツク、航空機用外部仕
上としてまた家庭電化製品の仕上として有用であ
る。 従来の当該技術の高固形分アクリル樹脂の例は
米国特許第4276212号およよびヨーロツパ特許出
願第27719号、第29339号、第29594号、第29683号
に明らかにされたものである。 従来の当該技術は高固形分被覆物の製造に種々
の溶剤を使用し、また重合樹脂から高固形分被覆
物の処方前に重合溶剤を除去する必要性を避ける
ために、重合溶剤としておよび被覆用溶剤として
同一溶剤を使うことが望ましい。 これらの文献(たとえばヨーロツパ特許出願第
29594号)に代表的に示されている溶剤はトルエ
ン、キシレン、酢酸ブチル、アセトン、メチルイ
ソブチルケトン、メチルアミルケトン、メチルエ
チルケトン、ブチルアルコール、他の脂肪族、脂
環族、芳香族の炭化水素、エステル、エーテル、
ケトン、アルコールである。 本発明に従えば、重合溶剤がメチルイソブチル
ケトンとある種のアルキル置換ベンゼン溶剤のブ
レンドからなるアクリル共重合体樹脂の改良製造
法が提供される。単量体はヒドロキシ置換アルキ
ル(メタ)アクリレートと非ヒドロキシ置換アル
キル(メタ)アクリレートからなり、本法はアク
リル被覆物の成分として有用な低分子量アクリル
樹脂形成の改良法を提供する。重合溶剤は樹脂中
に残つてこうして形成したアクリル樹脂を含む高
固形分被覆物に使う溶剤となることができ、従来
の当該技術の重合溶剤よりも改良された電気固有
抵抗、改良された溶解力、減少した表面張力を与
える。 さらに、本発明の製造法において使用する溶剤
ブレンドは一層低い還流温度で低分子量アクリル
樹脂を与え、一層低いエネルギー要求および汚染
制御の容易さを含め著しい工程上の利点を与え
る。驚くことには、本発明の製造法において使用
する溶剤ブレンドは優れた分子量と粘度性質を特
徴とする低分子量アクリル共重合体を生成し、そ
こで高固形分被覆物で使うのに特に適している。 本発明の改良法に従えば、重合条件下でヒドロ
キシ置換アルキル(メタ)アクリレートと非ヒド
ロキシ置換アルキル(メタ)アクリレートとを遊
離基重合触媒の存在でおよび約35〜80重量%のメ
チルイソブチルケトンと残りが主成分としてアル
キル置換ベンゼンを含む芳香族溶剤とからなる重
合溶剤の存在で接触させることにより、アクリル
重合体を製造する。ただし上記アルキル置換ベン
ゼンにおいて、ベンゼン環がモノアルキル置換の
ときはアルキル基は合計少なくとも2個の炭素原
子からなり、ベンゼン環が2個またはそれより多
いアルキル基で置換されているときは合計少なく
とも3個の炭素原子からなる。 使用できるヒドロキシ置換アルキル(メタ)ア
クリレートは次のアクリル酸またはメタクリル酸
と脂肪族グリコールのエステルからなる群から選
ばれるメンバーからなる。2−ヒドロキシエチル
アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、2−ヒドロキシ−1−メチル
エチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2,3−ジヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒ
ドロキシブチルアクリレート、ジエチレングリコ
ールアクリレート、5−ヒドロキシペンチルアク
リレート、6−ヒドロキシヘキシルアクリレー
ト、トリエチレングリコールアクリレート、7−
ヒドロキシヘプチルアクリレート、2−ヒドロキ
シ−1−メチルエチルメタクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、2,3−ジヒドロキシ
プロピルメタクリレート、2−ヒドロキシブチル
メタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリ
レート、3,4−ジヒドロキシブチルメタクリレ
ート、5−ヒドロキシペンチルメタクリレート、
6−ヒドロキシヘキシルメタクリレート、1,3
−ジメチル−3−ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、5,6−ジヒドロキシヘキシルメタクリレー
ト、7−ヒドロキシヘプチルメタクリレート。当
業者は上に挙げたものを含め多くの異なるヒドロ
キシ置換アルキル(メタ)アクリレートを使用で
きることがわかるが、本発明の製造法による樹脂
で使う好ましいヒドロキシ官能基をもつ単量体
は、合計5〜7個の炭素原子を有するアルキルア
クリレートおよびメタクリレートを意味するヒド
ロキシ置換(メタ)アクリレート、すなわちC2
〜C32価アルコールとアクリル酸またはメタクリ
ル酸とのエステルである。 最も好ましくは、ヒドロキシ置換アルキル(メ
タ)アクリレート単量体は次の構造式()の化
合物からなる。 ただし、R1は水素またはメチルであり、R2お
よびR3は独立に水素、1〜6個の炭素原子のア
ルキルからなる群から選ばれる。これらの特に適
したヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレー
ト単量体の例は2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキ
シブチルアクリレート、2−ヒドロキシ−1−メ
チルヘキシルアクリレートである。 使用できる非ヒドロキシ置換アルキル(メタ)
アクリレートとしては、(メタ)アクリル酸エス
テル(前記のように、アクリル酸またはメタクリ
ル酸のエステルを意味する)、およびアクリル酸
エステルとビニル炭化水素の混合物がある。好ま
しい非ヒドロキシル不飽和単量体はC1〜C121価ア
ルコールとアクリル酸またはメタクリル酸とのエ
ステル、たとえばメタクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチ
ル、アクリル酸ヘキシル、2−エチルヘキシルア
クリレート、メタクリル酸ラウリル、メタクリル
酸グリシジルなどである。 特に好ましい非ヒドロキシ置換単量体は次の構
造式()の単量体からなる群から選ばれる化合
物である。 ただし、R4は1〜6個の炭素原子のアルキル
であり、R5は水素またはメチルである。特に好
ましいものはアクリル酸ブチル、メタクリル酸ブ
チル、メタクリル酸メチルである。 重合工程段階に送る全単量体混合物は一般に約
5〜30重量%の、好ましくは約10〜20重量%のヒ
ドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレートおよ
び約5〜95重量%の、好ましくは約70〜90重量%
の非ヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレー
トおよび所望による単量体(下記で議論する)か
らなる。非ヒドロキシ置換(メタ)アクリレート
は、典型的には全単量体混合物の約5〜30重量
%、さらに好ましくは約10〜25重量%の量で存在
するメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル
と、全単量体混合物の約60重量%までの、さらに
好ましくは約25〜45重量%のアクリル酸ブチル、
メタクリル酸ブチル、またはその混合物との混合
物からなる。 重合に使用できる追加の所望による単量体は、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、tert−ブチルスチレン、クロロスチレンなど
を含め8〜12個の炭素原子を含むモノビニル芳香
族炭化水素である。使う場合、これらの所望によ
るモノビニル炭化水素は一般に全単量体混合物の
約5〜30重量%、好ましくは約10〜20重量%の量
で存在させる。 さらに、塩化ビニル、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル酸のよう
な他の変性単量体も存在させることができる。ア
クリル酸を使う場合、この単量体は一般に全単量
体混合物の約2〜5重量%の量で存在させる。使
う場合、残りの上記変性単量体は一般に単量体混
合物の3〜10重量%の量で存在させる。 本発明の製造法において使用する重合溶剤はメ
チルイソブチルケトン(MIBK)と芳香族溶剤の
混合物からなる。溶剤のMIBK成分は一般に溶剤
混合物の約35〜80重量%の、好ましくは約50〜75
重量%の量で存在させ、芳香族溶剤成分は溶剤混
合物の約65〜20重量%の、好ましくは約50〜25重
量%の量で存在させる。芳香族溶剤成分は、ベン
ゼン環がモノアルキル置換のときはアルキル置換
基が合計少なくとも2個の炭素原子からなりまた
ベンゼン環が2個またはそれより多いアルキル基
で置換されているときはアルキル基は合計少なく
とも3個の炭素原子からなるアルキル置換ベンゼ
ンを主成分として含む少なくとも1種の芳香族炭
化水素溶剤からなる。さらに好ましくは、芳香族
溶剤成分は次の構造式() (ただし、nは1〜4の整数であり、Xは各々
の場合1〜4個の炭素原子の直鎖および枝分れ鎖
アルキルからなる群から独立に選ばれ、ただしn
が1のときはXは少なくとも2個の炭素原子を含
む必要があり、さらにnが2またはそれより大き
いときはX基は合計少なくとも3個の炭素原子を
含む必要がある)のアルキル置換ベンゼンおよび
その混合物からなる。 本発明の製造法において使用する溶剤ブレンド
で使うのに適したアルキル置換ベンゼンの例はエ
チルベンゼン、イソプロピルベンゼン、n−プロ
ピルベンゼン、1−メチル−3−エチルベンゼ
ン、1−メチル−4−エチルベンゼン、1,3,
5−トリメチルベンゼン、1−メチル−2−エチ
ルベンゼン、1,2,4−トリメチルベンゼン、
イソブチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、1
−メチル−3−イソプロピルベンゼン、1−メチ
ル−4−イソプロピルベンゼン、1,2,3−ト
リメチルベンゼン、1−メチル−2−イソプロピ
ルベンゼン、1,3−ジエチルベンゼン、1−メ
チル−3−n−プロピルベンゼン、n−ブチルベ
ンゼン、1,4−ジエチルベンゼン、1,3−ジ
メチル−5−エチルベンゼン、1,4−ジメチル
−2−エチルベンゼン、1,3−ジメチル−4−
エチルベンゼン、1,2−ジメチル−4−エチル
ベンゼン、1,2,4,5−テトラメチルベンゼ
ン、1,2,3,5−テトラメチルベンゼンなど
およびその混合物である。 この芳香族溶剤成分は、上記構造式()の定
義をみたさないC6〜C14芳香族溶剤のような他の
炭化水素溶剤、およびC6〜C14飽和脂肪族および
脂環族炭化水素を約50重量%まで、好ましくは約
40重量%以下、さらに好ましくは約25重量%まで
を含むこともできる。 本発明の製造法による重合体の製造において
は、望む共重合体を得るような割合で、要求され
るヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレート
および非ヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリ
レートを含む選んだ単量体を、変性単量体または
他の単量体と共に混合し、通常の遊離基開始重合
により反応させることができ、この反応を本発明
の製造法において使用する溶剤ブレンドの存在で
行なう。多数の遊離基開始剤が当該技術で知られ
ており、この目的に適している。これらは過酸化
ベンゾイル、過酸化ラウリル、tert−ブチルヒド
ロキシペルオキシド、アセチルシクロヘキシルス
ルホニルペルオキシド、過酸化ジイソブチリル、
ジ(2−エチルヘキシル)ペルオキシジカルボナ
ート、ジイソプロピルペルオキシジカルボナー
ト、tert−ブチルペルオキシピバラート、過酸化
デカノイル、アゾビス(2−メチルプロピオニト
リル)、2−tert−ブチルアゾ−2−シアノブタ
ンなどを含む。 本法に従い重合体の製造に使用する全単量体混
合物は、一般に重合反応器に送る単量体および溶
剤の全物質の約40〜80重量%を、好ましくは約50
〜60重量%を構成している。そこで、本発明の
MIBK/アルキル置換ベンゼン溶剤ブレンドは、
一般に重合器に送る単量体と溶剤の全物質の約20
〜60重量%を、好ましくは約40〜50重量%を構成
する。反応で触媒として使う遊離基開始剤の量も
広く変化でき、一般に反応混合物に仕込む全単量
体成分の約0.5〜5重量%の量で存在させる。 重合反応を実施する温度および圧力条件は広く
変化できる。一般に、反応混合物の還流温度で重
合を行ない、これは一般に常圧で約120〜135℃の
範囲である。約0.703〜35.154Kg/cm2ゲージ圧
(10〜500psig)の圧力で全く適当であるが、一層
高圧または低圧を使用できる。このような反応に
対し工業で使う通常の装置で重合反応を実施でき
る。そこで、所望の重合反応と競争しまたは妨害
するガス状酸素との反応を避けるため、反応器は
重合中不活性雰囲気(たとえばN2,Ar)を維持
するかくはん式反応器からなることができる。 重合工程をバツチ式、半連続式、または連続式
で実施できる。単量体および溶剤を予備混合で
き、または単独でまたは遊離基開始剤および他の
成分と組合せて、別々に重合器に送ることができ
る。 重合反応を進める時間も広く変化でき、一般に
は約0.5〜10時間、好ましくは約1〜6時間の範
囲である。 本法で製造されたアクリル樹脂は約1000〜約
6000の、好ましくは約2500〜約4500の数平均分子
量を特徴としている。これらのアクリル樹脂を他
の溶剤を添加してまたは添加しないで被覆物の処
方に使用できる。このアクリル樹脂を使つて処方
するこのような被覆用組成物の成分は、通常の触
媒、酸化防止剤、紫外線吸収剤、安定剤、表面変
性剤、湿潤剤、および顔料のいずれかであること
ができる。これらの物質は通常のものであり、本
発明の十分な理解のためにその一層完全な記載は
不必要である。たとえば、通常の紫外線吸収剤お
よび安定剤の例はヨーロツパ特許出願第29594号
に示されている。 本発明のアクリル樹脂を使い製造される被覆物
は、ローラー塗、噴霧被覆、静電噴霧被覆、浸
漬、またははけ塗のような常法を使い、自動車な
どのような基材に適用できる。勿論、特定の適用
法は被覆しようとする特定の基材および被覆操作
を行なう環境に依存する。特にトツプコートとし
て自動車に適用する場合、高固形分組成物適用の
特に好ましい技術は噴霧ガンのノズルを通す噴霧
被覆である。 本発明の方法と組成物を次の実施例によりさら
に例示できる。ことわらない限り部は重量であ
る。実施例で、本発明のMIBK/アルキル置換ベ
ンゼン溶剤ブレンドはアロマチツク
(AROMATIC)100(商品名)溶剤(エクソン
社、米国、製)を使い処方した。アロマチツク
100(商品名)溶剤はトリメチルベンゼン約40重量
%、メチルエチルベンゼン35重量%、プロピルお
よびイソプロピルベンゼン10重量%、エチルジメ
チルベンゼン3重量%、メチル(n−およびイ
ソ)プロピルベンゼン2重量%、ジエチルベンゼ
ン2重量%、モノブチルベンゼンおよびテトラメ
チルベンゼンの各々1重量%以下、キシレン6重
量%、エチルベンゼン、C10およびC11飽和物およ
び未知物少量を含む狭い留分芳香族溶剤である。 実施例で溶剤固有抵抗はベツクマン伝導率ブリ
ツジモデルRC−16Cを使い決めた。数平均分子
量(Mn)および重量平均分子量(Mw)はゲル
浸透クロマトグラフイーにより測定した。対数粘
度数(ηinh)は次の関係から決めた。 ηinh=ln(ηrel)/C ただしCは溶液100g当りの重合体のg数であ
り、ηrelは(溶液の粘度)/(溶剤の粘度)であ
る。(粘度測定のための溶液は溶液100g当り重合
体1.5〜1.7gを含んでいた)。 実施例 1 機械かくはん機、2個の滴下漏斗、還流冷却器
を付けた1フラスコに、メチルイソブチルケト
ン(MIBK)164gとアロマチツク100(商品名)
溶剤(エクソン社、米国)76gを添加した。滴下
漏斗の一つ(500ml容量)は次のものを含んでい
た。
関し、さらに詳しくはアクリル高固形分被覆用樹
脂合成に有用な優れた溶剤ブレンドを使用するア
クリル樹脂の製造法に関する。 多くの種類のアクリル被覆用組成物が既知であ
る。低固形分被覆物、すなわち約18〜40重量%の
固形分を含み残りが溶剤である被覆物が従来開発
されており、この場合樹脂自体は高分子量、たと
えば20000〜40000の範囲の分子量を特徴としてい
る。均一な被覆物を適用するのを容易にするため
に必要な流動性および他の性質を与えるために
は、これらの高分子量樹脂においては上記のよう
な高い溶剤濃度を必要とする。きびしい空気汚染
規正のため、溶剤汚染の軽減は極めて重要であ
る。このため、被覆物適用のためブレンドにおい
て必要な溶剤量を減らし、こうして溶剤自体に伴
なう汚染問題を減らすために、工業は高固形分被
覆物、すなわち低分子量樹脂(たとえば、約1000
〜6000の分子量)を含む被覆物を開発する試みに
多くの努力を費してきた。これらの高固形分アク
リル被覆物は自動車、トラツク、航空機用外部仕
上としてまた家庭電化製品の仕上として有用であ
る。 従来の当該技術の高固形分アクリル樹脂の例は
米国特許第4276212号およよびヨーロツパ特許出
願第27719号、第29339号、第29594号、第29683号
に明らかにされたものである。 従来の当該技術は高固形分被覆物の製造に種々
の溶剤を使用し、また重合樹脂から高固形分被覆
物の処方前に重合溶剤を除去する必要性を避ける
ために、重合溶剤としておよび被覆用溶剤として
同一溶剤を使うことが望ましい。 これらの文献(たとえばヨーロツパ特許出願第
29594号)に代表的に示されている溶剤はトルエ
ン、キシレン、酢酸ブチル、アセトン、メチルイ
ソブチルケトン、メチルアミルケトン、メチルエ
チルケトン、ブチルアルコール、他の脂肪族、脂
環族、芳香族の炭化水素、エステル、エーテル、
ケトン、アルコールである。 本発明に従えば、重合溶剤がメチルイソブチル
ケトンとある種のアルキル置換ベンゼン溶剤のブ
レンドからなるアクリル共重合体樹脂の改良製造
法が提供される。単量体はヒドロキシ置換アルキ
ル(メタ)アクリレートと非ヒドロキシ置換アル
キル(メタ)アクリレートからなり、本法はアク
リル被覆物の成分として有用な低分子量アクリル
樹脂形成の改良法を提供する。重合溶剤は樹脂中
に残つてこうして形成したアクリル樹脂を含む高
固形分被覆物に使う溶剤となることができ、従来
の当該技術の重合溶剤よりも改良された電気固有
抵抗、改良された溶解力、減少した表面張力を与
える。 さらに、本発明の製造法において使用する溶剤
ブレンドは一層低い還流温度で低分子量アクリル
樹脂を与え、一層低いエネルギー要求および汚染
制御の容易さを含め著しい工程上の利点を与え
る。驚くことには、本発明の製造法において使用
する溶剤ブレンドは優れた分子量と粘度性質を特
徴とする低分子量アクリル共重合体を生成し、そ
こで高固形分被覆物で使うのに特に適している。 本発明の改良法に従えば、重合条件下でヒドロ
キシ置換アルキル(メタ)アクリレートと非ヒド
ロキシ置換アルキル(メタ)アクリレートとを遊
離基重合触媒の存在でおよび約35〜80重量%のメ
チルイソブチルケトンと残りが主成分としてアル
キル置換ベンゼンを含む芳香族溶剤とからなる重
合溶剤の存在で接触させることにより、アクリル
重合体を製造する。ただし上記アルキル置換ベン
ゼンにおいて、ベンゼン環がモノアルキル置換の
ときはアルキル基は合計少なくとも2個の炭素原
子からなり、ベンゼン環が2個またはそれより多
いアルキル基で置換されているときは合計少なく
とも3個の炭素原子からなる。 使用できるヒドロキシ置換アルキル(メタ)ア
クリレートは次のアクリル酸またはメタクリル酸
と脂肪族グリコールのエステルからなる群から選
ばれるメンバーからなる。2−ヒドロキシエチル
アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、2−ヒドロキシ−1−メチル
エチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2,3−ジヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒ
ドロキシブチルアクリレート、ジエチレングリコ
ールアクリレート、5−ヒドロキシペンチルアク
リレート、6−ヒドロキシヘキシルアクリレー
ト、トリエチレングリコールアクリレート、7−
ヒドロキシヘプチルアクリレート、2−ヒドロキ
シ−1−メチルエチルメタクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、2,3−ジヒドロキシ
プロピルメタクリレート、2−ヒドロキシブチル
メタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリ
レート、3,4−ジヒドロキシブチルメタクリレ
ート、5−ヒドロキシペンチルメタクリレート、
6−ヒドロキシヘキシルメタクリレート、1,3
−ジメチル−3−ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、5,6−ジヒドロキシヘキシルメタクリレー
ト、7−ヒドロキシヘプチルメタクリレート。当
業者は上に挙げたものを含め多くの異なるヒドロ
キシ置換アルキル(メタ)アクリレートを使用で
きることがわかるが、本発明の製造法による樹脂
で使う好ましいヒドロキシ官能基をもつ単量体
は、合計5〜7個の炭素原子を有するアルキルア
クリレートおよびメタクリレートを意味するヒド
ロキシ置換(メタ)アクリレート、すなわちC2
〜C32価アルコールとアクリル酸またはメタクリ
ル酸とのエステルである。 最も好ましくは、ヒドロキシ置換アルキル(メ
タ)アクリレート単量体は次の構造式()の化
合物からなる。 ただし、R1は水素またはメチルであり、R2お
よびR3は独立に水素、1〜6個の炭素原子のア
ルキルからなる群から選ばれる。これらの特に適
したヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレー
ト単量体の例は2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキ
シブチルアクリレート、2−ヒドロキシ−1−メ
チルヘキシルアクリレートである。 使用できる非ヒドロキシ置換アルキル(メタ)
アクリレートとしては、(メタ)アクリル酸エス
テル(前記のように、アクリル酸またはメタクリ
ル酸のエステルを意味する)、およびアクリル酸
エステルとビニル炭化水素の混合物がある。好ま
しい非ヒドロキシル不飽和単量体はC1〜C121価ア
ルコールとアクリル酸またはメタクリル酸とのエ
ステル、たとえばメタクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチ
ル、アクリル酸ヘキシル、2−エチルヘキシルア
クリレート、メタクリル酸ラウリル、メタクリル
酸グリシジルなどである。 特に好ましい非ヒドロキシ置換単量体は次の構
造式()の単量体からなる群から選ばれる化合
物である。 ただし、R4は1〜6個の炭素原子のアルキル
であり、R5は水素またはメチルである。特に好
ましいものはアクリル酸ブチル、メタクリル酸ブ
チル、メタクリル酸メチルである。 重合工程段階に送る全単量体混合物は一般に約
5〜30重量%の、好ましくは約10〜20重量%のヒ
ドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレートおよ
び約5〜95重量%の、好ましくは約70〜90重量%
の非ヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレー
トおよび所望による単量体(下記で議論する)か
らなる。非ヒドロキシ置換(メタ)アクリレート
は、典型的には全単量体混合物の約5〜30重量
%、さらに好ましくは約10〜25重量%の量で存在
するメタクリル酸メチルまたはアクリル酸メチル
と、全単量体混合物の約60重量%までの、さらに
好ましくは約25〜45重量%のアクリル酸ブチル、
メタクリル酸ブチル、またはその混合物との混合
物からなる。 重合に使用できる追加の所望による単量体は、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、tert−ブチルスチレン、クロロスチレンなど
を含め8〜12個の炭素原子を含むモノビニル芳香
族炭化水素である。使う場合、これらの所望によ
るモノビニル炭化水素は一般に全単量体混合物の
約5〜30重量%、好ましくは約10〜20重量%の量
で存在させる。 さらに、塩化ビニル、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル酸のよう
な他の変性単量体も存在させることができる。ア
クリル酸を使う場合、この単量体は一般に全単量
体混合物の約2〜5重量%の量で存在させる。使
う場合、残りの上記変性単量体は一般に単量体混
合物の3〜10重量%の量で存在させる。 本発明の製造法において使用する重合溶剤はメ
チルイソブチルケトン(MIBK)と芳香族溶剤の
混合物からなる。溶剤のMIBK成分は一般に溶剤
混合物の約35〜80重量%の、好ましくは約50〜75
重量%の量で存在させ、芳香族溶剤成分は溶剤混
合物の約65〜20重量%の、好ましくは約50〜25重
量%の量で存在させる。芳香族溶剤成分は、ベン
ゼン環がモノアルキル置換のときはアルキル置換
基が合計少なくとも2個の炭素原子からなりまた
ベンゼン環が2個またはそれより多いアルキル基
で置換されているときはアルキル基は合計少なく
とも3個の炭素原子からなるアルキル置換ベンゼ
ンを主成分として含む少なくとも1種の芳香族炭
化水素溶剤からなる。さらに好ましくは、芳香族
溶剤成分は次の構造式() (ただし、nは1〜4の整数であり、Xは各々
の場合1〜4個の炭素原子の直鎖および枝分れ鎖
アルキルからなる群から独立に選ばれ、ただしn
が1のときはXは少なくとも2個の炭素原子を含
む必要があり、さらにnが2またはそれより大き
いときはX基は合計少なくとも3個の炭素原子を
含む必要がある)のアルキル置換ベンゼンおよび
その混合物からなる。 本発明の製造法において使用する溶剤ブレンド
で使うのに適したアルキル置換ベンゼンの例はエ
チルベンゼン、イソプロピルベンゼン、n−プロ
ピルベンゼン、1−メチル−3−エチルベンゼ
ン、1−メチル−4−エチルベンゼン、1,3,
5−トリメチルベンゼン、1−メチル−2−エチ
ルベンゼン、1,2,4−トリメチルベンゼン、
イソブチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、1
−メチル−3−イソプロピルベンゼン、1−メチ
ル−4−イソプロピルベンゼン、1,2,3−ト
リメチルベンゼン、1−メチル−2−イソプロピ
ルベンゼン、1,3−ジエチルベンゼン、1−メ
チル−3−n−プロピルベンゼン、n−ブチルベ
ンゼン、1,4−ジエチルベンゼン、1,3−ジ
メチル−5−エチルベンゼン、1,4−ジメチル
−2−エチルベンゼン、1,3−ジメチル−4−
エチルベンゼン、1,2−ジメチル−4−エチル
ベンゼン、1,2,4,5−テトラメチルベンゼ
ン、1,2,3,5−テトラメチルベンゼンなど
およびその混合物である。 この芳香族溶剤成分は、上記構造式()の定
義をみたさないC6〜C14芳香族溶剤のような他の
炭化水素溶剤、およびC6〜C14飽和脂肪族および
脂環族炭化水素を約50重量%まで、好ましくは約
40重量%以下、さらに好ましくは約25重量%まで
を含むこともできる。 本発明の製造法による重合体の製造において
は、望む共重合体を得るような割合で、要求され
るヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレート
および非ヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリ
レートを含む選んだ単量体を、変性単量体または
他の単量体と共に混合し、通常の遊離基開始重合
により反応させることができ、この反応を本発明
の製造法において使用する溶剤ブレンドの存在で
行なう。多数の遊離基開始剤が当該技術で知られ
ており、この目的に適している。これらは過酸化
ベンゾイル、過酸化ラウリル、tert−ブチルヒド
ロキシペルオキシド、アセチルシクロヘキシルス
ルホニルペルオキシド、過酸化ジイソブチリル、
ジ(2−エチルヘキシル)ペルオキシジカルボナ
ート、ジイソプロピルペルオキシジカルボナー
ト、tert−ブチルペルオキシピバラート、過酸化
デカノイル、アゾビス(2−メチルプロピオニト
リル)、2−tert−ブチルアゾ−2−シアノブタ
ンなどを含む。 本法に従い重合体の製造に使用する全単量体混
合物は、一般に重合反応器に送る単量体および溶
剤の全物質の約40〜80重量%を、好ましくは約50
〜60重量%を構成している。そこで、本発明の
MIBK/アルキル置換ベンゼン溶剤ブレンドは、
一般に重合器に送る単量体と溶剤の全物質の約20
〜60重量%を、好ましくは約40〜50重量%を構成
する。反応で触媒として使う遊離基開始剤の量も
広く変化でき、一般に反応混合物に仕込む全単量
体成分の約0.5〜5重量%の量で存在させる。 重合反応を実施する温度および圧力条件は広く
変化できる。一般に、反応混合物の還流温度で重
合を行ない、これは一般に常圧で約120〜135℃の
範囲である。約0.703〜35.154Kg/cm2ゲージ圧
(10〜500psig)の圧力で全く適当であるが、一層
高圧または低圧を使用できる。このような反応に
対し工業で使う通常の装置で重合反応を実施でき
る。そこで、所望の重合反応と競争しまたは妨害
するガス状酸素との反応を避けるため、反応器は
重合中不活性雰囲気(たとえばN2,Ar)を維持
するかくはん式反応器からなることができる。 重合工程をバツチ式、半連続式、または連続式
で実施できる。単量体および溶剤を予備混合で
き、または単独でまたは遊離基開始剤および他の
成分と組合せて、別々に重合器に送ることができ
る。 重合反応を進める時間も広く変化でき、一般に
は約0.5〜10時間、好ましくは約1〜6時間の範
囲である。 本法で製造されたアクリル樹脂は約1000〜約
6000の、好ましくは約2500〜約4500の数平均分子
量を特徴としている。これらのアクリル樹脂を他
の溶剤を添加してまたは添加しないで被覆物の処
方に使用できる。このアクリル樹脂を使つて処方
するこのような被覆用組成物の成分は、通常の触
媒、酸化防止剤、紫外線吸収剤、安定剤、表面変
性剤、湿潤剤、および顔料のいずれかであること
ができる。これらの物質は通常のものであり、本
発明の十分な理解のためにその一層完全な記載は
不必要である。たとえば、通常の紫外線吸収剤お
よび安定剤の例はヨーロツパ特許出願第29594号
に示されている。 本発明のアクリル樹脂を使い製造される被覆物
は、ローラー塗、噴霧被覆、静電噴霧被覆、浸
漬、またははけ塗のような常法を使い、自動車な
どのような基材に適用できる。勿論、特定の適用
法は被覆しようとする特定の基材および被覆操作
を行なう環境に依存する。特にトツプコートとし
て自動車に適用する場合、高固形分組成物適用の
特に好ましい技術は噴霧ガンのノズルを通す噴霧
被覆である。 本発明の方法と組成物を次の実施例によりさら
に例示できる。ことわらない限り部は重量であ
る。実施例で、本発明のMIBK/アルキル置換ベ
ンゼン溶剤ブレンドはアロマチツク
(AROMATIC)100(商品名)溶剤(エクソン
社、米国、製)を使い処方した。アロマチツク
100(商品名)溶剤はトリメチルベンゼン約40重量
%、メチルエチルベンゼン35重量%、プロピルお
よびイソプロピルベンゼン10重量%、エチルジメ
チルベンゼン3重量%、メチル(n−およびイ
ソ)プロピルベンゼン2重量%、ジエチルベンゼ
ン2重量%、モノブチルベンゼンおよびテトラメ
チルベンゼンの各々1重量%以下、キシレン6重
量%、エチルベンゼン、C10およびC11飽和物およ
び未知物少量を含む狭い留分芳香族溶剤である。 実施例で溶剤固有抵抗はベツクマン伝導率ブリ
ツジモデルRC−16Cを使い決めた。数平均分子
量(Mn)および重量平均分子量(Mw)はゲル
浸透クロマトグラフイーにより測定した。対数粘
度数(ηinh)は次の関係から決めた。 ηinh=ln(ηrel)/C ただしCは溶液100g当りの重合体のg数であ
り、ηrelは(溶液の粘度)/(溶剤の粘度)であ
る。(粘度測定のための溶液は溶液100g当り重合
体1.5〜1.7gを含んでいた)。 実施例 1 機械かくはん機、2個の滴下漏斗、還流冷却器
を付けた1フラスコに、メチルイソブチルケト
ン(MIBK)164gとアロマチツク100(商品名)
溶剤(エクソン社、米国)76gを添加した。滴下
漏斗の一つ(500ml容量)は次のものを含んでい
た。
【表】
50ml容量の第2の滴下漏斗はアセトン25mlに溶
かしたアゾビス(イソブチロニトリル)15gを含
んでいた。2個の滴下漏斗および反応フラスコ中
の液体を窒素ブランケツト(N2/atm)下に保
つた。反応フラスコ中の溶剤ブレンドを還流温度
(124〜128℃)に加熱し、かきまぜ2時間にわた
り2漏斗の内容物を徐々に添加した。定期的に、
アセトンを冷却器の頂部を通し蒸発させ、除去し
て、選んだ還流温度に保つた。添加終了後、さら
に0.5時間かくはんと加熱を続けた。ついでアセ
トン10mlに溶かしたアゾビス(イソブチロニトリ
ル)さらに2gを少量ずつ加え、かくはんと加熱
を2時間続けて重合を完結させた。こうしてつく
つた重合体容液は対数粘度数(ηinh)0.082、固
形分51.8重量%を有していた。数平均分子量Mn
=1660でMw/Mn=3.68であつた。溶剤固有抵
抗は80メガオームであつた。 比較例 1A 実施例1の操作をくり返したが、溶剤はメチル
アミルケトン(240g)からなつていた。この実
験の還流温度は約146℃であつた。得られたアク
リル重合体は対数粘度数0.073、Mn=1240、
Mw/Mn=3.60を有していた。溶剤固有抵抗は
22メガオームであつた。 実施例 2 実施例1の操作に従い、次の混合物を第1の滴
下漏斗に仕込んだ。
かしたアゾビス(イソブチロニトリル)15gを含
んでいた。2個の滴下漏斗および反応フラスコ中
の液体を窒素ブランケツト(N2/atm)下に保
つた。反応フラスコ中の溶剤ブレンドを還流温度
(124〜128℃)に加熱し、かきまぜ2時間にわた
り2漏斗の内容物を徐々に添加した。定期的に、
アセトンを冷却器の頂部を通し蒸発させ、除去し
て、選んだ還流温度に保つた。添加終了後、さら
に0.5時間かくはんと加熱を続けた。ついでアセ
トン10mlに溶かしたアゾビス(イソブチロニトリ
ル)さらに2gを少量ずつ加え、かくはんと加熱
を2時間続けて重合を完結させた。こうしてつく
つた重合体容液は対数粘度数(ηinh)0.082、固
形分51.8重量%を有していた。数平均分子量Mn
=1660でMw/Mn=3.68であつた。溶剤固有抵
抗は80メガオームであつた。 比較例 1A 実施例1の操作をくり返したが、溶剤はメチル
アミルケトン(240g)からなつていた。この実
験の還流温度は約146℃であつた。得られたアク
リル重合体は対数粘度数0.073、Mn=1240、
Mw/Mn=3.60を有していた。溶剤固有抵抗は
22メガオームであつた。 実施例 2 実施例1の操作に従い、次の混合物を第1の滴
下漏斗に仕込んだ。
【表】
第2の滴下漏斗への仕込物はアゾビス(イソブ
チロニトリル)9gとアセトン20gからなつてい
た。これらの二つの漏斗の内容物をかきまぜ2時
間にわたり還流条件で選んだ溶剤を含むガラスフ
ラスコに滴下した。この実施例では溶剤は
MIBK164gとアロマチツク100(商品名)溶剤混
合物76gからなつていた。二つの滴下漏斗の内容
物の添加後、還流条件でさらに0.5時間かくはん
を続けた。ついで、アセトン10ml中のアゾビス
(イソブチロニトリル)2gを滴下し、さらに1.5
時間還流を続けた。 こうしてつくつたアクリル樹脂を回収し、分析
し、第1表に示したデータを得た。 比較例2Aおよび2B 追加の実験で実施例2の操作をくり返したが、
ただし溶剤はメチルアミルケトン240gまたはメ
チルイソブチルケトン240gからなつていた。得
られたデータを第1表に示す。
チロニトリル)9gとアセトン20gからなつてい
た。これらの二つの漏斗の内容物をかきまぜ2時
間にわたり還流条件で選んだ溶剤を含むガラスフ
ラスコに滴下した。この実施例では溶剤は
MIBK164gとアロマチツク100(商品名)溶剤混
合物76gからなつていた。二つの滴下漏斗の内容
物の添加後、還流条件でさらに0.5時間かくはん
を続けた。ついで、アセトン10ml中のアゾビス
(イソブチロニトリル)2gを滴下し、さらに1.5
時間還流を続けた。 こうしてつくつたアクリル樹脂を回収し、分析
し、第1表に示したデータを得た。 比較例2Aおよび2B 追加の実験で実施例2の操作をくり返したが、
ただし溶剤はメチルアミルケトン240gまたはメ
チルイソブチルケトン240gからなつていた。得
られたデータを第1表に示す。
【表】
実施例 3
実施例2の操作をくり返したが、ただし開始剤
はMIBK25mlに溶かしたtert−ブチルアゾ−2−
シアノブタン(9g)であつた。反応フラスコは
MIBK139gおよびアロマチツク100溶剤76gを含
んでいた。124〜128℃の還流温度で、連続して加
熱、かくはんして、3時間で添加を完結した。実
施例2のように、さらにtert−ブチルアゾ−2−
シアノブタン2gを少量ずつ添加し、加熱とかく
はんを2時間続けた。こうして得られたアクリル
重合体は対数粘度数0.093、Mn=2490、Mw/
Mn=5.52(ゲル浸透クロマトグラフイーで測定
し)を有していた。この共重合体溶液は動粘度約
215cpsを有することもわかつた。 実施例 4 実施例3をくり返し、生成重合体はηinh=
0.089、Mn=2299、Mw/Mn=4.99を有してい
た。この重合体溶液の動粘度は219cpsであつた。
実施例 5 実施例3の操作をくり返したが、ただし開始剤
(tert−ブチルアゾ−2−シアノブタン15g)を
滴下漏斗中の単量体ブレンドと混合した。反応フ
ラスコはMIBK164gおよびアロマチツク100溶剤
76gを含んでいた。最終共重合体はηinh=0.089、
Mn=2195、Mw/Mn=4.86を有することがわか
つた。 比較例 6 実施例2の操作をくり返したが、ただし開始剤
アゾビス(イソブチロニトリル)をアセトン25ml
に溶かし、ついで単量体ブレンドと混合して開始
剤の添加を容易にし、また反応フラスコに仕込ん
だ溶剤はMIBK164gおよびトルエン78gからな
つていた。実験中120℃の還流温度を保つた。生
成重合体はηinh=0.098、Mn=3519、Mw/Mn
=91.37を有することがわかつた。著しく広い分
子量分布(著しく高いMw/Mn)はこの共重合
体生成物をアクリル高固形分被覆用に不適当にし
た。 比較例 7 実施例2の操作をくり返したが、ただし
MIBK/アロマチツク100溶剤の代りにキシレン
240gを反応フラスコに仕込んだ。生成アクリル
共重合体溶液は対数粘度数0.084、動粘度692cps
を有することがわかり、これはこの共重合体溶液
を高固形分被覆物の処方に受けいれられないもの
にした。 比較例 8 実施例7の操作をくり返したが、ただし反応フ
ラスコ中の重合溶剤としてトルエン240gを使つ
た。こうして得られた重合体溶液は対数粘度数
0.104、動粘度690cpsを有することがわかり、高
固形分被覆物の処方には受け入れられない。 実施例 9 実施例1の操作に従い、開始剤としてtert−ブ
チルアゾ−2−シアノブタン15gと共に、次のア
クリル単量体を大きな滴下漏斗に仕込んだ。
はMIBK25mlに溶かしたtert−ブチルアゾ−2−
シアノブタン(9g)であつた。反応フラスコは
MIBK139gおよびアロマチツク100溶剤76gを含
んでいた。124〜128℃の還流温度で、連続して加
熱、かくはんして、3時間で添加を完結した。実
施例2のように、さらにtert−ブチルアゾ−2−
シアノブタン2gを少量ずつ添加し、加熱とかく
はんを2時間続けた。こうして得られたアクリル
重合体は対数粘度数0.093、Mn=2490、Mw/
Mn=5.52(ゲル浸透クロマトグラフイーで測定
し)を有していた。この共重合体溶液は動粘度約
215cpsを有することもわかつた。 実施例 4 実施例3をくり返し、生成重合体はηinh=
0.089、Mn=2299、Mw/Mn=4.99を有してい
た。この重合体溶液の動粘度は219cpsであつた。
実施例 5 実施例3の操作をくり返したが、ただし開始剤
(tert−ブチルアゾ−2−シアノブタン15g)を
滴下漏斗中の単量体ブレンドと混合した。反応フ
ラスコはMIBK164gおよびアロマチツク100溶剤
76gを含んでいた。最終共重合体はηinh=0.089、
Mn=2195、Mw/Mn=4.86を有することがわか
つた。 比較例 6 実施例2の操作をくり返したが、ただし開始剤
アゾビス(イソブチロニトリル)をアセトン25ml
に溶かし、ついで単量体ブレンドと混合して開始
剤の添加を容易にし、また反応フラスコに仕込ん
だ溶剤はMIBK164gおよびトルエン78gからな
つていた。実験中120℃の還流温度を保つた。生
成重合体はηinh=0.098、Mn=3519、Mw/Mn
=91.37を有することがわかつた。著しく広い分
子量分布(著しく高いMw/Mn)はこの共重合
体生成物をアクリル高固形分被覆用に不適当にし
た。 比較例 7 実施例2の操作をくり返したが、ただし
MIBK/アロマチツク100溶剤の代りにキシレン
240gを反応フラスコに仕込んだ。生成アクリル
共重合体溶液は対数粘度数0.084、動粘度692cps
を有することがわかり、これはこの共重合体溶液
を高固形分被覆物の処方に受けいれられないもの
にした。 比較例 8 実施例7の操作をくり返したが、ただし反応フ
ラスコ中の重合溶剤としてトルエン240gを使つ
た。こうして得られた重合体溶液は対数粘度数
0.104、動粘度690cpsを有することがわかり、高
固形分被覆物の処方には受け入れられない。 実施例 9 実施例1の操作に従い、開始剤としてtert−ブ
チルアゾ−2−シアノブタン15gと共に、次のア
クリル単量体を大きな滴下漏斗に仕込んだ。
【表】
MIBK164gおよびアロマチツク100溶剤76gを
含む反応フラスコに、還流条件で一定にかくはん
して単量体ブレンドを滴下した。前のように、液
体を窒素雰囲気で保護した。添加を2時間で完結
し、さらに0.5時間かくはんと加熱を続けた。つ
いで、tert−ブチルアゾ−2−シアノブタン開始
剤2gを少量ずつ添加し、さらに2時間かくはん
と加熱を続けた。生成重合体は対数粘度数0.080
を有していた。Mn=2240、Mw/Mn=2.59であ
つた。あけたときの重合体溶液の流れの容易さを
目で観察し測定し、この重合体溶液の動粘度は
200〜240cpsの範囲であつた。この重合体溶液の
流動性は実施例4で得た重合体溶液に匹敵するこ
とが認められた。 本発明のMIBK/アルキル置換ベンゼン重合溶
剤系は、高固形分被覆物の処方に使うのに特に適
している約400cps以下の、好ましくは約300cps以
下の動粘度を有するアクリル重合体溶液を生成す
ることがわかつた。 本発明から離れることなく種々の変更と変形を
行なうことができることは明らかであり、そこで
上記に含まれるすべての内容は単に例と判断さ
れ、本発明の制限ではないことが意図されてい
る。
含む反応フラスコに、還流条件で一定にかくはん
して単量体ブレンドを滴下した。前のように、液
体を窒素雰囲気で保護した。添加を2時間で完結
し、さらに0.5時間かくはんと加熱を続けた。つ
いで、tert−ブチルアゾ−2−シアノブタン開始
剤2gを少量ずつ添加し、さらに2時間かくはん
と加熱を続けた。生成重合体は対数粘度数0.080
を有していた。Mn=2240、Mw/Mn=2.59であ
つた。あけたときの重合体溶液の流れの容易さを
目で観察し測定し、この重合体溶液の動粘度は
200〜240cpsの範囲であつた。この重合体溶液の
流動性は実施例4で得た重合体溶液に匹敵するこ
とが認められた。 本発明のMIBK/アルキル置換ベンゼン重合溶
剤系は、高固形分被覆物の処方に使うのに特に適
している約400cps以下の、好ましくは約300cps以
下の動粘度を有するアクリル重合体溶液を生成す
ることがわかつた。 本発明から離れることなく種々の変更と変形を
行なうことができることは明らかであり、そこで
上記に含まれるすべての内容は単に例と判断さ
れ、本発明の制限ではないことが意図されてい
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 遊離基開始剤および溶剤の存在で少なくとも
1種のヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレ
ート単量体と少なくとも1種の非ヒドロキシ置換
アルキル(メタ)アクリレート単量体とを重合条
件で接触させることからなり、該溶剤がメチルイ
ソブチルケトンおよびベンゼン環がモノアルキル
置換のときはアルキル置換基が合計少なくとも2
個の炭素原子を含んでおりまたベンゼン環が2個
またはそれより多いアルキル基で置換されている
ときはアルキル置換基が合計少なくとも3個の炭
素原子を含んでいる少なくとも1種のアルキル置
換ベンゼン溶剤のブレンドからなることを特徴と
するアクリル共重合体樹脂の製造法。 2 ヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレー
ト単量体が次の構造式 (ただしR1は水素またはメチルであり、R2お
よびR3は独立に水素および1〜6個の炭素原子
のアルキルからなる群から選ばれる)の単量体か
らなる群から選ばれる一員からなる特許請求の範
囲第1項に記載のアクリル共重合体樹脂の製造
法。 3 非ヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレ
ート単量体が次の構造式 (ただしR4は1〜6個の炭素原子のアルキル
であり、R5は水素またはメチルである)の少な
くとも1種の単量体からなる特許請求の範囲第1
項に記載のアクリル共重合体樹脂の製造法。 4 アルキル置換ベンゼン溶剤が次の構造式 (ただし、nは1〜4の整数であり、Xは各々
の場合1〜4個の炭素原子の直鎖および枝分れ鎖
アルキルからなる群から独立に選ばれ、ただしn
が1の場合はXは少なくとも2個の炭素原子を含
む必要があり、さらにnが2またはそれより大き
い場合はX基は合計少なくとも3個の炭素原子を
含む必要がある)の少なくとも1種の芳香族化合
物および上記芳香族化合物の混合物からなる特許
請求の範囲第1項に記載のアクリル共重合体樹脂
の製造法。 5 メチルイソブチルケトン/アルキル置換ベン
ゼン溶剤ブレンドを重合反応における反応物質の
20〜60重量%の量で使う特許請求の範囲第1項に
記載のアクリル共重合体樹脂の製造法。 6 ヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレー
ト単量体を重合反応に仕込む全単量体の5〜30重
量%の量で使う特許請求の範囲第1項に記載のア
クリル共重合体樹脂の製造法。 7 非ヒドロキシ置換アルキル(メタ)アクリレ
ート単量体が重合反応に仕込む全単量体の5〜95
重量%を構成する特許請求の範囲第1項に記載の
アクリル共重合体樹脂の製造法。 8 重合反応を還流条件で0.5〜10時間行なう特
許請求の範囲第1項に記載のアクリル共重合体樹
脂の製造法。 9 重合反応で生成したアクリル重合体が1000〜
6000の数平均分子量を特徴としている特許請求の
範囲第1項に記載のアクリル共重合体樹脂の製造
法。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| US06/393,080 US4501868A (en) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | Superior solvent blends for synthesis of acrylic resins for high solids coatings |
| US393080 | 1982-06-28 |
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|---|---|---|---|
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| JP2268265A Pending JPH03143909A (ja) | 1982-06-28 | 1990-10-05 | 重合性組成物 |
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