JPH033086B2 - - Google Patents

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JPH033086B2
JPH033086B2 JP62281853A JP28185387A JPH033086B2 JP H033086 B2 JPH033086 B2 JP H033086B2 JP 62281853 A JP62281853 A JP 62281853A JP 28185387 A JP28185387 A JP 28185387A JP H033086 B2 JPH033086 B2 JP H033086B2
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JP
Japan
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friction disk
silicon carbide
converted
carbon
silicon
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JP62281853A
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Yasuhiro Obara
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、摩擦デイスクに関し、詳しくは車
両、自動車、航空機などの車輪の回転を摺動摩擦
によつてコントロールするブレーキデイスク等に
関する。
(従来の技術) 車両、自動車、航空機などのブレーキデイスク
には、鋳鉄やアスベスト、あるいは耐摩耗性を与
えたり、摩擦性能の安定化のため鋳鉄に黒鉛を添
加したものが従来より用いられており、最近では
アスベスト粉の人体や環境に及ぼす悪影響の点か
ら、炭素結合炭素繊維複合材料からなる、いわゆ
るC/C複合体よりなるブレーキデイスクが使用
されるようになつてきている。
C/C複合体は炭素繊維をフイラメントワイン
デイングなどによつて一方向を強化したものや、
炭素繊維で編んだ布、不織布を重ね合わして二方
向を強化したもの、あるいは多方向に編み込むこ
とによつて多方向に強化したものなどがあり、こ
れらのC/C複合体は機械的強度が大きく、耐熱
性や熱伝導性に優れているため、摩擦熱の急速な
放散が可能であり、高強度で焼付きや腐食、サビ
などが発生しないため、航空機のように高速のも
のや、一部の特殊な車両や自動車のブレーキデイ
スクに使用されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のC/C複合体より成るブ
レーキデイスクである摩擦デイスクは強度の点
で、強化された方向は問題なかつたが、摺動面の
耐摩耗性が不十分であつた。
又、高速での摩擦熱は部分的に炭素繊維の酸化
反応を開始させる温度以上になることがあり、そ
の結果、酸化消耗を起こし、急激な強度劣化が見
られた。
本発明はこのような問題点を解決し、高強度で
耐摩耗性と耐酸化性に優れた摩擦デイスクを提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明はC/C複合体より成る摩擦
デイスクにおいて、その一部又は全部を炭化珪素
に転化して成る摩擦デイスクを要旨とするもので
ある。
C/C複合体はポリアクリロニトリル、レーヨ
ン、フエノール樹脂等の合成高分子材料を出発原
料とする炭素繊維か、又は石油ピツチ、石炭ピツ
チ等を出発原料とする炭素繊維を用いて一次元、
二次元、三次元構造、あるいはもつと高次元の構
造に組み立てられる。
次いでこれらの構造体はフエノール樹脂やフラ
ン樹脂等の炭化性樹脂を含浸したり、ピツチ類を
含浸し、硬化後、700℃以上で焼成炭化する。こ
の工程でより緻密で高強度のC/C複合体を得る
には樹脂含浸−硬化−炭化のプロセスを数回繰り
返す必要がある。
又、この他にも樹脂含浸に換えて、CVD処理
によつて熱分解炭素を炭素繊維構造体内に均一に
沈積させてもよい。
このようにして成形加工したC/C複合体より
成る摩擦デイスクの一部又は全部を炭化珪素に、
特に耐摩耗性に優れたβ型炭化珪素に転化される
方法としては、珪素蒸気又は各種珪素化合物と反
応させるコンバージヨン法、コンバージヨン法の
ガス発生源と同じ充填剤といつしよに被処理物を
埋め込んで加熱処理するバツクセメンテージヨン
を応用した方法がある。最も好ましい方法として
一酸化珪素ガスと摩擦デイスクを次式のように反
応させることにより、摩擦デイスクの形状を保持
したまま行うコンバージヨン法があげられる。
SiO(g)+2C=SiO+CO(g) この反応は1300℃〜2300℃の温度範囲で加熱す
ることにより進行する。ここで一酸化珪素ガスを
発生させるには、ガス発生源として珪素粉と二酸
化珪素粉の混合体、又は炭化珪素粉と二酸化珪素
粉の混合体、あるいは炭素粉と二酸化珪素粉の混
合体、その他各種珪素化合物を1200℃〜2300℃に
加熱することにより行うことができる。
摩擦デイスクの一部又は全部を炭化珪素に転化
させるには一酸化珪素ガスの発生源と接触しない
ように同一黒鉛容器に載置し、一酸化珪素ガス発
生源から摩擦デイスクの表面へ一酸化珪素ガスを
導入して摩擦デイスクの微細気孔を通して、一酸
化珪素ガスを拡散させて珪化反応を行わせる。
摩擦デイスクの希望する部分だけを炭化珪素層
に転化させるには、希望する部分以外は黒鉛板等
を当ててマスクさせることによつて、一酸化珪素
ガスとの接触を断つことにより行うことができ
る。
摩擦デイスクと一酸化珪素とを反応させて摩擦
デイスク表面層を炭化珪素に転化させるとき、処
理温度を1300℃〜2300℃の範囲で選択することに
よつて摩擦デイスク表面層の珪化層の中に未反応
炭素を残留させ、用途に応じて炭化珪素分の割合
である珪化率をいろいろ変えたものをつくること
ができる。又、処理温度のほかに処理時間を調節
することによつても摩擦デイスク表面の珪化層の
厚さをコントロールすることができる。珪化層の
厚さは0.1mm〜3.5mmが好ましい。その他、一酸化
珪素の濃度を調節することによつて珪化率、珪化
層の厚さをコントロールすることができる。
以上のような方法のほかに、C/C複合体を構
成する炭素繊維自体を前記の方法を用いて、繊維
表面層の一部又は全部を炭化珪素に転化させ、こ
の炭素繊維を用いて1次元、2次元、又は3次
元、あるいはそれ以上の高次元のC/C複合体に
編み上げて樹脂含浸−硬化−炭化あるいはCVD
処理の工程を経て摩擦デイスクを得ることもでき
る。
摩擦デイスクの表面層を炭化珪素に転化した珪
化層の中には未反応炭素を少なくとも10%以上は
残留させておくことが望ましい。このことによつ
て炭化珪素成分固有の耐摩耗性付与効果に炭素成
分固有の熱伝導性が加わり、長時間の使用寿命が
保証されるからである。
(発明の作用) 本発明ではC/C複合体より成る摩擦デイスク
の表面層を一酸化珪素ガスを浸透拡散させ、摩擦
デイスク自体と反応させて炭化珪素に転化させる
ことが特徴となつており、CVD法やPVD法、あ
るいは、メツキ、溶射、塗布のような方法を使つ
て炭素繊維の上に各種物質を沈積被膜化したもの
とは根本的に違つている。
つまり、CVD法やPVD法、あるいはメツキ、
溶射、塗布などによつて得られた炭素繊維表面は
各種の沈積被膜物質と炭素繊維表面がフアン・デ
ル・ワールス力等による物理的接着のみで結合し
ており、このような炭素繊維より成るC/C複合
体の摩擦デイスクを用いた場合、高温高圧下での
繰り返し使用では沈積被膜物質が熱膨張差や剪断
応力等が原因となつて剥離を起こし、耐摩耗性、
耐酸化性を早期に損う。
しかし、本発明の摩擦デイスクの表面層は素材
が最も安定で化学的に腐食されない耐酸化性と耐
摩耗性に優れた炭化珪素が主成分であり、摩擦デ
イスクの表層自体が一酸化珪素と反応して炭化珪
素に変化したものであるから境界は完全な連続の
組織となつており、高温高圧下での繰り返し使用
によつて珪化層が剥離することはなく長期にわた
つて耐酸化性、耐摩耗性を確保する。
次に、本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。
(実施例) 実施例 1 炭素繊維で編んだ布を重ね合わせてフエノール
樹脂に含浸した後、ホツトプレスを用いて150
Kg/cm2の圧力で加圧硬化させ、直径250mmΦ、厚
さ15mmの成形体を得た。これを900℃で焼成炭化
しC/C複合体より成る摩擦デイスクを得た。
ここで、得られた摩擦デイスクに更に4回フエ
ノール樹脂含浸と焼成炭化を繰り返し、密度1.58
g/cm3、曲げ強さ1150Kg/cm2AG、弾性率1300
Kg/mm2の摩擦デイスクを作製した。
この摩擦デイスクを珪素粉と二酸化珪素粉の混
合成形体1.5Kg(モル比1:1)と接触しないよ
うに同一黒鉛容器に入れ密閉し、1800℃で加熱
し、この温度で90分間保持して、表面層を炭化珪
素に転化した。
この処理の結果、第1図の断面図に示すように
C/C複合体3の表面層が約2.6mmの厚さで未反
応炭素を含んだβ型炭化珪素に転化した層2を持
つた摩擦デイスク1を作製した。
炭化珪素に転化した層2は第2図の略図に示し
たように、表面から約2.6mmの厚さで炭化珪素に
添加した部分5と未反応炭素部分6からなる炭素
繊維、及び炭化珪素に転化した部分7と未反応炭
素8からなる炭素マトリツクスより構成されてい
る。
以上のようにして得られた表面層を炭化珪素に
転化したC/C複合体より成る摩擦デイスクの密
度は1.61g/cm3、曲げ強度1820Kg/cm2、弾性率
1910Kg/mm2となつた。
この摩擦デイスクを600℃の空気雰囲気中に置
き、100時間後の酸化消耗率を測定した結果、表
面層を炭化珪素に転化していない従来の摩擦デイ
スクの酸化消耗率の約1/15であつた。
又、この摩擦デイスクを相手材ステンレス鋼の
回転体に、圧力588Nで接して摩耗率を測定した
結果、表面層を炭化珪素に転化していない従来の
摩擦デイスクの摩耗率の約1/3であつた。
実施例 2 第3図に示したように、表面層をβ型炭化珪素
に転化した層5を持つた炭素繊維を用いて2次元
の布を作製し、これを重ね合わせてフエノール樹
脂に含浸した後、ホツトプレスを用いて150Kg/
cm2の圧力で加圧硬化させ、直径250mmΦ、厚さ15
mmの成形体を得た。これを900℃で焼成、炭化し
C/C複合体より成る摩擦デイスクを作製した。
この摩擦デイスクに更に4回フエノール樹脂含浸
と承成炭化を繰り返し、密度1.59g/cm3、曲げ強
さ1470Kg/cm2AG、弾性率1490Kg/mm2の摩擦デイ
スクを得た。
この摩擦デイスクを600℃の空気雰囲気中に置
き、100時間後の酸化消耗率を測定した結果、炭
化珪素に転化していない従来の摩擦デイスクの酸
化消耗率の約1/20であつた。
又、この摩擦デイスクを相手材ステンレス鋼の
回転体に、圧力588Nで接して摩耗率を測定した
結果、炭化珪素に転化していない従来の摩擦デイ
スクの摩耗率の約1/2であつた。
実施例 3 実施例1と同様に、炭素繊維で編んだ布を重ね
合わせてフエノール樹脂に含浸した後、ホツトプ
レスを用いて150Kg/cm2の圧力で加圧硬化させ、
直径250mmΦ、厚さ15mmの成形体を得た。これを
900℃で焼成炭化したC/C複合体より成る摩擦
デイスクを得た。
ここで、得られた摩擦デイスクに更に4回フエ
ノール樹脂含浸と焼成炭化を繰り返し、密度1.58
g/cm3、曲げ強さ1080Kg/cm2AG、弾性率1300
Kg/mm2の摩擦デイスクを作製した。
この摩擦デイスクを炭素粉と二酸化珪素粉の混
合粉1Kg(モル比3:1)といつしよに黒鉛製容
器内に充填し、1800℃で加熱し、この温度で1時
間保持した。
この処理の結果、表面層をβ型炭化珪素に転化
したC/C複合体より成る摩耗デイスクを得た。
この摩擦デイスクを600℃の空気雰囲気中に置
き、100時間後の酸化消耗率を測定した結果、表
面層を炭化珪素に転化していない従来の摩擦デイ
スクの酸化消耗率の約1/12であつた。又、この摩
擦デイスクを相手材ステンレス鋼の回転体に、圧
力588Nで接して摩耗率を測定した結果、表面層
をを炭化珪素に転化していない従来の摩擦デイス
クの摩耗率の約1/3であつた。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の摩擦デイスク
は、その一部又は全部を炭化珪素に転化させてい
るため、摩擦熱によつて炭素繊維が酸化反応を開
始する温度の500℃を越えることがあつても、表
面層の炭化珪素によつて酸化消耗はおさえられ、
急激なる強度劣化を起こさないので安心して使え
る。
又、本発明の摩擦デイスクはその表面層の炭化
珪素によつて、炭化珪素固有の耐摩耗性付与効果
と炭素繊維の熱伝導性、熱放散性付与効果によつ
て、耐摩耗性のある熱放散性に優れた摩擦デイス
クを提供する。
さらに、本発明の摩擦デイスクは炭化珪素によ
つて強化された炭素繊維より成る摩擦デイスクの
構造になつているので、従来の炭素繊維の編み構
造によつて機械的強度をもたせた摩擦デイスクに
較べ、高強度、高弾性のものを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る摩擦デイスクの断面図、
第2図は第1図A部の模式的にあらわたし拡大
図、第3図は珪化処理前、珪化処理後の炭素繊維
の断面図である。 符号の説明、1……摩擦デイスク、2……未反
応炭素を含んだ炭化珪素に転化した層、3……
C/C複合体、4……炭素繊維、5……炭素繊維
の炭化珪素に転化した部分、6……炭素繊維の未
反応炭素部分、7……炭素マトリツクスの炭化珪
素に転化した部分、8……炭素マトリツクスの未
反応炭素部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 C/C複合体より成る摩擦デイスクにおい
    て、その一部又は全部を炭化珪素に転化して成る
    摩擦デイスク。
JP62281853A 1987-11-06 1987-11-06 摩擦ディスク Granted JPH01126445A (ja)

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GB2234533B (en) * 1989-07-25 1994-04-06 Dunlop Ltd Carbon-brake disc
GB9220603D0 (en) * 1992-09-30 1992-11-11 Dunlop Ltd Toughened carbon composite brake discs
GB9525622D0 (en) * 1995-12-15 1996-02-14 Sab Wabco Bromborough Limited Friction engaging device

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