JPH0331181B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0331181B2 JPH0331181B2 JP58179341A JP17934183A JPH0331181B2 JP H0331181 B2 JPH0331181 B2 JP H0331181B2 JP 58179341 A JP58179341 A JP 58179341A JP 17934183 A JP17934183 A JP 17934183A JP H0331181 B2 JPH0331181 B2 JP H0331181B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toxin
- fat globule
- fat
- gangliosides
- ganglioside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ガングリオシドをレセプターとする
各種細菌毒素(以下、単に毒素ということがあ
る)の中和剤に関するものである。
各種細菌毒素(以下、単に毒素ということがあ
る)の中和剤に関するものである。
コレラ毒素、大腸菌易熱性毒素、破傷風毒素、
ボツリヌス毒素、腸炎ビブリオ耐熱性毒素、ブド
ウ球菌毒素等は、いずれも腸管細胞表面の酸性糖
脂質・ガングリオシド(これには後述するように
幾つかの分子種がある)がレセプターとなつて人
体に取り込まれ、その毒性を発揮することが確認
されている。例えば、コレラ毒素はガングリオシ
ドGM1に結合し、その状態で腸管壁のアデニル
サイクラーゼを活性化して細胞内のアデノシン−
3′−5′−サイクリツクモノホスフエイトを特異的
に増加させ、その結果、大量の塩類と水分の喪失
をきたし、下痢症状をひきおこす。大腸菌毒素の
場合も、ほぼ同様の機構で下痢症状を招くものと
考えられている。したがつて、これらの毒素によ
る下痢その他の感染症を防止する方法の一つとし
て、毒素に直接作用してその毒性発揮を阻止し得
る物質を用いることが考えられる。このような観
点から研究された上記炎症の予防法または治療法
としては、毒素のレセプターであるガングリオシ
ド、特に多くの毒素に対して強い親和性を示すガ
ングリオシドGM1を牛脳から単離して活性炭等
の担体に結合させ、これを経口投与して毒素と結
合させることにより毒素が腸管壁上のガングリオ
シドに結合するのを阻止する拮抗法がある(ガン
グリオシドはそのまま投与すると腸管組織に吸着
されてレセプター数を増し、毒素の作用をかえつ
て増強させてしまうから、担体に吸着させて固定
する必要がある)。しかしながらこの方法は、牛
脳から採取されるガングリオシドGM1が著しく
高価であるという問題点があり、該ガングリオシ
ドを牛脳以外の生物体組織または生体生産物から
経済的に採取する方法も見いだされていないか
ら、実用化されるには至つていない。
ボツリヌス毒素、腸炎ビブリオ耐熱性毒素、ブド
ウ球菌毒素等は、いずれも腸管細胞表面の酸性糖
脂質・ガングリオシド(これには後述するように
幾つかの分子種がある)がレセプターとなつて人
体に取り込まれ、その毒性を発揮することが確認
されている。例えば、コレラ毒素はガングリオシ
ドGM1に結合し、その状態で腸管壁のアデニル
サイクラーゼを活性化して細胞内のアデノシン−
3′−5′−サイクリツクモノホスフエイトを特異的
に増加させ、その結果、大量の塩類と水分の喪失
をきたし、下痢症状をひきおこす。大腸菌毒素の
場合も、ほぼ同様の機構で下痢症状を招くものと
考えられている。したがつて、これらの毒素によ
る下痢その他の感染症を防止する方法の一つとし
て、毒素に直接作用してその毒性発揮を阻止し得
る物質を用いることが考えられる。このような観
点から研究された上記炎症の予防法または治療法
としては、毒素のレセプターであるガングリオシ
ド、特に多くの毒素に対して強い親和性を示すガ
ングリオシドGM1を牛脳から単離して活性炭等
の担体に結合させ、これを経口投与して毒素と結
合させることにより毒素が腸管壁上のガングリオ
シドに結合するのを阻止する拮抗法がある(ガン
グリオシドはそのまま投与すると腸管組織に吸着
されてレセプター数を増し、毒素の作用をかえつ
て増強させてしまうから、担体に吸着させて固定
する必要がある)。しかしながらこの方法は、牛
脳から採取されるガングリオシドGM1が著しく
高価であるという問題点があり、該ガングリオシ
ドを牛脳以外の生物体組織または生体生産物から
経済的に採取する方法も見いだされていないか
ら、実用化されるには至つていない。
本発明は、上記拮抗法に用いることのできる新
規な毒素中和剤、すなわち獣乳の脂肪球皮膜(そ
の破砕物を含む)の熱処理物よりなる、ガングリ
オシドをレセプターととする細菌毒素の中和剤を
提供するものである。
規な毒素中和剤、すなわち獣乳の脂肪球皮膜(そ
の破砕物を含む)の熱処理物よりなる、ガングリ
オシドをレセプターととする細菌毒素の中和剤を
提供するものである。
獣乳の脂肪球皮膜は、獣乳中の脂肪球を覆つて
いる皮膜であつて、牛乳の場合、脂肪球直径は1
〜10μ、皮膜厚さは約10nmである。この皮膜は、
獣乳の脂肪が乳線で分泌されると同時に形成さ
れ、その組成は乳線細胞の原形質膜と似ている。
脂肪球皮膜を構成する主要成分は、リン脂質、酵
素、蛋白質、糖蛋白質、トリグリセライド、コレ
ステロールなどであるが、蛋白質と脂質だけで90
%以上を占め、そのうち約55%が脂質であり約45
%が蛋白質である。ガングリオシドは現在までの
ところ6種類が確認されており、総量で、蛋白質
1mg当り約6nmol(但しシアル酸換算値)が含ま
れている。最も多量に存在するのはガングリオシ
ドGD3であるが、他に同GM2、GM3なども
見いだされる。
いる皮膜であつて、牛乳の場合、脂肪球直径は1
〜10μ、皮膜厚さは約10nmである。この皮膜は、
獣乳の脂肪が乳線で分泌されると同時に形成さ
れ、その組成は乳線細胞の原形質膜と似ている。
脂肪球皮膜を構成する主要成分は、リン脂質、酵
素、蛋白質、糖蛋白質、トリグリセライド、コレ
ステロールなどであるが、蛋白質と脂質だけで90
%以上を占め、そのうち約55%が脂質であり約45
%が蛋白質である。ガングリオシドは現在までの
ところ6種類が確認されており、総量で、蛋白質
1mg当り約6nmol(但しシアル酸換算値)が含ま
れている。最も多量に存在するのはガングリオシ
ドGD3であるが、他に同GM2、GM3なども
見いだされる。
本発明の最も特徴とするところは、従来検討さ
れたガングリオシド製剤が単離精製したガングリ
オシドを担体に吸着させものであつたのに対し、
上記ガングリオシドGD3、GM2、GM3等を
獣乳の脂肪球皮膜から分離することなく脂肪球皮
膜のまま用いたことで、ここでは脂肪球皮膜とい
う一種の生体高分子が、ガングリオシド含有物質
であるだけでなくガングリオシドの担体ともなつ
ている。担体に担持されたガングリオシド製剤と
してみたときの脂肪球皮膜は、その組成からは考
えられないほど高い安定性を示す。すなわち、PH
3.5〜8.4、100℃、60分間の加熱処理、あるいは
プロナーゼ、トリプシン等の蛋白分解酵素による
処理を施しても、毒素中和能はほとんど低下しな
いから、“担体”部分が胃や腸内で消化されてガ
ングリオシドを遊離する恐れはない。
れたガングリオシド製剤が単離精製したガングリ
オシドを担体に吸着させものであつたのに対し、
上記ガングリオシドGD3、GM2、GM3等を
獣乳の脂肪球皮膜から分離することなく脂肪球皮
膜のまま用いたことで、ここでは脂肪球皮膜とい
う一種の生体高分子が、ガングリオシド含有物質
であるだけでなくガングリオシドの担体ともなつ
ている。担体に担持されたガングリオシド製剤と
してみたときの脂肪球皮膜は、その組成からは考
えられないほど高い安定性を示す。すなわち、PH
3.5〜8.4、100℃、60分間の加熱処理、あるいは
プロナーゼ、トリプシン等の蛋白分解酵素による
処理を施しても、毒素中和能はほとんど低下しな
いから、“担体”部分が胃や腸内で消化されてガ
ングリオシドを遊離する恐れはない。
脂肪球皮膜は、常法によるバター製造工程にお
いて、獣乳を遠心分離して得られるクリームチヤ
ーンで処理し、生じたバター粒を分離した後に残
るいわゆるバターミルク中に濃縮されているか
ら、本発明の毒素中和剤の原料としてもこの獣乳
画分を利用するのが最も有利であるが、これに限
られるものではなく、たとえばクリームに水を混
合したのち遠心分離することにより洗浄する処理
をあらかじめ施してからチヤーニングして得られ
るバターミルク相当物を用いてもよい。
いて、獣乳を遠心分離して得られるクリームチヤ
ーンで処理し、生じたバター粒を分離した後に残
るいわゆるバターミルク中に濃縮されているか
ら、本発明の毒素中和剤の原料としてもこの獣乳
画分を利用するのが最も有利であるが、これに限
られるものではなく、たとえばクリームに水を混
合したのち遠心分離することにより洗浄する処理
をあらかじめ施してからチヤーニングして得られ
るバターミルク相当物を用いてもよい。
バターミルクまたはこれと同様の組成を持つ獣
乳画分は、そのままでは乳蛋白、乳糖等の乳成分
が多くて毒素中和剤として利用するのに適当では
ないから、通常はこれを透析、硫安分画、ゲル濾
過、等電点沈殿などの方法により精製することが
望ましい。また脂肪球皮膜は多くの酵素を含むの
で、加熱処理してこれを失活させることが必要で
ある。熱処理条件としては、たとえば62℃で30分
間以上の加熱、または100℃以上の高温で短時間
の熱処理を行ういわゆるUHT滅菌処理に相当す
る加熱が適当である。
乳画分は、そのままでは乳蛋白、乳糖等の乳成分
が多くて毒素中和剤として利用するのに適当では
ないから、通常はこれを透析、硫安分画、ゲル濾
過、等電点沈殿などの方法により精製することが
望ましい。また脂肪球皮膜は多くの酵素を含むの
で、加熱処理してこれを失活させることが必要で
ある。熱処理条件としては、たとえば62℃で30分
間以上の加熱、または100℃以上の高温で短時間
の熱処理を行ういわゆるUHT滅菌処理に相当す
る加熱が適当である。
以上の処理を経て得られる脂肪球皮膜は、脂肪
球を包囲していたときとあまり変らない大きさを
持つ部分もあるため、水に分散させても一部が沈
殿し易い。したがつて、通常はこれに超音波処理
等を施して微細な皮膜断片とし、安定な水中懸濁
液を形成し得るようにすることが望ましい。
球を包囲していたときとあまり変らない大きさを
持つ部分もあるため、水に分散させても一部が沈
殿し易い。したがつて、通常はこれに超音波処理
等を施して微細な皮膜断片とし、安定な水中懸濁
液を形成し得るようにすることが望ましい。
すべての処理を終わつた脂肪球皮膜は、凍結乾
燥して保存することができる。毒素中和剤として
の製剤化法は任意であり、凍結乾燥粉末をそのま
ま服用するようにしてもよい。標準的な服用量は
毒素の種類によつても異なるが、例えばコレラ毒
素の場合は、成人1日当り約300〜5000mg程度で
ある。
燥して保存することができる。毒素中和剤として
の製剤化法は任意であり、凍結乾燥粉末をそのま
ま服用するようにしてもよい。標準的な服用量は
毒素の種類によつても異なるが、例えばコレラ毒
素の場合は、成人1日当り約300〜5000mg程度で
ある。
本発明による毒素中和剤は獣乳を原料として化
学的処理を施すことなしに分離処理と熱処理のみ
によつて作られるものであるから、安全性の点で
は全く問題がない。
学的処理を施すことなしに分離処理と熱処理のみ
によつて作られるものであるから、安全性の点で
は全く問題がない。
前述のように本発明の毒素中和剤は、バター製
造工場において大量に生成する安価なバターミル
クを濃縮済み原料として有利に利用し、これに簡
単な精製処理と熱処理を加えるだけで製造でき、
微量成分であるガングリオシドを単離精製した上
で担体に吸着させるといつた煩雑な処理を加える
必要がない。したがつて本発明の毒素中和剤は、
従来検討されてきたガングリオシド製剤に比べて
大量生産が容易できわめて安価である点でもすぐ
れている。したがつて、本発明によれば、コレラ
毒素、大腸菌毒素等、ガングリオシドをレセプタ
ーとする各種細菌毒素による下痢症その他の感染
症の予防または治療に有効な、安全性の高い薬剤
もしくはその原料を安価に且つ大量に提供するこ
とが可能になる。
造工場において大量に生成する安価なバターミル
クを濃縮済み原料として有利に利用し、これに簡
単な精製処理と熱処理を加えるだけで製造でき、
微量成分であるガングリオシドを単離精製した上
で担体に吸着させるといつた煩雑な処理を加える
必要がない。したがつて本発明の毒素中和剤は、
従来検討されてきたガングリオシド製剤に比べて
大量生産が容易できわめて安価である点でもすぐ
れている。したがつて、本発明によれば、コレラ
毒素、大腸菌毒素等、ガングリオシドをレセプタ
ーとする各種細菌毒素による下痢症その他の感染
症の予防または治療に有効な、安全性の高い薬剤
もしくはその原料を安価に且つ大量に提供するこ
とが可能になる。
以下実施例を示して本発明を説明するが、実施
例中で示した「毒素中和能」は下記の方法で測定
したものである。
例中で示した「毒素中和能」は下記の方法で測定
したものである。
まず市販の精製コレラ毒素(濃度400ng/ml)
または大腸菌毒素(蛋白質としての濃度1.08mg/
ml)0.1mlに、試料(PH7.2のリン酸緩衝液に溶解
したもの)0.2mlを加えて37℃で2時間静置する。
その後、5%仔牛血清添加HamF12培養液1.7ml
を加え、得られた混合液0.5mlをCHO−K1細胞
(あらかじめチヤンバースライド内で2〜3時間、
5%炭酸ガス下37℃で培養することにより、スラ
イド表面に付着させておいたもの)に加える。細
胞の培養を上記と同じ条件で更に20時間続けた
後、細胞をギムザ液で染色し、顕微鏡を用いて、
毒素による細胞の形態の変化度を調べる。試料の
かわりにリン酸緩衝液を用いた場合の細胞形態変
化率を基準にして、形態変化抑制率を算出する
(形態変化率は、細胞400個のうち毒素による細胞
の伸長を起こしているものを数え、百分率で表示
する。) 実施例 1 脂肪分3.3%の牛乳1を3000rpmで15分間遠
心分離してクリームを得、これに水を加えて全量
を440mlにし遠心分離することにより洗浄した。
同様の洗浄処理を更に3回くり返したのち、洗浄
ずみクリームを40℃で一夜保存し、次いでチヤー
ンで処理してバターミルクとバター粒とに分離し
た。得られたバターミルクに硫酸アンモニウムを
加えて50%飽和とした後、一夜保存し、3000rpm
で30分間、遠心分離を行なつた。この後、脂肪球
皮膜が懸濁している上清をとり、蒸留水に対して
4℃で透析後、10000rpmで30分間遠心分離を行
なつた。沈殿した脂肪球皮膜をとつて凍結乾燥す
ることにより、乾燥脂肪球皮膜650mgを得た。
または大腸菌毒素(蛋白質としての濃度1.08mg/
ml)0.1mlに、試料(PH7.2のリン酸緩衝液に溶解
したもの)0.2mlを加えて37℃で2時間静置する。
その後、5%仔牛血清添加HamF12培養液1.7ml
を加え、得られた混合液0.5mlをCHO−K1細胞
(あらかじめチヤンバースライド内で2〜3時間、
5%炭酸ガス下37℃で培養することにより、スラ
イド表面に付着させておいたもの)に加える。細
胞の培養を上記と同じ条件で更に20時間続けた
後、細胞をギムザ液で染色し、顕微鏡を用いて、
毒素による細胞の形態の変化度を調べる。試料の
かわりにリン酸緩衝液を用いた場合の細胞形態変
化率を基準にして、形態変化抑制率を算出する
(形態変化率は、細胞400個のうち毒素による細胞
の伸長を起こしているものを数え、百分率で表示
する。) 実施例 1 脂肪分3.3%の牛乳1を3000rpmで15分間遠
心分離してクリームを得、これに水を加えて全量
を440mlにし遠心分離することにより洗浄した。
同様の洗浄処理を更に3回くり返したのち、洗浄
ずみクリームを40℃で一夜保存し、次いでチヤー
ンで処理してバターミルクとバター粒とに分離し
た。得られたバターミルクに硫酸アンモニウムを
加えて50%飽和とした後、一夜保存し、3000rpm
で30分間、遠心分離を行なつた。この後、脂肪球
皮膜が懸濁している上清をとり、蒸留水に対して
4℃で透析後、10000rpmで30分間遠心分離を行
なつた。沈殿した脂肪球皮膜をとつて凍結乾燥す
ることにより、乾燥脂肪球皮膜650mgを得た。
次いでこれを水に懸濁させ、超音波処理を行な
つて皮膜を破砕し、更に100℃で30分間加熱して
酵素を失活させて毒素中和剤を得た。
つて皮膜を破砕し、更に100℃で30分間加熱して
酵素を失活させて毒素中和剤を得た。
この中和剤について毒素中和能を測定したとこ
ろ、コレラ毒素10ngにより生じるCHO−K1細
胞の形態変化を500μgの上記毒素中和剤が100%
抑制した。また、大腸菌毒素27μg(蛋白質とし
ての量)によつて生じるCHO−K1細胞の形態変
化を500μgの上記毒素中和剤がほぼ100%抑制し
た。
ろ、コレラ毒素10ngにより生じるCHO−K1細
胞の形態変化を500μgの上記毒素中和剤が100%
抑制した。また、大腸菌毒素27μg(蛋白質とし
ての量)によつて生じるCHO−K1細胞の形態変
化を500μgの上記毒素中和剤がほぼ100%抑制し
た。
実施例 2
粉末バターミルク10gを水に溶かして全量を
100mlとし、4〜5℃の蒸留水に対して充分透析
したのち透析内液を凍結乾燥した。得られた固形
物のうち1gを、0.5Mの食塩を含む0.1Mトリス
塩酸緩衝疫(PH8.3)20mlに溶解して、Bio−Gel
A−5mのカラム(3.2cmφ×52cm)に供給した。
次いで上記の緩衝液で溶出処理を行い、脂肪球皮
膜に富むvoid volumeを採取し、この画分を透析
後、凍結乾燥した。脂肪球皮膜の収量は、原料の
粉末バターミルク10g当りに換算して350mgであ
つた。次いでこれを水に懸濁させ、超音波処理を
行なつたのち65℃で30分間加熱して、毒素中和物
質を得た。
100mlとし、4〜5℃の蒸留水に対して充分透析
したのち透析内液を凍結乾燥した。得られた固形
物のうち1gを、0.5Mの食塩を含む0.1Mトリス
塩酸緩衝疫(PH8.3)20mlに溶解して、Bio−Gel
A−5mのカラム(3.2cmφ×52cm)に供給した。
次いで上記の緩衝液で溶出処理を行い、脂肪球皮
膜に富むvoid volumeを採取し、この画分を透析
後、凍結乾燥した。脂肪球皮膜の収量は、原料の
粉末バターミルク10g当りに換算して350mgであ
つた。次いでこれを水に懸濁させ、超音波処理を
行なつたのち65℃で30分間加熱して、毒素中和物
質を得た。
上記脂肪球皮膜からなる毒素中和剤のコレラ毒
素中和能を調べたところ、コレラ毒素10ngによ
つて生じるCHO−K1細胞の形態変化を650μgの
上記毒素中和剤が100%抑制した。
素中和能を調べたところ、コレラ毒素10ngによ
つて生じるCHO−K1細胞の形態変化を650μgの
上記毒素中和剤が100%抑制した。
実施例 3
脂肪分4.25%の山羊乳1を3000rpmで遠心分
離し、得られたクリームに水を加えて全量を570
mlとし、再度遠心分離することにより、クリーム
中の脂肪球を洗浄した。この洗浄操作を更に3回
くり返した後、4℃で一夜保存し、次いでチヤー
ンで処理して、バターミルクとバター粒とに分離
した。次いでバターミルクを、100℃で10分間加
熱したのち、蒸留水に対して4℃で透析した。得
られた透析内容物を凍結乾燥することにより、乾
燥脂肪球皮膜380mgを得た。次いでこれを水に懸
濁させ、超音波処理を行なつて皮膜を破砕し、更
に100℃で30分間加熱して酵素を失活させて毒素
中和剤を得た。
離し、得られたクリームに水を加えて全量を570
mlとし、再度遠心分離することにより、クリーム
中の脂肪球を洗浄した。この洗浄操作を更に3回
くり返した後、4℃で一夜保存し、次いでチヤー
ンで処理して、バターミルクとバター粒とに分離
した。次いでバターミルクを、100℃で10分間加
熱したのち、蒸留水に対して4℃で透析した。得
られた透析内容物を凍結乾燥することにより、乾
燥脂肪球皮膜380mgを得た。次いでこれを水に懸
濁させ、超音波処理を行なつて皮膜を破砕し、更
に100℃で30分間加熱して酵素を失活させて毒素
中和剤を得た。
この中和剤について毒素中和能を測定したとこ
ろ、コレラ毒素10ngによつて生じるCHO−K1
細胞の形態変化を35μgの上記毒素中和剤がほぼ
100%抑制した。また、大腸菌毒素27μg(蛋白
質換算)によつて生じるCHO−K1細胞の形態変
化を138μgの上記毒素中和剤がほぼ100%抑制し
た。
ろ、コレラ毒素10ngによつて生じるCHO−K1
細胞の形態変化を35μgの上記毒素中和剤がほぼ
100%抑制した。また、大腸菌毒素27μg(蛋白
質換算)によつて生じるCHO−K1細胞の形態変
化を138μgの上記毒素中和剤がほぼ100%抑制し
た。
Claims (1)
- 1 獣乳の脂肪球皮膜の熱処理物よりなる、ガン
グリオシドをレセプターとする細菌毒素の中和
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58179341A JPS6072819A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 細菌毒素の中和剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58179341A JPS6072819A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 細菌毒素の中和剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6072819A JPS6072819A (ja) | 1985-04-24 |
| JPH0331181B2 true JPH0331181B2 (ja) | 1991-05-02 |
Family
ID=16064144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58179341A Granted JPS6072819A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 細菌毒素の中和剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6072819A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0685684B2 (ja) * | 1986-01-17 | 1994-11-02 | 雪印乳業株式会社 | ガングリオシド添加粉乳 |
| JPH06122284A (ja) * | 1992-01-24 | 1994-05-06 | Nitto Denko Corp | 熱転写記録材料の被転写紙 |
| JP2000234001A (ja) | 1999-02-16 | 2000-08-29 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | ガングリオシド高含有組成物の製造法 |
| JP2007055921A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Nagasaki Univ | ヘリコバクター・ピロリの空胞化毒素に対する結合剤 |
| JP4852684B2 (ja) | 2005-09-30 | 2012-01-11 | 雪印メグミルク株式会社 | 乳由来複合脂質高含有粉末 |
-
1983
- 1983-09-29 JP JP58179341A patent/JPS6072819A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6072819A (ja) | 1985-04-24 |
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