JPH0332443B2 - - Google Patents
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- JPH0332443B2 JPH0332443B2 JP57104776A JP10477682A JPH0332443B2 JP H0332443 B2 JPH0332443 B2 JP H0332443B2 JP 57104776 A JP57104776 A JP 57104776A JP 10477682 A JP10477682 A JP 10477682A JP H0332443 B2 JPH0332443 B2 JP H0332443B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- pine
- fibers
- mat
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27N—MANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
- B27N3/00—Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres
- B27N3/08—Moulding or pressing
- B27N3/10—Moulding of mats
- B27N3/12—Moulding of mats from fibres
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H1/00—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
- D04H1/40—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
- D04H1/44—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling
- D04H1/46—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling by needling or like operations to cause entanglement of fibres
- D04H1/48—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling by needling or like operations to cause entanglement of fibres in combination with at least one other method of consolidation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
本発明は、深絞り成型に適した乾式成型用マツ
ト及びその製造方法に関するものである。 木質パルプを主原料とする乾式成型用マツトは
従来公知であり、例えば自動車用内装材、音響機
器ケース、その他家具等の製造に利用されてい
る。この種のマツトは、安価であること、成型性
並びに成型前におけるハンドリング性が良好であ
ること、所望の機械的強度がだせること、品質の
ばらつきが少ないこと等の条件を満たしうること
が肝要である。 木質パルプは安価で、しかも軽量であるため、
主原料としてできるだけ多く混入させたいのであ
るが、繊維長の短い(大部分が5mm以下)木質パ
ルプを多量(50%以上)に混合してフエルト状マ
ツトを製造することは、その均一分散性と強度特
性並びにマツトハンドリング性などの点で困難と
されていた。そこで、接着剤(通常、熱硬化性樹
脂)を20%以上、一般的には50%程度配合し、予
備硬化させることが行われていたが、このように
樹脂を多量に混合すると、マツトコストが高くな
るばかりでなく、マツトの柔軟性が悪化するし、
また、予備硬化のための温度や時間等の工程管理
が難しく、樹脂の硬化が進行して成型物性に悪影
響を与えたり、成型品の品質の均一性が害される
といつた欠点がある。 また、熱硬化性樹脂の配合量を少なくするた
め、各種繊維質物質を添加することも行われてい
るが、添加方式によつて細い繊維がネツプ化し
(毛玉になること)、マツト中で各成分原料が均一
分散せず、かえつてマツト性能を低下させるとい
つた欠点もあつた。 本発明は、このような従来技術の実情に鑑みな
されたもので、その目的は、分散均一性とマツト
ハンドリング性が良好で、しなやかな性状を呈
し、深絞り型に対するフイツト性並びに成型性が
良好で、成型後に充分な機械的強度を発現させる
ことができるような成型用マツトを提供するこ
と、及びそのような成型用マツトを効率よく製造
することができる方法を提供することにある。 以下、本発明について更に詳しく説明する。本
発明に係る成型用マツトは、木材チツプを蒸煮し
た解繊した木質パルプ50〜100重量部と、天然植
物繊維10〜30重量部と、化学合成繊維5〜10重量
部と、熱硬化性樹脂5〜20重量部とが均一に分散
混合されているフエルト状マツトであつて、その
少なくとも一方の面は、不貫通ニードル・パンチ
による繊維間結合処理が施されている構成のもの
である。 本発明では、木材チツプを蒸煮し解繊した木質
パルプが用いられる。従来、この種の成型用マツ
トに使用されていた木質パルプは、製紙用パルプ
が主体であつたため、パルプ自体の接着効果はな
く、多量の補助接着剤が必要であつた。これに対
し、本発明では、上記のような木質パルプであ
り、天然の樹脂(ヘミセルロース、リグニン)を
含有しているので、適量の水分と熱があればそれ
が接着剤としての充分な効果を発揮するし、特に
高温蒸煮した木質パルプは、その解繊機構が主繊
維質を包含する樹脂層(ヘミセルロース、リグニ
ン)が軟化して解繊されるので、通常の砕木パル
プに比較して樹脂層露出部が多い木質繊維が得ら
れ、後の熱圧成型においてその分、接着面積が広
く、接着効果が良いことになり、補助的に添加す
る合成樹脂の量が少なくて済む。また、本発明で
は、木材チツプから木質パルプを製造しており、
従来多く行われていた故紙あるいは反毛屑等の使
用の場合とは異なり、品質が安定しており、供給
量も安定している。木質パルプの配合量を50〜
100重量部としたのは、マツト価格並びに軽量化
の点で、できるだけ多く木質パルプを混合させた
いのであるが、多すぎるとマツト強度が不充分と
なるし、少なすぎれば主原料たる木質パルプの不
足によつてコスト高を招き、また木質パルプの天
然樹脂成分の減少によつて熱圧成型後の機械的強
度が上らず、更に成型品の軽量化も困難となる。 天然植物繊維は、主骨格材として強度をもたせ
るためのもので、10〜30重量部配合される。配合
量がこれにより多いと、主原料たる木質パルプの
不足によりコスト高となり、また熱圧成型後の機
械的強度が低下するために成型品の比重を上げる
必要があるので軽量化ができず、一方少ない場合
にはマツト強度が低下する。このような天然繊維
としては、太くて長い繊維、具体的には繊維長が
10mm以上で10デニール以上のものが望ましく、例
えば麻、とりわけジユート麻が良い。 化学合成繊維は、支骨格材として天然繊維の柔
軟性のないのを補うとともに、加熱によつて軟化
し、成型時に潤滑剤的な役割を果たし、主骨格材
や木質パルプが滑つてマツトの破断を防止するも
のであり、5〜10重量部添加される。5重量部よ
り少ないと成型時におけるマツトの破断を有効に
防止できず、一方10重量部より多いと主原料であ
る木質パルプの不足によるコスト高並びに成型後
の機械的強度の低下等を招くからである。このよ
うな化学合成繊維としては、繊維長が3mm以上で
太さが5デニール以下のものが用いられ、具体的
には例えばポリエステル等が用いられる。 この他、接着剤として熱硬化性樹脂5〜20重量
部が混合される。前記のように、本発明では高温
蒸煮した木質パルプを用いているため、樹脂成分
の配合量は比較的少なくてよい。 更に、本発明の特徴は、このような成分原料が
均一分散したフエルト状マツトを不貫通ニード
ル・パンチによつて繊維間結合処理を施した点に
ある。このニードル・パンチによる繊維間結合処
理は、フエルト状マツトの片面のみに対して行つ
てもよいが、両面に対して行うことが好ましい。
いずれの場合においてもニードル・パンチのニー
ドルは、フエルト状マツトを貫通しないようにす
ることが肝要である。ニードル・パンチ法は、小
さいとげをもつた多数の針(ニードル)を上下に
動かしてマツトを突刺してマツト内の繊維に三次
元的なからみ合いを与えて機械的に結合する方法
で、カーペツトの製造などに用いられているが、
本発明では、従来行われているものと異なり、前
記のように、ニードルがマツトを貫通しないよう
になつている。 本発明で、片面のみに対してニードル・パンチ
処理を行う場合は、マツト厚の1/3〜2/3程度の深
さのニードル突刺層を有するようにし、また両面
に対してニードル・パンチ処理を行う場合は、マ
ツト厚の1/5〜2/5程度の深さのニードル突刺層を
両面に有するようにするのが望ましい。このよう
な構成とすると、マツトの表面にはニードル・パ
ンチ処理によつて繊維が三次元的にからみ合つて
結合された層(ニードル突刺層)ができるため、
マツトのハンドリング性が著しく向上し、そのた
め熱硬化性樹脂の添加量を小さく抑えることがで
きるし、また、マツト内にはニードル・パンチ処
理のされない部分、すなわち繊維が二次元的に配
列されている層(自由層)が残るので、これが熱
圧成型時に深絞り金型に良好にフイツトするよう
な柔軟性、流動性を呈し、成型時を向上させるこ
とができる。その他、この種のマツトは比較的厚
く、内部に硬い繊維が含まれているが、貫通させ
ないニードル・パンチ法によつて針折れの発生が
極端に減少することも見出された。 かかる構成の成型用マツトは、充分満足しうる
性能をもち、その見掛け密度は0.05〜0.20g/cm3
程度である。 次に、本発明に係る成型用マツトの製造方法に
ついて言及する。本発明に係る成型用マツトの製
造方法は、木材チツプを蒸煮解繊した木質パルプ
に熱硬化性樹脂を散布混合し乾燥装置を通して熱
硬化性樹脂を木質パルプに付着させるとともに含
水率を10〜30%に調整した木質パルプ55〜120重
量部と、これとは別に予め、天然植物繊維10〜30
重量部と化学合成繊維5〜10重量部とを混合解繊
し調整した混合繊維とを合せて、混合機で混合し
た後、マツトフオーマーを通して嵩高マツトと
し、この嵩高マツトの少なくとも一方の面からニ
ードルが該嵩高マツトを貫通しないようニード
ル・パンチングし、繊維同士を結合される方法で
ある。尚、上記の木材チツプの蒸煮解繊処理は、
例えば、130℃以上で行えば良い。 図面は、本方法の工程説明図である。木材チツ
プ10を、まず、蒸煮解繊装置30で解繊する。
この蒸煮木質パルプは、50%(wet)程度で生産
されるため、フエルト状のマツトとするためには
乾燥工程が不可欠であり、また、細かいパルプを
均一に乾燥させる必要がある。そこで、前記蒸煮
木質パルプを分散混合装置を具備した乾燥装置3
2に導入し、同時にバインダーとなる熱硬化性樹
脂12を粉末又は液体の状態で所定量散布する。
これによつて、細かいパルプの均一分散と熱硬化
性樹脂の混合付着を一工程で行うとができるとと
もに、木質パルプの乾燥後含水率を10〜30%にコ
ントロールすることにより、熱硬化性樹脂が粉末
の場合にはその水分で、液体の場合には溶媒分が
蒸発気化することによりパルプへの付着が強固な
ものとなる。 これとは別に、天然植物繊維14と化学合成繊
維16とを予め通常の解綿機34を使用して混合
しておく、これら二種の繊維を予め混合しておく
理由は、特に細い化学合成繊維がネツプ化(毛玉
になること)することを防止するためである。こ
れは、実験の結果、細い化学合成繊維のみで混合
するネツプが多発するのに対して、太くて剛性の
ある天然植物繊維を混合すると細かい繊維がネツ
プ化しないことが知得されたことによる。また、
予め天然植物繊維14と化学合成繊維16とを混
合しておけば、木質パルプとの混合も、三種を同
時に混合する場合に比しはるかに均一にできる利
点もある。 このようにして天然植物繊維と化学合成繊維と
の混合繊維と、熱硬化性樹脂の付着した木質パル
プとは定量供給混合機36に送られて所定の割合
で混合され、次にマツトフオーマー38でフエル
ト状の嵩高マツト18に抄造される。その後、こ
の嵩高マツト18はニードル・パンチ機40にか
けられ、両面処理を行う場合にはまず一方の面か
ら第一次のニードル・パンチ処理が、次いで他方
の面から第二次のニードル・パンチ処理がなされ
る。これらの処理において、ニードルがマツトを
貫通しなことは前述した通りである。ニードルが
不貫通であるため、前記したほかに、ニードル・
パンチングの際に、マツトを構成する微細物等が
脱落しないといつた利点もある。 ニードル・パンチされたマツトは、裁断装置4
2で所定形状に裁断されて成型用マツト22とな
る。また、裁断時に生じる裁断屑20は再原料と
して使用できる。従来の熱半硬化法マツトは樹脂
の効果が幾分なりとも劣化しており、そのまま原
料として回収する場合、劣化分に相当する樹脂を
再添加する必要があつたが、本発明方法では熱半
硬化させていないので、裁断屑20を定量供給混
合機36に戻してやるだけで充分であり、品質管
理が容易となる。 本発明の実施例並びに従来技術との比較につい
て述べると次表の通りである。
ト及びその製造方法に関するものである。 木質パルプを主原料とする乾式成型用マツトは
従来公知であり、例えば自動車用内装材、音響機
器ケース、その他家具等の製造に利用されてい
る。この種のマツトは、安価であること、成型性
並びに成型前におけるハンドリング性が良好であ
ること、所望の機械的強度がだせること、品質の
ばらつきが少ないこと等の条件を満たしうること
が肝要である。 木質パルプは安価で、しかも軽量であるため、
主原料としてできるだけ多く混入させたいのであ
るが、繊維長の短い(大部分が5mm以下)木質パ
ルプを多量(50%以上)に混合してフエルト状マ
ツトを製造することは、その均一分散性と強度特
性並びにマツトハンドリング性などの点で困難と
されていた。そこで、接着剤(通常、熱硬化性樹
脂)を20%以上、一般的には50%程度配合し、予
備硬化させることが行われていたが、このように
樹脂を多量に混合すると、マツトコストが高くな
るばかりでなく、マツトの柔軟性が悪化するし、
また、予備硬化のための温度や時間等の工程管理
が難しく、樹脂の硬化が進行して成型物性に悪影
響を与えたり、成型品の品質の均一性が害される
といつた欠点がある。 また、熱硬化性樹脂の配合量を少なくするた
め、各種繊維質物質を添加することも行われてい
るが、添加方式によつて細い繊維がネツプ化し
(毛玉になること)、マツト中で各成分原料が均一
分散せず、かえつてマツト性能を低下させるとい
つた欠点もあつた。 本発明は、このような従来技術の実情に鑑みな
されたもので、その目的は、分散均一性とマツト
ハンドリング性が良好で、しなやかな性状を呈
し、深絞り型に対するフイツト性並びに成型性が
良好で、成型後に充分な機械的強度を発現させる
ことができるような成型用マツトを提供するこ
と、及びそのような成型用マツトを効率よく製造
することができる方法を提供することにある。 以下、本発明について更に詳しく説明する。本
発明に係る成型用マツトは、木材チツプを蒸煮し
た解繊した木質パルプ50〜100重量部と、天然植
物繊維10〜30重量部と、化学合成繊維5〜10重量
部と、熱硬化性樹脂5〜20重量部とが均一に分散
混合されているフエルト状マツトであつて、その
少なくとも一方の面は、不貫通ニードル・パンチ
による繊維間結合処理が施されている構成のもの
である。 本発明では、木材チツプを蒸煮し解繊した木質
パルプが用いられる。従来、この種の成型用マツ
トに使用されていた木質パルプは、製紙用パルプ
が主体であつたため、パルプ自体の接着効果はな
く、多量の補助接着剤が必要であつた。これに対
し、本発明では、上記のような木質パルプであ
り、天然の樹脂(ヘミセルロース、リグニン)を
含有しているので、適量の水分と熱があればそれ
が接着剤としての充分な効果を発揮するし、特に
高温蒸煮した木質パルプは、その解繊機構が主繊
維質を包含する樹脂層(ヘミセルロース、リグニ
ン)が軟化して解繊されるので、通常の砕木パル
プに比較して樹脂層露出部が多い木質繊維が得ら
れ、後の熱圧成型においてその分、接着面積が広
く、接着効果が良いことになり、補助的に添加す
る合成樹脂の量が少なくて済む。また、本発明で
は、木材チツプから木質パルプを製造しており、
従来多く行われていた故紙あるいは反毛屑等の使
用の場合とは異なり、品質が安定しており、供給
量も安定している。木質パルプの配合量を50〜
100重量部としたのは、マツト価格並びに軽量化
の点で、できるだけ多く木質パルプを混合させた
いのであるが、多すぎるとマツト強度が不充分と
なるし、少なすぎれば主原料たる木質パルプの不
足によつてコスト高を招き、また木質パルプの天
然樹脂成分の減少によつて熱圧成型後の機械的強
度が上らず、更に成型品の軽量化も困難となる。 天然植物繊維は、主骨格材として強度をもたせ
るためのもので、10〜30重量部配合される。配合
量がこれにより多いと、主原料たる木質パルプの
不足によりコスト高となり、また熱圧成型後の機
械的強度が低下するために成型品の比重を上げる
必要があるので軽量化ができず、一方少ない場合
にはマツト強度が低下する。このような天然繊維
としては、太くて長い繊維、具体的には繊維長が
10mm以上で10デニール以上のものが望ましく、例
えば麻、とりわけジユート麻が良い。 化学合成繊維は、支骨格材として天然繊維の柔
軟性のないのを補うとともに、加熱によつて軟化
し、成型時に潤滑剤的な役割を果たし、主骨格材
や木質パルプが滑つてマツトの破断を防止するも
のであり、5〜10重量部添加される。5重量部よ
り少ないと成型時におけるマツトの破断を有効に
防止できず、一方10重量部より多いと主原料であ
る木質パルプの不足によるコスト高並びに成型後
の機械的強度の低下等を招くからである。このよ
うな化学合成繊維としては、繊維長が3mm以上で
太さが5デニール以下のものが用いられ、具体的
には例えばポリエステル等が用いられる。 この他、接着剤として熱硬化性樹脂5〜20重量
部が混合される。前記のように、本発明では高温
蒸煮した木質パルプを用いているため、樹脂成分
の配合量は比較的少なくてよい。 更に、本発明の特徴は、このような成分原料が
均一分散したフエルト状マツトを不貫通ニード
ル・パンチによつて繊維間結合処理を施した点に
ある。このニードル・パンチによる繊維間結合処
理は、フエルト状マツトの片面のみに対して行つ
てもよいが、両面に対して行うことが好ましい。
いずれの場合においてもニードル・パンチのニー
ドルは、フエルト状マツトを貫通しないようにす
ることが肝要である。ニードル・パンチ法は、小
さいとげをもつた多数の針(ニードル)を上下に
動かしてマツトを突刺してマツト内の繊維に三次
元的なからみ合いを与えて機械的に結合する方法
で、カーペツトの製造などに用いられているが、
本発明では、従来行われているものと異なり、前
記のように、ニードルがマツトを貫通しないよう
になつている。 本発明で、片面のみに対してニードル・パンチ
処理を行う場合は、マツト厚の1/3〜2/3程度の深
さのニードル突刺層を有するようにし、また両面
に対してニードル・パンチ処理を行う場合は、マ
ツト厚の1/5〜2/5程度の深さのニードル突刺層を
両面に有するようにするのが望ましい。このよう
な構成とすると、マツトの表面にはニードル・パ
ンチ処理によつて繊維が三次元的にからみ合つて
結合された層(ニードル突刺層)ができるため、
マツトのハンドリング性が著しく向上し、そのた
め熱硬化性樹脂の添加量を小さく抑えることがで
きるし、また、マツト内にはニードル・パンチ処
理のされない部分、すなわち繊維が二次元的に配
列されている層(自由層)が残るので、これが熱
圧成型時に深絞り金型に良好にフイツトするよう
な柔軟性、流動性を呈し、成型時を向上させるこ
とができる。その他、この種のマツトは比較的厚
く、内部に硬い繊維が含まれているが、貫通させ
ないニードル・パンチ法によつて針折れの発生が
極端に減少することも見出された。 かかる構成の成型用マツトは、充分満足しうる
性能をもち、その見掛け密度は0.05〜0.20g/cm3
程度である。 次に、本発明に係る成型用マツトの製造方法に
ついて言及する。本発明に係る成型用マツトの製
造方法は、木材チツプを蒸煮解繊した木質パルプ
に熱硬化性樹脂を散布混合し乾燥装置を通して熱
硬化性樹脂を木質パルプに付着させるとともに含
水率を10〜30%に調整した木質パルプ55〜120重
量部と、これとは別に予め、天然植物繊維10〜30
重量部と化学合成繊維5〜10重量部とを混合解繊
し調整した混合繊維とを合せて、混合機で混合し
た後、マツトフオーマーを通して嵩高マツトと
し、この嵩高マツトの少なくとも一方の面からニ
ードルが該嵩高マツトを貫通しないようニード
ル・パンチングし、繊維同士を結合される方法で
ある。尚、上記の木材チツプの蒸煮解繊処理は、
例えば、130℃以上で行えば良い。 図面は、本方法の工程説明図である。木材チツ
プ10を、まず、蒸煮解繊装置30で解繊する。
この蒸煮木質パルプは、50%(wet)程度で生産
されるため、フエルト状のマツトとするためには
乾燥工程が不可欠であり、また、細かいパルプを
均一に乾燥させる必要がある。そこで、前記蒸煮
木質パルプを分散混合装置を具備した乾燥装置3
2に導入し、同時にバインダーとなる熱硬化性樹
脂12を粉末又は液体の状態で所定量散布する。
これによつて、細かいパルプの均一分散と熱硬化
性樹脂の混合付着を一工程で行うとができるとと
もに、木質パルプの乾燥後含水率を10〜30%にコ
ントロールすることにより、熱硬化性樹脂が粉末
の場合にはその水分で、液体の場合には溶媒分が
蒸発気化することによりパルプへの付着が強固な
ものとなる。 これとは別に、天然植物繊維14と化学合成繊
維16とを予め通常の解綿機34を使用して混合
しておく、これら二種の繊維を予め混合しておく
理由は、特に細い化学合成繊維がネツプ化(毛玉
になること)することを防止するためである。こ
れは、実験の結果、細い化学合成繊維のみで混合
するネツプが多発するのに対して、太くて剛性の
ある天然植物繊維を混合すると細かい繊維がネツ
プ化しないことが知得されたことによる。また、
予め天然植物繊維14と化学合成繊維16とを混
合しておけば、木質パルプとの混合も、三種を同
時に混合する場合に比しはるかに均一にできる利
点もある。 このようにして天然植物繊維と化学合成繊維と
の混合繊維と、熱硬化性樹脂の付着した木質パル
プとは定量供給混合機36に送られて所定の割合
で混合され、次にマツトフオーマー38でフエル
ト状の嵩高マツト18に抄造される。その後、こ
の嵩高マツト18はニードル・パンチ機40にか
けられ、両面処理を行う場合にはまず一方の面か
ら第一次のニードル・パンチ処理が、次いで他方
の面から第二次のニードル・パンチ処理がなされ
る。これらの処理において、ニードルがマツトを
貫通しなことは前述した通りである。ニードルが
不貫通であるため、前記したほかに、ニードル・
パンチングの際に、マツトを構成する微細物等が
脱落しないといつた利点もある。 ニードル・パンチされたマツトは、裁断装置4
2で所定形状に裁断されて成型用マツト22とな
る。また、裁断時に生じる裁断屑20は再原料と
して使用できる。従来の熱半硬化法マツトは樹脂
の効果が幾分なりとも劣化しており、そのまま原
料として回収する場合、劣化分に相当する樹脂を
再添加する必要があつたが、本発明方法では熱半
硬化させていないので、裁断屑20を定量供給混
合機36に戻してやるだけで充分であり、品質管
理が容易となる。 本発明の実施例並びに従来技術との比較につい
て述べると次表の通りである。
【表】
ここで本発明品Aの原料及びその配合割合は、
木質パルプ …100重量部(ドライ換算)
液体フエノール樹脂(レゾールタイプ)
…20重量部(固形分換算) 麻繊維(10デニール、長さ10〜20mm)…20重量部 ポリエステル繊維(1.5デニール、長さ3〜5mm)
…5重量部 であり、また本発明品Bの原料及びその配合割合
は、 木質パルプ …100重量部(ドライ換算) 粉末フエノール樹脂(レゾールタイプ)
…20重量部(固形分換算) 麻繊維(10デニール、長さ10〜20mm)…20重量部 ポリエステル繊維(1.5デニール、長さ3〜5mm)
…5重量部 である。いずれも前述した本発明方法によつて製
造されたものである。なお、ニードル・パンチ機
によるニードル突刺深さは、両面でそれぞれマツ
ト厚の1/4である。 比較品は、本発明品Bと全く同じ原料配合で作
つた混合マツト原反を、ニードル・パンチ結合の
代りに従来行われていた熱判硬化法、すなわち、
熱風乾送機で通気熱処理を行いフエノール樹脂を
半硬化させて繊維間結合を行つたものである。 前掲の表から明らかなように、本発明品は成型
用マツトとして引張り強度が大きく、成型性が良
好で、また成型品の機械的強度もかなりい向上す
ることが判る。 本発明は上記のように構成されているので、原
料成分の分散均一性とマツトハンドリングが良好
で、しなやかな性状を呈し、深絞り型に対するフ
イツト性並びに成型性が良好で、成型後に充分な
機械的強度を発現させることができるような成型
用マツトを得ることができるとともに、そのよう
な成型用マツトを効率よく製造することができる
というすぐれた効果を奏しうるものである。 更に付言すると、木材チツプの蒸煮解繊パルプ
を用いているため、ニードル・パンチ法を採用し
たことと相埃つて木質パルプの量を多くでき、同
時に熱硬化性樹脂の量を少なくしても良好なマツ
トハンドリング性能と従来品と同等以上の製品強
度が得られる。ニードル・パンチのニードルがマ
ツトを貫通しないように考慮されているため、ニ
ードル・パンチング時に樹脂や微細なパルプや繊
維等がマツトから脱落することがなく、また、ニ
ードル・パンチされているにもかかわらず、しな
やかなマツトが形成され、深絞り型に対するフイ
ツト性が良く、そのため成型性が良好であるし、
ニードル針の折損はほとんど生じないし、裁断に
よつて生じたマツト屑をそのまま再利用できるな
どのすぐれた効果がある。また、予め天然植物繊
維と化学合成繊維とを前混合しているため、分散
均一性がすぐれており、マツト強度が向上するな
どの効果もある。
…20重量部(固形分換算) 麻繊維(10デニール、長さ10〜20mm)…20重量部 ポリエステル繊維(1.5デニール、長さ3〜5mm)
…5重量部 であり、また本発明品Bの原料及びその配合割合
は、 木質パルプ …100重量部(ドライ換算) 粉末フエノール樹脂(レゾールタイプ)
…20重量部(固形分換算) 麻繊維(10デニール、長さ10〜20mm)…20重量部 ポリエステル繊維(1.5デニール、長さ3〜5mm)
…5重量部 である。いずれも前述した本発明方法によつて製
造されたものである。なお、ニードル・パンチ機
によるニードル突刺深さは、両面でそれぞれマツ
ト厚の1/4である。 比較品は、本発明品Bと全く同じ原料配合で作
つた混合マツト原反を、ニードル・パンチ結合の
代りに従来行われていた熱判硬化法、すなわち、
熱風乾送機で通気熱処理を行いフエノール樹脂を
半硬化させて繊維間結合を行つたものである。 前掲の表から明らかなように、本発明品は成型
用マツトとして引張り強度が大きく、成型性が良
好で、また成型品の機械的強度もかなりい向上す
ることが判る。 本発明は上記のように構成されているので、原
料成分の分散均一性とマツトハンドリングが良好
で、しなやかな性状を呈し、深絞り型に対するフ
イツト性並びに成型性が良好で、成型後に充分な
機械的強度を発現させることができるような成型
用マツトを得ることができるとともに、そのよう
な成型用マツトを効率よく製造することができる
というすぐれた効果を奏しうるものである。 更に付言すると、木材チツプの蒸煮解繊パルプ
を用いているため、ニードル・パンチ法を採用し
たことと相埃つて木質パルプの量を多くでき、同
時に熱硬化性樹脂の量を少なくしても良好なマツ
トハンドリング性能と従来品と同等以上の製品強
度が得られる。ニードル・パンチのニードルがマ
ツトを貫通しないように考慮されているため、ニ
ードル・パンチング時に樹脂や微細なパルプや繊
維等がマツトから脱落することがなく、また、ニ
ードル・パンチされているにもかかわらず、しな
やかなマツトが形成され、深絞り型に対するフイ
ツト性が良く、そのため成型性が良好であるし、
ニードル針の折損はほとんど生じないし、裁断に
よつて生じたマツト屑をそのまま再利用できるな
どのすぐれた効果がある。また、予め天然植物繊
維と化学合成繊維とを前混合しているため、分散
均一性がすぐれており、マツト強度が向上するな
どの効果もある。
図面は本発明方法の工程説明図である。
10……木材チツプ、12……熱硬化性樹脂、
14……天然植物繊維、16……化学合成繊維、
20……成型用マツト、30……蒸煮解繊装置、
32……乾燥装置、34……解綿機、36……定
量供給混合機、38……マツトフオーマー、40
……ニードル・パンチ機、42……裁断装置。
14……天然植物繊維、16……化学合成繊維、
20……成型用マツト、30……蒸煮解繊装置、
32……乾燥装置、34……解綿機、36……定
量供給混合機、38……マツトフオーマー、40
……ニードル・パンチ機、42……裁断装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 木材チツプを蒸煮し解繊した木質パルプ50〜
100重量部と、天然植物繊維10〜30重量部と、化
学合成繊維5〜10重量部と、熱硬化性樹脂5〜20
重量部とが均一に分散混合されているフエルト状
マツトであつて、その少なくとも一方の面は、不
貫通ニードル・パンチによる繊維間結合処理が施
されていることを特徴とする成型用マツト。 2 木材チツプを蒸煮解繊した木質パルプに熱硬
化性樹脂を散布混合し乾燥装置を通して熱硬化性
樹脂を木質パルプに付着させるとともに含水率を
10〜30%に調整した木質パルプ55〜120重量部と、
これとは別に予め、天然植物繊維10〜30重量部と
化学合成繊維5〜10重量部とを混合解繊し調整し
た混合繊維とを合せて、混合機で混合した後、マ
ツトフオーマーを通して嵩高マツトとし、この嵩
高マツトの少なくとも一方の面からニードルが該
嵩高マツトを貫通しないようにニードル・パンチ
ングし、繊維同士を結合させることを特徴とする
成型用マツトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57104776A JPS58220721A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 成型用マツト及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57104776A JPS58220721A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 成型用マツト及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58220721A JPS58220721A (ja) | 1983-12-22 |
| JPH0332443B2 true JPH0332443B2 (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=14389877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57104776A Granted JPS58220721A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 成型用マツト及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58220721A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61181610A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-14 | Noda Plywood Mfg Co Ltd | 成形用マツトの製造方法 |
| JPS61181609A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-14 | Noda Plywood Mfg Co Ltd | 成形用マツトの製造法 |
| AT387798B (de) * | 1987-12-11 | 1989-03-10 | Kuehnsdorfer Gmbh | Verfahren zur herstellung einer lagerfaehigen, handhabbaren fasermatte und nach dem verfahren hergestellte fasermatte |
| JPH03230905A (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-14 | Hokushin Kk | 寸法安定性木質繊維板 |
-
1982
- 1982-06-18 JP JP57104776A patent/JPS58220721A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58220721A (ja) | 1983-12-22 |
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