JPH0332515Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0332515Y2
JPH0332515Y2 JP8894789U JP8894789U JPH0332515Y2 JP H0332515 Y2 JPH0332515 Y2 JP H0332515Y2 JP 8894789 U JP8894789 U JP 8894789U JP 8894789 U JP8894789 U JP 8894789U JP H0332515 Y2 JPH0332515 Y2 JP H0332515Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
hardened
rack shaft
steering rack
coils
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8894789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0330254U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8894789U priority Critical patent/JPH0332515Y2/ja
Publication of JPH0330254U publication Critical patent/JPH0330254U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0332515Y2 publication Critical patent/JPH0332515Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、4WS用パワーステアリング装置等
に使用されるステアリングラツク軸のラツク歯及
び歯底を焼入するのに使用される高周波通電誘導
コイルに関する。
(従来の技術) 従来、この種の高周波通電誘導コイルは、第5
図に示すようにステアリングラツク軸3のラツク
歯31,32を形成した2面が略V形状を成して
いる被焼入部30に面向し、略相似形のV形状を
成す2つの平板状のコイル51,52と、各コイ
ルの長手方向端部に各々焼入部30の両端に当接
するように突設され且つ相互に絶縁された一対の
通電チツプ53a,53bとを有すると共に、コ
イル表面には焼入冷却水を噴出する噴出孔54を
多数穿設している。そして、テフロン板で絶縁さ
れた2つの電極から一方はコイル51,52から
チツプ53aを介して、他方はもう片側のチツプ
53bを介して被焼入部30に高周波電流を供給
して通電と誘導によつて被焼入部30を加熱し、
冷却水を噴出孔54からかけて焼入れを行うよう
にしている。
(考案が解決しようとする課題) 従来の高周波通電誘導コイルにあつては、第6
図に示すようにエツジ効果によつて被焼入部30
の頂部30aと両裾部30b,30bでは磁束密
度が大きくなり焼入硬化層Lが他の箇所よりも深
く形成されることになり、これら焼入硬化層Lが
深く入つた分だけステアリングラツク軸3の全体
の曲りや被焼入部30のラツク歯すじの歪を惹起
していた。
本考案は、上記問題点に鑑み案出されたもので
あつて、被焼入部の頂部及び両裾部の焼入硬化層
が深く入るのを防ぎ、ステアリングラツク軸の曲
りやラツク歯すじの歪を無くすることができる高
周波通電誘導コイルを提供することを目的として
いる。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案のステアリン
グラツク軸の高周波通電誘導コイルは、ステアリ
ングラツク軸のラツク歯を形成した2面が略V形
状を成している被焼入部に面向し、略相似形のV
形状を成す2つの平板状のコイルと、各コイルの
長手方向端部に各々相互に絶縁された状態で、ま
た被焼入部の両端に当接するように突設された通
電チツプとを有しており、コイルの内側端縁間に
フエライト等の磁束遮断部材を介設すると共に、
コイルの表面の外側端縁近傍部に被焼入部から遠
ざかる段部又は勾配部を設けたことを特徴として
いる。
(作用) 上記構成のステアリングラツク軸の高周波通電
誘導コイルにおいて、ラツク歯を形成した被焼入
部は通電チツプを介して直接高周波電流の供給を
受けると共に、面向したコイルによつて電磁誘導
を受けて高温加熱される。しかし、コイルによつ
て電磁誘導される際、コイル内側端縁間に介設さ
れたフエライト等の磁束遮断部材によつて被焼入
部の頂部を通る磁束はエツジ効果を打消すように
遮断され減少された高温化層は浅くなると共に、
被焼入部の両裾部を通る磁束も被焼入部から遠く
なるコイル外側端縁近傍部の段部又は勾配部によ
つて遠くなつた分だけ同様にエツジ効果を打消す
ように減少され高温化層は浅くなる。所定時間の
高周波電流の供給により、上述のように被焼入部
の全表面に渡つてほぼ均一の深さに形成された高
温化層は、冷却水の供給を受けると第4図a,b
に示すような均一深さの焼入硬化層となる。
これら均一深さの硬化層の形成によつてステア
リングラツク軸の曲りやラツク歯すじの歪の発生
を防ぐようになつている。
(実施例) 本考案の実施例について図面を参照して以下説
明する。
第1図及び第2図において、4WSパワーステ
アリングラツク軸の高周波通電誘導コイル1は、
頂角が約80゜の略V形状を成す2面に各々前輪操
舵用及び後輪操舵用のラツク歯31,32を形成
した4WS用ステアリングラツク軸3の被焼入部
30に面向し、略相似形のV形状を成す2つの銅
製の平板状のコイル11,12と、これらコイル
11,12の長手方向端部に各々被焼入部30の
両端に当接するように突設され相互にテフロン板
14で絶縁された一対の通電チツプ13a,13
bとを有している。一方のチツプ13aは銅製端
板16に止具Fで止着されており、同テフロン板
14で絶縁された一対の銅製電極15a,15b
のうち同じ一方側の内側端板を成す電極15aに
コイル11,12と端板16を介して導通されて
おり、他方のチツプ13bは同他方側の外側端板
を成す電極15bに直接止具で固定され導通され
ており、これらチツプ13a,13b及びコイル
11,12に電極15a,15bを介して外部か
ら高周波電流が供給されるようになつている。チ
ツプ13a,13bは、コイル11,12の加熱
面11a,12aから約2mm上方及び側方に突出
されている。
高周波通電誘導コイル1は、上記コイル11,
12、端板16、内側電極15aと更に対向した
プラスチツク製側板17,17とプラスチツク製
底板18とによつて内部に水室Wを形成してお
り、底板18に取付られた給水管19を介して焼
入用冷却水が該水室Wに供給されるようになつて
いる。
コイル11,12は、端板16と内側電極15
aと側板17上に止具Fで水密に止具されてい
る。V形状を成すこれらコイル11,12の下方
内側端縁間に磁束遮断部材としてのフエライトコ
ア20が介設されており、コイル11,12の下
方内側端縁部による電磁誘導作用を遮断し、エツ
ジ効果によるエツジ頂部30aへの磁束の集中を
軽減するようになつている。また、コイル11,
12の表面11a,12aの外側端縁近傍部に被
焼入部30から遠ざかる方向に2mm程の深さの段
部11b,12bが設けられており、段部11
b,12bに対向した被焼入部30の裾部30
b,30bへの電磁誘導作用を減じエツジ効果に
よるエツジ頂部30b,30bの磁束集中を軽減
して第4図aに示すように、上記頂部30a、両
裾部30b,30bも他の部分と同じく焼入硬化
層の深さを均一化する。焼入硬化層の均一化は、
主として歯底部において行われるが、電磁誘導作
用と高周波電流の直接通電作用とを合せて第4図
bに示すようにラツク歯31,32の全体も均一
に高温に加熱され、冷却水の供給によつて均一に
焼入される。コイル11,12の表面11a,1
2aには、3列の冷却水噴出孔Hが噴出水を拡散
するようにデイフユーザ状に穿設されている。
上記段部11b,12bに代えて、第3図に示
すようにコイル11,12の表面11a,12a
に外側端縁に向つて被焼入部30から遠ざかるよ
うに勾配部11c,12cを設けた構成をとるこ
とができ、第4図a,bに示すような均一深さの
硬化層Lを得ることができる。傾斜加工は加工し
にくいが、硬化層Lの均一化を正確に行うことが
できる。
ちなみに、本高周波通電誘導コイル1によつて
S45Cの30φmmのラツク軸3に対して、陽極電圧
13.5KV、陽極電流16.5Aの高周波電流を3.5秒間
通電後、流量120/分の冷却水を8秒間供給し
て焼入を行つたところ、被焼入部30の頂部の焼
入硬化層Lの深さを3mmから1mmに減じ、裾部の
焼入硬化層Lの深さを1.5mmから0.9mmに減じるこ
とができ、他の部分には歯底から0.8mmの焼入硬
化層Lが従来同様に形成することができた。この
結果、ラツク軸3の曲りやラツク歯31,32の
歯すじ歪の発生を防ぐことができた。
(考案の効果) 上述のように構成された本考案のステアリング
ラツク軸の高周波通電誘導コイルによれば、コイ
ルの内側端縁間に介設された磁束遮断部材とコイ
ル表面の外側端縁近傍部に被焼入部から遠ざかる
ように形成された段部又は勾配部とによつてラツ
ク軸の被焼入部の頂部、両裾部のエツジ効果によ
る焼入硬化層の肥厚化を減じることができ、ラツ
ク軸の曲りやラツク歯の歯すじ歪をの発生を簡単
な構成で防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のステアリングラツク軸の高周
波通電誘導コイルとラツク軸の斜視図、第2図は
同要部の説明用模式図、第3図はコイルの変形例
を示す要部の説明用模式図、第4図a,bは焼入
硬化層の形成状況を示す説明用横断面図及び説明
用部分縦断面図、第5図は高周波通電誘導コイル
の説明用模式図、第6図は同焼入硬化層の形成状
況を示す説明用横断面図である。 符号の説明、1……ステアリングラツク軸の高
周波通電誘導コイル、3……ステアリングラツク
軸、11,12……コイル、11a,12a……
コイル面、11b,12b……段部、11c,1
2c……勾配部、13a,13b……通電チツ
プ、20……磁束遮断部材、31,32……ラツ
ク歯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ステアリングラツク軸3のラツク歯31,3
    2を形成した2面が略V形状を成している被焼
    入部30に面向し、略相似形のV形状を成す2
    つの平板状のコイル11,12と、各コイル1
    1,12の長手方向端部に各々相互に絶縁され
    た状態で、また被焼入部30の両端に当接する
    ように突設された一対の通電チツプ13a,1
    3bとを有した高周波通電誘導コイル1におい
    て、上記コイル11,12の内側端縁間に磁束
    遮断部材20を介設すると共に、上記コイル1
    1,12の表面11a,12aの外側端縁近傍
    部に被焼入部から遠ざかる段部11b,12b
    又は勾配部11c,12cを設けたことを特徴
    とするステアリングラツク軸の高周波通電誘導
    コイル。 2 上記磁束遮断部材20がフエライトコアから
    成る請求項1記載のコイル。 3 上記ステアリングラツク軸3は4WS用パワ
    ーステアリングラツク軸である請求項1記載の
    コイル。
JP8894789U 1989-07-27 1989-07-27 Expired JPH0332515Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8894789U JPH0332515Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8894789U JPH0332515Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0330254U JPH0330254U (ja) 1991-03-25
JPH0332515Y2 true JPH0332515Y2 (ja) 1991-07-10

Family

ID=31638540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8894789U Expired JPH0332515Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0332515Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0330254U (ja) 1991-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6166360A (en) Heat treating of metallurgic article with varying aspect ratios
JP2010168623A (ja) 誘導加熱コイル
JP2006028589A (ja) 直接通電焼入装置による焼入焼戻方法
JPS6332129Y2 (ja)
JP3761328B2 (ja) 誘導加熱コイル
JP2511335Y2 (ja) ステアリングラック軸の高周波焼入れコイル
JP3865451B2 (ja) ラックバーの高周波直接通電焼入装置
JPH0128816B2 (ja)
JPH05156345A (ja) 建設機械用スプロケットホイールセグメントの高周波焼入方法
JP3698883B2 (ja) 高周波焼入方法及び冷却ジャケット
JPH0226932Y2 (ja)
JPS6132374B2 (ja)
JPH0114288B2 (ja)
JPS6336041Y2 (ja)
JPH04183822A (ja) 金属線材の連続加熱方法
JP3669547B2 (ja) 高周波焼入方法
JP2531333Y2 (ja) 直接通電用焼入コイル
JPH0613726B2 (ja) 高周波通電誘導焼入装置及び高周波通電誘導焼入方法
JPS61186416A (ja) 電子ビ−ム熱処理方法
JP2004307967A (ja) 高周波焼入焼戻装置
JP2870941B2 (ja) ラックバーの高周波焼入れ方法
KR101985467B1 (ko) 핫 스탬핑 소재 가열 장치
JP3361337B2 (ja) 溝部加熱装置
JPS6343443B2 (ja)
JPH03155478A (ja) 高周波電縫管溶接装置