JPH0332946Y2 - - Google Patents

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JPH0332946Y2
JPH0332946Y2 JP16030484U JP16030484U JPH0332946Y2 JP H0332946 Y2 JPH0332946 Y2 JP H0332946Y2 JP 16030484 U JP16030484 U JP 16030484U JP 16030484 U JP16030484 U JP 16030484U JP H0332946 Y2 JPH0332946 Y2 JP H0332946Y2
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equalizing passage
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は自動車用冷房システムに使用する膨張
弁に係り、特に、均圧方式を電気的操作により内
部均圧式あるいは外部均圧式に瞬時に切り換える
ことのできる膨張弁に関する。
「従来の技術」 従来の自動車用冷房システムに使用される温度
式自動膨張弁は、車種、冷房能力に応じて均圧方
式を、内部均圧式或いは外部均圧式と使い分けて
いた。ここで第4図に示した内部均圧式の温度式
自動膨張弁1は、圧力の取出しが膨張弁の内部に
おいて可能なため、第5図に示す如く均圧管5を
必要とせず、冷房システムへの取付け工程数が短
縮できる利点を有していた。又、第5図に示した
外部均圧式の温度式自動膨張弁2は、蒸発器の出
口圧力を感知するので、負荷変動によつて蒸発器
の圧力損失が変動して大きくなると、蒸発器の出
口過熱度を設定値に制御することができた。
カーエアコンは家庭用エアコンに比べて負荷の
変動が大きいため、膨張弁は広範囲の制御性が要
求され、膨張弁の過熱度設定はカーエアコンの最
も多く使用される空気負荷に調整されているのが
一般的で、自動車の運転開始時や夏季の高負荷時
には、最適な過熱度より低い場合が多かつた。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、従来の内部均圧式の温度式自動
膨張弁には、蒸発器の入口圧力を感知するため、
蒸発器の圧力損失が大きくなると蒸発器の出口過
熱度が大きくなつてしまい、冷力低下や圧縮機の
焼付きの心配があつた。このため、負荷変動に対
しても圧力損失の変動が少ない蒸発器を用いた
り、冷房能力の小さい車種に限定される等の制約
があつた。更に又、従来の外部均圧式の温度式自
動膨張弁は、負荷が低下した時には膨張弁の設定
過熱度が小さくなるので、液戻りが起こり易く消
費動力の増大、液圧縮によるコンプレツサー部品
の破損等の問題があつた。即ち、高負荷時に合せ
て過熱度設定した膨張弁は車室内温度が平衡とな
つてからも過熱度が高くなつてしまうため、圧縮
器の焼付けて起こつたり、潤滑油の劣化が早かつ
た。更に、冷房能力の大きな膨張弁は、蒸発器の
圧力損失が変動するため、外部均圧式が採用され
るが、低負荷時には制御性が低下して液戻りが起
り易く、消費動力を増す欠点を有していた。
本考案は内部均圧式及び内部均圧式の膨張弁が
夫々長所や短所を有しているため、これを瞬時に
初換えて外部均圧式を一時的に内部均圧式にする
ことにより、過熱度を蒸発器の圧力損失分だけ高
くしてクールダウン性能を向上させることを目的
とするものである。
「課題を解決するための手段」 本考案は、本体に設けた気密室内を金属膜板で
第1,2気密室に区分し、第1気密室には内部に
冷媒ガスを充填させた感温筒に連通する圧力導入
口を設けると共に、第2気密室に連通する第1均
圧通路と第1通路と第2通路を本体に設け、本体
の一側には外周にコイルを巻回した作動室を取付
けて該作動室内に可動鉄心を左右動可能に収容
し、外部均圧取出部に連通する第2均圧通路を作
動室の一側に連通し、作動室の他側には第1均圧
通路に連通する第3均圧通路と、前記第1通路に
連通する第5均圧通路を設け、作動室の壁面には
前記第3均圧通路と第2均圧通路を連通する第6
均圧通路を形成し、第1通路と第2通路を開閉す
るボール弁に下端を係止させた作動杆の上端を、
第2気密室内に収容して金属膜板に当接させた作
動室に係止し、前記コイルに通電させて生じた磁
力により前記作動室内の可動鉄心を左右動させて
第2均圧通路と第5均圧通路を交互に開閉させる
切換装置を前記本体に一体に設ける構成を、課題
を解決する手段とするものである。
「作用」 電磁弁を操作することにより、外部均圧式の膨
張弁を一時的に且つ瞬時に内部均圧式に切り換え
て、過熱度を蒸発器の圧力損失分だけ高く設定
し、外部均圧式及び内部均圧式の膨張弁が夫々有
する短所を補うことができる。
「実施例」 本考案の実施例を図面により説明すると、第1
図において上蓋11と下蓋12の間にダイヤフラ
ムをなす金属膜板13を挟持し、その周縁を密着
させて気密室14を形成し、金属膜板13の上下
に第1、2気密室A,Bを形成する。上蓋11の
中央に設けた圧力導入口11aに一端を連結させ
たチユーブ15の他端には、第3図に示した蒸発
器65の出口の管壁に取付ける感温筒64cを連
結し、感温筒64cとチユーブ15と第1気密室
Aの内部に冷媒ガスを密封させてある。
下蓋12の下部に固着した本体17の上方内部
にスプリング18を収容するための収容室19を
設け、第2気密室Bに連通した第1均圧通路20
を収容室19と平行に形成する。又、収容室19
から直角方向に位置させた第1通路21と、前記
収容室19と同一直線上に位置させた第2通路2
2を夫々本体17内に形成する。
第2気密室B内に上下動可能に収容させた作動
板23の上面は金属膜板13に当接させ、第2通
路22と第1通路21を第2の通孔25aで連通
させる。また、収容室19の底部に連通させた第
1の通孔25は、前記第1通路21を貫通して第
2の通孔25aにより第2通路22に連通し、作
動板23の下面に上端を係止させた作動杆26
は、収容室19と第1の通孔25と第1通路21
と第2の通孔25aを貫通し、該作動杆26の下
端は第2通路22内に出没可能に位置させてあ
る。
27は作動杆26の周囲をシールするオーリン
グで、上方から弾発させたスプリング18により
押板28を介して押圧している。
29は第2通路22と第1通路21を連通する
ために、前記第1の通孔25と同一直線上に設け
た第2の弁孔25aの下端に着座させるボール弁
で、該ボール弁の上部に前記作動杆26の下端を
係止させてある。30は第2通路22の内壁に設
けた螺条17aに螺合させた調整環で、該調整環
に一端を係止した第2のスプリング31の他端に
より、押圧片32を介して第2の弁孔25aの下
端にボール29を着座させてある。ボール弁29
を下方から押圧する第2のスプリング31の弾発
力は、調整環30を回動させることにより調整で
き、調整環30の中心には回動用の角孔30aを
設けてある。
外周にコイル36を巻回させた円筒コア35の
後部には、先端に第2均圧通路37を開口させた
固動鉄心38を固着し、第2均圧通路37の後部
はチユーブ39を介して外部均圧取出口64bを
連結している。円筒コア35の前部に第2の固定
鉄心42を介して取付けた弁座体41に設けた第
3均圧通路44の一端は、前記第1均圧通路20
に連通し、この第3均圧通路44の他端は円筒コ
ア35内に設けた作動室45に連通している。
同じく第1通路21の内端に連通して設けた第
4均圧通路21aに連通する第5均圧通路46を
弁座体41に設け、この第5均圧通路46の他端
は作動室45に開口している。作動室45内に左
右動可能に収容させた可動鉄心47の両端には、
同一直線上に位置して設けた前記第2,5均圧通
路37,46を交互に開閉させる弾性体47a,
47bを取付けてある。作動室45の壁面には第
2均圧通路37と第3均圧通路44を連通する第
6均圧通路48を切溝状に形成する。
49はコイル36に通電するための端子で、該
コイルの外周をヨーク50で覆つて、第2気密室
Bに連通する第3均圧通路44と第2均圧通路、
または、該第3均圧通路44と第5均圧通路46
とからなる均圧通路を切換える切換装置51を本
体17に一体に設ける。52は可動鉄心47を第
1図左方向に常時付勢させるバネで、コイル36
の非通電時には第5均圧通路46は閉じられ、第
3均圧通路44と第2均圧通路37を第6均圧通
路48を介して連通している。
冷房システムを第3図により説明すると、圧縮
機61により圧縮された高温、高圧の冷媒は凝縮
器62によつて冷却されて液体となり、受液器6
3を介して温度式自動膨張弁64に送られ、ここ
で断熱膨張により圧力を低下させて冷却フイン
(図示せず)によつて周囲から蒸発熱を吸収し、
蒸発器65内で液冷媒が蒸発して気体となり、再
び、圧縮機61に送られる。図中、64aは内部
均圧取出部、64bは外部均圧取出部である。
本実施例の作用について説明すると、蒸発器6
5の出口の管壁温度は、該管壁に取付けた感温筒
64cによつて感知され、感温筒64c内の液冷
媒の当該温度相当圧力によつて第1気密室Aを介
して金属膜板13で受圧され、金属膜板13に接
した作動板23に作用する。この作動板23に連
動する作動杆26を介して第2のスプリグ31の
力によつて第2通孔25aに着座しているボール
弁29を押し下げ、金属膜板13上下の受圧力差
とスプリング31の力との力関係によつてボール
弁29の弁開度を規制する。
凝縮器62からの高温、高圧の液冷媒は第2通
路22から第2の通孔25aを通つて膨張し、低
温低圧の気液混合飽和状態にある冷媒となつて第
1通路21から蒸発器65へ流れる。この場合、
作動杆26と収容室19の間はオーリング27で
シールされている。
切換装置51がOFFでコイル36に電流が流
れないと、可動鉄心47はバネ52の弾発力によ
り第1図に示す如く左方向に押圧されていて、可
動鉄心47の左端に取付けた弾性体47bが第5
均圧通路46の端部を閉じる。この場合、蒸発器
65の出口圧力は、蒸発器の出口に配管接続した
外部均圧取出部64bにチユーブ39を介して連
結する第2均圧通路37、作動室45、第6均圧
通路48、第3均圧通路44、第1均圧通路20
を介して第2作動室Bに伝達され、金属膜板13
が蒸発器65の出口冷媒圧力を受圧し、この冷媒
圧力伝達方式が外部均圧式である。
次に、コイル36に連結した端子49から通電
して電気回路を閉成すると、可動鉄心47はコイ
ル36の磁力によりバネ52の力に打ち勝つて第
1図右方向に移動し、可動鉄心47の右端に取付
けた弾性体47bが第2均圧通路37の左端を閉
じ、蒸発器65の出口冷媒圧力の第2気密室Bへ
の伝達を遮断する(第2図)。即ち、今迄閉じて
いた第5均圧通路46は、可動鉄心47の右方向
への移動によつて開となり、蒸発器65の入口冷
媒圧力である第1通路21の圧力は第4均圧通路
21a及び第5均圧通路46を通り、更に、第3
均圧通路44、第1均圧通路20に伝えられ、金
属膜板13が蒸発器65の入口の冷媒圧力を受圧
し、この冷媒圧力伝達方式が内部均圧式である。
即ち、コイル36の非通電時には外部均圧式の
膨張弁として作用し、通電時には内部均圧式の膨
張弁として作用するもので、使用頻度の一番多い
負荷では外部均圧式として最適過熱度を設定す
る。又、クールダウン性能を高めたい始動時の高
負荷時にはコイル36に通電して可動鉄心47を
操作して均圧方式を切換えて内部均圧式とし、車
室内温度が安定する数分から十数分後には、コイ
ル36への通電を止めて外部均圧式に切り換える
ことができる。更に、低負荷時では液戻りの問題
から内部均圧式の方が有利なため、通電して内部
均圧式として使用することができる。このよう
に、自動車用冷房装置では、コンプレツサの回転
数が変動し、アイドリング等の状態ではコンプレ
ツサの圧縮能力が不足して低圧側の圧力が上昇す
る。この低圧側の圧力が上昇すると蒸発器内部冷
媒の蒸発温度が上昇して空気との熱交換量が小さ
くなつてしまう。ここで膨張弁の開度を小さく
し、冷媒流量を少なくすることは過熱度が上昇し
蒸発器の低温部分の面積が小さくなるため冷力が
低下するように見えるが、コンプレツサーの吸引
能力に伴つて膨張弁の開度を小さくし、蒸発圧力
を低くした方が、空気と冷媒の温度差が大きくな
り、より冷たい空気ができ、車室内の空気温度を
下げて実際の熱交換量を大きくすることができ
る。
「考案の効果」 本考案は以下のような効果を有している。
均圧方式を電磁弁により負荷に応じて瞬時に
切り換えることによつて、内部均圧式及び外部
均圧式の夫々の短所を補い、均圧方式を使い分
けることができる。
高負荷時には、外部均圧式を一時的に内部均
圧式にすることにより、過熱度を蒸発器の圧力
損失分だけ高くし、それによつてクールダウン
性能を向上させることができ、冷房性能の向上
及び機器の保護を図り広範囲にわたつて最適な
性能を引き出すことができる。
電磁弁を膨張弁本体に組み込んだため、余分
な配管を必要とせず、従来の外部均圧式と同じ
配管工数でよい。
切換手段として電磁弁を用いたため、均圧式
をプログラム化し、オートエアコン等の出力と
して作動させることができるので、冷房システ
ムを電気的方法により制御することが可能であ
る。
自動車用冷房装置ではコンプレツサの回動数
が変動し、コンプレツサの圧縮能力が不足して
低圧側の圧力が上昇すると蒸発器内部冷媒の蒸
発温度が上昇して空気との熱交換量が小さくな
り、膨張弁の開度が小さくなつて冷媒流量が少
なくなると過熱度が上昇し、蒸発器の低温部分
の面積が小さくなつて冷力が低下するように見
えるが、コンプレツサーの吸引能力に伴つて膨
張弁の開度を小さくし、蒸発圧力を低くした方
が、空気と冷媒の温度差が大きくなつて冷たい
空気ができ、車室内の空気温度を下げて実際の
熱交換量を大きくすることができる利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は切換装置が不作動時の全体の断面図、
第2図は切換装置が作動時の一部省略した断面
図、第3図は冷房システムの配管図、第4図は従
来の内部均圧式膨張弁の断面図、第5図は従来の
外部均圧式膨張弁の一部省略した断面図である。 A,B……気密室、11……圧力導入口、13
……金属膜板、14……気密室、17……本体、
20……第1均圧通路、21……第1通路、21
a……第4均圧通路、22……第2通路、23…
…作動板、26……作動杆、29……ボール弁、
36……コイル、37……第2均圧通路、44…
…第3均圧通路、45……作動室、46……第5
均圧通路、47……可動鉄心、48……第6均圧
通路、51……切換装置、64b……外部均圧取
出部、64c……感温筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体に設けた気密室内を金属膜板で第1,2気
    密室に区分し、第1気密室には内部に冷媒ガスを
    充填させた感温筒に連通する圧力導入口を設ける
    と共に、第2気密室に連通する第1均圧通路と第
    1通路と第2通路を本体に設け、本体の一側には
    外周にコイルを巻回した作動室を取付けて該作動
    室内に可動鉄心を左右動可能に収容し、外部均圧
    取出部に連通する第2均圧通路を作動室の一側に
    連通し、作動室の他側には第1均圧通路に連通す
    る第3均圧通路と、前記第1通路に連通する第5
    均圧通路を設け、作動室の壁面には前記第3均圧
    通路と第2均圧通路を連通する第6均圧通路を形
    成し、第1通路と第2通路を開閉するボール弁に
    下端を係止させた作動杆の上端を、第2気密室内
    に収容して金属膜板に当接させた作動室に係止
    し、前記コイルに通電させて生じた磁力により前
    記作動室内の可動鉄心を左右動させて第2均圧通
    路と第5均圧通路を交互に開閉させる切換装置を
    前記本体に一体に設けた膨張弁。
JP16030484U 1984-10-25 1984-10-25 Expired JPH0332946Y2 (ja)

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JPS6176271U JPS6176271U (ja) 1986-05-22
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JPS6176271U (ja) 1986-05-22

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