JPH0335256B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0335256B2 JPH0335256B2 JP60258256A JP25825685A JPH0335256B2 JP H0335256 B2 JPH0335256 B2 JP H0335256B2 JP 60258256 A JP60258256 A JP 60258256A JP 25825685 A JP25825685 A JP 25825685A JP H0335256 B2 JPH0335256 B2 JP H0335256B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particles
- silicon carbide
- mullite
- thermal shock
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は特に耐熱衝撃性の向上を図つた耐熱衝
撃耐火物に関する。 [従来技術] 例えば、フエライト焼成用の棚板、台板、厘鉢
等には、一般に、ムライト質耐火物が利用されて
いる。従来のムライト質耐火物は、アルミナ粒子
(Al2O3)、ムライト粒子(3Al2O3・2SiO2)及び
粘土鉱物例えばモンモリロナイト(2SiO2・
Al2O3)を混練・成形・焼成して製造されてい
た。これは、粘土鉱物とアルミナとからムライト
を生成させてムライト粒子を相互に結合させた組
織から成る。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のムライト質耐火物では、
粒子間の結合力が弱い上、単一組成物であつて組
成的に熱応力を拡散させるための無数の微細空〓
ができないため、耐熱衝撃性及び強度特性に劣る
という問題があつた。 そこで、本発明の目的は、優れた耐熱衝撃性及
び強度特性を併せ持つ耐熱衝撃性耐火物を提供す
るにある。 [問題点を解決するための手段とその作用] 本発明は、炭化珪素10〜35重量%、アンダリユ
サイト15〜40重量%、アルミナ10〜25重量%、ム
ライト20〜40重量%の成分比からなる耐火物であ
つて、これら各粒子がその表層に生成したムライ
トを介して互いに焼結した状態にあるところに特
徴を有するものである。 斯かる組成物は、例えば所定粒度の炭化珪素粒
子、アンダリユサイト粒子、アルミナ粒子及びム
ライト粒子等を混練・成形した後、例えば1300℃
以上にて焼成することにより得られる。 これにより、アンダリユサイト粒子(Al2O3・
SiO2)とアルミナ粒子(Al2O3)との反応により
アンダリユサイト粒子表層部にムライト
(3Al2O3・2SiO2)が生成して各粒子相互が結合
する。更に、炭化珪素粒子の部分酸化により炭化
珪素粒子の表層にSiO2が生成すると共に、これ
がアルミナ粒子、アンダリユサイト粒子と反応し
て表層部にやはりムライトが生成し、このムライ
トを介して炭化珪素粒子とアルミナ粒子、アンダ
リユサイト粒子とが強固に結合する。これらによ
り、結合組織の高強度化が達成されて強度特性が
大きく向上する。この場合、上記組織構造を得る
ためには、アンダリユサイト粒子表層のムライト
化及び炭化珪素粒子の酸化を所定範囲内に抑え
て、アンダリユサイト及び炭化珪素が上述した成
分比の範囲内で残存するようにすることが必要で
ある。なお、各鉱物粒子がそれらの表層に生成し
たムライトを介して互いに焼結している状態は、
偏光顕微鏡による観察によつて確認でき、また各
鉱物の量的割合はX線回折法によつて確認するこ
とができる。 ところで、炭化珪素及びアルミナの熱膨脹率
は、夫々1000℃において約0.45%及び0.80%であ
り、両者には比較的大きな差がある。このため、
上記組織内には、その熱膨脹率差に起因する極め
て微細な無数の空〓が発生する。 周知の通り、耐火物のスポーリングは、例えば
耐火物が加熱・冷却されることによる熱膨脹・熱
収縮に起因して耐火物内部に応力状発生し、これ
が組織の弾性限界を越えることによつて発生す
る。従つて、組織内に無数の微細空〓を生成した
本発明耐火物によれば、熱膨脹・熱収縮に起因す
る耐火物内部に発生した応力はその微細空〓にお
いて開放されるようになるから、耐熱衝撃性が著
しく向上し、大きな熱衝撃を受けても組織全体の
破壊に至ることを未然に防止することができる。
加えて、アンダリユサイト粒子は、特徴的な多孔
性を有しているため、耐火物内部の応力緩和特性
がより向上し、一層耐熱衝撃性が改善される。
尚、炭化珪素粒子が35重量%以上含有されている
と、表層の部分酸化により過剰のSiO2を生成す
るため、強度低下を来たすばかりでなく、SiO2
が微細空〓を見たして微細空〓における応力開放
が困難になつて耐熱衝撃性が低下してしまう。ま
た、炭化珪素の含有量が10重量%以下では、酸化
によるSiO2の生成が少なく、又微細空〓の発生
も少ないため、十分な結合強度及び耐熱衝撃性を
得ることができない。従つて、炭化珪素の含有量
は10〜35重量%、好ましくは18〜28重量%である
ことが必要である。また、アンダリユサイトは15
〜40重量%、最も好ましくは20〜30重量%、アル
ミナは10〜25重量%、最も好ましくは15〜20重量
%、ムライトは20〜40重量%、最も好ましくは25
〜35重量%であることが必要である。 更に、本発明者は、炭化珪素が結合強度の向上
及び耐熱衝撃性の向上に著しく寄与することに鑑
み多くの実験を繰返した結果、炭化珪素粒子の粒
径は500〜5000μの範囲内にあることが最も好ま
しいことを見出だした。これは、炭化珪素粒子の
粒径が500μ以下では、炭化珪素の酸化率が過剰
に高まることにより、SiO2の生成及び酸化に伴
う体積膨脹が過剰になるためである。このこと
は、この耐火物を陶磁器焼成用の棚板として使用
する場合には、炭化珪素の酸化による焼成品との
反応・付着現象を防止するために保護コーテイン
グ層を相当に厚くしなければならないことを意味
する。また、棚板を支えるための支柱として使用
する場合には、支柱の体積膨脹により棚板の安全
性及び水平性が損われる虞が生ずる。また、炭化
珪素粒子の粒径が5000μ以上になると、耐火物の
組織自体の強度低下を招く上、表層の酸化が低下
し過ぎてムライトが十分に生成しないため、粒子
間の結合強度の低下を招く。従つて、炭化珪素粒
子の粒径は500〜5000μの範囲内にあることが最
も好ましい。 [実施例] 次に本発明をいくつかの実施例により例証す
る。第1表及び第2表に示した各試料のうち試料
No.3〜8が本発明の実施例に相当し、他の試料No.
1、2と試料No.9〜20のものは比較例である。
尚、上記各表中、気孔率及び嵩比重はJIS−R−
2205に準じて測定し、曲げ強度は試料寸法25×15
×130mm、支点間寸法100mmにてJIS−R−2213に
準じて測定した。また、耐熱衝撃性は、300mm角
×15mm厚の試料の上に200mm角×10mm厚の断熱材
を載せてトンネル式電気炉内を30分で通過させ、
500、600、700℃に昇温せさてから室温にまで冷
却した後のクラツク発生を観察した。500℃に加
熱して冷却後クラツクが発生したものを「×」、
600℃に加熱して冷却後クラツクが発生したもの
を「△」、700℃に加熱して冷却後クラツクが発生
したものを「○」、750℃に加熱して冷却後クラツ
クが発生したものを「◎」にて表わしている。 次表から、本発明の組成と組織構造とした各実
施例では、各比較例に比べて優れた耐熱衝撃性及
び強度特性を有することが明らかである。
撃耐火物に関する。 [従来技術] 例えば、フエライト焼成用の棚板、台板、厘鉢
等には、一般に、ムライト質耐火物が利用されて
いる。従来のムライト質耐火物は、アルミナ粒子
(Al2O3)、ムライト粒子(3Al2O3・2SiO2)及び
粘土鉱物例えばモンモリロナイト(2SiO2・
Al2O3)を混練・成形・焼成して製造されてい
た。これは、粘土鉱物とアルミナとからムライト
を生成させてムライト粒子を相互に結合させた組
織から成る。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のムライト質耐火物では、
粒子間の結合力が弱い上、単一組成物であつて組
成的に熱応力を拡散させるための無数の微細空〓
ができないため、耐熱衝撃性及び強度特性に劣る
という問題があつた。 そこで、本発明の目的は、優れた耐熱衝撃性及
び強度特性を併せ持つ耐熱衝撃性耐火物を提供す
るにある。 [問題点を解決するための手段とその作用] 本発明は、炭化珪素10〜35重量%、アンダリユ
サイト15〜40重量%、アルミナ10〜25重量%、ム
ライト20〜40重量%の成分比からなる耐火物であ
つて、これら各粒子がその表層に生成したムライ
トを介して互いに焼結した状態にあるところに特
徴を有するものである。 斯かる組成物は、例えば所定粒度の炭化珪素粒
子、アンダリユサイト粒子、アルミナ粒子及びム
ライト粒子等を混練・成形した後、例えば1300℃
以上にて焼成することにより得られる。 これにより、アンダリユサイト粒子(Al2O3・
SiO2)とアルミナ粒子(Al2O3)との反応により
アンダリユサイト粒子表層部にムライト
(3Al2O3・2SiO2)が生成して各粒子相互が結合
する。更に、炭化珪素粒子の部分酸化により炭化
珪素粒子の表層にSiO2が生成すると共に、これ
がアルミナ粒子、アンダリユサイト粒子と反応し
て表層部にやはりムライトが生成し、このムライ
トを介して炭化珪素粒子とアルミナ粒子、アンダ
リユサイト粒子とが強固に結合する。これらによ
り、結合組織の高強度化が達成されて強度特性が
大きく向上する。この場合、上記組織構造を得る
ためには、アンダリユサイト粒子表層のムライト
化及び炭化珪素粒子の酸化を所定範囲内に抑え
て、アンダリユサイト及び炭化珪素が上述した成
分比の範囲内で残存するようにすることが必要で
ある。なお、各鉱物粒子がそれらの表層に生成し
たムライトを介して互いに焼結している状態は、
偏光顕微鏡による観察によつて確認でき、また各
鉱物の量的割合はX線回折法によつて確認するこ
とができる。 ところで、炭化珪素及びアルミナの熱膨脹率
は、夫々1000℃において約0.45%及び0.80%であ
り、両者には比較的大きな差がある。このため、
上記組織内には、その熱膨脹率差に起因する極め
て微細な無数の空〓が発生する。 周知の通り、耐火物のスポーリングは、例えば
耐火物が加熱・冷却されることによる熱膨脹・熱
収縮に起因して耐火物内部に応力状発生し、これ
が組織の弾性限界を越えることによつて発生す
る。従つて、組織内に無数の微細空〓を生成した
本発明耐火物によれば、熱膨脹・熱収縮に起因す
る耐火物内部に発生した応力はその微細空〓にお
いて開放されるようになるから、耐熱衝撃性が著
しく向上し、大きな熱衝撃を受けても組織全体の
破壊に至ることを未然に防止することができる。
加えて、アンダリユサイト粒子は、特徴的な多孔
性を有しているため、耐火物内部の応力緩和特性
がより向上し、一層耐熱衝撃性が改善される。
尚、炭化珪素粒子が35重量%以上含有されている
と、表層の部分酸化により過剰のSiO2を生成す
るため、強度低下を来たすばかりでなく、SiO2
が微細空〓を見たして微細空〓における応力開放
が困難になつて耐熱衝撃性が低下してしまう。ま
た、炭化珪素の含有量が10重量%以下では、酸化
によるSiO2の生成が少なく、又微細空〓の発生
も少ないため、十分な結合強度及び耐熱衝撃性を
得ることができない。従つて、炭化珪素の含有量
は10〜35重量%、好ましくは18〜28重量%である
ことが必要である。また、アンダリユサイトは15
〜40重量%、最も好ましくは20〜30重量%、アル
ミナは10〜25重量%、最も好ましくは15〜20重量
%、ムライトは20〜40重量%、最も好ましくは25
〜35重量%であることが必要である。 更に、本発明者は、炭化珪素が結合強度の向上
及び耐熱衝撃性の向上に著しく寄与することに鑑
み多くの実験を繰返した結果、炭化珪素粒子の粒
径は500〜5000μの範囲内にあることが最も好ま
しいことを見出だした。これは、炭化珪素粒子の
粒径が500μ以下では、炭化珪素の酸化率が過剰
に高まることにより、SiO2の生成及び酸化に伴
う体積膨脹が過剰になるためである。このこと
は、この耐火物を陶磁器焼成用の棚板として使用
する場合には、炭化珪素の酸化による焼成品との
反応・付着現象を防止するために保護コーテイン
グ層を相当に厚くしなければならないことを意味
する。また、棚板を支えるための支柱として使用
する場合には、支柱の体積膨脹により棚板の安全
性及び水平性が損われる虞が生ずる。また、炭化
珪素粒子の粒径が5000μ以上になると、耐火物の
組織自体の強度低下を招く上、表層の酸化が低下
し過ぎてムライトが十分に生成しないため、粒子
間の結合強度の低下を招く。従つて、炭化珪素粒
子の粒径は500〜5000μの範囲内にあることが最
も好ましい。 [実施例] 次に本発明をいくつかの実施例により例証す
る。第1表及び第2表に示した各試料のうち試料
No.3〜8が本発明の実施例に相当し、他の試料No.
1、2と試料No.9〜20のものは比較例である。
尚、上記各表中、気孔率及び嵩比重はJIS−R−
2205に準じて測定し、曲げ強度は試料寸法25×15
×130mm、支点間寸法100mmにてJIS−R−2213に
準じて測定した。また、耐熱衝撃性は、300mm角
×15mm厚の試料の上に200mm角×10mm厚の断熱材
を載せてトンネル式電気炉内を30分で通過させ、
500、600、700℃に昇温せさてから室温にまで冷
却した後のクラツク発生を観察した。500℃に加
熱して冷却後クラツクが発生したものを「×」、
600℃に加熱して冷却後クラツクが発生したもの
を「△」、700℃に加熱して冷却後クラツクが発生
したものを「○」、750℃に加熱して冷却後クラツ
クが発生したものを「◎」にて表わしている。 次表から、本発明の組成と組織構造とした各実
施例では、各比較例に比べて優れた耐熱衝撃性及
び強度特性を有することが明らかである。
【表】
【表】
[発明の効果]
以上述べたように、本発明にかかる耐熱衝撃性
耐火物は、所定量の炭化珪素、アンダリユサイ
ト、アルミナ、及びムライトから成ることを特徴
とし、これにて上記各粒子との熱膨脹率差に起因
する微細空〓及びアンダリユサイト粒子の多孔性
により耐熱衝撃性を著しく向上させることがで
き、しかも炭化珪素粒子及びアンダリユサイト粒
子表層に生成されたムライトにより極めて強固な
結合強度を得ることができて強度特性も併せて改
善することができるという優れた効果を奏するも
のである。
耐火物は、所定量の炭化珪素、アンダリユサイ
ト、アルミナ、及びムライトから成ることを特徴
とし、これにて上記各粒子との熱膨脹率差に起因
する微細空〓及びアンダリユサイト粒子の多孔性
により耐熱衝撃性を著しく向上させることがで
き、しかも炭化珪素粒子及びアンダリユサイト粒
子表層に生成されたムライトにより極めて強固な
結合強度を得ることができて強度特性も併せて改
善することができるという優れた効果を奏するも
のである。
Claims (1)
- 1 炭化珪素10〜35重量%、アンダリユサイト15
〜40重量%、アルミナ10〜25重量%、ムライト20
〜50重量%の成分比からなる耐火物であつて、こ
れら各粒子がその表層に生成したムライトを介し
て互いに焼結した状態にあることを特徴とする耐
熱衝撃性耐火物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60258256A JPS62119160A (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 | 耐熱衝撃性耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60258256A JPS62119160A (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 | 耐熱衝撃性耐火物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62119160A JPS62119160A (ja) | 1987-05-30 |
| JPH0335256B2 true JPH0335256B2 (ja) | 1991-05-27 |
Family
ID=17317701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60258256A Granted JPS62119160A (ja) | 1985-11-18 | 1985-11-18 | 耐熱衝撃性耐火物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62119160A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2511061B2 (ja) * | 1987-08-24 | 1996-06-26 | 日本碍子株式会社 | アルミナ質耐火物の製造方法 |
-
1985
- 1985-11-18 JP JP60258256A patent/JPS62119160A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62119160A (ja) | 1987-05-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |