JPH0336002Y2 - - Google Patents
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- JPH0336002Y2 JPH0336002Y2 JP1982171610U JP17161082U JPH0336002Y2 JP H0336002 Y2 JPH0336002 Y2 JP H0336002Y2 JP 1982171610 U JP1982171610 U JP 1982171610U JP 17161082 U JP17161082 U JP 17161082U JP H0336002 Y2 JPH0336002 Y2 JP H0336002Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、紫外線吸収剤を配合することによ
り、特定の紫外線を遮蔽し、かつ可視光線を透過
する機能を有する合成樹脂膜を合成樹脂フイルム
にラミネートしてなるもの及び、光線反射膜とを
具備してなる複合フイルムを、紫外線発光性照明
ランプに被覆することにより、簡便な操作で照明
器の照射面の光度を増加させ、照射方向及び光度
の調整を自由に行なうようにするとともに、昆虫
等の虫類の侵入を防止することを目的とするもの
である。 従来、光線反射膜を有する照明器にあつては、
この反射膜を照明器の内壁に設けたものがある
が、加工に手間がかかり、照明光度が照明器内壁
に設けた反射膜の面積で決まつてしまい、以後の
調整ができないものであつた。 また、例えば340nm程度の紫外線を遮蔽する合
成樹脂膜も一部存在しているが、それらは紫外線
遮蔽能がことごとく不足しているため、昆虫の可
視光線である紫外線が照明器から発光されてしま
い、実用的には昆虫の侵入防止用として使用する
ことができないものであつた。産業界において、
例えば製紙業、フイルム製造業、食品製造業、医
薬品製造業、精密機械製造業、電子部品製造業及
びこれら関連業種等においては昆虫の侵入は重大
な問題となつている。 さらに、昆虫の侵入防止を目的としたものでは
ないが可視光線のうち、420nm以上の波長域の光
の一部を遮蔽した有色フイルムも一部存在してお
り、これらは、結果的に紫外線を遮蔽している場
合もあつた。しかしながら、これらフイルムは着
色しているため、照明器具用に広く使用できない
ことはいうまでもない。 本考案は、上記従来例に比して、照明器とは別
体のフイルムを照明器のランプに被覆し、このフ
イルム表面若しくは裏面の全周の一部を覆うよう
に光線反射膜5を設けたもので、簡単な操作で照
明器の照射光度を増し、光線反射膜の被覆面積の
異なる種々のフイルムをランプに嵌挿できるよう
にすることにより光度の調整をはかり、又フイル
ムをランプの円周方向に沿つて回わすことで照射
面の方向性をも自由に変えることができるように
したものである。 さらに少なくとも380nm以下の波長の紫外線を
実質的に遮蔽し、かつ420nm以上の波長の光を実
質的に透過させる透明な合成樹脂膜4を使用する
ことにより初めて、昆虫の侵入を防止することが
でき、かつ無色透明な照明ランプ被覆用反射フイ
ルムを得ることができるのである。 すなわち本考案は少なくとも下記(A)及び(B)、 (A) 紫外線吸収剤を配合することにより、少な
くとも380nm以下の波長の紫外線を実質的に
遮蔽し、かつ420nm以上の波長の光を実質的
に透過させる透明な合成樹脂膜4を合成樹脂
フイルム6にラミネートしてなるもの7、 及び、 (B) 照明ランプの一部を覆う光線反射膜5、か
らなる複合フイルム3を照明器具形状に加
工、成形してなるものであることを特徴とす
る照明ランプ被覆用反射フイルムを提案する
ものである。 しかして、本考案によれば簡便な操作で照明器
の照射面の光度を増加させ、照射方向及び光度の
調整を自由に行なうようにするとともに、昆虫等
の虫類の侵入を防止する優れた効果を得ることが
できる。 さらに、上記合成樹脂膜4を合成樹脂フイルム
6にラミネートすることにより、照明ランプ2に
よる熱が合成樹脂膜4に伝達されることを防ぐこ
とができ、結果的に紫外線吸収剤のブリードアウ
ト(吹き出し)を低下させることが可能になり、
よつて合成樹脂膜4の紫外線吸収能は長期間保持
されることになつたのである。 本考案の第一の特徴は、少なくとも380nm以下
の波長の紫外線の透過を実質的に遮蔽し、かつ
420nm以上の波長の光を実質的に透過させる透明
な合成樹脂膜4を合成樹脂フイルム6にラミネー
トしてなるもの7(以下、ラミネートフイルムと
略称することがある)を使用することである。こ
こで「実質的に遮蔽する」とは、該波長の光の透
過を100%完全に遮蔽する場合のみならず、少な
くとも60%、特に80%更に90%以上遮蔽すること
を包含する意味である。加えて該樹脂膜は420nm
以上の波長の光を実質的に透過し得る合成樹脂膜
である。ここで、「実質的に透過し得る」とは、
該波長の光を100%透過することはもちろん、該
波長の光を少なくとも60%、特に80%、更に90%
以上透過することも包含する意味である。 しかして、本考案において特に好適に使用し得
る透明な合成樹脂膜4は、少なくとも380nm以下
の波長の紫外線の透過を実質的に完全に、好まし
くは80%以上遮蔽し、かつ420nm以上の波長の光
を実質的に透過する。好ましくは80%以上透過し
得る合成樹脂膜であり、該樹脂膜の光線波長(横
軸)対光線透過率(縦軸)曲線を描いた場合に、
曲線が光線波長380nm〜420nmの間でできるだけ
垂直に立ち上るような光線透過率特性を示すよう
な合成樹脂膜が特に好適である。 また該樹脂膜は必要に応じ青、赤、緑、黄、白
色等に着色して使用することもできる。 本考案に使用する合成樹脂としては、前記した
光の遮蔽及び透過特性を有するものである限り特
に制約はないが、一般には、ポリ塩化ビニル、後
塩素化ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、
ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール等のビニル
系樹脂;塩素化ポリエーテル;ポリスチレン、ス
チレンアクリロニトリル共重合体、ABS等のポ
リスチレン系樹脂;高密度、中密度または低密度
ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、等
のポリエチレン系樹脂;ポリプロピレン樹脂;ポ
リアセタール樹脂;ポリメチルメタクリレート樹
脂;エチルセルロース、酢酸セルロース、プロピ
ルセルロース等のセルロース系樹脂;ポリカーボ
ネート;フエノキシ樹脂;ポリエチレンテレフタ
レート等のポリエステル;ふつ素樹脂;ポリイミ
ド、ポリアミド系樹脂;等を挙げることができる
がポリ塩化ビニル、後塩素化ポリ塩化ビニル、ポ
リエステル、ポリメタクリレート、ふつ素樹脂等
が好適であり、就中ポリ塩化ビニルである。 本考案においては、前記合成樹脂に適当な紫外
線吸収剤を配合して合成樹脂膜を成形し、該合成
樹脂膜を前記合成樹脂からなる合成樹脂フイルム
に、熱、接着剤等を用いてラミネートしたものを
使用する。 これら合成樹脂に配合し得る紫外線吸収剤とし
ては、該紫外線吸収剤の紫外線吸収能や使用する
合成樹脂との相溶性等を考慮して広範囲の種類の
中から適宜選択使用することができる。使用可能
な紫外線吸収剤としては例えばベンゾトリアゾー
ル系、ベンゾフエノン系及びこれらの混合系等が
あり、本考案においては、ベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤が好適に使用される。 ベンゾトリアゾール系では2−(2′ヒドロキシ
−5′−メチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−5,
6−ジクロルベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−5′−第3ブチルフエニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−メチル−
5′−第3ブチルフエニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ第3ブチルフエ
ニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール及び2
−(2′−ヒドロキシ−5′−フエニルフエニル)−5
−クロルベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキ
シ−3′−メチル−5′−第3ブチルフエニル)−5
−クロル−ベンゾトリアゾール等が有効である。 特に好適な紫外線吸収剤は、式 [式中、R1及びR2は同一もしくは相異なり、そ
れぞれ低級アルキル基又はアリール基(特にフエ
ニル基)を表わし、殊にR1は好ましくは分岐鎖
状の低級アルキル基又フエニル基であり、Xは水
素原子又はハロゲン原子で、特に塩素原子であ
る。] で表わされるタイプのものであり、就中2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ第3ブチルフエニ
ル)−5−クロルベンゾトリアゾール及び2(2′−
ヒドロキシ−3′−メチル−5′−第3ブチルフエニ
ル)−5−クロル−ベンゾトリアゾールである。 また、ベンゾフエノン系としては例えば、2,
3′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフ
エノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフエノン及び2,2′,4,4′−テトラヒドロ
キシベンゾフエノン等がある。 上記の如き紫外線吸収剤の配合量は、紫外線吸
収剤の種類、使用する合成樹脂の種類、合成樹脂
膜の厚さ等に依存して広範に変えることができる
が、本考案の好ましい態様である380nm以下の紫
外線の透過を実質的に完全に遮蔽するためには、
紫外線吸収剤の配合量と得られる合成樹脂膜の厚
さとの間に下記式 15≦AB≦600 好適には 20≦AB≦400 式中、Aは紫外線吸収剤の配合量(重量%)を
表わし、Bは合成樹脂膜の厚さ(μ)である。 で示される関係が満たされていることが特に好ま
しいことが見出された。 また紫外線吸収剤の配合量Aは、合成樹脂及び
紫外線吸収剤の種類により異なるが、一般に
0.003〜5重量%、特に0.1〜5.0重量%の範囲が好
適である。 本考案に使用する合成樹脂膜には、紫外線吸収
剤に加えて、必要に応じて他の通常の樹脂添加
物、例えば可塑剤、滑剤、酸化防止剤、光安定
剤、帯電防止剤、防曇剤、熱安定剤、染料、顔
料、等を適宜添加することもできる。 また、前記の合成樹脂フイルム6にも、必要に
応じて例えば、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、酸
化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、防曇剤、熱安
定剤、染料、顔料、等を少量含ませることができ
る。 上記の合成樹脂膜4及び合成樹脂フイルム6は
それ自体公知の種々の方法、例えばカレンダー
法、溶融押出法、プレス法、溶液流延法等を用い
て製造することができる。 更に、本考案で使用する光線反射膜5として
は、アルミ箔等の金属箔、金属アルミニウム等の
蒸着膜、又は、アルミニウム、アルミナ、酸化チ
タン等の粉末単体もしくは混合物の塗膜を挙げる
ことができる。これら光線反射膜5は、前記の合
成樹脂膜4上又は合成樹脂フイルム6上に、接
着、蒸着、塗布等の方法によつて設けることがで
きる。また、光線反射膜は周方向若しくは長さ方
向に連続的に設ける代わりに、反射膜を断続的に
設けたり、蒸着量を調整することにより、この反
射膜の上方への光の投射量を増加することもでき
る。 本考案におけるこれら特定の紫外線を遮蔽する
透明な合成樹脂膜4と合成樹脂フイルム6とから
なるラミネートフイルム7、及び光線反射膜5か
ら少なくともなる複合フイルム3の形成方法とし
ては、例えば上記の如く、ラミネートフイルム7
の一方の面の一部に光線反射膜5を接着、蒸着、
塗布等の方法によつて設ける方法、該合成樹脂膜
4の面の一部に光線反射膜5を同様にして設けて
から合成樹脂フイルム6と全面ラミネートする方
法、合成樹脂フイルム6′の一方の面の少なくと
も一部に光線反射膜5を設けたものとラミネート
フイルム7とをその両端部で貼着する方法等が例
示できる。これらの場合、複合フイルム3の全体
に対して光線反射膜5以外の、光線を透過する透
明なフイルムの面積の割合は、約80%〜30%、好
ましくは70%〜40%、特に好ましくは、60%〜55
%である。 複合フイルムに用いる前記合成樹脂膜4の膜厚
は10〜1000μ、好ましくは20〜500μ、更に好まし
くは50〜200μであり、また複合フイルムに用い
る合成樹脂の組合せは適宜選択できるが、ポリ塩
化ビニルとポリエチレンテレフタレートとの組合
せが好適である。 また本明細書で使用している紫外線発光性照明
ランプ2とは紫外線を含有する光を発光する照明
ランプであれば総べてのランプを指すが、一般に
は蛍光灯、水銀灯、白熱灯、ハロゲンランプ、ナ
トリウムランプ等を指し、その形状は棒状、球状
及び環状等いずれの形状でもかまわない。 例えば棒状の蛍光灯を直接複合フイルム3で被
覆する場合、複合フイルムをチユーブ状に加工
し、蛍光灯の直径より5〜200mm好ましくは5〜
30mm、更に好ましくは10〜20mm、大きい直径を有
するチユーブを使用するのが好ましい。 本考案は、蛍光灯とは別体のチユーブをランプ
に被せ付けて、このチユーブ表面若しくは裏面を
覆うように光線反射膜を設けたもので、簡単な操
作で蛍光灯の照射光度を増し、光線反射膜の被覆
面積の異なる種々のチユーブを蛍光ランプに嵌挿
できるようにすることにより光度の調整を画り、
又、チユーブをランプの円周方向に沿つて回わす
ことで照射面の方向性をも自由に変えることがで
きるようにしたものである。 以下本考案の実施例を図面に従つて説明する。 第1図は蛍光灯に複合フイルムからなる本考案
の反射フイルムを外嵌した状態の一部切欠正面
図、第2図はその−線断面図である。2は蛍
光灯、3はこれに外嵌挿されるチユーブである。
この複合フイルムからなるチユーブ3は少なくと
も380nm以下の波長の紫外線を実質的に遮蔽し、
420nm以上の波長の光を実質的に透過させる透明
な合成樹脂膜4と合成樹脂フイルム6とからなる
ラミネートフイルム7で形成され、チユーブの内
径を蛍光灯2より幾分か大径に形成しランプに容
易に嵌挿して自由に回すことができるようにす
る。 ラミネートフイルム7の裏面7bには、その全
周の略半分でチユーブ3の略全長に亘つてアルミ
箔を接着、又は、金属アルミニウムを蒸着して光
線反射膜5を形成している。 第3図は、後記する実施例1を示すものであ
り、紫外線を遮蔽する透明な塩ビ薄膜4の全面積
に対して42%になるように金属アルミニウム粉末
を蒸着することにより光線反射膜5を設け、次い
でこれとポリエステルテレフタレートフイルム6
とをラミネートした後、チユーブ3に加工したも
のである。 第4図は本考案の他の実施例を示し、蛍光灯2
に被せ付けるチユーブ3は、全周の上方非照明側
半分を覆う部分をアルミニウム箔で形成した光線
反射膜5を合成樹脂フイルム6′に接着したもの
で、また、全周の下方照明側半分を覆う部分を紫
外線を遮蔽する透明な塩ビ薄膜4と合成樹脂フイ
ルム6とのラミネートフイルム7で形成されてお
り、その両端同士を貼着して筒状チユーブとした
ものである。 第5図も本考案の他の実施例を示し、蛍光灯2
に被せ付ける楕円形のチユーブ3は、全周の上方
約半分を覆う部分をアルミニウム箔の光線反射膜
5を合成樹脂フイルム6′に接着したもので、ま
た、全周の下方半分を覆う部分を紫外線を遮蔽す
る透明な塩ビ薄膜4と合成樹脂フイルム6とのラ
ミネートフイルム7で形成されており、その両端
同士を接着剤で貼着して楕円形チユーブとしたも
のである。 第6図は、第5図と同様に楕円状チユーブを被
覆した本考案の他の実施例を示し、蛍光灯2に被
せ付ける楕円形のチユーブ3は、全周の上方半分
を覆う部分をポリエチレンテレフタレート等の合
成樹脂フイルム6′の表側全面に金属アルミニウ
ムを蒸着して光線反射膜5を形成させたもので、
また、全周の下方半分を覆う部分をポリエチレン
テレフタレート等の合成樹脂フイルム6の表側に
紫外線を遮蔽する透明な塩ビ薄膜4をラミネート
したラミネートフイルム7で形成されており、そ
の両端同士を貼着して筒状チユーブとしたもので
ある。 第7図は第5図と同様に楕円状チユーブを被覆
した本考案の他の実施例を示し、紫外線を遮蔽す
る透明なラミネートフイルム7で形成された、大
きめのチユーブに硬質の光線反射シート8を挿入
したものである。 また直管型蛍光灯、円環型蛍光灯、球状照明器
においても本考案は適用でき、第3図〜第6図の
利用が好ましい。 以下、本考案の効果を説明すると、蛍光灯に光
線反射膜を有し、特定の紫外線を遮蔽するチユー
ブを嵌挿するだけなので、安価に実施できると共
に、操作容易に反射効率を向上でき、照射面の光
度を増して明るくできる。更に、当該光反射膜を
回わすことで光の照射方向を任意に変えられ、
又、光反射膜のチユーブへの設定態様を変化させ
ることにより照射面の光度も自由に調整できる。 さらに少なくとも380nm以下の波長の紫外線を
実質的に遮蔽し、かつ420nm以上の波長の光を実
質的に透過させる透明な光合成樹脂膜4を使用す
ることにより初めて、無色透明でかつ、昆虫等の
虫類の侵入を防止する優れた効果を得ることがで
きるようになつたのである。 また、上記合成樹脂膜4を合成樹脂フイルム6
にラミネートすることにより、照明管2による熱
が合成樹脂膜4に伝達されることを防ぐことがで
き、結果的に紫外線吸収剤のブリードアウト(吹
き出し)を低下させることが可能になり、よつて
合成樹脂膜4の紫外線吸収能は長期間保持される
ことになつたのである。 その上、蛍光灯はチユーブで完全に覆われてい
るので、汚染の虞れもない。 更に実施例、比較例により本考案を詳細に説明
する。 参考例(紫外線遮蔽フイルムの調製) (1) ポリ塩化ビニル100重量部、ジオクチルフタ
レート(可塑剤)20重量部、ジブチル錫マレー
ト(熱安定剤)1.5重量部、ステアリン酸亜鉛
(熱安定剤)1.0重量部、ステアリン酸(滑剤)
0.1重量部、ソルビタンモノラウレート(無滴
剤)1.0重量部及び2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジ第3ブチルフエニル)−5−クロロベン
ゾリアゾール(紫外線吸収剤)1.2重量部を相
互に充分に混合し、その混合物をエクストルー
ダーにより200℃で熔融押出し、厚さ120μの
380nm以下の波長の紫外線を実質的に遮蔽する
透明な塩ビ薄膜を得た。この薄膜を以後フイル
ムNo.1と呼ぶ。 (2) 一方比較のため前記参考例フイルムNo.1の配
合より2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ第3ブ
チルフエニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル(紫外線吸収剤)を除いたものをフイルムNo.
1と同様に製造した。このフイルムを以後フイ
ルムNo.2と呼ぶ。 また市販の透明なポリエチレンテレフタレー
ト(東レ株式会社製20μ)を購入し、これを以
後フイルムNo.3呼ぶ。 実施例1及び比較例1 フイルムNo.1及びフイルムNo.2を巾12cm長さ
120cmにそれぞれ切断し、長さ方向に連続的に全
面積に対して42%になるように金属アルミニウム
粉末を蒸着する。(この場合紫外線を遮蔽する透
明な合成樹脂フイルムは全体の58%を占めること
になる。) 上記フイルムを各々フイルムNo.3にラミネート
し、これをチユーブに加工する。この複合フイル
ムからなるチユーブを棒状の蛍光灯のランプ
(40W)に嵌挿し、フイルムNo.1とNo.3の組合せ
を実施例1としフイルムNo.2とNo.3の組合せを比
較例1とし8月中頃富山地方の農家の雨戸を全面
開放した各々の6帖の部屋に1夜、照明器具とし
て使用し、その時に飛来した昆虫類を捕虫し、そ
の結果を表1に記す。 【表】
り、特定の紫外線を遮蔽し、かつ可視光線を透過
する機能を有する合成樹脂膜を合成樹脂フイルム
にラミネートしてなるもの及び、光線反射膜とを
具備してなる複合フイルムを、紫外線発光性照明
ランプに被覆することにより、簡便な操作で照明
器の照射面の光度を増加させ、照射方向及び光度
の調整を自由に行なうようにするとともに、昆虫
等の虫類の侵入を防止することを目的とするもの
である。 従来、光線反射膜を有する照明器にあつては、
この反射膜を照明器の内壁に設けたものがある
が、加工に手間がかかり、照明光度が照明器内壁
に設けた反射膜の面積で決まつてしまい、以後の
調整ができないものであつた。 また、例えば340nm程度の紫外線を遮蔽する合
成樹脂膜も一部存在しているが、それらは紫外線
遮蔽能がことごとく不足しているため、昆虫の可
視光線である紫外線が照明器から発光されてしま
い、実用的には昆虫の侵入防止用として使用する
ことができないものであつた。産業界において、
例えば製紙業、フイルム製造業、食品製造業、医
薬品製造業、精密機械製造業、電子部品製造業及
びこれら関連業種等においては昆虫の侵入は重大
な問題となつている。 さらに、昆虫の侵入防止を目的としたものでは
ないが可視光線のうち、420nm以上の波長域の光
の一部を遮蔽した有色フイルムも一部存在してお
り、これらは、結果的に紫外線を遮蔽している場
合もあつた。しかしながら、これらフイルムは着
色しているため、照明器具用に広く使用できない
ことはいうまでもない。 本考案は、上記従来例に比して、照明器とは別
体のフイルムを照明器のランプに被覆し、このフ
イルム表面若しくは裏面の全周の一部を覆うよう
に光線反射膜5を設けたもので、簡単な操作で照
明器の照射光度を増し、光線反射膜の被覆面積の
異なる種々のフイルムをランプに嵌挿できるよう
にすることにより光度の調整をはかり、又フイル
ムをランプの円周方向に沿つて回わすことで照射
面の方向性をも自由に変えることができるように
したものである。 さらに少なくとも380nm以下の波長の紫外線を
実質的に遮蔽し、かつ420nm以上の波長の光を実
質的に透過させる透明な合成樹脂膜4を使用する
ことにより初めて、昆虫の侵入を防止することが
でき、かつ無色透明な照明ランプ被覆用反射フイ
ルムを得ることができるのである。 すなわち本考案は少なくとも下記(A)及び(B)、 (A) 紫外線吸収剤を配合することにより、少な
くとも380nm以下の波長の紫外線を実質的に
遮蔽し、かつ420nm以上の波長の光を実質的
に透過させる透明な合成樹脂膜4を合成樹脂
フイルム6にラミネートしてなるもの7、 及び、 (B) 照明ランプの一部を覆う光線反射膜5、か
らなる複合フイルム3を照明器具形状に加
工、成形してなるものであることを特徴とす
る照明ランプ被覆用反射フイルムを提案する
ものである。 しかして、本考案によれば簡便な操作で照明器
の照射面の光度を増加させ、照射方向及び光度の
調整を自由に行なうようにするとともに、昆虫等
の虫類の侵入を防止する優れた効果を得ることが
できる。 さらに、上記合成樹脂膜4を合成樹脂フイルム
6にラミネートすることにより、照明ランプ2に
よる熱が合成樹脂膜4に伝達されることを防ぐこ
とができ、結果的に紫外線吸収剤のブリードアウ
ト(吹き出し)を低下させることが可能になり、
よつて合成樹脂膜4の紫外線吸収能は長期間保持
されることになつたのである。 本考案の第一の特徴は、少なくとも380nm以下
の波長の紫外線の透過を実質的に遮蔽し、かつ
420nm以上の波長の光を実質的に透過させる透明
な合成樹脂膜4を合成樹脂フイルム6にラミネー
トしてなるもの7(以下、ラミネートフイルムと
略称することがある)を使用することである。こ
こで「実質的に遮蔽する」とは、該波長の光の透
過を100%完全に遮蔽する場合のみならず、少な
くとも60%、特に80%更に90%以上遮蔽すること
を包含する意味である。加えて該樹脂膜は420nm
以上の波長の光を実質的に透過し得る合成樹脂膜
である。ここで、「実質的に透過し得る」とは、
該波長の光を100%透過することはもちろん、該
波長の光を少なくとも60%、特に80%、更に90%
以上透過することも包含する意味である。 しかして、本考案において特に好適に使用し得
る透明な合成樹脂膜4は、少なくとも380nm以下
の波長の紫外線の透過を実質的に完全に、好まし
くは80%以上遮蔽し、かつ420nm以上の波長の光
を実質的に透過する。好ましくは80%以上透過し
得る合成樹脂膜であり、該樹脂膜の光線波長(横
軸)対光線透過率(縦軸)曲線を描いた場合に、
曲線が光線波長380nm〜420nmの間でできるだけ
垂直に立ち上るような光線透過率特性を示すよう
な合成樹脂膜が特に好適である。 また該樹脂膜は必要に応じ青、赤、緑、黄、白
色等に着色して使用することもできる。 本考案に使用する合成樹脂としては、前記した
光の遮蔽及び透過特性を有するものである限り特
に制約はないが、一般には、ポリ塩化ビニル、後
塩素化ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、
ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール等のビニル
系樹脂;塩素化ポリエーテル;ポリスチレン、ス
チレンアクリロニトリル共重合体、ABS等のポ
リスチレン系樹脂;高密度、中密度または低密度
ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、等
のポリエチレン系樹脂;ポリプロピレン樹脂;ポ
リアセタール樹脂;ポリメチルメタクリレート樹
脂;エチルセルロース、酢酸セルロース、プロピ
ルセルロース等のセルロース系樹脂;ポリカーボ
ネート;フエノキシ樹脂;ポリエチレンテレフタ
レート等のポリエステル;ふつ素樹脂;ポリイミ
ド、ポリアミド系樹脂;等を挙げることができる
がポリ塩化ビニル、後塩素化ポリ塩化ビニル、ポ
リエステル、ポリメタクリレート、ふつ素樹脂等
が好適であり、就中ポリ塩化ビニルである。 本考案においては、前記合成樹脂に適当な紫外
線吸収剤を配合して合成樹脂膜を成形し、該合成
樹脂膜を前記合成樹脂からなる合成樹脂フイルム
に、熱、接着剤等を用いてラミネートしたものを
使用する。 これら合成樹脂に配合し得る紫外線吸収剤とし
ては、該紫外線吸収剤の紫外線吸収能や使用する
合成樹脂との相溶性等を考慮して広範囲の種類の
中から適宜選択使用することができる。使用可能
な紫外線吸収剤としては例えばベンゾトリアゾー
ル系、ベンゾフエノン系及びこれらの混合系等が
あり、本考案においては、ベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤が好適に使用される。 ベンゾトリアゾール系では2−(2′ヒドロキシ
−5′−メチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−5,
6−ジクロルベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−5′−第3ブチルフエニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−メチル−
5′−第3ブチルフエニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ第3ブチルフエ
ニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール及び2
−(2′−ヒドロキシ−5′−フエニルフエニル)−5
−クロルベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキ
シ−3′−メチル−5′−第3ブチルフエニル)−5
−クロル−ベンゾトリアゾール等が有効である。 特に好適な紫外線吸収剤は、式 [式中、R1及びR2は同一もしくは相異なり、そ
れぞれ低級アルキル基又はアリール基(特にフエ
ニル基)を表わし、殊にR1は好ましくは分岐鎖
状の低級アルキル基又フエニル基であり、Xは水
素原子又はハロゲン原子で、特に塩素原子であ
る。] で表わされるタイプのものであり、就中2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ第3ブチルフエニ
ル)−5−クロルベンゾトリアゾール及び2(2′−
ヒドロキシ−3′−メチル−5′−第3ブチルフエニ
ル)−5−クロル−ベンゾトリアゾールである。 また、ベンゾフエノン系としては例えば、2,
3′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフ
エノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフエノン及び2,2′,4,4′−テトラヒドロ
キシベンゾフエノン等がある。 上記の如き紫外線吸収剤の配合量は、紫外線吸
収剤の種類、使用する合成樹脂の種類、合成樹脂
膜の厚さ等に依存して広範に変えることができる
が、本考案の好ましい態様である380nm以下の紫
外線の透過を実質的に完全に遮蔽するためには、
紫外線吸収剤の配合量と得られる合成樹脂膜の厚
さとの間に下記式 15≦AB≦600 好適には 20≦AB≦400 式中、Aは紫外線吸収剤の配合量(重量%)を
表わし、Bは合成樹脂膜の厚さ(μ)である。 で示される関係が満たされていることが特に好ま
しいことが見出された。 また紫外線吸収剤の配合量Aは、合成樹脂及び
紫外線吸収剤の種類により異なるが、一般に
0.003〜5重量%、特に0.1〜5.0重量%の範囲が好
適である。 本考案に使用する合成樹脂膜には、紫外線吸収
剤に加えて、必要に応じて他の通常の樹脂添加
物、例えば可塑剤、滑剤、酸化防止剤、光安定
剤、帯電防止剤、防曇剤、熱安定剤、染料、顔
料、等を適宜添加することもできる。 また、前記の合成樹脂フイルム6にも、必要に
応じて例えば、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、酸
化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、防曇剤、熱安
定剤、染料、顔料、等を少量含ませることができ
る。 上記の合成樹脂膜4及び合成樹脂フイルム6は
それ自体公知の種々の方法、例えばカレンダー
法、溶融押出法、プレス法、溶液流延法等を用い
て製造することができる。 更に、本考案で使用する光線反射膜5として
は、アルミ箔等の金属箔、金属アルミニウム等の
蒸着膜、又は、アルミニウム、アルミナ、酸化チ
タン等の粉末単体もしくは混合物の塗膜を挙げる
ことができる。これら光線反射膜5は、前記の合
成樹脂膜4上又は合成樹脂フイルム6上に、接
着、蒸着、塗布等の方法によつて設けることがで
きる。また、光線反射膜は周方向若しくは長さ方
向に連続的に設ける代わりに、反射膜を断続的に
設けたり、蒸着量を調整することにより、この反
射膜の上方への光の投射量を増加することもでき
る。 本考案におけるこれら特定の紫外線を遮蔽する
透明な合成樹脂膜4と合成樹脂フイルム6とから
なるラミネートフイルム7、及び光線反射膜5か
ら少なくともなる複合フイルム3の形成方法とし
ては、例えば上記の如く、ラミネートフイルム7
の一方の面の一部に光線反射膜5を接着、蒸着、
塗布等の方法によつて設ける方法、該合成樹脂膜
4の面の一部に光線反射膜5を同様にして設けて
から合成樹脂フイルム6と全面ラミネートする方
法、合成樹脂フイルム6′の一方の面の少なくと
も一部に光線反射膜5を設けたものとラミネート
フイルム7とをその両端部で貼着する方法等が例
示できる。これらの場合、複合フイルム3の全体
に対して光線反射膜5以外の、光線を透過する透
明なフイルムの面積の割合は、約80%〜30%、好
ましくは70%〜40%、特に好ましくは、60%〜55
%である。 複合フイルムに用いる前記合成樹脂膜4の膜厚
は10〜1000μ、好ましくは20〜500μ、更に好まし
くは50〜200μであり、また複合フイルムに用い
る合成樹脂の組合せは適宜選択できるが、ポリ塩
化ビニルとポリエチレンテレフタレートとの組合
せが好適である。 また本明細書で使用している紫外線発光性照明
ランプ2とは紫外線を含有する光を発光する照明
ランプであれば総べてのランプを指すが、一般に
は蛍光灯、水銀灯、白熱灯、ハロゲンランプ、ナ
トリウムランプ等を指し、その形状は棒状、球状
及び環状等いずれの形状でもかまわない。 例えば棒状の蛍光灯を直接複合フイルム3で被
覆する場合、複合フイルムをチユーブ状に加工
し、蛍光灯の直径より5〜200mm好ましくは5〜
30mm、更に好ましくは10〜20mm、大きい直径を有
するチユーブを使用するのが好ましい。 本考案は、蛍光灯とは別体のチユーブをランプ
に被せ付けて、このチユーブ表面若しくは裏面を
覆うように光線反射膜を設けたもので、簡単な操
作で蛍光灯の照射光度を増し、光線反射膜の被覆
面積の異なる種々のチユーブを蛍光ランプに嵌挿
できるようにすることにより光度の調整を画り、
又、チユーブをランプの円周方向に沿つて回わす
ことで照射面の方向性をも自由に変えることがで
きるようにしたものである。 以下本考案の実施例を図面に従つて説明する。 第1図は蛍光灯に複合フイルムからなる本考案
の反射フイルムを外嵌した状態の一部切欠正面
図、第2図はその−線断面図である。2は蛍
光灯、3はこれに外嵌挿されるチユーブである。
この複合フイルムからなるチユーブ3は少なくと
も380nm以下の波長の紫外線を実質的に遮蔽し、
420nm以上の波長の光を実質的に透過させる透明
な合成樹脂膜4と合成樹脂フイルム6とからなる
ラミネートフイルム7で形成され、チユーブの内
径を蛍光灯2より幾分か大径に形成しランプに容
易に嵌挿して自由に回すことができるようにす
る。 ラミネートフイルム7の裏面7bには、その全
周の略半分でチユーブ3の略全長に亘つてアルミ
箔を接着、又は、金属アルミニウムを蒸着して光
線反射膜5を形成している。 第3図は、後記する実施例1を示すものであ
り、紫外線を遮蔽する透明な塩ビ薄膜4の全面積
に対して42%になるように金属アルミニウム粉末
を蒸着することにより光線反射膜5を設け、次い
でこれとポリエステルテレフタレートフイルム6
とをラミネートした後、チユーブ3に加工したも
のである。 第4図は本考案の他の実施例を示し、蛍光灯2
に被せ付けるチユーブ3は、全周の上方非照明側
半分を覆う部分をアルミニウム箔で形成した光線
反射膜5を合成樹脂フイルム6′に接着したもの
で、また、全周の下方照明側半分を覆う部分を紫
外線を遮蔽する透明な塩ビ薄膜4と合成樹脂フイ
ルム6とのラミネートフイルム7で形成されてお
り、その両端同士を貼着して筒状チユーブとした
ものである。 第5図も本考案の他の実施例を示し、蛍光灯2
に被せ付ける楕円形のチユーブ3は、全周の上方
約半分を覆う部分をアルミニウム箔の光線反射膜
5を合成樹脂フイルム6′に接着したもので、ま
た、全周の下方半分を覆う部分を紫外線を遮蔽す
る透明な塩ビ薄膜4と合成樹脂フイルム6とのラ
ミネートフイルム7で形成されており、その両端
同士を接着剤で貼着して楕円形チユーブとしたも
のである。 第6図は、第5図と同様に楕円状チユーブを被
覆した本考案の他の実施例を示し、蛍光灯2に被
せ付ける楕円形のチユーブ3は、全周の上方半分
を覆う部分をポリエチレンテレフタレート等の合
成樹脂フイルム6′の表側全面に金属アルミニウ
ムを蒸着して光線反射膜5を形成させたもので、
また、全周の下方半分を覆う部分をポリエチレン
テレフタレート等の合成樹脂フイルム6の表側に
紫外線を遮蔽する透明な塩ビ薄膜4をラミネート
したラミネートフイルム7で形成されており、そ
の両端同士を貼着して筒状チユーブとしたもので
ある。 第7図は第5図と同様に楕円状チユーブを被覆
した本考案の他の実施例を示し、紫外線を遮蔽す
る透明なラミネートフイルム7で形成された、大
きめのチユーブに硬質の光線反射シート8を挿入
したものである。 また直管型蛍光灯、円環型蛍光灯、球状照明器
においても本考案は適用でき、第3図〜第6図の
利用が好ましい。 以下、本考案の効果を説明すると、蛍光灯に光
線反射膜を有し、特定の紫外線を遮蔽するチユー
ブを嵌挿するだけなので、安価に実施できると共
に、操作容易に反射効率を向上でき、照射面の光
度を増して明るくできる。更に、当該光反射膜を
回わすことで光の照射方向を任意に変えられ、
又、光反射膜のチユーブへの設定態様を変化させ
ることにより照射面の光度も自由に調整できる。 さらに少なくとも380nm以下の波長の紫外線を
実質的に遮蔽し、かつ420nm以上の波長の光を実
質的に透過させる透明な光合成樹脂膜4を使用す
ることにより初めて、無色透明でかつ、昆虫等の
虫類の侵入を防止する優れた効果を得ることがで
きるようになつたのである。 また、上記合成樹脂膜4を合成樹脂フイルム6
にラミネートすることにより、照明管2による熱
が合成樹脂膜4に伝達されることを防ぐことがで
き、結果的に紫外線吸収剤のブリードアウト(吹
き出し)を低下させることが可能になり、よつて
合成樹脂膜4の紫外線吸収能は長期間保持される
ことになつたのである。 その上、蛍光灯はチユーブで完全に覆われてい
るので、汚染の虞れもない。 更に実施例、比較例により本考案を詳細に説明
する。 参考例(紫外線遮蔽フイルムの調製) (1) ポリ塩化ビニル100重量部、ジオクチルフタ
レート(可塑剤)20重量部、ジブチル錫マレー
ト(熱安定剤)1.5重量部、ステアリン酸亜鉛
(熱安定剤)1.0重量部、ステアリン酸(滑剤)
0.1重量部、ソルビタンモノラウレート(無滴
剤)1.0重量部及び2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジ第3ブチルフエニル)−5−クロロベン
ゾリアゾール(紫外線吸収剤)1.2重量部を相
互に充分に混合し、その混合物をエクストルー
ダーにより200℃で熔融押出し、厚さ120μの
380nm以下の波長の紫外線を実質的に遮蔽する
透明な塩ビ薄膜を得た。この薄膜を以後フイル
ムNo.1と呼ぶ。 (2) 一方比較のため前記参考例フイルムNo.1の配
合より2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ第3ブ
チルフエニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル(紫外線吸収剤)を除いたものをフイルムNo.
1と同様に製造した。このフイルムを以後フイ
ルムNo.2と呼ぶ。 また市販の透明なポリエチレンテレフタレー
ト(東レ株式会社製20μ)を購入し、これを以
後フイルムNo.3呼ぶ。 実施例1及び比較例1 フイルムNo.1及びフイルムNo.2を巾12cm長さ
120cmにそれぞれ切断し、長さ方向に連続的に全
面積に対して42%になるように金属アルミニウム
粉末を蒸着する。(この場合紫外線を遮蔽する透
明な合成樹脂フイルムは全体の58%を占めること
になる。) 上記フイルムを各々フイルムNo.3にラミネート
し、これをチユーブに加工する。この複合フイル
ムからなるチユーブを棒状の蛍光灯のランプ
(40W)に嵌挿し、フイルムNo.1とNo.3の組合せ
を実施例1としフイルムNo.2とNo.3の組合せを比
較例1とし8月中頃富山地方の農家の雨戸を全面
開放した各々の6帖の部屋に1夜、照明器具とし
て使用し、その時に飛来した昆虫類を捕虫し、そ
の結果を表1に記す。 【表】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は一部切
欠正面図、第2図はその−線断面図、第3
図、第4図、第5図、第6図及び第7図は他の実
施例を示す第2図相当図である。 2……蛍光灯、3……複合フイルム製チユー
ブ、4……紫外線遮蔽性合成樹脂膜、5……光線
反射膜、6,6′……合成樹脂フイルム、7……
ラミネートフイルム、8……硬質の光線反射シー
ト。
欠正面図、第2図はその−線断面図、第3
図、第4図、第5図、第6図及び第7図は他の実
施例を示す第2図相当図である。 2……蛍光灯、3……複合フイルム製チユー
ブ、4……紫外線遮蔽性合成樹脂膜、5……光線
反射膜、6,6′……合成樹脂フイルム、7……
ラミネートフイルム、8……硬質の光線反射シー
ト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 紫外線発光性照明ランプ2に被覆し、昆虫の
侵入防止機能を有する、照明ランプ被覆用反射
フイルムであつて、該反射フイルムが、少なく
とも下記(A)及び(B)、 (A) 紫外線吸収剤を配合することにより、少な
くとも380nm以下の波長の紫外線を実質的に
遮蔽し、かつ420nm以上の波長の光を実質的
に透過させる透明な合成樹脂膜4を合成樹脂
フイルム6にラミネートしてなるもの7、 及び、 (B) 照明ランプの一部を覆う光線反射膜5、か
らなる複合フイルム3を照明ランプ形状に加
工、成形してなるもの、であることを特徴と
する照明ランプ被覆用反射フイルム。 2 該紫外線吸収剤がベンゾトリアゾール系及
び/又はベンゾフエノン系化合物である実用新
案登録請求の範囲第1項記載の照明ランプ被覆
用反射フイルム。 3 該ベンゾトリアゾール系化合物が下記式、 [式中、R1及びR2は同一もしくは相異なり、
それぞれ低級アルキル基又はアリール基を表
し、Xは水素原子又はハロゲン原子である。] である実用新案登録請求の範囲第2項記載の照
明ランプ被覆用反射フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1982171610U JPS5976011U (ja) | 1982-11-15 | 1982-11-15 | 照明器具用反射フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1982171610U JPS5976011U (ja) | 1982-11-15 | 1982-11-15 | 照明器具用反射フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5976011U JPS5976011U (ja) | 1984-05-23 |
| JPH0336002Y2 true JPH0336002Y2 (ja) | 1991-07-31 |
Family
ID=30374312
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1982171610U Granted JPS5976011U (ja) | 1982-11-15 | 1982-11-15 | 照明器具用反射フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5976011U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008311155A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Nakagawa Kasei Kk | 蛍光灯防護用カバー及び蛍光灯装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013203862A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Fujifilm Corp | 紫外線吸収剤分散液の製造方法、その方法で製造される紫外線吸収剤分散液、紫外線吸収塗料の製造方法、その方法で製造される紫外線吸収塗料、紫外線吸収フィルムの製造方法、及びその方法で製造される紫外線吸収フィルム |
| JP6354366B2 (ja) * | 2014-06-13 | 2018-07-11 | 日亜化学工業株式会社 | 発光ユニット |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55966U (ja) * | 1978-06-19 | 1980-01-07 | ||
| JPS5584804U (ja) * | 1978-12-05 | 1980-06-11 | ||
| JPS55156305U (ja) * | 1979-04-26 | 1980-11-11 | ||
| JPS5821906U (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-10 | 株式会社コウケン | 螢光灯用光線反射装置 |
-
1982
- 1982-11-15 JP JP1982171610U patent/JPS5976011U/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008311155A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Nakagawa Kasei Kk | 蛍光灯防護用カバー及び蛍光灯装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5976011U (ja) | 1984-05-23 |
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