JPH0336263B2 - - Google Patents

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JPH0336263B2
JPH0336263B2 JP57050918A JP5091882A JPH0336263B2 JP H0336263 B2 JPH0336263 B2 JP H0336263B2 JP 57050918 A JP57050918 A JP 57050918A JP 5091882 A JP5091882 A JP 5091882A JP H0336263 B2 JPH0336263 B2 JP H0336263B2
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movable contact
fixed contact
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link arm
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JP57050918A
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Inventor
Kunimitsu Nakano
Takaaki Tadasawa
Masaru Oomuro
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は短絡時ないしは定格以上の過大電流が
流れ続けたとき回路を遮断できる回路遮断器に係
り、尚詳細には限流効果を大巾に向上し、特に半
導体の如き短絡電流に対し弱体な素子を含む回路
を確実に保護し得る回路遮断器に関する。
この種の回路遮断器においては、例えば米国特
許第3329913号、日本特公昭41−18258に開示され
るように、固定接点を有した固定接触子と、前記
固定接点に溶接可能な可動接点を有した可動接触
子と、通常可動接触子を固定接触子から離間する
ように作動し、且可動接触子を固定接触子から強
制的に離間させるトリツプ機構を含んだ手動開閉
機構と、短絡電流ないしは過大電流に応答して作
動し、前記トリツプ機構と連係する接極子を吸着
する電磁石装置と、固定接点を可動接点との開閉
位置近傍に配設される消弧装置とを備えてなる。
しかして通常は手動開閉機構を介し固定接触子
に対して可動接触子を開離することにより接点の
開閉を行ない、一方短絡時ないしは定格以上の過
大電流が流れ続けるときは電磁石装置が作動し、
接極子を吸着してトリツプ機構を介し、固定接触
子に対して可動接触子を開離することにより接点
を開閉する。この接点開成時に生じたアークは消
弧装置に向つて移行され、ここで、分割され、冷
却され、消弧される。
しかしながら周知の回路遮断器においては短絡
電流により電磁石装置が作動し接極子が吸着され
てから、トリツプ機構を介して固定接触子に対し
可動接触子が開離され完全に消弧されるまでの時
間が相対的に長かつた。従つて遮断を実現する回
路に耐電圧性の低い素子、例えば半導体素子が含
まれている場合、短絡時に加わる高電圧によつて
半導体素子等が破壊される問題があつた。よつて
この種の回路遮断器では特に電磁石装置が短絡電
流に応答して作動するとき、固定接触子から可動
接触子を急峻に開離し消弧して、限流効果を大巾
に向上せしめ、耐電圧性の低い素子を含む回路に
対しても円滑に適用可能になすことが望まれてい
た。
しかして本発明の主たる目的は特に短絡時に、
所定の定格値以上の電流を検出する保護センサが
作動してから固定接触子に対し可動接触子が開離
され消弧されるまでの時間を大巾に短縮し、限流
効果を大巾に向上する回路遮断器を提供するにあ
る。
本発明の他の目的は短絡時に遮断を実現する回
路に加わる短絡電圧の印加を最少限にし、当該回
路に耐電圧性の低い素子が含まれていてもこれを
充分に保護できる回路遮断器を提供するにある。
本発明の別の目的は例えば短絡電流に応動して
トリツプ機構を介し固定接触子から可動接触子を
開離させるとき、当該トリツプ機構の動作を積極
的に付勢して、保護センサの作動から固定接触子
と可動接触子との開離までの時間を大巾に短縮す
る回路遮断器を提供するにある。
本発明の他の目的と利点は図面に示した実施例
に沿う以下の詳細な説明から明らかになろう。
しかしながら本発明はこれらの実施例のみに限
定されるものではなく添付の特許請求の範囲に含
まれる設計変更を包有することは理解されよう。
図面を参照するに、保護センサに短絡電流の即
動する機能と所定の定格値以上の電流に時延作用
をもつて応動する機能とを併有させるため、シリ
ンダの中央部に配設された磁気ヘツドを挾んで一
組のプランジヤが具備される。これを更に詳述す
るに、保護センサ10には断面が実質的に矩形の
磁性体ヨーク11並びに長手のシリンダ12とが
包有されている。前記シリンダ12は上端部が開
口した非磁性体、好ましくは真鋳でなる下部シリ
ンダ体13と、両端部が開口した非磁性体、好ま
しくはプラスチツクでなり、下部シリンダ体より
僅かに大径の上部シリンダ体14とが具備され、
前記下部シリンダ体13上端部の開口並びに上部
シリンダ体14の開口には両シリンダ体13,1
4を相連結するように磁気ヘツド15が嵌着され
ている。また前記下部シリンダ体13内には粘性
流体、好ましくはシリコンオイルが封入されると
共に、磁性体のオイルプランジヤ16並びに通常
前記オイルプランジヤ16を下部シリンダ体13
の下端内面に向つて弾圧するコイルスプリング1
7が収容され、且前記ヨーク11の下辺部18中
央を貫通し一部が下向きに突出せしめられて前記
下辺部18に対し固定されている。更に上部シリ
ンダ体14には磁性体の作動プランジヤ19が内
装され、前記作動プランジヤ19にはヘツド部2
0が固設されたロツド部21が一体に設けられて
おり、前記ロツド部21は上部シリンダ体14の
口軸の上端部から上方に延出可能に設けられてい
る。且前記上部シリンダ体14の口細の上端部は
ヨーク11の上辺部22の口唇部23を有する円
穴に嵌合され、固定されている。
また前記シリンダ12の周囲には実質的にその
長手方向全体に亘つて検出コイル24が巻装され
ており、前記検出コイル24の引出端25,26
は一方がヨーク11の一側辺部27から実質的に
水平に貫通し突出せしめられて充分な可撓性をも
つリード線28に接続され、他方がヨーク11の
開放した側面から導出されて下向きに折曲される
と共に、本遮断器の端子金具29に固着されてい
る。更に前記作動プランジヤ19には通常上向に
変位するように後述するコイルスプリングのバネ
力が加えられ、通常時に作動プランジヤ19の上
面が上部シリンダ体14の上端内面に当接される
ように設けられている。
上記ヨーク11の側辺部27の上端部にはトリ
ツプ機構を含む手動開閉機構を支承するフレーム
31が一体に且実質的に上辺部22の延長方向に
延びるように設けられている。フレーム31には
垂直且互いに平行に延びる短フレーム部32と長
フレーム部33が具備されている。前記短フレー
ム部32には最先端の耳部34、後縁近傍の上角
隅部に夫々軸穴35,36が穿設され、且前記軸
穴36より下位の後縁近傍に軸穴37が穿設され
ている。一方長フレーム部33には短フレーム部
32の耳部34に相応する位置に設けられた膨大
部38に軸穴39が、且後縁近傍の、短フレーム
部32の軸穴36,37に対応する位置に夫々軸
穴40,41が穿設されている。また長フレーム
部33には逆L字状の摺動窓42が、一辺部に弧
状縁43を持たせて形成され、且先端部は実質的
に直角に折曲されている。更に折曲部44の上端
には係止部45が設けられると共に、下縁には水
平方向に小デイスク状のアーク走行耳部46が延
設されている。
手動開閉機構のハンドル47の円筒状の下部4
8には中心部に軸穴49が穿設されると共に、周
面の一部に透孔50を有した膨大部51が穿設さ
れている。前記ハンドル47は短、長フレーム部
32,33の軸穴35,39に保持される支軸5
2を軸穴49に挿通することによりフレーム31
に回動可能に支承される。また前記膨大部51の
透孔50にはU字状のリンクピン53の一方の脚
辺部54が挿通され、前記脚辺部54の自由端は
長フレーム部33のL字状の摺動窓42内に遊合
されていて、弧状縁43に沿い移動可能に設けら
れている。リンクピン53の他方の脚辺部55は
リンクアーム56に対設された耳部57,58の
軸穴61,62に挿通され、且その自由端は摺動
窓42に遊合されていて、その他辺部内において
移動可能に配設されている。
リンクアーム56自体は端面から見て逆U字状
の基部63を備え、前記基部63には係入窓64
が形成されている。また基部63の前端からは垂
直且互いに平行に下向きに延び、上記耳部57,
58が上向きに突設されたアーム部65,66が
一体に延設されており、前記アーム部65,66
の先端部には夫々軸穴67,68が穿設されてい
る。更に一方のアーム部の下縁からはL字状に折
曲され且垂直方向に対し僅かに上向きに傾斜した
り蹴り舌部69が延設され、且上縁からはL字状
に折曲され実質的に水平に延びる停止耳部70が
延設されている。前記両アーム部65,66先端
の軸穴67,68には支軸71が保持され、前記
支軸71は検出コイル29の一端とリード線28
を介して接続された山形の可動接触子72の軸穴
73に挿通せしめられて、これによりリンクアー
ム56に対し可動接触子72が枢支される。前記
可動接触子72の軸穴73の上位には係止穴74
を有する膨大部75が上向きに突設されており、
且先端部下縁には好ましくは高導電性の接点材料
でなる可動接点76が固設されている。
前記可動接触子72の可動接点76は可動接触
子72の下位に配設される固定接触子77に付設
された、好ましくは高導電材の固定接点78と接
触可能に配設される。固定接触子77自体は前記
固定接点78が固設されたU字状部79の一脚部
から下向きに傾斜し且前記フレーム31のアーク
走行耳部46に対峙するように延びるアーク走行
部80が延設され、U字状部79の他脚部からL
字状に折曲され且端子金具81と一体にされた連
接部82が延設されている。
本発明の一特徴によればトリツプ機構の動作を
積極的に付勢して、可動接触子の開成動作を高速
化する構成がとられる。更にこのトリツプ機構を
詳述するにフレーム31の軸穴36,40に保持
される支軸83にはトリツプ機構の連動アーム8
4が枢支される。前記連動アームは保護センサ1
0のヘツド部21を係入する切欠85を有した基
部86を備え、且前記基部86の前端から垂直且
互いに平行に一対のアーム部87,88が延設さ
れ、前記各アーム部87,88に穿設された軸穴
89,90に支軸83が挿通されて、前述の如く
フレーム31に連動アーム84が枢支される。ま
た一方のアーム部87にはL字状に折曲して下向
きに伸び、且連動アーム84の回動時にリンクア
ーム56の蹴り舌部69を打撃可能な蹴り足部9
1が穿設されている。また前記支軸83には前記
連動アーム84と一体に動作する側面から見て、
L字状のラツチ金具92が軸穴93,94を介し
て接点の開成時にリンクアームから離れる方向に
回動可能に枢支され、前記ラツチ金具92の一辺
部は連動アーム84の基部86下面に当接可能な
アーム部95として設けられ、他辺部は下向きに
延び、リンクアーム56の係入窓64にに突入し
てその縁部に係止する引掛部96を有した足部9
7として設けられている。
一方上述のハンドル47の支軸52にはコイル
スプリング101が巻装されており、前記コイル
スプリング101はハンドル47の下部48の半
環状のガイド47aに案内されつゝ、その一端は
摺動窓42の角隅部縁に係止され、他端はU字状
のリンクピン53の脚辺部54に係止されてい
て、ハンドル47に対し常に接点の開成動作方
向、即ち第2図の時計方向の回動力を与えてい
る。またフレーム31の長フレーム部33の先端
の係止部45には復帰スプリング102の他端は
可動接触子72の係止穴74に係入されていて、
可動接触子72に対し常に固定接触子77から開
離する方向の力を与えている。更に連動アーム8
4の支軸83には連動アームスプリング103並
びにラツチスプリング104が巻装されており、
前記連動アームスプリング103の一端は連動ア
ーム84の基部86の下面に、他端はフレーム3
1の軸穴37,41に保持された係止軸105に
係止されていて連動アーム84を常に第2図の反
時計方向、即ち作動プランジヤ19を引き上げる
方向に作用している。また前記ラツチスプリング
104の一端は前記係止軸105に、他端はフレ
ーム31の適所、例えば長フレーム部33の丸穴
106の縁に係止されていて、ラツチ金具94を
常に第2図の反時計方向、即ちリンクアーム56
と係止し得るように機能する。
フレーム31のアーク走行耳部46と固定接触
子77のアーム走行部80間には消弧装置110
が配設されている。消弧装置110は可動接触子
72の先端が通過可能な凹所111を備え、相互
に小間隙を置いて離間した多数のデアイオングリ
ツド112を具備する。また前記デアイオングリ
ツド112群は両側板113,114に保持され
ると共にその端縁には前記側板113,114と
固着された端板115が配設されている。前記端
板115にはアークガスの流出窓116が形成さ
れ、前記流出窓116の中央にはデアイオングリ
ツド112の凹所111に対応する個所に直放出
抑止板部117が設けられている。
上述の全構成部材を収容するケーシング120
は、2分割されたケーシング半体121,122
を抱合したとき、消弧装置110を配設する側の
一端面に矩形の長穴123を形成するように切欠
が設けられている。前記長穴123は消弧装置1
10の直放出抑止板117の背部に位置してい
る。また前記ケーシング120にはハンドル47
を突出させると共に所定の回転角内にその回動を
規制し得るように設けられたハンドル穴124が
上面部に区画されると共に、前記ハンドル穴12
4の直下は前記ハンドル47の下部48を回動可
能に着座させるように設けられている。またケー
シング120内部にはリンクアーム56の停止耳
部70と当接し、リンクアーム56の回動範囲を
規制する突部125が膨設され、且可動接触子7
2のU字状部79が抱合され得る角柱部126が
突設されている。更にケーシング120内には保
護センサ10並びに消弧装置110を夫々確実に
着座させ得るように台座部127,128が膨設
されている。
更に本発明の動作を説明する。いま第2図、第
4図又は第14図の位置、即ち手動開閉機構のハ
ンドル47が図において時計方向に回動されてい
るときは、リンクピン53の一方の脚辺部54が
摺動窓42の弧状縁43に沿つてその上端部に位
置すると共に、他方の脚辺部55が摺動窓42の
他辺部の上部に位置していて、復帰スプリング1
02のバネ力も加わり、リンクアーム56並びに
可動接触子72が上動される。従つて可動接触子
72の可動接点76が固定接触子77の固定接点
78から開離される、即ち接点開成状態にある。
この場合リンクアーム56の必要以上の上動はケ
ーシングの突部125によつて規制される。一
方、第2図、第4図又は第14図の位置から第5
図又は第15図の位置、即ちハンドル47を、ハ
ンドルの支軸52に巻装したコイルスプリング1
01並びに復帰スプリング102のバネ力に抗し
て回動せしめれば、ハンドル下部48の膨大部5
1の透孔50に挿通されたリンクピン53の一方
の脚辺部54の位置が、ハンドルの支軸52とリ
ンクピン53の他方の脚辺部55を結ぶ線を越え
たとき、コイルスプリング101並びに復帰スプ
リング102のバネ力に打ち勝つてハンドル47
が反時計方向の回動位置に停止され、保持され
る。これにより、リングピン53の一方の脚辺部
54が摺動窓42の弧状縁の下部に、他方の脚辺
部55が摺動窓42の他辺部の下部に達する、即
ちリンクピン53が実質的に垂直に近い状態とな
り、且リンクアーム56の係入窓64縁にラツチ
金具92の引掛部96が係止しているから、リン
クアーム56並びに支軸71を介して前記リンク
アーム56に連結された可動接触子72は共に下
動しつゝ前傾し、可動接点76が固定接点78に
接触する、即ち接点開成状態にある。この場合電
路は端子金具29、検出コイル24、リード線2
8、可動接触子72、可動接点76、固定接点7
8、固定接触子77、端子金具81により形成さ
れる。
また第5図、第15図の接点閉成時に、過大電
流、例えば定格電流の1.15倍の電流が流れ続ける
と、先ず第10図の如く保護センサ10において
検出コイル24を介して磁気ヘツド15が励磁さ
れ、オイルプランジヤ16がコイルスプリング1
7および下部シリンダ体13に封入されたオイル
の粘性に抗しつゝ相対的に緩徐に磁気ヘツド15
に吸着される。これにより時延作用が持たせられ
起動電流の如き相対的に短時間流れる過大電流を
検出してもこれには応動しない。磁気ヘツド15
にオイルプランジヤ16が吸着されると、ヨーク
11を介する磁気回路のパーミアンスが増大し
て、連動アームスプリング103により連動アー
ム84を介して常時上動位置に置かれた作動プラ
ンジヤ19が第11図のように磁気ヘツド15に
吸着される。これに伴い連動アーム84、支軸8
3を中心に回動し、且ラツチ金具92も支軸83
を中心にリンクアーム56から離れる方向に回動
して、ラツチ金具92の引掛部96がリンクアー
ム56の係止窓64縁から外れ、且第16図に示
す如く連動アーム84の蹴り足部91が、ラツチ
金具92に加わるバネ力を全く受けることなく、
リンクアーム84の蹴り舌部69を打撃する。従
つてこの打撃によりリンクアーム56にいわば起
動力が強固に与えられると共に、リンクアーム5
6の回動力が急速に高められ、且リンクアーム5
6に連結された可動接触子72に係止せしめた復
帰スプリング102の引張力が相俟つて、第17
図に示すように固定接触子77に対し可動接触子
72が急速に開離される。このとき接点開成時に
生ずるアークは固定接触子77ないし可動接触子
72に流れる電流によつて生ずる電磁駆動力によ
り消弧装置110に向つて駆動され、消弧され
る。且可動接触子72が上動したとき、可動接触
子72の先端上部はフレーム31に極めて近接し
て位置し、接点開成後はアーム走行耳部46を有
するフレーム31並びにフレーム31と一体のヨ
ーク11を介して電路が形成され得ることにな
る。また消弧時に生ずるアークガスは消弧装置1
10の端板115に形成された放出窓116から
ケーシング120の長穴123を経て外部に放出
され得るが、長穴123に対しケーシング120
の長手方向において整合せしめて、放出窓116
に直放出抑止板117を付設してあるから、アー
クガスは外部に直接放出されることなく直放出抑
止板117を迂回することになる。
更に第5図、第15図の接点開成時に、短絡電
流、例えば定格電流の2、3倍の電流が流れたと
きは検出コイル24による励磁力が極めて大であ
るから、第12図に示す如く作動プランジヤ19
のみが直ちに磁気ヘツド15に向つて吸着され始
める。このとき連動アーム84並びにラツチ金具
92は支軸83を中心に回動し、ラツチ金具92
の引掛部96がリンクアーム56の係止窓64縁
から外れると共に、第16図に沿つて上述したよ
う連動アーム84の蹴り足部91がリンクアーム
84の蹴り舌部69を打撃する。従つて上述と同
様この打撃によりリンクアーム56に、いわば強
固な始動力が与えられて、第13図に示す如く固
定接触子77に対し可動接触子72が急速に開離
される。他の作用は過大電流を検出した場合と同
様である。
上述の実施例による回路遮断器においてはその
保護センサ10が第18図に曲線Xで示す如く定
格電流の2倍程度までの過大電流では比較的緩徐
に動作し、一方定格電流の2倍を大巾に越えるよ
うな電流では接点開成が1.01秒以下で行なわれ
得、更に定格電流の10倍を越える大電流では接点
開成が0.01秒より0.001秒に近い時間、即ち瞬時
に行なわれ得ることが判明している。これに対し
従来の保護センサにおいて時延作用を持たせるも
のでは、通常Aで示す如く定格電流の3倍程度の
短絡電流が流れても接点開成まで一秒以上も要
し、また例えば磁気特性等を改善して高速化を図
つた時延作用を持つ従来の保護センサでも、定格
電流の3倍を越える短絡電流で、接点開成まで一
秒近くを要している。従つて遮断を実現する回路
に半導体素子等の耐電圧性の低い素子が含まれて
いる場合適用できなかつた。一方即動性のみに重
点を置いた従来の保護センサでは時延作用を持た
ないため定格電流の1.25倍以下の電流が0.1秒程
度流れても動作してしまい、例えば起動電力でも
応動する危惧があつて汎用性に乏しい上、定格電
流の10倍を越える電流でも動作時間に0.01秒程度
を要し、依然として即同性の点でも劣つていた。
加えて上述の実施例による回路遮断器では保護
センサの作動時にリンクアームを打撃することに
より応動性を大巾に向上し、延いてはアーク電圧
のピーク値を極めて速い時間にもたらしめるか
ら、限流効果を大巾に向上する。従つて第19図
に示す曲線aの如く消弧装置を備えないときの消
弧時間が実質的に10秒であり、且消弧装置を備え
たときの消弧時間が曲線bに示すように実質的に
6秒程度の従来の回路遮断器と同程度の通常の遮
断器に本発明に適用した場合、消弧が実質的に4
秒程度で実現され得ることが判明している。
上述のように構成された本発明の回路遮断器に
よれば、保護センサが時延効果を持つと共に、充
分な即動機能を持ち、且固定接触子に対する可動
接触子の開離動作時間を顕著に短縮し得るから、
多種多様の回路に対し適用でき、且総じて高度の
限流効果を実現できるから、耐電圧性の低い素子
を含む回路にも採用でき、極めて高い汎用性を持
たせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による回路遮断器の平面図、第
2図は第1図の回路遮断器の二分割体でなるケー
シングの半体を取り除いて示す側面図、第3図は
同上の回路遮断器のケーシングを除いた構成部材
を分解して示す斜視図、第4図は第1図の−
に沿つて切断した断面図、第5図は接点閉成時の
第4図の主要部材のみを示す断面図、第6図は第
2図の−線に沿つて切断した断面図、第7図
は第2図の−線に沿つて切断した断面図、第
8図は第2図の−線に沿つて切断した断面
図、第9図は同上の回路遮断器の端面図、第10
図は過大電流が同上の回路遮断器の検出コイルに
流れた当初の第5図と同様の断面図、第11図は
過大電流により同上の回路遮断器の保護センサが
完全に作動した状態の、第5図と同様の断面図、
第12図は短絡電流が同上の回路遮断器の検出コ
イルに流れたときの、保護センサ並びに手動開閉
機構の動作の一過程を示す第5図と同様の断面
図、第13図は短絡電流により同上の回路遮断器
の保護センサが完全に作動した状態の、第5図と
同様の断面図、第14図は同上の回路遮断器の主
要部材を簡略に示す第2図と同状態の線図、第1
5図は第5図と同状態の、第14図と同様の線
図、第16図は過大電流が同上の回路遮断器の検
出コイルに流れたときの動作の一過程を示す第1
4図と同様の線図、第17図は第11図と同状態
の、第14図と同様の線図、第18図は同上の回
路遮断器における保護センサへの通電電流と動作
時間の関係を従来品と比較して示す図、第19図
は同上の回路遮断器の消弧特性を示す図である。 10……保護センサ、11……ヨーク、12…
…シリンダ、13……下部シリンダ体、14……
上部シリンダ体、15……磁気ヘツド、16……
オイルプランジヤ、17……コイルスプリング、
18……下辺部、19……作動プランジヤ、20
……ヘツド部、21……ロツド部、22……上辺
部、23……口唇部、24……検出コイル、2
5,26……引出端、27……側辺部、28……
リード線、29……端子金具、31……フレー
ム、32……短フレーム部、33……長フレーム
部、34……耳部、35,36,37……軸穴、
38……膨大部、39,40,41……軸穴、4
2……摺動窓、43……弧状縁、44……折曲
部、45……係止部、46……アーク走行耳部、
47……ハンドル、48……下部、49……軸
穴、50……透孔、51……膨大部、52……支
軸、53……リンクピン、54,55……脚辺
部、56……リンクアーム、57,58……耳
部、61,62……軸穴、63……基部、64…
…係入窓、65,66……アーム部、67,68
……軸穴、69……蹴り舌部、70……停止耳
部、71……支軸、72……可動接触子、73…
…軸穴、74……係止穴、75……膨大部、76
……可動接点、77……固定接触子、78……固
定接点、79……U字状部、80……アーク走行
板、81……端子金具、82……連接部、83…
…支軸、84……連動アーム、85……切欠、8
6……基部、87,88……アーム部、89,9
0……軸穴、91……蹴り足部、92……ラツチ
金具、93,94……軸穴、95……アーム部、
96……引掛部、97……足部、101……コイ
ルスプリング、102……復帰スプリング、10
3……連動アームスプリング、104……ラツチ
スプリング、105……係止軸、106……丸
穴、110……消弧装置、111……凹所、11
2……デアイオングリツド、113,114……
側板、115……端板、116……流出窓、11
7……直放出抑止板、120……ケーシング、1
21,122……ケーシング半体、123……長
穴、124……ハンドル穴、125……突部、1
26……角柱部、127,128……台座部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケーシングと、前記ケーシングから一部突出
    した前記ケーシングに回動可能に保持されたハン
    ドル、前記ハンドルに連係するリンク部材並びに
    前記リンク部材に係脱可能なトリツプ機構を包有
    し、前記ハンドルを介して操作可能な手動開閉機
    構と、前記手動開閉機構により揺動可能な可動接
    点を有した可動接触子と、可動接触子の可動接点
    が離接される固定接点を有した固定接触子と、可
    動接触子を固定接触子から離間するバネと、前記
    固定接点と可動接点との接触点近傍に配設された
    消弧装置と、過電流を検出する検出コイルを介し
    て駆動され、前記トリツプ機構をリンク部材から
    切り離す方向に移動せしめる保護センサとを備
    え、手動開閉機構のリンク部材は可動接触子に連
    結され、可動接触子の、固定接触子に対する開閉
    動作に伴い、固定接触子に対し離間および接近動
    作するリンクアームと、前記リンクアームとハン
    ドルとを連結し、ハンドルの開閉動作をリンクア
    ーム並びに可動接触子に直接伝達するU字状のリ
    ンクピンとを包有し、トリツプ機構は保護センサ
    の動作に応動してリンクアームから逸脱可能なラ
    ツチ部材と、ラツチ部材に対し独立して動作可能
    に設けられ且つ保護センサの動作に応動してリン
    クアームを固定接触子に対し離間する方向に押進
    可能な連動アームとを包有してなることを特徴と
    する回路遮断器。
JP5091882A 1982-03-31 1982-03-31 回路遮断器 Granted JPS58169736A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1095953A (en) * 1976-12-30 1981-02-17 Aime J. Grenier Manually and electromagnetically operated circuit breaker
DE3021867A1 (de) * 1980-06-11 1981-12-17 Brown, Boveri & Cie Ag, 6800 Mannheim Selbstschalter

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