JPH033641B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH033641B2 JPH033641B2 JP8775482A JP8775482A JPH033641B2 JP H033641 B2 JPH033641 B2 JP H033641B2 JP 8775482 A JP8775482 A JP 8775482A JP 8775482 A JP8775482 A JP 8775482A JP H033641 B2 JPH033641 B2 JP H033641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cocarboxylase
- freeze
- powder
- present
- drying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pyridine Compounds (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は安定なコカルボキシラーゼ粉末製剤に
関する。 コカルボキシラーゼは、生体内の解糖系路でピ
ルビン酸、α−ケトグルタール酸等のα−ケト酸
の酸化脱炭酸反応に関与するカルボキシラーゼの
補酵素として必要不可欠なものであり、内因性
B1欠乏症、糖尿病、脳動脈硬化症などの糖代謝
障害あるいは肝疾患などの有用な治療剤として、
非経口的に投与されている。 しかしながらコカルボキシラーゼは水溶液中で
非常に不安定で、長期保存が不可能に近く、また
凍結乾燥により粉末としても保存中に分解が進行
し、特に微量の水分でも存在すると吸湿し分解は
より促進される化合物である。したがつて現在は
その結晶性粉末をアンプル又はバイアル瓶に無菌
的に充填した粉末注射薬として市販されているの
が実情である。しかし無菌製剤を製造する場合、
製造工程、分注方法及びその精度、作業能率等か
ら考えると粉末充填ではなく、凍結乾燥粉末形態
を採用するのが望ましい。 そこで、本発明者らはコカルボキシラーゼの凍
結乾燥法に関し、種々研究を重ねた結果、コカル
ボキシラーゼの水溶液にニコチン酸アミドを添加
し、これを凍結乾燥すれば安定なコカルボキシラ
ーゼ粉末製剤が得られることを見出し、本発明を
完成した。 本発明のコカルボキシラーゼ粉末製剤の製造に
あたつては、まず、コカルボキシラーゼ水溶液
に、コカルボキシラーゼ1に対しその重量比で1
以下、特に0.2〜0.01の割合でニコチン酸アミド
を添加する。この場合のコカルボキシラーゼ水溶
液は2〜10重量%濃度の水溶液を用いるのが好ま
しい。次いで、この混合水溶液を、好ましくはア
ンプル、パイアルビン等に充填し凍結乾燥する。
凍結乾燥は常法に従つておこなわれる。 斯くして得られたコカルボボキシラーゼ粉末製
剤は大気中の水分により再吸湿することを防ぐた
め、凍結乾燥後直ちに熔封又は封栓することが好
ましい。 次に本発明のコカルボキシラーゼ粉末製剤の長
期保存における安定性を示す。 〔安定性試験〕 本実験ではコカルボキシラーゼ10mg及び第1表
に示した量のニコチン酸アミドを添加した水溶液
を2mlの無色アンプル中に充填し凍結乾燥により
粉末とした直後熔封した(製剤1)。また水分含
有時の影響について知るために上記の方法により
得たアンプル中の凍結乾燥末を20℃相対湿度75%
デシケーター中に10分放置した後熔封した(製剤
2) 次いで、これらのアンプルを40℃及び60℃の恒
温に保ち、所定期間経過後開封してこの中に残存
するコカルボキシラーゼ量を測定した。この結果
を第1表に示す。
関する。 コカルボキシラーゼは、生体内の解糖系路でピ
ルビン酸、α−ケトグルタール酸等のα−ケト酸
の酸化脱炭酸反応に関与するカルボキシラーゼの
補酵素として必要不可欠なものであり、内因性
B1欠乏症、糖尿病、脳動脈硬化症などの糖代謝
障害あるいは肝疾患などの有用な治療剤として、
非経口的に投与されている。 しかしながらコカルボキシラーゼは水溶液中で
非常に不安定で、長期保存が不可能に近く、また
凍結乾燥により粉末としても保存中に分解が進行
し、特に微量の水分でも存在すると吸湿し分解は
より促進される化合物である。したがつて現在は
その結晶性粉末をアンプル又はバイアル瓶に無菌
的に充填した粉末注射薬として市販されているの
が実情である。しかし無菌製剤を製造する場合、
製造工程、分注方法及びその精度、作業能率等か
ら考えると粉末充填ではなく、凍結乾燥粉末形態
を採用するのが望ましい。 そこで、本発明者らはコカルボキシラーゼの凍
結乾燥法に関し、種々研究を重ねた結果、コカル
ボキシラーゼの水溶液にニコチン酸アミドを添加
し、これを凍結乾燥すれば安定なコカルボキシラ
ーゼ粉末製剤が得られることを見出し、本発明を
完成した。 本発明のコカルボキシラーゼ粉末製剤の製造に
あたつては、まず、コカルボキシラーゼ水溶液
に、コカルボキシラーゼ1に対しその重量比で1
以下、特に0.2〜0.01の割合でニコチン酸アミド
を添加する。この場合のコカルボキシラーゼ水溶
液は2〜10重量%濃度の水溶液を用いるのが好ま
しい。次いで、この混合水溶液を、好ましくはア
ンプル、パイアルビン等に充填し凍結乾燥する。
凍結乾燥は常法に従つておこなわれる。 斯くして得られたコカルボボキシラーゼ粉末製
剤は大気中の水分により再吸湿することを防ぐた
め、凍結乾燥後直ちに熔封又は封栓することが好
ましい。 次に本発明のコカルボキシラーゼ粉末製剤の長
期保存における安定性を示す。 〔安定性試験〕 本実験ではコカルボキシラーゼ10mg及び第1表
に示した量のニコチン酸アミドを添加した水溶液
を2mlの無色アンプル中に充填し凍結乾燥により
粉末とした直後熔封した(製剤1)。また水分含
有時の影響について知るために上記の方法により
得たアンプル中の凍結乾燥末を20℃相対湿度75%
デシケーター中に10分放置した後熔封した(製剤
2) 次いで、これらのアンプルを40℃及び60℃の恒
温に保ち、所定期間経過後開封してこの中に残存
するコカルボキシラーゼ量を測定した。この結果
を第1表に示す。
【表】
上記結果から明らかな如く、本発明により得ら
れたコカルボキシラーゼ粉末製剤は乾燥後直ちに
熔封すればきわめて安定であり、また、水分を含
んでも無添加のものと比べて非常に安定となる。 なお、本発明で用いるニコチン酸アミドはビタ
ミンであるが前記のような量では医療上薬理効果
を発揮するに致らない量である。 次に実施例を挙げ本発明を説明する。 実施例 1 コカルボキシラーゼ5g及びニコチン酸アミド
0.2gを蒸留水に溶解して100mlとする。この溶液
を0.2μmメンブランフイルターで過し、滅菌し
た2mlの無色のアンプルに0.2mlずつ分注し、常
法に従つて凍結乾燥して凍結乾燥物を得る。 実施例 2 コカルボキシラーゼ5g及びニコチン酸アミド
1.0gを蒸留水に溶解して100mlとし、以下実施例
1に準じて凍結乾燥物を得る。
れたコカルボキシラーゼ粉末製剤は乾燥後直ちに
熔封すればきわめて安定であり、また、水分を含
んでも無添加のものと比べて非常に安定となる。 なお、本発明で用いるニコチン酸アミドはビタ
ミンであるが前記のような量では医療上薬理効果
を発揮するに致らない量である。 次に実施例を挙げ本発明を説明する。 実施例 1 コカルボキシラーゼ5g及びニコチン酸アミド
0.2gを蒸留水に溶解して100mlとする。この溶液
を0.2μmメンブランフイルターで過し、滅菌し
た2mlの無色のアンプルに0.2mlずつ分注し、常
法に従つて凍結乾燥して凍結乾燥物を得る。 実施例 2 コカルボキシラーゼ5g及びニコチン酸アミド
1.0gを蒸留水に溶解して100mlとし、以下実施例
1に準じて凍結乾燥物を得る。
Claims (1)
- 1 コカルボキシラーゼ水溶液にニコチン酸アミ
ドを添加し、これを凍結乾燥して得た安定なコカ
ルボキシラーゼ粉末製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8775482A JPS58203916A (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 安定なコカルボキシラ−ゼ粉末製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8775482A JPS58203916A (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 安定なコカルボキシラ−ゼ粉末製剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58203916A JPS58203916A (ja) | 1983-11-28 |
| JPH033641B2 true JPH033641B2 (ja) | 1991-01-21 |
Family
ID=13923724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8775482A Granted JPS58203916A (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 安定なコカルボキシラ−ゼ粉末製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58203916A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5563528B2 (ja) * | 2010-06-29 | 2014-07-30 | 高田製薬株式会社 | ニコチン酸アミドを含有するゲムシタビン凍結乾燥製剤 |
-
1982
- 1982-05-24 JP JP8775482A patent/JPS58203916A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58203916A (ja) | 1983-11-28 |
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