JPH0337736B2 - - Google Patents
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- JPH0337736B2 JPH0337736B2 JP59075886A JP7588684A JPH0337736B2 JP H0337736 B2 JPH0337736 B2 JP H0337736B2 JP 59075886 A JP59075886 A JP 59075886A JP 7588684 A JP7588684 A JP 7588684A JP H0337736 B2 JPH0337736 B2 JP H0337736B2
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- emitter
- collector
- band
- qbt
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y10/00—Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D48/00—Individual devices not covered by groups H10D1/00 - H10D44/00
- H10D48/30—Devices controlled by electric currents or voltages
- H10D48/32—Devices controlled by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
- H10D48/34—Bipolar devices
- H10D48/345—Bipolar transistors having ohmic electrodes on emitter-like, base-like, and collector-like regions
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Bipolar Transistors (AREA)
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
本発明は、従来のものと全く異なる動作原理を
有し、超高速で動作可能なバイポーラ形式のトラ
ンジスタ(quantized base transistor:QBT)
を縦続接続してなる半導体装置に関する。
有し、超高速で動作可能なバイポーラ形式のトラ
ンジスタ(quantized base transistor:QBT)
を縦続接続してなる半導体装置に関する。
従来技術と問題点
一般に、バイポーラ・トランジスタの動作原理
は良く知られているが、次に、その概略を第1図
を参照して説明する。
は良く知られているが、次に、その概略を第1図
を参照して説明する。
第1図は従来のnpn型バイポーラ・トランジス
タが熱平衡状態にある場合のエネルギ・バンド・
ダイヤグラムである。
タが熱平衡状態にある場合のエネルギ・バンド・
ダイヤグラムである。
図に於いて、Eはエミツタ、Bはベース、Cは
コレクタ、EFはフエルミ・レベル、EVは価電子
帯、ECは伝導帯、n,p,は導電型をそれぞれ
示している。
コレクタ、EFはフエルミ・レベル、EVは価電子
帯、ECは伝導帯、n,p,は導電型をそれぞれ
示している。
このようなバイポーラ・トランジスタに於いて
基本とされる動作原理は次の通りである。
基本とされる動作原理は次の通りである。
今、エミツタEとベースB間に順方向電圧を印
加すると、エミツタEからベースBに注入された
電子がベースB中を拡散等で走行してコレクタC
に到達することに依つて信号がエミツタEからコ
レクタCに伝達されたことになる。
加すると、エミツタEからベースBに注入された
電子がベースB中を拡散等で走行してコレクタC
に到達することに依つて信号がエミツタEからコ
レクタCに伝達されたことになる。
従つて、このバイポーラ・トランジスタの動作
速度は、究極的には、電子が拡散等でエミツタE
からコレクタCまで走行するのに要する時間、即
ち、拡散等に依る走行時間で規制されていること
になる。
速度は、究極的には、電子が拡散等でエミツタE
からコレクタCまで走行するのに要する時間、即
ち、拡散等に依る走行時間で規制されていること
になる。
発明の目的
本発明は、全く新しい動作原理に依つて高速動
作が可能であり、且つ、特異な信号伝達特性を有
するトランジスタ(以下、QBTと呼ぶ)を利用
した相補型半導体装置を提供する。
作が可能であり、且つ、特異な信号伝達特性を有
するトランジスタ(以下、QBTと呼ぶ)を利用
した相補型半導体装置を提供する。
発明の構成
本発明の半導体装置に於いては、マイノリテ
イ・キヤリヤに対するサブ・バンド(例えばサ
ブ・バンドE1,E2……)が生成され得る一導電
型のベース(例えばp型ベースB)と、前記一導
電型のベースよりエネルギ・バンド・ギヤツプが
大であつてトンネル効果を生じ得る程度の厚さを
有するエミツタ・ポテンシヤル・バリヤ(例えば
エミツタ・ポテンシヤル・バリヤPBE)を介して
前記一導電型のベースに接する反対導電型のエミ
ツタ(例えばn型エミツタE)と、前記一導電型
のベースよりエネルギ・バンド・ギヤツプが大で
あつてトンネル効果を生じ得る程度の厚さを有す
るコレクタ・ポテンシヤル・バリヤ(例えばコレ
クタ・ポテンシヤル・バリヤPBC)を介して前記
一導電型のベースに接する反対導電型のコレクタ
(例えばn型コレクタC)とを備え、前記ベース
に生成されたマイノリテイ・キヤリヤに対するサ
ブ・バンドを介してエミツタからコレクタへ前記
マイノリテイ・キヤリヤが共鳴トンネリング遷移
するトランジスタ並びに前記トランジスタと同様
の構造を有し且つ前記サブ・バンドとはエネルギ
準位を異にするサブ・バンドが生成されるトラン
ジスタを縦続接続してなることを特徴とする構成
になつている。
イ・キヤリヤに対するサブ・バンド(例えばサ
ブ・バンドE1,E2……)が生成され得る一導電
型のベース(例えばp型ベースB)と、前記一導
電型のベースよりエネルギ・バンド・ギヤツプが
大であつてトンネル効果を生じ得る程度の厚さを
有するエミツタ・ポテンシヤル・バリヤ(例えば
エミツタ・ポテンシヤル・バリヤPBE)を介して
前記一導電型のベースに接する反対導電型のエミ
ツタ(例えばn型エミツタE)と、前記一導電型
のベースよりエネルギ・バンド・ギヤツプが大で
あつてトンネル効果を生じ得る程度の厚さを有す
るコレクタ・ポテンシヤル・バリヤ(例えばコレ
クタ・ポテンシヤル・バリヤPBC)を介して前記
一導電型のベースに接する反対導電型のコレクタ
(例えばn型コレクタC)とを備え、前記ベース
に生成されたマイノリテイ・キヤリヤに対するサ
ブ・バンドを介してエミツタからコレクタへ前記
マイノリテイ・キヤリヤが共鳴トンネリング遷移
するトランジスタ並びに前記トランジスタと同様
の構造を有し且つ前記サブ・バンドとはエネルギ
準位を異にするサブ・バンドが生成されるトラン
ジスタを縦続接続してなることを特徴とする構成
になつている。
本発明の半導体装置に用いられているQBTの
動作原理は従来のバイポーラ・トランジスタと全
く異なつているので、それを次に説明することに
する。
動作原理は従来のバイポーラ・トランジスタと全
く異なつているので、それを次に説明することに
する。
第2図はQBTが熱平衡状態にある場合のエネ
ルギ・バンド・ダイヤグラムを表し、第1図に関
して説明した部分と同部分は同記号で指示してあ
る。
ルギ・バンド・ダイヤグラムを表し、第1図に関
して説明した部分と同部分は同記号で指示してあ
る。
図に於いて、PBEはエミツタ・ポテンシヤル・
バリヤ、PBCはコレクタ・ポテンシヤル・バリ
ヤ、E1,E2……Eo……はサブ・バンド、LBはベ
ースBの幅(厚み)、ZはエミツタEからコレク
タCへ向かう方向をそれぞれ示している。
バリヤ、PBCはコレクタ・ポテンシヤル・バリ
ヤ、E1,E2……Eo……はサブ・バンド、LBはベ
ースBの幅(厚み)、ZはエミツタEからコレク
タCへ向かう方向をそれぞれ示している。
さて、エミツタ・ポテンシヤル・バリヤPBEと
コレクタ・ポテンシヤル・バリヤPBCとで挟まれ
たベースBは実質的に2次元であり、そして、電
子(キヤリヤ)のZ方向の運動が量子化される程
度に充分に薄く、例えば、50〔Å〕程度に設定さ
れるものとする。
コレクタ・ポテンシヤル・バリヤPBCとで挟まれ
たベースBは実質的に2次元であり、そして、電
子(キヤリヤ)のZ方向の運動が量子化される程
度に充分に薄く、例えば、50〔Å〕程度に設定さ
れるものとする。
このようにベースBを薄く形成すると、ベース
Bはポテンシヤルの井戸のような状態になつてい
て、その中では、エミツタEからコレクタCへ向
かう電子、即ち、Z方向に向かう電子は或る特定
のエネルギ準位しかとることができない状態が実
現される。即ち、前記量子化に伴つて、ベースB
にはサブ・バンドE1,E2……Eo……が形成され
る。
Bはポテンシヤルの井戸のような状態になつてい
て、その中では、エミツタEからコレクタCへ向
かう電子、即ち、Z方向に向かう電子は或る特定
のエネルギ準位しかとることができない状態が実
現される。即ち、前記量子化に伴つて、ベースB
にはサブ・バンドE1,E2……Eo……が形成され
る。
サブ・バンドのエネルギ準位Eoひ近似的には、
即ち、ポテンシヤル・バリヤを無限大とした場合
には、 Eo=πζ2n2/2m*LB 2 ζ=h/2π h:プランク定数 n=エネルギ量子数 m*=電子の有効質量(effective mass) LB=ベース幅 で与えられる。
即ち、ポテンシヤル・バリヤを無限大とした場合
には、 Eo=πζ2n2/2m*LB 2 ζ=h/2π h:プランク定数 n=エネルギ量子数 m*=電子の有効質量(effective mass) LB=ベース幅 で与えられる。
さて、このようなQBTに於いて、エミツタE
及びB間に順方向電圧を印加すると、その場合の
エネルギ・バンド・ダイヤグラムは第3図に見ら
れるように変化する。
及びB間に順方向電圧を印加すると、その場合の
エネルギ・バンド・ダイヤグラムは第3図に見ら
れるように変化する。
第3図では第2図に関して説明した部分と同部
分は同記号で指示してある。
分は同記号で指示してある。
図に於いて、VEBはエミツタ・ベース間電圧、
VCBはコレクタ・ベース間電圧、DBはドブロイ
(DeBloglie)波をそれぞれ示し、そして、エミ
ツタ・ポテンシヤル・バリヤPBE及びコレクタ・
ポテンシヤル・バリヤPBCそれぞれの厚さは電子
がトンネリング可能な程度に選択されている。
VCBはコレクタ・ベース間電圧、DBはドブロイ
(DeBloglie)波をそれぞれ示し、そして、エミ
ツタ・ポテンシヤル・バリヤPBE及びコレクタ・
ポテンシヤル・バリヤPBCそれぞれの厚さは電子
がトンネリング可能な程度に選択されている。
図示のように電圧が印加された場合に於いて、
例えば、エネルギ準位E1と同じエネルギを有す
る電子がエミツタEからZ方向に注入されると、
該電子はドブロイ波DBに見られるように透過率
1、即ち、完全透過でコレクタCに到達する。
例えば、エネルギ準位E1と同じエネルギを有す
る電子がエミツタEからZ方向に注入されると、
該電子はドブロイ波DBに見られるように透過率
1、即ち、完全透過でコレクタCに到達する。
この電子がエミツタEからコレクタCに到達す
る過程では、従来のような走行に依るものではな
く、トンネル効果で二つのポテンシヤル・バリヤ
を通り抜ける、所謂、共鳴トンネリング
(resonant tunneling)に依る遷移である為に極
めて高速である。
る過程では、従来のような走行に依るものではな
く、トンネル効果で二つのポテンシヤル・バリヤ
を通り抜ける、所謂、共鳴トンネリング
(resonant tunneling)に依る遷移である為に極
めて高速である。
このQBTをトランシスタ動作させる場合には、
エミツタ・ベース間電圧VEBに依つてエネルギ・
バンドのアライメントを実現させるのみで良く、
原理的にはベース電流は動作に不可欠ではない。
エミツタ・ベース間電圧VEBに依つてエネルギ・
バンドのアライメントを実現させるのみで良く、
原理的にはベース電流は動作に不可欠ではない。
従つて、入力電圧は直流的には零であるが、エ
ミツタ・ベース間静電容量を充電する為の変位電
流は流れるので、これが回路を通して一定電流と
なり、オーミツク電流がエミツタ及びベース中を
流れ、それに依るジユール損で交流電力が発生す
ることになる。
ミツタ・ベース間静電容量を充電する為の変位電
流は流れるので、これが回路を通して一定電流と
なり、オーミツク電流がエミツタ及びベース中を
流れ、それに依るジユール損で交流電力が発生す
ることになる。
一般に、出力電力がコレクタ電流とコレクタ・
ベース間電圧VCBとの積であるから、このQBTは
増幅器としての機能を有しているものである。
ベース間電圧VCBとの積であるから、このQBTは
増幅器としての機能を有しているものである。
また、ベース・エミツタ間電圧VEBを増加させ
て、例えば、エネルギ準位E1及びE2の中間にエ
ミツタの伝導帯ECがアライメントされたような
場合には、電子の透過率は零、即ち、完全反射の
状態になり、コレクタ電流も零になる。
て、例えば、エネルギ準位E1及びE2の中間にエ
ミツタの伝導帯ECがアライメントされたような
場合には、電子の透過率は零、即ち、完全反射の
状態になり、コレクタ電流も零になる。
更に、ベース・エミツタ間電圧VEBを増加させ
て、例えば、エネルギ準位E2と伝導帯ECとがア
ライメントされると再び完全透過となり、コレク
タ電流が発生する。
て、例えば、エネルギ準位E2と伝導帯ECとがア
ライメントされると再び完全透過となり、コレク
タ電流が発生する。
このように、QBTは、その稀に見る高速性に
加え、従来のトランジスタにない強い非線型と多
様な機能を有している。
加え、従来のトランジスタにない強い非線型と多
様な機能を有している。
第4図は前記の点を更に明らかにする為に必要
なQBTに於ける伝達特性を示す線図である。
なQBTに於ける伝達特性を示す線図である。
図では、縦軸にコレクタ電流ICを、横軸にエミ
ツタ・ベース間電圧VEBをそれぞれ採つてあり、
ここでは、サブ・バンドとして、基底サブ・バン
ドのみ、即ち、サブ・バンドに於けるエネルギ順
位Eoに於いてn=1の場合のみを考え、また、
ベースの材料としてはGaAs(m*=0.068m0 m0:
真空中に於ける電子の質量)を選択するものとす
る。
ツタ・ベース間電圧VEBをそれぞれ採つてあり、
ここでは、サブ・バンドとして、基底サブ・バン
ドのみ、即ち、サブ・バンドに於けるエネルギ順
位Eoに於いてn=1の場合のみを考え、また、
ベースの材料としてはGaAs(m*=0.068m0 m0:
真空中に於ける電子の質量)を選択するものとす
る。
図に見られるAはベース幅LBが60〔Å〕で且つ
エネルギ準位E1が44〔meV〕であるQBTの、ま
た、Bはベース幅LBが40〔Å〕で且つエネルギ準
位E1が99〔meV〕であるQBTのそれぞれの特性
線、V1及びV2は伝導帯ECをそれそれベース幅LB
=60〔Å〕であるQBTに於けるエネルギ準位E1に
及びベース幅LB=40〔Å〕であるQBTに於けるエ
ネルギ準位E1にアライメントする為のエミツ
タ・ベース間電圧VEBをそれぞれ示している。
エネルギ準位E1が44〔meV〕であるQBTの、ま
た、Bはベース幅LBが40〔Å〕で且つエネルギ準
位E1が99〔meV〕であるQBTのそれぞれの特性
線、V1及びV2は伝導帯ECをそれそれベース幅LB
=60〔Å〕であるQBTに於けるエネルギ準位E1に
及びベース幅LB=40〔Å〕であるQBTに於けるエ
ネルギ準位E1にアライメントする為のエミツ
タ・ベース間電圧VEBをそれぞれ示している。
図から判るように、QBTでは、エミツタ・ベ
ース間電圧VEBがV1及びV2であるときのみ、パル
ス状のコレクタ電流ICが発生し、このコレクタ電
流ICはエミツタ・ベース間電圧VEBに対して極め
て非線型性が強い依存性を示す。
ース間電圧VEBがV1及びV2であるときのみ、パル
ス状のコレクタ電流ICが発生し、このコレクタ電
流ICはエミツタ・ベース間電圧VEBに対して極め
て非線型性が強い依存性を示す。
本発明では、この特徴的な伝達特性を有する
QBTを組み合わせることに依り、優れた相補型
半導体装置を構成しているものである。
QBTを組み合わせることに依り、優れた相補型
半導体装置を構成しているものである。
因に、従来のバイポーラ・トランジスタに於い
ては、エミツタ・ベース間電圧VEBに対してコレ
クタ電流ICは単調に増加するだけである。
ては、エミツタ・ベース間電圧VEBに対してコレ
クタ電流ICは単調に増加するだけである。
発明の実施例
第5図は本発明一実施例に用いるQBTの要部
切断側面図を表している。
切断側面図を表している。
図に於いて、1は半絶縁性GaAs基板、2はコ
レクタ、3はコレクタ・ポテンシヤル・バリヤ、
4はベース、5はエミツタ・ポテンシヤル・バリ
ヤ、6はエミツタ、7は金・ゲルマニウム/金
(Au・Ge/Au)オーミツクのコレクタ電極、8
は金・亜鉛/金(Au・Zn/Au)オーミツクのベ
ース電極、9はAu・Ge/Auオーミツクのエミ
ツタ電極をそれぞれ示している。
レクタ、3はコレクタ・ポテンシヤル・バリヤ、
4はベース、5はエミツタ・ポテンシヤル・バリ
ヤ、6はエミツタ、7は金・ゲルマニウム/金
(Au・Ge/Au)オーミツクのコレクタ電極、8
は金・亜鉛/金(Au・Zn/Au)オーミツクのベ
ース電極、9はAu・Ge/Auオーミツクのエミ
ツタ電極をそれぞれ示している。
このQBTに於ける材料構成等の一例を示すと
次の通りである。
次の通りである。
エミツタ
半導体:n型GaAs
ドーパント濃度:4×1018〔cm-3〕
ドーパント:Si
厚み:1〔μm〕
エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ
半導体:p型Al0.3Ga0.7As
ドーパント濃度:2×1019〔cm-3〕
ドーパント:Be
厚み:20〔Å〕
ベース
半導体:p型GaAs
ドーパント濃度:2×1019〔cm-3〕
ドーパント:Be
厚み:50〔Å〕
コレクタ・ポテンシヤル・バリヤ
半導体:p型Al0.3Ga0.7As
ドーパント濃度:2×1019〔cm-3〕
ドーパント:Be
厚み:20〔Å〕
コレクタ
半導体:n型GaAs
ドーパント濃度:4×1017〔cm-3〕
ドーパント:Si
厚み:1〔μm〕
尚、前記エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ及び
コレクタ・ポテンシヤル・バリヤはp型にしてあ
るが、これは、pn接合から延び出る空乏層で薄
いベースが充満されることを防止する為の配慮で
あり、例えば、エミツタのドーパント濃度を2×
1017〔cm-3〕程度、また、コレクタのドーパント
濃度を2×1015〔cm-3〕程度にすれば空乏層はエ
ミツタ側或いはコレクタ側に延び出ることになる
からi層を用いても良い。
コレクタ・ポテンシヤル・バリヤはp型にしてあ
るが、これは、pn接合から延び出る空乏層で薄
いベースが充満されることを防止する為の配慮で
あり、例えば、エミツタのドーパント濃度を2×
1017〔cm-3〕程度、また、コレクタのドーパント
濃度を2×1015〔cm-3〕程度にすれば空乏層はエ
ミツタ側或いはコレクタ側に延び出ることになる
からi層を用いても良い。
このQBTを製造する場合に適用するプロセス
の概略を説明する。
の概略を説明する。
(a) 先ず、例えば分子線エピタクシヤル成長
(molecular beam epitaxy:MBE)法を適用
することに依り、半絶縁性GaAs基板1上にn
型GaAsコレクタ2、p型Al0.3Ga0.7Asコレク
タ・ポテンシヤル・バリヤ3、p型GaAsベー
ス4、p型Al0.3Ga0.7Asエミツタ・ポテンシヤ
ル・バリヤ5、n型GaAsエミツタ6を順に成
長させる。尚、n型GaAsエミツタ6は、後に
エミツタ電極を合金化の為の熱処理をした際に
突き抜けを生じないように充分に厚く、例えば
約1〔μm〕程度に形成してあるが、n型
GaAsエミツタ6を充分に高濃度にすれば、前
記熱処理は不要になるから、薄くすることも可
能である。
(molecular beam epitaxy:MBE)法を適用
することに依り、半絶縁性GaAs基板1上にn
型GaAsコレクタ2、p型Al0.3Ga0.7Asコレク
タ・ポテンシヤル・バリヤ3、p型GaAsベー
ス4、p型Al0.3Ga0.7Asエミツタ・ポテンシヤ
ル・バリヤ5、n型GaAsエミツタ6を順に成
長させる。尚、n型GaAsエミツタ6は、後に
エミツタ電極を合金化の為の熱処理をした際に
突き抜けを生じないように充分に厚く、例えば
約1〔μm〕程度に形成してあるが、n型
GaAsエミツタ6を充分に高濃度にすれば、前
記熱処理は不要になるから、薄くすることも可
能である。
(b) 例えばフツ化水素酸(HF)系エツチング液
を用い、素子間分離の為のメサ・エツチングを
行う。このメサ・エツチングは半絶縁性GaAs
基板1に達するまで行う。
を用い、素子間分離の為のメサ・エツチングを
行う。このメサ・エツチングは半絶縁性GaAs
基板1に達するまで行う。
(c) ベース・パターンのフオト・レジスト膜(図
示せず)を形成し、そのフオト・レジスタ膜を
マスクとしてフツ化水素酸系エツチング液を用
い、n型GaAsコレクタ2に到達するまでメ
サ・エツチングを行い、コレクタ・ポテンシヤ
ル・バリヤ3、ベース4、エミツタ・ポテンシ
ヤル・バリヤ5、エミツタ6を選択的に除去す
る。
示せず)を形成し、そのフオト・レジスタ膜を
マスクとしてフツ化水素酸系エツチング液を用
い、n型GaAsコレクタ2に到達するまでメ
サ・エツチングを行い、コレクタ・ポテンシヤ
ル・バリヤ3、ベース4、エミツタ・ポテンシ
ヤル・バリヤ5、エミツタ6を選択的に除去す
る。
(d) エミツタ電極及びコレクタ電極の形成予定部
分に開口を有するフオト・レジスト膜(図示せ
ず)を形成する。
分に開口を有するフオト・レジスト膜(図示せ
ず)を形成する。
(e) 蒸着法を適用することに依り、Au・Ge/
Au膜を形成し、次いで、それをリフト・オフ
に依つてパターニングする為、前記フオト・レ
ジスト膜を溶解・除去を行い、その後、合金化
処理を行つてコレクタ電極7及びエミツタ電極
9を形成する。
Au膜を形成し、次いで、それをリフト・オフ
に依つてパターニングする為、前記フオト・レ
ジスト膜を溶解・除去を行い、その後、合金化
処理を行つてコレクタ電極7及びエミツタ電極
9を形成する。
(f) ベース電極8を形成する為のパターンを有す
るフオト・レジスタ膜(図示せず)を形成し、
CCl2F2系のエツチヤントを用いたドライ・エ
ツチングを適用することに依り、エミツタ6を
選択的に除去する。
るフオト・レジスタ膜(図示せず)を形成し、
CCl2F2系のエツチヤントを用いたドライ・エ
ツチングを適用することに依り、エミツタ6を
選択的に除去する。
(g) 蒸着法を適用することに依り、Au・Zn/Au
膜を形成し、次いで、それをリフト・オフに依
つてパターニングする為、前記工程(f)で形成し
たフオト・レジスト膜の溶解・除去を行い、そ
の後、合金化処理を行つてベース電極8を形成
して完成する。
膜を形成し、次いで、それをリフト・オフに依
つてパターニングする為、前記工程(f)で形成し
たフオト・レジスト膜の溶解・除去を行い、そ
の後、合金化処理を行つてベース電極8を形成
して完成する。
以上説明したQBTは、前記の「発明の構成」
に於いて説明した動作原理に沿つて動作すること
は云うまでもない。
に於いて説明した動作原理に沿つて動作すること
は云うまでもない。
ところで、前記QBTに於いて、必須とされる
事項は、 (1) ベース中にマイノリテイ・キヤリヤに対する
サブ・バンドの形成 (2) トンネル効果を生じ得る厚さのエミツタ・ポ
テンシヤル・バリヤ及びコレクタ・ポテンシヤ
ル・バリヤの形成 であり、従つて、材料構成等は、前記(1)及び(2)の
事項が満足されるようであれば良く、前記例示し
たものに限定されるものではない。また、ベース
は前記QBTのようにp型である必要はなく、n
型であつても良い。勿論、その場合、エミツタ及
びコレクタの導電型はp型になる。
事項は、 (1) ベース中にマイノリテイ・キヤリヤに対する
サブ・バンドの形成 (2) トンネル効果を生じ得る厚さのエミツタ・ポ
テンシヤル・バリヤ及びコレクタ・ポテンシヤ
ル・バリヤの形成 であり、従つて、材料構成等は、前記(1)及び(2)の
事項が満足されるようであれば良く、前記例示し
たものに限定されるものではない。また、ベース
は前記QBTのようにp型である必要はなく、n
型であつても良い。勿論、その場合、エミツタ及
びコレクタの導電型はp型になる。
第6図及び第7図は前記説明した半導体ヘテロ
接合を有するQBTに依り得られる電気的特性を
表す線図である。
接合を有するQBTに依り得られる電気的特性を
表す線図である。
第6図はQBTのベース接地コレクタ特性を表
している。
している。
図では、縦軸にコレクタ電流ICを、横軸にコレ
クタ・ベース間電圧VCBをそれぞれ採り、パラメ
ータはエミツタ電流IEである。尚、このデータを
得た際の温度Tは77〔K〕であつた。
クタ・ベース間電圧VCBをそれぞれ採り、パラメ
ータはエミツタ電流IEである。尚、このデータを
得た際の温度Tは77〔K〕であつた。
第7図はQBTの伝達特性を表してある。
図では、縦軸にコレクタ電流ICを、横軸にエミ
ツタ・ベース間電圧VEBをそれぞれ採つてあり、
この場合の温度Tも77〔K〕であつた。
ツタ・ベース間電圧VEBをそれぞれ採つてあり、
この場合の温度Tも77〔K〕であつた。
これ等のデータを得たQBTのデイメンシヨン
の概要は、エミツタ電極幅:1〔μm〕、エミツタ
電極長:50〔μm〕、エミツタ・ベース電極間隔:
1〔μm〕であつた。
の概要は、エミツタ電極幅:1〔μm〕、エミツタ
電極長:50〔μm〕、エミツタ・ベース電極間隔:
1〔μm〕であつた。
第6図から判るように、エミツタ電流IEが0で
あれば、コレクタ電流ICも殆ど0であつて、エミ
ツタ電流IE≒コレクタ電流ICであり、ベース電流
は極めて少ないことが理解される。
あれば、コレクタ電流ICも殆ど0であつて、エミ
ツタ電流IE≒コレクタ電流ICであり、ベース電流
は極めて少ないことが理解される。
これは、電流増幅率βが大きいことを意味して
いるものである。
いるものである。
次に、前記例示したQBTと異なる種々のQBT
を提示する。
を提示する。
A 半導体ヘテロ接合を有する他のQBTの場合
その1
エミツタ:Ge
エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ:GaAs
ベース:Ge
コレクタ・ポテンシヤル・バリヤ:GaAs
コレクタ:Ge
その2
エミツタ:Si1-XGeX
エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ:Si
ベース:Si1-XGeX
コレクタ・ポテンシヤル・バリヤ:Si
コレクタ:Si1-XGeX
その3
エミツタ:AlXGa1-XAs
エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ:Aly
Ga1-yAs ベース:AlzGa1-zAs コレクタ・ポテンシヤル・バリヤ:Alv
Ga1-vAs コレクタ:AluGa1-uAs その4 エミツタ:InSb エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ:CdTe ベース:InSb コレクタ・ポテンシヤル・バリヤ:CdTe コレクタ:InSb その5 エミツタ:InAs エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ:GaSb ベース:InAs コレクタ・ポテンシヤル・バリヤ:GaSb コレクタ:InAs 前記提示したものの外、エネルギ・ギヤツプ
に差があり、且つ、格子定数が近似している旨
の条件を満足する材料を適宜選択することがで
きる。
Ga1-yAs ベース:AlzGa1-zAs コレクタ・ポテンシヤル・バリヤ:Alv
Ga1-vAs コレクタ:AluGa1-uAs その4 エミツタ:InSb エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ:CdTe ベース:InSb コレクタ・ポテンシヤル・バリヤ:CdTe コレクタ:InSb その5 エミツタ:InAs エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ:GaSb ベース:InAs コレクタ・ポテンシヤル・バリヤ:GaSb コレクタ:InAs 前記提示したものの外、エネルギ・ギヤツプ
に差があり、且つ、格子定数が近似している旨
の条件を満足する材料を適宜選択することがで
きる。
QBTは、前記したような半導体に依る接合
のみでなく、半導体と絶縁体で構成したり、或
いは、エミツタはキヤリヤを供給することがで
きれば良いので、それを純粋金属で構成するこ
とも可能である。
のみでなく、半導体と絶縁体で構成したり、或
いは、エミツタはキヤリヤを供給することがで
きれば良いので、それを純粋金属で構成するこ
とも可能である。
次に、そのようなQBTを種々示して説明す
ることにしよう。
ることにしよう。
B 半導体・絶縁体接合系のQBTの場合
エミツタ
半導体:n型Si
ドーパント濃度:1019〔cm-3〕
ドーパント:As
厚み:1〔μm〕
エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ
材料:SiO2
厚み:20〔Å〕
ベース
半導体:p型Si
ドーパント濃度:4×1019〔cm-3〕
ドーパント:B
厚み:50〔Å〕
コレクタ・ポテンシヤル・バリヤ
材料:SiO2
厚み:20〔Å〕
コレクタ
半導体:n型Si
ドーパント濃度:5×1018〔cm-3〕
ドーパント:As
厚み:1〔μm〕
この半導体・絶縁体系のQBTを製造するに
は、 (a) MBE法を適用することに依り、Si基板上
にn型Siコレクタを形成する。
は、 (a) MBE法を適用することに依り、Si基板上
にn型Siコレクタを形成する。
(b) Si基板を空気中に取り出すことなく、プラ
ズマ酸化室に移送し、プラズマ酸化を行うこ
とに依り、SiO2からなるコレクタ・ポテン
シヤル・バリヤを形成する。
ズマ酸化室に移送し、プラズマ酸化を行うこ
とに依り、SiO2からなるコレクタ・ポテン
シヤル・バリヤを形成する。
この場合の酸化室内における圧力は10-3
〔Torr〕、エネルギは100〔W〕として良い。
〔Torr〕、エネルギは100〔W〕として良い。
酸化に依り、SiO2からなるコレクタ・ポ
テンシヤル・バリヤを形成中、例えば、ジヨ
セフソン素子を製造する場合に酸化膜の膜厚
測定に用いられているエリプソメトリ法を適
用することに依り、その場(in−situ)でコ
レクタ・ポテンシヤル・バリヤの厚みを測定
し、設定値まで酸化を行う。
テンシヤル・バリヤを形成中、例えば、ジヨ
セフソン素子を製造する場合に酸化膜の膜厚
測定に用いられているエリプソメトリ法を適
用することに依り、その場(in−situ)でコ
レクタ・ポテンシヤル・バリヤの厚みを測定
し、設定値まで酸化を行う。
(c) 再びMBE法を適用することに依り、p型
Siベースを形成する。
Siベースを形成する。
この場合、Siは多結晶或いはアモルフアス
となるが、これを電子ビーム・アニール、レ
ーザ・アニール等の技術で単結晶化すること
は容易である。
となるが、これを電子ビーム・アニール、レ
ーザ・アニール等の技術で単結晶化すること
は容易である。
(d) この後、前記と同様な過程を経て、エミツ
タ・ポテンシヤル・バリヤ、エミツタを形成
する。
タ・ポテンシヤル・バリヤ、エミツタを形成
する。
(e) 前記各半導体或いは絶縁体をパターニング
したり、所要電極を形成して完成させるに
は、通常のバイポーラ・トランジスタの製造
プロセスを適用すれば良い。
したり、所要電極を形成して完成させるに
は、通常のバイポーラ・トランジスタの製造
プロセスを適用すれば良い。
C 金属エミツタを有するQBTの場合
エミツタ
材料:Al
厚み:1〔μm〕
エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ
材料:SiO2
厚み:20〔Å〕
ベース
半導体:p型Si
ドーパント濃度:4×1019〔cm-3〕
ドーパント:B
厚み:50〔Å〕
コレクタ・ポテンシヤル・バリヤ
材料:SiO2
厚み:20〔Å〕
コレクタ
半導体:n型Si
ドーパント濃度:5×1018〔cm-3〕
ドーパント:As
厚み:1〔μm〕
第8図は金属エミツタを有するQBTのエネル
ギ・バンド・ダイヤグラムを表し、第1図乃至第
3図に関して説明した部分と同部分は同記号で指
示してある。
ギ・バンド・ダイヤグラムを表し、第1図乃至第
3図に関して説明した部分と同部分は同記号で指
示してある。
尚、簡明にする為、バンドの曲がりは省略して
表してある。
表してある。
図に於いて、エミツタ・ポテンシヤル・バリヤ
PBE及びコレクタ・ポテンシヤル・バリヤPBCが
SiO2で構成されていることは云うまでもない。
PBE及びコレクタ・ポテンシヤル・バリヤPBCが
SiO2で構成されていることは云うまでもない。
このQBTに於ける構造に依ると、エミツタの
直列抵抗を低減することができ、また、微細なエ
ミツタを形成することが容易である旨の利点があ
る。
直列抵抗を低減することができ、また、微細なエ
ミツタを形成することが容易である旨の利点があ
る。
また、このQBTの製造プロセスは前記「B
半導体・絶縁体系接合のQBT」を製造する場合
と殆ど同じである。
半導体・絶縁体系接合のQBT」を製造する場合
と殆ど同じである。
さて、本発明では、以上説明したようなQBT
を縦続接続して半導体装置、即ち、インバータを
構成するものであり、それには、サブ・バンドの
エネルギ準位を異にするQBTを用いれば良い。
を縦続接続して半導体装置、即ち、インバータを
構成するものであり、それには、サブ・バンドの
エネルギ準位を異にするQBTを用いれば良い。
第9図はそのような本発明一実施例を表す回路
図である。
図である。
図に於いて、11は第4図に見られる特性Aを
有するQBT、12は第4図に見られる特性Bを
有するQBT、Rは抵抗、Vioは入力信号、Vputは
出力信号、Vccは正側電源レベルをそれぞれ示し
ている。
有するQBT、12は第4図に見られる特性Bを
有するQBT、Rは抵抗、Vioは入力信号、Vputは
出力信号、Vccは正側電源レベルをそれぞれ示し
ている。
第9図に示した実施例の動作を説明すると次の
通りである。
通りである。
入力信号VioとしてV1(ロウ・レベル)とV2(ハ
イ・レベル)を考える。
イ・レベル)を考える。
先ず、入力信号Vio=V1である場合には、QBT
11のみがオンとなり、出力信号Vput=Vcc−IC・
R>0(ハイ・レベル)となる(IC:コレクタ電
流)。
11のみがオンとなり、出力信号Vput=Vcc−IC・
R>0(ハイ・レベル)となる(IC:コレクタ電
流)。
次に、入力信号Vio=V2である場合には、QBT
12がオンとなり、QBT11はオフ状態になる
から出力信号Vputは接地レベル(ロウ・レベル)
になる。
12がオンとなり、QBT11はオフ状態になる
から出力信号Vputは接地レベル(ロウ・レベル)
になる。
前記説明から判るように、半導体装置に信号が
入力されると、該入力信号が反転された信号が出
力されるので、該半導体装置はインバータとして
機能している。
入力されると、該入力信号が反転された信号が出
力されるので、該半導体装置はインバータとして
機能している。
第9図に示したような回路構成が可能となる為
には、QBT12に於けるサブ・バンドのエネル
ギ準位E1がQBT11に於ける基底サブ・バンド
のエネルギ準位E1より一つ高いサブ・バンドの
エネルギ準位E2より小であれば十分である。
には、QBT12に於けるサブ・バンドのエネル
ギ準位E1がQBT11に於ける基底サブ・バンド
のエネルギ準位E1より一つ高いサブ・バンドの
エネルギ準位E2より小であれば十分である。
第10図はQBT11及び12に於けるエネル
ギとベース幅との関係を表す線図である。
ギとベース幅との関係を表す線図である。
図では、縦軸にエネルギEYを、横軸にベース
幅LBをそれぞれ採つてあり、n=1及びn=2
と表示してある特性線は、それぞれエネルギ準位
Eoに於けるn=1及びn=2に対応し、また、
LB1はQBT11の基底サブ・バンドのエネルギ準
位E1に対応するベース幅、そして、LB2はQBT1
2のサブ・バンドのエネルギ準位E2に対応する
ベース幅を示している。図から判るように、
QBT11に於けるベース幅LBは、LB2<LB<LB1
であるように定める必要がある。即ち、例えば、
QBT11のベース幅LB図にLBXで指示したように
採ると、それに対応する基底サブ・バンドに於け
るエネルギ準位E1はQBT12に於けるそれに対
して明らかに低くなり、また、QBT12の基底
サブ・バンドに於けるエネルギ準位E1はQBT1
1のエキサイテイング状態に於けるサブ・バンド
のエネルギ準位E2よりも低くなる。若し、その
ようにしないとQBT11及び12が同時にオン
になる虞れがあり、正常なインバータとして機能
しない。
幅LBをそれぞれ採つてあり、n=1及びn=2
と表示してある特性線は、それぞれエネルギ準位
Eoに於けるn=1及びn=2に対応し、また、
LB1はQBT11の基底サブ・バンドのエネルギ準
位E1に対応するベース幅、そして、LB2はQBT1
2のサブ・バンドのエネルギ準位E2に対応する
ベース幅を示している。図から判るように、
QBT11に於けるベース幅LBは、LB2<LB<LB1
であるように定める必要がある。即ち、例えば、
QBT11のベース幅LB図にLBXで指示したように
採ると、それに対応する基底サブ・バンドに於け
るエネルギ準位E1はQBT12に於けるそれに対
して明らかに低くなり、また、QBT12の基底
サブ・バンドに於けるエネルギ準位E1はQBT1
1のエキサイテイング状態に於けるサブ・バンド
のエネルギ準位E2よりも低くなる。若し、その
ようにしないとQBT11及び12が同時にオン
になる虞れがあり、正常なインバータとして機能
しない。
このインバータでは、直流的な電力を消費せ
ず、また、npn型のみで構成することも可能であ
る。
ず、また、npn型のみで構成することも可能であ
る。
本実施例の製造方法は極めて簡単であり、要
は、ベース幅LBが相違するQBTをMBE法等で2
回に分けて成長させれば良い。
は、ベース幅LBが相違するQBTをMBE法等で2
回に分けて成長させれば良い。
発明の効果
本発明の半導体装置では、マイノリテイ・キヤ
リヤに対するサブ・バンドが生成され得る一導電
型のベースと、前記一導電型のベースよりエネル
ギ・バンド・ギヤツプが大であつてトンネル効果
を生じ得る程度の厚さを有するエミツタ・ポテン
シヤル・バリヤを介して前記一導電型のベースに
接する反対導電型のエミツタと、前記一導電型の
ベースよりエネルギ・バンド・ギヤツプが大であ
つてトンネル効果を生じ得る程度の厚さを有する
コレクタ・ポテンシヤル・バリヤを介して前記一
導電型のベースに接する反対導電型のコレクタと
を備え、前記ベースに生成されたマイノリテイ・
キヤリヤに対するサブ・バンドを介してエミツタ
からコレクタへ前記マイノリテイ・キヤリヤが共
鳴トンネリング遷移するトランジスタ並びに前記
トランジスタと同様の構造を有し且つ前記サブ・
バンドとはエネルギ準位を異にするサブ・バンド
が生成されるトランジスタを縦続接続してなるこ
とを特徴とする構成になつている。
リヤに対するサブ・バンドが生成され得る一導電
型のベースと、前記一導電型のベースよりエネル
ギ・バンド・ギヤツプが大であつてトンネル効果
を生じ得る程度の厚さを有するエミツタ・ポテン
シヤル・バリヤを介して前記一導電型のベースに
接する反対導電型のエミツタと、前記一導電型の
ベースよりエネルギ・バンド・ギヤツプが大であ
つてトンネル効果を生じ得る程度の厚さを有する
コレクタ・ポテンシヤル・バリヤを介して前記一
導電型のベースに接する反対導電型のコレクタと
を備え、前記ベースに生成されたマイノリテイ・
キヤリヤに対するサブ・バンドを介してエミツタ
からコレクタへ前記マイノリテイ・キヤリヤが共
鳴トンネリング遷移するトランジスタ並びに前記
トランジスタと同様の構造を有し且つ前記サブ・
バンドとはエネルギ準位を異にするサブ・バンド
が生成されるトランジスタを縦続接続してなるこ
とを特徴とする構成になつている。
本発明の半導体装置に於いて用いているQBT
は、キヤリヤが電子である場合、エミツタからベ
ースに注入された電子のエネルギ準位とベースに
於けるサブ・バンドのエネルギ準位とがアライメ
ントされると、該電子は完全透過でコレクタに到
達することができ、また、前記のようなアライメ
ントが採れない場合には、電子が完全反射される
のでコレクタには到達しない。そして、前記アラ
イメントが採れた際の電子の移動は、トンネル効
果でエミツタ・ポテンシヤル・バリヤ及びコレク
タ・ポテンシヤル・バリヤを通り抜ける、所謂、
共鳴トンネリングに依る遷移である為、従来のバ
イポーラ半導体装置に於けるような電子の走行と
は相違して著しく高速である。更にまた、前記し
たところから明らかなように、前記アライメント
が採れたか否かに依つてコレクタ電流はオン・オ
フされる。そして、該アライメントはベース・エ
ミツタ間電圧に依存するので、該電圧の如何に依
つてコレクタ電流がオン・オフすることになり、
しかも、該アライメントが採れるのは一点ではな
く複数の点で採ることができるから、値が相違す
るベース・エミツタ間電圧を種々パルス的に印加
すれば、アライメントが採れる都度、パルス的に
コレクタ電流が流れる旨の特異な伝達特性を有し
ている。
は、キヤリヤが電子である場合、エミツタからベ
ースに注入された電子のエネルギ準位とベースに
於けるサブ・バンドのエネルギ準位とがアライメ
ントされると、該電子は完全透過でコレクタに到
達することができ、また、前記のようなアライメ
ントが採れない場合には、電子が完全反射される
のでコレクタには到達しない。そして、前記アラ
イメントが採れた際の電子の移動は、トンネル効
果でエミツタ・ポテンシヤル・バリヤ及びコレク
タ・ポテンシヤル・バリヤを通り抜ける、所謂、
共鳴トンネリングに依る遷移である為、従来のバ
イポーラ半導体装置に於けるような電子の走行と
は相違して著しく高速である。更にまた、前記し
たところから明らかなように、前記アライメント
が採れたか否かに依つてコレクタ電流はオン・オ
フされる。そして、該アライメントはベース・エ
ミツタ間電圧に依存するので、該電圧の如何に依
つてコレクタ電流がオン・オフすることになり、
しかも、該アライメントが採れるのは一点ではな
く複数の点で採ることができるから、値が相違す
るベース・エミツタ間電圧を種々パルス的に印加
すれば、アライメントが採れる都度、パルス的に
コレクタ電流が流れる旨の特異な伝達特性を有し
ている。
本発明の半導体装置は、このようなQBTを縦
接続した構成を採つていて、直流的な電力は消費
されず、従つて、従来のCMOS(complementary
metal oxide semiconductor)と同様に低消費電
力であり、且つ、npn型のみで構成することも可
能である為、QBTの高速性と相俟つて、著しく
高速のインバータとして機能させることができ
る。
接続した構成を採つていて、直流的な電力は消費
されず、従つて、従来のCMOS(complementary
metal oxide semiconductor)と同様に低消費電
力であり、且つ、npn型のみで構成することも可
能である為、QBTの高速性と相俟つて、著しく
高速のインバータとして機能させることができ
る。
第1図は従来のnpn型バイポーラ半導体装置に
於けるエネルギ・バンド・ダイラグラム、第2図
はQBTが熱平衡状態にある場合のエネルギ・バ
ンド・ダイヤグラム、第3図はQBTが動作状態
にある場合のエネルギ・バンド・ダイラグラム、
第4図はQBTの伝達特性を示した線図、第5図
はQBTの要部切断側面図、第6図はQBTのベー
ス接地コレクタ特性を示す線図、第7図はQBT
の伝達特性を示す線図、第8図はQBTに於ける
他の実施例が熱平衡状態にある場合のエネルギ・
バンド・ダイヤグラム、第9図は本発明一実施例
の回路図、第10図はエネルギとベース幅の関係
を示す線図をそれぞれ表している。 図に於いて、1は半絶縁性GaAs基板、2はコ
レクタ、3はコレクタ・ポテンシヤル・バリヤ、
4はベース、5はエミツタ・ポテンシヤル・バリ
ヤ、6はエミツタ、7はコレクタ電極、8はベー
ス電極、9はエミツタ電極、11及び12は
QBT、Rは抵抗、Vioは入力信号、Vputは出力信
号、Vccは正側電源レベルをそれぞれ示している。
於けるエネルギ・バンド・ダイラグラム、第2図
はQBTが熱平衡状態にある場合のエネルギ・バ
ンド・ダイヤグラム、第3図はQBTが動作状態
にある場合のエネルギ・バンド・ダイラグラム、
第4図はQBTの伝達特性を示した線図、第5図
はQBTの要部切断側面図、第6図はQBTのベー
ス接地コレクタ特性を示す線図、第7図はQBT
の伝達特性を示す線図、第8図はQBTに於ける
他の実施例が熱平衡状態にある場合のエネルギ・
バンド・ダイヤグラム、第9図は本発明一実施例
の回路図、第10図はエネルギとベース幅の関係
を示す線図をそれぞれ表している。 図に於いて、1は半絶縁性GaAs基板、2はコ
レクタ、3はコレクタ・ポテンシヤル・バリヤ、
4はベース、5はエミツタ・ポテンシヤル・バリ
ヤ、6はエミツタ、7はコレクタ電極、8はベー
ス電極、9はエミツタ電極、11及び12は
QBT、Rは抵抗、Vioは入力信号、Vputは出力信
号、Vccは正側電源レベルをそれぞれ示している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 マイノリテイ・キヤリヤに対するサブ・バン
ドが生成され得る一導電型のベースと、前記一導
電型のベースよりエネルギ・バンド・ギヤツプが
大であつてトンネル効果を生じ得る程度の厚さを
有するエミツタ・ポテンシヤル・バリヤを介して
前記一導電型のベースに接する反対導電型のエミ
ツタと、前記一導電型のベースよりエネルギ・バ
ンド・ギヤツプが大であつてトンネル効果を生じ
得る程度の厚さを有するコレクタ・ポテンシヤ
ル・バリヤを介して前記一導電型のベースに接す
る反対導電型のコレクタとを備え、前記ベースに
生成されたマイノリテイ・キヤリヤに対するサ
ブ・バンドを介してエミツタからコレクタへ前記
マイノリテイ・キヤリヤが共鳴トンネリング遷移
するトランジスタ 並びに前記トランジスタと同様の構造を有し且
つ前記サブ・バンドとはエネルギ準位を異にする
サブ・バンドが生成されるトランジスタ を縦続接続してなること を特徴とする半導体装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59075886A JPS60219767A (ja) | 1984-04-17 | 1984-04-17 | 半導体装置 |
| CA000478704A CA1237824A (en) | 1984-04-17 | 1985-04-10 | Resonant tunneling semiconductor device |
| EP85400744A EP0159273B1 (en) | 1984-04-17 | 1985-04-16 | Semiconductor device |
| DE8585400744T DE3583302D1 (de) | 1984-04-17 | 1985-04-16 | Halbleiteranordnung. |
| KR1019850002594A KR900004466B1 (ko) | 1984-04-17 | 1985-04-17 | 반도체 장치 |
| US07/059,216 US4958201A (en) | 1984-04-17 | 1987-06-05 | Resonant tunneling minority carrier transistor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59075886A JPS60219767A (ja) | 1984-04-17 | 1984-04-17 | 半導体装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60219767A JPS60219767A (ja) | 1985-11-02 |
| JPH0337736B2 true JPH0337736B2 (ja) | 1991-06-06 |
Family
ID=13589222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59075886A Granted JPS60219767A (ja) | 1984-04-17 | 1984-04-17 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60219767A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62198161A (ja) * | 1986-02-26 | 1987-09-01 | Fujitsu Ltd | 半導体装置 |
-
1984
- 1984-04-17 JP JP59075886A patent/JPS60219767A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60219767A (ja) | 1985-11-02 |
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