JPH0338805A - 自己保持型直流ソレノイド - Google Patents

自己保持型直流ソレノイド

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JPH0338805A
JPH0338805A JP1174828A JP17482889A JPH0338805A JP H0338805 A JPH0338805 A JP H0338805A JP 1174828 A JP1174828 A JP 1174828A JP 17482889 A JP17482889 A JP 17482889A JP H0338805 A JPH0338805 A JP H0338805A
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Yoshiteru Koyama
小山 芳輝
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Shima Seiki Mfg Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は自己保持型ソレノイドに関する。ソレノイド
のプランジャは吸引位置と復帰位置の間を動く。自己保
持型というのは磁気回路の中に永久磁石を持ち、永久磁
石の磁束の作用で吸引、復帰位置のいずれに於てもプラ
ンジャが安定に保持されるものをいう。 この発明は、とくに復帰位置での安定性を増大させた自
己保持型直流ソレノイドに関する。
【従来の技術】
自己保持型直流ソレノイドは、磁気回路の中に永久磁石
を有し、この作用により、プランジャをひとつ或はふた
つの位置に安定に保持するものである。 プランジャが進退する摺動筒のまわりに於て、中央に永
久磁石、前後にひとつづつのコイルを巻き回した双安定
自己保持型ソレノイドがある。これは前後にストッパが
あり対称な動きをする。 これは前後でストッパに衝突するので、ブラケットから
、フロントヨークが外れやすいという欠点がある。 たとえば実公昭59−23371号はこのカテゴリーに
属する。 本出願人は、コイルがひとつで永久磁石をブラケットの
前方に設けた2安定型直流ソレノイドを開発した。たと
えば第7図に示すようなものである。特公昭59−29
127 (S 59.7.18 )、特公昭63−15
727 (S 63.4.6 )、特公昭63−310
88 (363,6,22)などがこれに属する。 永久磁石2は同極が対向している。 第7図はプランジャ7が、フロントヨーク10の前方に
突出た復帰状態を示している。フロントヨーク10と永
久磁石20間に空隙がある。復帰状態では、この空隙の
まわりに、永久磁石2、ブラケット1、フロントヨーク
10、プランジャ7を通る閉じられた磁気回路が生ずる
。このため復帰状態が安定に保たれる。 プランジャが後退した状態(破線で示す)を吸引状態と
いう。第7図のものは吸引状態の方が、復帰状態よりも
ずっと安定である。吸引状態のとき、プランジャ7が後
方のストッパ6に吸引されており、リラクタンスの低い
磁気回路が形成されるからである。 ついで本出願人は、第8図に示すような2安定自己保持
型直流ソレノイドを開発した。 ブラケット1と摺動筒3の間の空間に、前から後へ順に
復帰側コイル4、永久磁石2、吸引側コイル5が並んで
いる。 これは復帰状態を示している。磁束は永久磁石2、ブラ
ケット1、フロントヨーク10、プランジャ7の前半部
を巡回する。プランジャ7の前端がフロントヨーク10
の最近接位置にある。 吸引側コイル5に瞬間的に電流を流し、プランジャ前半
部の磁束を打消す方向に新たな磁束を加えると、プラン
ジャ7が後退して、吸引状態(破線)になる。 これは、第7図のものよりも動作が対称に近い。 つまり復帰状態がより安定である。しかしそれでも、吸
引状態に比べれば不安定である。 本発明は第8図のものの復帰状態の安定性を増大させる
ことを目的とする。 本発明について述べる前にもうひとつの従来技術である
実開昭63−188910 (363,12,5)につ
いて説明しよう。 第9図はこの考案のソレノイド縦断面図である。 このソレノイドは、プランジャの前後に長い第1小径部
21、第2小径部22を設けたところに特徴がある。 異形のプランジャを持つのでここで説明するのである。 第1小径部21の前には第1拡径部31を有する。第2
小径部22の後には第2拡径部32を有する。第1小径
部21、第2小径部22の間には第3拡径部33がある
。 第1拡径部310幅をTI、フロントヨーク10の幅を
Ulとすると −U1 (1) である。 第2拡径部320幅をT2、ブラケット後端板部24の
幅をU2とすると、 2 2 (2) である。 ストロークをSとする。中央の磁石の幅をDとする。中
央の第3拡径部33の幅をT3とすると、3 + (3) である。 第9図はプランジャ7が前位置にある状態を示す。第1
拡径部31がフロントヨーク10と同じ軸方向位置にあ
る。第3拡径部33は永久磁石2に対向している。 前位置に於て、永久磁石2の後端と第3拡径部33の後
端とが軸方向に同じ位置にある。ここで永久磁石2、第
3拡径部33、プランジャ前半部。 第1拡径部31、フロントヨーク10、ブラケット1を
巡る閉磁路が生ずる。 プランジャは後位置を取る事もできる。これは、第2拡
径部32がブラケット1の後端板部24と同じ位置に並
ぶような位置である。 第1、第2小径部21.22がある理由は、前位置、後
位置にプランジャが安定に自己保持されるためである。 第9図の前位置に於て説明しよう。 もしもプランジャ7に左向き(後方向)の力が働いたと
する。これに対して、第1拡径部31とフロントヨーク
10が引き合うのでこの力に抵抗できる。 プランジャ7に右向き(前方向)の力が働いたとする。 これに対し第1拡径部31とフロントヨーク10が引き
合う力と、永久磁石2と第3拡径部33が引き合う力と
によって、さきほどの力に抵抗できる。このように、第
】拡径部31の幅TIがフロントヨークの幅Ulに等し
いことで、前位置にふ・けるプランジャを安定に保つこ
とができる。 第3拡径部33の後端もこれに協力する。 後位置におけるプランジャを安定に保つことも同様であ
る。第2拡径部32とブラケット後端板24(T2=U
2)とが引き合い、永久磁石2と第3拡径部33が引き
合う力により、後位置が安定に保たれる。 つまり、(1)〜(3)式で決まる関係の幅を持つ第1
〜第3拡径部3L32.33があるから、前位置、後位
置をプランジャが取ることができる。もし第1〜第3拡
径部31〜33がなければ、2つの定位置をとることが
できない。 3つの拡径部がどうしても必要である。3つの拡径部が
あればその間に2つの小径部21,22−h:生ずる。 これは当りまえのことである。小径部21.22が存在
するのは以上の理由による 拡径部31〜33を作るために小径部2L22が必要な
のである。 小径部の長さCはかなり長くなる。コイルボビンの長さ
からストロークSを引いたものになる。 前コイル、後コイルのボビンの長さをB1、B2とする
と、 第1小径部の長さC1、第2小径部の長さC2はCI=
BI   S         (4)C2=  B2
 −  S         (5)である。 実開昭63−188910  は本発明と目的が異なる
し、形式もちがうのであるが、異形のプランジャを持つ
ので詳しく説明した。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は第8図に示すソレノイドの改良を目的とする。 第8図のソレノイドは本出願人の開発したもので、多く
の長所を持っている。 しかし、使用目的によっては欠点となりうろこともある
。第8図は復帰状態を実線で示しているが、この復帰状
態の安定性が不十分であるという事である。 復帰状態はフロントヨーク10とプランジャ7の前端と
の引力によって保たれるが、引力の方向とプランジャの
動きの方向がほぼ直交するため、磁気的な引力の効きが
悪い。小さな衝撃力がプランジャ前端に加わっただけで
プランジャ7が後退しポテンシャルの山をこえて、吸引
状態になる。 こういう誤動作が、極めて少ない確率であるが、起こり
つる。吸引状態は極めて安定である。復帰状態はそれに
比べれば不安定である。使用目的、環境によっては、よ
り強力な復帰状態が望まれる。 本発明は第8図のように前後にコイル、中央に磁石、後
端にストッパを有するソレノイドで、復帰状態の自己保
持力を高め、復帰状態をより安定にしたものを与える事
を目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明の自己保持型直流ソレノイドは、■ 有底筒形の
外殻をなす磁性体のブラケットと、■ ブラケットの中
に軸方向に設けられる摺動筒と、 ■ 摺動筒の中に進退自在に設けられる棒状の磁性体の
プランジャと、 ■ プランジャの通る通し穴を有しブラケットの前端部
を連結する磁性体のフロントヨークと、■ 摺動筒とブ
ラケットの間の前方の空間にあり摺動筒を囲むように設
けられる復帰側コイル4と、 ■ 摺動筒とブラケットの間の後方の空間であって摺動
筒を囲むように設けられる吸引側コイル5と、 ■ ブラケットと摺動筒の間であって復帰側コイルと吸
引側コイルの中間にあり同極が対向するように設けられ
る永久磁石と、 ■ ブラケットの後方にあってプランジャの背面を吸引
するための磁性体のストッパよりなり、■ 復帰側コイ
ル又は吸引側コイルに通電することにより、プランジャ
の後端がストツノくに吸引されている吸引状態と、プラ
ンジャの前端がフロントヨークより前方にある復帰状態
との間をプランジャが進退するようにしてあり、[相]
 プランジャの途中で、プランジャ前端がフロントヨー
クに最近接位置にあるときに復帰側コイルの後端から永
久磁石の前半に至る領域に対向する位置にプランジャ小
径部があり、■ プランジャ小径部の幅Wは永久磁石の
幅りよりも小さくなっている、 ようにしたものである。
【作 用】
復帰状態が問題である。復帰状態というのは、プランジ
ャが前方のある定位置にある状態である。 プランジャのポテンシャルエネルギーが極小である状態
である。したがって安定な状態である。 復帰状態であるときプランジャの前端はフロントヨーク
と而−(つらいち)であるか、やや前方へ突出した位置
にある。後端はストッパから離れている。 プランジャ側周と永久磁石の距離(間隙)をgとする。 永久磁石によって生じた磁束は、間隙gを経てプランジ
ャのやや後方からプランジャ内に入り、プランジャ小径
部からプランジャ前半部を貫流して間隙gを経てフロン
トヨークに入る。これからブラケットの前半部を通り、
永久磁石の反対側の極に戻る。 この閉磁路によりプランジャは安定に保たれる。 もしも、プランジャに、後方に向う力Fが加わったとす
る。プランジャは後方へ変位する。後方変位すると、プ
ランジャ小径部が永久磁石の対向面の間に入ってくる。 プランジャ小径部の深さをdとする。プランジャ小径部
と永久磁石対面の間の空隙をhとすると、)1==、9
  + d (4) である。hはgより広いわけである。 すると急に磁気回路のりラフタンスが空隙りのために増
加する。つまりプランジャのポテンシャルが増加する。 ポテンシャルが増加するということは、これが反対方向
の力を発生するということである。ポテンシャルをUと
し、プランジャの前から後に向う座標をXとすると、d
xの後方変位に対しカーdU/dxが生ずる。 これが大きい空隙りのために大きい値になる。 大きい反力R−−dU/dxを生ずるということである
。 復帰状態は大きい反力Rのため、より安定に保たれる。 「より1というのは第8図に示すようなプランジャ小径
部を欠くソレノイドに対してとす)うことである。 このように復帰状態の安定性が高まる。復帰状態にあっ
たものが偶然的な外部衝撃によって誤動作して吸引状態
に遷移するといった事故を防ぐことができる。 これは本発明の利点である。 もちろん新たな欠点も生ずる。 プランジャが一部分であるにせよ細くなるわけである。 磁性体材料の体積が減少するのである。 このため、復帰側コイルや吸引側コイルに通電した時に
誘起される磁束の量が減る。コイル電流が同一であって
も全磁束量は減少する。このためコイル通電によって生
ずる推力が僅かであるが減少する。 もしも、同じ推力を得たいとすればコイル電流を増強し
なければならない。 さらに、吸引状態の安定性が減少する。復帰状態の安定
性が増えるのだから、これは当然のことである。 しかし、吸引状態の安定性は、ストッパとプランジャの
強力な吸引のためもともと極めて大きい。 吸引力が多少減っても、これは問題ではない。 復帰、吸引2状態の静的安定性の著しい非対称が軽減さ
れたということである。
【実施例】
図面によって本発明の実施例にかかる自己保持型直流ソ
レノイドを説明する。 第1図は復帰状態にある実施例のソレノイドの横断平面
図である。第2図は吸引状態の横断平面図である。 第3図は全体の斜視図である。第4図は最大復帰力を生
ずるプランジャ位置にあるソレノイドの横断平面図であ
る。 ブラケット1は十字型の軟鋼板を折りまげて有底筒体形
状としたものである。 ブラケツl−1の筒体としての軸方向に円筒形状の摺動
筒3が固定される。摺動筒3の材料は摺動特性の優れた
プラスチックや金属とすることができる。たとえばポリ
テトラフルオルエチレン(PTFE)で作ることができ
る。合成樹脂製の場合は、この例のようにコイルボビン
と一体になるように摺動筒3を作ることができる。この
例では前後にボビン部があり、前方には復帰側コイル4
が巻回わされている。後方には吸引側コイル5が巻回わ
されている。 復帰側コイル4と吸引側コイル5の中間には、同極が対
向するよう4つの永久磁石が摺動筒3を囲んで設けられ
る。 摺動筒3の中には、進退自在に磁性体のプランジャ7が
設けられる。棒状の磁性体であり、摺動筒3の中を円滑
に動きうるものとする。 プランジャ7の後端には円錐部15が形成されている。 ここに細い棒状の非磁性体であるブツシュロッド9が固
着される。 ブラケツl−10前端には、4つのブラケット片を互に
統合するため、磁性体の板であるフロントヨーク10が
固着される。 フロントヨーク10は略正方形状の軟鉄の板であって、
中心にプランジャ7を通す通し穴13が穿たれている。 フロントヨーク10の四周の切欠き16に、ブラケット
1前端の突片17を入れ、かしめる事によってブラケッ
ト1とフロントヨーク10が結合される。 復帰側コイル4、吸引側コイル5につながるリード線1
8が3本山ている。これはグランドを共通にしたからで
ある。もちろんリード線は4本であってもよい。 さて重要な事は、プランジャ7の途中に半径が少なくな
ったプランジャ小径部8を設けたということである。本
発明の特徴はここにある。 小径部の位置、幅W、深さdなどは重要なバラメークで
ある。小径部の位置についてまず説明する。 復帰状態(第1図)にふ・いて、小径部8と後大径部1
2の境界が、永久磁石2と復帰側コイル4の後端との境
界にほぼ等しくなるような位置にある。 つまり、プランジャ小径部8は復帰側コイル4の後端に
対向している。さらにいいかえると、後大径部12の前
端が永久磁石2に対向している。 第1図が復帰状態であるが、復帰状態というのは単一の
位置で定義できない。この点第2図に示す吸引状態が単
一の位置として定義できるのと異なっている。 プランジャ7と摺動筒の間には摩擦力が働いている。こ
のため、プランジャ7は第1図に示す位置から前後に僅
かに異なった位置にも静止しうる。 プランジャ7を後方へ押す力Fを加えると、反力R−−
dU/dxが生ずる。しかし、摩擦力WがRより大きい
と、その位置で止まることができる。 第4図はプランジャ7を押してゆき、反力Rが最大にな
った状態を示す。これも復帰状態のひとつである。復帰
状態というのは、第1図で示すものから、第4図に示す
ものまでかなりの幅がある。 これは摩擦力Wにもよる。 それゆえ復帰状態でのプランジャ小径部8の位置を定義
するのは容易ではない。 たとえば次のように定義するのがよいであろう。 「復帰状態において、復帰側コイル4の後端から永久磁
石2の前半に至る領域に、プランジャ小径部8が対向す
る。」 これは復帰状態を定義しているのではない。そうではな
くプランジャ小径部8のプランジャにふ・ける位置を定
義しているのである。 プランジャの後大径部12によって定義することもでき
る。この方がより簡単である。−jなわち、「復帰状態
においては、後大径部12の前端が必ず永久磁石2に対
向するようにする。」という事である。 プランジャ大径部の表面と永久磁石端面のギャップをg
とする。この例で、9=0.6〜0.8mm である。 なかばは摺動筒の厚みである。 プランジャ小径部8の幅Wは 、p<W<D (5) という範囲になければならない。Dは永久磁石2の幅で
ある。Wが太きいと、プランジャの磁気抵抗の低下が著
しく望ましくない。W=D/2程度が最適である。 この例ではD = 5 mm、W = 371πとして
いる。 またプランジャ小径部の位置は、前端から]58rnm
〜18.8+++mである。さらに小径部の深さdはこ
の例で0.5mmである。 小径部深さdは、一般に 1、!9 ≦ d <上φ      (6)4 程度でよい。ただしφはプランジャ大径部の直径である
。dがあまりに太きいと、プランジャの磁気抵抗が増え
るので望ましくない。またdがギャップgの半分より小
さいと、復帰状態を安定させるという作用に乏しい。 この例では、φ= 9mm、d = 0.5 tnm%
j;/ = 0.6〜0.8mmである。dはがたつき
の部分があるので幅をもつ。 さらに、ブラケットの長さは52.3mm、フロントヨ
ークの一辺は25mmである。永久磁石(D=5朋)は
サマリウムコバルト系である。 吸引状態では第2図に示すように、ストッパ6にプラン
ジャ後端が吸引されている。プランジャ小径部8は永久
磁石2に対向している。この状態は極めて安定である。
【効 果】
本発明のソレノイドの長所は、復帰状態がより安定だと
いう事である。これは、第1図の状態から、プランジャ
を後へ押してゆくときに、プランジャ小径部8が永久磁
石2と対向するようになり、急激に磁気抵抗が上り、ポ
テンシャルUが高まる事による。Uの高まりが大きいの
で、反力R=−dU/dxが大きい。 これを確かめるため実施例に示したソレノイド(第1図
〜第4図)と、従来例のソレノイド(第8図)において
、復帰状態のプランジャの反力を測定した。 第4図に測定゛結果を示す。横軸は、プランジャがスト
ツノζから離れている距離(ストロークS)である。S
−0が吸引状態である。プランジャが復帰状態から中へ
進入する方向にとった座標Xとは方向が逆である。 縦軸が反力Rである。プランジャにフォースゲージを押
しあてて反力を測定した。 実線が実施例を、破線が従来例(第8図)を示す。S=
5の位置からプランジャを押しこんでゆく 。 実施例の場合は反力が大きく、押しこんでゆくに従い反
力がさらに大きくなってゆく。そしてS−3朋で最大値
270 gfとなる。この後Rが減少し、S = 1.
4でR=Oとなる。つまりSが、14より大きい領域が
広義の復帰状態といえるが、S=3で最高の値をとる。 S>3で停止している場合、極めて安定たということで
ある。 従来例の場合、最大反力が809f程度である。 このため本発明のソレノイドは復帰状態が安定である。 従来のソレノイドでは、スプリングで引っばって復帰状
態を安定化させる必要があったが、本発明では、スプリ
ングは不要である。誤動作も少なくなる。 しかし、反面、プランジャの磁気抵抗が増えるため、コ
イルに同じノζルス電流を流しても、これによって生ず
る推力は従来のものよりも弱くなる。 第6図はこれを示している。 吸引側コイル5は、コイル直流抵抗が124Ω巻き数1
030である。 復帰側コイル4は、コイル直流抵抗が12.40、巻き
数750である。 パルス電流をコイルに流すが、パルス幅はいずれも38
m5ecである。 第6図にあ・いて横軸はパルス電圧(v)である。 左縦軸は吸引推力である。単位は9fであり、かっこ内
にはn ewto n単位の値が示される。右縦軸は復
帰推力である。単位は同様にgf (newton)で
ある。 吸引推力というのは、復帰状態にであるものを吸引状態
に遷移させるための推力である。これは吸弓側コイルに
通電することによってなされる。 復帰推力というのは、吸引状態にあるものを復帰状態に
遷移させるための推力である。これは復帰側コイルに通
電することによってなされる。 実線が実施例における推力であり、破線が従来例におけ
る推力である。多くの場合、従来例のソレノイドの方が
推力が太きい。 実施例の場合、プランジャの一部を切欠くので磁気抵抗
が大きくなり、推力が小さくなるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかるソレノイドの復帰状態
における横断平面図。 第2図は同じソレノイドの吸引状態にあ・ける横断平面
図。 第3図はソレノイドの斜視図。 第4図はプランジャが最大復帰保持力を受ける位置にあ
るときのソレノイドの横断平面図。 第5図は本発明と従来例のソレノイドに於てプランジャ
が復帰状態にあるとき、プランジャに生ずる反力の測定
結果をストロークSの函数として示すグラフ。 第6図は本発明と従来例のソレノイドに於て、コイルに
パルス電流を流したときの吸引推力、復帰推力の測定結
果を示すグラフ。 第7図は本出願人による特公昭59−29127号など
の直流ソレノイド横断平面図。 第8図は本出願人による従来例である直流ソレノイドの
横断平面図。 第9図は実開昭63−188910のソレノイド断面図
。 1・・・・・・ブラケット 2・・・・・・永久磁石 3・・・・・摺動筒 4・・・・・・復帰側コイル 5・・・・・・吸引側コイル 6・・・・・・ストッパ 7・・・・・プランジャ 8・・・・・・プランジャ小径部 9・・・・・ブツシュロッド 10  ・・・・フロントヨーク 11・・・・・・前太径部 12・・・・・・後太径部 13・・・・・通し穴 14・・・・・後端板 15・・・・・・円錐部 16・・・・・切欠き 17・・・・・・突 片 18・・・・・ リード線 明 者 小 山 芳

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  有底筒形の外殻をなす磁性体のブラケツト1と、ブラ
    ケット1の中に軸方向に設けられる摺動筒3と、摺動筒
    3の中に進退自在に設けられる棒状の磁性体のプランジ
    ヤ7と、プランジヤ7の通る通し穴13を有しブラケツ
    ト1の前端部を連結する磁性体のフロントヨーク10と
    、摺動筒3とブラケット1の間の前方の空間にあり摺動
    筒3を囲むように設けられる復帰側コイル4と、摺動筒
    3とブラケツト1の間の後方の空間であつて摺動筒3を
    囲むように設けられる吸引側コイル5と、ブラケツト1
    と摺動筒3の間であつて復帰側コイル4と吸引側コイル
    5の中間にあり同極が対向するように設けられる永久磁
    石2と、ブラケツト1の後方にあつてプランジヤ7の背
    面を吸引するための磁性体のストツパ6とよりなり、復
    帰側コイル4又は吸引側コイル5に通電することにより
    、プランジヤの後端がストツパ6に吸引されている吸引
    状態と、プランジヤの前端がフロントヨーク10より前
    方にある復帰状態との間をプランジヤ7が進退するよう
    にしてあり、プランジヤ7の途中で、プランジヤ前端が
    フロントヨーク10に最近接位置にあるときに、復帰側
    コイル4の後端から永久磁石2の前半に至る領域に対向
    する位置にプランジヤ小径部8があり、プランジヤ小径
    部8の幅wは永久磁石2の幅Dよりも小さくなつている
    ことを特徴とする自己保持型直流ソレノイド。
JP1174828A 1989-07-05 1989-07-05 自己保持型直流ソレノイド Granted JPH0338805A (ja)

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