JPH0339094B2 - - Google Patents
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- JPH0339094B2 JPH0339094B2 JP57161102A JP16110282A JPH0339094B2 JP H0339094 B2 JPH0339094 B2 JP H0339094B2 JP 57161102 A JP57161102 A JP 57161102A JP 16110282 A JP16110282 A JP 16110282A JP H0339094 B2 JPH0339094 B2 JP H0339094B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unsaturated dicarboxylic
- dicarboxylic acid
- acid ester
- olefin
- carbon atoms
- Prior art date
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F210/00—Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C08F210/14—Monomers containing five or more carbon atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L101/00—Compositions of unspecified macromolecular compounds
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
Description
本発明はα,β−不飽和ジカルボン酸エステル
とα−オレフインとのコポリマー、その製造方法
及びプラスチツクの成形加工用滑剤としての用途
に関する。 平均炭素原子数2〜24個のオレフイン及びマレ
イン酸から成り、1:0.5〜1:2のマレイン
酸:アルコールのモル比で炭素原子数2〜20個の
鎖長の1価アルコールでエステル化されているオ
レフイン−マレイン酸−コポリマー誘導体はドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第2727239号公報から
公知である。該公報に記載されているオレフイン
−マレイン酸−コポリマー誘導体は、マレイン酸
またはマレイン酸無水物をα−オレフインと共重
合させ、引続き半エステルまたはジエステルにエ
ステル化することによつて製造される。前記オレ
フイン−マレイン酸−コポリマー誘導体は、プラ
スチツクの成形加工用滑剤として特に適当であ
る。 更に、α−オレフイン及びα,β−不飽和ジカ
ルボン酸エステルから成る高分子コポリマーは例
えばヘアスプレー(オーストラリア特許第254327
号明細書)及び医薬のコーチング剤(オーストラ
リア特許第263011号明細書)として公知になつて
いる。これらのコポリマーは、α−オレフイン及
びα,β−不飽和ジカルボン酸またはα,β−不
飽和ジカルボン酸無水物を共重合させ、その後コ
ポリマーをエステル化することによつて製造され
た。 炭素原子数22〜28個の1−オレフイン及びジベ
ヘニルマレエートから成る共重合物はドイツ連邦
共和国特許出願公開第1770860号公報から公知で
あり、150℃で重合させることによつて得られる。
氷点を低下させるか、または全体的に流動性を改
良するため、生成物に炭化水素を添加することが
提案された。 オーストラリア特許第479746号明細書には、炭
素原子数18〜44個の直鎖エステル基を1個または
2個有するα,β−不飽和ジカルボン酸エステル
と炭素原子数18〜46個のα−オレフインとの共重
合物が、炭化水素油の流動点を低下させる、ロウ
状炭化水素油用流動性改良剤として記載されてい
る。 プラスチツクの成形加工用滑剤としては既に多
数の物質が提案されている。これらの物質はその
性質においてある程度大きい差異を有するか、ま
たは他のものに比して多くの点で利点を有する。
プラスチツクの成形の際に同様に添加される特定
の安定剤と滑剤との相溶性は、成形時に起る応力
での分解現象を防止するため、重要である。安定
剤としては、例えば金属塩または有機金属化合物
を使用する。PVCの安定化に使用する公知安定
剤は錫化合物から成る。これらの錫安定剤の多く
は良好な相溶性を有しない。特に該当する安定剤
には、例えばジブチル錫−ジ−モノメチルマレエ
ートがある。実際に極めて良好であることの証明
されているこの安定剤を用いて滑剤との貯蔵可能
で、良好に計量可能の混合物を製造できるように
するため、このような混合物を製造しうる滑剤は
既に長い間求めていたが、大きい成果は得れなか
つた。 ところで、炭素原子数8〜24個のα−オレフイ
ン及びアルコール成分がエトキシ化度1〜45、特
に1〜20のエトキシ化アルコールであるα,β−
不飽和ジカルボン酸エステルから成り、その際α
−オレフイン:α,β−不飽和ジカルボン酸エス
テルのモル比が0.5〜4であり、かつ平均分子量
が w=1000〜50000g/mol であることを特徴とするα,β−不飽和ジカルボ
ン酸エステルとα−オレフインとの共重合物が前
記のような混合物に著しく適当な滑剤であること
が判明した。ここで平均分子量とは通常のGPC
−法により決定された平均重量である。 α,β−不飽和ジカルボン酸エステルがα,β
−不飽和ジカルボン酸ジエステルであるようにコ
ポリマーを構成するのが有利である。α,β−不
飽和ジカルボン酸エステルとしては、マレイン
酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸または
イタコン酸のエステルが挙げられる。しかし、マ
レイン酸及びフマル酸のエステルが好ましい。 α−オレフインが非分枝鎖であるコポリマーが
好ましい。10〜16個の炭素原子から成るコポリマ
ーは安定剤との特に良好な相溶性を有する。 本発明によるコポリマーは、2種の方法で得ら
れる。第一の方法では、α,β−不飽和ジカルボ
ン酸またはその無水物を共重合させ、引続きエト
キシ化度1〜45のエトキシ化アルコールでエステ
ル化する。エトキシ化度とは、(ポリ)エチレン
オキシド連鎖の一方の末端がアルコールでエーテ
ル化され、他方の末端のヒドロキシル基が酸基で
エステル化されている(ポリ)エチレンオキシド
連鎖のエテンオキシド単位の数を表わす。 この製造方法では、コポリマー中のα−オレフ
イン:α,β−不飽和ジカルボン酸エステルの比
を約1:1にする。 このような方法は本発明によれば、炭素原子数
8〜24個のα−オレフイン及びα,β−不飽和ジ
カルボン酸を不活性ガス雰囲気中で過酸化物触媒
の存在で80〜210℃の温度で共重合させ、引続き、
α,β−不飽和ジカルボン酸(または無水物):
エトキシ化アルコールのモル比1:1〜1:2で
エトキシ化度1〜45のエトキシ化アルコールでエ
ステル化することを特徴とする。平均分子量は使
用した方法にある程度依存し、この方法によれば
平均分子量が5000〜50000g/molのコポリマーが
得られる。 他の方法は、既にエステル化されたα,β−不
飽和ジカルボン酸エステルから出発し、これをα
−オレフインで共重合させる。 この方法は、炭素原子数8〜24個のα−オレフ
イン及びアルコール成分がエトキシ化度1〜20の
エトキシ化アルコールを不活性ガス雰囲気中で過
酸化物触媒の存在で140〜210℃、特に160〜200℃
の温度で共重合させることを特徴とする。この方
法によれば平均分子量が1000〜10000g/molのコ
ポリマーが得られる。 この方法でも、コポリマー中のα−オレフイ
ン:α,β−不飽和ジカルボン酸エステルの比が
0.5〜4であるコポリマーが得られる。このよう
な生成物は広く室温で液体である。 過酸化物触媒の量は常用の添加剤の範囲である
が、本発明においては、過酸化物の量をモノマー
1モル当り0.005〜0.05モルの範囲に限定するの
が好ましい。過酸化物触媒を時間をおいて少量ず
つ添加するのが好ましい。本発明を実施する際に
は、まず過酸化物触媒量の1/3を添加することに
より共重合を開始し、残りの過酸化物触媒を8〜
12回に分けて添加することによつて、過酸化物触
媒を添加する。 ポリマー中のα−オレフイン:α,β−不飽和
ジカルボン酸エステルのモル比を00.5〜4にする
ためには、モノマーを0.5〜7のモル比で使用す
る。 本発明によるコポリマーはその粘性及び乳化性
に基づいて、鉱油及び潤滑剤における流動点を改
良する添加剤として使用しうる。 本発明によるコポリマーの最も重要な使用分野
としては、殊に熱可塑性プラスチツクの成形加工
用滑剤が挙げられる。このことは実施例において
も一層明らかにするが、実施例では特に、結合が
共有結合というよりむしろイオン結合と見なされ
る配位子を錫原子に含む錫安定剤との良好な相溶
性を明らかにする。 本発明によるコポリマーは乳化可能であり、安
定なエマルジヨンを生ずる。従つて、これらのコ
ポリマーはドイツ連邦共和国特許出願公開第
2727239号公報によるコポリマー及びロウと混合
して、艶出しロウ調製剤、例えば靴磨き剤、床磨
き剤、金属加工用滑剤等として使用しうる。本発
明によるコポリマーは水性エマルジヨンの形で金
属部材の切削加工及びその他の成形用の冷却剤と
しても使用しうる。 次に、実施例に基づいて本発明を詳述する。 実施例 1 この実施例は、α−オレフイン:α,β−不飽
和ジカルボン酸エステルが1:1であり、半エス
テルが生成しているコポリマーの製造を記載す
る。 反応容器中で窒素ガスで洗浄した後、炭素原子
数14個及び16個のα−オレフイン混合物(平均分
子量205)1モルを150℃の反応温度に加熱した。
0.005モルのジ−t ブチルペルオキシドと共に
マレイン酸無水物を0.1モルずつ30分毎に10回添
加した。添加が終つて約30分後、予め準備したエ
トキシ化アルコール1モルを添加し、更に2時間
150℃の温度に保持した。前記の方法で、下記の
表にまとめたコポリマーが製造された。
とα−オレフインとのコポリマー、その製造方法
及びプラスチツクの成形加工用滑剤としての用途
に関する。 平均炭素原子数2〜24個のオレフイン及びマレ
イン酸から成り、1:0.5〜1:2のマレイン
酸:アルコールのモル比で炭素原子数2〜20個の
鎖長の1価アルコールでエステル化されているオ
レフイン−マレイン酸−コポリマー誘導体はドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第2727239号公報から
公知である。該公報に記載されているオレフイン
−マレイン酸−コポリマー誘導体は、マレイン酸
またはマレイン酸無水物をα−オレフインと共重
合させ、引続き半エステルまたはジエステルにエ
ステル化することによつて製造される。前記オレ
フイン−マレイン酸−コポリマー誘導体は、プラ
スチツクの成形加工用滑剤として特に適当であ
る。 更に、α−オレフイン及びα,β−不飽和ジカ
ルボン酸エステルから成る高分子コポリマーは例
えばヘアスプレー(オーストラリア特許第254327
号明細書)及び医薬のコーチング剤(オーストラ
リア特許第263011号明細書)として公知になつて
いる。これらのコポリマーは、α−オレフイン及
びα,β−不飽和ジカルボン酸またはα,β−不
飽和ジカルボン酸無水物を共重合させ、その後コ
ポリマーをエステル化することによつて製造され
た。 炭素原子数22〜28個の1−オレフイン及びジベ
ヘニルマレエートから成る共重合物はドイツ連邦
共和国特許出願公開第1770860号公報から公知で
あり、150℃で重合させることによつて得られる。
氷点を低下させるか、または全体的に流動性を改
良するため、生成物に炭化水素を添加することが
提案された。 オーストラリア特許第479746号明細書には、炭
素原子数18〜44個の直鎖エステル基を1個または
2個有するα,β−不飽和ジカルボン酸エステル
と炭素原子数18〜46個のα−オレフインとの共重
合物が、炭化水素油の流動点を低下させる、ロウ
状炭化水素油用流動性改良剤として記載されてい
る。 プラスチツクの成形加工用滑剤としては既に多
数の物質が提案されている。これらの物質はその
性質においてある程度大きい差異を有するか、ま
たは他のものに比して多くの点で利点を有する。
プラスチツクの成形の際に同様に添加される特定
の安定剤と滑剤との相溶性は、成形時に起る応力
での分解現象を防止するため、重要である。安定
剤としては、例えば金属塩または有機金属化合物
を使用する。PVCの安定化に使用する公知安定
剤は錫化合物から成る。これらの錫安定剤の多く
は良好な相溶性を有しない。特に該当する安定剤
には、例えばジブチル錫−ジ−モノメチルマレエ
ートがある。実際に極めて良好であることの証明
されているこの安定剤を用いて滑剤との貯蔵可能
で、良好に計量可能の混合物を製造できるように
するため、このような混合物を製造しうる滑剤は
既に長い間求めていたが、大きい成果は得れなか
つた。 ところで、炭素原子数8〜24個のα−オレフイ
ン及びアルコール成分がエトキシ化度1〜45、特
に1〜20のエトキシ化アルコールであるα,β−
不飽和ジカルボン酸エステルから成り、その際α
−オレフイン:α,β−不飽和ジカルボン酸エス
テルのモル比が0.5〜4であり、かつ平均分子量
が w=1000〜50000g/mol であることを特徴とするα,β−不飽和ジカルボ
ン酸エステルとα−オレフインとの共重合物が前
記のような混合物に著しく適当な滑剤であること
が判明した。ここで平均分子量とは通常のGPC
−法により決定された平均重量である。 α,β−不飽和ジカルボン酸エステルがα,β
−不飽和ジカルボン酸ジエステルであるようにコ
ポリマーを構成するのが有利である。α,β−不
飽和ジカルボン酸エステルとしては、マレイン
酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸または
イタコン酸のエステルが挙げられる。しかし、マ
レイン酸及びフマル酸のエステルが好ましい。 α−オレフインが非分枝鎖であるコポリマーが
好ましい。10〜16個の炭素原子から成るコポリマ
ーは安定剤との特に良好な相溶性を有する。 本発明によるコポリマーは、2種の方法で得ら
れる。第一の方法では、α,β−不飽和ジカルボ
ン酸またはその無水物を共重合させ、引続きエト
キシ化度1〜45のエトキシ化アルコールでエステ
ル化する。エトキシ化度とは、(ポリ)エチレン
オキシド連鎖の一方の末端がアルコールでエーテ
ル化され、他方の末端のヒドロキシル基が酸基で
エステル化されている(ポリ)エチレンオキシド
連鎖のエテンオキシド単位の数を表わす。 この製造方法では、コポリマー中のα−オレフ
イン:α,β−不飽和ジカルボン酸エステルの比
を約1:1にする。 このような方法は本発明によれば、炭素原子数
8〜24個のα−オレフイン及びα,β−不飽和ジ
カルボン酸を不活性ガス雰囲気中で過酸化物触媒
の存在で80〜210℃の温度で共重合させ、引続き、
α,β−不飽和ジカルボン酸(または無水物):
エトキシ化アルコールのモル比1:1〜1:2で
エトキシ化度1〜45のエトキシ化アルコールでエ
ステル化することを特徴とする。平均分子量は使
用した方法にある程度依存し、この方法によれば
平均分子量が5000〜50000g/molのコポリマーが
得られる。 他の方法は、既にエステル化されたα,β−不
飽和ジカルボン酸エステルから出発し、これをα
−オレフインで共重合させる。 この方法は、炭素原子数8〜24個のα−オレフ
イン及びアルコール成分がエトキシ化度1〜20の
エトキシ化アルコールを不活性ガス雰囲気中で過
酸化物触媒の存在で140〜210℃、特に160〜200℃
の温度で共重合させることを特徴とする。この方
法によれば平均分子量が1000〜10000g/molのコ
ポリマーが得られる。 この方法でも、コポリマー中のα−オレフイ
ン:α,β−不飽和ジカルボン酸エステルの比が
0.5〜4であるコポリマーが得られる。このよう
な生成物は広く室温で液体である。 過酸化物触媒の量は常用の添加剤の範囲である
が、本発明においては、過酸化物の量をモノマー
1モル当り0.005〜0.05モルの範囲に限定するの
が好ましい。過酸化物触媒を時間をおいて少量ず
つ添加するのが好ましい。本発明を実施する際に
は、まず過酸化物触媒量の1/3を添加することに
より共重合を開始し、残りの過酸化物触媒を8〜
12回に分けて添加することによつて、過酸化物触
媒を添加する。 ポリマー中のα−オレフイン:α,β−不飽和
ジカルボン酸エステルのモル比を00.5〜4にする
ためには、モノマーを0.5〜7のモル比で使用す
る。 本発明によるコポリマーはその粘性及び乳化性
に基づいて、鉱油及び潤滑剤における流動点を改
良する添加剤として使用しうる。 本発明によるコポリマーの最も重要な使用分野
としては、殊に熱可塑性プラスチツクの成形加工
用滑剤が挙げられる。このことは実施例において
も一層明らかにするが、実施例では特に、結合が
共有結合というよりむしろイオン結合と見なされ
る配位子を錫原子に含む錫安定剤との良好な相溶
性を明らかにする。 本発明によるコポリマーは乳化可能であり、安
定なエマルジヨンを生ずる。従つて、これらのコ
ポリマーはドイツ連邦共和国特許出願公開第
2727239号公報によるコポリマー及びロウと混合
して、艶出しロウ調製剤、例えば靴磨き剤、床磨
き剤、金属加工用滑剤等として使用しうる。本発
明によるコポリマーは水性エマルジヨンの形で金
属部材の切削加工及びその他の成形用の冷却剤と
しても使用しうる。 次に、実施例に基づいて本発明を詳述する。 実施例 1 この実施例は、α−オレフイン:α,β−不飽
和ジカルボン酸エステルが1:1であり、半エス
テルが生成しているコポリマーの製造を記載す
る。 反応容器中で窒素ガスで洗浄した後、炭素原子
数14個及び16個のα−オレフイン混合物(平均分
子量205)1モルを150℃の反応温度に加熱した。
0.005モルのジ−t ブチルペルオキシドと共に
マレイン酸無水物を0.1モルずつ30分毎に10回添
加した。添加が終つて約30分後、予め準備したエ
トキシ化アルコール1モルを添加し、更に2時間
150℃の温度に保持した。前記の方法で、下記の
表にまとめたコポリマーが製造された。
【表】
実施例 2
この例では、α−オレフイン:α,β−不飽和
ジカルボン酸エステルの比が1:1からはずれて
いてよく、α,β−不飽和ジカルボン酸ジエステ
ルをα−オレフインと共重合させたコポリマーの
製造を説明する。 マレイン酸無水物(または当量のフマル酸)5
モル、エトキシ化アルコール14モル、p−トルエ
ンスルホン酸25g及びトルエン500mlを混合し、
沸騰温度に加熱する。反応水を留去し、引続き真
空でトルエン及び過剰のアルコールを留去する。
その後、160℃に加熱し、α−オレフインを添加
する。反応水を窒素で洗浄し、30分毎にその都度
0.03モルのジ−t−ブチルペルオキシドを11回に
分けて添加する。過酸化物の添加が終つてから30
分後に、過剰のα−オレフインを真空で留去す
る。(特に、α−オレフインとα,β−不飽和ジ
カルボン酸エステルの比が小さい場合)、エステ
ル化後に次亜燐酸ナトリウムを添加することによ
つて変色を防止することができる。 前記の方法により、下記の表に挙げたコポリマ
ーを製造した。
ジカルボン酸エステルの比が1:1からはずれて
いてよく、α,β−不飽和ジカルボン酸ジエステ
ルをα−オレフインと共重合させたコポリマーの
製造を説明する。 マレイン酸無水物(または当量のフマル酸)5
モル、エトキシ化アルコール14モル、p−トルエ
ンスルホン酸25g及びトルエン500mlを混合し、
沸騰温度に加熱する。反応水を留去し、引続き真
空でトルエン及び過剰のアルコールを留去する。
その後、160℃に加熱し、α−オレフインを添加
する。反応水を窒素で洗浄し、30分毎にその都度
0.03モルのジ−t−ブチルペルオキシドを11回に
分けて添加する。過酸化物の添加が終つてから30
分後に、過剰のα−オレフインを真空で留去す
る。(特に、α−オレフインとα,β−不飽和ジ
カルボン酸エステルの比が小さい場合)、エステ
ル化後に次亜燐酸ナトリウムを添加することによ
つて変色を防止することができる。 前記の方法により、下記の表に挙げたコポリマ
ーを製造した。
【表】
実施例 3
実施例1及び実施例2により製造したコポリマ
ーを硫黄不含錫安定剤との相溶性について試験し
た。その際、対照物質としてジブチル錫ジモノメ
チルマレエートを使用した。 コポリマーを安定剤と90℃で種々の重量比で混
合した後、試料を室温に冷却し、室温で1週間貯
蔵した。 次に、相分離が行なわれたか否か、または沈殿
が起つたか否かを観察した。 実施例1及び2に挙げたコポリマーすべての場
合に、コポリマー:錫安定剤の重量比が1:1で
ある場合に、相分離も沈殿も起らなかつたことが
判つた。コポリマー:錫安定剤の重量比が1:3
である場合、コポリマー1E、2C、2D、2E、2H、
2I、2L、2N及び2Rについてじ結果が得られた
が、この重量比の残りのコポリマーでは既に混濁
が現われた。 実施例 4 融液から加工する場合のプラスチツク組成物の
挙動を“ブラベンダー・プラスチコーダー”で測
定することによつて評価することができる。以下
に、PVC懸濁液100重量部、ジブチル錫ジモノメ
チルマレエート2重量部及び実施例1及び2で詳
述したコポリマーの1種0.5重量部から成るプラ
スチツク組成物について実施した測定を記載す
る。比較のため、市販の滑剤を同じ方法で試験し
た。結果を第1表にまとめるが、表中Iは市販の
滑剤を表わす。Iはモンタン酸のエチレングリコ
ールエステルである。 内部滑剤は融解粘度を低下する。このことは、
“ブラベンダー・プラスチコーダー”で測定する
場合、小さい力が必要であることを示す。外部滑
剤はゲル化時間を高め、壁に対するプラスチツク
の付着を低下する。 “ブラベンダー・プラスチコーダー”では、下
記の条件を保持した: 温 度 160℃ 速 度 15回転/分 試料重量 31g 下記の第1表及び第2表は、ゲル化時間、ゲル
化時の回転モーメント、ゲル化温度、ゲル化後10
分の回転モーメント及びゲル化後10分の温度に関
する測定結果を示す。 更に、厚さ3mmの試験板により690nmの波長に
おける透明度を測定した。
ーを硫黄不含錫安定剤との相溶性について試験し
た。その際、対照物質としてジブチル錫ジモノメ
チルマレエートを使用した。 コポリマーを安定剤と90℃で種々の重量比で混
合した後、試料を室温に冷却し、室温で1週間貯
蔵した。 次に、相分離が行なわれたか否か、または沈殿
が起つたか否かを観察した。 実施例1及び2に挙げたコポリマーすべての場
合に、コポリマー:錫安定剤の重量比が1:1で
ある場合に、相分離も沈殿も起らなかつたことが
判つた。コポリマー:錫安定剤の重量比が1:3
である場合、コポリマー1E、2C、2D、2E、2H、
2I、2L、2N及び2Rについてじ結果が得られた
が、この重量比の残りのコポリマーでは既に混濁
が現われた。 実施例 4 融液から加工する場合のプラスチツク組成物の
挙動を“ブラベンダー・プラスチコーダー”で測
定することによつて評価することができる。以下
に、PVC懸濁液100重量部、ジブチル錫ジモノメ
チルマレエート2重量部及び実施例1及び2で詳
述したコポリマーの1種0.5重量部から成るプラ
スチツク組成物について実施した測定を記載す
る。比較のため、市販の滑剤を同じ方法で試験し
た。結果を第1表にまとめるが、表中Iは市販の
滑剤を表わす。Iはモンタン酸のエチレングリコ
ールエステルである。 内部滑剤は融解粘度を低下する。このことは、
“ブラベンダー・プラスチコーダー”で測定する
場合、小さい力が必要であることを示す。外部滑
剤はゲル化時間を高め、壁に対するプラスチツク
の付着を低下する。 “ブラベンダー・プラスチコーダー”では、下
記の条件を保持した: 温 度 160℃ 速 度 15回転/分 試料重量 31g 下記の第1表及び第2表は、ゲル化時間、ゲル
化時の回転モーメント、ゲル化温度、ゲル化後10
分の回転モーメント及びゲル化後10分の温度に関
する測定結果を示す。 更に、厚さ3mmの試験板により690nmの波長に
おける透明度を測定した。
【表】
【表】
実施例 5
滑剤としてのコポリマーの適合性は持続ロール
圧延試験でも証明された。試験のため、PVC懸
濁液100重量部、コポリマーまたは市販の滑剤0.5
重量部または1重量部並びに脂肪アルコールまた
はグリセリンモノ脂肪酸エステル1重量部及びポ
リメタクリレート1重量部から成る混合物を流動
調節剤として使用した: 前方ロールの温度 180℃ 後方ロールの温度 176℃ 間 隙 幅 0.9mm 摩 擦 比 1:1及び 回 転 数 15回転/分 5分毎に試料を採取し、試料をロールに粘着し
たか、または褐色変色が観察された場合に、試験
を中断した。結果を下記の第3表にまとめる。
圧延試験でも証明された。試験のため、PVC懸
濁液100重量部、コポリマーまたは市販の滑剤0.5
重量部または1重量部並びに脂肪アルコールまた
はグリセリンモノ脂肪酸エステル1重量部及びポ
リメタクリレート1重量部から成る混合物を流動
調節剤として使用した: 前方ロールの温度 180℃ 後方ロールの温度 176℃ 間 隙 幅 0.9mm 摩 擦 比 1:1及び 回 転 数 15回転/分 5分毎に試料を採取し、試料をロールに粘着し
たか、または褐色変色が観察された場合に、試験
を中断した。結果を下記の第3表にまとめる。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炭素原子数8〜24個のα−オレフインとアル
コール成分がエトキシ化度1〜45のエトキシ化ア
ルコールであるα,β−不飽和ジカルボン酸エス
テルとから成り、その際α−オレフイン:α,β
−不飽和ジカルボン酸エステルのモル比が0.5〜
4であり、かつ平均分子量が w=1000〜50000g/mol であることを特徴とるα,β−不飽和ジカルボン
酸エステルとα−オレフインとのコポリマー。 2 α,β−不飽和ジカルボン酸エステルがα,
β−不飽和ジカルボン酸エステルである特許請求
の範囲第1項記載のコポリマー。 3 α,β−不飽和ジカルボン酸エステルがマレ
イン酸エステル及び/またはフマル酸エステルで
ある特許請求の範囲第1項または第2項記載のコ
ポリマー。 4 α−オレフインが非分枝鎖である特許請求の
範囲第1項から第3項までのいずれか1項記載の
コポリマー。 5 炭素原子数10〜16個のα−オレフインから成
る特許請求の範囲第1項から第4項までのいずれ
か1項記載のコポリマー。 6 エトキシ化度が1〜20である特許請求の範囲
第1項から第5項までのいずれか1項記載のコポ
リマー。 7 炭素原子数8〜24個のα−オレフインをアル
コール成分がエトキシ化度1〜45のエトキシ化ア
ルコールであるα,β−不飽和ジカルボン酸エス
テルとから成り、その際α−オレフイン:α,β
−不飽和ジカルボン酸エステルのモル比が0.5〜
4あり、かつ平均分子量が w=5000〜50000g/mol であるα,β−不飽和ジカルボン酸エステルとα
−オレフインとのコポリマーを製造するために、 炭素原子数8〜24個のα−オレフイン及びα,
β−不飽和ジカルボン酸無水物またはα,β−不
飽和ジカルボン酸を不活性ガス雰囲気中で過酸化
物触媒の存在で80〜210℃の温度で共重合し、引
続きα,β−不飽和ジカルボン酸(または無水
物):エトキシ化アルコールのモル比1:1〜
1:2でエトキシ化度1〜45のエトキシ化アルコ
ールでエステル化することを特徴とするα,β−
不飽和ジカルボン酸エステルとα−オレフインと
のコポリマーの製造方法。 8 非分枝鎖α−オレフインを使用する特許請求
の範囲第7項記載の方法。 9 モノマー1モル当り0.005〜0.05モルの過酸
化物を添加する特許請求の範囲第7項又は第8項
記載の方法。 10 過酸化物触媒を時間をおいて少量ずつ添加
する特許請求の範囲第7項から第9項までのいず
れか1項記載の方法。 11 過酸化物触媒の全量の1/3を添加すること
により共重合を開始し、残りの過酸化物触媒を8
〜12回に分けて添加する特許請求の範囲第10項
記載の方法。 12 炭素原子数10〜16個のα−オレフインを使
用する特許請求の範囲第7項から第11項までの
いずれか1項記載の方法。 13 炭素原子数8〜24個のα−オレフインをア
ルコール成分がエトキシ化度1〜45のエトキシ化
アルコールであるα,β−不飽和ジカルボン酸エ
ステルとから成り、その際α−オレフイン:α,
β−不飽和ジカルボン酸エステルのモル比が0.5
〜4であり、かつ平均分子量が、 w=1000〜10000g/mol であるα,β−不飽和ジカルボン酸エステルとα
−オレフインとのコポリマーを製造するために、 炭素原子数8〜24個のα−オレフイン及びアル
コール成分がエトキシ化度1〜20のエトキシ化ア
ルコールであるα,β−不飽和ジカルボン酸エス
テルを不活性ガス雰囲気中で過酸化物触媒の存在
で140〜210℃の温度で共重合させることを特徴と
するα,β−不飽和ジカルボン酸エステルとα−
オレフインとのコポリマーの製造方法。 14 α,β−不飽和ジカルボン酸エステルがモ
ノマーとしてα,β−不飽和ジカルボン酸ジエス
テルを使用する特許請求の範囲第13項記載の方
法。 15 α,β−不飽和ジカルボン酸エステルとし
てマレイン酸エステル及び/またはフマル酸エス
テルを使用する特許請求の範囲第13項または第
14項記載の方法。 16 非分枝鎖α−オレフインを使用する特許請
求の範囲第13項から第15項までのいずれか1
項記載の方法。 17 モノマー1モル当り0.005〜0.05モルの過
酸化物触媒を添加する特許請求の範囲第13項か
ら第16項までのいずれか1項記載の方法。 18 過酸化物触媒を時間をおいて少量ずつ添加
する特許請求の範囲第13項から第17項までの
いずれか1項記載の方法。 19 過酸化物触媒の全量の1/3を添加すること
により共重合を開始し、残りの過酸化物触媒を8
〜12回に分けて添加する特許請求の範囲第18項
記載の方法。 20 炭素原子数10〜16個のα−オレフインを使
用する特許請求の範囲第13項から第19項まで
のいずれか1項記載の方法。 21 反応温度が160〜200℃である特許請求の範
囲第13項から第20項までのいずれか1項記載
の方法。 22 α−オレフイン及びα,β−不飽和ジカル
ボン酸エステルを0.5〜7のモル比で使用する特
許請求の範囲第13項から第21項までのいずれ
か1項記載の方法。 23 炭素原子数8〜24個のα−オレフインとア
ルコール成分がエトキシ化度1〜45のエトキシ化
アルコールであるα,β−不飽和ジカルボン酸エ
ステルとから成り、その際α−オレフイン:α,
β−不飽和ジカルボン酸エステルのモル比が0.5
〜4であり、かつ平均分子量が w=1000〜50000g/mol であるコポリマーから成ることを特徴とする熱可
塑性プラスチツクの成形加工用滑剤。
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