JPH0339752B2 - - Google Patents
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- JPH0339752B2 JPH0339752B2 JP23438983A JP23438983A JPH0339752B2 JP H0339752 B2 JPH0339752 B2 JP H0339752B2 JP 23438983 A JP23438983 A JP 23438983A JP 23438983 A JP23438983 A JP 23438983A JP H0339752 B2 JPH0339752 B2 JP H0339752B2
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Description
本発明は塗膜の新規にして有用なる形成方法に
関し、さらに詳細には、まず凹凸模様形成塗料
を、次いで特定のシリル基含有重合体を必須の樹
脂成分として含んだ塗料をそれぞれ塗布すること
から成る、耐候性の優れた凹凸模様塗膜、いわゆ
るマスチツク塗膜を形成せしめる方法に関する。 近年、建築の内装材および外装材としてマスチ
ツク塗膜を形成させたものが広く用いられるよう
になつてきており、かかるマスチツク塗膜の形成
は、必要に応じてプライマーの塗布された金属、
木材、合板、スレート、モルタルまたはコンクリ
ートなどの各種基材の上に水溶性樹脂および/ま
たは水分散性樹脂(以下、これを総称して水性樹
脂ともいう。)をバインダーとする凹凸模様形成
塗料を塗布して1〜7日間程度乾燥させたのち、
トツプコートとして常温乾燥型塗料を塗布して乾
燥せしめるという方法が採用されている。 ところで、こうした常温乾燥型塗料としては、
ラツカー型の非架橋タイプ、アクリル−ウレタン
型の常温硬化タイプなる塗料が用いられてはいる
が、まずラツカー型の場合には、耐水性、耐汚染
性および耐候性などに劣るし、短期間で黒ずんだ
り光沢が低下したりするという欠点があり、他
方、アクリル−ウレタン型の場合には、塗装時に
硬化剤のフリー・イソシアネートに基因する毒性
の問題があるし、凹凸模様形成塗料として、水性
樹脂を用いた水系塗料が使用されている関係上、
この下塗り塗料中には常に水が含まれていて、硬
化剤であるポリイソシアネートと水との反応が架
橋反応と並行して起こり、そのために塗膜が十分
に硬化し得なく、短期間で塗膜にクラツクを生じ
たり、光沢が低下したりするという欠点がある。 しかるに、本発明者らは上述した如き従来技術
における諸欠点の存在に鑑みて鋭意研究した結
果、トツプコート用塗料として特定の加水分解性
シリル基含有重合体を必須の樹脂成分とする塗料
を塗布せしめることにより、前記した従来技術の
諸欠点が悉く、しかも顕著に改善されたマスチツ
ク塗膜が得られることを見出して、本発明を完成
させるに到つた。 すなわち本発明は、必要に応じて、プライマー
の塗装された基材に水分散性樹脂および/または
水溶性樹脂をバインダーとする凹凸模様形成塗料
(A)を塗布して凹凸面をまず形成せしめ、次いでこ
の凹凸面の上に、一般式 〔但し、式中のR1は水素原子またはアルキル基、
アリール基もしくはアラルキル基なる一価の有機
基を、R2はハロゲン原子またはアルコキシ基、
アシロキシ基、フエノキシ基、メルカプト基、ア
ミノ基、イミノオキシ基もしくはアルケニルオキ
シ基を表わすものとし、かつaは0、1または2
なる整数であるものとする。〕 で示される加水分解性シリル基含有重合体(b−
1)を100重量部、1分子当り少なくとも2個の
水酸基を有する化合物と一般式 〔但し、式中のR3、R4およびR5はそれぞれ独立
して、直鎖状ないしは分岐状のアルキル基、シク
ロアルキル基、アラルキル基、ハロゲンもしくは
アルコキシ基で置換されたアルキル基、フエニル
基または置換フエニル基なる有機基を表わすもの
とする。〕 で示されるトリアルコキシシリル基含有化合物と
を反応させて得られるアルコキシシラン変性樹脂
(b−2)を0〜400重量部、顔料(b−3)を0
〜2500重量部、硬化触媒(b−4)を0.001〜50
重量部、および溶剤(b−5)を20〜8000重量部
なる割合で含んだ塗料(B)を塗布せしめることから
成る、マスチツク塗膜の形成方法を提供するもの
である。 ここにおいて、前記した基材として代表的なも
のには前述された如き各種のものがあるが、本発
明においては特に既述されたもののみに限定され
るものではない。 そして、こうした基材のうちでもスレート板、
木材またはコンクリートなどの基材のように塗料
の吹い込みが大きいものにあつては、予め、プラ
イマーとしてラツカー型塗料、不飽和ポリエステ
ル樹脂塗料、アクリル−ウレタン塗料またはポリ
エステル−ウレタン塗料などを塗布しておくこと
が望ましい。 次に、前記した凹凸模様形成塗料(A)としては、
ビニル重合体系、ポリエステル系、アルキド系も
しくはポリエステル−ウレタン系の如き水溶性樹
脂および/またはビニル重合体系、エポキシ樹脂
系、アルキド系、ポリエステル系、ポリエステル
−ウレタン系もしくはポリエーテル−ウレタン系
の如き水分散性樹脂などの各種水性樹脂を代表的
なバインダー成分として単独で、あるいは二種以
上の併用で使用できるが、塗膜の耐水性の点から
すれば、ビニル系重合体の水分散液を主体とした
バインダーを用いたものが特に好ましい。 こうした水性バインダーに酸化チタン、炭酸カ
ルシウムもしくは硫酸バリウムの如き各種顔料、
寒水石もしくはクレーの如き各種充填剤、または
分散安定剤などを配合せしめて、前記した凹凸模
様形成塗料(A)が得られるが、このようにして得ら
れる塗料(A)は、たとえばノズル径が5〜7mm程度
のスプレーガンを使用して、前記した如き基材に
エアースプレーされ、しかるのち室温で乾燥され
て、目的とする凹凸面を有する塗膜を与える。 次いで、本発明方法を実施するに当つてトツプ
コートとして用いられる前記塗料(B)について詳細
に説明するが、まず当該塗料(B)を構成する第一成
分とも言うべき加水分解性シリル基含有重合体
(b−1)とは、一般式 〔但し、式中のR1は水素原子またはアルキル基、
アリール基もしくはアラルキル基なる一価の有機
基を、R2はハロゲン原子またはアルコキシ基、
フエノキシ基、メルカプト基、アミノ基、イミノ
オキシ基もしくはアルケニルオキシ基を表わすも
のとし、かつaは0、1または2なる整数である
ものとする。〕 で示される、ハロシリルアルキル基、アルコキシ
シリルアルキル基、アシロキシシリルアルキル
基、フエノキシシリルアルキル基、メルカプトシ
リルアルキル基、アミノシリルアルキル基、イミ
ノオキシシリルアルキル基またはアルケニルオキ
シシリルアルキル基などの如き加水分解され易い
官能基を含有する重合体を指称し、当該重合体
(b−1)として代表的なものにはビニル系(共)
重合体、飽和もしくは不飽和ポリエステル樹脂、
アルキド樹脂、ウレタン樹脂またはポリエーテル
樹脂などが挙げられるが、これら各重合体のう
ち、耐候性の点からすればビニル系(共)重合体
が特に好ましい。 また、当該重合体(b−1)中の特性基とも言
うべき加水分解性シリル基としては、上掲された
如き各種の官能性シリル基のうち、硬化時に好ま
しからざる揮発分を生じない点で、アルコキシシ
リルアルキル基が最も望ましいものである。 而して、上記ビニル系(共)重合体中にアルコ
キシシリルアルキル基などの加水分解性シリル基
を導入するには、 アルコキシシリルアルキル基を含有するビニ
ル系単量体と、これと共重合可能な他のビニル
系単量体との混合物を共重合させる、 メルカプト基を含有するアルコキシシラン類
を連鎖移動剤として使用して、ビニル系単量体
をラジカル重合させる、 別途調製した不飽和基もしくはエポキシ基を
側鎖に有するビニル系共重合体を、アルコキシ
シリルアルキル基を含有するアミノシラン類、
ヒドロシラン類、メルカプトシラン類と反応さ
せる。 等の周知の方法を適用することができるが、これ
らのうちの方法のみ、もしくはの方法のみに
よるか、の方法との方法との併用によるもの
が最も簡便である。 上記共重合法によりアルコキシシリルアルキ
ル基を導入するに際して使用されるアルコキシシ
リルアルキル基を含有するビニル系単量体の具体
例としては、γ−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリ
ロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルメチルジメ
トキシシラン、アリルトリメトキシシラン等が挙
げられる。そして連鎖移動剤を使用する方法に
よりアルコキシシリルアルキル基を導入するに際
して用いられるメルカプト基を含有するアルコキ
シシランの具体例としてはγ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
トリエトキシシランなどがある。 前記アルコキシシリルアルキル基含有単量体お
よび/またはメルカプト基含有アルコキシシラン
は硬化性および価格の点から、樹脂固型分1000g
当りのアルコキシシリル基の導入量が0.1〜3モ
ルの範囲となる量を使用することが好ましい。 このようにして、前記した如きアルコキシシリ
ルアルキル基含有ビニル系単量体を、これらと共
重合可能なビニル系単量体と共重合させることに
より、ベース樹脂成分たる加水分解性シリル基含
有重合体(b−1)が得られる。 かかる共重合可能なビニル系単量体の代表的な
ものとしては、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ
ート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベ
ンジル(メタ)アクリレートの如き(メタ)アク
リル酸エステル類;2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートの如き(メタ)アクリル酸のヒ
ドロキシアルキルエステル類;イタコン酸、フマ
ル酸もしくはマレイン酸の如き二塩基酸のモノア
ルキルもしくはジアルキルエステル類;スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンの如き
芳香族ビニル化合物;さらには酢酸ビニル、塩化
ビニル、アクリロニトリル、メタアクリロニトリ
ル、N,N−ジアルキルアミノアルキルメタクリ
レート、アクリル酸、メタアクリル酸、クロトン
酸、イタコン酸、フマル酸、無水マレイン酸、マ
レイン酸、N−アルコキシメチル(メタ)アクリ
ルアミド、アクリルアミド、メタアクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、(メタ)ア
クリル酸グリシジルエステル、ビニルトリメトキ
シシランまたはビニルトリエトキシシランなどで
ある。 前記した共重合可能なビニル系単量体のうち、
顔料分散性および付着性などの点からカルボキシ
ル基含有単量体、水酸基含有単量体またはアミド
基含有単量体を少量共重合することが特に好まし
い。 前記したビニル系(共)重合体(b−1)を調
製するには、溶液、塊状、懸濁重合などの公知の
いずれの方法に従うこともできるが、就中、溶液
ラジカル重合による方法が最も好ましい。その際
に用いられる溶剤として代表的なものにはトルエ
ン、キシレン、シクロヘキサン、n−ヘキサン、
オクタンの如き炭化水素系;メタノール、エタノ
ール、i−プロパノール、n−ブタノール、i−
ブタノール、sec−ブタノール、エチレングリコ
ールモノアルキルエーテルの如きアルコール系;
酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチルの如きエス
テル系またはアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノンの如き
ケトン系溶剤があるが、ビニル系(共)重合体溶
液の保存安定性および本発明組成物のポツトライ
フを向上させる上で、全溶剤量の少なくとも10重
量%がアルコール系溶剤となるようにして用いる
ことが好ましい。 かかる溶剤とさらにアゾ系またま過酸化物系の
如き重合開始剤とを使用して常法により重合を行
なえばよい。また、重合に際してラウリルメルカ
プタン、2−メルカプトエタノール、α−メチル
スチレンダイマーなどの連鎖移動剤も使用でき
る。 かくして得られる前記ビニル重合体(b−1)
の数平均分子量としては1000〜30000、好ましく
は3000〜20000なる範囲内が適当である。 また、本発明方法を実施するに当つて前記塗料
(B)の第二成分とも言うべきアルコキシシラン変性
樹脂(b−2)とは、前述したように、1分子当
り少なくとも2個の水酸基を有する化合物と、一
般式 〔但し、式中のR3、R4およびR5はそれぞれ独立
して、直鎖状ないしは分岐状のアルキル基、シク
ロアルキル基、アラルキル基、ハロゲンもしくは
アルコキシ基で置換されたアルキル基、フエニル
基または置換フエニル基なる有機基を表わすもの
とする。〕 で示されるトリアルコキシシリル基含有化合物と
を反応させて得られるアルコキシシラン変性樹脂
を指称するものであるが、当該樹脂(b−2)を
調製するにさいして用いられる、1分子当り少な
くとも2個の水酸基を有する化合物の代表例とし
てはエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シ
クロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコ
ール、グリセリン、3−メチルペンタン−1,
3,5−トリオール、ペンタエリスリトール、ソ
ルビトールなどの多価アルコール;飽和もしくは
不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ビニル
系重合体、ポリブタジエングリコール、エポキシ
樹脂;さらには上記した多価アルコールあるいは
各種樹脂類とε−カプロラクトンとを反応して得
られる水酸基を含有するエステル化合物などがあ
る。 そして、前記した水酸基を含有する化合物の中
で、硬化樹脂の可撓性、付着性の点から特にε−
カプロラクトンを付加して得られる水酸基を含有
するエステル化合物が特に好ましい。かかる水酸
基含有化合物のε−カプロラクトン付加物は、従
来公知の触媒の存在下に、水酸基の1当量に対し
てε−カプロラクトンの1〜20モル程度となる割
合付加させたものが好ましい。 アルコキシシラン変性樹脂を得るに際して使用
されるもう一つの成分である1分子当り少なくと
も1個の前掲一般式()で示されるトリアルコ
キシシリル基を含有する化合物の代表例として
は、テトラメチルシリケート、テトラエチルシリ
ケート、テトラブチルシリケート、テトラ(2−
メトキシエチル)シリケートもしくはテトラ(2
−クロロエチル)シリケートの如きテトラ(置
換)アルキルシリケート類;テトラフエニルシリ
ケートもしくはテトラ(4−クロロフエニル)シ
リケートの如きテトラ(置換)フエニルシリケー
ト類;テトラベンジルシリケートもしくはテトラ
(2−フエニルエチル)シリケートの如きテトラ
アラルキルシリケート類;テトラエチシリケー
ト・ダイマー、テトラエチルシリケート・テトラ
マーもしくはテトラエチルシリケート・ヘキサマ
ーの如き上記テトラ(置換)アルキルシリケート
類などの各種単量体の縮合物;ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシランもしくはグ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
タクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン
または3(β−アミノエチル)アミノプロピルト
リメトキシシランの如きシランカツプリング剤;
トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、メチ
ルトリメトキシシランもしくはフエニルトリメト
キシシランの如きトリメトキシシラン類;あるい
はアリルアセテート、アリルベンゾエート、ジア
リルフタレート、ジアリルアジペート、ジアリル
サクシネートまたはトリアリルトリメリテートの
如き1分子当り少なくとも1個のアリル基を有す
る化合物とトリメトキシシランもしくはトリエト
キシシランの如きヒドロシラン類との付加物;さ
らには側鎖にアルコキシシリル基を有するビニル
系(共)重合体などが挙げられるが、これらは単
独使用でも二種以上の併用でもよい。 そして、これらの各トリアルコキシシリル基含
有化合物のうちでも、テトラメチルシリケート、
テトラエチルシリケートもしくはテトラブチルシ
リケートの如きテトラアルキルシリケート類、ま
たはテトラエチルシリケート・ダイマー、−トリ
マーもしくは−テトラマーの如き縮合物を用いる
のが、価格などの点から特に好ましい。 以上に掲げられた如き、1分子当り少なくとも
2個の水酸基を有する化合物とトリアルコキシシ
リル基含有化合物とを反応、つまり縮合反応させ
て目的とするアルコキシシラン変性樹脂(b−
2)を調製するには、たとえば特開昭58−173158
号明細書に記載されている如き方法に従えばよ
い。 さらに、本発明方法の実施に当つて用いられる
前記塗料(B)の第三成分とも言うべき前記顔料(b
−3)としては、従来より慣用されているものが
いずれも使用できるが、それらのうちでも代表的
なものを挙げれば酸化チタン、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、カーボンブラツク、鉛丹または黄
鉛などの如き無機系顔料、あるいはアゾ系、フタ
ロシアニン系またはキナクドリン系などの如き有
機系顔料である。 さらにまた、かかる塗料(B)の第四成分とも言う
べき前記硬化触媒(b−4)としては、シリル基
含有化合物の加水分解・縮合用として公知慣用の
触媒を用いるのがよく、かかる硬化触媒(b−
4)の代表例としてはブチルアミン、ジブチルア
ミン、ヘキシルアミン、t−ブチルアミン、エチ
レンジアミン、トリエチルアミン、イソホロンジ
アミン、イミダゾール、水酸化リチウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラ
ートの如き塩基性化合物;テトライソプロピルチ
タネート、テトラブチルチタネート、オクチル酸
錫、オクチル酸鉛、オクチル酸コバルト、オクチ
ル酸亜鉛、オクチル酸カルシウム、ナフテン酸
鉛、ナフテン酸コバルト、ジブチル錫ジアセテー
ト、ジブチル錫ジオクトエート、ジブチル錫ジラ
ウレート、ジブチル錫マレートの如き含金属化合
物;p−トルエンスルホン酸、トリクロル酢酸、
燐酸、モノアルキル燐酸、ジアルキル燐酸、β−
ヒドロキシエチルアクリレートの燐酸エステル、
モノアルキル亜燐酸、ジアルキル亜燐酸の如き酸
性化合物などがあげられるが、特にジブチル錫ジ
アセテート、ジブチル錫ジオクトテート、ジブチ
ル錫ジラウレート、ジブチル錫マレート等の錫化
合物が好ましい。 また、本発明方法を実施するに当つて用いられ
る前記塗料(B)の第五成分とも言うべき前記溶剤
(b−5)としては、前記ビニル系(共)重合体
(b−1)の調製のさいに用いられるような化合
物の他に、さらにオルトぎ酸トリメチル、オルト
ぎ酸トリエチルの如きオルトぎ酸トリアルキル
類、またはオルト酢酸トリメチル、オルト酢酸ト
リエチルの如きオルト酢酸トリアルキル類、ある
いは前掲された如き各種のテトラ(置換)アルキ
ルシリケート類単体、該シリケート類の同効単体
またはこれら各種シリケート類の縮合物などの如
き、いわゆる加水分解性エステル化合物が挙げら
れるが、かかる塗料(B)のポツトライフを長くする
上で、アルコール系溶剤および加水分解性エステ
ル化合物を併用するのが好ましい。 以上に掲げられたような(b−1)〜(b−
5)成分を混合せしめることにより前記塗料(B)を
調製するに当つては、これら各成分の使用比率と
して、(b−1)成分の100重量部に対して、(b
−2)成分を0〜400重量部、(b−3)成分を0
〜2500重量部、(b−4)成分を0.001〜50重量
部、および(b−5)成分を20〜8000重量部なる
割合が適当である。 したがつて、かかる塗料(B)はクリヤー塗料とし
ても、あるいは顔料(b−3)を配合せしめた着
色塗料としても使用されることは勿論である。 このさい、前記アルコキシシラン変性樹脂(b
−2)は使用しなくとも、十分耐久性に優れた塗
膜が得られるが、当該(b−2)成分を配合せし
めることにより耐クラツク性を大幅に向上させる
ことができるので、一層有利となる。 かくして得られる塗料(B)は、たとえばエアース
プレーにより、前述された凹凸面の形成された塗
膜、つまり前記凹凸模様形成塗料(A)を基材に塗布
して乾燥された塗膜上に塗布され、次いで室温に
2〜7日間程度放置させることにより十分に硬化
して、とくに耐候性に優れた塗膜を与える。 次に、本発明を参考例、実施例および比較例に
より具体的に説明するが、以下において特に断り
のない限り、部および%はすべて重量基準である
ものとする。 参考例 1 〔加水分解性シリル基含有重合体(b−1)の
調製例〕 撹拌装置、温度計、窒素ガス導入管および還流
冷却器を備えた反応器に、トルエンの400部およ
びn−ブタノールの400部を仕込んで、窒素雰囲
気下に105℃まで昇温させ、次いで同温度でスチ
レンの200部、メチルメタクリレートの100部、n
−ブチルメタクリレートの420部、n−ブチルア
クリレートの195部、γ−メタクリロイルオキシ
プロピルトリメトキシシランの70部、マレイン酸
モノブチルの15部、トルエンの200部、アゾビス
イソブチロニトリルの6部、t−ブチルパーオキ
シオクトエートの10部およびt−ブチルパーオキ
シベンゾエートの5部からなる混合物を3時間か
けて滴下し、その後は110℃に昇温して同温度に
15時間保持して反応を続行させ、不揮発分
(NV)が50%で数平均分子量(n)が9000な
るトリメトキシシリルメチル基含有ビニル系共重
合体(b−1)の溶液を得た。以下、これを重合
体(b−1−1)と略記する。 参考例 2 (加水分解性シリル基含有重合体(b−1)の
調装例) 共重合さすべき単量体として、スチレンの100
部、メチルメタクリレートの390部、n−ブチル
アクリレートの330部、γ−メタクリロイルオキ
シプロピルトリメトキシシランの130部およびβ
−ヒドロキシプロピルメタクリレートの50部を使
用するように変更した以外は、参考例1と同様に
してNVが50%でnが9000なるトリメトキシシ
リルメチル基含有ビニル系共重合体(b−1)の
溶液を得た。以下、これを重合体(b−1−2)
と略記する。 参考例 3 (加水分解性シリル基含有重合体(b−1)の
調製例) 参考例1と同様の反応器に、トルエンの400部
およびn−ブタノールの300部を仕込んで105℃に
昇温し、次いでスチレンの200部、n−ブチルメ
タクリレートの500部、n−ブチルアクリレート
の90部、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリ
メトキシシランの200部、トルエンの200部、アゾ
ビスイソブチロニトリルの6部、t−ブチルパー
オキシオクトエートの30部およびt−ブチルパー
オキシベンゾエートの5部からなる混合物と、n
−ブタノールの100部およびアクリルアミドの10
部からなる混合物とを、4時間かけて滴下してか
ら110℃に昇温し、同温度に15時間保持して反応
を続行せしめ、NVが50%でnが6000なるトリ
メトキシシリルメチル基を有するビニル系共重合
体(b−1)を得た。以下、これを重合体(b−
1−3)と略記する。 参考例 4 (加水分解性シリル基含有重合体(b−1)の
調製例) 共重合さすべき単量体としてメチルメタクリレ
ートの490部、n−ブチルメタクリレートの50部、
n−ブチルアクリレートの330部およびγ−メタ
クリロイルオキシプロピルトリメトキシシランの
130部を使用し、かつ重合開始剤としてt−ブチ
ルパーオキシオクトエートの10部およびt−ブチ
ルパーオキシベンゾエートの5部を使用するよう
に変更した以外は、参考例1と同様にして、NV
が50%でnが13000なるトリメトキシシリルメ
チル基を有するビニル系共重合体(b−1)の溶
液を得た。以下、これを重合体(b−1−4)と
略記する。 参考例 5 (ポリイソシアネート硬化型アクリルポリオー
ルの調製例) 反応器に初期仕込みすべき溶剤としてトルエン
の400部および酢酸ブチルの400部を用い、かつ共
重合さすべき単量体としてスチレンの200部、メ
チルメタクリレートの100部、n−ブチルメタク
リレートの400部、n−ブチルアクリレートの155
部、β−ヒドロキシエチルメタクリレートの140
部およびメタクリル酸の5部を用いるように変更
した以外は、参考例1と同様にして、NVが50
%、かつnが9000なる目的のアクリルポリオー
ルを得た。以下、これをアクリルポリオール
(b′−1)と略記する。 参考例 6 〔アルコキシシラン変性樹脂(b−2)の調製
例〕 撹拌装置、温度計、窒素ガス導入管および冷却
管を備えた反応器に、トリメチロールプロパンの
134部(1モル)、ε−カプロラクトンの684部
(6モル)およびテトラブチルチタネートの0.04
部を仕込み、窒素雰囲気下に180℃で6時間反応
させてトリメチロールプロパン−ε−カプロラク
トンのモル比が1:6なる付加物を得た。次いで
90℃に降温させたのち、ここに加えるべきテトラ
エチルシリケートと上記付加物中の水酸基との当
量比が1.5となるように、このテトラエチルシリ
ケートを936部追加し、さらにテトラブチルチタ
ネートの5.3部を追加して110〜120℃でエタノー
ルの留出が停止するまで、つまり3時間反応せし
めて目的の変性樹脂(b−2)を得た。以下、こ
れを樹脂(b−2−1)と略記する。 参考例 7 (同上) 参考例6で得られたトリメチロールプロパン−
ε−カプロラクトンのモル比1:6付加物818部
と、「エチルシリケート40」〔コルコール(株)製の、
エチルシリケートの四量体、五量体および六量体
の厚合物〕2230部とテトラブチルチタネート9.2
部からなる混合物を100〜135℃なる温度で2時間
加熱し、生成するエタノールを系外に留去せしめ
て、テトラエトキシシラン縮合物で変性された目
的樹脂(b−2)を得た。以下、これを樹脂(b
−2−2)と略記する。 実施例1〜6および比較例1 「ボンコート5450」〔大日本インキ化学工業(株)
製のビニル系重合体エマルジヨン;NV=55%〕
の100部、炭酸カルシウムの247部、寒水石の248
部および水の52部からなるPWCが90%で、かつ
NVが85%なる凹凸模様形成塗料を水でスプレー
粘度にまで希釈したのち、口径5mmのスプレーガ
ンを使用して、予めプライマーとして市販のラツ
カー型アクリル樹脂クリヤー塗料を塗装しておい
たスレート板にエアースプレーせしめ、室温で2
日間乾燥せしめて凹凸面を有する塗膜を得た。 次いで、この凹凸面を有する塗膜に、第1表に
示されるような(b−1)〜(b−5)成分から
調製された各上塗り塗料を所定の希釈シンナーで
スプレー粘度まで希釈して各別に塗装し、7日間
室温で乾燥せしめてそれぞれの硬化塗膜を得た。 以上が実施例1〜6についての説明であるが、
比較例1は同表に示される如きアクリルポリオー
ル(b′−1)と「バーノツク DN−950」〔大日
本インキ化学工業(株)製の無黄変タイプ・ポリイソ
シアネート;NV=75%、イソシアネート基含有
率=12.5%〕と酸化チタンとシンナーとから、実
施例1〜6と同様の操作により対照用の硬化塗膜
を得た。 このようにして各実施例および比較例で得られ
たそれぞれの硬化塗膜についての性能を評価して
同表に示すが、同表中における「タイペークCR
−93」は石原産業(株)製のルチル型酸化チタンを、
また溶剤(b−5−1)はキシレン/トルエン/
n−ブタノール/オルトぎ酸トリメチル/セロソ
ルブアセテート=30/20/30/10/10(重量比)
なる混合溶剤を、溶剤(b−5−2)はキシレ
ン/トルエン/n−ブタノール/テトラエチルシ
リケート/セロソルブアセテート=30/20/30/
10/10(同上)なる混合溶剤を、溶剤(b−5−
3)はキシレン/トルエン/n−ブタノール/テ
トラエチルシリケート/オルトぎ酸トリメチル/
ソルブアセテート=30/15/30/5/10/10(同
上)なる混合溶剤を、そして溶剤(b−5−4)
はキシレン/トルエン/酢酸ブチル/セロソルブ
アセテート=30/30/30/10(同上)なる混合溶
剤を表わす。 さらに、同表中に表示されている「付着性」
は、塗面にカツトを入れ、その部分をセロフアン
テープで剥離したさいの凹凸塗膜と上塗り塗膜と
の付着状態を目視により判定したものであり、
「寒熱サイクル」は20℃の水に18時間塗膜を浸漬
させたのち、−20℃の恒温槽に3時間保持し、続
いて50℃の恒温槽に3時間保持する操作を1サイ
クルとし、塗面にクラツクが発生するまでのサイ
クル数を以て示したものであり、そして「屋外曝
露後の塗膜外観」は宮崎県において1年間屋外曝
露を行なつて外観を目視判定したものである。
関し、さらに詳細には、まず凹凸模様形成塗料
を、次いで特定のシリル基含有重合体を必須の樹
脂成分として含んだ塗料をそれぞれ塗布すること
から成る、耐候性の優れた凹凸模様塗膜、いわゆ
るマスチツク塗膜を形成せしめる方法に関する。 近年、建築の内装材および外装材としてマスチ
ツク塗膜を形成させたものが広く用いられるよう
になつてきており、かかるマスチツク塗膜の形成
は、必要に応じてプライマーの塗布された金属、
木材、合板、スレート、モルタルまたはコンクリ
ートなどの各種基材の上に水溶性樹脂および/ま
たは水分散性樹脂(以下、これを総称して水性樹
脂ともいう。)をバインダーとする凹凸模様形成
塗料を塗布して1〜7日間程度乾燥させたのち、
トツプコートとして常温乾燥型塗料を塗布して乾
燥せしめるという方法が採用されている。 ところで、こうした常温乾燥型塗料としては、
ラツカー型の非架橋タイプ、アクリル−ウレタン
型の常温硬化タイプなる塗料が用いられてはいる
が、まずラツカー型の場合には、耐水性、耐汚染
性および耐候性などに劣るし、短期間で黒ずんだ
り光沢が低下したりするという欠点があり、他
方、アクリル−ウレタン型の場合には、塗装時に
硬化剤のフリー・イソシアネートに基因する毒性
の問題があるし、凹凸模様形成塗料として、水性
樹脂を用いた水系塗料が使用されている関係上、
この下塗り塗料中には常に水が含まれていて、硬
化剤であるポリイソシアネートと水との反応が架
橋反応と並行して起こり、そのために塗膜が十分
に硬化し得なく、短期間で塗膜にクラツクを生じ
たり、光沢が低下したりするという欠点がある。 しかるに、本発明者らは上述した如き従来技術
における諸欠点の存在に鑑みて鋭意研究した結
果、トツプコート用塗料として特定の加水分解性
シリル基含有重合体を必須の樹脂成分とする塗料
を塗布せしめることにより、前記した従来技術の
諸欠点が悉く、しかも顕著に改善されたマスチツ
ク塗膜が得られることを見出して、本発明を完成
させるに到つた。 すなわち本発明は、必要に応じて、プライマー
の塗装された基材に水分散性樹脂および/または
水溶性樹脂をバインダーとする凹凸模様形成塗料
(A)を塗布して凹凸面をまず形成せしめ、次いでこ
の凹凸面の上に、一般式 〔但し、式中のR1は水素原子またはアルキル基、
アリール基もしくはアラルキル基なる一価の有機
基を、R2はハロゲン原子またはアルコキシ基、
アシロキシ基、フエノキシ基、メルカプト基、ア
ミノ基、イミノオキシ基もしくはアルケニルオキ
シ基を表わすものとし、かつaは0、1または2
なる整数であるものとする。〕 で示される加水分解性シリル基含有重合体(b−
1)を100重量部、1分子当り少なくとも2個の
水酸基を有する化合物と一般式 〔但し、式中のR3、R4およびR5はそれぞれ独立
して、直鎖状ないしは分岐状のアルキル基、シク
ロアルキル基、アラルキル基、ハロゲンもしくは
アルコキシ基で置換されたアルキル基、フエニル
基または置換フエニル基なる有機基を表わすもの
とする。〕 で示されるトリアルコキシシリル基含有化合物と
を反応させて得られるアルコキシシラン変性樹脂
(b−2)を0〜400重量部、顔料(b−3)を0
〜2500重量部、硬化触媒(b−4)を0.001〜50
重量部、および溶剤(b−5)を20〜8000重量部
なる割合で含んだ塗料(B)を塗布せしめることから
成る、マスチツク塗膜の形成方法を提供するもの
である。 ここにおいて、前記した基材として代表的なも
のには前述された如き各種のものがあるが、本発
明においては特に既述されたもののみに限定され
るものではない。 そして、こうした基材のうちでもスレート板、
木材またはコンクリートなどの基材のように塗料
の吹い込みが大きいものにあつては、予め、プラ
イマーとしてラツカー型塗料、不飽和ポリエステ
ル樹脂塗料、アクリル−ウレタン塗料またはポリ
エステル−ウレタン塗料などを塗布しておくこと
が望ましい。 次に、前記した凹凸模様形成塗料(A)としては、
ビニル重合体系、ポリエステル系、アルキド系も
しくはポリエステル−ウレタン系の如き水溶性樹
脂および/またはビニル重合体系、エポキシ樹脂
系、アルキド系、ポリエステル系、ポリエステル
−ウレタン系もしくはポリエーテル−ウレタン系
の如き水分散性樹脂などの各種水性樹脂を代表的
なバインダー成分として単独で、あるいは二種以
上の併用で使用できるが、塗膜の耐水性の点から
すれば、ビニル系重合体の水分散液を主体とした
バインダーを用いたものが特に好ましい。 こうした水性バインダーに酸化チタン、炭酸カ
ルシウムもしくは硫酸バリウムの如き各種顔料、
寒水石もしくはクレーの如き各種充填剤、または
分散安定剤などを配合せしめて、前記した凹凸模
様形成塗料(A)が得られるが、このようにして得ら
れる塗料(A)は、たとえばノズル径が5〜7mm程度
のスプレーガンを使用して、前記した如き基材に
エアースプレーされ、しかるのち室温で乾燥され
て、目的とする凹凸面を有する塗膜を与える。 次いで、本発明方法を実施するに当つてトツプ
コートとして用いられる前記塗料(B)について詳細
に説明するが、まず当該塗料(B)を構成する第一成
分とも言うべき加水分解性シリル基含有重合体
(b−1)とは、一般式 〔但し、式中のR1は水素原子またはアルキル基、
アリール基もしくはアラルキル基なる一価の有機
基を、R2はハロゲン原子またはアルコキシ基、
フエノキシ基、メルカプト基、アミノ基、イミノ
オキシ基もしくはアルケニルオキシ基を表わすも
のとし、かつaは0、1または2なる整数である
ものとする。〕 で示される、ハロシリルアルキル基、アルコキシ
シリルアルキル基、アシロキシシリルアルキル
基、フエノキシシリルアルキル基、メルカプトシ
リルアルキル基、アミノシリルアルキル基、イミ
ノオキシシリルアルキル基またはアルケニルオキ
シシリルアルキル基などの如き加水分解され易い
官能基を含有する重合体を指称し、当該重合体
(b−1)として代表的なものにはビニル系(共)
重合体、飽和もしくは不飽和ポリエステル樹脂、
アルキド樹脂、ウレタン樹脂またはポリエーテル
樹脂などが挙げられるが、これら各重合体のう
ち、耐候性の点からすればビニル系(共)重合体
が特に好ましい。 また、当該重合体(b−1)中の特性基とも言
うべき加水分解性シリル基としては、上掲された
如き各種の官能性シリル基のうち、硬化時に好ま
しからざる揮発分を生じない点で、アルコキシシ
リルアルキル基が最も望ましいものである。 而して、上記ビニル系(共)重合体中にアルコ
キシシリルアルキル基などの加水分解性シリル基
を導入するには、 アルコキシシリルアルキル基を含有するビニ
ル系単量体と、これと共重合可能な他のビニル
系単量体との混合物を共重合させる、 メルカプト基を含有するアルコキシシラン類
を連鎖移動剤として使用して、ビニル系単量体
をラジカル重合させる、 別途調製した不飽和基もしくはエポキシ基を
側鎖に有するビニル系共重合体を、アルコキシ
シリルアルキル基を含有するアミノシラン類、
ヒドロシラン類、メルカプトシラン類と反応さ
せる。 等の周知の方法を適用することができるが、これ
らのうちの方法のみ、もしくはの方法のみに
よるか、の方法との方法との併用によるもの
が最も簡便である。 上記共重合法によりアルコキシシリルアルキ
ル基を導入するに際して使用されるアルコキシシ
リルアルキル基を含有するビニル系単量体の具体
例としては、γ−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリ
ロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルメチルジメ
トキシシラン、アリルトリメトキシシラン等が挙
げられる。そして連鎖移動剤を使用する方法に
よりアルコキシシリルアルキル基を導入するに際
して用いられるメルカプト基を含有するアルコキ
シシランの具体例としてはγ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
トリエトキシシランなどがある。 前記アルコキシシリルアルキル基含有単量体お
よび/またはメルカプト基含有アルコキシシラン
は硬化性および価格の点から、樹脂固型分1000g
当りのアルコキシシリル基の導入量が0.1〜3モ
ルの範囲となる量を使用することが好ましい。 このようにして、前記した如きアルコキシシリ
ルアルキル基含有ビニル系単量体を、これらと共
重合可能なビニル系単量体と共重合させることに
より、ベース樹脂成分たる加水分解性シリル基含
有重合体(b−1)が得られる。 かかる共重合可能なビニル系単量体の代表的な
ものとしては、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ
ート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベ
ンジル(メタ)アクリレートの如き(メタ)アク
リル酸エステル類;2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートの如き(メタ)アクリル酸のヒ
ドロキシアルキルエステル類;イタコン酸、フマ
ル酸もしくはマレイン酸の如き二塩基酸のモノア
ルキルもしくはジアルキルエステル類;スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンの如き
芳香族ビニル化合物;さらには酢酸ビニル、塩化
ビニル、アクリロニトリル、メタアクリロニトリ
ル、N,N−ジアルキルアミノアルキルメタクリ
レート、アクリル酸、メタアクリル酸、クロトン
酸、イタコン酸、フマル酸、無水マレイン酸、マ
レイン酸、N−アルコキシメチル(メタ)アクリ
ルアミド、アクリルアミド、メタアクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、(メタ)ア
クリル酸グリシジルエステル、ビニルトリメトキ
シシランまたはビニルトリエトキシシランなどで
ある。 前記した共重合可能なビニル系単量体のうち、
顔料分散性および付着性などの点からカルボキシ
ル基含有単量体、水酸基含有単量体またはアミド
基含有単量体を少量共重合することが特に好まし
い。 前記したビニル系(共)重合体(b−1)を調
製するには、溶液、塊状、懸濁重合などの公知の
いずれの方法に従うこともできるが、就中、溶液
ラジカル重合による方法が最も好ましい。その際
に用いられる溶剤として代表的なものにはトルエ
ン、キシレン、シクロヘキサン、n−ヘキサン、
オクタンの如き炭化水素系;メタノール、エタノ
ール、i−プロパノール、n−ブタノール、i−
ブタノール、sec−ブタノール、エチレングリコ
ールモノアルキルエーテルの如きアルコール系;
酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチルの如きエス
テル系またはアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノンの如き
ケトン系溶剤があるが、ビニル系(共)重合体溶
液の保存安定性および本発明組成物のポツトライ
フを向上させる上で、全溶剤量の少なくとも10重
量%がアルコール系溶剤となるようにして用いる
ことが好ましい。 かかる溶剤とさらにアゾ系またま過酸化物系の
如き重合開始剤とを使用して常法により重合を行
なえばよい。また、重合に際してラウリルメルカ
プタン、2−メルカプトエタノール、α−メチル
スチレンダイマーなどの連鎖移動剤も使用でき
る。 かくして得られる前記ビニル重合体(b−1)
の数平均分子量としては1000〜30000、好ましく
は3000〜20000なる範囲内が適当である。 また、本発明方法を実施するに当つて前記塗料
(B)の第二成分とも言うべきアルコキシシラン変性
樹脂(b−2)とは、前述したように、1分子当
り少なくとも2個の水酸基を有する化合物と、一
般式 〔但し、式中のR3、R4およびR5はそれぞれ独立
して、直鎖状ないしは分岐状のアルキル基、シク
ロアルキル基、アラルキル基、ハロゲンもしくは
アルコキシ基で置換されたアルキル基、フエニル
基または置換フエニル基なる有機基を表わすもの
とする。〕 で示されるトリアルコキシシリル基含有化合物と
を反応させて得られるアルコキシシラン変性樹脂
を指称するものであるが、当該樹脂(b−2)を
調製するにさいして用いられる、1分子当り少な
くとも2個の水酸基を有する化合物の代表例とし
てはエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シ
クロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコ
ール、グリセリン、3−メチルペンタン−1,
3,5−トリオール、ペンタエリスリトール、ソ
ルビトールなどの多価アルコール;飽和もしくは
不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ビニル
系重合体、ポリブタジエングリコール、エポキシ
樹脂;さらには上記した多価アルコールあるいは
各種樹脂類とε−カプロラクトンとを反応して得
られる水酸基を含有するエステル化合物などがあ
る。 そして、前記した水酸基を含有する化合物の中
で、硬化樹脂の可撓性、付着性の点から特にε−
カプロラクトンを付加して得られる水酸基を含有
するエステル化合物が特に好ましい。かかる水酸
基含有化合物のε−カプロラクトン付加物は、従
来公知の触媒の存在下に、水酸基の1当量に対し
てε−カプロラクトンの1〜20モル程度となる割
合付加させたものが好ましい。 アルコキシシラン変性樹脂を得るに際して使用
されるもう一つの成分である1分子当り少なくと
も1個の前掲一般式()で示されるトリアルコ
キシシリル基を含有する化合物の代表例として
は、テトラメチルシリケート、テトラエチルシリ
ケート、テトラブチルシリケート、テトラ(2−
メトキシエチル)シリケートもしくはテトラ(2
−クロロエチル)シリケートの如きテトラ(置
換)アルキルシリケート類;テトラフエニルシリ
ケートもしくはテトラ(4−クロロフエニル)シ
リケートの如きテトラ(置換)フエニルシリケー
ト類;テトラベンジルシリケートもしくはテトラ
(2−フエニルエチル)シリケートの如きテトラ
アラルキルシリケート類;テトラエチシリケー
ト・ダイマー、テトラエチルシリケート・テトラ
マーもしくはテトラエチルシリケート・ヘキサマ
ーの如き上記テトラ(置換)アルキルシリケート
類などの各種単量体の縮合物;ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシランもしくはグ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
タクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン
または3(β−アミノエチル)アミノプロピルト
リメトキシシランの如きシランカツプリング剤;
トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、メチ
ルトリメトキシシランもしくはフエニルトリメト
キシシランの如きトリメトキシシラン類;あるい
はアリルアセテート、アリルベンゾエート、ジア
リルフタレート、ジアリルアジペート、ジアリル
サクシネートまたはトリアリルトリメリテートの
如き1分子当り少なくとも1個のアリル基を有す
る化合物とトリメトキシシランもしくはトリエト
キシシランの如きヒドロシラン類との付加物;さ
らには側鎖にアルコキシシリル基を有するビニル
系(共)重合体などが挙げられるが、これらは単
独使用でも二種以上の併用でもよい。 そして、これらの各トリアルコキシシリル基含
有化合物のうちでも、テトラメチルシリケート、
テトラエチルシリケートもしくはテトラブチルシ
リケートの如きテトラアルキルシリケート類、ま
たはテトラエチルシリケート・ダイマー、−トリ
マーもしくは−テトラマーの如き縮合物を用いる
のが、価格などの点から特に好ましい。 以上に掲げられた如き、1分子当り少なくとも
2個の水酸基を有する化合物とトリアルコキシシ
リル基含有化合物とを反応、つまり縮合反応させ
て目的とするアルコキシシラン変性樹脂(b−
2)を調製するには、たとえば特開昭58−173158
号明細書に記載されている如き方法に従えばよ
い。 さらに、本発明方法の実施に当つて用いられる
前記塗料(B)の第三成分とも言うべき前記顔料(b
−3)としては、従来より慣用されているものが
いずれも使用できるが、それらのうちでも代表的
なものを挙げれば酸化チタン、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、カーボンブラツク、鉛丹または黄
鉛などの如き無機系顔料、あるいはアゾ系、フタ
ロシアニン系またはキナクドリン系などの如き有
機系顔料である。 さらにまた、かかる塗料(B)の第四成分とも言う
べき前記硬化触媒(b−4)としては、シリル基
含有化合物の加水分解・縮合用として公知慣用の
触媒を用いるのがよく、かかる硬化触媒(b−
4)の代表例としてはブチルアミン、ジブチルア
ミン、ヘキシルアミン、t−ブチルアミン、エチ
レンジアミン、トリエチルアミン、イソホロンジ
アミン、イミダゾール、水酸化リチウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラ
ートの如き塩基性化合物;テトライソプロピルチ
タネート、テトラブチルチタネート、オクチル酸
錫、オクチル酸鉛、オクチル酸コバルト、オクチ
ル酸亜鉛、オクチル酸カルシウム、ナフテン酸
鉛、ナフテン酸コバルト、ジブチル錫ジアセテー
ト、ジブチル錫ジオクトエート、ジブチル錫ジラ
ウレート、ジブチル錫マレートの如き含金属化合
物;p−トルエンスルホン酸、トリクロル酢酸、
燐酸、モノアルキル燐酸、ジアルキル燐酸、β−
ヒドロキシエチルアクリレートの燐酸エステル、
モノアルキル亜燐酸、ジアルキル亜燐酸の如き酸
性化合物などがあげられるが、特にジブチル錫ジ
アセテート、ジブチル錫ジオクトテート、ジブチ
ル錫ジラウレート、ジブチル錫マレート等の錫化
合物が好ましい。 また、本発明方法を実施するに当つて用いられ
る前記塗料(B)の第五成分とも言うべき前記溶剤
(b−5)としては、前記ビニル系(共)重合体
(b−1)の調製のさいに用いられるような化合
物の他に、さらにオルトぎ酸トリメチル、オルト
ぎ酸トリエチルの如きオルトぎ酸トリアルキル
類、またはオルト酢酸トリメチル、オルト酢酸ト
リエチルの如きオルト酢酸トリアルキル類、ある
いは前掲された如き各種のテトラ(置換)アルキ
ルシリケート類単体、該シリケート類の同効単体
またはこれら各種シリケート類の縮合物などの如
き、いわゆる加水分解性エステル化合物が挙げら
れるが、かかる塗料(B)のポツトライフを長くする
上で、アルコール系溶剤および加水分解性エステ
ル化合物を併用するのが好ましい。 以上に掲げられたような(b−1)〜(b−
5)成分を混合せしめることにより前記塗料(B)を
調製するに当つては、これら各成分の使用比率と
して、(b−1)成分の100重量部に対して、(b
−2)成分を0〜400重量部、(b−3)成分を0
〜2500重量部、(b−4)成分を0.001〜50重量
部、および(b−5)成分を20〜8000重量部なる
割合が適当である。 したがつて、かかる塗料(B)はクリヤー塗料とし
ても、あるいは顔料(b−3)を配合せしめた着
色塗料としても使用されることは勿論である。 このさい、前記アルコキシシラン変性樹脂(b
−2)は使用しなくとも、十分耐久性に優れた塗
膜が得られるが、当該(b−2)成分を配合せし
めることにより耐クラツク性を大幅に向上させる
ことができるので、一層有利となる。 かくして得られる塗料(B)は、たとえばエアース
プレーにより、前述された凹凸面の形成された塗
膜、つまり前記凹凸模様形成塗料(A)を基材に塗布
して乾燥された塗膜上に塗布され、次いで室温に
2〜7日間程度放置させることにより十分に硬化
して、とくに耐候性に優れた塗膜を与える。 次に、本発明を参考例、実施例および比較例に
より具体的に説明するが、以下において特に断り
のない限り、部および%はすべて重量基準である
ものとする。 参考例 1 〔加水分解性シリル基含有重合体(b−1)の
調製例〕 撹拌装置、温度計、窒素ガス導入管および還流
冷却器を備えた反応器に、トルエンの400部およ
びn−ブタノールの400部を仕込んで、窒素雰囲
気下に105℃まで昇温させ、次いで同温度でスチ
レンの200部、メチルメタクリレートの100部、n
−ブチルメタクリレートの420部、n−ブチルア
クリレートの195部、γ−メタクリロイルオキシ
プロピルトリメトキシシランの70部、マレイン酸
モノブチルの15部、トルエンの200部、アゾビス
イソブチロニトリルの6部、t−ブチルパーオキ
シオクトエートの10部およびt−ブチルパーオキ
シベンゾエートの5部からなる混合物を3時間か
けて滴下し、その後は110℃に昇温して同温度に
15時間保持して反応を続行させ、不揮発分
(NV)が50%で数平均分子量(n)が9000な
るトリメトキシシリルメチル基含有ビニル系共重
合体(b−1)の溶液を得た。以下、これを重合
体(b−1−1)と略記する。 参考例 2 (加水分解性シリル基含有重合体(b−1)の
調装例) 共重合さすべき単量体として、スチレンの100
部、メチルメタクリレートの390部、n−ブチル
アクリレートの330部、γ−メタクリロイルオキ
シプロピルトリメトキシシランの130部およびβ
−ヒドロキシプロピルメタクリレートの50部を使
用するように変更した以外は、参考例1と同様に
してNVが50%でnが9000なるトリメトキシシ
リルメチル基含有ビニル系共重合体(b−1)の
溶液を得た。以下、これを重合体(b−1−2)
と略記する。 参考例 3 (加水分解性シリル基含有重合体(b−1)の
調製例) 参考例1と同様の反応器に、トルエンの400部
およびn−ブタノールの300部を仕込んで105℃に
昇温し、次いでスチレンの200部、n−ブチルメ
タクリレートの500部、n−ブチルアクリレート
の90部、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリ
メトキシシランの200部、トルエンの200部、アゾ
ビスイソブチロニトリルの6部、t−ブチルパー
オキシオクトエートの30部およびt−ブチルパー
オキシベンゾエートの5部からなる混合物と、n
−ブタノールの100部およびアクリルアミドの10
部からなる混合物とを、4時間かけて滴下してか
ら110℃に昇温し、同温度に15時間保持して反応
を続行せしめ、NVが50%でnが6000なるトリ
メトキシシリルメチル基を有するビニル系共重合
体(b−1)を得た。以下、これを重合体(b−
1−3)と略記する。 参考例 4 (加水分解性シリル基含有重合体(b−1)の
調製例) 共重合さすべき単量体としてメチルメタクリレ
ートの490部、n−ブチルメタクリレートの50部、
n−ブチルアクリレートの330部およびγ−メタ
クリロイルオキシプロピルトリメトキシシランの
130部を使用し、かつ重合開始剤としてt−ブチ
ルパーオキシオクトエートの10部およびt−ブチ
ルパーオキシベンゾエートの5部を使用するよう
に変更した以外は、参考例1と同様にして、NV
が50%でnが13000なるトリメトキシシリルメ
チル基を有するビニル系共重合体(b−1)の溶
液を得た。以下、これを重合体(b−1−4)と
略記する。 参考例 5 (ポリイソシアネート硬化型アクリルポリオー
ルの調製例) 反応器に初期仕込みすべき溶剤としてトルエン
の400部および酢酸ブチルの400部を用い、かつ共
重合さすべき単量体としてスチレンの200部、メ
チルメタクリレートの100部、n−ブチルメタク
リレートの400部、n−ブチルアクリレートの155
部、β−ヒドロキシエチルメタクリレートの140
部およびメタクリル酸の5部を用いるように変更
した以外は、参考例1と同様にして、NVが50
%、かつnが9000なる目的のアクリルポリオー
ルを得た。以下、これをアクリルポリオール
(b′−1)と略記する。 参考例 6 〔アルコキシシラン変性樹脂(b−2)の調製
例〕 撹拌装置、温度計、窒素ガス導入管および冷却
管を備えた反応器に、トリメチロールプロパンの
134部(1モル)、ε−カプロラクトンの684部
(6モル)およびテトラブチルチタネートの0.04
部を仕込み、窒素雰囲気下に180℃で6時間反応
させてトリメチロールプロパン−ε−カプロラク
トンのモル比が1:6なる付加物を得た。次いで
90℃に降温させたのち、ここに加えるべきテトラ
エチルシリケートと上記付加物中の水酸基との当
量比が1.5となるように、このテトラエチルシリ
ケートを936部追加し、さらにテトラブチルチタ
ネートの5.3部を追加して110〜120℃でエタノー
ルの留出が停止するまで、つまり3時間反応せし
めて目的の変性樹脂(b−2)を得た。以下、こ
れを樹脂(b−2−1)と略記する。 参考例 7 (同上) 参考例6で得られたトリメチロールプロパン−
ε−カプロラクトンのモル比1:6付加物818部
と、「エチルシリケート40」〔コルコール(株)製の、
エチルシリケートの四量体、五量体および六量体
の厚合物〕2230部とテトラブチルチタネート9.2
部からなる混合物を100〜135℃なる温度で2時間
加熱し、生成するエタノールを系外に留去せしめ
て、テトラエトキシシラン縮合物で変性された目
的樹脂(b−2)を得た。以下、これを樹脂(b
−2−2)と略記する。 実施例1〜6および比較例1 「ボンコート5450」〔大日本インキ化学工業(株)
製のビニル系重合体エマルジヨン;NV=55%〕
の100部、炭酸カルシウムの247部、寒水石の248
部および水の52部からなるPWCが90%で、かつ
NVが85%なる凹凸模様形成塗料を水でスプレー
粘度にまで希釈したのち、口径5mmのスプレーガ
ンを使用して、予めプライマーとして市販のラツ
カー型アクリル樹脂クリヤー塗料を塗装しておい
たスレート板にエアースプレーせしめ、室温で2
日間乾燥せしめて凹凸面を有する塗膜を得た。 次いで、この凹凸面を有する塗膜に、第1表に
示されるような(b−1)〜(b−5)成分から
調製された各上塗り塗料を所定の希釈シンナーで
スプレー粘度まで希釈して各別に塗装し、7日間
室温で乾燥せしめてそれぞれの硬化塗膜を得た。 以上が実施例1〜6についての説明であるが、
比較例1は同表に示される如きアクリルポリオー
ル(b′−1)と「バーノツク DN−950」〔大日
本インキ化学工業(株)製の無黄変タイプ・ポリイソ
シアネート;NV=75%、イソシアネート基含有
率=12.5%〕と酸化チタンとシンナーとから、実
施例1〜6と同様の操作により対照用の硬化塗膜
を得た。 このようにして各実施例および比較例で得られ
たそれぞれの硬化塗膜についての性能を評価して
同表に示すが、同表中における「タイペークCR
−93」は石原産業(株)製のルチル型酸化チタンを、
また溶剤(b−5−1)はキシレン/トルエン/
n−ブタノール/オルトぎ酸トリメチル/セロソ
ルブアセテート=30/20/30/10/10(重量比)
なる混合溶剤を、溶剤(b−5−2)はキシレ
ン/トルエン/n−ブタノール/テトラエチルシ
リケート/セロソルブアセテート=30/20/30/
10/10(同上)なる混合溶剤を、溶剤(b−5−
3)はキシレン/トルエン/n−ブタノール/テ
トラエチルシリケート/オルトぎ酸トリメチル/
ソルブアセテート=30/15/30/5/10/10(同
上)なる混合溶剤を、そして溶剤(b−5−4)
はキシレン/トルエン/酢酸ブチル/セロソルブ
アセテート=30/30/30/10(同上)なる混合溶
剤を表わす。 さらに、同表中に表示されている「付着性」
は、塗面にカツトを入れ、その部分をセロフアン
テープで剥離したさいの凹凸塗膜と上塗り塗膜と
の付着状態を目視により判定したものであり、
「寒熱サイクル」は20℃の水に18時間塗膜を浸漬
させたのち、−20℃の恒温槽に3時間保持し、続
いて50℃の恒温槽に3時間保持する操作を1サイ
クルとし、塗面にクラツクが発生するまでのサイ
クル数を以て示したものであり、そして「屋外曝
露後の塗膜外観」は宮崎県において1年間屋外曝
露を行なつて外観を目視判定したものである。
【表】
【表】
第1表に示された処からも明らかなように、本
発明方法によつて得られた塗膜は極めて耐久性に
優れるものであることが知れる。
発明方法によつて得られた塗膜は極めて耐久性に
優れるものであることが知れる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 まず、水分散性樹脂および/または水溶性樹
脂をバインダーとする凹凸模様形成塗料(A)を基材
に塗布して凹凸面を形成させ、次いで、この凹凸
面の上に、一般式 〔ただし、式中のR1は水素原子またはアルキル
基を、アリール基もしくはアラルキル基なる一価
の有機基を、R2はハロゲン原子またはアルコキ
シ基、アシロキシ基、フエノキシ基、メルカプト
基、アミノ基、イミノオキシ基もしくはアルケニ
ルオキシ基を表わすものとし、また、aは0、1
または2なる整数であるものとする。〕 で示される加水分解性シリル基を含有する重合体
(b−1)を100重量部、一分子当たり少なくとも
2個の水酸基を含有する化合物と一般式 〔ただし、式中のR3、R4およびR5は、それぞれ、
直鎖状ないしは分岐状のアルキル基、シクロアル
キル基、アラルキル基、ハロゲン原子もしくはア
ルコキシ基で置換されたアルキル基、フエニル基
または置換フエニル基なる有機基を表わすものと
する。〕 で示されるトリアルコキシシリル基を含有する化
合物とを反応させて得られるアルコキシシラン変
性樹脂(b−2)を0〜400重量部、顔料(b−
3)を0〜2500重量部、硬化触媒(b−4)を
0.001重量部、および溶剤(b−5)を20〜8000
重量部なる割合で含んで成る塗料(B)を塗布せしめ
ることを特徴とする、マスチツク塗膜の形成方
法。 2 前記した加水分解性シリル基含有重合体(b
−1)が、1000〜30000なる数平均分子量を有す
るビニル系重合体である、特許請求の範囲第1項
に記載の方法。 3 前記したアルコキシシラン変性樹脂(b−
2)が、テトラアルキルシリケート類単体、テト
ラ置換アルキルシリケート類単体、これら両シリ
ケート類の同効単体、およびそれらの縮合物より
なる群から選ばれる少なくとも1種の加水分解性
エステル化合物であつて、該変性樹脂(b−2)
を前記トリアルコキシシリル基含有化合物として
用いられるものである、特許請求の範囲第1項に
記載の方法。 4 前記した溶剤(b−5)が、アルキルアルコ
ール類および/または加水分解性エステル化合物
を含有するものである、特許請求の範囲第1項に
記載の方法。 5 前記した加水分解性シリル基含有重合体(b
−1)が、カルボキシル基、アミド基および水酸
基よりなる群から選ばれる少なくとも1種の極性
基を含有するビニル系重合体である、特許請求の
範囲第1項または第2項に記載の方法。 6 前記した溶剤(b−5)が、オルトぎ酸エス
テル類、オルト酢酸エステル類、テトラアルキル
シリケート類単体、テトラ置換アルキルシリケー
ト類単体、これら両シリケート類の同効単体、お
よびそれらの縮合物よりなる群から選ばれる少な
くとも1種の加水分解性エステル化合物を含有す
るものである、特許請求の範囲第1項または第4
項に記載の方法。 7 前記した基材が、プライマーの塗布されたも
のである、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23438983A JPS60129168A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 塗膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23438983A JPS60129168A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 塗膜の形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60129168A JPS60129168A (ja) | 1985-07-10 |
| JPH0339752B2 true JPH0339752B2 (ja) | 1991-06-14 |
Family
ID=16970229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23438983A Granted JPS60129168A (ja) | 1983-12-14 | 1983-12-14 | 塗膜の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60129168A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2548596B2 (ja) * | 1988-02-25 | 1996-10-30 | 鐘淵化学工業株式会社 | 耐久性の改良された塗膜の形成方法 |
| JP2595765B2 (ja) * | 1990-05-25 | 1997-04-02 | 日産自動車株式会社 | 上塗り塗膜 |
-
1983
- 1983-12-14 JP JP23438983A patent/JPS60129168A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60129168A (ja) | 1985-07-10 |
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