JPH0340554Y2 - - Google Patents

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JPH0340554Y2
JPH0340554Y2 JP15174386U JP15174386U JPH0340554Y2 JP H0340554 Y2 JPH0340554 Y2 JP H0340554Y2 JP 15174386 U JP15174386 U JP 15174386U JP 15174386 U JP15174386 U JP 15174386U JP H0340554 Y2 JPH0340554 Y2 JP H0340554Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 −産業上の利用分野− この考案は、ロボツト本体から延びるアーム機
構の先端に流体圧式のハンドを備えた産業用ロボ
ツトに関し、特に、ハンド駆動用の流体をロボツ
ト本体からハンドに導く流体通路の改良に関する
ものである。
−従来の技術− 今日、アーム機構と流体圧式のハンドとを備え
た産業用ロボツトが製造業を中心として広く使用
されている。アーム機構は1以上にアームを備え
てロボツト本体に連結され、そのアーム機構の先
端に手首部材が連結されて、この手首部材が流体
圧式のハンド、つまり油圧や空気圧等の流体圧に
よつて作動されられるハンドを保持するのが普通
である。
この種の産業用ロボツトにおいて、アーム機構
が1平面内でどのように回動しても手首部材を基
準面に対して常に平行に保つために、アームとと
もに平行リンク機構を構成する補助リンクを付加
したものがある。これは、例えば、手首部材を常
に水平状態に保ちつつハンドに作業を行わせるこ
とにより、その制御を行い易くすること等を目的
とする場合が多い。
従来、この種のアーム機構および補助リンクを
備えたロボツトにおいて、ロボツト本体からハン
ドに流体圧(例えば油圧)を導くには、アームの
内部に油通路用に鋼管を通し、関節部で可とう性
のある油圧ホースを使用するか、またはロボツト
本体からハンドまですべて油圧ホースを使用した
配管を行つていた。
−考案が解決しようとする問題点− しかし、アームの内部に鋼管を通し、関節部に
油圧ホースを設けて鋼管同士を接続する配管で
は、関節部つまり継手部のスペース(油圧ホース
の出つ張り)が相当大きくなる。これは大型のロ
ボツトの場合にはさほど問題にならないが、小型
のロボツトの場合には継手部の配管スペースの割
合が大きくなつて、外観上のバランスを損なう問
題が生じる。また、アームの内部に配管すること
自体が面倒である上、その内部が動力伝達径路等
のスペースとして利用されている場合には、余裕
のない所に配管しなければならならず、配管作業
上および設計上の困難が増すこととなる。
一方、ロボツト本体からハンドまですべて油圧
ホースを用いた配管では、油圧ホースの取回しが
容易でなく、またロボツトの作業時に油圧ホース
が他の部材と干渉し易い欠点がある他、外観的に
も煩雑なものとなる。
なお、このような事情は、ハンドが空気圧で作
動させられる場合に、その圧縮空気を導く配管に
おいても同様に言えることである。
−問題点を解決するための手段− 本考案はこのような事情のもとになされたもの
であり、その特徴とするところは、前述のような
ロボツト本体、アーム機構、手首部材、ハンドお
よび補助リンクを含む産業用ロボツトにおいて、
そのハンドを作動させる流体圧をロボツト本体か
らハンドへ導く流体通路を、補助リンクの内部に
形成するとともに、各補助リンクの流体通路同士
を回転管継手で接続した点にある。
−作用および効果− このように、補助リンクを利用することによ
り、アームの内部が他の用途(例えば動力伝達径
路等)のスペースとして使用されている場合であ
つても、何らそれに制約されることなく流体通路
を形成することができ、また回転管継手を用いる
ことにより、流体圧ホースを継手として用いるの
に比べて関節部の外観がすつきりする。しかも、
アームの内部に流体通路を形成し、それに回転管
継手を設ける場合に比較して、継手部をコンパク
トに構成することができる。すなわち、アームは
作業時の荷重および自重による曲げモーメントを
受けるため、それに耐え得る太さが必要であるの
に対して、補助リンクは単純な引張りもしくは圧
縮荷重を受けるだけであるため、アームに比べれ
ば細くてよい。従つて、太いアームの関節部に回
転管継手を設けるとその部分がさらに太くなつて
しまうのであるが、補助リンクの関節部に回転管
継手を設けるのであれば、元々細いからそこが太
くなつてもなおアームより細いのが普通であり、
たとえアームより太くなることがあつてもその量
は僅かで済み、全体としてアーム機構を小さくま
とぬることができるのである。
−実施例− 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案の一実施例である産業用ロボツ
トの全体を示すものである。このロボツトは、2
本のガイドレール2および3に案内されて水平方
向に移動可能な可動ベース4を備え、この可動ベ
ース4に旋回テーブル6が垂直軸線まわりに旋回
可能に保持されるとともに、旋回テーブル6の下
端部に第1のアーム10が、またこのアーム10
に第2のアーム12がそれぞれ連結されて、垂直
面内で相対回動可能なアーム機構を構成し、これ
らのアーム10および12が互いに独立に駆動さ
れる2つの要素となつている。アーム12の先端
にはブロツク状の手首部材14が垂直面内で相対
回動可能に連結され、この手首部材14の先端に
3爪チヤツクの形態をなすハンド16が2個背中
合わせで、かつ手首部材14に対して直角に配置
されるとともに、手首部材14の中心線のまわり
に回転可能に保持されている。2個のハンド16
の一方は未加工ワークを把持し、他方は加工済み
ワークを把持するためのもので、このロボツトが
ガイドレール2および3に沿つて走行させられる
ことにより、未加工ワークを工作機械に供給し
て、加工済みワークを工作機械から排出したり、
隣のロボツトとの間で未加工ワークや加工済みワ
ークの受け渡しの作業を行つたりする。
前記可動ベース4にはガイドレール2,3を転
動するローラ18およびボール20が設けられ、
また図示はしないが走行用のサーボモータが設置
されて、モータ軸に固定のピニオンがガイドレー
ル3と平行に配置されたラツク22とかみ合つて
いる。可動ベース4は下側に円形の開口を備えた
箱状をなし、その内部に旋回テーブル6の上半部
であるテーブル本体24が収容されている。テー
ブル本体24には上方に延びる旋回軸26が固定
され、可動ベース4によつて回転可能に保持され
ていて、この旋回軸26と平行な姿勢で可動ベー
ス4に油圧で作動する旋回用のモータ28が設け
られいる。このモータ28の軸には2枚の板カム
30が互い違いに固定される一方、旋回軸26に
は2列の複数個の従節ローラ32を保持するタレ
ツト34が固定され、これらの組合せによつてパ
ラレルカム機構36が構成されている。2枚の板
カム30が一種のギヤのように従節ローラ32と
かみ合い、旋回軸26ひいては旋回テーブル6お
よびアーム機構等の全体を180度の範囲で90度ず
つ間欠的に回転(旋回)させるのである。旋回テ
ーブル6の回転は、テーブル本体24に形成され
たフランジ38と可動ベース4の下端開口部との
間に設けられたベアリング40によつて案内さ
れ、また旋回テーブル6の割出し位置は、可動ベ
ース4に設けられた位置決めシリンダ41によつ
て正確に規定されるようになつている。
テーブル本体24の下部からは、第2図から明
らかなように一対の脚部42が下側へ平行に延び
ており、これらの脚部42の間に箱形の断面形状
を有する上記アーム10が組み込まれ、1軸線ま
わりに回動可能に支持されている。第1図に戻つ
て、このアーム10の先端部はヨーク状に形成さ
れ、その内側に二股に分かれた前記アーム12が
連結されているのであるが、両者の連結部の回動
軸線と同じ軸線のまわりに、ブラケツトリンク4
4がアーム10と12とのいずれに対しても相対
回動可能な状態で支持されている。このブラケツ
トリンク44は全体としてほぼ直角三角形の形状
をなし、その直角の各部が二股に分かれたアーム
12の間に組み込まれるとともに、残る一方の各
部と旋回テーブル脚部42とがロツドリンク46
で連結され、他方の各部と前記手首部材14とが
ロツドリンク48で連結されている。ロツドリン
ク46は、その両端がブラケツトリンク44およ
び旋回テーブル脚部42の双方と相対回転可能で
あり、かつアーム10と平行であつて、これらア
ーム10、旋回テーブル脚部42およびブラケツ
トリンク44とともに平行リンク機構を構成して
いる。またロツドリンク48も、その両端がブラ
ケツトリンク44および手首部材14の双方と相
対回転可能であり、かつアーム12と平行であつ
て、それらアーム12、ブラケツトリンク44及
び手首部材14とともに平行リンク機構を構成し
ている。従つて、アーム10がいかに回動しても
ブラケツトリンク44の水平面に対する姿勢は変
わらず、またアーム12がいかに回動しても手首
部材14のブラケツトリンク44に対する姿勢は
変わらない。さらにブラケツトリンク44の、ア
ーム10及び12に対する連結軸線とロツドリン
ク48に対する連結軸線とが一水平面内に位置さ
せられているため、アーム機構がどのように回動
しても手首部材14は常に水平に保たれ、換言す
れば基準面としての水平面に平行に保たれるので
ある。このような2組の平行リンク機構を構成す
べく付加されたブラケツトリンク44、ロツドリ
ンク46および48が補助リンクとして機能して
している。
アーム10はサーボモータである第1のモータ
50で駆動され、アーム12は同じく第2のモー
タ52で駆動される。これらのモータ50,52
はテーブル本体24の内部に組み込まれている。
テーブル本体24は箱形構造物の形態をなしてい
るが、両モータ50および52を組み込むスペー
スとモータ取付部とを備えている。そしてモータ
50および52は、第3図から明らかなように、
旋回テーブル6の旋回軸線Oを挟んで並列に、つ
まりモータ50及び52の両モータ軸線が一定距
離隔てて互いに平行になるように取り付けられる
とともに、これらのモータ軸線が旋回軸線Oと直
角な平面内(この場合には水平面内)に位置し
て、互い違いに配置されている。すなわち、各モ
ータ50および52の出力軸が互いに反対側に位
置するように配置され、おのおのにタイミングプ
ーリ56または58が固定されているのである。
各タイミングプーリ56,58の回転軸線である
両モータ軸線は、互いに平行であるだけでなく、
アーム機構の回動平面に対して直角とされてい
る。
モータ50および52の離間距離はできる限り
小さくされ、ほとんど離さないで横並びにされて
いる。従つて、各モータ50および52の上記旋
回軸線Oから最も遠い部位までの寸法が最小とな
り、これらのモータ50および52が旋回テーブ
ル6とともに旋回させられる時でも、その旋回に
要するスペースは小さいものとなる。このスペー
スは前記可動ベース4の箱状の壁部の中に、つま
りこの箱状壁部とテーブル本体24との間に確保
されており、モータ50および52は外部からは
見えない。また、それらへの電力供給用のケーブ
ルは、図示はしないが可動ベース4の上部あるい
は壁部等から内部へ配線されて、アーム機構の近
傍からは姿を消している。
第4図から明らかなように旋回テーブル6の一
方の脚部42には、アーム10の回動軸線と同心
的に外側からサイクロ減速機60が取り付けられ
ており、その入力軸62にタイミングプーリ64
が固定され、出力軸66にアーム10が固定され
ている。第2図に示すように、このサイクロ減速
機60のタイミングプーリ64とモータ50のタ
イミングプーリ56との間には、テーブル本体2
4の底部に形成された開口68を通つてタイミン
グベルト70が掛け渡されており、モータ50の
駆動によつてアーム10が上方または下方に回動
させられる。
また、サイクロ減速機60と向かい合つて旋回
テーブル6の他方の脚部42にもサイクロ減速機
72が取り付けられており、第4図に示すように
その入力軸74にタイミングプーリ76が、また
出力軸78に軸80がそれぞれ固定されている。
軸80はアーム10の回動軸線と同心的に、かつ
アーム10に対して自由に回転できる状態で設け
られており、この軸80にレバーリンク82がセ
レーシヨンによつて固定されている。レバーリン
ク82には、第3図に示すようにトルクリンク8
4の一端がピン86により相対回転可能に連結さ
れ、トルクリンク84の他端はアーム12に対し
てピン88により同様に連結されている。レバー
リンク82はアーム12と平行であり、トルクリ
ンク84はアーム10と平行であつて、これらが
平行リンク機構を構成している。そして第2図に
示すサイクロ減速機72のタイミングプーリ76
と、前記モータ52(第3図参照)のタイミング
プーリ58との間にも、テーブル本体24の底部
に形成された開口90を通つてタイミングベルト
92が掛け渡されている。従つてモータ52の駆
動により、タイミングベルト92、サイクロ減速
機72、軸80、レバーリンク82およびトルク
リンク84を介してアーム12が左右方向に回動
させられ、アーム10の上下方向の回動との組合
せによつてハンド16の位置が適宜に設定され
る。
ハンド16の全体を手首部材14に対して回転
させるハンド回転用のロータ94が、アーム10
の後端部に設けられている。このモータ94は減
速ギヤ列を内蔵した電動式のモータであり、その
出力軸にスプロケツト96が固定されて、これに
チエーン98が巻き掛けられている。チエーン9
8は箱形断面のアーム10の内部を通つている
が、アーム10の内部にはその長手方向と直角に
または傾斜して補強板部100(第4図参照)が
設けられているため、チエーン98はこれに形成
された切欠102を通り、アーム10の他端部に
位置するスプロケツト104に巻き掛けられてい
る。アーム10の中間部にはチエーンガイド10
6が固定されて、チエーン98が垂れ下がるのを
防いでいる。スプロケツト104はアーム10お
よび12の回動軸線と同心の軸108に固定され
ており、この軸108はアーム12により回転自
在に支持されて前記ブラケツトリンク44の回動
軸を兼ねるもので、ブラケツトリンク44を挟ん
でスプロケツト104と反対側にもスプロケツト
110が固定されている。そしてこのスプロケツ
ト110と、アーム12のこれより下側部分に設
けられたスプロケツト112(第1図参照)との
間に、チエーン114がアーム12の内部を通つ
て張り渡されており、また中間にはチエーン11
4の張りを調整するアイドルスプロケツト116
および118が設けられている。スプロケツト1
12の裏側には、第6図に示すように同心的に別
のスプロケツト120が設けられ、またアーム1
2と手首部材14との回動軸線と同心的に、軸1
22が両者のいずれとも相対回転可能に設けられ
て、この軸122にもスプロケツト124が固定
されている。これら両スプロケツト120と12
4との間にチエーン126が張り渡されて、モー
タ94の回転駆動力が軸122にまで導かれる。
第5図に示すように手首部材14には、この軸
122と直角に立体交叉する水平方向の軸128
が回転可能に保持されており、ハンド16は軸1
28の先端に形成されたフランジ130に、ハン
ド本体132において固定されている。そして、
軸122には複数のらせん状のリブを備えたカム
134が固定される一方、軸128には外周面に
複数のローラ136を放射状に植え込んだタレツ
ト138が固定されて、これらがローラギヤカム
機構140を構成し、モータ94の駆動により90
度のインデツクス角度でハンド16を間欠的に回
転させる。
第1図に示すように、ハンド本体132には片
側で3本のガイド溝142が放射状に形成され、
その方向に爪部材144がそれぞれ移動可能に保
持されている。以下、本図には表れていないが、
特開昭60−117039号公報の第6図および第7図等
に開示されているように、その裏側には各爪部材
144の裏面に植え込まれたカムフオロワとそれ
ぞれ係合するカム部(例えばカム溝)を備えた回
転体が同心的に設けられ、各カム部は回転体の一
方向の回転に従つてその回転中心からの距離が漸
増するように形成されおり、その回転で爪部材1
44が開き、逆の回転で閉じ、つまりはハンド1
6が開閉する。爪部材144はその閉作動でワー
クの外周面を把持するが、開作動で内側から保持
することも可能である。上記回転体は外周面に歯
を備えてピニオンを兼ね、このピニオンにラツク
シリンダのラツクピストンがかみ合い、ラツクピ
ンは両端部分がシリンダボアにそれぞれ嵌め入れ
られて、一端側にハンド16を閉じる油圧が供給
される油圧室を形成し、他端側にハンド16を開
く油圧が供給される油圧室を形成する。これらの
油圧室のいずれかに択一的に圧油が供給されるこ
とにより、ラツクピストンが移動されられて回転
体を所定角度回転させ、上述のカム作用によりハ
ンド16に開閉動作を行わせる。このようなラツ
クシリンダはハンド16が2個存在するため、そ
の数に対応して2個設けられ、従つて油圧回路は
2系統ずつ都合4系統が必要となる。
これら2個のラツクシリンダをそれぞれ作動さ
せる4系統の互いに独立な油圧は、前記可動ベー
ス4上に設けられたマニホールド146から、旋
回テーブル6、ロツドリンク46、ブラケツトリ
ンク44、ロツドリンク48および手首部材14
を経て各ハンド16に導かれ、同様な径路をたど
つて排出される。
まず、適数の電磁切換弁146を備えたマニホ
ールド146から、図示はしないが4本の油通路
が旋回軸26の上端部に向かつて延び、回転管継
手150を経て旋回軸26内に形成された長手方
向の4本の油通路とそれぞれ連通している。これ
らの油通路は旋回軸26内を下方に延び、テーブ
ル本体24の上部に至ると、ここで2本ずつ二手
に分かれ、テーブル本体24の相対向する二つの
垂直壁部をそれぞれ伝い、さらに旋回テーブル脚
部42の各々の内部を2本ずつ延び、各脚部42
とロツドリンク46との連結部に至る。
第7図に示すように、この連結部において各脚
部42の内側面には、互いに対向するボス部15
2が形成され、2本ずつ振り分けられた油通路1
54がそれぞれのボス部152へ導かれている。
以下、理解を容易にするために、油通路を表す番
号のあとにa,b,c,dの符号を付して4系統
の区別をし、かつ、aまたはcの付された油通路
はハンド16を閉作動させる油圧を導くものと
し、bまたはdの付された油通路は開作動させる
油圧を導くものとする。ロツドリンク46は、そ
の一端部が上記二つのボス部152によつて回転
可能に支持されたものであるが、それを単品で取
り出して第8図、第9図および第10図に示す。
これらの図から明らかなように、ロツドリンク
46は四角形の断面形状を有する長手のリンク本
体156を備え、このリンク本体156の一端部
(左端)から長手方向に直角な向きに、円形断面
の突出部が対称的かつ一体的に形成されてT字形
状をなしている。この突出部のうち、リンク本体
156に隣接する内側の部分が被軸受部158と
され、これより外側に突き出た部分が回転管継手
部160とされていて、これらが対称的に位置し
ている。リンク本体156の反対側の端部も全く
同様な構造である。このロツドリンク46の内部
には、互いに独立な4本の油通路162a,16
2b,162c,162dが形成されている。油
通路162a,162cは、各回転管継手部16
0に外周面から半径方向に穿孔され、対いでその
軸心に平行に延び、被軸受部158を経てリンク
本体156の一端に至る。ここで直角に曲がり、
2本並んでリンク本体156の他端まで延びたの
ち二手に分かれ、他端側の各被軸受部158を経
て回転管継手部160の外周面にそれぞれ開口し
ている。一方、油通路162b,162dはリン
ク本体156の内部では先の2本と同様で、それ
らと平行に延びているが、各回転管継手部160
の外周面ではなく端面から穿孔され、それぞれ背
中合わせの形態でコの字状に延び、他端側の各回
転管継手部160の端面に開口している。なお、
もう一つのロツドリンク48も、以上と全く同様
の構造である。
このようなロツドリンク46の一端部が、第7
図に示すように旋回テーブル脚部42のボス部1
52に組み付けられ、その被軸受部158の各々
において、各ボス部152の内周面との間に設け
られたベアリング164によつて回転可能に保持
されている。また、回転管継手部160の各々
は、各ボス部152のさらに奥の部分に軸方向の
空所を残して回転可能に嵌合され、その空所がそ
れぞれ油室166b,166dとされていて、こ
れらの油室166b,166dが、旋回テーブル
脚部42の油通路154b,154dとロツドリ
ンク46の油通路162b,162dとをそれぞ
れ常時連通させている。さらに、ボス部152の
各回転管継手部160と嵌合している内周面に
は、円環状の油溝168a,168cがそれぞれ
形成されており、これらの油溝168a,168
cが油通路154a,154cと油通路162
a,162cとをそれぞれ常時連通させている。
すなわち、ここに回転管継手170が構成されて
いるのである。
ロツドリンク46の他端部は前記ブラケツトリ
ンク44に連結されており、このブラケツトリン
ク44内にも、第11図および第12図に示すよ
うに互いに独立な4本の油通路172a,172
b,172c,172dが、ロツドリンク46と
48との端部同士を直線的につなぐように形成さ
せている。そしてブラケツトリンク44とロツド
リンク46との連結部には回転管継手174が設
けられているが、その構成は上述と同様である。
すなわち第12図に示すように、ロツドリンク4
6の被軸受部158および回転管継手部160
が、2分割構造のブラケツトリンク44内に組み
込まれ、ベアリング176により回転可能に保持
されるとともに、油溝178a,178cを介し
てロツドリンク46の油通路162a,162c
とブラケツトリンク44の油通路172a,17
2cとが各々連通させれられ、油室180b,1
80dを介して同様に油通路162b,162d
と油通路172b,172dとが各々連通させら
れているのである。
ブラケツトリンク44とリンクロツド48との
連結部にも全く同じ回転管継手182が設けら
れ、ブラケツトリンク44の4本の油通路172
a〜dと、リンクロツド48内に形成された4本
の油通路184a〜dとをそれぞれ連通させてい
る。さらに第13図に示すように、このリンクロ
ツド48と前記手首部材14との連結部にも回転
管継手186が設けられ、それの油溝188a,
188cからは油通路190a,190cが、ま
たそれの油室192b,192dからは油通路1
90b,190dが、ハンド16の軸128と手
首部材14との回転嵌合部へ向かつてそれぞれ延
びている。
第5図から明らかなように、手首部材14には
ハンド16の側から円形の軸収容穴194が形成
され、この軸収容穴194にスリーブ195が油
密に嵌合・固定されており、軸128はこのスリ
ーブ195内に油密に嵌合されて、両サイドのベ
アリング196および198によつて回転できる
ようにされている。スリーブ195の外周面には
4本の円環状の油溝200a,200b,200
c,200dが形成され、これらに回転軸継手1
86から延びる上記4本の油通路190a〜dが
それぞれ連通している。スリーブ195の内周面
にはそれらの油溝と対応する位置に同じく円環状
の油溝202a,202b,202c,202d
が形成されていて、内外の油溝の対応するもの同
士が図示しない連通孔で互いに連通させられてい
る。また、上記軸128内には軸方向に平行な軸
方向孔とそれに直角な半径方向孔とからなる4本
の油通路204a,204b,204c,204
dが形成されており、これらが各半径方向孔にお
いて油溝202a〜dにそれぞれ連通して、ここ
にも回転管継手206が構成される一方、軸方向
孔においてハンド16のラツクシリンダに通じて
いる。すなわち、油通路204aと204bとが
一方のラツクシリンダの各油圧室にそれぞれ連通
し、油通路204cと204dとが他方のラツク
シリンダの各油圧室にそれぞれ連通しているので
あり、以上により前記マニホールド146から各
ラツクシリンダにハンド開閉用の作動油が供給さ
れることとなるのである。
このように4系統の油圧径路がロツドリンク4
6,48およびブラケツトリンク44等の内部に
形成され、かつ関節部に回転管継手160,17
0,174,182等が用いられているため、配
管用および継手用の油圧ホースは不要である。ま
た、それら回転管継手は横方向に出つ張るが、補
助リンクである細いロツドリンク46,48やブ
ラケツトリンク44に組み込まれているため、第
4図から明らかなように、そこが出つ張つてもア
ーム10や12の幅寸法より小さいくらいであ
る。
なお、以上説明した実施例ではハンド16が2
個存在したが、1個であれば2系統の油圧回路を
形成すればよく、また空気圧を用いるのであれば
油通路を空気通路に置き換えればよい。
一方、前記二つのモータ50および52につい
て言えば、それらを軸方向に多少ずらして配置し
てもよく、また両モータの軸線を旋回テーブル6
の旋回軸線に直角な平面内でなく、若干傾いた平
面内に位置させてもよい。なお、それらのモータ
50および52を並列に配置することはスペース
の節減に寄与するが、不可欠ではなく、直列的に
配置することもできる。
その他、具体的な説明は割愛するが、当業者の
知識に基づく種々の実施態様が存在することは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である産業用ロボツ
トの全体を示す正面断面図である。第2図はその
左側面図(一部断面)であり、第3図はその一部
を拡大して示す平面図である。第4図は第1図の
−断面図であり、第5図は第1図の一部を示
す拡大断面図である。第6図は第5図の背面図で
あり、第7図は第1図の−断面図である。第
8図は第1図のロツドリンクの正面図であり、第
9図はその平面図、第10図はその左側面図であ
る。第11図は第1図のブラケツトリンク付近を
示す拡大図であり、第12図はその−断
面図である。第13図は第5図の−断面
図である。 6……旋回テーブル、10……第1のアーム、
12……第2のアーム、14……手首部材、16
……ハンド、26……旋回軸、36……パラレル
カム機構、44……ブラケツトリンク、46,4
8……ロツドリンク、50……第1のモータ、5
2……第2のモータ、70,92……タイミング
ベルト、82……レバーリンク、84……トルク
リンク、140……ローラギヤカム機構、15
0,170,174,182,186,206…
…回転管継手、158……被軸受部、160……
回転管継手部、154,162,172,18
4,190,204……油通路、166,18
0,192……油室、168,178,188,
200,202……油溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1以上のアームを備えてロボツト本体に連結さ
    れたアーム機構と、流体圧によつて作動させられ
    るハンドを保持してアーム機構の先端に連結され
    た手首部材と、前記アームとともに平行リンク機
    構を構成し、アーム機構が1平面内でどのように
    回動しても前記手首部材を基準面に対して常に平
    行に保つ補助リンクとを含む産業用ロボツトにお
    いて、 前記ハンドを作動させる流体圧を前記ロボツト
    本体から前記ハンドへ導く流体通路を、前記補助
    リンクの内部に形成するとともに、各補助リンク
    の流体通路同士を回転管継手で接続したことを特
    徴とする産業用ロボツト。
JP15174386U 1986-10-02 1986-10-02 Expired JPH0340554Y2 (ja)

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