JPH0341103B2 - - Google Patents

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JPH0341103B2
JPH0341103B2 JP8035984A JP8035984A JPH0341103B2 JP H0341103 B2 JPH0341103 B2 JP H0341103B2 JP 8035984 A JP8035984 A JP 8035984A JP 8035984 A JP8035984 A JP 8035984A JP H0341103 B2 JPH0341103 B2 JP H0341103B2
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polymer
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は良好な耐クラツク性を有する樹脂組成
物に係わり、さらに詳しくは、フエニレンエーテ
ル系重合体と、二項曲線で示される粒径分布を有
するゴム状重合体を含むゴム変性スチレン系樹脂
とから成るフエニレンエーテル系樹脂組成物であ
つて、耐クラツク性が改善さた樹脂組成物に関す
る。 フエニレンエーテル系重合体とゴム変性スチレ
ン系重合体を混合してなるフエニレンエーテル系
樹脂組成物は耐熱性、耐衝撃性に優れた樹脂組成
物としてよく知られており、成形材料等の分野で
広く用いられている。また近年、該組成物の用途
の拡大とともに、大型成形物あるいは複雑な形状
の成形物の材料としての需要が拡大されている。
しかしながらかかる分野において、従来のフエニ
レンエーテル系樹脂組成物を用いると、成形品の
流動末端の鋭角コーナー部分などの局部的に残留
歪が強く残ると考えられる箇所にクラツクが発生
する問題が生じている。 本発明は従来の高い耐衝撃性、耐熱性、加工性
を保持し、且つ耐クラツク性の著しくすぐれたポ
リフエニレンエーテル系樹脂組成物を提供するこ
とを目的とするものである。 上記の組成物においてゴム状重合体粒子の平均
粒子径が小さい場合、たとえば0.7〜1.1μである
場合、高い耐衝撃性、高い流動性、及び高い光沢
性が得られるが(特願昭58−82691及び82692)耐
クラツク性に劣る。 また、0.6μmより小さい粒子を比較的多量に含
みかつ3μmより大きい粒子も含む軟質成分粒子を
用いることが知られており(特開昭57−85841公
報)、その典型的例は0.2〜0.5μmの粒子85〜95重
量%、4〜7μmの粒子15〜5重量%である。この
従来知られた技術によると、それが意図した耐衝
撃性は改善されるが、そこでは言及されていない
耐クラツク性の点ではいぜんとして不満足であ
る。 一方、後記の比較例2で示すように、該組成物
中のゴム状重合体粒子の平均粒子が3.0μm以上で
ある場合、良好な耐クラツク性を与えるが耐衝撃
性を低下し、また成形時の加工性及び成形品の表
面光沢性を極端に低下し、これら諸特性が要求さ
れる分野に使用できない。 そこで本発明者は、かかる耐クラツク性の問題
を解決し同時に良好な耐衝撃性、流動性及び光沢
性を示す樹脂組成物を得んものと鋭意研究を重ね
た結果、本発明に達した。 すなわち本発明は、フエニレンエーテル系重合
体及びゴム変性スチレン系重合体を含有するフエ
ニレンエーテル系樹脂組成物において、ゴム変性
スチレン系重合体がその6〜15重量%をなすゴム
状重合体を含み、かつ各々0.7〜1.1μm及び3.0〜
7.0μmの平均粒子径の二つの粒子群から構成され
る二項曲線で示される粒径分布を持つことを特徴
とする、耐クラツク性が著しく良好なフエニレン
エーテル系樹脂組成物を提供する。 ここで、ゴム状重合体粒子の25〜75重量%は
0.7〜1.1μmの平均粒子径を持ちかつその少くとも
5重量%、好ましくは少くとも60重量%が0.5〜
1.4μ、とくに0.6〜1.3μの範囲の粒子径を有し、ゴ
ム状重合体粒子の残りの75〜25重量%は3.0〜
7.0μmの平均粒子径を持ちかつその少くとも50重
量%、好ましくは少くとも60重量%が2.0〜
9.0μm、とくに2.2〜8.6μの範囲の粒子径を有する
ことが好ましい。 この粒径分布は、いわゆる二項曲線
(bimodalcvrve)でなり、0.7〜1.1μmの間に一つ
のピーク、3.0〜7.0μmの間にもう一つのピークを
持つ。典型的な分布の例を第1図に示す。 このような分布のゴム変性スチレン系樹脂を製
造する方法としては、前記粒子径の分布が生ずる
ように留意する限り、任意の方法により行なうこ
とができる。たとえば種々の平均粒子径のゴム重
合体を有するゴム変性スチレン系重合体を相互に
混合してもよい。ゴム変性スチレン系重合体は例
えばゴム状重合体の存在下にスチレン系単量体を
主成分とする単量体を重合することによつてある
特定の平均粒子径を得ることができる。 かかるゴム状重合体粒子の大きさは、ゴム変性
スチレン系樹脂を製造する際の公知の方法によつ
て調節される。例えば、用いるゴム状重合体の種
類、予備重合を行う際の撹拌の強度・分子量調節
剤の量・溶剤の量・重合速度等を変化させる事に
よりゴム状重合体粒子の平均粒子径や粒子径分布
を変化させうる。ゴム変性スチレン系樹脂の重合
方法としては公知の製造方法が適用されるが、塊
状重合法または塊状−懸濁二段重合法を採用する
ことが好ましい。本発明においてゴム状重合体
は、例えばブタジエン重合体、スチレン−ブタジ
エン系共重合体の一種またはその混合物が挙げら
れる。またエチレン−プロピレン−ジエン系共重
合体を使用することができる。ゴム変性スチレン
系重合体中のゴム状重合体の含有量は6〜15重量
%、とくに8〜15重量部である。 本発明においてスチレン系単量体としては、ス
チレン、パラメチルスチレン、α−メチルスチレ
ン、ブロムスチレン及びt−ブチルスチレン等の
一種以上が用いられ、スチレン及びパラメチルス
チレンの一種以上が好ましく用いられる。またこ
れらのスチレン系単量体と共重合可能な単量体、
例えばアクリロニトリル、メチルメタアクリレー
ト、無水マレイン酸等をスチレン系単量体の一部
としておきかえて用いることも可能である。 ゴム変性スチレン系重合体中のゴム状重合体粒
子の平均粒子径は当業者に良く知られた方法、例
えば位相差顕微鏡、電子顕微鏡、遠心沈降法、コ
ールターカウンター法などの方法で測定できる。
本発明で用いた方法はコールターカウンター法で
あり、その平均粒子径は体積平均を使用した。 本発明で言うフエニレンエーテル系重合体は一
般式 (但し、R1,R2,R3,R4は炭素数3以下の同一
または異なるアルキル基を示し、Q1,Q2,Q3
Q4は水素又は炭素数3以下の同一または異なる
アルキル基を示す。m及びnは0または自然数を
表わしm=n=0の場合を除く。) で表わされる重合体である。ポリフエニレンエー
テルの例としてはポリ(2,3−ジメチル−1,
4−フエニレンエーテル)、ポリ(2,3−ジエ
チル−1,4−フエニレンエーテル)等が挙げら
れる。このものは公知の方法、例えば特公昭36−
1869号に記載された方法により、相当するアルキ
ルフエノールを酸化重合して容易に製造される、
ポリフエニレンエーテルの好ましい重合度(即ち
上記一般式におけるm+n)は、数平均重合度が
50−400の範囲である。数平均重合度が50未満で
は樹脂組成物の機械的特性に剛性が低下するので
好ましくなく、400を超えると成形加工が著しく
低下するので好ましくない。 本発明に従うゴム変性、スチレン系重合体及び
フエニレンエーテル系重合体を含むフエニレンエ
ーテル系樹脂組成物は、本発明の要件を満足する
限りにおいて任意の公知の方法を用いて製造する
ことが出出来る。即ち、通常は押出機によりフエ
ニレンエーテル系重合体とゴム変性スチレン系樹
脂とを混合して樹脂組成物が製造される。 かかるフエニレンエーテル系樹脂組成物は、公
知の種々の方法により成形物となすことができ
る。 好ましい方法としては、2種以上のゴム変性ス
チレン系重合体とフエニレンエーテル系重合体を
押出機により混合しフエニレンエーテル系樹脂組
成物の成形体を得ることができる。 フエニレンエーテル系重合体の配合量は、本発
明に従う粒度分布のゴム変性スチレン系重合体
100重量部に対して10〜900重量部、好ましくは20
〜300重量部である。この値が10重量部未満では
耐熱性が低下し、逆に900重量部を越えると成形
加工時の流動性が低下する。これに加えて、或い
はゴム変性スチレン系重合体粒子の一部と置き換
えて、スチレン重合体を加えることもできる。 本発明のフエニレン・エーテル系樹脂組成物に
は必要に応じて公知の樹脂老化防止剤、内部潤滑
剤、顔料、難燃剤、帯電防止剤、耐衝撃性改質剤
等を添加することも差支えない。 以上の記載から明らかなように、本発明のフエ
ニレンエーテル系樹脂組成物は、従来のフエニレ
ンエーテル系樹脂組成物と比較して、耐クラツク
性が極めて優れた組成物で、しかも、従来の組成
物のもつ成形加工時の流動性、高い耐衝撃性、耐
熱性を保持したものであり、その工業的価値は極
めて大きい。 以下実施例および比較例を挙げて本発明を具体
的に説明する。なお、特記しない限り「部」は重
量部を示す。 実施例 1 ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フエニレン
エーテル)〔固有粘度0.47dl/g、クロロホルム
溶液、25℃〕38部、ゴム変性ポリスチレン〔平均
ゴム粒径4.2μ、ゴム含量10%:HIPSと呼ぶ。
物性は表1に示す〕31部、ゴム変性ポリスチレン
〔平均ゴム粒径0.9μ、ゴム含量7%:HIPSと呼
ぶ。物性は表1に示す〕31部、難燃剤7.5部、及
び安定剤0.3部とからなる樹脂混合物を減圧ペン
ト付き二軸押出機にて290℃の温度で押出し、ペ
レツト化し樹脂を得た。 本樹脂をシリンダー温度270℃、射出圧力1200
Kg/cm2、金型温度50℃に設定した射出成形機を使
用して第2図に示す試験片を成形し、成形直後、
及び熱処理(80〜90℃、24時間)後の試験片にク
ラツクが発生しているか歪かを判定した。また衝
撃強度、溶融指数はそれぞれJISK7110,
JISK7210に準拠して評価した。また表面光沢は
デジタル変角光沢計UGV−4D(スガ試験機株式
会社製)を用いて、入射角、受光角60゜における
光沢度を測定した。結果を表2に示す。 実施例 2 実施例1と同じポリ(2,3−ジメチル−1,
4−フエニレンエーテル)38部、ゴム変性ポリス
チレン〔平均ゴム粒径7μ、ゴム含量10%:HIPS
と呼ぶ。物性は表1に示す。〕31部、HIPS
31部、難燃剤7.5部、及び安定剤0.3部とから成る
樹脂混合物を実施例1と同様にペレツト化し、成
形品を得、同様に試験を行なつた。結果を表2に
示した。 比較例 1 実施例1と同じポリ(2,3−ジメチル−1,
4−フエニレンエーテル)38部、ゴム変性ポリス
チレン〔平均ゴム粒径2μ、ゴム含量8.5%:HIPS
と呼ぶ。物性の詳細は表1に示す。〕38部、難
燃剤7.5部、及び安定剤0.3部とから成る樹脂混合
物を実施例1と同様にペレツト化し、成形品を
得、同様の試験を行なつた。結果を表2に示し
た。 比較例 2 実施例1と同じポリ(2,6−ジメチル−1,
4−フエニレンエーテル)38部、ゴム変性ポリス
チレン〔HIPS〕62部、難燃剤7.5部、及び安定
剤0.3部とからなる樹脂混合物を実施例1と同様
にペレツト化し、成形品を得、同様の試験を行な
つた。結果を表2に示した。 比較例 3 実施例1と同じポリ(23−ジメチル−1,4−
フエニレンエーテル)38部、ゴム変性ポリスチレ
ン〔HIPS〕62部、難燃剤7.5部、及び安定剤
0.3部とからなる樹脂混合物を実施例1と同様に
ペレツト化し、成形品を得、同様の試験を行なつ
た。結果を表2に示した。 以上の実施例及び比較例より、本願発明におい
ては耐クラツク性が向上し、同時に衝撃強度、溶
融指数及び光沢が良好であることが判る。とくに
比較例3から、0.9μという微小粒子は従来知られ
ているように衝撃強度、溶融指数及び光沢は改善
されるが、耐クラツク性の向上には貢献しないこ
とが明らかである。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の樹脂組成物に含有されるゴ
ム状重合体粒子の粒径分布の例を示す。第2図は
本願の実施例及び比較例で作つた試験片の形状を
示す。
【特許請求の範囲】
1 (A) ゴム状重合体を1〜15重量パーセント含
有し、該分散ゴム粒子の平均粒子径が0.1〜
2.5μであるゴム変性スチレン系樹脂に対して、 (B) 有機ポリシロキサンをケイ素量として0.01〜
0.2重量パーセント、および (C) エチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合
体を0.05〜10重量パーセント配合してなること
を特徴とするゴム変性スチレン系樹脂組成物。 2 (A) ゴム変性スチレン系樹脂がゴム変性ポリ
スチレン樹脂である特許請求の範囲第1項記載
の樹脂組成物。 3 (C) エチレン・不飽和カルボン酸エステル共
重合体が、エチレン・エチルアクリレート共重
合体、エチレン・メチルアクリレート共重合体
および、エチレン・エチルメタクリレート共重
合体から選ばれる少なくとも1種である特許請
求の範囲第1項または第2項記載の樹脂組成
物。
JP8035984A 1984-04-23 1984-04-23 耐クラツク性の良好なフエニレンエ−テル系樹脂組成物 Granted JPS60223850A (ja)

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JPS60223850A JPS60223850A (ja) 1985-11-08
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CA1280235C (en) * 1985-04-19 1991-02-12 Ken-Ichi Okada Polyphenylene ether resin composition
CA2009053C (en) * 1989-02-03 1999-09-28 Isao Sasaki Impact-resistant resin

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JPS60223850A (ja) 1985-11-08

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