JPH0341845Y2 - - Google Patents

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JPH0341845Y2
JPH0341845Y2 JP1986192467U JP19246786U JPH0341845Y2 JP H0341845 Y2 JPH0341845 Y2 JP H0341845Y2 JP 1986192467 U JP1986192467 U JP 1986192467U JP 19246786 U JP19246786 U JP 19246786U JP H0341845 Y2 JPH0341845 Y2 JP H0341845Y2
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cylindrical guide
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋼材熱間圧延ライン内の熱延鋼材ガ
イド用筒状ガイド部材に関する。 〔従来の技術〕 鋼材熱間圧延ライン内には、ラインに沿つて搬
送される鋼材の走行方向や走行姿勢を制御するた
めに、ノンフリクシヨンタイプのガイドローラの
ほかに、フリクシヨンタイプの筒状ガイド部材が
設置されている。 筒状ガイド部材の形状はさまざまであるが、基
本的には、通過する鋼材の進行方向に向かつて孔
径が漸減する円錐状通路を有するテーパ部と、該
テーパ部の円錐状通路に連続する小径の通路を有
する胴部を備えた筒状体である。第5図および第
6図にその例を示している。第5図の例は、鋼材
取り込み口として前部にテーパ部20を有し、テ
ーパ部20の後側に、小径の通路r3を有する胴
部30を備えている。第6図の例では、前部にア
タツチメント部分である大径の通路r1を成す筒
状部10を有し、その後部に円錐状通路r2を有
するテーパ部20と、それに続く小径の通路r3
を有する胴部30とを備えている。棒鋼、線材、
バーインコイル等の熱間圧延鋼材Sは、図の右側
から矢符方向に進行し、テーパ部20の通路r2
を通つて胴部30の通路r3に導入され、通路r
3の尾端側から左方に導出される。 テーパ部20の通路r2から胴部30の狭い通
路r3内に導入される鋼材Sは、おどり・はね等
の不規則な運動を伴いつつ、通路r3内を高速度
で走行する。このため、鋼材の連続搬送工程にお
ける筒状ガイド部材の通路r3内では、その壁面
のあちこちに、鋼材Sの衝突と強いこすりつけ
(摺接)が繰返し加わる。この通路r3内におけ
る鋼材Sのおどり・はね等による衝突・摺接の緩
和を意図して、第5図のように、通路r3の口径
が尾端側に向つて漸増する末広がり形状に設計す
ることも行われているが、通路口径の拡大は筒状
ガイド部材のガイド効果の低下を伴うので、その
形状設計にはおのずと制約があり、それ程の実効
は期待し得ない。 テーパ部20の通路r2では、その壁面に対す
る鋼材Sの衝突や摺接が加わるのは、鋼材の先端
部が取込まれてそこを通過する時だけであつて、
先端部が通路r3内に導入された定常状態なれ
ば、狭い通路r3内におけるような頻繁な衝突・
摺接は受けないはずであるが、圧延ラインによつ
ては、定常状態となつた後にも、鋼材Sが前記の
ように不規則な運動を伴うこと等のために、通路
r3に隣接する領域(第2図中、符号22で示さ
れる部分)の表面に対し、鋼材Sの衝突・摺接が
繰返し加わる場合もある。 なお、テーパ部20の前方に第6図のようにア
タツチメントとして筒状部10が形設されている
筒状ガイド部材における該筒状部10について
は、鋼材Sの衝突・摺接をうけないように、その
通路r1に十分大きな口径が与えられている。 〔考案が解決しようとする課題〕 上記筒状ガイド部材として、圧延鋼材による衝
撃や摩耗に対する抵抗性の点から、従来より専ら
ダクタイル鋳鉄材が使用されてきた。 しかしながら、その筒状ガイド部材は、機械衝
撃に対しすぐれた抵抗性を有してはいるもの、、
耐摩耗性は十分といえず、殊に問題となるのは、
赤熱状態の圧延鋼材の衝突・摺接により、胴部3
0の通路r3の壁面のあちこちに鋼材の焼付きと
それによる肌荒れが生じ易いということである。
使用条件により、テーパ部20の通路r2の後部
壁面にも焼付きを生じる場合も少なくない。 通路内面に焼付きが生じた筒状ガイド部材をそ
のまゝ使用すると、通過する圧延鋼材の表面に疵
がつく。鋼材が最終圧延ローラを通過した後のも
のである場合、その疵はそのまゝ製品の表面欠陥
となり、品質および歩留りの低下を免れない。 この対策として、近時圧延ライン用耐摩耗材料
として注目されているWC系等の超硬材料を筒状
ガイド部材に適用することが考えられるが、超硬
材料は、金属材料を大きく凌ぐ耐摩耗性・耐熱性
を有しているにも抱らず、耐焼付性の点では、ダ
クタイル鋳鉄等の従来材と大差がなく、それほど
の効果を期待することはできない。 なお、焼付き防止対策のみに注目すれば、カー
ボン層をガイド部材の内面にライニングすること
が有効であり、その良好な潤滑作用により焼付き
のほゞ完全な防止が可能となる。しかし、カーボ
ン層は摩耗抵抗性に乏しいため、鋼材の衝突、摺
接による摩耗減肉および肌あれの進行が速く、メ
ンテナンスおよび耐久性等に難点がある。 本考案は上記実情に対処するための改良された
熱間圧延鋼材ガイド用筒状ガイド部材を提供する
ものである。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本考案は、通過する鋼材の進行方向に向かつて
内径が漸減する円錐状通路を有するテーパ部と、
該テーパ部の円錐状通路に連続する通路を有する
胴部とを備えた熱間圧延鋼材ガイド用筒状ガイド
部材において、 前記テーパ部の少なくとも前部は金属部材であ
り、該金属部材から胴部後端に到るまでの部分
は、金属からなる外層と、該外層の内面に積層さ
れたセラミツク焼結体からなる内層との二層構造
を有し、 前記テーパ部の金属部材と、前記二層構造部の
セラミツク焼結体である内層との接合部における
該内層の内径が該金属部材の内径より大であると
により該接合部に段差が形成されていることを特
徴としている。 本考案について、実施例を示す図面を参照して
説明すると、第1図および第2図中、aは金属材
料からなる外層(金属外層)、bは金属外層aに
積層されたセラミツク焼結体からなる内層(セラ
ミツク内層)である。第1図の例では、鋼材取り
込み口であるテーパ部20とそれに続く胴部30
の入口部分31を金属材料で形成し、それより後
方の胴部尾端に到るまでの部分を金属外層aとセ
ラミツク内層bとからなる二層構造としている。
また、第2図は、テーパ部20の後部22にも鋼
材の衝突・摺接が繰返される場合の対策として、
テーパ部20の後部22を含め、胴部30の入口
部31から尾端に到る領域を金属外層aとセラミ
ツク内層bとの二層構造とし、鋼材の衝突・摺接
が実質上問題とならないテーパ部20の前部21
およびその前方の筒状部10は、セラミツクを省
略し、金属だけで形成した例を示している。 本考案の筒状ガイド部材は、鋼材との焼付きの
生じ易い部分の鋼材通路をセラミツク焼結体で形
成しているので、赤熱鋼材が高速度で通過する苛
酷な条件のもとにおいても、安定した高度の耐焼
付性を示す。また、摩耗抵抗性も十分であり、長
期使用においても摩耗による減肉や肌荒れは極め
て軽微である。 セラミツク焼結体は、耐焼付性にすぐれている
反面、金属材料に比べ、破壊靭性値が低い。この
点に鑑み、本考案は通過する鋼材の機械衝撃を直
接うけるテーパ部20に対し、少なくともその前
部21を高靭性材料である金属で形成することと
し、これにより、鋼材の衝撃に対する所要の抵抗
性を確保し、亀裂・破損等を生じないようにして
いる。また、セラミツク焼結体で鋼材通路を形成
している部分についても、セラミツク焼結体を内
層bとし、これを金属外層aで補強することによ
り、鋼材の荷重や衝撃による亀裂・破損等を防止
している。 更に、金属部材とセラミツク焼結体とでは摩耗
抵抗の差により、金属部材の摩損が早くすすむの
で、金属部材とセラミツク焼結体との接合部分
(境界部分)付近は、金属部材が偏摩耗して金属
部材の内面に対しセラミツク焼結体の内面が突出
した状態になり易い。その状態で鋼材が通過する
と、セラミツク焼結体に大きな機械衝撃が加わ
る。この対策として、本考案は、第3図および第
4図に示すように、前記接合部におけるセラミツ
ク焼結体の内径を金属部材の内径よりも大きくし
て段差Gを与えることにより、セラミツク焼結体
に対する機械衝撃を回避しもしくは緩和するよう
にしている。その段差Gの大きさは、セラミツク
焼結体と金属部材の摩耗抵抗の差にもよるが、約
0.5mm以上とすることが望ましい。 前記第1図では、テーパ部20と胴部30の入
口部311を金属で形成しているが、ガイド部材
の使用条件に応じて胴部30の入口部31もセラ
ミツク内層bと金属外層aの二層構造とし、更に
第2図の例と同じように、テーパ部20の後部を
も二層構造とする場合もある。また、第2図で
は、テーパ部20の後部22を含めてその後方の
全長に亘つて二層構造としているが、テーパ部2
0の後部22のセラミツク内層bを省略して、前
部21と同じように金属を以て形成する場合もあ
り、更に前記第1図の例と同じように、胴部30
の入口部31のセラミツク内層bを省略する場合
もある。 本考案筒状ガイド部材の二層構造部分における
内層bを形成するセラミツクは、例えば、窒化け
い素系、炭化けい素系、アルミナ系、ジルコニア
系等、その材質は特に限定されないが、これらの
うち、窒化けい素系セラミツクは、耐焼付き性と
共に、耐熱衝撃性が他のセラミツクに比しすぐれ
ている点で好ましく用いられる。とりわけ、相対
密度90%以上、曲げ強さ60Kgf/mm2以上を備えた
緻密質窒化けい素焼結体は、機械的な負荷や衝撃
に耐える高度の強靭性を有しているので、本考案
におけるセラミツク内層bとして特に好適であ
る。他方、二層構造の金属外層aおよびそのほか
の部分の金属部材の材質は特に限定されないが、
従来より常用されているダクタイル鋳鉄等、強
度・靭性と共に、耐摩耗性を備えたものを使用す
ればよい。 セラミツク焼結体と金属部材とは、例えば嵌め
合わせ、嵌め込み、ねじ込み等の機械的方法によ
り一体化することができ、またその接合面は必要
に応じて、ろう付け、エポキシ樹脂接着剤等によ
り接着法が併用される。 〔実施例〕 第2図に示すようにテーパ部20の後部22お
よび胴部30の全長を金属外層aとセラミツク内
層bとの二層構造とし、テーパ部の前部21は金
属単層である筒状ガイド部材(但し、テーパ部の
前方の筒状部10は有しない)を製作した。セラ
ミツク内層bは熱間静水圧加圧焼結品であり、金
属外層aとセラミツク内層bは、嵌め込みにより
一体化し、界面はエポキシ樹脂接着剤で接合し
た。諸元寸法は次のとおりである。 胴部:テーパ部の外径:60mm 胴部30 軸方向長さ:500mm 外層aの肉厚:10mm 内層bの肉厚:10mm 通路r3の内径:20mm(ストレート) テーパ部20 軸方向長さ:50mm 後部22の長さ;25mm 斜面開き角度:30゜ テーパ部の前部21と後部22の段差:0.8mm また比較のため、セラミツクに代え、超硬合計
金(WC−C0)、またはカーボンを内層材料とし
た二層構造を有する上記と同一タイプの筒状ガイ
ド部材(諸元寸法は上記と同じ)、および従来例
であるダクタイル鋳鉄単一材料からなる筒状ガイ
ド部材を用意した。 上記各筒状ガイド部材を、特殊鋼棒材(φ8〜
12,mm)の連続熱間圧延ラインの最終ロールスタ
ンド部に設置し実機使用試験に供した。 第1表に、試験後のガイド部材内面の焼付きの
有無と併せて、最大摩耗深さ(mm)、摺接面の粗
度(Rmax,μm)の測定結果を示す。いずれも
鋼材圧延量は1000トンである。 同表において、発明例No.1(窒化けい素セラミ
ツク使用)およびNo.2(アルミナセラミツク使用)
を、従来例であるダクタイル鋳鉄製の筒状ガイド
部材(No.11)と比較すると、従来例では焼付きを
生じ、表面の粗化も著しく、かつ摩耗減肉深さも
大である。なお、その表面粗度の著しい劣化は、
主として焼付きに起因する組織の荒れによるもの
であることが観察される。これに対し発明例(No.
1、No.2)は、鋼材1000トンの圧延にも抱らず、
焼付きがなく、表面粗度も良好であり、かつ摩耗
減肉深さも極めて軽微であるほか、衝撃による亀
裂・カケ等の損傷は全くなく、引き続き長期使用
可能な健全性を有している。 また、発明例(No.1、No.2)を他の比較例No.12
およびNo.13と比較すると、No.12(超硬合金使用)
は発明例と同等の摩耗抵抗性を有しているもの
の、ダクタイル鋳鉄製のものと同様に焼付きが生
じると共に、焼付きに伴う表面粗度の著しい劣化
をきたしており、またNo.13(カーボン使用)では、
良好な耐焼付性を有しているけれども、摩耗減肉
が大きく、また表面粗度の低下(この表面粗化は
摩耗の進行によるものであることが観察される)
を避け得ず、いずれも発明例(No.1、No.2)に及
ばない。
〔考案の効果〕
本考案の筒状ガイド部材は、セラミツク材料と
金属材料の材料特性の複合効果により、フリクシ
ヨンタイプの筒状ガイド部材として必要な耐機械
衝撃性を失わずに、赤熱鋼材の高速度摺接に対す
る高度の焼付き抵抗性を備えている。また摩耗抵
抗性にもすぐれている。従つて、鋼材通路内面の
肌あれとそれに起因する鋼材表面疵の発生が効果
的に防止され、鋼材の表面品質・歩留りが大幅に
改善される。また、筒状ガイド部材の耐用寿命が
向上することにより、取替頻度の減少、メンテナ
ンスの軽減、圧延ライン操業の効率化等の諸効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〔〕は本考案の実施例を示す軸方向断
面図、同図〔〕は−断面図、第2図〔〕
は本考案の他の実施例を示す軸方向断面図、同図
〔〕は−断面図、第3図は第1図のA部の
拡大図、第4図は第2図のB部の拡大図、第5
図、第6図は従来例を示す軸方向断面図である。 20:テーパ部、30:胴部、a:金属外層、
b:セラミツク内層、G:段差、S:鋼材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 通過する鋼材の進行方向に向かつて内径が漸減
    する円錐状通路を有するテーパ部と、該テーパ部
    の円錐状通路に連続する通路を有する胴部とを備
    えた熱間圧延鋼材ガイド用筒状ガイド部材におい
    て、 前記テーパ部の少なくとも前部は金属部材であ
    り、該金属部材から胴部後端に到るまでの部分
    は、金属からなる外層と、該外層の内面に積層さ
    れたセラミツク焼結体からなる内層との二層構造
    を有し、 前記テーパ部の金属部材と、前記二層構造部の
    セラミツク焼結体である内層との接合部における
    該内層の内径が該金属部材の内径より大であるこ
    とにより該接合部に段差が形成されていることを
    特徴とする耐焼付性・耐摩耗性・耐衝撃性にすぐ
    れた熱間圧延鋼材ガイド用筒状ガイド部材。
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