JPH0341893B2 - - Google Patents

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JPH0341893B2
JPH0341893B2 JP18557983A JP18557983A JPH0341893B2 JP H0341893 B2 JPH0341893 B2 JP H0341893B2 JP 18557983 A JP18557983 A JP 18557983A JP 18557983 A JP18557983 A JP 18557983A JP H0341893 B2 JPH0341893 B2 JP H0341893B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気記録媒体の製造方法、特に詳しく
は磁場配向処理が適正なタイミングでなされるよ
うにした磁気記録媒体の製造方法に関する。
従来より、溶楳により溶解された結合剤(バイ
ンダー)中に磁性粒子を分散してなる磁性塗布液
を、例えばポリエステルフイルム等の非磁性支持
体表面に塗布した磁気記録媒体が公知となつてい
る。最近ではこのような磁気記録媒体を製造する
際に、例えば特公昭56−36496号公報に示される
ように、連続移送される支持体表面に塗布された
塗布液(塗膜)が乾燥、固化する前に該塗膜に対
して外部磁界を印加し、磁性粒子の容易磁化軸を
所望方向に配向させることにより、この塗膜が固
化してなる磁性層の角形性(磁気ヒステリシス曲
線の角形形状性)を高める試みが広くなされてい
る。
上述の磁場配向処理は一般に、塗膜が乾燥、固
化する直前に行なうと効果的であることが知られ
ている。すなわち塗膜の乾燥度が低く粘度が低い
状態で磁場配向処理をしても、該塗膜中の磁性粒
子は乾燥するまでに動いてしまい配向にならな
い。また反対に塗膜乾燥が進んでから磁場配向処
理すると磁性粒子が動かないので配向し難いので
ある。そこで前記のように連続移送される非磁性
支持体に磁性塗布液を塗布して磁気記録媒体を製
造するに際しては、塗膜が乾燥、固化する直前の
ポイントを例えば化学的な測定によつてあらかじ
め求め、磁性粒子が配向が最良になる位置に磁場
配向手段を配設することが望ましいが、たとえそ
のようにしても上記ポイントは乾燥条件等の変動
によつて変わりうるから、常に磁場配向手段に乾
燥、固化直前の塗膜が供給されるようになるとは
限らない。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたも
のであり、前述したように連続移送される非磁性
支持体の表面に磁性塗布液を塗布して磁性塗膜を
形成し、その後該塗膜を乾燥、磁場配向する磁気
記録媒体の製造方法において、常に、乾燥、固化
直前状態の塗膜に対して磁場配向処理がなされう
る磁気記録媒体の製造方法を提供することを目的
とするものである。
本発明の磁気記録媒体の製造方法は、前述のよ
うな塗膜に光を照射し、該塗膜からの反射光量を
塗膜未乾燥状態から乾燥完了状態までに亘つて測
定すると、未乾燥状態下では反射光量は比較的小
さなほぼ一定値をとり、乾燥完了直前において急
激に増大し、乾燥完了すると低下してほぼ一定値
を保つ、という現象を発見したことに基づいて得
られたものであり、塗膜に対して測定光を照射す
るとともに、該測定光の塗膜からの反射光量を測
定し、該反射光量の測定結果に応じて乾燥手段を
制御することにより、磁場配向手段近傍において
上記反射光量が最大値をとるようにしたものであ
る。
すなわち、上記反射光量が最大値を示すときに
塗膜は乾燥完了して固化する直前の状態にあるの
で、このときに磁場配向処理すれば前述した理由
により磁場配向が効果的に行なわれることにな
る。
以下、図面を参照して本発明の実施例について
詳細に説明する。
第1図は本発明の磁気記録媒体の製造方法を実
施する装置の一例を示すものである。長尺、帯状
の非磁性支持体1は送出しロール2から送り出さ
れ、連続移送されて巻取りロール3に巻き取られ
る。連続移送される非磁性支持体1の表面(図中
上表面)に近接する位置には、一例として塗布ヘ
ツド4が配置され、該塗布ヘツド4により支持体
1の表面に磁性塗布液5が塗布される。この磁性
塗布液5は、溶楳により溶解された結合剤(バイ
ンダー)中に磁性粒子を分散させてなるものであ
り、この磁性塗布液5を塗布されて支持体1表面
上には塗膜5′が層成される。
上記塗布ヘツド4より支持体移送方向下流側の
位置には3つの乾燥ゾーン6,7,8が画成され
ている。各乾燥ゾーン6,7,8には乾燥風導入
口6a,7a,8aと乾燥風排出口6b,7b,
8bとが設けられ、各乾燥風導入口6a,7a,
8aには乾燥手段9,10,11から乾燥風が送
り込まれるようになつている。これら乾燥手段
9,10,11は各々、上記乾燥風導入口6a,
7a,8aから乾燥ゾーン6,7,8内に送風す
る送風機9a,10a,11aと、送風路内に配
設された蒸気式のヒータ9b,10b,11bと
からなるものであり、ヒータ9b,10b,11
bに高温の蒸気を供給する蒸気管12,13,1
4には調節弁15,16,17が介設されてい
る。
前記の非磁性支持体1の素材としてはポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナ
フタレート等のポリエステル類;ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフイン類;セルロー
ストリアセテート、セルロースダイアセテート、
セルロースアセテートブチレート、セルロースア
セテートプロピオネード等のセルロース誘導体;
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル
系樹脂;ポリカーボネート、ポリイミド、ポリア
ミドイミド等のプラスチツクの他に用途に応じて
アルミニウム、銅、スズ、亜鉛またはこれらを含
む非磁性合金などの非磁性金属類等が用いられう
る。
前記磁性粒子としては強磁性酸化鉄、強磁性二
酸化クロム、強磁性合金粉末などが使用できる。
また前記結合剤(バインダー)としては、従来公
知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂又は反応型樹脂
やこれらの混合物が使用される。塗布溶楳に使用
する有機溶楳としては、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサ
ノン等のケトン系;酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコールモノエチ
ルエーテル等のエステル系;エーテル、グリコー
ルジメチルエーテル、グリコールモノエチルエー
テル、ジオキサン等のグリコールエーテル系;ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等のタール系(芳香
族炭化水素);メチレンクロライド、エチレンク
ロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレン
クロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭
化水素等のものが選択して使用できる。
支持体上へ前記の磁性塗布液5を塗布する方法
としては前述のような塗布ヘツド4を用いる他
に、エアードクターコート、ブレードコート、エ
アナイフコート、スクイズコート、含浸コート、
リバースロールコート、トランスフアーロールコ
ート、グラビヤコート、キスコート、キヤストコ
ート、スプレイコート、スピンコート等が利用で
き、その他の方法も可能であり、これらの具体的
説明は朝倉書店発行の「コーテイング工学」253
頁〜277頁(昭和46.3.20発行)に詳細に記載され
ている。
そして乾燥ゾーン7内には配向磁石18が配設
され、非磁性支持体1は塗膜5′が未乾燥のまま
上記配向磁石18の近傍を通過し、このとき該配
向磁石18によつて塗膜5′中の磁性粒子が所望
方向に配向される。この配向磁石18としては単
極永久磁石、二極対向永久磁石、四極対向永久磁
石、あるいは電磁石等が使用されうる。
乾燥ゾーン6,7,8、内には、それぞれA
点、B点、C点において乾燥度検知装置20,3
0,40のセンサー25,35,45が配設され
ている。これら乾燥度検知装置20,30,40
はすべて同等のものであるので、以下それらを代
表し、第2図を参照して乾燥度検知装置20につ
いて説明する。乾燥度検知装置20内には、例え
ば発光ダイオード等の発光素子21と、フオトト
ランジスタ等の受光素子(光電変換素子)22が
設けられている。発光素子21の発光は測定光と
して用いられるもので、オプチカルフアイバーチ
ユーブ23によつて本体20外部に導かれるよう
になつている。上記オプチカルフアイバーチユー
ブ23の先端部は、もう1本のオプチカルフアイ
バーチユーブ24の先端部と互いに結束されてセ
ンサー25とされ、双方のフアイバーチユーブ2
3,24の先端面23a,24aが同一方向を向
くようになつている。フアイバーチユーブ24は
上記先端面24aと反対側の端面が、上記受光素
子22に対向するように配され、該受光素子22
の出力は増幅器26に入力されて反射光量が検出
される。
上記センサー25は、その、先端面(フアイバ
ーチユーブ先端面23a,24a)が塗膜5′に
対向するように配置される。そして発光素子21
を作動させてフアイバーチユーブ先端面23aか
ら塗膜5′に測定光Leを照射すると、この測定光
Leは塗膜5′において反射し、その反射光Lrはフ
アイバーチユーブ先端面24aからフアイバーチ
ユーブ24内に入射し、該フアイバーチユーブ2
4を介して受光素子22に導かれる。センサー2
5の先端面と塗膜5′との間の距離は一例として
10mm程度に設定される。
第3図は上記第2図に示す装置により、オーデ
イオ用磁気テープの塗膜と所定点からの反射光量
を、塗膜が未乾燥の状態から乾燥完了まで連続し
て測定し、それとともに塗膜の乾燥度を実際に測
定して、双方の測定結果を合わせて表示したもの
である。この第3図に示されるように反射光量
は、塗膜が未乾燥の状態下では比較的小さなほぼ
一定値をとり、乾燥完了直前に急激に増大して最
大値をとり、乾燥が完了すると低下して再度ほぼ
一定値を保つ。また第4図はビデオテープに対し
て同様の測定を行なつた結果を示すものである。
この場合、反射光量の変化特性は前記第3図のも
のと異なるが、塗膜の乾燥完了直前に反射光量が
急激に増大して最大値を示す傾向は同様に認めら
れる。このような傾向はその他、溶楳により溶解
された結合剤(バインダー)中に磁性粒子を分散
させてなる磁性塗布液を非磁性支持体表面に塗布
して層成した塗膜の多くについて同様に認められ
る(なお本発明者らの研究によれば、反射光量変
化特性は塗膜厚さには関係なく、塗膜種類毎に共
通している)。
したがつて第5図に示すように、配向磁石18
の近傍のB点に配置したセンサー35が検出した
反射光量が、その前後のセンサー25,45によ
るA点、C点の検出反射光量に比べて明確に大き
な値をとつていれば、そのときの支持体長手方向
に亘る反射光量変化特性は該第5図に破線で示す
ような特性、すなわち配向磁石18の近傍におい
て最大値を示すものとなつており、配向磁石18
には乾燥完了直前状態の塗膜5′が供給されて、
前述したような理由により磁場配向が効果的にな
されることになる。
次に、上記のような反射光量変化特性を維持さ
せるための制御について説明する。第1図に示さ
れているように、前記3つの検知装置20,3
0,40が出力する反射光量信号S1,S2,S3は乾
燥手段制御回路50に入力され、前記調節弁1
5,16,17はこれら反射光量信号S1,S2,S3
に基づいて該制御回路50から出力される弁制御
信号S11,S12,S13により操作される。
制御回路50は反射光量信号S1,S2,S3を比較
し、信号S2が担持するB点反射光量が、信号S1
よびS3が担持するA点反射光量およびC点反射光
量よりも多い場合には、調節弁15,16,17
をそれまでの開度に維持させる。すなわちこのと
きには反射光量変化特性は前記第5図に示したよ
うな特性になつており、乾燥完了直前状態の塗膜
5′が配向磁石18内を通過する。
第6図に1点鎖線で示すように、A点反射光量
>B点反射光量>C点反射光量となると、反射光
量最大値はA点に近い位置において生じるので、
このとき制御回路50は調節弁15,16,17
を閉方向に駆動させる弁制御信号S11,S12,S13
を出力する。調節弁15,16,17が閉方向に
駆動されると、ヒータ9b,10b,11bに供
給される蒸気量が減少し、乾燥ゾーン6,7,8
に送られる乾燥風の温度が低下する。その結果塗
膜5′の乾燥が遅れるので、塗膜5′が乾燥完了直
前状態となる位置(反射光量最大位置)は支持体
移送方向下流側に移動し、乾燥完了直前状態の塗
膜5′が配向磁石18内を通過するようになる。
上記とは反対に、A点反射光量<B点反射光量
<C点反射光量となつたとき、制御回路50は調
節弁15,16,17を開方向に駆動させる弁制
御信号S11,S12,S13を出力する。するとヒータ
9b,10b,11bに供給される蒸気量が増大
し、乾燥ゾーン6,7,8に送られる乾燥風の温
度が上昇する。その結果塗膜5′の乾燥が早くな
るので、塗膜5′が乾燥完了直前状態となる位置
(反射光量最大位置)は支持体移送方向上流側に
移動し、乾燥完了直前状態の塗膜5′が配向磁石
18内を通過するようになる。
なお上記乾燥手段制御回路50は、比較回路等
の公知の電気回路を用いて形成されうる。また本
実施例においてはヒータ9b,10b,11bの
温度を制御することによつて、乾燥ゾーン6,
7,8内の塗膜5′の乾燥進行を制御するように
しているが、その他ブロワ9a,10a,11a
の送風量を制御して塗膜5′の乾燥進行を制御す
るようにしてもよい。
また本実施例においては、各乾燥ゾーン6,
7,8に対応する調節弁15,16,17を各々
独自の信号S11,S12,S13によつて制御するよう
にしているから、調節弁15,16,17の制御
量を個別に設定して各乾燥ゾーン6,7,8の乾
燥負荷分布を好ましく設定することができる。な
おこのようにすることは必ずしも必要ではなく、
乾燥ゾーンを1つだけ設定してもよいし、また乾
燥ゾーンを複数設定した場合でも、各乾燥ゾーン
用の乾燥手段を1つの主系統に接続し、この主系
統1ケ所だけを制御するようにしてもよい。すな
わち上記第1図の例で説明すれば、蒸気管12,
13,14の上流側を1本の主蒸気管に接続し、
この主蒸気管に介設した調節弁を制御回路50か
らの制御信号によつて制御してもよいし、あるい
はヒータ9b,10b,11b上流側の送風管を
1本の主送風管に接続し、この主送風管に介設し
た送風機の運転を制御して乾燥風供給量を制御す
るようにしてもよいのである。
以上詳細に説明した通り本発明の磁気記録媒体
の製造方法によれば常に、乾燥完了する直前の塗
膜に対して磁場配向することが可能であり、した
がつて磁性層の表面平滑性が優れてS/N特性が
良く、しかも磁場配向が十分になされて電磁変換
特性に優れた磁気記録媒体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録媒体の製造方法を実
施する装置の一例を示す概略図、第2図は蒸気装
置の一部を拡大して示す概略図、第3、第4図は
本発明に係わる、塗膜の反射光量と乾燥度との関
係の例を示すグラフ、第5、第6図は上記第1図
の装置における塗膜の反射光量変化の様子を示す
グラフである。 1……非磁性支持体、2……送出しロール、3
……巻取りロール、4……塗布ヘツド、5……磁
性塗布液、5′……塗膜、9,10,11……乾
燥手段、9b,10b,11b……ヒータ、1
2,13,14……蒸気管、15,16,17…
…調節弁、18……配向磁石、20,30,40
……乾燥度検知装置、50……乾燥手段制御装
置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 連続移送される非磁性支持体の表面に磁性塗
    布液を塗布して磁性塗膜を形成し、その後該塗膜
    を乾燥、磁場配向する磁気記録媒体の製造方法に
    おいて、前記塗膜に対して測定光を照射するとと
    もにこの照射光の塗膜からの反射光量を測定し、
    該反射光量の測定結果に応じて乾燥手段を制御す
    ることにより、磁場配向手段近傍において前記反
    射光量が最大値をとるようにしたことを特徴とす
    る磁気記録媒体の製造方法。
JP18557983A 1983-10-04 1983-10-04 磁気記録媒体の製造方法 Granted JPS6079531A (ja)

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JPS6079531A JPS6079531A (ja) 1985-05-07
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