JPH0342351B2 - - Google Patents

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JPH0342351B2
JPH0342351B2 JP58120681A JP12068183A JPH0342351B2 JP H0342351 B2 JPH0342351 B2 JP H0342351B2 JP 58120681 A JP58120681 A JP 58120681A JP 12068183 A JP12068183 A JP 12068183A JP H0342351 B2 JPH0342351 B2 JP H0342351B2
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silk
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は絹繊維製品の品質向上処理方法に関す
るものであり、特に絹繊維特有のすぐれた諸性質
を損うことなく、着用時における「しわ」の発生
を高度に抑制し、且つ洗濯による小じわの発生と
収縮を防止し、絹繊維製品に防しわ性、イージイ
ケア性、型態安定性を付与する処理方法に関する
ものである。 周知のように、絹繊維は独特の優雅な風合と光
沢を有すると共に、強力、弾性等の機械的性質も
すぐれている。しかしながら、絹繊維は衣料用に
供された場合、着用時にしわが発生しやすく、ま
た中性洗剤による温和な条件の洗濯によつても小
じわがつきやすく、しかも型態がくずれるという
欠点がある。 絹繊維のこのような欠点を防止するために、従
来、セルロース系繊維の防しわ加工に用いられて
いる熱硬化性樹脂、すなわち尿毒素やエチレン尿
素系、グリオキザール系、メラミン系等の初期縮
合物を縮合触媒と共に用いることが試みられた
が、顕著な効果は得られず、かえつて絹特有の風
合・光沢を損うという負の効果を生ずる結果とな
つた。すなわち、セルロース系繊維はスパン糸を
用いて織物を作るのに対して絹繊維の多くはフイ
ラメント系を用いるという大きな差異がある。ま
た、分子構造的にみてもセルロース繊維は主鎖分
子中に数多くの水酸基を有するので官能基間の距
離が短かいのに対し、絹フイブロインには水酸
基、アミノ基、カルボキシル基等の異種官能基が
少量ずつ過疎的に分布しており、官能基間の距離
が大であるため、前述の如き加工法によつて分子
間架橋を形成せしめようとしても、官能基の間隔
が架橋剤または初期縮合物の反応促進による重合
体の生長限界を超えるので、重合体を介しての官
能基間の架橋結合が形成され難く、架橋剤は専ら
分子間隙で充填硬化したり、官能基の一端に結合
された状態、すなわちグラフト状の分岐を形成す
るに過ぎず、架橋結合に関与する架橋剤は極めて
少量で且つ分子間架橋結合の頻度も低い。従つ
て、このような方法によつて充分な効果をあげる
ためには、多量の架橋剤を必要とすることにな
り、それに伴つて絹の風合・光沢を損う等の弊害
が生じるため、絹繊維特有の長所を保持した耐久
性のある防しわ性、防縮性、イージイケア性、型
態安定性を得ることは困難であつた。 本発明者は上述の欠点を解消するため種々検討
した結果、絹繊維をN−アルコキシメチルアクリ
ルアミド及びN−アルコキシメチルメタクリルア
ミド(以下、N−アルコキシメチル(メタ)アク
リルアミドと述べる)でグラフト加工すると良好
な結果が得られることを見出し、先に特願昭58−
1595号として提案した。 本発明者はこの改良法について更に検討した結
果、N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミ
ドを用いて特定条件下で絹繊維製品を処理する
と、耐久性のある形態安定性が付与され且つ風合
の損われない製品が容易に得られることを見出し
本発明を完成した。 すなわち、本発明の方法は、絹繊維製品に一般
(ただし、Xは水素又はメチル基、Yはアルキル
基を示す)で表わされる化合物と、縮合触媒及び
重合触媒から選ばれる少なくとも一種の触媒と、
有機酸を含む処理液を含浸させた後、乾熱又は湿
熱処理することを特徴とする。 本発明の絹繊維製品とは、絹繊維を含む織布、
編布、不織布、糸又はこれらを使用した製品を含
むものであり、また上記化合物すなわちN−アル
コキシメチル(メタ)アクリルアミドのアルキル
基Yは特に限定されないが、一般に炭素数1〜4
個のアルキル基であるのが好ましい。 縮合触媒としては、一般の熱硬化性樹脂の加工
に用いられるもの、すなわち重金属塩化物、重金
属硝酸塩、有機アミン等のいずれも有効である
が、就中、塩化マグネシウムが絹繊維製品に対し
ては最も負の効果(黄変色、劣化)が少なく好ま
しく、またこれと有機酸とを併用することによつ
て最高の効果を得ることができる。使用量として
は処理浴1当り5〜50gのMgCl2と0.5〜10g
の有機酸が適当であり、有機酸としてはギ酸、酢
酸、クエン酸、酒石酸等が有効であるが、酢酸の
使用が最も好ましい。 一方、重合触媒としては水溶性ラジカル開始剤
が有効であり、特に過硫酸のNa,K,NH4塩が
本発明の方法では効果が高く、1〜10g/の範
囲内で使用することが望ましい。 本発明では縮合触媒又は重合触媒が単独で使用
されてもよいが、縮合触媒によつてN−アルコキ
シメチル(メタ)アクリルアミドのアルコキシメ
チル基の縮合反応が促進され、重合触媒によつて
ビニル基の重合反応が促進されるため、両触媒を
併用するのが望ましい。 縮合触媒、重合触媒を併用する場合は、縮合反
応、重合反応の程度を適切に調節することが好ま
しい。縮合反応だけ進行させると防縮性は達成さ
れるが絹布帛繊維内への充填効果が不充分のた
め、防しわ、特に湿潤時の防しわ性改善が不充分
となり易く、また重合反応だけが優先すると風合
の悪化は殆ど無いが、防縮、防しわ効果の達成が
不充分となることがある。従つて縮合触媒、重合
触媒を別々に用いても効果は発揮されるが、特に
両触媒を同浴で使用するのが好ましい。 また、N−アルコキシメチル(メタ)アクリル
アミドの使用量は一般に100〜500g/であるの
が好ましく、これに更にアクリルアミドやメタク
リルアミドを併用することによつて、繊維内可塑
化効果を高め、絹繊維製品の強伸度や引裂強力の
低下を抑制することもできる。 本発明で使用する代表的なN−アルコキシメチ
ル(メタ)アクリルアミドとしては、N−メトキ
シ、N−エトキシ、N−nプロポキシ−、N−イ
ソプロポキシ−、N−nブトキシ−、N−イソブ
トキシ−、及びN−第3ブトキシ−メチルアクリ
ルアミド(又はメタクリルアミド)をあげること
ができる。アルコキシル基のアルキル基Yが高級
なものほど製品の嵩高性や防縮性の向上効果が高
いが、防しわ性はエトキシ化合物又はプロポキシ
化合物で最高の効果が得られる。またアクリルア
ミド誘導体とメタクリルアミド誘導体と比較では
後者の方が重合反応効率が高く、再現性の高い結
果が得られ、工業的生産において生産管理上有利
である。 本発明では、絹繊維製品にこのようなN−アル
コキシメチル(メタ)アクリルアミド及び触媒を
含有する処理液を含浸させ、熱処理するものであ
るが、処理液の含浸には浸漬法、スプレー法、パ
ジング法などがいずれも使用でき、その含浸率
は、絹繊維製品重量に対し、約70%以上、特に80
〜150%程度であるのが好ましい。 熱処理方式としては乾熱、湿熱のいずれも有用
であり、乾熱方式においては乾防しわ性の向上効
果が高く、湿熱方式においては湿防しわ性の向上
効果が高いという特徴があり、処理条件としては
乾熱方式では120〜140℃、湿熱方式では100〜120
℃で15〜60分が適当である。 次に実施例を掲げ、本発明をさらに詳細に説明
する。 実施例 1 精練済の12匁絹羽二重を次の処理浴に浸し、
2本ロールマングルにて95%ピツクアツプに絞
液した。 N−イソプロポキシメチルメタクリルアミド
200g 非イオン系浸透剤 1g 過硫酸ナトリウム 4g 塩化マグネシウム 12g酢 酸 2g 水を加えた全量 1000ml この飽充試料をピンフレームに固定し、75℃
で3分間乾燥し、125℃で15分間乾熱処理した。
処理後、マルセル石鹸3g/とハイドロサル
フアイト1.5g/を含む浴で65℃、15分間ソ
ーピングし、湯洗い、水洗、乾燥した。重合増
加率18.6%で、腰のある触感の織物が得られ
た。 の処方において過硫酸ナトリウムを使用せ
ずに同様の加工を施した結果、重量増加率15.5
%で腰のある触感の織物が得られたが、嵩高性
が若干不足する感じであつた。 の処方において塩化マグネシウムだけを除
いて同様の加工を施した結果、重量増加率13.2
%でかなり柔軟性に富む織物が得られたが、反
撥性がやや不足する感があつた。 実施例 2 精練済の12匁絹羽二重を次の処理浴に浸し、2
本ロールマングルにて85%ピツクアツプに絞液し
た。 N−nプロポキシメチルメタクリルアミド 200g メタクリルアミド 50g 非イオン系浸透剤 1g 過硫酸カリウム 5g 塩化マグネシウム 12g酢 酸 2g 水を加えた全量 1000ml この飽充試料を乾燥することなく100℃で20分
間スチーム処理した。処理後、実施例1と同様に
ソーピング、水洗、乾燥した。重量増加率21.8%
で柔軟且つ腰のある織物が得られた。 実施例 3 精練済の12匁絹羽二重を次の処理浴に浸し、90
%に絞液した。 N−エトキシメチルアクリルアミド 250g 非イオン系浸透剤 1g 過硫酸ナトリウム 5g 塩化マグネシウム 15g酢 酸 3g 水を加えた全量 1000ml この飽充試料を75℃で3分間乾燥し、130℃で
15分間乾熱処理し、ソーピング、水洗した。 重量増加率18.8%で腰のある織物が得られた。 各実施例で得た加工試料の物性試験結果を次表
に示す。
【表】
【表】 触媒として縮合触媒と重合触媒とを併用した実
施例1の場合には、強伸度および引裂強力が幾
分低下するけれども、しわ回復性やウオツシユ・
ウエア性は最高に向上し、樹脂付着効率も高い。
これに対して、縮合触媒のみを用いた同じ加工
(実施例1)においてもかなり著しい品質改善
効果が得られたが、1よりは少し劣つている。
また重合触媒のみを用いた加工(実施例1)で
は湿しわ回復性の向上はかなり認められるが、乾
しわ回復性、ウオツシユ・ウエア性、防縮性の改
善は余り大きくなく、樹脂付着量も最も小さい。 実施例2では内部可塑化効果を得るためにメタ
クリルアミドを併用し、縮合・重合反応を湿熱処
理によつて行つたが、この場合は乾しわ回復性の
向上が若干低いけれども、他の物性はいずれも最
高位にランクされ、最もバランスのとれた加工効
果が得られた。 実施例3では樹脂付着効率が低いアクリルアミ
ド誘導体を用いているので、加工剤濃度を増し、
熱処理条件も強くしたが、実施例1よりもやや
劣る結果が得られた。しかしそれでも相当に高い
性能改善効果が認められる。 以上の結果から、本発明の処理方法によつて絹
織編物に実用的性能を付与することができ、広幅
織物への絹の進出、特にホーマルな紳士服やカジ
ユアル製品への需要開拓が可能になるものと期待
される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 絹繊維製品に、一般式 (ただし、Xは水素又はメチル基、Yはアルキル
    基を示す)で表される化合物と、縮合触媒及び重
    合触媒から選ばれる少なくとも一種の触媒と、有
    機酸を含む処理液を含浸させた後、乾熱又は湿熱
    処理することを特徴とする絹繊維製品の品質向上
    処理方法。 2 上記処理液が、重合触媒、縮合触媒及び有機
    酸を含むものである特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
JP12068183A 1983-07-01 1983-07-01 絹繊維製品の品質向上処理方法 Granted JPS6017172A (ja)

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JPS6017172A JPS6017172A (ja) 1985-01-29
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