JPH0343156Y2 - - Google Patents

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JPH0343156Y2
JPH0343156Y2 JP15695184U JP15695184U JPH0343156Y2 JP H0343156 Y2 JPH0343156 Y2 JP H0343156Y2 JP 15695184 U JP15695184 U JP 15695184U JP 15695184 U JP15695184 U JP 15695184U JP H0343156 Y2 JPH0343156 Y2 JP H0343156Y2
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JP
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inflammatory
film
packaging bag
sheet
polyacrylonitrile resin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、消炎・鎮痛剤の包装体に関する。
さらに詳しくは、フイルム状又はシート状の消
炎・鎮痛剤の包装体で、長時間保存可能な包装体
に関する。
(従来の技術) プラスチツクフイルム又はプラスチツクシート
ベースに消炎剤又は鎮痛剤から成る薬剤を塗布し
て成るフイルム状又はシート状消炎・鎮痛剤は広
く使用されている。
これらのフイルム状またはシート状消炎・鎮痛
剤は、その薬剤塗布面に剥離保護フイルムを貼付
した上、袋中に密封して販売されていることが普
通である。
この剥離保護フイルムは薬剤塗布面の保護のた
め貼付されるもので、一般にポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リエステル等のフイルムが用いられてきた。
また、袋は外層から、ポリエチレン/アルミニ
ウム箔/ポリエチレン、セロハン/ポリエチレ
ン/アルミニウム箔/アイオノマーといつた層構
成の袋が用いられてきた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、これらの剥離保護フイルムは、
消炎・鎮痛剤中に含まれるメントール、カンフ
ル、サリチル酸メチル等の薬効成分を比較的吸着
し易く、このため、例えば1年間保存すると、こ
れらの成分が剥離保護フイルム中に浸透拡散し
て、提フイルム状またはシート状消炎・鎮痛剤の
薬効成分が失われるという問題があつた。
同様の問題は袋の内層に用いられるポリエチレ
ン、アイオノマーにも存在し、この内層に薬効成
分が浸透拡散した結果、内層とアルミニウム箔の
剥離を生じることになつた。
このため、現在のフイルム状またはシート状消
炎・鎮痛剤は、短期間、例えば1年以内の有効使
用期間を有するものに限られていた。
そこで、本考案は、包装形態を変えることによ
りより長期間の保存を可能とする消炎・鎮痛剤の
包装体を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的達成のため、本考案は、フイルム状又
はシート状消炎・鎮痛剤の薬剤塗布面に、ポリア
クリロニトリル系樹脂から成る厚さ10μm以上の
剥離フイルムを貼付すると共に、これを、厚さ
10μm以上のポリアクリロニトリル系樹脂を最内
層とし、アルミニウム箔を層構成中に含む袋によ
り包装、密封して成る消炎・鎮痛剤の包装体を提
供する。
以下、図面を参照して、本考案を説明する。
図面の第1図は本考案に係る剥離保護フイルム
1の断面図、第2図は袋を構成する複合フイルム
の断面図である。
また、第3図は包装体の断面図、第4図は袋の
一部を断裁した包装体の斜視図である。
本考案に係る包装体は、フイルム状又はシート
状の消炎・鎮痛剤5と、その薬剤塗布面に貼付さ
れた剥離保護フイルム1と、この両者を包装密封
する包装袋6とから成る。
フイルム状又はシート状消炎・鎮痛剤5は、プ
ラスチツクフイルムやプラスチツクシートの片面
に消炎剤や鎮痛剤から成る薬剤を塗布して成るも
ので、周知又は市販いずれのものであつても良
い。
剥離保護フイルム1はシート状消炎・鎮痛剤5
の薬剤塗布面を守つてこの薬剤塗布面が包装袋6
内面に接着することを防止するものであり、この
剥離保護フイルム1には薬効成分が吸着浸透して
減少することを防止する必要がある。薬効成分が
吸着浸透することを防止するため、剥離保護フイ
ルム1としてポリアクリロニトリル系樹脂を使用
する必要がある。ここで、本考案にいうポリアク
リロニトリル系樹脂とは、アクリロニトリルモノ
マーを50重量%以上含み、メチルメタアクリレー
トモノマー、スチレンモノマー、ブタジエンモノ
マーといつた他のモノマーと共重合することによ
つて得られる熱可塑性樹脂のことをいう。
剥離保護フイルム1は、この剥離保護フイルム
1をシート状消炎・鎮痛剤5に積層する際の寸法
安定性、引つ張り強度等の点から10μm以上の厚
さを有することが必要である。40μmの厚みがあ
れば十分であり、これ以上厚くする必要はない。
より厚くすれば、コスト高となるだけである。
包装袋6は、シート状消炎・鎮痛剤5の薬効成
分の浸透拡散を防ぎ、ヒートシールによる製袋を
可能とするためシート状消炎・鎮痛剤5収容部に
露出する最内面をポリアクリロニトリル系樹脂と
し、かつ、外気からの水蒸気の侵入や光による変
質を防止するためその層構成中にアルミニウム箔
を含むものである。具体的には、第2図もしくは
第3図に示すように、その外側からポリエステル
樹脂層またはセロハン層2、アルミニウム箔3、
ポリアクリロニトリル系樹脂層4を積層した材料
が包装袋6用袋として使用できる。ポリエステル
樹脂層はまたはセロハン層2とアルミニウム箔3
の積層は、接着剤を用いて可能である。また、ポ
リエチレン等の溶融樹脂をはさみ込みながら接着
する方法によつても良い。アルミニウム箔3とポ
リアクリロニトリル系樹脂層4の積層も同様の方
法で可能である。ポリエステル樹脂層またはセロ
ハン層2には印刷を施すことが可能である。
ポリアクリロニトリル系樹脂4は、剥離保護フ
イルム1に使用できるポリアクリロニトリル系樹
脂が使用できる。剥離保護フイルム1と包装袋の
最内面の双方にポリアクリロニトリル系樹脂を使
用することにより、始めて、1年以上のシート状
消炎・鎮痛剤5の保存が可能となる。
包装袋最内面のポリアクリロニトリル系樹脂4
は、長尺のフイルムまたはシートを連続的に張り
合わせる等の包装袋製造時の寸法安定性、引つ張
り強度、あるいはやはり袋を製造する際のヒート
シールに耐える必要等から10μm以上の厚さを有
する必要がある。40μm以上である必要はなく、
コスト高となるだけである。
(実施例) 「ポリエステル(厚さ12μm)/接着剤層/ア
ルミニウム箔(9μm)/接着剤層/ポリアクリ
ロニトリル系樹脂層(ソハイオ・ケミカルズ社
製:バレツクス210レンジ、厚さ20μm)」の層構
成から成る複合フイルムを包装袋の構成材料とし
て、そのポリアクリロニトリル系樹脂層同志をヒ
ートシールして17cm×13cmの包装袋とした。
また、シート状消炎・鎮痛剤として第一製薬株
式会社製パテツクスハイの薬剤塗工面にポリアク
リロニトリル系樹脂フイルム(三井東圧(株)製:ゼ
クロン、20μm)を張りつけ、これを5枚重ねた
後、上記包装袋に収容し、ヒートシールして包装
袋を封緘した。
得られた密封包装袋を1年間室温で保存した
後、開封してシート状消炎・鎮痛剤を取り出し、
剥離保護フイルムおよび包装袋の各物性を以下の
如く測定した。
すなわち、まず、シート状消炎・鎮痛剤の薬剤
の包装袋の構成材料中への浸透により袋の接着強
度が低下しているか否かについて測定した。この
結果、アルミニウム箔とポリアクリロニトリル系
樹脂の間の接着強度は、保存前と有意な差異は認
められなかつた。また、包装袋周囲のヒートシー
ル部分の接着強度についても同様であつた。
をまた、包装袋最内層のポリアクリロニトリル
系樹脂及び剥離保護フイルム中に吸着拡散して含
まれる薬効成分(メントール、カンフル)の量を
測定して、間接的に包装袋に起因する薬剤減少量
を測定したところ、これらの物質を検出すること
はできなかつた。
(比較例 1) 剥離保護フイルムとしてポリプロピレン系樹脂
フイルム(厚さ20μm)を使用した外は実施例と
同様に実験を行つた。1年間保存後取り出した結
果、アルミニウム箔とポリアクリロニトリル系樹
脂の接着強度およびヒートシール部分の接着強度
は保存前と同様であり、包装袋最内層から薬効成
分も検出されなかつたが、剥離保護フイルムから
メントール202mg、カンフル125mgが検出された。
(比較例 2) 剥離保護フイルムとしてエチレン−酢酸ビニル
共重合体樹脂(酢酸ビニル含有量8%)フイルム
(厚さ20μm)を使用した外は実施例と同様に実
験を行つた。1年間保存後取り出した結果、アル
ミニウム箔とポリアクリロニトリル系樹脂の接着
強度及びヒートシール部分の接着強度は保存前と
同様であり、包装袋最内層から薬効成分も検出さ
れなかつたが、剥離保護フイルムからメントール
283mg、カンフル135mgが検出された。
(比較例 3) 「ポリエステル(厚さ12μm)/接着剤層/ア
ルミニウム箔(9μm)/接着剤層/エチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂(酢酸ビニル含有量8
%)フイルム(厚さ20μm)」の層構成から成る
複合フイルムを包装袋の構成材料として、そのエ
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂同志をヒートシ
ールして17cm×13cmの包装袋とした。
また、剥離保護フイルムとしてエチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂(酢酸ビニル含有量8%)フ
イルム(厚さ20μm)を使用し、実施例と同様に
1年間保存した後各種物性を測定した。
アルミニウム箔とエチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂の間の接着強度は、保存前に比べて著しく
低下し、20g/15mm以下であり、包装袋としての
機能が事実上失われていた。
また、包装袋最内層のポリアクリロニトリル系
樹脂及び剥離保護フイルム中に吸着拡散して含ま
れる薬効成分(メントール、カンフル)の量は合
計メントール375mg、カンフル189mgであつた。
(効果) 以上のように、本考案によれば、剥離保護フイ
ルム及び包装袋が吸着拡散する薬効成分が著しく
小さなものとなり、この結果、1年以上という長
期間に渡つてシート状消炎・鎮痛剤の機能を維持
したまま保存することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案の実施例を示し、第1図
は剥離保護フイルムの断面図、第2図は包装袋を
構成する複合フイルムの断面図、第3図は包装体
の断面図、第4図は包装体の一部を断裁した包装
体の斜視図である。 1……剥離保護フイルム、2……ポリエステル
フイルムまたはセロハン、3……アルミニウム
箔、4……ポリアクリロニトリル系樹脂、5……
シート状消炎・鎮痛剤、6……包装袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルム状又はシート状消炎・鎮痛剤の薬剤塗
    布面に、ポリアクリロニトリル系樹脂から成る厚
    さ10μm以上の剥離フイルムを貼付すると共に、
    これを、厚さ10μm以上のポリアクリロニトリル
    系樹脂を最内層とし、アルミニウム箔を層構成中
    に含む袋により包装、密封して成る消炎・鎮痛剤
    の包装体。
JP15695184U 1984-10-17 1984-10-17 Expired JPH0343156Y2 (ja)

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JP15695184U JPH0343156Y2 (ja) 1984-10-17 1984-10-17

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JP15695184U JPH0343156Y2 (ja) 1984-10-17 1984-10-17

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JPS6173547U JPS6173547U (ja) 1986-05-19
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WO2005072716A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. 貼付剤入り包装袋
WO2005072675A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. 貼付剤入り包装袋及び薬物移行抑制方法
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EP2070556B1 (en) * 2007-12-14 2016-04-06 Nitto Denko Corporation Patch package structure
CA2646365C (en) * 2007-12-14 2016-03-22 Nitto Denko Corporation Patch package structure

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JPS6173547U (ja) 1986-05-19

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