JPH0343349Y2 - - Google Patents

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JPH0343349Y2
JPH0343349Y2 JP8650885U JP8650885U JPH0343349Y2 JP H0343349 Y2 JPH0343349 Y2 JP H0343349Y2 JP 8650885 U JP8650885 U JP 8650885U JP 8650885 U JP8650885 U JP 8650885U JP H0343349 Y2 JPH0343349 Y2 JP H0343349Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はハンドルの操作に連動して引戸の引寄
せ、引付けを行う係止装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ハンドルの回動操作に連動して引戸の閉
鎖引寄せを行う装置としては、特開昭58−86276
号公報に開示されたものがある。これは一方の引
戸竪框に設けたハンドルの回動操作によつて連動
上下する連動杆に摺動駒を突設し、他方の引戸又
はサツシの開口枠に上記摺動駒の嵌入する縦溝を
備えた引寄せ用受具を設けて成るものである。
〔従来技術の問題点〕
しかし、このような従来装置においては、摺動
駒が単なる円柱状の軸から成つており、且つ引寄
せ受具に縦溝内部も平面で形成されているため、
室内側又は室外側への引寄せが可能であつても、
引戸同士又は引戸と開口枠との相互の引付けが全
く行われず、両者の接合部分での気水密性が充分
に確保できない問題点があつた。
〔考案の目的及び問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案は従来装置の持つ問題点に鑑
み、引戸を見込み方向に引寄せるとともに、引戸
同士又は引戸を竪枠に向つて引付けて、両者の接
合部分を確実に密着させ、高度な気水密性能を得
ることを目的として、引戸の係止構造に独自に創
意工夫を凝らしたものである。
即ち、本考案装置は、引戸竪框に取付けたハン
ドルの操作に連動して上下動する係合部と、当該
引戸竪框と対向する相手方引戸の竪框又は竪枠に
設けられた係合部との相互係合により、見込み方
向へ引寄せられる引戸において、いずれか一方の
係合部を先端膨大部付きの突軸として形成し、他
方の係合部を上記突軸の先端膨大部嵌入用の縦溝
として形成するとともに、当該縦溝の縦方向開口
部に、上記先端膨大部の係止用突縁を設けて成る
ことを特徴とするものである。
〔実施例〕
第1図〜第13図は本考案が引分け式の引戸
A,A1に適用される場合を示す。
第1図に示すように、互いに接合される引戸A
の竪框である戸当り框1と引戸A1の竪框である
戸当り框2はいずれもその相対向面に凹溝3を有
し、当該凹溝3を形成する一対に側壁4,5は
夫々相手方側壁と弾性材質のタイト材6,6を介
して密着するようになつている。
上記各竪框1,2の中空部内には夫々ハンドル
装置B,B1が装着されているが、どちらも同一
構造であるので、戸当り框1側のハンドル装置B
について説明する。ハンドル装置Bは、第2図乃
至第4図に示すように、中空部内に固着されたケ
ース7の室内外側壁7a,7b間に回転自在に保
持された略菱型状の回転体8と、この回転体8の
室内側においてその上端に軸着された略くの字状
の第1リンク9と、当該第1リンク9の他端に軸
着された第1昇降体10と、上記回転体8の室外
側においてその下端に軸着された略くの字状の第
2リンク11と、当該第2リンク11の他端に軸
着された第2昇降体12とから成るものである。
上記第1昇降体10は、第4図に示すように、
室内外側壁7a,7bの下方に設けられた縦方向
長孔13,13に嵌入する上下動案内用突部10
c,10cを、本体10aの下方に折曲げ連設さ
れた断面コ字形枠の室内外壁に備え、且つ本体1
0aの上端に湾曲部10bを連設し、当該湾曲部
10bの先端を第1リンク9との軸着部とすると
ともに、本体10aの下方部分で戸当り框1の凹
溝底壁3a(第2図参照)に対向する面に係合孔
10dを設けて成るものである。
又、上記第2昇降体12は第1昇降体10と同
一の構造を有しており、ケース7の室内外側壁7
a,7bの上方部に設けられた縦方向長孔14,
14に嵌入する上下動案内用突部12bを、本体
12aの上方部分に折曲連設された断面コ字形枠
の室内外壁に備え、且つ同じ上方部分で竪框1の
凹溝底壁3aに対向する面に係合孔12cを設け
て成るものである。
なお、回転体8の上端と第1リンク9及び第1
昇降体10を軸着する連結軸15は、ケース7の
室内側壁7aに設けられた縦長孔16に係合し、
又、回転体8の下端と第2リンク11及び第2昇
降体12を軸着する連結軸17は、ケースBの室
外側壁に設けられた縦長孔18に係合して、各連
結軸15,17の直線的上下動を円滑にガイドす
るようになつている。
従つて、回転体8の中央部に形成された異形の
軸孔8aに嵌着保持されたハンドルレバーHL
(第1図)を第2図で時計方向へ180度回転させる
ことにより、第3図に示すように、第1昇降体1
0を上昇させるとともに、第2昇降体12を下降
させることができる。そして、第1、第2昇降体
10,12はケース7の凹溝底壁取付け面7c
(第4図)に開口した上下方向の縦長孔19,2
0及び凹溝底壁3a(第2図)に開口し、それぞ
れ上記縦長孔19,20と整合する上下方向の縦
長孔21,22に臨むようになつている(第2図
および第3図参照)。
一方、第1図および第2図に示すように前記凹
溝3内には別の案内溝23が設けられており、こ
の案内溝23に第1連動杆24及び第2連動杆2
5が上下動自在に嵌合されているが、第1連動杆
24は、その上端に固着した第1コネクター26
の突出軸27を、縦長孔19,21を挿通して第
1昇降体10の前記係合孔10d(第4図)に嵌
入させることにより、第1昇降体10と連動して
一体的に上下動できるようになつている。
又、第2連動杆25は、その下端部に係合部C
を備え、当該係合部Cのやや上方に固着した第2
コネクター28の突軸29を、縦長孔20,22
を挿通して第2昇降体12の係合孔12c(第4
図)に嵌入させることにより、第2昇降体12と
連動して上下動できるようになつている。
この第2連動杆25の下端には、第5図に示す
ように、下面が開口した縦溝を有する箱状体30
が設けられており、この縦溝が係合部Cを成す。
そして、この縦溝(係合部)Cの縦方向開口縁が
互いに相寄るように湾曲して突縁30a,30a
を形成し、縦溝Cの開口幅寸法を奥行空間部30
b(第1図)の幅寸法より小さくしているととも
に、第5図に示すように突縁30a,30aの下
端及び縦溝内壁下端はともに末広がりに拡開する
ように成形され、その結果、突縁30aの下端に
は傾斜端縁30dが、縦溝Cの下端には傾斜内面
30e,30eがそれぞれ形成される。また、上
記突縁30a,30aの前記奥行空間部30bに
臨む内面下端部は下端先細りの傾斜面30cとし
て形成されている(第2図参照)。
一方、引戸A1の戸当り框2に設けられる係合
部Dは、第2図に示すように、先端に膨大部31
を備えた突軸として形成され、ハンドルの回動操
作に連動して上下動する第3連動杆32に結合さ
れている。
一方、引戸の上框、後竪框および下框のそれぞ
れには、引戸を見込み方向に引寄せる引寄せ機構
が設けられている。
引戸の上框の長さ方向における少なくとも1個
所には、例えば第6図および第7図に示すような
引寄せ機構が設けられている。この引寄せ機構
は、前記ハンドル装置B,B1と連動して移動す
る上部連動杆33によつて駆動される、しかし
て、この上部連動杆33は、例えば第8図に示す
ようなコーナー偏向装置34を介してハンドル装
置に連結されている。
すなわち、第8図において符号35はコーナー
ブロツクを示し、この全体の形状がL字形のコー
ナーブロツク35は、引戸の戸当り框1,2と上
框36(第7図参照)との接合部に内設されてお
り、その内部には円弧状に湾曲した案内スリツト
37が形成されている。そして、この案内スリツ
ト37には可撓ベルト38がその長さ方向に摺動
可能に嵌合している。
この可撓ベルト38の両端にはそれぞれ連結孔
(付番せず)が開口していて、一方(第8図で左
方)の連結孔には、第3コネクタ39の一端に突
設された連結ピン41が嵌合し、第3コネクタ3
9の他端は同様にして前記第2連動杆25に連結
されている。
一方、可撓ベルト38の他方の連結孔には、第
4コネクタ42に植設され、上部連動杆33を貫
通する連結ピン41の上端部が嵌合している。上
記の構成により、上部連動杆33は、可撓ベルト
38、第3および第4コネクタ39,42等を介
して第2連動杆25に連結され、ハンドル装置
B,B1の操作による第2連動杆25の上下動に
連動して、第6図および第8図で左右方向に移動
する。
説明を第6図および第7図示の引寄せ機構に戻
すと、上框36における引寄せ機構は、上部連動
杆33に装着されたカム体43を有しており、こ
のカム体43には鉛直な母線を有する水平投影台
形の引寄せカム面43aが形成されている。この
カム体43の上端部には鉛直な回転軸を有するサ
ポートローラ44が回転可能に軸支されている。
そして、このサポートローラ44は、上框36の
パツキン条45(第7図)側の側面に垂設された
バツクアツプ板46を当接するか、あるいは極く
近接するように配設されている。
一方、サツシ47の上枠下面側には、上記カム
体43と係合する引き寄せローラ48が垂設され
ている。この引寄せローラ異48の引戸の進行方
向における固定位置は、引戸が戸口閉止位置にあ
るとき、第6図および第7図に示すように、上部
連動杆33の移動方向(第6図で左方)において
上部連動杆33の移動量αだけ前方になるように
定められており、また、引寄せローラ48の引戸
の見込み方向における位置は、第6図に示すよう
に、引寄せカム面43aの移動軌跡と引寄せ量β
分干渉するように定められている。
その結果、引戸を戸口閉止位置にまで進行させ
た後前記ハンドルレバーHLを180°回動させると
(第3図参照)、このハンドル操作と連動して上部
連動杆33は第6図でαだけ左方に移動し、この
連動杆33と一体のカム体43は引き寄せローラ
48と干渉して第6図で上方、第7図で右方に引
寄せ量β分押動され、したがつて引戸がサツシパ
ツキン条45(第7図)に弾圧される。このと
き、カム体43はサポートローラ44を介してバ
ツクアツプ板46に支持されるので、カム体43
の倒れが有効に防止される。
上記した引戸の引寄せを可能にするため、引戸
下框には第9図に示すような起倒式戸車が装着さ
れる。
また、召合せ框における引寄せ機構は第10図
乃至第12図に示すように構成されている。これ
らの図において符号49は引戸の召合せ框を示
し、この召合せ框49内の例えばほぼ中央部に断
面矩形の案内ケース51が固設されており、この
案内ケース51の内側には、断面コ字形の作動枠
52が上下方向に摺動可能に支持、案内されてい
る。そして、作動枠52の内側には、ほぼ中央部
を案内ケース51に回動可能に枢支され、一端
(第11図で上端)が鉤形になるように成形され
たカマ53が設けられている。このカマ53は、
通常同形に打ち抜かれた板部材を板厚方向に積層
して構成する(第10図参照)。
上記カマ53の他端には板状の駆動アーム54
の一端がリンク結合されており、一方、この駆動
アームの他端は、作動枠52に揺動可能に枢着さ
れている。
そして、第10図に示すように、召合せ框49
における後方連動杆55に結合された駆動ピン5
6は、上記作動枠52を貫通するようにしてこれ
に一体的に連結され、案内ケース51の側面に開
口した長孔57,57(第11図参照)により上
下方向に移動可能に案内されている。なお、上記
後方連動杆55は、前記コーナー偏向装置34
(第8図)を介して、上部連動杆33に連結され
ている。
一方、引戸が戸口閉止位置にまで進行したとき
召合せ框49と対向するいわゆる方立58(サツ
シの中枠)には、第12図に示すようなストライ
ク板59が設けられている。このストライク板5
9の中央部は切欠かれてカマ投入孔59aが開口
し、このカマ投入孔59aの下方にはストライク
板の係止部が残されている。また、上記カマ投入
孔59aの一方の側端部は内側に折曲され、ここ
に鉛直面と鋭角をもつて交わる傾斜面59bが形
成されている。
上記のように構成された引寄せ機構は、引戸を
戸口閉止位置にまで進行させた後ハンドルHLを
回動操作すると、召合せ框49における後方連動
杆55(第10図)が上方に引き上げられ、前記
した構成により作動枠52が第11図において上
方に引き上げられる。その結果、他端を作動枠5
2に枢着された駆動アーム54の一端が前記カマ
53の他端を円弧に沿つて上方に引き上げ、した
がつてカマ53の先端が案内ケース51の方立5
8側の開口から外方に振り出される。このカマの
先端は、引戸が図示しないストツパに衝突して少
し戻つた場合、ストライク板の上記傾斜面59b
に当接し、カマ53のさらなる回動により、カマ
53の先端は傾斜面59bに沿つて相対的に下方
に摺動する。この場合ストライク板59は方立5
8に固定されているから、カマ53は傾斜面59
bから反力を受け、くさび作用により第12図で
右方、第10図で上方に押動される。すなわち、
引戸は他方の引戸側に引分けられる。引戸が戻ら
ないで所定の位置にあるときには、カマ53の先
端は傾斜面59bに接触することなくカマ投入孔
59aに進入することは勿論である。
引戸の引分けが終了し、カマ53の先端と傾斜
面59bとの係合が外れると、カマ53の先端は
ストライク板59の係止部に裏面側から当接し、
第11図に鎖線で示すようにカマ53が最大に振
り出された状態では、召合せ框49の方が方立5
8に引寄せられ、召合せ框49が方立に嵌着され
たパツキン条45(第10図参照)に圧着され
る。
さらにまた、引戸の戸当り框1および召合せ框
49の下端部には第13図に示すような引寄せ機
構が設けられており、これら一対の引寄せ機構は
協同して引戸の下方部分の引寄せを行う。
すなわち、第13図において符号51は断面が
矩形の案内ケースを示し、この案内ケース51は
竪框1,49の下端部に固定されている。この案
内ケース51の内側には、前記第10図および第
11図示の引寄せ機構と同様に、断面コ字形の作
動枠52が上下方向に摺動可能に支持、案内され
ている。この作動枠52は、前記したと同様の駆
動ピン56(第10図参照)を介して、戸当り框
1または召合せ框49における前記第2連動杆2
5または後向連動杆55の下端部に連結されてい
る。
一方、案内ケース51の下端には蹴り爪ブロツ
ク61が揺動可能に枢着されており、この蹴り爪
ブロツクに開口したくの字形のカム孔61aに
は、作動枠52の下端に植設された作動ピン62
が摺動可能に係合している。
上記した構成により、戸口閉止時引戸のハンド
ルレバーHLを回動操作すると、戸当り框1およ
び召合せ框49における連動杆が引き上げられ、
駆動ピン56を介して連動杆25,55に連結さ
れた作動枠52もこれと一体に上昇し、作動枠5
2に植設された作動ピン62とカム孔61aの上
半分との係合によるくさび作用によつて蹴り爪ブ
ロツク61は第13図で時計方向に回動する。そ
の結果、鎖線で示すように、蹴り爪ブロツクの下
端に形成された蹴り爪61bがレール63の側面
を蹴るように押動し、このレール63からの反力
により、引戸の下方部分は第13図で右方に引寄
せられ、サツシの下枠に装着されたパツキン条4
5に圧着される。
なお、第13図示の引寄せ機構においては、作
動ピン62の全移動行程の約半分はカム孔61a
の垂直部分を摺動するのみで、蹴り爪ブロツク6
1に何らの外力をも及ぼさないが、その理由が前
記召合せ框49における引分け機能を有する引寄
せ機構(第10図乃至第12図参照)の引分け動
作に続く引寄せ動作と同期させるためであつて、
これは上框36における引寄せ機構(第6図およ
び第7図参照)も同様である。
〔作用〕
上記のように構成された本考案による引戸にお
いては、2枚の引戸A,A1(第1図および第2
図参照)を同時に封止するときには、引戸A,A
1と突き合せ、引戸AのハンドルレバーHLを時
計方向に、引戸A1のそれを反時計方向にそれぞ
れ180°回動する。
すると、前記したハンドル装置B,B1の構成
により、第2連動杆25が引き下げられ、一方、
第3連動杆32が引き上げられる結果(第3図参
照)、前記縦溝としての係合部Cが下降すると共
に、突軸としての係合部Dが上昇し、これらは相
互に近接する。
これら係合部C,Dの相互近接移動の途中か
ら、前記上框36、召合せ框49および引戸の下
辺部における引寄せ機構が作動し始め、2枚の引
戸A,A1のパツキン条45側への引寄せが始ま
る。2つのハンドルレバーHL,HLの位相角度
差が零のときには、係合部Cと係合部Dとは引戸
の見込み方向において整合した状態を保つたま
ま、相互に近接し続けると同時にパツキン条45
側に引寄せられ、やがて係合部Dの頂部に形成さ
れた膨大部31が箱状体30の開口端内面側に形
成された前記傾斜面30cに当接する。これより
以後、係合部Cと係合部Dとのさらなる近接によ
り、膨大部31と傾斜面30cとの間に生じるく
さび作用によつて、2枚の引戸A,A1は相互に
近接する方向に引付けられ、ハンドルレバー
HL,HLを180°回動し終つたときには、第1図に
示すように、戸先部の引付けが完了し、タイト材
6,6が相手方の戸当り框端縁に弾接され、戸先
部での封止が気密に行われるとともに、引寄せも
完了して戸口開口部も気密に封止される。
なお、ハンドルレバーHL,HLの操作は、上
記のように2つのハンドルを同時に回動させても
よいし、あるいは経時的間隔をおいて順次行つて
もよい。
例えば、係合部C(縦溝)を有する引戸Aのハ
ンドルを先に回動すると、第3図に示すように、
係合部Cはその移動行程量分下降する。このと
き、引戸Aの引き寄せが完了しているから、第5
図に示すように、係合部Cは係合部(突軸)Dに
対して引戸の見込み方向に引寄せ量β分偏位す
る。
この状態で他方の引戸A1のハンドルレバー
HLを回動すると、縦溝Cおよび突縁30aの下
端は末広がり状に拡開しているので、突軸Dおよ
び先端膨大部31は、それぞれ傾斜端縁30dお
よび傾斜内面30eに案内され、相互に摺接する
突軸Dと傾斜端縁30d、および/または先端膨
大部31と傾斜内面30eとの間に生じるくさび
作用により、突軸Dは縦溝Cに導入されるように
押動され、引戸A1の戸当り框2は室内側に引き
寄せられる。同時に、先端膨大部31が突縁30
a,30a下端の傾斜面30cと係合するので、
戸当り框同士の引付けも行われ、これら戸当り框
の引寄せおよび引付けと同時に、引戸A1の他の
辺でも引寄せが行われるから、結局戸当り框同士
の気密封止、また、引戸のサツシに対する気密封
止が行われる。
突軸Dを有する他方の引戸A1のハンドルレバ
ーHLを先に回動したときには、突軸Dが先に引
寄せられるから、一方の引戸Aのハンドルレバー
HLを次に回わすことにより、係合部C(縦溝)
が下降し、今度は第5図において右側の傾斜端縁
30dと突軸Dとが係合し、上記したと同様にし
て戸当り框1,2同士の引付けおよび引戸Aの引
寄せが行われる。
2枚の引戸A,A1を順次閉める場合は、上記
した引戸突き合せ後ハンドルレバーHL,HLを
順次回わす場合と比較して、後のハンドル操作以
前に引戸の突き合せ操作が入る点が違うだけであ
るから、上記したと同様にして戸当り框同士、お
よび引戸のサツシ枠に対する封止が行われること
は明らかである。
また、障子突き合せ後2つのハンドルレバー
HL,HLを同時に操作する場合において、2つ
のハンドルレバーに位相角度差が生じる場合も同
様である。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案は、引
戸竪框に取付けたハンドルの操作に連動して上下
動する係合部と、当該引戸竪框と対向する相手方
引戸の竪框又は竪枠に設けられた係合部との相互
係合により見込み方向へ引寄せられる引戸におい
て、いずれか一方の係合部を先端膨大部付きの突
軸として形成し、他方の係合部を上記突軸先端膨
大部嵌入用の縦溝として形成するとともに、当該
縦溝の上記突軸嵌入用縦方向開口縁に、上記先端
膨大部の係止用突縁を設けたので、ハンドルレバ
ーの操作時相互に近接する先端膨大部付の突軸
と、縦溝および上記先端膨大部係止用突縁との相
互係合により引戸の戸当り框の引寄せ、および当
該戸当り框とこれに対向する他方の引戸の戸当り
框またはサツシの竪枠との引付けが合理的に行わ
れ、引戸の戸口閉止のための移動順序、または引
戸のハンドルレバーの操作順序の如何にかかわら
ず、戸当り部またはサツシ枠と引戸との気密封止
が確実に行われ、引戸の使い勝手がよくなる、と
いう効果がある。
〔他の実施例〕 なお、本考案を実施するにあたつては上述した
実施例に限定されることなく、種々に変形して実
施することができる。
例えば、本考案は、1枚の引戸を開け閉めする
いわゆる片引きサツシにも適用することができ
る。この場合には、第14図に示すように、固定
側のサツシ竪枠64の引戸Aの端縁に対向する部
分に突軸としての係合部Dを突設し、一方、可動
の引戸Aの戸当り框1の端縁に係合部Cを設け
る。これらの係合部C,Dの相互の位置関係は、
上述した2枚の引戸を有するいわゆる引き分けサ
ツシの、係合部Dを有する引戸のハンドルレバー
HLを先に操作した場合のそれと同一とする。こ
のように係合部C,Dの相互の位置関係を定めれ
ば、第14図示の片引きサツシの引戸の係止装置
の作動は、前記引き分けサツシの一方の引戸を先
に戸口閉止位置に引いてきてハンドルレバーHL
を操作した場合のそれと同一になることは明らか
であるから詳細な説明は省略する。
また、図示の実施例では、縦溝としての係合部
Cが上方に、突軸としての係合部Dが下方に配設
されるものとしたが、これは上下反対に配設して
もよいことは勿論である。ただし、この場合に
は、係合部Cの縦溝開口端を上向きにするものと
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による引戸の係止装
置を備えた引き分けサツシの戸当り部の拡大水平
断面図、第2図はその垂直断面図、第3図はハン
ドル装置の作動を説明するための第2図と同様の
垂直断面図で、図面を明瞭にするため一方の引戸
を省略して示し、第4図はハンドル装置の構成部
材を展開して示す斜視図、第5図は係合部の正面
図、第6図が引寄せ機構の一例を示す平面図、第
7図は第6図−線による断面図、第8図はコ
ーナー偏向装置の断面図、第9図は引戸の戸車の
構造の一例を示す断面図、第10図は引寄せ機構
の他の例を示す横断面図、第11図は第10図
−線による縦断面図、第12図はそのスト
ライク板の正面図、第13図は引寄せ機構のさら
に他の例を示す縦断面図、第14図はいわゆる片
引きサツシにおける戸当り部の断面図である。 1,2……戸当り框、6……タイト材、24,
25,32,33,55……連動杆、30……箱
状体、30a……突縁、30b……奥行空間部、
30c……傾斜面、30d……傾斜端縁、30e
……傾斜内面、31……先端膨大部、45……パ
ツキン条、A,A1……引戸、B,B1……ハン
ドル装置、C,D……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 引戸竪框に取付けたハンドルの操作に連動して
    上下動する係合部と、当該引戸竪框と対向する相
    手方引戸の竪框又は竪枠に設けられた係合部との
    相互係合により見込み方向へ引寄せられる引戸に
    おいて、いずれか一方の係合部を先端膨大部付き
    の突軸として形成し、他方の係合部を上記突軸先
    端膨大部嵌入用の縦溝として形成するとともに、
    当該縦溝の上記突軸嵌入用縦方向開口縁に、上記
    先端膨大部の係止用突縁を設けて成ることを特徴
    とする引戸の係止装置。
JP8650885U 1985-06-08 1985-06-08 Expired JPH0343349Y2 (ja)

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JPS61203983U JPS61203983U (ja) 1986-12-22
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