JPH0344108B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0344108B2 JPH0344108B2 JP57137868A JP13786882A JPH0344108B2 JP H0344108 B2 JPH0344108 B2 JP H0344108B2 JP 57137868 A JP57137868 A JP 57137868A JP 13786882 A JP13786882 A JP 13786882A JP H0344108 B2 JPH0344108 B2 JP H0344108B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- chipping
- coating
- resin
- coating composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Description
本発明に自動車用などの耐チツピング用塗料組
成物に関する。 更に詳しくは、1回の塗布、焼付で高膜厚を形
成せしめてもワキを生ずることなく優れた耐チツ
ピング性を示す塗膜の形成が可能である塗料組成
物に関する。 近年、自動車の車体の腐食を防ぐ為に、塗膜の
耐チツピング性を向上させることが望まれてい
る。すなわち自動車の走行中、小石等がはねるこ
とにより塗膜を損傷させ、その部位から下地金属
が発錆し車体の腐食を早めていることが指摘され
ている。 そこで塗膜機能の1つとして、小石等の衝突に
よつても損傷し難く、したがつて金属車体の腐食
を防ぐことができ、かつ自動車用塗料としてワキ
のごとき塗膜欠陥のない耐チツピング塗料の出現
が望まれている。 しかしながら従来、耐チツピング性を向上させ
ることを目的とした1回の塗布焼付においてはワ
キを生じ外観を著しくそこねることから外観を良
好に維持するためには、比較的薄い50μ程度の膜
厚の塗膜の形成を余儀なくされ、結極充分な耐チ
ツピング性を発現しえないのが実情であつた。小
石等の衝突による塗膜の損傷を防ぐ為には、高膜
厚の塗膜により衝突のエネルギーを吸収すること
が有利であり、高膜厚の塗膜形成が可能な耐チツ
ピング塗料が、優れた耐チツピング性を有するも
のと期待されている。なおここで用いる高膜厚と
は60μ〜500μ程度の膜厚を意味する。 本発明の目的は、1回の塗布、焼付で高膜厚の
塗膜を形成せしめてもワキを生ずることはなく良
好な外観を有しかつ実用に際して充分な耐チツピ
ング性を発現する耐チツピング用塗料組成物を提
供することにある。 すなわち本発明は、ポリヒドロキシ樹脂とアミ
ノ樹脂またはブロツクイソシアネートとよりなり
テルペンまたはその誘導体をポリヒドロキシ樹脂
の固型分に対して1〜30重量%含むことを特徴と
する耐チツピング用塗料組成物を提供するもので
ある。 本発明で言うポリヒドロキシ樹脂としては、ヒ
ドロキシル基を含有するポリエステル、ポリエー
テル、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、アルキツド
樹脂が例示できる。本発明においては、多塩基酸
および多価アルコール、必要に応じてヒドキシカ
ルボン酸、脂肪酸、油脂類を用いて、カルボキシ
ル基に対してヒドロキシル基が当量的に過剰の割
合で150℃〜250℃の温度条件下で脱水縮合反応し
て得られるポリエステル樹脂およびアルキツド樹
脂の使用が特に好ましい。 本発明で言うアミノ樹脂としては、メラミン、
尿素、ベンゾグアナミン、グリコールウリル等の
少なくとも1種とホルムアルデヒドから合成され
る樹脂であつて、メタノール、エタノール、プロ
パノール、イソプロパノール、ブタノール、イソ
ブタノール等の低級アルコールによつてメチロー
ル基の1部または全部をアルキルエーテル化した
ものが用いられる。 また本発明で言うブロツクイソシアネートとし
ては、多価イソシアネート、多価イソシアネート
の重合体、多価イソシアネートと多価アルコール
の付加体等の多価イソシアネートと後述するブロ
ツク化剤とを反応させ、常温で活性なイソシアネ
ート基を消失させて得られるものが用いられる。 而して多価イソシアネートとしては、トリレン
ジイソシアネート、メタフエニレンジイソシアネ
ート、ナフチレンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネート、ジシクロヘキシ
ルプロパンジイソシアネート、トリメチルペンタ
ンジイソシアネート等の芳香族、脂肪族または脂
環族多価イソシアネートが例示できる。 また、ブツク化剤としてはε−カプロラクタ
ム、ピロリドン等のラクタム類、2級または3級
のモノアルコール類、メチルエチルケトオキシム
等のオキシム類、アセチルアセトン等のケトアル
コール類が例示できる。 本発明において用いられるアミノ樹脂およびブ
ロツクイソシアネートは、何れも塗料の焼付時に
ポリヒドロキシ樹脂中のヒドロキシル基と架橋反
応し、塗膜を形成せしめる硬化剤成分である。 本発明において塗料組成物中のポリヒドロキシ
樹脂とアミノ樹脂の固型分重量比は、前者の100
重量部に対して後者が10〜50重量部であることが
好ましい。この割合が10重量部以下では硬化した
塗膜の架橋密度が十分でないため耐チツピング性
が十分でない。 また50重量部以上では硬化塗膜が非常に硬くな
り、上塗り塗膜又は中塗り塗膜との層間密着性が
悪く実用に供し得ない。 またポリヒドロキシ樹脂とブロツクイソシアネ
ートとの塗料組成物中の配合比は、ポリヒドロキ
シ樹脂に含有されるヒドロキシル基とブロツクイ
ソシアネート中のブロツク剤によりマスクされた
イソシアネート基が当量比で前者1当量に対し、
後者0.5〜2.0当量であることが望ましい。この当
量比でブロツクイソシアネートが0.5当量以下で
は硬化した塗膜の架橋密度が十分でないため耐チ
ツピング性が十分でなく、2.0当量以上では、硬
化塗膜が非常に硬くなり、上塗り塗膜または、中
塗り塗報との層間密着性が悪く実用に供し得な
い。 次に本発明で言うテルペンまたはその誘導体と
しては、メンタン、リモネン、ジペンテン、テル
ピノレン、シルヴエストン、フエラソドレン等の
単環テルペン及びそれらの2量体、カラン、カレ
ン、ピネン、カンフエン、シエン、サビネン等の
双環テルペンまたは、テルペンにアルコールまた
はケトン基を有する誘導体が例示され、これらの
1種または2種以上を使用できる。またテレビン
油、精油等のテルペンを主成分とする混合物も使
用できる。 テルペンまたはその誘導体は、本発明の塗料組
成物を塗布、焼付して高膜厚の塗膜をワキを生じ
ることなく形成させるために配合する必須成分で
ある。テルペンまたはその誘導体は、本発明の塗
料組成物の1〜30重量%好ましくは2〜25重量%
であることが必要である。而して1重量%以下で
は高膜厚の塗膜を形成させるとワキが著しくな
り、一方30重量%以上では塗膜の硬度が不足し、
耐チツピング性能が低下する。 本発明の耐チツピング用塗料組成物は、ポリヒ
ドロキシ樹脂とアミノ樹脂またはブロツクイソシ
アネートとテルペンまたはその誘導体のほかに一
般的に塗料に用いられる各種素材として、着色用
顔料、例えば酸化チタン、カーボンブラツク、ベ
ンガラ等、及び体質顔料、例えばクレー、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、タルク、アルミナ、シ
リカ、硅石粉等を配合し使用できる。 また繊維素誘導体、石油樹脂、フエノール樹
脂、ケトン樹脂、合成ゴム、不飽和ポリエステル
樹脂、あるいはロジン等の天然樹脂、又は合成樹
脂やレベリング剤、タレ防止剤、消泡剤、界面活
性剤、硬化促進剤等の各種助剤などを使用するこ
ともできる。 本発明の耐チツピング用塗料組成物は、それ自
体公知の方法によつて調整することができ、例え
ば上記した各成分を有機溶剤と共に、スチールミ
ル、ペブルミル、アトライター、サンドミル、羽
根付高速撹拌機などの如き混合分散機に仕込み均
一に混合分散させる事により調整することができ
る。その際用いられる有機溶剤としては、例えば
キシレン、ソルベントナフサ等の炭化水素類、メ
チルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブ
チルアルコールなどのアルコール類、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、
酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル等のエステル、エーテル類等の通常の塗料
組成物に用いられるものが例示できる。かくして
得られる耐チツピング用塗料組成物が自動車等の
車体に塗布して使用される。 本発明の耐チツピング用塗料組成物はエアース
プレー塗装機、エアーレススプレー塗装機、ホツ
トエアーレススプレー塗装機等を用いて塗装する
ことができる。また上記塗料組成物を塗装、セツ
テイングの後120〜180℃で15〜30分間焼付し塗膜
を形成させることもでき、またこの上にさらに通
常の中塗り塗料、上塗り塗料等を塗装し、焼付し
塗膜を形成させることもでき、さらにまた上記塗
料組成物を塗装、セツテイングの後、さらに通常
の中塗り塗料、上塗り塗料を塗装し、焼付し塗膜
を形成させることもできる。 本発明の耐チツピング用塗料組成物の塗装膜厚
は通常70〜500μになるようにする。膜厚が70μ以
下では耐チツピング性が不十分であり、実用的で
はなく、一方500μを超えても膜厚の増加に相当
する耐チツピング性向上効果は期待できず、経済
上不利なものとなる。 従つて耐チツピングと経済上の見地から実用上
80μ〜300μの膜厚が好ましい。 本発明の耐チツピング用塗料組成物は、1回の
塗布、焼付で高膜厚の塗膜を形成せしめてもワキ
を生じることなく良好な外観を有しかつ実用に際
し充分な耐チツピング性を発現するものである。 次に実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例及び比較例中の「部」は重量部であ
り、「%」は重量%である。 実施例 1 撹拌器、温度計、窒素ガス導入管、脱水管を備
えた4つ口フラスコにイソフタル酸332部、アジ
ピン酸292部、トリメチロールプロパン45部、ネ
オペンチルグリコール416部をフラスコに入れて
加熱溶解し、200℃〜220℃の温度で撹拌しながら
生成する水を除去しつつ、酸価が10に達したら反
応を終了し冷却する。冷却後ブチルセロソルブ
330部、キシロール330部で希釈して、ポリヒドロ
キシ樹脂−Aを得た。ポリヒドロキシ樹脂−Aの
ヒドロキシル基含有量は、樹脂1000部当り0.8当
量であり、酸価は6で固型分60%であつた。 この樹脂を用いて下記の配合で耐チツピング用
塗料組成物を製造した。 ポリヒドロキシ樹脂脂−A(固型分60%) 70部 アミノ樹脂ユーバン20SE−60(固型分60%)(三
井東圧化学(株)製、商品名) 16部 シリカ白 100部 炭酸カルシウム 20部 ジペンテン 5部 キシロール 30部 上記耐チツピング用塗料組成物を化成処理した
鋼板にカチオン電着塗料を電着、焼付硬化して得
た被塗物へ、エアーレス塗装機にて乾燥塗膜厚が
30μから500μまで連続的に変化するように塗装を
行つた。室温で5分間セツテイングの後、メラミ
ンアルキツド樹脂よりなる中塗り塗料を乾燥塗膜
が30μになるようにエアースプレーにて塗装し、
140℃で20分間焼付を行つた。次いでメラミンア
ルキツド樹脂よりなる白色の上塗り塗料を乾燥塗
膜が30μになるようにエアースプレーにて塗装
し、140℃で20分間焼付を行い、試験板を得た。
斯くして得られた試験板につき塗膜評価を行い、
結果を表−1に示した。 実施例 2 ジペンテン5部に代えてリモネン2量体を10部
にした他は実施例1と同様にして耐チツピング用
塗料組成物を得、これを用いて実施例1と同様に
して塗膜を形成し、試験板を得、これについて塗
膜評価を行つた。 実施例 3 ジペンテン5部に代えてガムテレピン1部にし
た他は実施例1と同様にして耐チツピング用塗料
組成物を得、これを用いて実施例1と同様にして
塗膜を形成し、試験板を得、これについて塗膜評
価を行つた。 実施例 4 撹拌機、温度計、窒素ガス導入管を備えた4つ
口フラスコに分子量1050のポリプロピレングリコ
ール1050部と2・4−トリレンジイソシアネート
348部とを窒素気流中にて80℃で3時間反応させ、
次いでε−カプロラクタム99部を加え、残存する
イソシアネート基をブロツクし、トルエン1497部
を加え、ブロツクイソシアネートAを得た。この
ものは固型分は50%で末端に2.8%のブロツクし
たイソシアネート基を有する。 アミノ樹脂ユーバン20SE−60の16部に代えて
ブロツクイソシアネートAを70部にした他は実施
例1と同様にして耐チツピング塗料を得、これを
用いて実施例1と同様にして塗膜を形成し、試験
板を得、これについて塗膜評価を行つた。 比較例 1 ジペンテン5部を用いない他は、実施例1と同
様にし、耐チツピング用塗料組成物を得、これを
用いて実施例1と同様にして塗膜を形成し、試験
板を得、塗膜評価を行つた。 比較例 2 ジペンテン5部に代えてジペンテンを15部にし
た他は実施例1と同様にして耐チツピング用塗料
組成物を得、これを用いて実施例1と同様にして
塗膜を形成し試験板を得、これについて塗膜評価
を行つた。
成物に関する。 更に詳しくは、1回の塗布、焼付で高膜厚を形
成せしめてもワキを生ずることなく優れた耐チツ
ピング性を示す塗膜の形成が可能である塗料組成
物に関する。 近年、自動車の車体の腐食を防ぐ為に、塗膜の
耐チツピング性を向上させることが望まれてい
る。すなわち自動車の走行中、小石等がはねるこ
とにより塗膜を損傷させ、その部位から下地金属
が発錆し車体の腐食を早めていることが指摘され
ている。 そこで塗膜機能の1つとして、小石等の衝突に
よつても損傷し難く、したがつて金属車体の腐食
を防ぐことができ、かつ自動車用塗料としてワキ
のごとき塗膜欠陥のない耐チツピング塗料の出現
が望まれている。 しかしながら従来、耐チツピング性を向上させ
ることを目的とした1回の塗布焼付においてはワ
キを生じ外観を著しくそこねることから外観を良
好に維持するためには、比較的薄い50μ程度の膜
厚の塗膜の形成を余儀なくされ、結極充分な耐チ
ツピング性を発現しえないのが実情であつた。小
石等の衝突による塗膜の損傷を防ぐ為には、高膜
厚の塗膜により衝突のエネルギーを吸収すること
が有利であり、高膜厚の塗膜形成が可能な耐チツ
ピング塗料が、優れた耐チツピング性を有するも
のと期待されている。なおここで用いる高膜厚と
は60μ〜500μ程度の膜厚を意味する。 本発明の目的は、1回の塗布、焼付で高膜厚の
塗膜を形成せしめてもワキを生ずることはなく良
好な外観を有しかつ実用に際して充分な耐チツピ
ング性を発現する耐チツピング用塗料組成物を提
供することにある。 すなわち本発明は、ポリヒドロキシ樹脂とアミ
ノ樹脂またはブロツクイソシアネートとよりなり
テルペンまたはその誘導体をポリヒドロキシ樹脂
の固型分に対して1〜30重量%含むことを特徴と
する耐チツピング用塗料組成物を提供するもので
ある。 本発明で言うポリヒドロキシ樹脂としては、ヒ
ドロキシル基を含有するポリエステル、ポリエー
テル、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、アルキツド
樹脂が例示できる。本発明においては、多塩基酸
および多価アルコール、必要に応じてヒドキシカ
ルボン酸、脂肪酸、油脂類を用いて、カルボキシ
ル基に対してヒドロキシル基が当量的に過剰の割
合で150℃〜250℃の温度条件下で脱水縮合反応し
て得られるポリエステル樹脂およびアルキツド樹
脂の使用が特に好ましい。 本発明で言うアミノ樹脂としては、メラミン、
尿素、ベンゾグアナミン、グリコールウリル等の
少なくとも1種とホルムアルデヒドから合成され
る樹脂であつて、メタノール、エタノール、プロ
パノール、イソプロパノール、ブタノール、イソ
ブタノール等の低級アルコールによつてメチロー
ル基の1部または全部をアルキルエーテル化した
ものが用いられる。 また本発明で言うブロツクイソシアネートとし
ては、多価イソシアネート、多価イソシアネート
の重合体、多価イソシアネートと多価アルコール
の付加体等の多価イソシアネートと後述するブロ
ツク化剤とを反応させ、常温で活性なイソシアネ
ート基を消失させて得られるものが用いられる。 而して多価イソシアネートとしては、トリレン
ジイソシアネート、メタフエニレンジイソシアネ
ート、ナフチレンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネート、ジシクロヘキシ
ルプロパンジイソシアネート、トリメチルペンタ
ンジイソシアネート等の芳香族、脂肪族または脂
環族多価イソシアネートが例示できる。 また、ブツク化剤としてはε−カプロラクタ
ム、ピロリドン等のラクタム類、2級または3級
のモノアルコール類、メチルエチルケトオキシム
等のオキシム類、アセチルアセトン等のケトアル
コール類が例示できる。 本発明において用いられるアミノ樹脂およびブ
ロツクイソシアネートは、何れも塗料の焼付時に
ポリヒドロキシ樹脂中のヒドロキシル基と架橋反
応し、塗膜を形成せしめる硬化剤成分である。 本発明において塗料組成物中のポリヒドロキシ
樹脂とアミノ樹脂の固型分重量比は、前者の100
重量部に対して後者が10〜50重量部であることが
好ましい。この割合が10重量部以下では硬化した
塗膜の架橋密度が十分でないため耐チツピング性
が十分でない。 また50重量部以上では硬化塗膜が非常に硬くな
り、上塗り塗膜又は中塗り塗膜との層間密着性が
悪く実用に供し得ない。 またポリヒドロキシ樹脂とブロツクイソシアネ
ートとの塗料組成物中の配合比は、ポリヒドロキ
シ樹脂に含有されるヒドロキシル基とブロツクイ
ソシアネート中のブロツク剤によりマスクされた
イソシアネート基が当量比で前者1当量に対し、
後者0.5〜2.0当量であることが望ましい。この当
量比でブロツクイソシアネートが0.5当量以下で
は硬化した塗膜の架橋密度が十分でないため耐チ
ツピング性が十分でなく、2.0当量以上では、硬
化塗膜が非常に硬くなり、上塗り塗膜または、中
塗り塗報との層間密着性が悪く実用に供し得な
い。 次に本発明で言うテルペンまたはその誘導体と
しては、メンタン、リモネン、ジペンテン、テル
ピノレン、シルヴエストン、フエラソドレン等の
単環テルペン及びそれらの2量体、カラン、カレ
ン、ピネン、カンフエン、シエン、サビネン等の
双環テルペンまたは、テルペンにアルコールまた
はケトン基を有する誘導体が例示され、これらの
1種または2種以上を使用できる。またテレビン
油、精油等のテルペンを主成分とする混合物も使
用できる。 テルペンまたはその誘導体は、本発明の塗料組
成物を塗布、焼付して高膜厚の塗膜をワキを生じ
ることなく形成させるために配合する必須成分で
ある。テルペンまたはその誘導体は、本発明の塗
料組成物の1〜30重量%好ましくは2〜25重量%
であることが必要である。而して1重量%以下で
は高膜厚の塗膜を形成させるとワキが著しくな
り、一方30重量%以上では塗膜の硬度が不足し、
耐チツピング性能が低下する。 本発明の耐チツピング用塗料組成物は、ポリヒ
ドロキシ樹脂とアミノ樹脂またはブロツクイソシ
アネートとテルペンまたはその誘導体のほかに一
般的に塗料に用いられる各種素材として、着色用
顔料、例えば酸化チタン、カーボンブラツク、ベ
ンガラ等、及び体質顔料、例えばクレー、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、タルク、アルミナ、シ
リカ、硅石粉等を配合し使用できる。 また繊維素誘導体、石油樹脂、フエノール樹
脂、ケトン樹脂、合成ゴム、不飽和ポリエステル
樹脂、あるいはロジン等の天然樹脂、又は合成樹
脂やレベリング剤、タレ防止剤、消泡剤、界面活
性剤、硬化促進剤等の各種助剤などを使用するこ
ともできる。 本発明の耐チツピング用塗料組成物は、それ自
体公知の方法によつて調整することができ、例え
ば上記した各成分を有機溶剤と共に、スチールミ
ル、ペブルミル、アトライター、サンドミル、羽
根付高速撹拌機などの如き混合分散機に仕込み均
一に混合分散させる事により調整することができ
る。その際用いられる有機溶剤としては、例えば
キシレン、ソルベントナフサ等の炭化水素類、メ
チルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブ
チルアルコールなどのアルコール類、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、
酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル等のエステル、エーテル類等の通常の塗料
組成物に用いられるものが例示できる。かくして
得られる耐チツピング用塗料組成物が自動車等の
車体に塗布して使用される。 本発明の耐チツピング用塗料組成物はエアース
プレー塗装機、エアーレススプレー塗装機、ホツ
トエアーレススプレー塗装機等を用いて塗装する
ことができる。また上記塗料組成物を塗装、セツ
テイングの後120〜180℃で15〜30分間焼付し塗膜
を形成させることもでき、またこの上にさらに通
常の中塗り塗料、上塗り塗料等を塗装し、焼付し
塗膜を形成させることもでき、さらにまた上記塗
料組成物を塗装、セツテイングの後、さらに通常
の中塗り塗料、上塗り塗料を塗装し、焼付し塗膜
を形成させることもできる。 本発明の耐チツピング用塗料組成物の塗装膜厚
は通常70〜500μになるようにする。膜厚が70μ以
下では耐チツピング性が不十分であり、実用的で
はなく、一方500μを超えても膜厚の増加に相当
する耐チツピング性向上効果は期待できず、経済
上不利なものとなる。 従つて耐チツピングと経済上の見地から実用上
80μ〜300μの膜厚が好ましい。 本発明の耐チツピング用塗料組成物は、1回の
塗布、焼付で高膜厚の塗膜を形成せしめてもワキ
を生じることなく良好な外観を有しかつ実用に際
し充分な耐チツピング性を発現するものである。 次に実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例及び比較例中の「部」は重量部であ
り、「%」は重量%である。 実施例 1 撹拌器、温度計、窒素ガス導入管、脱水管を備
えた4つ口フラスコにイソフタル酸332部、アジ
ピン酸292部、トリメチロールプロパン45部、ネ
オペンチルグリコール416部をフラスコに入れて
加熱溶解し、200℃〜220℃の温度で撹拌しながら
生成する水を除去しつつ、酸価が10に達したら反
応を終了し冷却する。冷却後ブチルセロソルブ
330部、キシロール330部で希釈して、ポリヒドロ
キシ樹脂−Aを得た。ポリヒドロキシ樹脂−Aの
ヒドロキシル基含有量は、樹脂1000部当り0.8当
量であり、酸価は6で固型分60%であつた。 この樹脂を用いて下記の配合で耐チツピング用
塗料組成物を製造した。 ポリヒドロキシ樹脂脂−A(固型分60%) 70部 アミノ樹脂ユーバン20SE−60(固型分60%)(三
井東圧化学(株)製、商品名) 16部 シリカ白 100部 炭酸カルシウム 20部 ジペンテン 5部 キシロール 30部 上記耐チツピング用塗料組成物を化成処理した
鋼板にカチオン電着塗料を電着、焼付硬化して得
た被塗物へ、エアーレス塗装機にて乾燥塗膜厚が
30μから500μまで連続的に変化するように塗装を
行つた。室温で5分間セツテイングの後、メラミ
ンアルキツド樹脂よりなる中塗り塗料を乾燥塗膜
が30μになるようにエアースプレーにて塗装し、
140℃で20分間焼付を行つた。次いでメラミンア
ルキツド樹脂よりなる白色の上塗り塗料を乾燥塗
膜が30μになるようにエアースプレーにて塗装
し、140℃で20分間焼付を行い、試験板を得た。
斯くして得られた試験板につき塗膜評価を行い、
結果を表−1に示した。 実施例 2 ジペンテン5部に代えてリモネン2量体を10部
にした他は実施例1と同様にして耐チツピング用
塗料組成物を得、これを用いて実施例1と同様に
して塗膜を形成し、試験板を得、これについて塗
膜評価を行つた。 実施例 3 ジペンテン5部に代えてガムテレピン1部にし
た他は実施例1と同様にして耐チツピング用塗料
組成物を得、これを用いて実施例1と同様にして
塗膜を形成し、試験板を得、これについて塗膜評
価を行つた。 実施例 4 撹拌機、温度計、窒素ガス導入管を備えた4つ
口フラスコに分子量1050のポリプロピレングリコ
ール1050部と2・4−トリレンジイソシアネート
348部とを窒素気流中にて80℃で3時間反応させ、
次いでε−カプロラクタム99部を加え、残存する
イソシアネート基をブロツクし、トルエン1497部
を加え、ブロツクイソシアネートAを得た。この
ものは固型分は50%で末端に2.8%のブロツクし
たイソシアネート基を有する。 アミノ樹脂ユーバン20SE−60の16部に代えて
ブロツクイソシアネートAを70部にした他は実施
例1と同様にして耐チツピング塗料を得、これを
用いて実施例1と同様にして塗膜を形成し、試験
板を得、これについて塗膜評価を行つた。 比較例 1 ジペンテン5部を用いない他は、実施例1と同
様にし、耐チツピング用塗料組成物を得、これを
用いて実施例1と同様にして塗膜を形成し、試験
板を得、塗膜評価を行つた。 比較例 2 ジペンテン5部に代えてジペンテンを15部にし
た他は実施例1と同様にして耐チツピング用塗料
組成物を得、これを用いて実施例1と同様にして
塗膜を形成し試験板を得、これについて塗膜評価
を行つた。
【表】
Claims (1)
- 1 ポリヒドロキシ樹脂とアミノ樹脂またはブロ
ツクイソシアネートとよりなりテルペンまたはそ
の誘導体をポリヒドロキシ樹脂の固型分に対して
1〜30重量%含むことを特徴とする耐チツピング
用塗料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13786882A JPS5927966A (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 耐チツピング用塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13786882A JPS5927966A (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 耐チツピング用塗料組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5927966A JPS5927966A (ja) | 1984-02-14 |
| JPH0344108B2 true JPH0344108B2 (ja) | 1991-07-04 |
Family
ID=15208597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13786882A Granted JPS5927966A (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 耐チツピング用塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5927966A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7608676B2 (en) | 2006-11-29 | 2009-10-27 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Coatings comprising the reaction product of a terpene, an acrylic monomer and a phenolic compound |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54148041A (en) * | 1978-05-11 | 1979-11-19 | Shinto Paint Co Ltd | Antirust undercoating of automobile body |
| JPS55112276A (en) * | 1979-02-23 | 1980-08-29 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Formation of chipping-resistant paint composition and paint film |
| JPS5657857A (en) * | 1979-10-16 | 1981-05-20 | Aisin Chem Co Ltd | Preparation of high-viscosity paint |
| JPS5657855A (en) * | 1979-10-16 | 1981-05-20 | Aisin Chem Co Ltd | Thick coating paint |
| JPS56166268A (en) * | 1980-05-27 | 1981-12-21 | Nippon Zeon Co Ltd | Chipping-resistant coating composition |
| JPS56167764A (en) * | 1980-05-30 | 1981-12-23 | Nippon Paint Co Ltd | Inter coat paint composition for automobile |
-
1982
- 1982-08-10 JP JP13786882A patent/JPS5927966A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5927966A (ja) | 1984-02-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4731290A (en) | Process for improving the appearance of a multilayer finish | |
| US4322325A (en) | Water-dilutable binder mixture, and its use for the production of a two-layer metallic paint coating | |
| CA2108744A1 (en) | Process for the production of multilayer coatings | |
| DE3524831C2 (ja) | ||
| KR19990006634A (ko) | 필름형성성 친수성 수지 및 도료 조성물 | |
| EP0049868B2 (de) | Verfahren zur Herstellung wärmehärtbarer, mit Wasser verdünnbarer Lacke und deren Verwendung für Beschichtungen | |
| JPH10176136A (ja) | 水性塗料組成物および塗膜形成方法 | |
| JPH0372979A (ja) | ハイソリッドメタリック塗膜の補修方法 | |
| JPH056595B2 (ja) | ||
| DE19646610C1 (de) | Aerosolbeschichtungszusammensetzung sowie ihre Verwendung zur Beschichtung von Kunststoffsubstraten | |
| JPH0344108B2 (ja) | ||
| JP7439231B1 (ja) | クリヤー塗料組成物および塗装物品の製造方法 | |
| JP2002320908A (ja) | 多層塗膜の形成方法 | |
| JPH06256692A (ja) | 粉体塗膜形成方法 | |
| JP2664211B2 (ja) | 硬化性塗料 | |
| EP0402772A1 (de) | Überzugsmasse, Verfahren zur Herstellung von Überzügen und damit beschichtete Substrate | |
| JPS63278973A (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
| CA2822364C (en) | Low humidity cure for moisture curable coatings | |
| JP3268409B2 (ja) | 水性塗料組成物および塗膜形成方法 | |
| JP2815907B2 (ja) | 塗料組成物 | |
| JPH02228382A (ja) | 中塗塗料組成物 | |
| JPS6118944B2 (ja) | ||
| EP0346532B1 (en) | Aqueous dispersion type coating material | |
| JPH0525430A (ja) | 無硬化触媒型水性塗料 | |
| JPS62295974A (ja) | 金属用印刷インキ組成物 |