JPH0344449A - ステンレス形鋼およびその製造方法 - Google Patents
ステンレス形鋼およびその製造方法Info
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- JPH0344449A JPH0344449A JP18007389A JP18007389A JPH0344449A JP H0344449 A JPH0344449 A JP H0344449A JP 18007389 A JP18007389 A JP 18007389A JP 18007389 A JP18007389 A JP 18007389A JP H0344449 A JPH0344449 A JP H0344449A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は建築構造部材に使用されるオーステナイト系ス
テンレス鋼製の形鋼、即ち、H形鋼、山形鋼、溝形鋼や
鋼矢板等とそれらの製造方法に関する。
テンレス鋼製の形鋼、即ち、H形鋼、山形鋼、溝形鋼や
鋼矢板等とそれらの製造方法に関する。
(従来の技術)
建築用構造部材に使用される鋼材は、建築基準法により
定められているが、その規定の中にステンレス鋼の形鋼
は入っていない、これはステンレス鋼が構造用部材とし
ての特性をもたないためというより、その価格に問題が
あり構造部材として用いるには余りに高価すぎたことに
起因しているといってよい、しかし近年の急激な地価高
騰はその上に建てられる建築物の相対的なコストを低下
させ、建築構造材料として比較的高価なものも使用され
るようになってきた0例えば、都市中心部の建築物は、
従来のコスト意識に基づく設計とは異なり、景観あるい
は機能を重んじる思想の基に設計される傾向にある。
定められているが、その規定の中にステンレス鋼の形鋼
は入っていない、これはステンレス鋼が構造用部材とし
ての特性をもたないためというより、その価格に問題が
あり構造部材として用いるには余りに高価すぎたことに
起因しているといってよい、しかし近年の急激な地価高
騰はその上に建てられる建築物の相対的なコストを低下
させ、建築構造材料として比較的高価なものも使用され
るようになってきた0例えば、都市中心部の建築物は、
従来のコスト意識に基づく設計とは異なり、景観あるい
は機能を重んじる思想の基に設計される傾向にある。
上記のような傾向に沿う動きとして、通産省生活産業局
の諮問機関としての「景観材料研究会Jや建設省の「総
合技術開発プロジェクト」等の活動がある。特に後者に
おいては、昭和61年4月にステンレス協会に設置され
た「構造材設計施工基準作戒小委員会」で2年6力月に
わたり調査および実験研究が行われ、景観の美しいオー
ステナイト系ステンレス鋼を構造用部材として適用しよ
うとする試みがなされ、オーステナイト系ステンレス鋼
(JIS 5US304)を建築用構造部材として用い
るに際しての必要な機械的性質が明示された。その内容
は0.1%耐力が24kgf/am”以上、引張強さが
53kgf/a+m”以上、降伏比が0.60以下、伸
びが35%以上、というものである。
の諮問機関としての「景観材料研究会Jや建設省の「総
合技術開発プロジェクト」等の活動がある。特に後者に
おいては、昭和61年4月にステンレス協会に設置され
た「構造材設計施工基準作戒小委員会」で2年6力月に
わたり調査および実験研究が行われ、景観の美しいオー
ステナイト系ステンレス鋼を構造用部材として適用しよ
うとする試みがなされ、オーステナイト系ステンレス鋼
(JIS 5US304)を建築用構造部材として用い
るに際しての必要な機械的性質が明示された。その内容
は0.1%耐力が24kgf/am”以上、引張強さが
53kgf/a+m”以上、降伏比が0.60以下、伸
びが35%以上、というものである。
しかし、現在製造されているオーステナイト系ステンレ
ス鋼材は必ずしもこの機械的性質を満足しているとは限
らない、その中で特に問題視されるのはH形鋼を代表と
する圧延形鋼である。一般にオーステナイト系ステンレ
ス鋼は耐食性改善を目的として溶体化処理が行われるが
、圧延形鋼は他の板材、棒、線材のような冷間での矯正
工程を経ないため降伏点が低い、前記の0.1%耐力を
保証するには冷間加工設備を新たに導入し、溶体化処理
後に冷間加工を施して強度を上げる必要がある。しかし
、形鋼はその断面形状が複雑であるから、冷間加工は難
しくその加工設備も精緻なものが必要で、設備導入費は
膨大なものとなり実現性に乏しい、圧延形鋼を建築用構
造部材に適用するためには、冷間加工設備の新設を必要
としない低コストの製造方法でその耐力をはじめとする
機械的強度を向上させることが必要である。
ス鋼材は必ずしもこの機械的性質を満足しているとは限
らない、その中で特に問題視されるのはH形鋼を代表と
する圧延形鋼である。一般にオーステナイト系ステンレ
ス鋼は耐食性改善を目的として溶体化処理が行われるが
、圧延形鋼は他の板材、棒、線材のような冷間での矯正
工程を経ないため降伏点が低い、前記の0.1%耐力を
保証するには冷間加工設備を新たに導入し、溶体化処理
後に冷間加工を施して強度を上げる必要がある。しかし
、形鋼はその断面形状が複雑であるから、冷間加工は難
しくその加工設備も精緻なものが必要で、設備導入費は
膨大なものとなり実現性に乏しい、圧延形鋼を建築用構
造部材に適用するためには、冷間加工設備の新設を必要
としない低コストの製造方法でその耐力をはじめとする
機械的強度を向上させることが必要である。
(発明が解決しようとする課題)
オーステナイト系ステンレス鋼の耐力を向上させる手法
としては、圧延(熱間圧延)による加工歪の導入が考え
られる。しかし、通常のオーステナイト系ステンレス鋼
では、圧延のままでは粒界の炭化物の生成を抑えること
ができず、粒界のC「欠乏層に起因する耐食性の低下を
免れない、オーステナイトステンレス鋼本来の耐食性を
保証するには、どうしても溶体化処理を行わなければな
らず、そうすると耐力が大きく低下してしまう、溶体化
処理の後に冷間加工を施せば耐力は回復するが、形鋼の
冷間加工には大きな難点があることは前述のとおりであ
る。
としては、圧延(熱間圧延)による加工歪の導入が考え
られる。しかし、通常のオーステナイト系ステンレス鋼
では、圧延のままでは粒界の炭化物の生成を抑えること
ができず、粒界のC「欠乏層に起因する耐食性の低下を
免れない、オーステナイトステンレス鋼本来の耐食性を
保証するには、どうしても溶体化処理を行わなければな
らず、そうすると耐力が大きく低下してしまう、溶体化
処理の後に冷間加工を施せば耐力は回復するが、形鋼の
冷間加工には大きな難点があることは前述のとおりであ
る。
本発明の課題は、オーステナイト系ステンレス鋼本来の
耐食性を備え、しかも前記の強度基準を満足する形鋼を
提供すること、およびそのような形鋼を溶体化処理を行
わず、従って、その後の冷間加工も必要とせずに製造す
る方法を提供することにある。
耐食性を備え、しかも前記の強度基準を満足する形鋼を
提供すること、およびそのような形鋼を溶体化処理を行
わず、従って、その後の冷間加工も必要とせずに製造す
る方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
前記の強度基準、特に0.1%耐力で24kgf/+*
m”以上を満足するオーステナイト系ステンレス形鋼を
低コストで製造するに′は、圧延のままでも充分な耐食
性をもつように材質と加工方法を工夫する必要がある。
m”以上を満足するオーステナイト系ステンレス形鋼を
低コストで製造するに′は、圧延のままでも充分な耐食
性をもつように材質と加工方法を工夫する必要がある。
即ち、圧延のままで優れた耐食性をもつものであれば、
溶体化処理を施す必要がなく、従って、圧延によって得
られた高強度が失われないから、高強度化のための冷間
加工が不必要になる。この場合、圧延条件は形鋼に前記
基準を満足する強度と溶体化材に匹敵する耐食性を与え
ることができるような条件を選ばなければならない。
溶体化処理を施す必要がなく、従って、圧延によって得
られた高強度が失われないから、高強度化のための冷間
加工が不必要になる。この場合、圧延条件は形鋼に前記
基準を満足する強度と溶体化材に匹敵する耐食性を与え
ることができるような条件を選ばなければならない。
オーステナイトステンレス鋼の耐力を向上させるにはオ
ーステナイト粒(7粒)の細粒化をはかることが必要で
ある。また、耐食性を向上させるには粒界の炭化物の生
成を抑えCr欠乏層が形成されるのを抑制することが必
要である0本発明者らはこれらの条件を満たす加工方法
を探究し、下記のような知見を得た。即ち、 ■ 7粒の細粒化については、850℃以上の高温仕上
圧延を行い圧延による再結晶を利用するか、あるいは圧
延後に急速加熱と短時間加熱保持を行うことにより圧延
を通じて導入された加工歪を利用し再結晶を促進するこ
とが効果的である。
ーステナイト粒(7粒)の細粒化をはかることが必要で
ある。また、耐食性を向上させるには粒界の炭化物の生
成を抑えCr欠乏層が形成されるのを抑制することが必
要である0本発明者らはこれらの条件を満たす加工方法
を探究し、下記のような知見を得た。即ち、 ■ 7粒の細粒化については、850℃以上の高温仕上
圧延を行い圧延による再結晶を利用するか、あるいは圧
延後に急速加熱と短時間加熱保持を行うことにより圧延
を通じて導入された加工歪を利用し再結晶を促進するこ
とが効果的である。
■ 圧延のままでは粒界の炭化物の生成を抑制すること
は難しい、しかし、粒界の炭化物の生成はその綱の炭素
含有量に依存し、炭素含有量を0.03%以下に抑える
ことにより圧延のままの状態でも粒界の炭化物の生成を
抑制し得る。
は難しい、しかし、粒界の炭化物の生成はその綱の炭素
含有量に依存し、炭素含有量を0.03%以下に抑える
ことにより圧延のままの状態でも粒界の炭化物の生成を
抑制し得る。
■ 炭化物の生成に先立ち再結晶を先行させると粒界の
炭化物の生成が遅くなる。
炭化物の生成が遅くなる。
以上の知見を基にしてなされた本発明は、下記の(1)
〜(4)をその要旨とする。
〜(4)をその要旨とする。
(1)重量%で、C:0.03%以下、Si: t、o
o%以下、Mn:0.30〜2.00%、P :0.0
40%以下、S :0.03%以下、Cr: 17〜2
0%、Niニア、0〜10.5%、N:0.06〜0.
14%を含有し残部Feおよび不可避的不純物からなり
、残留フェライトまたはマルテンサイトの量が10%以
下で、0.1%耐力が24Kgf/g+n”以上”?’
することを特徴とする建築構造部材用オーステナイト
系ステンレス形鋼。
o%以下、Mn:0.30〜2.00%、P :0.0
40%以下、S :0.03%以下、Cr: 17〜2
0%、Niニア、0〜10.5%、N:0.06〜0.
14%を含有し残部Feおよび不可避的不純物からなり
、残留フェライトまたはマルテンサイトの量が10%以
下で、0.1%耐力が24Kgf/g+n”以上”?’
することを特徴とする建築構造部材用オーステナイト
系ステンレス形鋼。
(2)上記(1)の成分に加えてさらに、Mo:0.0
5〜0.70%、Nb:0.O05〜o、oao%、V
:0.005〜0.15%、Cu:0.10〜0.5
0%、およびTi:0.005〜0.60%、のうちの
1種以上を含有し残部Feおよび不可避的不純物からな
り、残留フェライトまたはマルテンサイトの合計量が1
0%以下で、0.1%耐力が24にg47mm”以上で
あることを特徴とする建築構造部材用オーステナイト系
ステンレス形鋼。
5〜0.70%、Nb:0.O05〜o、oao%、V
:0.005〜0.15%、Cu:0.10〜0.5
0%、およびTi:0.005〜0.60%、のうちの
1種以上を含有し残部Feおよび不可避的不純物からな
り、残留フェライトまたはマルテンサイトの合計量が1
0%以下で、0.1%耐力が24にg47mm”以上で
あることを特徴とする建築構造部材用オーステナイト系
ステンレス形鋼。
(3)上記(1)または(2)記載の組成をもつ鋼を1
000〜1250℃の温度域で加熱して粗圧延を施した
後、再度1000〜1250℃の温度に加熱して熱間加
工を施し、850〜1000℃以上の温度域で所定の形
状の形鋼に成形した後空冷することを特徴とする請求項
(1)または(2)の建築構造部材用オーステナイト系
ステンレス形鋼の製造方法。
000〜1250℃の温度域で加熱して粗圧延を施した
後、再度1000〜1250℃の温度に加熱して熱間加
工を施し、850〜1000℃以上の温度域で所定の形
状の形鋼に成形した後空冷することを特徴とする請求項
(1)または(2)の建築構造部材用オーステナイト系
ステンレス形鋼の製造方法。
(4)上記(1)または(2)記載の組成をもつ鋼を1
000〜1250℃の温度域で加熱し、仕上温度が90
0℃以下になる条件で熱間加工を施して所定の形状の形
鋼に成形し、直ちに900〜1100℃以上の温度で1
〜60分の間等温保持した後、空冷以上の冷却速度で冷
却することを特徴とする請求項(1)または(2)の建
築構造部材用オーステナイト系ステンレス形鋼の製造方
法。
000〜1250℃の温度域で加熱し、仕上温度が90
0℃以下になる条件で熱間加工を施して所定の形状の形
鋼に成形し、直ちに900〜1100℃以上の温度で1
〜60分の間等温保持した後、空冷以上の冷却速度で冷
却することを特徴とする請求項(1)または(2)の建
築構造部材用オーステナイト系ステンレス形鋼の製造方
法。
本発明の形鋼は、先に述べた強度基準、即ち、0.1%
耐力が241[gf/+wg+”以上、引張強さが53
Kgf/vi’以上、降伏比が0.60以下、伸びが3
5%以上であり、かつ溶体化材と同等以上の耐食性を併
せもつオーステナイト系ステンレス形鋼である。そして
その用途は、建築構造部材である。
耐力が241[gf/+wg+”以上、引張強さが53
Kgf/vi’以上、降伏比が0.60以下、伸びが3
5%以上であり、かつ溶体化材と同等以上の耐食性を併
せもつオーステナイト系ステンレス形鋼である。そして
その用途は、建築構造部材である。
本発明の製造方法は、上記のような形鋼を、溶体化処理
や冷間加工の工程なしで製造する方法である。以下、そ
れぞれについて詳しく説明する。
や冷間加工の工程なしで製造する方法である。以下、そ
れぞれについて詳しく説明する。
(作用)
先ず、本発明の形鋼の化学組成について説明する。なお
、成分含有量についての%は重量%を意味する。
、成分含有量についての%は重量%を意味する。
C: 0.03以下
Cはオーステナイト相を安定化させる元素であるが、鋼
中に0.03%を超えて含有されると粒界への炭化物の
優先析出を抑制することができず、熱的履歴によっては
粒界近傍にCrの欠乏層を生じ耐食生の低下が生じる。
中に0.03%を超えて含有されると粒界への炭化物の
優先析出を抑制することができず、熱的履歴によっては
粒界近傍にCrの欠乏層を生じ耐食生の低下が生じる。
そのため、C含有量は0.03%以下とする。
Si: 1.00%以下
Slは製鋼時の脱酸剤として必要とされるが、1゜00
%を超える含有量になると延性の劣化が顕著になる。従
ってSIの含有量は1.00%以下とする。
%を超える含有量になると延性の劣化が顕著になる。従
ってSIの含有量は1.00%以下とする。
Mn: 0.30〜2.00%
Mnはオーステナイト生成元素であり、かつ鋼中のSを
MnSとして固定し熱間での加工性を改善する。そのた
めには0.30%以上の含有が必要であるが、2%を超
えて含有させても効果の増大がなく材料価格の上昇を招
くだけである。従って、Mnの含有量は0.30〜2.
00%とする。
MnSとして固定し熱間での加工性を改善する。そのた
めには0.30%以上の含有が必要であるが、2%を超
えて含有させても効果の増大がなく材料価格の上昇を招
くだけである。従って、Mnの含有量は0.30〜2.
00%とする。
P:0.040%以下
Pは不可避的不純物として鋼中に含まれる元素であり、
少ない方が望ましいが製造コストを加味してPの許容上
限値は0.04%とする。
少ない方が望ましいが製造コストを加味してPの許容上
限値は0.04%とする。
S:0.030%以下
SはPと同様に不可避的不純物として鋼中に含まれる元
素であり、粒界に低融点化合物として析出して熱間加工
性を著しく低下させる。Sの含有量も低いほど好ましい
が0.03%以下とすると熱間加工性にも特に問題がな
くなるので許容上限値を0.030%とする。より望ま
しいのは0.010%以下である。
素であり、粒界に低融点化合物として析出して熱間加工
性を著しく低下させる。Sの含有量も低いほど好ましい
が0.03%以下とすると熱間加工性にも特に問題がな
くなるので許容上限値を0.030%とする。より望ま
しいのは0.010%以下である。
Cr: 17〜20%
Crは耐食性を保証するためには不可欠な元素である。
17%未満では十分な耐食性が得られない。
一方、20%を超えて含有されると、後述の理由でフェ
ライトの生成を10%以下に抑制するために、Mlの添
加量を高くすることが必要になって、製造コストを著し
く高める。従って、Crの適正含有量は17〜20%で
ある。
ライトの生成を10%以下に抑制するために、Mlの添
加量を高くすることが必要になって、製造コストを著し
く高める。従って、Crの適正含有量は17〜20%で
ある。
Ni: 7.0〜10.5%
Nlはオーステナイト系ステンレス鋼を槽底する基本元
素であり、かつ耐食性を向上させる元素である。そのた
めには7.0%以上の含有が必要である。ただし10.
5%を超えて含有させても材料価格を上げるだけで耐食
性改善効果は飽和傾向を示すためその含有量を7.00
〜10.5%とする。
素であり、かつ耐食性を向上させる元素である。そのた
めには7.0%以上の含有が必要である。ただし10.
5%を超えて含有させても材料価格を上げるだけで耐食
性改善効果は飽和傾向を示すためその含有量を7.00
〜10.5%とする。
N : 0.06〜0.14%
N(窒素)は、オーステナイトの安定化元素であり、0
.06〜0.14%の含有により高価なNiを代替して
鋼のオーステナイトバランスを保つのに役立ち、残留フ
ェライトやマルテンサイトの量を10%以下に抑える作
用をもつ、しかし、0.14%を超える含有量になると
、連続鋳造鋼片の表面割れが増加し、歩留り低下による
製造コストの上昇を招く。
.06〜0.14%の含有により高価なNiを代替して
鋼のオーステナイトバランスを保つのに役立ち、残留フ
ェライトやマルテンサイトの量を10%以下に抑える作
用をもつ、しかし、0.14%を超える含有量になると
、連続鋳造鋼片の表面割れが増加し、歩留り低下による
製造コストの上昇を招く。
Nが0.06%未満では、オーステナイトバランスを適
正に保つのに必要なNilが増えて、やはりコスト上昇
になる。
正に保つのに必要なNilが増えて、やはりコスト上昇
になる。
以上の成分の外、残部はFeおよび不可避の不純物から
戒るのが前記(1)の形鋼である。これに対し、さらに
高靭性あるいは高強度を要求される場合には、次にのべ
る含有量の範囲でMo、 Nb、 V、 Cu。
戒るのが前記(1)の形鋼である。これに対し、さらに
高靭性あるいは高強度を要求される場合には、次にのべ
る含有量の範囲でMo、 Nb、 V、 Cu。
Tiのうち1種または2種以上を含有させることができ
る。
る。
No: 0.05〜0.70%
Moは強度を高めるのに有効な元素であり、この効果を
期待する場合は0.05%以上含有させる必要がある。
期待する場合は0.05%以上含有させる必要がある。
しかしその含有量が0.70%を超えると過量のフェラ
イトが生じる場合があるから、上限は0.70%までと
するのがよい。
イトが生じる場合があるから、上限は0.70%までと
するのがよい。
Nb:0.005〜0.080%
Nbは強度を上昇させる元素である。そのためにはo、
oos%以上含有させる必要があるが、0.080%を
超えるとオーステナイト粒の再結晶を抑制する作用が顕
れ、再結晶を促進してオーステナイト粒の細粒化をはか
ることにより高強度化しようとする本発明の目的に反す
る。
oos%以上含有させる必要があるが、0.080%を
超えるとオーステナイト粒の再結晶を抑制する作用が顕
れ、再結晶を促進してオーステナイト粒の細粒化をはか
ることにより高強度化しようとする本発明の目的に反す
る。
V: 0.005〜0.15%
■はNbと同様に強度を上昇させる元素である。
そのためには0.005%以上の含有が必要であるが、
0.15%を超えてもその効果の増大がなく、材料価格
の上昇を招くだけであるから0.005〜0.15%が
適当である。
0.15%を超えてもその効果の増大がなく、材料価格
の上昇を招くだけであるから0.005〜0.15%が
適当である。
Cu: 0.10〜0.50%
Cuは高温強度を向上させかつ耐食性を改善するのに有
効な元素であるが、そのためには0.10%以上含有さ
せる必要がある。しかし、0.5%を超えると圧延の際
の表面割れが増大し、また、溶接割れを助長する傾向が
ある。
効な元素であるが、そのためには0.10%以上含有さ
せる必要がある。しかし、0.5%を超えると圧延の際
の表面割れが増大し、また、溶接割れを助長する傾向が
ある。
Ti:0.002〜0.60%
Tiは■、Nbと同様に強度を上昇させる元素である。
そのためには0.002%以上の含有が必要であるが0
.60%を超えると母材の靭性を損なうので、0.00
2〜0.60%が適正含有量である。
.60%を超えると母材の靭性を損なうので、0.00
2〜0.60%が適正含有量である。
次に、本発明形鋼の金属学的組織について述べる0本発
明の形鋼はオーステナイト系ステンレス鋼からなるもの
である。従って、その組織は完全オーステナイトである
ことを原則とするが、体積%で10%以下のフェライト
、またはマルテンサイトを含んでいても差し支えない。
明の形鋼はオーステナイト系ステンレス鋼からなるもの
である。従って、その組織は完全オーステナイトである
ことを原則とするが、体積%で10%以下のフェライト
、またはマルテンサイトを含んでいても差し支えない。
残留フェライトとマルテンサイトの生成量は、鋼の化学
組成と製造条件(本発明方法の場合は、圧延中および圧
延後の冷却条件、および再加熱を行う場合はその条件)
に依存する。残留フェライトやマルテンサイトが存在す
れば、製品形鋼の強度が高くなるが、一方では延性を低
下させる。これらの量が体積で10%を超える場合、延
性の低下が顕著になり、特に溶接部周辺の応力集中部で
割れが発生しやすく、構造用部材としては不適当である
。
組成と製造条件(本発明方法の場合は、圧延中および圧
延後の冷却条件、および再加熱を行う場合はその条件)
に依存する。残留フェライトやマルテンサイトが存在す
れば、製品形鋼の強度が高くなるが、一方では延性を低
下させる。これらの量が体積で10%を超える場合、延
性の低下が顕著になり、特に溶接部周辺の応力集中部で
割れが発生しやすく、構造用部材としては不適当である
。
化学組成上、残留フェライトまたはマルテンサイトを1
0%以下に抑えるのに望ましい条件は、Ni当量(Ni
eq)≧0.9XCr当!(Creq) −7,2−(
a)Nl当量(Nleq)≧−Q、3XCr当量(Cr
eq) + 25 ・・・(b)の両式を満足すること
である。(a)式は残留フェライトを10%以下にする
ための条件、(ロ)式はマルテンサイトの生成を10%
以下にする条件である。
0%以下に抑えるのに望ましい条件は、Ni当量(Ni
eq)≧0.9XCr当!(Creq) −7,2−(
a)Nl当量(Nleq)≧−Q、3XCr当量(Cr
eq) + 25 ・・・(b)の両式を満足すること
である。(a)式は残留フェライトを10%以下にする
ための条件、(ロ)式はマルテンサイトの生成を10%
以下にする条件である。
但し、
N1eq−Niχ+30XCX+30XNχ+0.5X
MnXCreq m Crχ十勅χ+1.5XSiX+
0.5XNbχである。
MnXCreq m Crχ十勅χ+1.5XSiX+
0.5XNbχである。
以下、本発明の形鋼の製造方法について説明する。
第1図および第2図は、本発明の形鋼の製造方法におけ
るヒートパターンの説明図である。
るヒートパターンの説明図である。
先ず、第1図によって説明する。
先にも述べたように、850℃以上の高温仕上圧延を行
い圧延による再結晶を利用すると、溶体化処理材に比し
γ粒が細粒化され耐力が向上する。
い圧延による再結晶を利用すると、溶体化処理材に比し
γ粒が細粒化され耐力が向上する。
しかし、−aに形鋼の圧延は複雑なパススケジュールと
なるため850℃以上の高温の仕上げ温度を確保するこ
とは困難である。そこで、第1図の方法では、粗圧延後
回加熱する方法を採用する。
なるため850℃以上の高温の仕上げ温度を確保するこ
とは困難である。そこで、第1図の方法では、粗圧延後
回加熱する方法を採用する。
第1図において、粗圧延の前の加熱(a)はtooo〜
1250℃で行う、この温度は1000″C以上として
おかないとNb、 Vなどの炭窒化物の固溶が図れない
ため、これらの析出強化を利用することができなくなる
。一方、Nb、 Vなどの合金成分を含まない成分系で
も、オーステナイト系ステンレス鋼は熱間変形抵抗が高
いため、1000℃以上の温度に加熱しておかないと所
定の形状に成形加工することができない、但し1250
″Cを超える温度で加熱すると圧延初期1粒の粗大化に
つながり、圧延による再結晶を利用する細粒化の効果が
小さくなる。
1250℃で行う、この温度は1000″C以上として
おかないとNb、 Vなどの炭窒化物の固溶が図れない
ため、これらの析出強化を利用することができなくなる
。一方、Nb、 Vなどの合金成分を含まない成分系で
も、オーステナイト系ステンレス鋼は熱間変形抵抗が高
いため、1000℃以上の温度に加熱しておかないと所
定の形状に成形加工することができない、但し1250
″Cを超える温度で加熱すると圧延初期1粒の粗大化に
つながり、圧延による再結晶を利用する細粒化の効果が
小さくなる。
粗圧延(b)は、鋳造組織を解消するのが主目的である
から、50%以上の加工率とするのが望ましい。
から、50%以上の加工率とするのが望ましい。
この粗圧延の下限温度には特に制約はないが、ξ小負荷
の点から600℃程度の温度までにするのが好ましい。
の点から600℃程度の温度までにするのが好ましい。
粗圧延の後は、1000−1250″Cの温度域に再加
熱する(C)、この温度域を選ぶ理由は前記の粗圧延前
の加熱温度の選定理由と同じである。
熱する(C)、この温度域を選ぶ理由は前記の粗圧延前
の加熱温度の選定理由と同じである。
再加熱した後、仕上圧延を行って所定製品形状の形鋼と
する(d)、このとき仕上温度(仕上圧延の終了温度)
を850℃以上とすることが重要である。
する(d)、このとき仕上温度(仕上圧延の終了温度)
を850℃以上とすることが重要である。
本発明方法は、圧延による再結晶を活用することによる
7粒の細粒化をはかり、強度の向上を狙うものである。
7粒の細粒化をはかり、強度の向上を狙うものである。
このようなオーステナイト系ステンレス鋼の再結晶温度
域は、炭素鋼に比較し高温側に存在するが、その加工量
と加工における歪速度に依存して変化する。しかし、形
鋼の圧延プロセスの加工条件においては、その再結晶の
出現する温度域は750″C以上である。一方、再結晶
により細粒化がはかられて強度が上昇しても、粒界に炭
化物が生じてCrの欠乏層に起因する耐食性の低下を招
いては意味がない、圧延後の冷却過程では炭化物の析出
は一般に促進されるが、本発明の対象とするオーステナ
イト系ステンレス鋼においては850℃付近が析出ノー
ズとなるため、この温度より低い温度で仕上げ圧延を行
うと炭化物の生成を回避することはできない0以上の理
由で、圧延による再結晶が期待でき、かつ圧延中少なく
とも炭化物を生じさせないために、850″C以上の温
度域で仕上圧延を行う必要がある。ただし、仕上圧延の
温度が1000℃を超えると結晶粒の成長が甚だしくな
るので、上限を1000℃までとする。
域は、炭素鋼に比較し高温側に存在するが、その加工量
と加工における歪速度に依存して変化する。しかし、形
鋼の圧延プロセスの加工条件においては、その再結晶の
出現する温度域は750″C以上である。一方、再結晶
により細粒化がはかられて強度が上昇しても、粒界に炭
化物が生じてCrの欠乏層に起因する耐食性の低下を招
いては意味がない、圧延後の冷却過程では炭化物の析出
は一般に促進されるが、本発明の対象とするオーステナ
イト系ステンレス鋼においては850℃付近が析出ノー
ズとなるため、この温度より低い温度で仕上げ圧延を行
うと炭化物の生成を回避することはできない0以上の理
由で、圧延による再結晶が期待でき、かつ圧延中少なく
とも炭化物を生じさせないために、850″C以上の温
度域で仕上圧延を行う必要がある。ただし、仕上圧延の
温度が1000℃を超えると結晶粒の成長が甚だしくな
るので、上限を1000℃までとする。
仕上圧延の後は、炭化物の析出を抑えるために空冷する
(e)、空冷よりも早い条件で冷却すると、加工された
γ粒の再結晶が遅れるため加工組織が残ることがあり、
機械的性質の等方性が損なわれる。一方、炉冷のような
遅い冷却では再結晶はよく進行°するが、粒界での炭化
物析出によるCr欠乏層の形成が著しく、耐食性に問題
が生じる。
(e)、空冷よりも早い条件で冷却すると、加工された
γ粒の再結晶が遅れるため加工組織が残ることがあり、
機械的性質の等方性が損なわれる。一方、炉冷のような
遅い冷却では再結晶はよく進行°するが、粒界での炭化
物析出によるCr欠乏層の形成が著しく、耐食性に問題
が生じる。
第2図は、圧延の後に再加熱して等温保持する本発明の
もう一つのヒートパターンである。
もう一つのヒートパターンである。
圧延の前の加熱(a)の温度は、前記と同じ理由で10
00〜1250℃とする。
00〜1250℃とする。
この場合は、圧延(f)は粗圧延から仕上圧延まで一回
の加熱で(再加熱を行うことなく)行う。
の加熱で(再加熱を行うことなく)行う。
圧延仕上温度は900℃以下とする。
第2図の方法は、圧延により導入された加工歪を利用し
、再結晶の生じる温度域に短時間加熱し、再結晶を促進
するのが特徴である。そのためには、900 ”C以下
のオーステナイトの未再結晶域で熱間加工する必要があ
る。仕上温度が低い程蓄積エネルギーが大きくなるため
、再結晶に対する駆動力が大きくなりより効果的である
が、圧延機の負荷も大きくなるからこれらを勘案して仕
上温度を決定する必要がある。実操業上、適正な仕上温
度は600〜900”Cであり、最も効果的なのは80
0℃前後で仕上げることである。
、再結晶の生じる温度域に短時間加熱し、再結晶を促進
するのが特徴である。そのためには、900 ”C以下
のオーステナイトの未再結晶域で熱間加工する必要があ
る。仕上温度が低い程蓄積エネルギーが大きくなるため
、再結晶に対する駆動力が大きくなりより効果的である
が、圧延機の負荷も大きくなるからこれらを勘案して仕
上温度を決定する必要がある。実操業上、適正な仕上温
度は600〜900”Cであり、最も効果的なのは80
0℃前後で仕上げることである。
圧延終了後は直ちに900〜1100℃の温度に加熱し
て1〜60分の間等温保持する(8)。
て1〜60分の間等温保持する(8)。
圧延後の等温保持の目的は、等温保持することにより静
的再結晶を生じさせて7粒の細粒化をはかることにある
。この静的再結晶を生じさせるためには900″C以上
の温度に保持する必要があり、かつその温度で少なくと
も1分以上保持する必要がある。保持時間が長いほど再
結晶は進むが、60分までの保持で必要程度の再結晶が
得られ、これ以上の保持は生産性の低下と無用の粒生長
を招くことになるから、保持時間は1〜60分が適当で
ある。また、1100℃を超える温度での保持は、無用
の粒成長を招くので好ましくない、なお、等温保持とい
うのは、必ずしも厳格に一定温度で保持することを意味
しない、上記の温度範囲内であれば、ある程度の温度の
変動があっても差し支えはない。
的再結晶を生じさせて7粒の細粒化をはかることにある
。この静的再結晶を生じさせるためには900″C以上
の温度に保持する必要があり、かつその温度で少なくと
も1分以上保持する必要がある。保持時間が長いほど再
結晶は進むが、60分までの保持で必要程度の再結晶が
得られ、これ以上の保持は生産性の低下と無用の粒生長
を招くことになるから、保持時間は1〜60分が適当で
ある。また、1100℃を超える温度での保持は、無用
の粒成長を招くので好ましくない、なお、等温保持とい
うのは、必ずしも厳格に一定温度で保持することを意味
しない、上記の温度範囲内であれば、ある程度の温度の
変動があっても差し支えはない。
上記の等温保持の後は、空冷以上の冷却速度で冷却する
。空冷よりも遅い速度では炭化吻生成による耐食性の劣
化が起こるのは、先に述べたとおりである。ただし、こ
の第2図の方法の場合は、等温保持の間に再結晶がほぼ
完了するため、その後の冷却速度が空冷以上に早くても
機械的性質の等方性を損なうような懸念はない。
。空冷よりも遅い速度では炭化吻生成による耐食性の劣
化が起こるのは、先に述べたとおりである。ただし、こ
の第2図の方法の場合は、等温保持の間に再結晶がほぼ
完了するため、その後の冷却速度が空冷以上に早くても
機械的性質の等方性を損なうような懸念はない。
(実施例)
第1表に示す組成のオーステナイトステンレス鋼を用い
てH形鋼を製造した。第1表中の鋼種A〜Hが本発明で
定める組成範囲の鋼であり、比較鋼の■〜Lは窒素(N
)含有量が、Mは炭素(C)含有量、Nは炭素と窒素の
含有量が、それぞれ本発明の範囲から外れるものである
。
てH形鋼を製造した。第1表中の鋼種A〜Hが本発明で
定める組成範囲の鋼であり、比較鋼の■〜Lは窒素(N
)含有量が、Mは炭素(C)含有量、Nは炭素と窒素の
含有量が、それぞれ本発明の範囲から外れるものである
。
第2表に製造条件を示す、試験番号の1〜8が本発明方
法の例で、その中2〜4が第2図のヒートパターンの1
回の加熱で仕上圧延まで行ったものである。比較例の9
〜18は、素材の&II戒または製造条件が本発明の範
囲をはずれる例である。
法の例で、その中2〜4が第2図のヒートパターンの1
回の加熱で仕上圧延まで行ったものである。比較例の9
〜18は、素材の&II戒または製造条件が本発明の範
囲をはずれる例である。
第2表中の粗圧延の形状と仕上圧延の形状を第3図およ
び第4図に示す、これらの図中の記号(イ、口、ハ、二
)が第2表の同じ記号に対応する。
び第4図に示す、これらの図中の記号(イ、口、ハ、二
)が第2表の同じ記号に対応する。
第3表は、第2表の条件で製造されたH形鋼の機械的性
質と耐食性試験結果を示したものである機械的性質は、
母材の0.1%耐力、引張強度(TS)、降伏比(YR
=(0,1χ耐力/引張強度)xloo ) 、伸び(
EL)、および曲げ試験で評価した。 +lhげ試験は
TIG溶接をした継手部の180度曲げによって評価し
た。○印は180度曲げでも割れを生じなかったもの、
×印は180度曲げで熱影響部に割れを生じたものを示
す。
質と耐食性試験結果を示したものである機械的性質は、
母材の0.1%耐力、引張強度(TS)、降伏比(YR
=(0,1χ耐力/引張強度)xloo ) 、伸び(
EL)、および曲げ試験で評価した。 +lhげ試験は
TIG溶接をした継手部の180度曲げによって評価し
た。○印は180度曲げでも割れを生じなかったもの、
×印は180度曲げで熱影響部に割れを生じたものを示
す。
耐食性は下記■および■の試験によって評価した。
■ 粒界腐食評価試験(硫酸−硫酸銅腐食試験、JIS
G 0575.72時間) ■ 隙間腐食試験(中央にボルト締め用の4mmφの孔
を有する3 tX30wX501 (ms)の研磨試験
片を3+u+φのテフロンボルトで締めて、60℃18
00ppmC1−含有水環境でlO日試Iv) ここで耐食性の評価は、母材部と被覆アーク溶接を行っ
た継手部の双方について行った。
G 0575.72時間) ■ 隙間腐食試験(中央にボルト締め用の4mmφの孔
を有する3 tX30wX501 (ms)の研磨試験
片を3+u+φのテフロンボルトで締めて、60℃18
00ppmC1−含有水環境でlO日試Iv) ここで耐食性の評価は、母材部と被覆アーク溶接を行っ
た継手部の双方について行った。
第3表の結果をみれば、本発明の条件を満足する試験番
号の1〜8は、いずれも機械的性質が目標性能を満足し
ており、しかも母材および溶接継手部とも耐食性も充分
である。
号の1〜8は、いずれも機械的性質が目標性能を満足し
ており、しかも母材および溶接継手部とも耐食性も充分
である。
一方、SO3304の成分規格は満足しているが、本発
明の成分範囲からはずれ、かつ本発明の製造条件からは
ずれている試験番号9〜14のものは、目標性能を満足
できない結果となっている。特に、750℃という低温
仕上げであるため圧延により得られた組織は加工歪を内
在したものとなっておりYRを60%以下に抑えること
が困難となっている。
明の成分範囲からはずれ、かつ本発明の製造条件からは
ずれている試験番号9〜14のものは、目標性能を満足
できない結果となっている。特に、750℃という低温
仕上げであるため圧延により得られた組織は加工歪を内
在したものとなっておりYRを60%以下に抑えること
が困難となっている。
また低温仕上げであるため圧延後の炭化物の生成を抑制
することができず、隙間腐食の発生が生じ、本来のオー
ステナイト系ステンレス鋼の耐食性を確保できていない
。
することができず、隙間腐食の発生が生じ、本来のオー
ステナイト系ステンレス鋼の耐食性を確保できていない
。
試験番号15〜18は本発明の組成範囲にある鋼を用い
て本発明の製造方法から外れた条件で製造した例である
。仕上温度が低すぎる例(試験番号16)あるいはそれ
を再加熱して等温保持をするにしても保持温度が低すぎ
たり (試験番号18)、保持温度が本発明法に対応す
る温度であっても保持時間が短すぎたり (試験番号1
7)すると、機械的性質の目標値が必ずしも満足されな
い。
て本発明の製造方法から外れた条件で製造した例である
。仕上温度が低すぎる例(試験番号16)あるいはそれ
を再加熱して等温保持をするにしても保持温度が低すぎ
たり (試験番号18)、保持温度が本発明法に対応す
る温度であっても保持時間が短すぎたり (試験番号1
7)すると、機械的性質の目標値が必ずしも満足されな
い。
曲げ試験では、フェライトあるいはマルテンサイ+−t
が12%(体積%)になった試験番号9のみが割れを呈
した。これは、窒素(N)の含有量が低く、Ni当量(
Nieq)の小さい鋼(第1表の■鋼)を用いたからで
ある。
が12%(体積%)になった試験番号9のみが割れを呈
した。これは、窒素(N)の含有量が低く、Ni当量(
Nieq)の小さい鋼(第1表の■鋼)を用いたからで
ある。
(以下、余白)
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明のオーステナイト系ステン
レス形鋼は、建築構造部材として実用化するに十分な機
械的性質と耐食性とを備えている。
レス形鋼は、建築構造部材として実用化するに十分な機
械的性質と耐食性とを備えている。
そして、本発明の製造方法によれば、熱間圧延工程だけ
で安価に上記の形鋼が製造できる。
で安価に上記の形鋼が製造できる。
本発明は、オーステナイト系ステンレス鋼の圧延形鋼の
普及に大きく寄与する発明である。
普及に大きく寄与する発明である。
第1図および第2図は、本発明の形鋼製造方法のヒート
パターン図である。 第3図および第4図は、実施例におけるHJI鋼製造の
際の粗圧延形状と仕上圧延形状を示す図である。
パターン図である。 第3図および第4図は、実施例におけるHJI鋼製造の
際の粗圧延形状と仕上圧延形状を示す図である。
Claims (4)
- (1)重量%で、C:0.03%以下、Si:1.00
%以下、Mn:0.30〜2.00%、P:0.040
%以下、S:0.03%以下、Cr:17〜20%、N
i:7.0〜10.5%、N:0.06〜0.14%を
含有し残部Feおよび不可避的不純物からなり、残留フ
ェライトまたはマルテンサイトの量が10%以下で、0
.1%耐力が24Kgf/mm^2以上であることを特
徴とする建築構造部材用オーステナイト系ステンレス形
鋼。 - (2)重量%で、C:0.03%以下、Si:1.00
%以下、Mn:0.30〜2.00%、P:0.040
%以下、S:0.03%以下、Cr:17〜20%、N
i:7.0〜10.5%、N:0.06〜0.14%と
、さらに、Mo:0.05〜0.70%、Nb:0.0
05〜0.080%、V:0.005〜0.15%、C
u:0.10〜0.50%、およびTi:0.005〜
0.60%、のうちの1種以上を含有し残部Feおよび
不可避的不純物からなり、残留フェライトまたはマルテ
ンサイトの量が10%以下で、0.1%耐力が24Kg
f/mm^2以上であることを特徴とする建築構造部材
用オーステナイト系ステンレス形鋼。 - (3)請求項(1)または(2)記載の組成をもつ鋼を
1000〜1250℃の温度域で加熱して粗圧延を施し
た後、再度1000〜1250℃の温度に加熱して熱間
加工を施し、850〜1000℃の温度域で所定の形状
の形鋼に成形した後空冷することを特徴とする請求項(
1)または(2)の建築構造部材用オーステナイト系ス
テンレス形鋼の製造方法。 - (4)請求項(1)または(2)記載の組成をもつ鋼を
1000〜1250℃の温度域で加熱し、仕上温度が9
00℃以下になる条件で熱間加工を施して所定の形状の
形鋼に成形し、直ちに900〜1100℃の温度で1〜
60分の間等温保持して空冷以上の冷却速度で冷却する
ことを特徴とする請求項(1)または(2)の建築構造
部材用オーステナイト系ステンレス形鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1180073A JPH0611902B2 (ja) | 1989-07-12 | 1989-07-12 | ステンレス形鋼およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1180073A JPH0611902B2 (ja) | 1989-07-12 | 1989-07-12 | ステンレス形鋼およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0344449A true JPH0344449A (ja) | 1991-02-26 |
| JPH0611902B2 JPH0611902B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=16076988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1180073A Expired - Fee Related JPH0611902B2 (ja) | 1989-07-12 | 1989-07-12 | ステンレス形鋼およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611902B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1152065A3 (de) * | 2000-05-02 | 2004-01-02 | Klaus-Peter Dr. Erkel | Verfahren zur Herstellung höherfester nichtrostender austenitischer Stähle |
| JP2007197821A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-08-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | オーステナイト系ステンレス鋼 |
| CN110684927A (zh) * | 2019-11-08 | 2020-01-14 | 宝鸡文理学院 | 奥氏体型700MPa级单相不锈螺纹钢筋及其生产方法 |
| JP2022094149A (ja) * | 2020-12-14 | 2022-06-24 | 日鉄ステンレス株式会社 | オーステナイト系ステンレス鋼及び耐食性部材 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60208459A (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-21 | Aichi Steel Works Ltd | 高強度ステンレス鋼およびその製造法 |
| JPS61270356A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-11-29 | Kobe Steel Ltd | 極低温で高強度高靭性を有するオ−ステナイト系ステンレス鋼板 |
| JPS63199851A (ja) * | 1986-08-30 | 1988-08-18 | Aichi Steel Works Ltd | 耐腐食疲労性、耐海水性に優れたステンレス鋼およびその製造方法 |
| JPH01132717A (ja) * | 1987-11-17 | 1989-05-25 | Kawasaki Steel Corp | 高強度オーステナイト系ステンレス継目無鋼管の製造方法 |
-
1989
- 1989-07-12 JP JP1180073A patent/JPH0611902B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2007197821A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-08-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | オーステナイト系ステンレス鋼 |
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| JP2022094149A (ja) * | 2020-12-14 | 2022-06-24 | 日鉄ステンレス株式会社 | オーステナイト系ステンレス鋼及び耐食性部材 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0611902B2 (ja) | 1994-02-16 |
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