JPH0345011B2 - - Google Patents
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- JPH0345011B2 JPH0345011B2 JP2015017A JP1501790A JPH0345011B2 JP H0345011 B2 JPH0345011 B2 JP H0345011B2 JP 2015017 A JP2015017 A JP 2015017A JP 1501790 A JP1501790 A JP 1501790A JP H0345011 B2 JPH0345011 B2 JP H0345011B2
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- Japan
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- slaked lime
- quicklime
- mol
- aqueous solution
- reaction
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F5/00—Compounds of magnesium
- C01F5/14—Magnesium hydroxide
- C01F5/22—Magnesium hydroxide from magnesium compounds with alkali hydroxides or alkaline- earth oxides or hydroxides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geology (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、従来法で生石灰(酸化カルシウム)
を消化して得られた消石灰の示すPH(1mol/
水溶液の25℃に於けるPH約1.25)に比して、より
温和なアルカリ性PH(1mol/水溶液の25℃に
於けるPH約11.5付近)を示すユニークな従来文献
未記載の消石灰の利用に関する。
を消化して得られた消石灰の示すPH(1mol/
水溶液の25℃に於けるPH約1.25)に比して、より
温和なアルカリ性PH(1mol/水溶液の25℃に
於けるPH約11.5付近)を示すユニークな従来文献
未記載の消石灰の利用に関する。
更に詳しくは、本発明は、生石灰(酸化カルシ
ウム)とCl、BrおよびNO3イオンより成る群か
らえらばれたアニオンの少なくとも一種を約0.1
〜約5mol/含有する水溶液とを、温度約10゜〜
約65℃の温度に於て接触せしめて得られることを
特徴とする消石灰を利用して、結晶の達したしか
も凝集の少ない水酸化マグネシウムを好収率で製
造できる方法に関する。
ウム)とCl、BrおよびNO3イオンより成る群か
らえらばれたアニオンの少なくとも一種を約0.1
〜約5mol/含有する水溶液とを、温度約10゜〜
約65℃の温度に於て接触せしめて得られることを
特徴とする消石灰を利用して、結晶の達したしか
も凝集の少ない水酸化マグネシウムを好収率で製
造できる方法に関する。
従来、消石灰は、生石灰を水中に加えて撹拌す
るか、生石灰が消石灰に変換するに足るだけの水
を生石灰に加えて消化するか、さらには、水蒸気
と生石灰を接触させて反応させるかのうち、いず
れかの方法で製造されてきた。
るか、生石灰が消石灰に変換するに足るだけの水
を生石灰に加えて消化するか、さらには、水蒸気
と生石灰を接触させて反応させるかのうち、いず
れかの方法で製造されてきた。
然しながら、このような従来の方法で得られた
消石灰すなわち水酸化カルシウムは、水酸化ナト
リウム等に比べると、少しは弱いアルカリである
が、アンモニア水に比べるとかなり強いアルカリ
である。したがつて、例えば塩化マグネシウムと
アルカリ性物質とを反応させて水酸化マグネシウ
ムを製造する場合に於て、該アルカリ性物質とし
てアンモニア水を用いると、該アルカリ性物質と
して水酸化カルシウムを用いた場合に比較して、
より均一な反応が起き、生成する水酸化マグネシ
ウムはより結晶が発達した、然も凝集の少ないも
のが出来易い利点がある。然しながら、アンモニ
ア水の利用は、そのアルカリ度が少し弱すぎる
(pK=9.245、25℃:化学便覧1054頁)ために、
水酸化マグネシウムの収率が可成り低くなる欠点
があり、更に高価につく点でも不利益である。
消石灰すなわち水酸化カルシウムは、水酸化ナト
リウム等に比べると、少しは弱いアルカリである
が、アンモニア水に比べるとかなり強いアルカリ
である。したがつて、例えば塩化マグネシウムと
アルカリ性物質とを反応させて水酸化マグネシウ
ムを製造する場合に於て、該アルカリ性物質とし
てアンモニア水を用いると、該アルカリ性物質と
して水酸化カルシウムを用いた場合に比較して、
より均一な反応が起き、生成する水酸化マグネシ
ウムはより結晶が発達した、然も凝集の少ないも
のが出来易い利点がある。然しながら、アンモニ
ア水の利用は、そのアルカリ度が少し弱すぎる
(pK=9.245、25℃:化学便覧1054頁)ために、
水酸化マグネシウムの収率が可成り低くなる欠点
があり、更に高価につく点でも不利益である。
本発明者等は、上記欠点乃至不利益を克服すべ
く研究を進めてきた。
く研究を進めてきた。
その結果、安価で且つ天然にほぼ無尽蔵に存在
する入手容易な生石灰から容易に得られる生石灰
(酸化カルシウム)から、アンモニア水により近
づいたアルカリ度を示すユニークな消石灰が形成
できるという意外な事実を発見した。
する入手容易な生石灰から容易に得られる生石灰
(酸化カルシウム)から、アンモニア水により近
づいたアルカリ度を示すユニークな消石灰が形成
できるという意外な事実を発見した。
本発明者等の研究によれば、生石灰と、Cl、
BrおよびNO3イオンより成る群からえらばれた
アニオンの少なくとも一種を約0.1〜約5mol/
含有する水溶液とを、温度約10゜〜約65℃の温度
に於て接触せしめることにより得られた消石灰
は、従来法に従つて生石灰を水もしくは水蒸気で
消化して得られた消石灰の示すPH(1mol/水
溶液の25℃に於けるPH)が約12.5であるのに比し
て、ほぼ1小さい値、すなわち約11.5付近のPH値
を示すという新しい事実を発見した。
BrおよびNO3イオンより成る群からえらばれた
アニオンの少なくとも一種を約0.1〜約5mol/
含有する水溶液とを、温度約10゜〜約65℃の温度
に於て接触せしめることにより得られた消石灰
は、従来法に従つて生石灰を水もしくは水蒸気で
消化して得られた消石灰の示すPH(1mol/水
溶液の25℃に於けるPH)が約12.5であるのに比し
て、ほぼ1小さい値、すなわち約11.5付近のPH値
を示すという新しい事実を発見した。
更に、マグネシウム塩の水溶液たとえば塩化マ
グネシウム水溶液に、アルカリ性物質を加えて反
応させ、水酸化マグネシウムを形成する反応に際
して、本発明の前記新しいタイプの消石灰を用い
ると、局部的な反応系のPHは最大でも約11.5にし
か達しないことにより、従来の消石灰を用いた場
合に比べて、アンモニア水を用いた場合により近
い均一な反応が行われ、しかもアンモニア水に比
べればより高いアルカリ度を示すため、アンモニ
ア水を用いた場合の収率悪化のトラブル及び高価
につく不利益も回避でき、且つ結晶の良く発達し
たそして凝集の少ない優れたマグネシウムが得ら
れることを発見した。
グネシウム水溶液に、アルカリ性物質を加えて反
応させ、水酸化マグネシウムを形成する反応に際
して、本発明の前記新しいタイプの消石灰を用い
ると、局部的な反応系のPHは最大でも約11.5にし
か達しないことにより、従来の消石灰を用いた場
合に比べて、アンモニア水を用いた場合により近
い均一な反応が行われ、しかもアンモニア水に比
べればより高いアルカリ度を示すため、アンモニ
ア水を用いた場合の収率悪化のトラブル及び高価
につく不利益も回避でき、且つ結晶の良く発達し
たそして凝集の少ない優れたマグネシウムが得ら
れることを発見した。
水酸化カルシウム(消石灰)の解離定数(25℃
に於て)はpK1=11.570及びpK2=12.63(化学便
覧1054頁)で、水酸化カルシウムはそのOH-を
2段階に分けて解離するわけであるが、本発明者
等の推測によれば、本発明に於ては、第2解離
(pK2=12.63)がCl、BrおよびNO3イオンよりな
る群からえらばれたアニオンで中和された状態の
消石灰が形成されるためと推測されるが、該第2
解離を殺したと考えられ、従来法で得られる消石
灰に比して、PHがほぼ1小さい値を示す消石灰が
得られる、も論、本発明はこのような推測によつ
て、何等の制約もうけるものではない。
に於て)はpK1=11.570及びpK2=12.63(化学便
覧1054頁)で、水酸化カルシウムはそのOH-を
2段階に分けて解離するわけであるが、本発明者
等の推測によれば、本発明に於ては、第2解離
(pK2=12.63)がCl、BrおよびNO3イオンよりな
る群からえらばれたアニオンで中和された状態の
消石灰が形成されるためと推測されるが、該第2
解離を殺したと考えられ、従来法で得られる消石
灰に比して、PHがほぼ1小さい値を示す消石灰が
得られる、も論、本発明はこのような推測によつ
て、何等の制約もうけるものではない。
従つて、本発明の目的はこの新しいタイプの消
石灰を利用して、優れた水酸化マグネシウムを製
造できる方法を提供するにある。
石灰を利用して、優れた水酸化マグネシウムを製
造できる方法を提供するにある。
本発明の上記諸目的及び更に多くの他の目的な
らびに利点は、以下の記載から一層明らかとなる
であろう。
らびに利点は、以下の記載から一層明らかとなる
であろう。
本発明において使用する消石灰は、生石灰と、
Cl、BrおよびNO3イオンより成る群からえらば
れたアニオンの少なくとも一種を約0.1〜約
5mol/、好ましくは約1〜約5mol/含有す
る水溶液とを、温度約10゜〜約65℃の温度に於て
接触せしめることにより得ることができる。
Cl、BrおよびNO3イオンより成る群からえらば
れたアニオンの少なくとも一種を約0.1〜約
5mol/、好ましくは約1〜約5mol/含有す
る水溶液とを、温度約10゜〜約65℃の温度に於て
接触せしめることにより得ることができる。
このような水溶液を形成するのに利用される上
記アニオンを含有する水可溶性化合物の例として
は、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩
化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化バリウ
ム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化カルシ
ウム、臭化ストロンチウム、臭化バリウム、塩化
アンモニウム、臭化アンモニウム、硝酸ナトリウ
ム、硝酸カリウム、硝酸カルシウム、硝酸ストロ
ンチウム、硝酸バリウム等を挙げることができ
る。これらの中で塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化アンモニウム、塩化カルシウム、を用い
ることがより好ましい。
記アニオンを含有する水可溶性化合物の例として
は、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩
化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化バリウ
ム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化カルシ
ウム、臭化ストロンチウム、臭化バリウム、塩化
アンモニウム、臭化アンモニウム、硝酸ナトリウ
ム、硝酸カリウム、硝酸カルシウム、硝酸ストロ
ンチウム、硝酸バリウム等を挙げることができ
る。これらの中で塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化アンモニウム、塩化カルシウム、を用い
ることがより好ましい。
生石灰は、吸湿していないできるだけ新しい生
石灰を利用することが好ましい。生石灰と上記濃
度で上記アニオンの少なくとも1種を含有する水
溶液との接触処理は、温度約10゜〜約65℃、好ま
しくは約20℃〜約60℃程度の温度で行われる。
石灰を利用することが好ましい。生石灰と上記濃
度で上記アニオンの少なくとも1種を含有する水
溶液との接触処理は、温度約10゜〜約65℃、好ま
しくは約20℃〜約60℃程度の温度で行われる。
本発明に於て、上記アニオンの濃度が約
0.1mol/未満で希薄すぎると、従来の消石灰
もしくはそれに近い消石灰が形成され、又約
5mol/を越えて濃度が高すぎると、たとえば
3Ca(OH)2・CaCl2・13H2Oの如き塩基性塩が形
成されるので、上記したアニオン濃度範囲で適宜
に選択される。又、本発明に於て、接触処理反応
温度が約10℃未満で低温にすぎると、上記の如き
塩基性塩が形成される傾向を生じ、逆に約65℃を
越えて高温にすぎると、従来の消石灰もしくはそ
れに近い消石灰が形成されるので、上記温度範囲
で適宜に選択される。
0.1mol/未満で希薄すぎると、従来の消石灰
もしくはそれに近い消石灰が形成され、又約
5mol/を越えて濃度が高すぎると、たとえば
3Ca(OH)2・CaCl2・13H2Oの如き塩基性塩が形
成されるので、上記したアニオン濃度範囲で適宜
に選択される。又、本発明に於て、接触処理反応
温度が約10℃未満で低温にすぎると、上記の如き
塩基性塩が形成される傾向を生じ、逆に約65℃を
越えて高温にすぎると、従来の消石灰もしくはそ
れに近い消石灰が形成されるので、上記温度範囲
で適宜に選択される。
生石灰とアニオン含有水溶液との接触処理反応
は、比較的短時間で行わせることができるが、生
石灰が固体であるため、撹拌操作を行つて、反応
速度をはやめ且つ均一な反応が進行するように操
作するのが好ましい。反応は、例えば約10分〜約
60分程度で完了せしめることができる。上述のよ
うにして形成された反応生成物スラリーのPHは、
例えば約11〜約11.8、多くの場合約11.3〜約11.7、
とくには約11.4〜約11.6程度の約11.5付近のPHを
示し、従来消化法で形成されるスラリーの約12.5
のPH値とは、明らかに異つた値を示す。形成され
た消石灰は、厳密な水酸化カルシウムCa(OH)2
の形ではなく、OHの代りに少量のCl、Brおよび
NO3アニオンが入つたCa(OH)2-xA- x[ここで、
A-はCl、BrおよびNO3イオンより成る群からえ
らばれたアニオンの少なくとも一種を示し、xは
0<x<0.1程度の範囲]で表わされる形の消石
灰と推測される。従つて、本発明の消石灰は充分
な安定性を示さないので、製造後、比較的早い時
期に利用することが好ましい。例えば、経日的に
スラリーのPHは徐々に上昇してくるので、従来法
による消石灰もしくはそれに近いPHに達しない比
較的早い時期に利用するのがよい。
は、比較的短時間で行わせることができるが、生
石灰が固体であるため、撹拌操作を行つて、反応
速度をはやめ且つ均一な反応が進行するように操
作するのが好ましい。反応は、例えば約10分〜約
60分程度で完了せしめることができる。上述のよ
うにして形成された反応生成物スラリーのPHは、
例えば約11〜約11.8、多くの場合約11.3〜約11.7、
とくには約11.4〜約11.6程度の約11.5付近のPHを
示し、従来消化法で形成されるスラリーの約12.5
のPH値とは、明らかに異つた値を示す。形成され
た消石灰は、厳密な水酸化カルシウムCa(OH)2
の形ではなく、OHの代りに少量のCl、Brおよび
NO3アニオンが入つたCa(OH)2-xA- x[ここで、
A-はCl、BrおよびNO3イオンより成る群からえ
らばれたアニオンの少なくとも一種を示し、xは
0<x<0.1程度の範囲]で表わされる形の消石
灰と推測される。従つて、本発明の消石灰は充分
な安定性を示さないので、製造後、比較的早い時
期に利用することが好ましい。例えば、経日的に
スラリーのPHは徐々に上昇してくるので、従来法
による消石灰もしくはそれに近いPHに達しない比
較的早い時期に利用するのがよい。
本発明において使用する新しいタイプの消石灰
は、従来消石灰と同様な利用分野に利用できる
が、とくに水溶性金属化合物(水酸化物を除く)
とアルカリとを作用させて金属水酸化物を形成す
る反応、とくには、水酸化マグネシウムの製造に
利用して、優れ特色を発揮させることができる。
は、従来消石灰と同様な利用分野に利用できる
が、とくに水溶性金属化合物(水酸化物を除く)
とアルカリとを作用させて金属水酸化物を形成す
る反応、とくには、水酸化マグネシウムの製造に
利用して、優れ特色を発揮させることができる。
例えば、同一出願人の出願の係わる“新規構造
を有する水酸化マグネシウム、その中間体及びそ
れらの製法”(特開昭52−115799号;米国特許No.
4098762;米国特許No.4145404;英国特許No.
1514081;西独特許No.2624065など)の提案におけ
るアルカリとして用いる消石灰として、本発明の
消石灰を利用すると、中間体の収率を向上させ、
該新規構造を有する水酸化マグネシウムの収率及
び結晶成長度ならびに分散性を更に顕著に改善さ
せることができる。上記提案に於ては、塩化マグ
ネシウムもしくは硝酸マグネシウムとアルカリ性
物質とを、水性媒体中で、塩化マグネシウムもし
くは硝酸マグネシウム1当量に対してアルカリ性
物質0.5〜0.95当量の割合で反応させて、下記式 Mg(OH)2-xAx・mH2O 但し式中、AはClもしくはNO3を示し、 xは0<x<0.2の数、mは0〜6の数を示す、 で表わされる塩基性塩化マグネシウムもしくは塩
基性硝酸マグネシウムを形成し、更に、斯くて形
成された中間体を水熱処理、たとえば約150〜約
250℃の如き温度の水熱処理に賦することによつ
て水酸化マグネシウムを製造する。
を有する水酸化マグネシウム、その中間体及びそ
れらの製法”(特開昭52−115799号;米国特許No.
4098762;米国特許No.4145404;英国特許No.
1514081;西独特許No.2624065など)の提案におけ
るアルカリとして用いる消石灰として、本発明の
消石灰を利用すると、中間体の収率を向上させ、
該新規構造を有する水酸化マグネシウムの収率及
び結晶成長度ならびに分散性を更に顕著に改善さ
せることができる。上記提案に於ては、塩化マグ
ネシウムもしくは硝酸マグネシウムとアルカリ性
物質とを、水性媒体中で、塩化マグネシウムもし
くは硝酸マグネシウム1当量に対してアルカリ性
物質0.5〜0.95当量の割合で反応させて、下記式 Mg(OH)2-xAx・mH2O 但し式中、AはClもしくはNO3を示し、 xは0<x<0.2の数、mは0〜6の数を示す、 で表わされる塩基性塩化マグネシウムもしくは塩
基性硝酸マグネシウムを形成し、更に、斯くて形
成された中間体を水熱処理、たとえば約150〜約
250℃の如き温度の水熱処理に賦することによつ
て水酸化マグネシウムを製造する。
本発明に従つて前記した消石灰を、上記式で示
される中間体の形成の際のアルカリ性物質として
用いると、従来消石灰を用いた場合に比して、中
間体の収率が向上し、これを水熱処理すると、従
来消石灰を用いた中間体を水熱処理した場合に比
して、一層結晶が発達し、分散性も向上して、例
えば、BET比表面積約1〜約10m2/g、結晶粒
子径約0.5〜約5μm、平均2次粒子径約0.5〜約5μ
mの凝集性のほとんどない優れた水酸化マグネシ
ウムを容易に製造することができる。
される中間体の形成の際のアルカリ性物質として
用いると、従来消石灰を用いた場合に比して、中
間体の収率が向上し、これを水熱処理すると、従
来消石灰を用いた中間体を水熱処理した場合に比
して、一層結晶が発達し、分散性も向上して、例
えば、BET比表面積約1〜約10m2/g、結晶粒
子径約0.5〜約5μm、平均2次粒子径約0.5〜約5μ
mの凝集性のほとんどない優れた水酸化マグネシ
ウムを容易に製造することができる。
斯くて、本発明によれば、生石灰と、Cl、Br
およびNO3イオンより成る群からえらばれたア
ニオンの少なくとも一種を約0.1〜約5mol/含
有する水溶液とを、温度約10゜〜約65℃の温度に
於て接触せしめて得られる消石灰と、塩化マグネ
シウムもしくは硝酸マグネシウムとを、水性媒体
中に於て、該マグネシウム化合物1当量に対し
て、該消石灰が約0.5〜約0.95当量の割合で反応
させ、更に、約150〜約250℃の温度で水熱処理す
ることを特徴とする水酸化マグネシウムの製法が
提供できる。ここでは、上記消石灰を用いるほか
は、前記特開昭52−115799その他対応諸外国特許
に開示されたと同様にして行うことができる。
およびNO3イオンより成る群からえらばれたア
ニオンの少なくとも一種を約0.1〜約5mol/含
有する水溶液とを、温度約10゜〜約65℃の温度に
於て接触せしめて得られる消石灰と、塩化マグネ
シウムもしくは硝酸マグネシウムとを、水性媒体
中に於て、該マグネシウム化合物1当量に対し
て、該消石灰が約0.5〜約0.95当量の割合で反応
させ、更に、約150〜約250℃の温度で水熱処理す
ることを特徴とする水酸化マグネシウムの製法が
提供できる。ここでは、上記消石灰を用いるほか
は、前記特開昭52−115799その他対応諸外国特許
に開示されたと同様にして行うことができる。
以下、実施例により本発明の数実施態様につい
て更に詳しく説明する。
て更に詳しく説明する。
参考例 1
水温約20℃の塩化カルシウムCl-として2mol/
の水溶液1に、約5mmの大きさの粒状生石灰
100gを加え、約10分間ケミスターラーで撹拌し
た。この後、この消石灰スラリーをボールミルで
約5分間粉砕した。このスラリーのPHは、11.4で
あつた。
の水溶液1に、約5mmの大きさの粒状生石灰
100gを加え、約10分間ケミスターラーで撹拌し
た。この後、この消石灰スラリーをボールミルで
約5分間粉砕した。このスラリーのPHは、11.4で
あつた。
参考例 2
容量約2のステンレス容器を25℃に設定した
恒温槽に入れ、NaClのCl-として2.5mol/の水
溶液1を入れ、該水溶液が25℃になつた後、ケ
ミスターラーで撹拌しながら、80メツシユで篩過
した生石灰50gを加え、約15分間撹拌した。反応
物スラリーのPHは11.5であつた。撹拌を止めて、
24時間放置した後の消石灰スラリーのPHは約11.6
であつた。
恒温槽に入れ、NaClのCl-として2.5mol/の水
溶液1を入れ、該水溶液が25℃になつた後、ケ
ミスターラーで撹拌しながら、80メツシユで篩過
した生石灰50gを加え、約15分間撹拌した。反応
物スラリーのPHは11.5であつた。撹拌を止めて、
24時間放置した後の消石灰スラリーのPHは約11.6
であつた。
参考例 3
硝酸カルシウムのNO3 -としての0.5mol/の
水溶液1を、約15℃に調整した後、粒径約2cm
の生石灰90gを加え、約30分間ケミスターラーで
撹拌した。得られた消石灰スラリーのPHはをPHメ
ーターで測定すると、11.4であつた。
水溶液1を、約15℃に調整した後、粒径約2cm
の生石灰90gを加え、約30分間ケミスターラーで
撹拌した。得られた消石灰スラリーのPHはをPHメ
ーターで測定すると、11.4であつた。
参考例 4
塩化カルシウムと塩化ナトリウムをそれぞれ
Cl-として2.2mol/、1.0mol/含有する、1
の水溶液を20℃に調整した後、約2mmの粒径の
生石灰150gを加え、約20分間撹拌した。得られ
た消石灰スラリーのPHは、11.2であつた。
Cl-として2.2mol/、1.0mol/含有する、1
の水溶液を20℃に調整した後、約2mmの粒径の
生石灰150gを加え、約20分間撹拌した。得られ
た消石灰スラリーのPHは、11.2であつた。
比較例 1
20℃のCl-として0.04mol/の塩化カルシウ
ム水溶液1に、80メツシユで篩過した生石灰50
gを加え、約10分間ケミスターラーで撹拌した。
反応は完結し、その時のスラリーのPHを測定する
と、12.3であつた。
ム水溶液1に、80メツシユで篩過した生石灰50
gを加え、約10分間ケミスターラーで撹拌した。
反応は完結し、その時のスラリーのPHを測定する
と、12.3であつた。
比較例 2
10℃のCl-として6mol/の塩化カルシウム水
溶液に、80メツシユで篩過した生石灰100gを加
え、約20分間撹拌した。その後、光学顕微鏡で反
応生成物を調べると、繊維状の結晶であつた。こ
の物を、粉末X線回折で調べた結果、3Ca
(OH)2、CaCl213H2Oであることが確認された。
この物は、水に不溶性であり、したがつて本発明
方法になる消石灰の如く、アルカリとしては、ほ
とんど実用に適しない。
溶液に、80メツシユで篩過した生石灰100gを加
え、約20分間撹拌した。その後、光学顕微鏡で反
応生成物を調べると、繊維状の結晶であつた。こ
の物を、粉末X線回折で調べた結果、3Ca
(OH)2、CaCl213H2Oであることが確認された。
この物は、水に不溶性であり、したがつて本発明
方法になる消石灰の如く、アルカリとしては、ほ
とんど実用に適しない。
比較例 3
Cl-として4mol/の塩化カルシウム水溶液1
を加熱して、約70℃とした。この溶液に撹拌し
ながら、80メツシユで篩過した生石灰100gを加
え、約10分間反応させた。反応後のスラリーのPH
は、25℃に換算して、12.5であつた。
を加熱して、約70℃とした。この溶液に撹拌し
ながら、80メツシユで篩過した生石灰100gを加
え、約10分間反応させた。反応後のスラリーのPH
は、25℃に換算して、12.5であつた。
比較例 4
Cl-として2.4mol/の塩化カルシウム水溶液
1を5℃に調整した後、80メツシユで篩過した
生石灰100gを加えて、約20分間撹拌して、反応
を完結させた。生成物は、繊維状結晶外形をした
3Ca(OH)2CaCl2・13H3Oであることが光学顕微
鏡ならびに粉末X線回折により確かめられた。
1を5℃に調整した後、80メツシユで篩過した
生石灰100gを加えて、約20分間撹拌して、反応
を完結させた。生成物は、繊維状結晶外形をした
3Ca(OH)2CaCl2・13H3Oであることが光学顕微
鏡ならびに粉末X線回折により確かめられた。
比較例 5
25℃の1の水に、80メツシユで篩過した生石
灰100gを撹拌しながら加え、約15分間反応させ
た。このスラリーのPHは、12.5であつた。
灰100gを撹拌しながら加え、約15分間反応させ
た。このスラリーのPHは、12.5であつた。
実施例
参考例1の方法で得られた消石灰を2mol/
の塩化マグネシウム水溶液(20℃)1に撹拌し
ながら、マグネシウムに対し、0.8当量に相当す
る量を加え、さらに約15分撹拌した。このように
して得られたスラリーを、内容積2のオートク
レーブに移し、180℃で4時間水熱処理を行つた。
の塩化マグネシウム水溶液(20℃)1に撹拌し
ながら、マグネシウムに対し、0.8当量に相当す
る量を加え、さらに約15分撹拌した。このように
して得られたスラリーを、内容積2のオートク
レーブに移し、180℃で4時間水熱処理を行つた。
このようにして、得られた水酸化マグネシウム
のBET比表面積は2m2/gで、平均2次粒子径
は、2μmであつた。
のBET比表面積は2m2/gで、平均2次粒子径
は、2μmであつた。
比較例 6
比較例5で得られた消石灰を実施例の反応に用
い、且つ、同様に水熱処理を行つた。生成した水
酸化マグネシウムのBET比表面積は12m2/g、
平均2次粒子径は、0.4μmであつた。
い、且つ、同様に水熱処理を行つた。生成した水
酸化マグネシウムのBET比表面積は12m2/g、
平均2次粒子径は、0.4μmであつた。
Claims (1)
- 1 生石灰(酸化カルシウム)と、Cl、Brおよ
びNO3イオンより成る群からえらばれたアニオ
ンの少なくとも一種を0.1〜5mol/含有する水
溶液とを、温度10゜〜65℃の温度に於て接触せし
めて得られる消石灰と、塩化マグネシウムもしく
は硝酸マグネシウムとを、水性媒体中に於て、該
マグネシウム化合物1当量に対して該消石灰が
0.5〜0.95当量の割合で反応させ、更に、150〜
251℃の温度で水熱処理することを特徴とする水
酸化マグネシウムの製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1501790A JPH02229712A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 水酸化マグネシウムの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1501790A JPH02229712A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 水酸化マグネシウムの製法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56108823A Division JPS5815030A (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | 消石灰 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02229712A JPH02229712A (ja) | 1990-09-12 |
| JPH0345011B2 true JPH0345011B2 (ja) | 1991-07-09 |
Family
ID=11877099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1501790A Granted JPH02229712A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 水酸化マグネシウムの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02229712A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1015623A3 (fr) * | 2003-07-28 | 2005-06-07 | Lhoist Rech & Dev Sa | Suspension aqueuse calco-magnesienne et son procede de preparation. |
| JP4892419B2 (ja) * | 2007-06-26 | 2012-03-07 | 株式会社海水化学研究所 | 水酸化カルシウム系化合物及びその製造方法 |
| JP5409461B2 (ja) * | 2010-03-19 | 2014-02-05 | 富士フイルム株式会社 | 金属水酸化物微粒子の製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS567545A (en) * | 1979-07-02 | 1981-01-26 | Nec Corp | Parity check circuit |
| JPS6218742U (ja) * | 1985-07-13 | 1987-02-04 | ||
| JPS6231724A (ja) * | 1985-08-02 | 1987-02-10 | Toyota Motor Corp | 等速ジヨイント付プロペラシヤフトのバランス取り方法 |
-
1990
- 1990-01-26 JP JP1501790A patent/JPH02229712A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02229712A (ja) | 1990-09-12 |
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