JPH0345033B2 - - Google Patents
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- JPH0345033B2 JPH0345033B2 JP61088298A JP8829886A JPH0345033B2 JP H0345033 B2 JPH0345033 B2 JP H0345033B2 JP 61088298 A JP61088298 A JP 61088298A JP 8829886 A JP8829886 A JP 8829886A JP H0345033 B2 JPH0345033 B2 JP H0345033B2
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Landscapes
- Magnetic Ceramics (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は珪酸カルシウム(Ca2SiO4)が均一に
分散している湿式法により得られた粉末を用い、
高密度MnZnフエライトを製造する方法に関する
ものである。 〔従来の技術〕 密度がほぼ論理値に近い高密度MnZnフエライ
トは、主として記録密度の高い高密度磁気記録用
ヘツド材として用いられている。 ここで高密度磁気記録用ヘツド材の特性として
要求される項目の一つに、透磁率μの高周波特性
が優れている事があげられるがこれは材料の粒
径、および粒径の均一性に大きく影響される。つ
まり粒径が小さくかつ均一であれば粒界の面積は
大きくなり比抵抗ρが上昇し、渦電流損失が減少
するため高周波領域でのμは増加する。それを実
現するためには出発原料を均一な、微粉とし湿式
法によるのが有利であることが知られている。 また比抵抗ρをさらに上昇させるためSiO2、
CaOを添加しこれらを粒界に析出させ高抵抗相を
形成する方法用いられている湿式法による粉末に
SiO2、CaOを添加する際ボールミル混合による
通常の湿式混合では不純物の混入およびSiO2、
CaOの偏析が生じ得られた焼結体の粒径は不均一
となつてしまうので、本発明者は先に特開昭62−
105930号公報においてSiO2とCaOがCaSiO3とし
て均一に分散し粒径の均一な粉末を得る方法を提
案した。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記の方法を含み、一般的に湿式法による粉末
は粒径の均一性が良すぎるためプレスの成形性が
悪く、成形可能な密度は理論密度の50%が上限と
なるため乾式の自動プレス等が使用できず量産に
不向きであるという問題があつた。 更に具体的には、高密度磁気記録用ヘツド材と
してのMnZnフエライトの製造方法としては粉末
をプレス成型後焼結した型、熱間静水圧プレス
(Hot Isostatic Press、HIP)処理を施すのが一
般的であるが、プレス体の密度が、理論密度の56
%以下では最終製品に気孔の集合体が残存しヘツ
ド用材料としては使用できない。そこで湿式法に
よるMnZnフエライト粉末をヘツド用材料として
使用するためには、ホツトプレス処理ないし成型
体の密度を上昇させるためラバープレス処理を施
すしか方法がないのだが、以上の方法では量産性
に劣り、先に述べたHIP処理を用いた工程と比較
し処理能力は著しく低いものとなつてしまうので
ある。 本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであ
つて、その目的は量産性に優れた高密度MnZnフ
エライトの製造方法を提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 Ca2SiO4が均一に分散した湿式法による粉末を
仮焼し、2次粒子としての粒度分布を形成して乾
式自動プレスで成形しその後焼結、ついで熱間静
水圧プレス処理を行う。 〔作用〕 前記湿式法による粉末を仮焼することにより、
その粉末が、透磁率μの高周波特性に優れている
湿式共沈法を用いた粒径が均一なものであつても
プレスによる成形が可能となる。 〔実施例〕 硝酸第1鉄、硝酸マンガン、硝酸亜鉛の各水溶
液をFe2O3、MnO、ZnOのモル比で10:4:1に
なる様に調製し、この混合溶液を別に用意したPH
=9〜10の水酸化カルシウム水溶液にかくはんし
ながら添加する。ここでアルカリ反応により
MnZnフエライトが生成するがMnZnフエライト
はPH=7〜10の範囲で分散しやすいため沈澱は生
じない。この状態ではMnZnフエライトは水溶液
中で均一に分散している。 次にこの水溶液のPHが10をわずかに超える程度
のCa(OH)2水溶液とケイ酸ナトリウム水溶液を
別々に用意し両者を先の水溶液に同時に添加す
る。 Ca(OH)2の添加によりPHが上昇し10を超え
MnZnフエライトの沈澱が始まり、また同時に式
−1、2によりケイ酸ナトリウムと水酸化カルシ
ウムとが反応し難水溶性のケイ酸カルシウムが生
成し沈澱する。 2Na2SiO3+H2O→Na2Si2O5+2NaOH
(式−1) 1/2Na2Si2O5+2Ca(OH)2 →Ca2SiO4↓+NaOH+3/2H2O (式−2) ここでMnZnフエライトとケイ酸カルシウムの
沈澱は同時に開始するため、得られた沈澱物は
MnZnフエライトにケイ酸カルシウムが均一に分
散した状態となつている。 また、ケイ酸カルシウムの生成量は添加するケ
イ酸ナトリウムの量で制御可能であるが最終製品
の磁気特性、結晶粒径の均一性から考え0.01〜
0.05重量%が好ましい。 ここで得られた粉末、およびボールミル混合で
作製されたMnZnフエライト粉末の粒度分布を第
1図に示した。これから分子様に粒子の均一性は
湿式法による粉末の方が優れており、なおかつ粒
径も小さい。しかしプレス成型性については粒径
の均一性が良い事は不利である。 そこで次に仮焼工程を入れる事で2次粒子とし
ての粒度分布を作り出し湿式法による粉末のプレ
ス成型性を向上させる。 第2図に仮焼温度と乾式自動プレス装置による
成型可能な相対密度の上限値との関係を示した。
仮焼温度が上省するにつれプレス性は向上し800
〜900℃で相対密度64%までのプレス成型が可能
となり、ボールミル混合を用いた通常の粉末製造
工程によるものとほぼ同等のプレス性が得られ
る。これは2次粒子としての粒度分布が適度な広
がりを持つて形成されるためと考えられる。この
時の粒度分布を第3図に示した。なお仮焼により
粒度分布に広がりができるのは、2次粒子が形成
されるためであつて1次粒子が粒成長したもので
はない事から900℃以下の仮焼は湿式粉末の高周
波特性に優れているという特徴を損なうものでは
ない。仮焼温度が900℃を超えるとプレス性は低
下するのは1次粒子の焼結反応が始まり粉末粒子
の可塑性が低下するためと推察される。 最終製品に気孔の集合体を残存させないために
はプレス体の相対密度を56%以上に保つ事が必要
であり、そのためには仮焼温度を700〜900℃の範
囲に設定すれば良い事が第2図より読み取れる。 次に、以上の工程で得られた粉末を乾式自動プ
レス装置を用いて相対密度58〜60%で成型し焼結
した後HIP処理を行なう。これにより得られた製
品の磁気特性を表−1に、結晶粒径の分布を第4
図に示した。なお、比較資料としてボールミル混
合により得れた粉末を用いた場合の値も併せて記
載した。
分散している湿式法により得られた粉末を用い、
高密度MnZnフエライトを製造する方法に関する
ものである。 〔従来の技術〕 密度がほぼ論理値に近い高密度MnZnフエライ
トは、主として記録密度の高い高密度磁気記録用
ヘツド材として用いられている。 ここで高密度磁気記録用ヘツド材の特性として
要求される項目の一つに、透磁率μの高周波特性
が優れている事があげられるがこれは材料の粒
径、および粒径の均一性に大きく影響される。つ
まり粒径が小さくかつ均一であれば粒界の面積は
大きくなり比抵抗ρが上昇し、渦電流損失が減少
するため高周波領域でのμは増加する。それを実
現するためには出発原料を均一な、微粉とし湿式
法によるのが有利であることが知られている。 また比抵抗ρをさらに上昇させるためSiO2、
CaOを添加しこれらを粒界に析出させ高抵抗相を
形成する方法用いられている湿式法による粉末に
SiO2、CaOを添加する際ボールミル混合による
通常の湿式混合では不純物の混入およびSiO2、
CaOの偏析が生じ得られた焼結体の粒径は不均一
となつてしまうので、本発明者は先に特開昭62−
105930号公報においてSiO2とCaOがCaSiO3とし
て均一に分散し粒径の均一な粉末を得る方法を提
案した。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記の方法を含み、一般的に湿式法による粉末
は粒径の均一性が良すぎるためプレスの成形性が
悪く、成形可能な密度は理論密度の50%が上限と
なるため乾式の自動プレス等が使用できず量産に
不向きであるという問題があつた。 更に具体的には、高密度磁気記録用ヘツド材と
してのMnZnフエライトの製造方法としては粉末
をプレス成型後焼結した型、熱間静水圧プレス
(Hot Isostatic Press、HIP)処理を施すのが一
般的であるが、プレス体の密度が、理論密度の56
%以下では最終製品に気孔の集合体が残存しヘツ
ド用材料としては使用できない。そこで湿式法に
よるMnZnフエライト粉末をヘツド用材料として
使用するためには、ホツトプレス処理ないし成型
体の密度を上昇させるためラバープレス処理を施
すしか方法がないのだが、以上の方法では量産性
に劣り、先に述べたHIP処理を用いた工程と比較
し処理能力は著しく低いものとなつてしまうので
ある。 本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであ
つて、その目的は量産性に優れた高密度MnZnフ
エライトの製造方法を提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 Ca2SiO4が均一に分散した湿式法による粉末を
仮焼し、2次粒子としての粒度分布を形成して乾
式自動プレスで成形しその後焼結、ついで熱間静
水圧プレス処理を行う。 〔作用〕 前記湿式法による粉末を仮焼することにより、
その粉末が、透磁率μの高周波特性に優れている
湿式共沈法を用いた粒径が均一なものであつても
プレスによる成形が可能となる。 〔実施例〕 硝酸第1鉄、硝酸マンガン、硝酸亜鉛の各水溶
液をFe2O3、MnO、ZnOのモル比で10:4:1に
なる様に調製し、この混合溶液を別に用意したPH
=9〜10の水酸化カルシウム水溶液にかくはんし
ながら添加する。ここでアルカリ反応により
MnZnフエライトが生成するがMnZnフエライト
はPH=7〜10の範囲で分散しやすいため沈澱は生
じない。この状態ではMnZnフエライトは水溶液
中で均一に分散している。 次にこの水溶液のPHが10をわずかに超える程度
のCa(OH)2水溶液とケイ酸ナトリウム水溶液を
別々に用意し両者を先の水溶液に同時に添加す
る。 Ca(OH)2の添加によりPHが上昇し10を超え
MnZnフエライトの沈澱が始まり、また同時に式
−1、2によりケイ酸ナトリウムと水酸化カルシ
ウムとが反応し難水溶性のケイ酸カルシウムが生
成し沈澱する。 2Na2SiO3+H2O→Na2Si2O5+2NaOH
(式−1) 1/2Na2Si2O5+2Ca(OH)2 →Ca2SiO4↓+NaOH+3/2H2O (式−2) ここでMnZnフエライトとケイ酸カルシウムの
沈澱は同時に開始するため、得られた沈澱物は
MnZnフエライトにケイ酸カルシウムが均一に分
散した状態となつている。 また、ケイ酸カルシウムの生成量は添加するケ
イ酸ナトリウムの量で制御可能であるが最終製品
の磁気特性、結晶粒径の均一性から考え0.01〜
0.05重量%が好ましい。 ここで得られた粉末、およびボールミル混合で
作製されたMnZnフエライト粉末の粒度分布を第
1図に示した。これから分子様に粒子の均一性は
湿式法による粉末の方が優れており、なおかつ粒
径も小さい。しかしプレス成型性については粒径
の均一性が良い事は不利である。 そこで次に仮焼工程を入れる事で2次粒子とし
ての粒度分布を作り出し湿式法による粉末のプレ
ス成型性を向上させる。 第2図に仮焼温度と乾式自動プレス装置による
成型可能な相対密度の上限値との関係を示した。
仮焼温度が上省するにつれプレス性は向上し800
〜900℃で相対密度64%までのプレス成型が可能
となり、ボールミル混合を用いた通常の粉末製造
工程によるものとほぼ同等のプレス性が得られ
る。これは2次粒子としての粒度分布が適度な広
がりを持つて形成されるためと考えられる。この
時の粒度分布を第3図に示した。なお仮焼により
粒度分布に広がりができるのは、2次粒子が形成
されるためであつて1次粒子が粒成長したもので
はない事から900℃以下の仮焼は湿式粉末の高周
波特性に優れているという特徴を損なうものでは
ない。仮焼温度が900℃を超えるとプレス性は低
下するのは1次粒子の焼結反応が始まり粉末粒子
の可塑性が低下するためと推察される。 最終製品に気孔の集合体を残存させないために
はプレス体の相対密度を56%以上に保つ事が必要
であり、そのためには仮焼温度を700〜900℃の範
囲に設定すれば良い事が第2図より読み取れる。 次に、以上の工程で得られた粉末を乾式自動プ
レス装置を用いて相対密度58〜60%で成型し焼結
した後HIP処理を行なう。これにより得られた製
品の磁気特性を表−1に、結晶粒径の分布を第4
図に示した。なお、比較資料としてボールミル混
合により得れた粉末を用いた場合の値も併せて記
載した。
これらの結果から分子様に本発明による工程で
得られた材料は結晶粒径が小さくかつ均一でμの
高周波特性も優れ、またボールミル混合による粉
末を用いた場合と比較し50℃以上低い焼結、HIP
温度でほぼ理論値に近い密度が得られている。焼
結性が良いのは粉末の粒径が小さく反応性に優れ
ている事と、焼結促進剤としても作用する
CaSiO3が均一に分散しているためと推察される。
焼結、HIP温度の低減は発熱体および炉材の寿命
を延ばす事になり、本発明による工程を用いた場
合従来法に比較し発熱体については1本当りの寿
命が2ケ月から6ケ月に向上する。さらに乾式自
動プレス成型が可能なため、仮焼工程を入れない
湿式法による粉末を用いた場合の3〜4倍の生産
性が得られ、先に述べた装置の寿命向上の効果を
加味すると、結果として30%以上の製品価格の低
減が可能となる。
得られた材料は結晶粒径が小さくかつ均一でμの
高周波特性も優れ、またボールミル混合による粉
末を用いた場合と比較し50℃以上低い焼結、HIP
温度でほぼ理論値に近い密度が得られている。焼
結性が良いのは粉末の粒径が小さく反応性に優れ
ている事と、焼結促進剤としても作用する
CaSiO3が均一に分散しているためと推察される。
焼結、HIP温度の低減は発熱体および炉材の寿命
を延ばす事になり、本発明による工程を用いた場
合従来法に比較し発熱体については1本当りの寿
命が2ケ月から6ケ月に向上する。さらに乾式自
動プレス成型が可能なため、仮焼工程を入れない
湿式法による粉末を用いた場合の3〜4倍の生産
性が得られ、先に述べた装置の寿命向上の効果を
加味すると、結果として30%以上の製品価格の低
減が可能となる。
第1図は湿式法、およびボールミル混合により
得られた粉末の粒度分布図、第2図は湿式粉末の
仮焼温度とプレス成型可能な相対密度の上限値と
の関係図、第3図は湿式法による粉末を仮焼した
ものおよび仮焼しないものの粒度分布図、第4図
は本発明による材料およびボールミル混合粉末を
用いた材料の結晶粒子の粒度分布を示す図であ
る。
得られた粉末の粒度分布図、第2図は湿式粉末の
仮焼温度とプレス成型可能な相対密度の上限値と
の関係図、第3図は湿式法による粉末を仮焼した
ものおよび仮焼しないものの粒度分布図、第4図
は本発明による材料およびボールミル混合粉末を
用いた材料の結晶粒子の粒度分布を示す図であ
る。
Claims (1)
- 1 硝酸第1鉄、硝酸マンガンおよび硝酸亜鉛の
各水溶液を混合して第1の混合溶液を作り、この
混合溶液とPH=9〜10の水酸化カルシウム水溶液
とを混合して第2の混合溶液を作り、この第2の
混合溶液に水酸化カルシウム水溶液とケイ酸ナト
リウム水溶液とを同時に混入してPHを10以上とす
ることによりケイ酸カルシウムとMnZnフエライ
トとを同時に沈殿させて0.01〜0.05重量%のケイ
酸カルシウムを含有する沈殿物を作り、この沈殿
物を粉末にし、かつ、この粉末を700℃〜900℃で
仮焼してから、成形、焼結および熱間水圧プレス
処理することを特徴とする高密度MnZnフエライ
トの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61088298A JPS62260770A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 高密度MnZnフエライトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61088298A JPS62260770A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 高密度MnZnフエライトの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62260770A JPS62260770A (ja) | 1987-11-13 |
| JPH0345033B2 true JPH0345033B2 (ja) | 1991-07-09 |
Family
ID=13939014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61088298A Granted JPS62260770A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 高密度MnZnフエライトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62260770A (ja) |
-
1986
- 1986-04-18 JP JP61088298A patent/JPS62260770A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62260770A (ja) | 1987-11-13 |
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