JPH0346916B2 - - Google Patents
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- JPH0346916B2 JPH0346916B2 JP58200955A JP20095583A JPH0346916B2 JP H0346916 B2 JPH0346916 B2 JP H0346916B2 JP 58200955 A JP58200955 A JP 58200955A JP 20095583 A JP20095583 A JP 20095583A JP H0346916 B2 JPH0346916 B2 JP H0346916B2
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- G11C27/02—Sample-and-hold arrangements
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Description
〔発明の利用分野〕
本発明は、サンプル・ホールド回路に係り、特
に、ホールド用コンデンサの容量が小さく、且つ
IC化に好適なサンプル・ホールド回路に関する。 〔発明の背景〕 一般にサンプル・ホールド回路(以下S&H回
路と記す。)は、第1図に示すような構成となつ
ている。第1図において、入力端子1より入力さ
れた信号10は、サンプリングパルス発生回路7
によつて作られたサンプリングパルス12に従つ
て、オン、オフするスイツチS1を介して出力端
子2に伝達される。スイツチS1がオンの期間
(サンプル期間)では、入力端子1の電位がその
まま出力端子2に伝達され、一方、スイツチS1
がオフの期間(ホールド期間)では、スイツチS
1がオフする直前の電位に相当する電荷が、ホー
ルドコンデンサC1にチヤージされ、出力端子2
はスイツチS1がオフする直前の電位に保たれ
る。今、一例として、入力信号10が第5図に示
した正弦波10であり、サンプリングパルス12
が同図に示したパルス12である場合には、出力
端子2に伝達される信号は、上記のパルス12の
立ち下がり部分で上記の入力正弦波10をホール
ドしたホールド信号14(第5図に波形を示す。)
のようになる。 ここで具体的な特にIC化に適したS&H回路
の場合について第2図及び第5図を用いてその動
作原理を説明する。第2図は、具体的なS&H回
路の一例を示した回路図である。 第2図において、入力端子1には入力信号10
(被サンプルホールド信号で、第5図に示した正
弦波10)が、端子4及び5には、スイツチング
トランジスタQ5,Q8及びQ6,Q7をそれぞ
れオン、オフするサンプリングパルス12とこれ
に対するDC電圧13が入力されている。今、サ
ンプリングパルス12がハイレベルの時(以下サ
ンプル期間と言う。)は、トランジスタQ5,Q
8がオン状態に、トランジスタQ6,Q7がオフ
状態になる。この状態では、第2図に示した回路
は、差動対トランジスタQ1,Q2と負荷抵抗
R1、及び定電流源I1の差動増幅器と、トランジ
スタQ4,Q8によるエミツタホロワの負帰還回
路とで構成される負の全帰還形増幅器となる。 負帰還形増幅器は、一般に第4図に示した構成
であり、その入出力特性は、 υ0=A(υi−βυ0) −(1) ここで υi:入力信号100 υ0:出力信号101 A:差動増幅器の利得 β:帰還回路103の帰還率 である。上記(1)式を変形すると、 υ0=A/1+βAυi −(2) となり、今、β=1、A≫1であれば、 υ0≒υi −(3) となる。 したがつて、第2図においてサンプル期間で
は、入力信号がそのまま出力信号となる。尚、こ
の第2図の回路における負荷抵抗R1の値は、差
動対トランジスタQ1及びQ2のコレクタ電流が
等しい場合に、入力端子1と出力端子2のDC電
位が等しくなるように、定電流電源I1の電流値と
の兼ね合いで決定されている。この状態における
トランジスタQ3及びQ4のベースの電位は、出
力端子2の電位E1にトランジスタのベース・エ
ミツタ間電圧を加算した電位E2になつている。 次に、第2図において、サンプリングパルス1
2がロウレベルの時(以下ホールド期間と言う。)
について説明する。この場合は、トランジスタQ
6,Q7がオン状態に、トランジスタQ5,Q8
がオフ状態になる。このため、トランジスタQ3
及びQ4のベース電位は、抵抗R1と定電流源I1
及びI2とによる電圧降下によつて、トランジスタ
Q2のベース電位(出力端子2の電位)E1に比
べて充分低い電位E3となる。これにより、トラ
ンジスタQ3,Q4は、しや断状態となりホール
ドコンデンサC1への電源ラインからの電荷の流
れ込みを防いでいる。又、トランジスタQ5のコ
レクタ電流は流れていないため、トランジスタQ
1,Q2もしや断状態となつており、ホールドコ
ンデンサC1にチヤージされている電荷の流れ出
しを防いでいる。したがつて、ホールド期間にお
いては出力端子2の電位E1は、第1図で説明し
たようにサンプリングパルス12が、ロウレベル
になる直前の電位にホールドされる事になる。 以上が、第2図に示したS&H回路の動作原理
である。しかしながら、上記S&H回路では、実
際の動作においては以下に説明するような問題点
がある。以下、その問題点について説明する。 一般にトランジスタには第3図に示す様に、ベ
ース・コレクタ間及びベース・エミツタ間に接合
容量C2及びC3が存在している。そして、前述
してきた第2図のS&H回路では、サンプル期間
からホールド期間に切り換わる過程で、トランジ
スタQ3及びQ4のベース電位をE2からE3に降
下する必要があつた。これらのために、第2図に
示したS&H回路におけるトランジスタQ2のベ
ースラインは等価的に、第6図に示す等価回路と
みなす事ができる。第6図において、コンデンサ
C4は、トランジスタQ2のベース・コレクタ間
容量とトランジスタQ3のベース・エミツタ間容
量とを直列に接続した時の容量と、トランジスタ
Q4のベース・エミツタ間容量とを並列に接続し
た時の容量である。 即ち、 C4=1/1/C2+1/C3+C3 =C2C3/C2+C3+C3 −(4) ここで C2:トランジスタのベース・コレク
タ間の容量 C3:トランジスタのベース・エミツタ間の容
量 である。電位E1は、ホールド期間直前のトラン
ジスタQ2のベース電位であり、電位E2はサン
プル期間のトランジスタQ3及びQ4のベース電
位、そして、電位E3はホールド期間のトランジ
スタQ3及びQ4のベース電位である。尚、スイ
ツチS2の端子Aは、第2図のS&H回路におけ
るトランジスタQ3及びQ4のベースラインに相
当している。 したがつて、上記S&H回路では、コンデンサ
C4のためにサンプル期間からホールド期間へ切
り換わる過程で、ホールドコンデンサC1にチヤ
ージしている電荷に変動が生じ、その結果、出力
端子2に現われるホールド電位はΔVだけ変化す
る事になる。このホールド電位の変化量ΔVは、
第6図の等価回路において、サンプリングパルス
12に従つて切り換わるスイツチS2によつてコ
ンデンサC4の一端(ホールドコンデンサC1に
接続されてない方)が、サンプル期間は電位E2
に、ホールド期間は電位E3になる事より、 ΔV=C4(E3−E2)/C1+C4=ΔQ/C1+C4 −(5) ここで C1:ホールドコンデンサの容量。 C4:前記式(4)で表わした容量。 E2:サンプル期間のトランジスタQ3,Q4
のベース電位。 E3:ホールド期間のトランジスタQ3,Q4
のベース電位。 ΔQ:ホールドコンデンサC1にチヤージされ
ている電荷の変化量。 で表わされる。今、E2>E3であるため、上記ホ
ールド電位の変化量ΔVは負の値となる。したが
つて、実際に出力端子2に現われるホールド電位
は、第5図の14に対して、同図15に示す波形
となつてしまい、正確な電位のホールドが困難と
なつている。 又特に、高い周波数の信号のサンプル・ホール
ドの場合や、ホールドコンデンサC1をIC内部
に設ける場合は、ホールドコンデンサC1の容量
を小さくせざるを得ないため、式(5)の分母が小さ
くなる事から明らかな様に、|ΔV|は増々大き
くなつてしまう。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、上記の問題点を解決し、ホー
ルドコンデンサの値が小さい場合にでも正確なサ
ンプルホールドが可能であるIC化に好適なサン
プル・ホールド回路を提供することにある。 〔発明の概要〕 本発明は、サンプル・ホールド回路においてサ
ンプル期間からホールド期間に切り換わる過程に
おけるホールドコデンサにチヤージされている電
荷の変動を抑えるために、新たにコンデンサとス
イツチを設ける事により、ホールド電位を正確な
値に保つものである。 〔発明の実施例〕 以下本発明のサンプル・ホールド回路の原理を
第7図により説明する。 第7図は、前述の第6図(S&H回路のサンプ
ル期間からホールド期間に切り換わる過程におけ
る等価回路図。)に本発明を適用した場合の等価
回路図である。ホールドコンデンサC1、コンデ
ンサC4及びスイツチS2等は、第6図と同様の
構成であり、コンデンサC5、スイツチS3及び
電圧源E4、E5が新たに設けた回路である。 第7図において、スイツチS2は、サンプリン
グパルス発生回路7によつて作られたサンプリン
グパルス12に従つて、サンプル期間は電位E2
側に、ホールド期間は電位E3側に閉じられる。
一方スイツチS3も同様にして、サンプル期間は
電位E4側に、ホールド期間は電位E5側に閉じら
れる。これによつて、ホールドコンデンサC1に
チヤージされている電荷の変動量ΔQは、 ΔQ=C4(E3-E2)+C5(E5-E4) −(6) ここで C5:コンデンサの容量 で表わされる。したがつて出力端子2に現われる
ホールド電位の変化量ΔVは、 ΔV=ΔQ/C1+C4+C5 −(7) となる。今、ΔV=0即ち C4(E3−E2)=C5(E4−E5) −(8) となる様に、コンデンサC5及び電位E4、E5を
選定すれば、上式(6)及び(7)よりΔV=0となり正
確な電位を保つ事ができる。 本発明は以上に説明した手段によつてホールド
電位の変動をなくするものである。 尚、コンデンサC5は、実際のコンデンサでな
く、前記のコンデンサC4と同様にトランジスタ
の接合容量等でも良い事は明らかである。 第8図は本発明を適用したS&H回路の一実施
例である。第8図において、抵抗R2とトランジ
スタQ9、及び破線で囲まれた部分を除いた回路
は、前述の第2図と同様の回路でありここでの詳
細な説明は省略する。尚、トランジスタQ14,
Q15,Q16及び抵抗R3、R4、R5は、端子6
に与えられているバイアス電位15により定電流
源を構成している。 第8図においてサンプル期間は、トランジスタ
Q5及びQ8がオン状態であり、トランジスタQ
6及びQ7はオフ状態である。そのため、トラン
ジスタQ1とQ2のベース電位はほぼ等しくなつ
ており、トランジスタQ3及びQ4のベース電位
は、トランジスタQ2のベース電位E1にVBE(ト
ランジスタのベース・エミツタ間電圧)を加算し
た電位E2になつている。又、トランジスタQ1
のコレクタ電位(トランジスタQ9のエミツタ電
位)は、トランジスタQ5がオン状態であること
により、トランジスタQ1のコレクタ電流と抵抗
R2による電圧降下分だけ電源電圧+VCCより降下
した電位E4となつている。この状態における第
8図のS&H部分は、第7図に示した等価回路と
等しくなつている。ただし、コンデンサC4は式
(4)に示しているトランジスタQ2,Q3,Q4の
接合容量による合成容量であり、コンデンサC5
はトランジスタQ9のベース・エミツタ間接合容
量である。 一方、ホールド期間は、トランジスタQ6,Q
7がオン状態になり、トランジスタQ5,Q8が
オフ状態になつているため、トランジスタQ1か
らQ4はしや断状態となつている。このため、ト
ランジスタQ1のコレクタ電位は電源電圧+VCC
(=E5)であり、トランジスタQ3及びQ4のベ
ース電位は、トランジスタQ6,Q7のコレクタ
電流と抵抗R1による電圧降下分だけ電源電圧+
VCCより降下した電位E3となつている。この状態
における等価回路は、第7図において、スイツチ
S2がスイツチ端子D側に、スイツチS3がスイ
ツチ端子F側に閉じている場合である。 以上のサンプル期間からホールド期間に切り換
わる過程でコンデンサC4と、トランジスタQ3
及びQ4のベース電位の変化(E3−E2)による
ホールドコンデンサC1の電荷の変化量ΔQaは、 ΔQa=C4(E3−E2) −(9) であり、又、コンデンサC5と、トランジスタ
Q9のエミツタ電位の変化(E5−E4)によるホ
ールドコンデンサC1の電荷の変化量ΔQbは、 ΔQb=C5(E5−E4) −(10) である。本実施例のS&H回路では、上記ホー
ルドコンデンサC1の電荷の変化量がΔQa=−
ΔQbとなる様に、抵抗R2を選定する事により電
位E4を決定している。この抵抗R2と、電位E4
は、式(8)より、 E4=C4/C5(E3−E2)+E5 −(11) R2=E5−E4/IQ1 −(12) ここで、IQ1:サンプル期間に流れるトランジ
スタQ1のコレクタ電流。 である。これによつて、本S&H回路は、正確な
サンプル・ホールドが可能となつている。 尚、破線部100で囲まれた回路は、前記S&
H部分でホールドされた信号を、エミツタホロワ
で出力するものであり、トランジスタQ10,Q
11,Q12は、トランジスタQ13のベース電
流によるホールドコンデンサC1にチヤージされ
ている電荷の流れ出しを防ぐベース電流補償回路
である。以下第9図を用いて、上記ベース電流補
償の動作原理を説明する。 一般にトランジスタに流れるコレクタ電流IC、
ベース電流IB、エミツタ電流IEの関係は、 IC=αIE=Ie−IB −(13) IC=α/1−αIB −(14) ここで、α:ベース接地トランジスタの電流伝
送比。 で表わされる。 第9図において、トランジスタQ12に流れ込
むベース電流IB0は、エミツタ電流I3によつて決
定され、このベース電流IB0はトランジスタQ1
0のベース電流IB0によつて供給されている。又、
トランジスタQ10のコレクタ電流は上記ベース
電流IB0によつて決定されており、これらの電流
の関係は、式(13)及び式(14)より、 I3=1/1−αNIBO −(15) I4=αp/1−αpIBO −(16) ここで、αN:ベース接地NPNトランジスタの
電流伝送比 αp:ベース接地PNPトランジスタの電流伝送
比 である。又、トランジスタQ12のエミツタ電流
I3はトランジスタQ13のコレクタ電流I3であ
り、トランジスタQ10のコレクタ電流I4はトラ
ンジスタQ11のエミツタ電流I4であるため、トラ
ンジスタQ13のベース電流IB1と、トランジス
タQ11のベース電流IB2は、式(13)から式
(16)により、 IB1=1/αNIB0 −(17) IB2=αpIB0 −(18) と表わされる。したがつて、トランジスタQ13
のベース電流IB1と、トランジスタQ11のベー
ス電流IB2との関係は、式(17)と式(18)より、 IB1/IB2=1/αN・αp−(19) となる。一般に、αN≒1,αp≒1であるため、
式(19)より、IB1≒IB2とみなすことができる。 このことにより、第8図におけるトランジスタ
Q13のベース電流は、トランジスタQ11のベ
ース電流によつて供給され、ホールドコンデンサ
C1にチヤージされている電荷の流れ出しを防止
することができる。 次に本発明を適用したもう一つの実施例につい
て、第10図を用いて説明する。 第10図において、スイツチング動作を行なう
トランジスタQ26,Q27と、接合容量を用い
てコンデンサとして使用しているトランジスタQ
9、及びトランジスタ32と抵抗13にて構成し
ている定電流源は、サンプル期間からホールド期
間へ切り換わる過程のホールドコンデンサC1に
チヤージされている電荷の変動を抑えるための回
路であり、波線100で囲まれた部分は、前述の
第8図と同様にホールド信号を出力させるベース
電流補償形のエミツタホロワである。端子1に
は、入力信号(被サンプル・ホールド信号)10
が入力され、端子4はサンプリングパルス12
が、端子5には上記サンプリングパルス12に対
する基準DC電圧が、そして、端子6には定電流
源を構成するトランジスタQ16,Q32,Q3
3のベース電位を与えるバイアス電圧が入力され
ている。以下、詳しい動作説明を行なう。 まず、サンプル期間(サンプリングパルス12
がハイレベルの期間)では、トランジスタQ2
4,G27がオン状態となり、トランジスタQ2
5,Q26がオフ状態になる。このため差動対ト
ランジスタQ21とQ22、抵抗R11、及びトラ
ンジスタQ24を介したトランジスタQ33と抵
抗R14より成る定電流源は差動増幅器を構成して
いる。そして、トランジスタQ22のベースとコ
レクタが接続されている事より、上記差動増幅器
は負の全帰還形増幅器となつている。このため、
入力端子1より入力される信号10は、そのまま
トランジスタQ22のベースライン(端子2)へ
伝達される事になる。又、この状態においては、
トランジスタQ25のコレクタ電流が流れていな
いため、トランジスタQ23のベースは、電流電
圧+VCCにほぼ等しい電位E2となつており、トラ
ンジスタQ23はダイオードとみることができ
る。 一方、トランジスタQ27のコレクタ電位は、
トランジスタQ27がオン状態であるため、トラ
ンジスタQ27のコレクタ電流と抵抗R2による
電圧降下分だけ電源電圧+VCCより降下した電位
E4になつている。 この状態における第10図に示したS&H部分
の等価回路は第7図に示した等価回路となる。た
だし、この場合、第7図のコンデンサC4はトラ
ンジスタQ23のベース・エミツタ間接合容量で
あり、コンデンサC5はトランジスタQ9のベー
ス・エミツタ間接合容量である。 次に、ホールド期間(サンプリングパルス12
がロウレベルの期間)では、トランジスタQ2
5,Q26がオン状態に、トランジスタQ24,
Q27がオフ状態になり、トランジスタQ21,
Q22はしや断状態となる。又、トランジスタQ
23のベース電位はトランジスタQ25がオン状
態であるため、このトランジスタQ25のコレク
タ電流と抵抗R12による電圧降下分だけ電源電
圧+VCCより降下した電位E3となる。ただし、こ
の時の電位E3は、トランジスタQ23をしや断
状態にする事によつて、電源ラインからホールド
コンデンサC1へ電荷が流れ込むのを防ぐため
に、トランジスタQ23のエミツタ電位よりも低
くなる様に設定している。 一方、トランジスタQ27は、オフ状態である
ためコレクタ電流は流れず、コレクタ電位(トラ
ンジスタQ9のエミツタ電位)は電源電圧+VCC
(=E5)となる。 この状態における等価回路は、第7図において
スイツチS2をスイツチ端子Dに、スイツチS3
をスイツチ端子Fに閉じた場合に等しくなる。 以上より、第10図に示したS&H回路のサン
プル期間からホールド期間に切り換わる過程にお
けるホールドコンデンサC1にチヤージされてい
る電荷の変動量ΔQCは、式(6)により、 ΔQC=C4(E3−E2)+C5(E5−E4)−(20) となる。第10図に示した実施例では、上式
(20)でΔQC=0とするために、C5=2×C4に
し、(E3−E2)=2×(E5−E4)となる様に抵抗
R2及びトランジスタQ32と抵抗R13よる成る
電流源の電流値を選定している。 以上説明した様に、ホールドコンデンサC1に
チヤージされている電荷の変動分ΔQを零にする
ことによりホールド電位の変動分ΔVを抑え正確
な電位をホールドする事が可能となつている。 尚、前述してきた二つのS&H回路では、ホー
ルドコンデンサC1における電荷の変化量ΔQを
零に抑える手段として、第8図のS&H回路では
抵抗R2の値を選択する事によつて、又第10図
のS&H回路では、抵抗R2及びトランジスタQ
9のベース・エミツタ間接合容量を選択する事に
よつて行なつてきた。このように、トランジスタ
Q9を常にしや断状態に保つ条件のもとに、上記
電荷の変化量ΔQを零にする手段は、式(8)の条件
を満足するならば任意に選ぶことができる。 又、特にIC化に際しては、コンデンサC5を
トランジスタのベース・エミツタ間接合容量と
し、コンデンサC4との比をとることによつて、
コンデンサC4,C5の絶対値バラツキに対して
も前記の電荷の変化量ΔQを零に抑えることを容
易に行なうことができる。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明を用いれば、ホール
ドコンデンサの容量に関係なく、正確に信号のサ
ンプル・ホールドが可能となり、特に、高い周波
数の信号のサンプル・ホールドや、IC内部にホ
ールドコンデンサを設けた場合のサンプル・ホー
ルド回路等で、ホールド用コンデンサとして小さ
い容量を用いる時にその効果は大である。
に、ホールド用コンデンサの容量が小さく、且つ
IC化に好適なサンプル・ホールド回路に関する。 〔発明の背景〕 一般にサンプル・ホールド回路(以下S&H回
路と記す。)は、第1図に示すような構成となつ
ている。第1図において、入力端子1より入力さ
れた信号10は、サンプリングパルス発生回路7
によつて作られたサンプリングパルス12に従つ
て、オン、オフするスイツチS1を介して出力端
子2に伝達される。スイツチS1がオンの期間
(サンプル期間)では、入力端子1の電位がその
まま出力端子2に伝達され、一方、スイツチS1
がオフの期間(ホールド期間)では、スイツチS
1がオフする直前の電位に相当する電荷が、ホー
ルドコンデンサC1にチヤージされ、出力端子2
はスイツチS1がオフする直前の電位に保たれ
る。今、一例として、入力信号10が第5図に示
した正弦波10であり、サンプリングパルス12
が同図に示したパルス12である場合には、出力
端子2に伝達される信号は、上記のパルス12の
立ち下がり部分で上記の入力正弦波10をホール
ドしたホールド信号14(第5図に波形を示す。)
のようになる。 ここで具体的な特にIC化に適したS&H回路
の場合について第2図及び第5図を用いてその動
作原理を説明する。第2図は、具体的なS&H回
路の一例を示した回路図である。 第2図において、入力端子1には入力信号10
(被サンプルホールド信号で、第5図に示した正
弦波10)が、端子4及び5には、スイツチング
トランジスタQ5,Q8及びQ6,Q7をそれぞ
れオン、オフするサンプリングパルス12とこれ
に対するDC電圧13が入力されている。今、サ
ンプリングパルス12がハイレベルの時(以下サ
ンプル期間と言う。)は、トランジスタQ5,Q
8がオン状態に、トランジスタQ6,Q7がオフ
状態になる。この状態では、第2図に示した回路
は、差動対トランジスタQ1,Q2と負荷抵抗
R1、及び定電流源I1の差動増幅器と、トランジ
スタQ4,Q8によるエミツタホロワの負帰還回
路とで構成される負の全帰還形増幅器となる。 負帰還形増幅器は、一般に第4図に示した構成
であり、その入出力特性は、 υ0=A(υi−βυ0) −(1) ここで υi:入力信号100 υ0:出力信号101 A:差動増幅器の利得 β:帰還回路103の帰還率 である。上記(1)式を変形すると、 υ0=A/1+βAυi −(2) となり、今、β=1、A≫1であれば、 υ0≒υi −(3) となる。 したがつて、第2図においてサンプル期間で
は、入力信号がそのまま出力信号となる。尚、こ
の第2図の回路における負荷抵抗R1の値は、差
動対トランジスタQ1及びQ2のコレクタ電流が
等しい場合に、入力端子1と出力端子2のDC電
位が等しくなるように、定電流電源I1の電流値と
の兼ね合いで決定されている。この状態における
トランジスタQ3及びQ4のベースの電位は、出
力端子2の電位E1にトランジスタのベース・エ
ミツタ間電圧を加算した電位E2になつている。 次に、第2図において、サンプリングパルス1
2がロウレベルの時(以下ホールド期間と言う。)
について説明する。この場合は、トランジスタQ
6,Q7がオン状態に、トランジスタQ5,Q8
がオフ状態になる。このため、トランジスタQ3
及びQ4のベース電位は、抵抗R1と定電流源I1
及びI2とによる電圧降下によつて、トランジスタ
Q2のベース電位(出力端子2の電位)E1に比
べて充分低い電位E3となる。これにより、トラ
ンジスタQ3,Q4は、しや断状態となりホール
ドコンデンサC1への電源ラインからの電荷の流
れ込みを防いでいる。又、トランジスタQ5のコ
レクタ電流は流れていないため、トランジスタQ
1,Q2もしや断状態となつており、ホールドコ
ンデンサC1にチヤージされている電荷の流れ出
しを防いでいる。したがつて、ホールド期間にお
いては出力端子2の電位E1は、第1図で説明し
たようにサンプリングパルス12が、ロウレベル
になる直前の電位にホールドされる事になる。 以上が、第2図に示したS&H回路の動作原理
である。しかしながら、上記S&H回路では、実
際の動作においては以下に説明するような問題点
がある。以下、その問題点について説明する。 一般にトランジスタには第3図に示す様に、ベ
ース・コレクタ間及びベース・エミツタ間に接合
容量C2及びC3が存在している。そして、前述
してきた第2図のS&H回路では、サンプル期間
からホールド期間に切り換わる過程で、トランジ
スタQ3及びQ4のベース電位をE2からE3に降
下する必要があつた。これらのために、第2図に
示したS&H回路におけるトランジスタQ2のベ
ースラインは等価的に、第6図に示す等価回路と
みなす事ができる。第6図において、コンデンサ
C4は、トランジスタQ2のベース・コレクタ間
容量とトランジスタQ3のベース・エミツタ間容
量とを直列に接続した時の容量と、トランジスタ
Q4のベース・エミツタ間容量とを並列に接続し
た時の容量である。 即ち、 C4=1/1/C2+1/C3+C3 =C2C3/C2+C3+C3 −(4) ここで C2:トランジスタのベース・コレク
タ間の容量 C3:トランジスタのベース・エミツタ間の容
量 である。電位E1は、ホールド期間直前のトラン
ジスタQ2のベース電位であり、電位E2はサン
プル期間のトランジスタQ3及びQ4のベース電
位、そして、電位E3はホールド期間のトランジ
スタQ3及びQ4のベース電位である。尚、スイ
ツチS2の端子Aは、第2図のS&H回路におけ
るトランジスタQ3及びQ4のベースラインに相
当している。 したがつて、上記S&H回路では、コンデンサ
C4のためにサンプル期間からホールド期間へ切
り換わる過程で、ホールドコンデンサC1にチヤ
ージしている電荷に変動が生じ、その結果、出力
端子2に現われるホールド電位はΔVだけ変化す
る事になる。このホールド電位の変化量ΔVは、
第6図の等価回路において、サンプリングパルス
12に従つて切り換わるスイツチS2によつてコ
ンデンサC4の一端(ホールドコンデンサC1に
接続されてない方)が、サンプル期間は電位E2
に、ホールド期間は電位E3になる事より、 ΔV=C4(E3−E2)/C1+C4=ΔQ/C1+C4 −(5) ここで C1:ホールドコンデンサの容量。 C4:前記式(4)で表わした容量。 E2:サンプル期間のトランジスタQ3,Q4
のベース電位。 E3:ホールド期間のトランジスタQ3,Q4
のベース電位。 ΔQ:ホールドコンデンサC1にチヤージされ
ている電荷の変化量。 で表わされる。今、E2>E3であるため、上記ホ
ールド電位の変化量ΔVは負の値となる。したが
つて、実際に出力端子2に現われるホールド電位
は、第5図の14に対して、同図15に示す波形
となつてしまい、正確な電位のホールドが困難と
なつている。 又特に、高い周波数の信号のサンプル・ホール
ドの場合や、ホールドコンデンサC1をIC内部
に設ける場合は、ホールドコンデンサC1の容量
を小さくせざるを得ないため、式(5)の分母が小さ
くなる事から明らかな様に、|ΔV|は増々大き
くなつてしまう。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、上記の問題点を解決し、ホー
ルドコンデンサの値が小さい場合にでも正確なサ
ンプルホールドが可能であるIC化に好適なサン
プル・ホールド回路を提供することにある。 〔発明の概要〕 本発明は、サンプル・ホールド回路においてサ
ンプル期間からホールド期間に切り換わる過程に
おけるホールドコデンサにチヤージされている電
荷の変動を抑えるために、新たにコンデンサとス
イツチを設ける事により、ホールド電位を正確な
値に保つものである。 〔発明の実施例〕 以下本発明のサンプル・ホールド回路の原理を
第7図により説明する。 第7図は、前述の第6図(S&H回路のサンプ
ル期間からホールド期間に切り換わる過程におけ
る等価回路図。)に本発明を適用した場合の等価
回路図である。ホールドコンデンサC1、コンデ
ンサC4及びスイツチS2等は、第6図と同様の
構成であり、コンデンサC5、スイツチS3及び
電圧源E4、E5が新たに設けた回路である。 第7図において、スイツチS2は、サンプリン
グパルス発生回路7によつて作られたサンプリン
グパルス12に従つて、サンプル期間は電位E2
側に、ホールド期間は電位E3側に閉じられる。
一方スイツチS3も同様にして、サンプル期間は
電位E4側に、ホールド期間は電位E5側に閉じら
れる。これによつて、ホールドコンデンサC1に
チヤージされている電荷の変動量ΔQは、 ΔQ=C4(E3-E2)+C5(E5-E4) −(6) ここで C5:コンデンサの容量 で表わされる。したがつて出力端子2に現われる
ホールド電位の変化量ΔVは、 ΔV=ΔQ/C1+C4+C5 −(7) となる。今、ΔV=0即ち C4(E3−E2)=C5(E4−E5) −(8) となる様に、コンデンサC5及び電位E4、E5を
選定すれば、上式(6)及び(7)よりΔV=0となり正
確な電位を保つ事ができる。 本発明は以上に説明した手段によつてホールド
電位の変動をなくするものである。 尚、コンデンサC5は、実際のコンデンサでな
く、前記のコンデンサC4と同様にトランジスタ
の接合容量等でも良い事は明らかである。 第8図は本発明を適用したS&H回路の一実施
例である。第8図において、抵抗R2とトランジ
スタQ9、及び破線で囲まれた部分を除いた回路
は、前述の第2図と同様の回路でありここでの詳
細な説明は省略する。尚、トランジスタQ14,
Q15,Q16及び抵抗R3、R4、R5は、端子6
に与えられているバイアス電位15により定電流
源を構成している。 第8図においてサンプル期間は、トランジスタ
Q5及びQ8がオン状態であり、トランジスタQ
6及びQ7はオフ状態である。そのため、トラン
ジスタQ1とQ2のベース電位はほぼ等しくなつ
ており、トランジスタQ3及びQ4のベース電位
は、トランジスタQ2のベース電位E1にVBE(ト
ランジスタのベース・エミツタ間電圧)を加算し
た電位E2になつている。又、トランジスタQ1
のコレクタ電位(トランジスタQ9のエミツタ電
位)は、トランジスタQ5がオン状態であること
により、トランジスタQ1のコレクタ電流と抵抗
R2による電圧降下分だけ電源電圧+VCCより降下
した電位E4となつている。この状態における第
8図のS&H部分は、第7図に示した等価回路と
等しくなつている。ただし、コンデンサC4は式
(4)に示しているトランジスタQ2,Q3,Q4の
接合容量による合成容量であり、コンデンサC5
はトランジスタQ9のベース・エミツタ間接合容
量である。 一方、ホールド期間は、トランジスタQ6,Q
7がオン状態になり、トランジスタQ5,Q8が
オフ状態になつているため、トランジスタQ1か
らQ4はしや断状態となつている。このため、ト
ランジスタQ1のコレクタ電位は電源電圧+VCC
(=E5)であり、トランジスタQ3及びQ4のベ
ース電位は、トランジスタQ6,Q7のコレクタ
電流と抵抗R1による電圧降下分だけ電源電圧+
VCCより降下した電位E3となつている。この状態
における等価回路は、第7図において、スイツチ
S2がスイツチ端子D側に、スイツチS3がスイ
ツチ端子F側に閉じている場合である。 以上のサンプル期間からホールド期間に切り換
わる過程でコンデンサC4と、トランジスタQ3
及びQ4のベース電位の変化(E3−E2)による
ホールドコンデンサC1の電荷の変化量ΔQaは、 ΔQa=C4(E3−E2) −(9) であり、又、コンデンサC5と、トランジスタ
Q9のエミツタ電位の変化(E5−E4)によるホ
ールドコンデンサC1の電荷の変化量ΔQbは、 ΔQb=C5(E5−E4) −(10) である。本実施例のS&H回路では、上記ホー
ルドコンデンサC1の電荷の変化量がΔQa=−
ΔQbとなる様に、抵抗R2を選定する事により電
位E4を決定している。この抵抗R2と、電位E4
は、式(8)より、 E4=C4/C5(E3−E2)+E5 −(11) R2=E5−E4/IQ1 −(12) ここで、IQ1:サンプル期間に流れるトランジ
スタQ1のコレクタ電流。 である。これによつて、本S&H回路は、正確な
サンプル・ホールドが可能となつている。 尚、破線部100で囲まれた回路は、前記S&
H部分でホールドされた信号を、エミツタホロワ
で出力するものであり、トランジスタQ10,Q
11,Q12は、トランジスタQ13のベース電
流によるホールドコンデンサC1にチヤージされ
ている電荷の流れ出しを防ぐベース電流補償回路
である。以下第9図を用いて、上記ベース電流補
償の動作原理を説明する。 一般にトランジスタに流れるコレクタ電流IC、
ベース電流IB、エミツタ電流IEの関係は、 IC=αIE=Ie−IB −(13) IC=α/1−αIB −(14) ここで、α:ベース接地トランジスタの電流伝
送比。 で表わされる。 第9図において、トランジスタQ12に流れ込
むベース電流IB0は、エミツタ電流I3によつて決
定され、このベース電流IB0はトランジスタQ1
0のベース電流IB0によつて供給されている。又、
トランジスタQ10のコレクタ電流は上記ベース
電流IB0によつて決定されており、これらの電流
の関係は、式(13)及び式(14)より、 I3=1/1−αNIBO −(15) I4=αp/1−αpIBO −(16) ここで、αN:ベース接地NPNトランジスタの
電流伝送比 αp:ベース接地PNPトランジスタの電流伝送
比 である。又、トランジスタQ12のエミツタ電流
I3はトランジスタQ13のコレクタ電流I3であ
り、トランジスタQ10のコレクタ電流I4はトラ
ンジスタQ11のエミツタ電流I4であるため、トラ
ンジスタQ13のベース電流IB1と、トランジス
タQ11のベース電流IB2は、式(13)から式
(16)により、 IB1=1/αNIB0 −(17) IB2=αpIB0 −(18) と表わされる。したがつて、トランジスタQ13
のベース電流IB1と、トランジスタQ11のベー
ス電流IB2との関係は、式(17)と式(18)より、 IB1/IB2=1/αN・αp−(19) となる。一般に、αN≒1,αp≒1であるため、
式(19)より、IB1≒IB2とみなすことができる。 このことにより、第8図におけるトランジスタ
Q13のベース電流は、トランジスタQ11のベ
ース電流によつて供給され、ホールドコンデンサ
C1にチヤージされている電荷の流れ出しを防止
することができる。 次に本発明を適用したもう一つの実施例につい
て、第10図を用いて説明する。 第10図において、スイツチング動作を行なう
トランジスタQ26,Q27と、接合容量を用い
てコンデンサとして使用しているトランジスタQ
9、及びトランジスタ32と抵抗13にて構成し
ている定電流源は、サンプル期間からホールド期
間へ切り換わる過程のホールドコンデンサC1に
チヤージされている電荷の変動を抑えるための回
路であり、波線100で囲まれた部分は、前述の
第8図と同様にホールド信号を出力させるベース
電流補償形のエミツタホロワである。端子1に
は、入力信号(被サンプル・ホールド信号)10
が入力され、端子4はサンプリングパルス12
が、端子5には上記サンプリングパルス12に対
する基準DC電圧が、そして、端子6には定電流
源を構成するトランジスタQ16,Q32,Q3
3のベース電位を与えるバイアス電圧が入力され
ている。以下、詳しい動作説明を行なう。 まず、サンプル期間(サンプリングパルス12
がハイレベルの期間)では、トランジスタQ2
4,G27がオン状態となり、トランジスタQ2
5,Q26がオフ状態になる。このため差動対ト
ランジスタQ21とQ22、抵抗R11、及びトラ
ンジスタQ24を介したトランジスタQ33と抵
抗R14より成る定電流源は差動増幅器を構成して
いる。そして、トランジスタQ22のベースとコ
レクタが接続されている事より、上記差動増幅器
は負の全帰還形増幅器となつている。このため、
入力端子1より入力される信号10は、そのまま
トランジスタQ22のベースライン(端子2)へ
伝達される事になる。又、この状態においては、
トランジスタQ25のコレクタ電流が流れていな
いため、トランジスタQ23のベースは、電流電
圧+VCCにほぼ等しい電位E2となつており、トラ
ンジスタQ23はダイオードとみることができ
る。 一方、トランジスタQ27のコレクタ電位は、
トランジスタQ27がオン状態であるため、トラ
ンジスタQ27のコレクタ電流と抵抗R2による
電圧降下分だけ電源電圧+VCCより降下した電位
E4になつている。 この状態における第10図に示したS&H部分
の等価回路は第7図に示した等価回路となる。た
だし、この場合、第7図のコンデンサC4はトラ
ンジスタQ23のベース・エミツタ間接合容量で
あり、コンデンサC5はトランジスタQ9のベー
ス・エミツタ間接合容量である。 次に、ホールド期間(サンプリングパルス12
がロウレベルの期間)では、トランジスタQ2
5,Q26がオン状態に、トランジスタQ24,
Q27がオフ状態になり、トランジスタQ21,
Q22はしや断状態となる。又、トランジスタQ
23のベース電位はトランジスタQ25がオン状
態であるため、このトランジスタQ25のコレク
タ電流と抵抗R12による電圧降下分だけ電源電
圧+VCCより降下した電位E3となる。ただし、こ
の時の電位E3は、トランジスタQ23をしや断
状態にする事によつて、電源ラインからホールド
コンデンサC1へ電荷が流れ込むのを防ぐため
に、トランジスタQ23のエミツタ電位よりも低
くなる様に設定している。 一方、トランジスタQ27は、オフ状態である
ためコレクタ電流は流れず、コレクタ電位(トラ
ンジスタQ9のエミツタ電位)は電源電圧+VCC
(=E5)となる。 この状態における等価回路は、第7図において
スイツチS2をスイツチ端子Dに、スイツチS3
をスイツチ端子Fに閉じた場合に等しくなる。 以上より、第10図に示したS&H回路のサン
プル期間からホールド期間に切り換わる過程にお
けるホールドコンデンサC1にチヤージされてい
る電荷の変動量ΔQCは、式(6)により、 ΔQC=C4(E3−E2)+C5(E5−E4)−(20) となる。第10図に示した実施例では、上式
(20)でΔQC=0とするために、C5=2×C4に
し、(E3−E2)=2×(E5−E4)となる様に抵抗
R2及びトランジスタQ32と抵抗R13よる成る
電流源の電流値を選定している。 以上説明した様に、ホールドコンデンサC1に
チヤージされている電荷の変動分ΔQを零にする
ことによりホールド電位の変動分ΔVを抑え正確
な電位をホールドする事が可能となつている。 尚、前述してきた二つのS&H回路では、ホー
ルドコンデンサC1における電荷の変化量ΔQを
零に抑える手段として、第8図のS&H回路では
抵抗R2の値を選択する事によつて、又第10図
のS&H回路では、抵抗R2及びトランジスタQ
9のベース・エミツタ間接合容量を選択する事に
よつて行なつてきた。このように、トランジスタ
Q9を常にしや断状態に保つ条件のもとに、上記
電荷の変化量ΔQを零にする手段は、式(8)の条件
を満足するならば任意に選ぶことができる。 又、特にIC化に際しては、コンデンサC5を
トランジスタのベース・エミツタ間接合容量と
し、コンデンサC4との比をとることによつて、
コンデンサC4,C5の絶対値バラツキに対して
も前記の電荷の変化量ΔQを零に抑えることを容
易に行なうことができる。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明を用いれば、ホール
ドコンデンサの容量に関係なく、正確に信号のサ
ンプル・ホールドが可能となり、特に、高い周波
数の信号のサンプル・ホールドや、IC内部にホ
ールドコンデンサを設けた場合のサンプル・ホー
ルド回路等で、ホールド用コンデンサとして小さ
い容量を用いる時にその効果は大である。
第1図はS&H回路の原理図、第2図はS&H
回路の一例を具体的に示した回路図、第3図はト
ランジスタの接合容量を説明するための回路図、
第4図は負帰還形増幅器の等価回路図、第5図は
S&H回路図を説明する上での各端子の近似的信
号波形の具体的な一例を示した波形図、第6図は
第2図に示したS&H回路の等価回路図、第7図
は本発明のS&H回路の等価回路図、第8図は本
発明のS&H回路の一例を示す回路図、第9図は
ベース電流補償形のエミツタホロワの出力回路を
説明するための回路図、第10図は本発明のS&
H回路の一例を示す回路図である。 符号の説明、C1……ホールド用コンデンサ、S
1……サンプル用スイツチ、Q9……補償用トラ
ンジスタ。
回路の一例を具体的に示した回路図、第3図はト
ランジスタの接合容量を説明するための回路図、
第4図は負帰還形増幅器の等価回路図、第5図は
S&H回路図を説明する上での各端子の近似的信
号波形の具体的な一例を示した波形図、第6図は
第2図に示したS&H回路の等価回路図、第7図
は本発明のS&H回路の等価回路図、第8図は本
発明のS&H回路の一例を示す回路図、第9図は
ベース電流補償形のエミツタホロワの出力回路を
説明するための回路図、第10図は本発明のS&
H回路の一例を示す回路図である。 符号の説明、C1……ホールド用コンデンサ、S
1……サンプル用スイツチ、Q9……補償用トラ
ンジスタ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入力端子と、 入力端子にベースが接続された第1のトランジ
スタと、 出力端子と、 出力端子にベースが接続された第2のトランジ
スタと、 サンプル期間において第1および第2のトラン
ジスタのエミツタに対して電流を供給し、ホール
ド期間においてその電流供給を停止する定電流源
と、 出力端子に接続されたホールド用コンデンサ
と、 サンプル期間において第2のトランジスタのコ
レクタに発生する信号をそのベースに負帰還し、
ホールド期間においてその負帰還動作を停止する
負帰還トランジスタと、 出力端子に接続され、コンデンサとして動作す
る半導体素子とからなり、 この半導体素子の容量およびその印加電圧は、
第2のトランジスタおよび負帰還トランジスタに
よつて形成される容量によつて期間切換時にホー
ルド用コンデンサの電荷が変動するのを打消すよ
うに定められる、 ことを特徴とするサンプル・ホールド回路。 2 入力端子と、 入力端子にベースが接続された第1のトランジ
スタと、 出力端子と、 出力端子にベースが接続された第2のトランジ
スタと、 サンプル期間において第1および第2のトラン
ジスタのエミツタに対して電流を供給し、ホール
ド期間においてその電流供給を停止する定電流源
と、 出力端子に接続されたホールド用コンデンサ
と、 第2のトランジスタのベースとコレクタとを接
続する負帰還接続部と、 第2のトランジスタのコレクタ電流径路中に設
けられ、サンプル期間において導通し、ホールド
期間においてしや断する第3のトランジスタと、
出力端子に接続され、コンデンサとして動作する
半導体素子とからなり、 この半導体素子の容量およびその印加電圧は、
第2および第3のトランジスタによつて形成され
る容量によつて期間切換時にホールド用コンデン
サの電荷が変動するのを打消すように定められ
る、 ことを特徴とするサンプル・ホールド回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58200955A JPS6095796A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | サンプル・ホ−ルド回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58200955A JPS6095796A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | サンプル・ホ−ルド回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6095796A JPS6095796A (ja) | 1985-05-29 |
| JPH0346916B2 true JPH0346916B2 (ja) | 1991-07-17 |
Family
ID=16433082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58200955A Granted JPS6095796A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | サンプル・ホ−ルド回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6095796A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2585285B2 (ja) * | 1987-08-28 | 1997-02-26 | 株式会社日立製作所 | サンプル・ホ−ルド回路 |
| JP2840497B2 (ja) * | 1992-02-28 | 1998-12-24 | 三洋電機株式会社 | 充放電回路 |
| CN1205618C (zh) * | 2000-03-28 | 2005-06-08 | 皇家菲利浦电子有限公司 | 跟踪和保持放大器 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5152755A (ja) * | 1974-11-05 | 1976-05-10 | Hitachi Ltd | |
| JPS5613798A (en) * | 1979-07-13 | 1981-02-10 | Hitachi Ltd | Multilayer hybrid ic |
| JPS58108098A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-28 | Sony Corp | サンプルホ−ルド回路 |
| JPS58121199A (ja) * | 1982-01-13 | 1983-07-19 | Toshiba Corp | サンプルホ−ルド回路 |
-
1983
- 1983-10-28 JP JP58200955A patent/JPS6095796A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6095796A (ja) | 1985-05-29 |
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