JPH034770Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH034770Y2 JPH034770Y2 JP1984045882U JP4588284U JPH034770Y2 JP H034770 Y2 JPH034770 Y2 JP H034770Y2 JP 1984045882 U JP1984045882 U JP 1984045882U JP 4588284 U JP4588284 U JP 4588284U JP H034770 Y2 JPH034770 Y2 JP H034770Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arch
- oil pan
- height
- folding
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、内燃機関に備えられるオイルパン構
造に関するものである。
造に関するものである。
[従来の技術]
一般に、内燃機関に用いられるオイルパンは、
単一鋼板をプレス加工により成形したり、或いは
一体的に鋳造されて形成されている。
単一鋼板をプレス加工により成形したり、或いは
一体的に鋳造されて形成されている。
第7図及び第8図に示すように、従来この種の
オイルパン1は、器形状を区画する周側壁2の上
端縁3に、これより外方へ張り出して、さらに周
側壁2と並列にその高さ(深さ)方向に折り返さ
れた折返フランジ部4が形成されている。
オイルパン1は、器形状を区画する周側壁2の上
端縁3に、これより外方へ張り出して、さらに周
側壁2と並列にその高さ(深さ)方向に折り返さ
れた折返フランジ部4が形成されている。
またオイルパン1には、相対向する周側壁2
に、高さが中央で低くなる半円状のアーチ部5が
形成されている。このアーチ部5は、クランクシ
ヤフトのベアリングキヤツプなどを装着させるた
めのものであり、その上縁にも同様な折返フラン
ジ部4が設けられている。従つて折返フランジ部
4は、オイルパン1の全周に亘つて形成されてお
り、その折り返された垂下部分4aは、略等しい
高さになされていた。
に、高さが中央で低くなる半円状のアーチ部5が
形成されている。このアーチ部5は、クランクシ
ヤフトのベアリングキヤツプなどを装着させるた
めのものであり、その上縁にも同様な折返フラン
ジ部4が設けられている。従つて折返フランジ部
4は、オイルパン1の全周に亘つて形成されてお
り、その折り返された垂下部分4aは、略等しい
高さになされていた。
[考案が解決しようとする課題]
ところで従来の単一鋼板製或いは一体鋳造のオ
イルパンは、内燃機関のシリンダボデイに直接取
り付けられているために、内燃機関からの振動が
直接伝達され、また貯留されているオイルの激し
い揺動によつてオイルパン自体が振動され、騒音
を発生するという問題があつた。
イルパンは、内燃機関のシリンダボデイに直接取
り付けられているために、内燃機関からの振動が
直接伝達され、また貯留されているオイルの激し
い揺動によつてオイルパン自体が振動され、騒音
を発生するという問題があつた。
このため本出願人は、この問題を解決すべく、
二以上の鋼板を高分子構造で成る樹脂層を挟んで
積層形成した制振鋼板により、オイルパンを成形
することを見出した。
二以上の鋼板を高分子構造で成る樹脂層を挟んで
積層形成した制振鋼板により、オイルパンを成形
することを見出した。
しかしながら、上記従来形状のオイルパン1を
制振鋼板で加工成形した場合、アーチ部5の垂下
部分4a、特にアーチ部5の上端縁3との接続位
置であるアーチ両端5a,5bには、シワ6が生
じやすい。このシワ6には応力が集中する傾向が
あり、内燃機関の実働中に生ずる応力がアーチ両
端5a,5bにおいて最も大きくなる傾向と相俟
つて、亀裂7が発生してしまうという問題があつ
た。
制振鋼板で加工成形した場合、アーチ部5の垂下
部分4a、特にアーチ部5の上端縁3との接続位
置であるアーチ両端5a,5bには、シワ6が生
じやすい。このシワ6には応力が集中する傾向が
あり、内燃機関の実働中に生ずる応力がアーチ両
端5a,5bにおいて最も大きくなる傾向と相俟
つて、亀裂7が発生してしまうという問題があつ
た。
そこで本考案は、上記事情に鑑み、アーチ部の
応力集中を緩和することで亀裂の発生を防止でき
るオイルパン構造を提供すべく創案されたもので
ある。
応力集中を緩和することで亀裂の発生を防止でき
るオイルパン構造を提供すべく創案されたもので
ある。
[課題を解決するための手段]
本考案は、高さが中央で低いアーチ部を有した
周側壁の上端縁に、高さ方向に折り返された折返
フランジ部を形成し、アーチ部における折返フラ
ンジ部の折り返し高さを、アーチ両端から中央底
部に掛けて漸次縮小させたものである。
周側壁の上端縁に、高さ方向に折り返された折返
フランジ部を形成し、アーチ部における折返フラ
ンジ部の折り返し高さを、アーチ両端から中央底
部に掛けて漸次縮小させたものである。
[作用]
上記構成によつて、アーチ両端の剛性が中央底
部側よりも相対的に高められ、アーチ部全体に応
力が分散される。
部側よりも相対的に高められ、アーチ部全体に応
力が分散される。
[実施例]
以下、本考案の実施例を、添付図面に従つて説
明する。
明する。
第1図乃至第3図は、本考案に係わるオイルパ
ン構造の一実施例を示したものである。このオイ
ルパン8は、制振鋼板を材料として、底面部9及
び、底面部9から起立され上方に開口部10を形
成する周側壁11によつて区画形成されており、
その上端縁12には、開口部10全周に亘つて外
方へ略水平に張り出されさらに周側壁11に沿つ
てその高さ方向に折り返された折返フランジ部1
3が形成されている。また相対向する一組の周側
壁11には高さが中央で低いアーチ部14が形成
され、このアーチ部14にも上端縁12から連続
した折返フランジ部13が形成されている。
ン構造の一実施例を示したものである。このオイ
ルパン8は、制振鋼板を材料として、底面部9及
び、底面部9から起立され上方に開口部10を形
成する周側壁11によつて区画形成されており、
その上端縁12には、開口部10全周に亘つて外
方へ略水平に張り出されさらに周側壁11に沿つ
てその高さ方向に折り返された折返フランジ部1
3が形成されている。また相対向する一組の周側
壁11には高さが中央で低いアーチ部14が形成
され、このアーチ部14にも上端縁12から連続
した折返フランジ部13が形成されている。
そしてこのアーチ部14における折返フランジ
部13の折り返し高さdに本考案の特長があり、
この折り返し高さdが、アーチ両端14a,14
bから中央底部14cに掛けて漸次縮小されて形
成されている。
部13の折り返し高さdに本考案の特長があり、
この折り返し高さdが、アーチ両端14a,14
bから中央底部14cに掛けて漸次縮小されて形
成されている。
本実施例にあつては、アーチ部14の高さに応
じて、折り返し高さdが滑らかに縮小するように
なつており、アーチ部14の両端14a,14b
の折り返し高さDに対して、中央底部14cの折
り返し高さdが半分程度になるように形成されて
いる。例えばD=12mmである場合は、中央底部1
4cではd=5mm程度になるように形成されてい
る。
じて、折り返し高さdが滑らかに縮小するように
なつており、アーチ部14の両端14a,14b
の折り返し高さDに対して、中央底部14cの折
り返し高さdが半分程度になるように形成されて
いる。例えばD=12mmである場合は、中央底部1
4cではd=5mm程度になるように形成されてい
る。
このように構成すれば、アーチ部14の折り返
し高さdが浅いところで断面係数(断面二次モー
メント)が小さくなり、アーチ両端14a,14
bにおける応力集中を緩和して、アーチ部14全
体に応力が分散される。即ち、制振鋼板によつて
オイルパン8を成形加工する際にアーチ両端14
a,14bにシワが生じたとしても、機関実働に
伴う発生応力を小さくでき、亀裂の発生を防止
し、耐久性の向上に貢献できる。
し高さdが浅いところで断面係数(断面二次モー
メント)が小さくなり、アーチ両端14a,14
bにおける応力集中を緩和して、アーチ部14全
体に応力が分散される。即ち、制振鋼板によつて
オイルパン8を成形加工する際にアーチ両端14
a,14bにシワが生じたとしても、機関実働に
伴う発生応力を小さくでき、亀裂の発生を防止
し、耐久性の向上に貢献できる。
第4図は本願考案者が従来のオイルパン(図
中、破線Aで示す)と本考案に係わるオイルパン
(図中実線Bで示す)とに対し、上端縁12から
アーチ両端14a,14b、中央底部14cに至
る応力値を計測してその分布を比較したものであ
る。図示するように、従来のものにあつてはアー
チ両端14a,14bで極めて高い応力値を示
し、それ以外のアーチ部14全体では極めて低い
応力値となつている。これに対し、本考案にあつ
ては若干アーチ部14の応力値が高くなるが、ア
ーチ両端14a,14bでの応力値が著しく低減
されている。従つて、全体的に応力値を均すこと
ができ、制振鋼板の疲労強度に対しても、充分な
余裕を確保することができることとなつた。
中、破線Aで示す)と本考案に係わるオイルパン
(図中実線Bで示す)とに対し、上端縁12から
アーチ両端14a,14b、中央底部14cに至
る応力値を計測してその分布を比較したものであ
る。図示するように、従来のものにあつてはアー
チ両端14a,14bで極めて高い応力値を示
し、それ以外のアーチ部14全体では極めて低い
応力値となつている。これに対し、本考案にあつ
ては若干アーチ部14の応力値が高くなるが、ア
ーチ両端14a,14bでの応力値が著しく低減
されている。従つて、全体的に応力値を均すこと
ができ、制振鋼板の疲労強度に対しても、充分な
余裕を確保することができることとなつた。
なおここにおいて留意すべきことは、第5図に
示すように、アーチ両端14a,14bから急激
に折り返し高さを浅くしたり、アーチ部14にお
いてその途中で急激に折り返し高さを変更する
と、その急激に変化させた部位に応力集中が生じ
るので、好ましいものではない。この折り返し高
さ変化は、順次連続的かつ滑らかであることが望
ましい。連続的かつ滑らかであれば、その折り返
し高さの変化は、周側壁11の高さ位置に従つた
一様な縮小でなくともよい。
示すように、アーチ両端14a,14bから急激
に折り返し高さを浅くしたり、アーチ部14にお
いてその途中で急激に折り返し高さを変更する
と、その急激に変化させた部位に応力集中が生じ
るので、好ましいものではない。この折り返し高
さ変化は、順次連続的かつ滑らかであることが望
ましい。連続的かつ滑らかであれば、その折り返
し高さの変化は、周側壁11の高さ位置に従つた
一様な縮小でなくともよい。
また、本考案のオイルパン構造を実施すべく成
型するに際しては、第6図に示すように、制振鋼
板をプレス成型してオイルパン8本体を成形した
後、その周辺に生成されるはみだし部分15を折
返フランジ部13の成型に見合う長さに切除す
る。これに際し、折り返し高さD,dを考慮して
アーチ部14におけるはみだし量を設定する。そ
の後、はみだし部分15にプレス成形を施すこと
により、本考案のオイルパンが製造されるもので
ある。
型するに際しては、第6図に示すように、制振鋼
板をプレス成型してオイルパン8本体を成形した
後、その周辺に生成されるはみだし部分15を折
返フランジ部13の成型に見合う長さに切除す
る。これに際し、折り返し高さD,dを考慮して
アーチ部14におけるはみだし量を設定する。そ
の後、はみだし部分15にプレス成形を施すこと
により、本考案のオイルパンが製造されるもので
ある。
このように本考案のオイルパンは極めて簡単に
製造できるものであり、安価で且つ汎用性に富
む。
製造できるものであり、安価で且つ汎用性に富
む。
[考案の効果]
以上要するに本考案によれば、次のような優れ
た効果を発揮する。
た効果を発揮する。
(1) アーチ部を有した周側壁の上端縁に高さ方向
に折り返された折返フランジ部を形成し、アー
チ部における折返フランジ部の折り返し高さを
アーチ両端から中央底部に掛けて漸次縮小させ
たので、応力を分散させてアーチ両端の応力集
中を緩和でき、亀裂の発生を防止して耐久性の
向上が達成される。
に折り返された折返フランジ部を形成し、アー
チ部における折返フランジ部の折り返し高さを
アーチ両端から中央底部に掛けて漸次縮小させ
たので、応力を分散させてアーチ両端の応力集
中を緩和でき、亀裂の発生を防止して耐久性の
向上が達成される。
(2) フランジ部の折り返しの量を調節するだけで
簡単に製造でき、極めて汎用性に富む。
簡単に製造でき、極めて汎用性に富む。
第1図は本考案に係わるオイルパン構造の一実
施例を示した正面図、第2図は第1図中の部正
面断面図、第3図は第1図中の−線矢視断面
図、第4図は第1図の作用を説明するための応力
分布図、第5図は本考案と対比すべきオイルパン
構造を示した正面図、第6図は本考案のオイルパ
ンの製造過程を示した斜視図及び要部側断面図、
第7図は従来のオイルパンを示した斜視図、第8
図はその正面図、第9図は第8図中の−線矢
視断面図である。 図中、8はオイルパン、11は周側壁、12は
その上端縁、13は折返フランジ部、14はアー
チ部、14a,14bはアーチ両端、14cは中
央底部である。
施例を示した正面図、第2図は第1図中の部正
面断面図、第3図は第1図中の−線矢視断面
図、第4図は第1図の作用を説明するための応力
分布図、第5図は本考案と対比すべきオイルパン
構造を示した正面図、第6図は本考案のオイルパ
ンの製造過程を示した斜視図及び要部側断面図、
第7図は従来のオイルパンを示した斜視図、第8
図はその正面図、第9図は第8図中の−線矢
視断面図である。 図中、8はオイルパン、11は周側壁、12は
その上端縁、13は折返フランジ部、14はアー
チ部、14a,14bはアーチ両端、14cは中
央底部である。
Claims (1)
- 高さが中央で低いアーチ部を有した周側壁の上
端縁に、高さ方向に折り返された折弁フランジ部
を形成し、上記アーチ部における折返フランジ部
の折り返し高さを、アーチ両端から中央底部に掛
けて漸次縮小させたことを特徴とするオイルパン
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4588284U JPS60159853U (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | オイルパン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4588284U JPS60159853U (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | オイルパン構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60159853U JPS60159853U (ja) | 1985-10-24 |
| JPH034770Y2 true JPH034770Y2 (ja) | 1991-02-07 |
Family
ID=30559763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4588284U Granted JPS60159853U (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | オイルパン構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60159853U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0735614Y2 (ja) * | 1988-04-15 | 1995-08-16 | 三菱自動車工業株式会社 | 制振鋼板製深絞りプレス成形品 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5770937A (en) * | 1980-10-22 | 1982-05-01 | Mazda Motor Corp | Oil pan for car engine |
| JPS58181959U (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-05 | 日産自動車株式会社 | オイルパン |
-
1984
- 1984-03-31 JP JP4588284U patent/JPS60159853U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60159853U (ja) | 1985-10-24 |
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