JPH0347877A - エポキシ系球状粒子状接着剤及びその製造方法 - Google Patents

エポキシ系球状粒子状接着剤及びその製造方法

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JPH0347877A
JPH0347877A JP14507190A JP14507190A JPH0347877A JP H0347877 A JPH0347877 A JP H0347877A JP 14507190 A JP14507190 A JP 14507190A JP 14507190 A JP14507190 A JP 14507190A JP H0347877 A JPH0347877 A JP H0347877A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、潜在型硬化剤を粒子内部に含み、いわゆるB
ステージの状態にあり、加熱により硬化して接着剤とし
て機能するエポキシ系粒子状接着剤、及びその製造方法
に関する。さらに溶剤を実質的に含まず、潜在型硬化剤
を粒子内部に均質に含み、且つ球状であるので、液晶デ
イスプレー表示板の接着など不純物をきらい、精密な接
着が要求される電子材料関係の接着には特に好適に使用
される粒子状接着剤に関する。
[発明の概要コ 本発明は、主成分が少なくともエポキシ樹脂からなる球
状粒子状接着剤であって、該エポキシ樹脂は粒子内部に
潜在型硬化剤を均質に含み、かつ、水溶性アミン系硬化
剤で部分硬化させてなる平均粒子径が0. 3〜500
μmの球状粒子状接着剤である。この接着剤は熱硬化型
接着剤であり、接着力は極めて高い。その上接着後は化
学的に安定であり、液晶デイスプレー表示板の接着など
不純物をきらい、精密な接着が要求される電子材料関係
の接着には特に好適に使用される。
U従来技術] 従来のエポキシ系粉末接着剤は、未硬化もしくは部分硬
化エポキシ樹脂を粉砕し、要すればさらに分級したエポ
キシ樹脂粉末と別に調整しである潜在型硬化剤の粉末の
混合物であるか、潜在型硬化剤を予め混練した未硬化も
しくは部分硬化エポキシ樹脂を粉砕し、要すればさらに
分級したものが普通であった。
粉砕法に基づ〈従来技術では、個々の粒子が不定形にな
るため粉末のすべりが悪く、塗布性能が劣った。また、
予めスペーサ等で間隙を一定化しである平板間の接着は
、分級した粒子を用いる場合でも、粉砕品では不定形と
なるがゆえに、全粒子が平板間に届いているとは限らず
、接着に寄与しない粒子が多数できることが多い。
粉砕粒子を高温の雰囲気に通過させて球状化する技術は
従来からあるが、潜在型硬化剤を粒子内部に含む場合に
は硬化反応が進行するため、球状化後の粒子は接着性能
が著しく損なわれている場合が多い。
U、 S、 P、 4588617号明細書において、
あらかじめ調製した未硬化エポキシ化合物のエマルジョ
ンにアミン系化合物を添加し、平均粒子直径50μm以
下の硬化粒子を得る技術が開示されているが、この粒子
には接着力がない。
また他の公知例としては、特開昭57−29031号公
報のようにカプセル化した接着剤を使用してガラス板を
接着固定する技術がある。しかしながらこの接着剤では
接着力が低く、液晶に悪影響を与えるため好ましいもの
ではなかった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、主成分が少なくともエポキシ樹脂から
なり、該エポキシ樹脂が粒子内部に潜在型硬化剤を均質
に含み、かつ、水溶性アミン系硬化剤で部分硬化されて
なり、高い接着力を有する平均粒子径が0. 3〜50
0μmの球状粒子状接着剤を提供することにある。
他の目的は、前記潜在型硬化剤が縮合または付加型の化
合物、またはフェノール系化合物から選ばれ、常温で安
定性の高いエポキシ系粒子状接着剤を提供することにあ
る。
さらに他の目的は、前記球状粒子状接着剤の表面を平均
粒子径0.2μm以下の無機酸化物、特にシリカゾル粒
子で被覆することにより、帯電性が低くかつ粒子間のブ
ロッキングが少ないエポキシ系粒子状接着剤を提供する
ことにある。
さらに他の目的は、80〜200℃で加熱硬化でき、平
均粒子径が1〜20μmであり、90w1%以上の粒子
が平均粒子直径の±50%に入っている分布を有し、液
晶パネルの点接着剤として特に好適に使用できるエポキ
シ系粒子状接着剤を提供することにある。
さらに他の目的は、前記優れた機能を有する接着剤を効
率よく製造することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明は次の構成からなる。
「(1)主成分が少なくともエポキシ樹脂からなる球状
粒子状接着剤であって、該エポキシ樹脂は潜在型硬化剤
を粒子内部に含み、かつ水溶性アミン系硬化剤で部分硬
化されてなることを特徴とするエポキシ系球状粒子状接
着剤。
(2)主成分が少なくともエポキシ樹脂からなる球状粒
子状接着剤の製造方法であって、潜在型硬化剤を配合し
たエポキシ化合物を水主体の液体中に懸濁、または乳化
させる工程と水溶性アミン系硬化剤で部分硬化させる工
程とからなるエポキシ系球状粒子状接着剤の製造方法。
」 本発明の詳細について以下に順次説明する。
本発明で使用されるエポキシ化合物としては、分子内に
エポキシ基を2個あるいはそれ以上含むものが好ましい
。エポキシ基を2個含むものとしでは、ビスフェノール
A、B、F、S’、Hなどビスフェノール系樹脂、特に
付加体としてn=0〜30程度のもの、ダイマー酸変性
ビスフェノール類、ネオペンチルグリコールジグリシジ
ルエーテル、1,6−ヘキサンシオールジグリシジルエ
ーテル、脂環式エポキシ樹脂などがある。エポキシ基を
3個以上持つものとしてはフェノールノボラック型化合
物のポリグリシジルエーテルやN、 N。
N’  N’  −テトラグリシジル−m−キシレンジ
アミンなどがある。
本発明ではエポキシ基を2個含むエポキシ樹脂、なかで
もビスフェノール系樹脂が後述の潜在型硬化剤との相溶
性などの観点から好適に用いられ、エポキシ基を3個以
上持ったものや、2−エチルへキシルグリシジルエーテ
ルなど単官能性のエポキシ化合物は、上記2官能性エポ
キシ樹脂に配合使用される副次的な場合が多い。
上記のエポキシ化合物を微小な球状の粒子状物にするに
先立ち、エポキシ化合物に潜在型硬化剤を加える。ここ
で用いる潜在型硬化剤とは、ビスフェノールAジグリシ
ジルエーテルとの最適混合比組成物(最も硬化速度の速
い組成)の常温における可使時間が1日以上を示す硬化
剤のことである。
このような硬化剤の例を挙げると、ジシアンジアミド、
イミダゾール類、ルイス酸コンプレックス類、フェノー
ル類、ビスフェノール類、フェノールノボラック類、ポ
リビニルフェノール類、カルボン酸類、酸無水物類、酸
性ポリエステル類、スチレンマレイン酸コポリマなどカ
ルボキシル基含有ポリマ類、ポリアミン及び変性ポリア
ミン類、ジヒドラジド類がある。中でも本発明に好まし
い潜在型硬化剤は縮合または付加型の化合物で、特にフ
ェノールノボラック類や、ポリビニルフェノール類や、
ビスフェノール類のジグリシジルエーテルまたはその縮
合体と多価フェノール化合物、とくにビスフェノール類
との付加物などのフェノール系硬化剤が接着力が高く、
常温で保存安定性が良いため本発明に適する。
エポキシ化合物と潜在型硬化剤とは少なくとも部分相溶
性、好ましくは完全相溶性を示す組み合せが本発明では
好適に用いられる。エポキシ化合物と潜在型硬化剤とを
相溶させるためには、本発明を損わない範囲で両者を加
熱混合するか、両者の共通の溶剤に溶解して混合し、必
要に応じて減圧乾燥等の手段で脱溶剤する。
本発明を達成するために用いる潜在型硬化剤の量は、エ
ポキシ化合物のエポキシ基1当量に対して通常は0.0
5〜1当量が好ましいが、場合によっては、かなり少な
い量に最適値があることもある。また触媒型の潜在型硬
化剤を用いる場合には、エポキシ化合物の重量に対して
おおむね20%以下を用いる。
潜在型硬化剤は、水溶性アミン系硬化剤で部分硬化され
て重合度が増加するにつれてエポキシ化合物から島状に
分離されることもあるが、分離状態はいずれも微細であ
るため、潜在型硬化剤による硬化作用にはそれほど影響
がなく、本発明ではこのような状態も含めて「相溶的」
と定義し、本発明の好ましい範囲に含むものである。
本発明を達成するために、上記したエポキシ化合物と潜
在型硬化剤の相溶的混合物、または部分的相溶混合物を
球状の粒子状にするための代表的な方法について以下に
示す。
エポキシ化合物と潜在型硬化剤の混合物が常温付近で非
粘着性の固体である場合には、その機械的粉砕粒子を加
熱筒の中を浮遊または重力落下させるなどの方法で球状
化する方法がある(第1方法とする)。
他の方法として、エポキシ化合物と潜在型硬化剤の混合
物を水主体の液体中に懸濁(エマルジョン、またはサス
ペンション)させて球状化する方法がある(第2方法と
する)。
本発明では上記した第1方法、第2方法について特に限
定しないが、粒子の均一性、真球性などから第2方法が
特に好ましい。中でも、界面活性剤等を用いてエマルジ
ョン化、またはサスペンション化する方法が生産性の点
で好ましい方法である。
第2の方法でエポキシ化合物と潜在型硬化剤の混合物を
水性液体中に懸濁(エマルジョン、またはサスペンショ
ン)させる方法は色々ある。次に代表的な方法を挙げる
が、本発明ではこれらの方法について特に限定するもの
ではない。
■ 空中あるいは液中で振動するノズルから該混合物ま
たはその溶液を連続吐出させることによって液滴状に切
断し、それを液中に捕集する方法。
■ 空中あるいは液中のノズルから該混合物またはその
溶液をパルス状に吐出させ、それを液中に捕集する方法
■ 該混合物を界面活性剤を用いて乳化する方法。
0 ■ 該混合物を粉体乳化剤を用いて乳化する方法。
■ 保護コロイド性物質を含む水で該混合物を乳化する
方法。
上記方法のうち、生産性の点から■〜■方法が本発明に
好ましく用いられるが、■〜■方法を組合せることも本
発明では好ましく用いられる。
潜在型硬化剤とともに用いる水溶性アミン系硬化剤によ
る部分硬化方法については特に限定するものではないが
、 ■ あらかじめ水溶性アミン系硬化剤を加えておいたエ
ポキシ化合物と潜在型硬化剤の混合物を水主体の液体1
月こ懸濁(エマルジョン、またはサスペンション)させ
てそのまま部分硬化する方法と、■ エポキシ化合物と
潜在型硬化剤の混合物の水主体のエマルジョン、または
サスペンションに水溶性アミン系硬化剤を加えて部分硬
化する方法などがある。
上記のいずれの方法をとるにしても、懸濁状態(エマル
ジョン、またはサスペンション)にある粒子を相互に接
合させることなく硬化するために1 は、常温の硬化であることが好ましく、従って本発明に
おいては、水溶性アミン系硬化剤を用いる。
また、エポキシ化合物と潜在型硬化剤の混合物が常温で
固体である場合には、特に上記した■、■、■の方法に
対しては、 ■ 該混合物を加熱して液体状態で水主体の液体中に懸
濁(エマルジョン、サスペンション)後、冷却すること
によって固体球状の粒子状にする方法、 ■ 該混合物の有機溶剤溶液を水性液体中に懸濁、また
は乳化後、脱溶剤する方法で固体球状の粒子状にする方
法などがある。後者の方法では、水主体の液体に可溶性
を示す有機溶剤を使用する場合に、好ましい結果が得ら
れやすい。
以下に界面活性剤を用いて水主体の液体中にエポキシ化
合物と潜在型硬化剤の混合物を懸濁、または乳化する場
合について説明する。
本発明で用いる界面活性剤としてはI(L B価が10
以上のものが好ましい。TT L B価がこれより低い
時にはエマルジョンの安定性が損われ、良好2 な粒子状硬化物が得られにくい傾向かあ。本発明で特に
好適に使用し得る界面活性剤の種類には、ポリオキシエ
チレン・フェノール置換エーテル系やポリオキシエチレ
ン・ポリオキシプロピレンブロック・ポリエーテル系な
どエーテル型非イオン界面活性剤、ポリエチレングリコ
ールの高級脂肪酸エステルや多価アルコールの脂肪酸エ
ステルなどエステル型の非イオン界面活性剤およびアル
コキシル化ロジン類などがあるが、とくにこれに限定さ
れるものではない。
界面活性剤の使用量も本発明では重要である。
上記界面活性剤は、エポキシ化合物と潜在型硬化剤の混
合物に対して2重量%以上加えられているのが好ましい
。界面活性剤量がこれより少ない時にはエマルジョンの
安定性が低下し、良好な粒子状硬化物が得られにくくな
る傾向がある。界面活性剤使用量の上限については特に
限定しないが、粒子の物理的性質の低下を防ぐために、
一般に該混合物に対して30重量%以下であることが好
ましい。
3 一般に化合物の乳化の難易性は粘度の影響を受ける。該
混合物の粘度が高い時あるいは常温固体の場合などでは
、機械力だけで充分に乳化するのが困難である。このよ
うな時には、界面活性剤とともにエポキシ化合物の希釈
剤を使用するか、加熱液状化する方法がある。
希釈剤には、ケトン類、アルコール類、ハロゲン化炭化
水素類、セロソルブ類、ジオキサン、芳香族炭化水素類
、酢酸エチルなどのエステル類などが挙げられる。
乳化方法は特に限定するものでないが、代表的な方法を
次に示す。
界面活性剤を含む上記混合物を常温〜95℃に加熱し、
高速撹拌しながらこれに上記温度範囲の水を徐々に加え
る。
本発明の粒子には本発明を損わない範囲でその他の添加
物を含むことができる。最も代表的な添加剤は、着色す
る目的で使用する有機および無機顔料類と染料類である
。これらは、上記混合物が水性液体中に懸濁、または乳
化される前に加えら4 れるのが普通であるが、球状粒子状にされた後に染色す
ることも可能である。
前述の如く該混合物、または懸濁液(エマルジョン)に
水溶性アミン系硬化剤を加えて部分硬化するためのアミ
ン系硬化剤は、化学量論的に計算される当量のアミンを
エポキシ化合物と混合し、20’Cで8時間放置後の混
合体のショアA硬度が50以上であることを特徴とする
アミン系化合物であることが好ましい。
もしショアA硬度がこの値よりも小さくなると、エマル
ジョン粒子の硬化性が低下し、良好な粒子状硬化物が得
られにくくなる傾向がある。
本発明で用い得る水溶性アミン系硬化剤としては、次の
ような化合物が挙げられるが、特にこれに限定されるも
のではない。ピペラジン、ヒドラジン、エチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンな
どポリエチレンポリアミン類、モノエタノールアミンな
どアルコールアミン類、N(2−アミノエチル)ピペラ
ジンなどである。
5 本発明では上記したショアA硬度の条件を満たすアミン
系硬化剤をエマルジョン、またはサスペンションに加え
ることによって達成されるのが特に好ましい。
ジエチルアミンのような活性水素に関して一価のアミン
も、重合度を低下させる目的で使用することがあるが、
特にピペラジン類やヒドラジン類と併用して用いられる
時に良好な結果が得られることが多い。
上記硬化剤の使用量は、目的とする粒子、の平均粒子径
や硬化剤を加える時期やエマルジョン、またはサスペン
ション濃度などにより異なるが、少なすぎると常温での
状態が非粘着性固体である粒子が得られず、また多すぎ
ると融点(軟化点)が高くなって接着力を示さなくなる
傾向がある。−般的にはエポキシ化合物に対して0.1
〜0.6当量程度用いるのが好ましいが、エマルジョン
、またはサスペンションに加える場合には、硬化反応が
不均一反応となるため反応効率が悪く、1当量あるいは
それ以上を用いても良好な結果を得ら6 れることかある。
エマルジョン、またはサスペンションにアミン系硬化剤
を加える方法としては、硬化剤を直接あるいは水溶液に
して加えるのが一般的である。
第2方法で、■硬化剤を予めエポキシ化合物と潜在型硬
化剤の混合物に加えてからエマルジョン、またはサスペ
ンションにする場合はエマルジョン、またはサスペンシ
ョン後、■エマルジョン、またはサスペンションにして
から硬化剤を加える場合は硬化剤添加後は、静置あるい
はゆるやかに撹拌しながら硬化反応を起こさせるのが、
粒子同士の接合一体化を防ぐ上で好ましい。
固体化後のサスペンションは、必要に応じて鉱酸等によ
り全体を中和した後、濾過等の方法で粒子を水性液体か
ら分離し、洗浄後風乾あるいは低温乾燥すれば、接着力
を損なわずに乾燥粒子として取り出すことができる。
本発明では、粒子の平均径が0.3〜500−μm1好
ましくは0. 5〜300μmの場合に接着剤として好
適な結果を与える傾向がある。粒子径7 がこれより小さいと接着力が低下し、大きいと塗布性が
低下する傾向が見られる。
本発明のエポキシ系球状粒子状接着剤は液晶電気光学素
子の点接着剤として特に好適に用いることが可能である
。このような用途には平均粒子径1〜20μmの粉末、
特に90W1%以上の粒子が平均粒子径の±50%以内
に入っている粉末であることが好ましい。過小な粒子は
液晶を封入するガラスまたはフィルム基板間のギャップ
を寸法不足のため接着することができず、過大な粒子は
接着はできても液晶表示面にその存在が認識されるため
に、見てくれが悪くなる。
粒子径分布をシャープにするための方法には、サスペン
ションの濾過法、遠心沈降や自然沈降現象を利用する水
ヒ法、乾燥粉末の風選法、気体サイクロン法など多数の
手段をとり得るが、通常は水ヒ法の分級能力及び精度が
すぐれている。
本発明のエポキシ系球状粒子状接着剤の粒状物を乾燥す
る時、特に平均粒子径の小さい場合には、乾燥後の粒子
がブロッキングする傾向がある。ま8 た、乾燥粒子は帯電性が強いために、容器に入れる時や
移しかえる時、使用のため被接着部分に散布する時には
、粒子が周囲に飛び散り、作業が非常にやりにくい。こ
のような現象の対策として、エポキシ系球状粒子の表面
を平均粒子径が0.2μm以下の無機酸化物粒子、特に
ケイ素やアルミニウム、チタン、アンチモンなどその酸
化物がアニオン性を示し得る微小無機酸化物粒子で吸着
被覆する方法が良い結果を与える。この場合、無機酸化
物粒子がエポキシ系球状粒子に対して0.05〜5w1
%の範囲にあることが好ましく、これより少ない吸着量
ではブロッキング防止や帯電防止の効果が小さ(、これ
より多い時には接着力の低下が起こる。
上記した微小無機酸化物粒子をエポキシ系球状粒子に吸
着被覆する最も好ましい方法は両者ともにサスペンショ
ン状態で混合する場合である。
両者のサスペンションは凝集することなく粒子−個一個
が独立して分散している場合に、エポキシ系球状粒子の
表面を最も均一に無機酸化物粒子9 で被覆することができるので、最も好ましいのは、−度
も乾燥されていないエポキシ系球状粒子のサスペンショ
ンと無機酸化物粒子のサスペンションを用いる時である
。このようなサスペンションの組合せとしては第2方法
、特にアミン系硬化剤で部分硬化されているエポキシ系
球状粒子の部分硬化物のサスペンションとシリカゾルが
ある。
このような無機酸化物粒子による被覆処理は、エポキシ
系球状粒子を分級した後に行なってもよい。
次に本発明のエポキシ系球状粒子状接着剤の用途の一つ
について、液晶パネルに使用した場合の構造について図
面を用いて説明する。第19図は本発明の一実施態様の
要部を示したものである。上板であるガラス、プラスチ
ック板またはフィルム1の表面には導電膜2が形成され
ている。下板であるガラス、プラスチック板またはフィ
ルム5の表面にも透明共通電極4が形成されている。そ
してスペーサーとして使用する粒子1−0は上下板の間
隙を保っている。20は液晶の配向膜である。
0 ここで本発明の接着粒子11は上下の接触部分がややつ
ぶれて上下板を接着させている。番号3は液晶である。
第2図は本発明のエポキシ系球状粒子状接着剤を液晶パ
ネルに使用した場合の全体図を示す。第1図と番号が共
通するものは説明を除く。6は偏光板、7は反射板、8
はシール材、9は偏光板である。
本発明の接着粒子は押しつぶされた形状となり、基板の
凸部によりスペーサ粒子が破壊されるのを防止するクツ
ションの役割を果し、かつ基板の凹部を接着により対向
基板側に引き寄せる働きをし、もって均一の間隙を実現
する。
特にフェノール系硬化剤、なかでも縮合または未縮合ビ
スフェノール類のジグリシジルエーテルとビスフェノー
ル類の付加物を用いたものは、液晶の汚染を防止でき、
かっ配向膜や導電膜の破壊を防止するのに有効である。
上記において基板1及び5に多少の凸凹(通常20〜3
0μm程度)があっても、加熱下に押圧1 しつつ接着させることにより、ガラス基板間の間隔は一
定の間隔に保たれる。すなわち前記20〜30μm程度
の凸凹は矯正される。
このような状態で加熱を続けると、偏平に押しつぶされ
た本発明の接着粒子11は2枚の基板1と5に溶着した
状態で硬化する。
これにより2枚の基板1と5はスペーサ粒子10により
内側方向への移動を規制されつつシール材8と接着粒子
11により引き寄せられる力を受けた状態で固定されて
セルを形成する。
接着粒子11はまた圧着工程時クツションの役割を果し
、うねりのある基板の凸部によりスペーサ粒子10がす
りつぶされ破壊されるのを防止する。
さらに接着粒子11がフェノール系硬化剤を含有してい
る場合には、硬化反応時汚染性の反応ガスが発生せず従
って液晶や配向膜に悪影響を与えない。その結果コント
ラスト比の良い電気光学素子が得られる。さらに接着粒
子11は化学的に安定であるので、長期間使用しても液
晶体を変質劣2 化などすることがなく耐寿命性に優れる。
また2枚の基板を接着一体化しているので、全体として
機械的強度が向上する利点もある。さらに液晶パネルを
垂直に使用する場合にスペーサ粒子が沈降するのも防ぐ
ことができる。
本発明の接着粒子を液晶パネルに使用する場合の使用量
は、パネル100cflf当り0.1〜50mg程度で
ある。また画素の大きさに比べて粒子直径は極めて小さ
いので、この程度使用しても表示像の乱れなどはなく、
人間の目に悪影響を与えることはない。
また本発明の接着粒子を液晶パネルに使用する場合には
染色または染料や顔料を原着により着色しておくことも
できる。染料の場合は酸性染料または油溶性染料が好ま
しく、黒色染色するのが好ましい。画像形成において粒
子の存在が目立たず、コントラスト比がよくなるからで
ある。
[実施例コ 実施例1 市販のビスフェノールAジグリシジルエーテル3 タイプのエポキシ樹脂である“エピコート”828を5
gと“エピコート”1001を5g(いずれも油化シェ
ルエポキシ社製)を100ccポリカツプにとり、これ
にHLB13の市販のポリオキシエチレン働フェノール
置換エーテル系界面活性剤である“ノイゲン”EA−1
37(第−工業製薬製)を1g加えた。さらに縮合ビス
フェノールAのジグリシジルエーテルとビスフェノール
Aの付加物(フェノール系潜在型硬化剤)である“エピ
キュア” 171N(油化シェルエポキシ社製)を1g
(約0.12当量)加え、全体を90℃に加熱し、すば
やくかき混ぜて透明な相溶体にした。
温度が低下しないように直ちにテフロン製の板状翼を先
端に付けた撹拌機で800rpm1分間混練した。続い
て注射器に入れた6ccの水を1.5ccずつ1分間隔
で、800rpmの撹拌をしながら順次加えた。ポリカ
ップ内には乳白色のエマルジョンが得られた。
このエマルジョンに0.44当量のピペラジンを3cc
の水で希釈した硬化液を加えゆるやかに撹4 拌して均一化した。
25℃で6日間静置放置し平均粒子径約4.9μmの球
状粒子を得た。
濾過風乾後の粒子をスライドグラスの上にのせ140℃
処理したところ透明一体化した。またスライドグラス(
75mmx 25++un、厚さ1 mm)にこの粒子
を1On+g計量し、片端から3On+mまでのところ
に均一に散布してから、もう−枚のスライドグラスで同
じ面積だけ覆い、セロハンテープで両スライドグラスを
固定した。140℃の熱風乾燥機で8時間処理した後、
取り出し、冷却後、手で曲げたところ、接着部は破断せ
ずにその他の部分のスライドグラスが破壊された。
実施例2 実施例1で用いた“エピコート”828 40gを30
0ccのポリカップにとり、HLB16゜2のポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル系界面活性剤である
“エマルジット”9(第−工業製薬製)4gと実施例1
で用いた潜在型硬化剤“エピキュア” 171N  1
2g (約0.26当5 量)を加え、90℃に加熱して透明な相溶体にした。常
温に冷却後、計24ccの水を用い実施例1と同様の方
法でエマルジョンを得た。
このエマルジョンに32ccの水に溶解した約0゜31
当量のピペラジン水溶液を加え、実施例1と同様に部分
硬化したところ、平均粒子径19.2μmの球状粒子を
得た。
実施例1と同様にスライドグラスによる接着力を観察し
たところ、接着部はそのままで、その他の部分のスライ
ドグラスが破壊された。
実施例3 実施例1で得た硬化液を含むエポキシ系球状粒子のスラ
リを希釈し、5W1%のサスペンションにした。この液
にシリカゾル(日産化学(株)“Snowtex″N)
を加え、30分間撹拌し、濾過洗浄後常温で減圧乾燥し
た。
スライドガラスの15mm四方の中に0. 5mgの上
記粒子を均一に散布し、同じスライドグラスでカバーし
、クリップで押え付けたまま170℃の熱風乾燥機に入
れ2時間キユアリング処理した。
6 シリカゾル固形分の吸着量とブローオフ帯電量及びJI
S  K−6853に準じて測定した割裂接着力及びブ
ロッキング防止効果を次の第1表に示す。
第1表 * 鉄粉に対する摩擦帯電量 実施例4 “エピコート” 828 5g、  “エピコート”1
001 5g、界面活性剤エマルジョン91gを100
ccポリカツプにとり95℃で溶融混合した。これを5
0℃に冷却後イミダゾール系潜在型硬化剤“キュアゾー
ル”2g4MZ−CN (四国化成工業)0.5gを加
えて溶解混合し、透明な混合物を得た。
7 800 rpmで撹拌しながら、50℃の水1.5cc
を加え、50℃の保温下で40秒間撹拌する操作を4回
繰り返し、計6CCの水により、エマルジョンにした。
このエマルジョンに0.3当量のピペラジンを8ccの
水で希釈した硬化液を加え、ゆるやかに撹拌しながら2
0℃で4日間部分硬化し、平均粒子径4.5μmの球状
粒子を得た。常温で減圧乾燥した粒子を実施例3と同様
にして測定した割裂接着強度は23 kg/ 15 m
m、であった。
実施例5 表面に透明電極膜およびラビングされた又はされないポ
リイミドフィルムよりなる配向膜を形成したガラス基板
の表面周辺部に、エポキシ樹脂接着剤液を約7μmの厚
さに塗布してシール部を形成し、この内部に直径5.5
μmのエポキシ系球状粒子状接着剤(組成については後
述)と直径2μmのアルミナ製球状微粒子を所望の密度
(例えば1mm2当り200個)で分散させる。これに
他方の基板を重ねて圧力(例えば0. 3〜5 kg/
 cnf )8 を加えながら加熱(例えば80〜200℃)に加熱する
。これで基板が2μmの間隔で平行な状態に固定された
セル構造体を得ることができる。
完成されたセルに強誘電性力イラルスメクティック液晶
(例えば、p−デシロキシベンジリデン−p′−アミノ
 −2−メチルブチルシンナメート)を注入して駆動さ
せ光透過時と光遮断時のコントラスト比を測定すると5
.5〜6.5を得ることができた。充分大きなコントラ
スト比であり配向状態は乱されていない。
次にエポキシ系球状粒子状接着剤の具体例を3つ挙げる
その1 エポキシ樹脂“エピコート”828を20gと“エピコ
ート” 1001を20gを300ccポリカツプにと
り、界面活性剤“エマルジット”9を4g加えた。さら
に潜在型硬化剤である“エピキュア”171Nを4g(
約0.12当量)を加え、全体を95℃に加熱し、すば
やくかき混ぜて透明な相溶体とした。
テフロン製の板状翼を先端に付けた撹拌装置をカップ内
にセットし、50℃の保温状態で80Orpmの条件で
撹拌した。注射器に入れた50℃の水6ccを加え、4
0秒間撹拌する操作を4回繰り返し、計24ccの水に
より、上記エポキシ樹脂と“エピキュア”171N混合
物を乳化した。
このエマルジョンに0.44当量のピペラジンを32c
cの水で希釈した硬化液を加えゆるやかに撹拌して均一
化した。
25℃で6日間放置し平均粒子径約6μmの球状粒子を
得た。
5.5±2μm内に95wt%の粒子が入るような粒径
分布に湿式分級(水ヒ法)した。分級後の粒子ケン濁液
に、シリカゾル“Snowlex″Nを粒子に対して固
形分で1wf%加え、30分間撹拌して、シリカゾルを
粒子に吸着させた。
吸引濾過後、常温で減圧乾燥した。実施例3と同様にし
て測定した割裂強度は40 kB/ 15 mmであっ
た。
その2 9 0 “エピコート”828 40gと潜在型硬化剤“エピキ
ュア” 171N  12g(約0.26当量)及び界
面活性剤“ノイゲン”EA137 4gを300ccポ
リカツプにとり、95℃で加熱混合し、透明な相溶体に
した。乳化温度が常温である以外は、その1と同様の方
法でこれを乳化した。
このエマルジョンに0.3当量のピペラジンを32cc
の水で希釈した硬化液を加えゆるやかに撹拌して均一化
した。
25℃で1〜3rpm程度のゆるやかな撹拌をしながら
4日間放置し、平均粒子径6.5μmの球状粒子を得た
その1と同様に5.5μm±2μm内に95wt%の粒
子が入るように湿式分級し、その1と同様にシリカゾル
“Snowlex″Nを固形分でIW(%吸着させた。
減圧乾燥後の割裂強度は35に9/15mmであった。
その3 その2において、“エピキュア” 171Nの代1 わりにエポキシ系球状粒子状接着剤に含まれるフェノー
ル系潜在型硬化剤として以下のものが用いられ、いずれ
も良好なコントラスト比を得た。
“メチロン″ (METIIYLON) 75108 
 G −E社“レジメン” (RESIMENE) P
97  モノサント社“パルカム” (VARCOM)
  128]B  パルカム社“スーパーベラカサイト
”1001  日本ライヒホールド社 “ヒタノール     4吋帆 4020  日立化成
社デュポン社 実施例6 エピコート828 72g、ノボラック系潜在型硬化剤
“スミライトレジン” (住友デュレス)8g(約0.
16当量)をエチルアルコール80gに溶解した後、5
0〜60℃の温度で減圧脱溶媒した。
2 “エピコート” 828と“スミライトレジン”を9:
1の割合で含む透明な上記の混合物40gを300cc
ポリカツプにとった。
予めポリビニルアルコール“ゴーセノール”GL−05
(日本合成化学)6gを34gの水に溶解しておき、こ
れを上記混合物を乳化するのに用いた。即ち、ポリビニ
ルアルコール水溶液を10gずつ、800 rpmで撹
拌されている上記混合物に1分おきに加えた。
このエマルジョンに0.26当量のピペラジンを32c
cの水で希釈した硬化液を加えゆるやかに撹拌しながら
25℃で4日間かけて部分硬化して、平均粒子直径10
μmの球状粒子を得た。
12±3μmに95W1%の粒子が入るように水ヒ法で
湿式分級した後、シリカゾル”Snowtex”Nを粒
子に対して固形分で0. 5w1%加え、30分間撹拌
し、常温で減圧乾燥した。実施例3と同様にして測定し
た割裂強度は15 kg/ 15 mmであった。
厚さ100ミクロンの一軸配向ポリエチレンテ3 レフタレートフィルム(延伸倍率5.5倍)を用いて、
片方の表面に高真空下(2X 10 ”Torr)、か
つ酸素雰囲気下でタングステンボートに装填された金属
インジウムと金属スズとからなる蒸発源(金属スズ12
重量%)を抵抗加熱によって真空蒸着した。得れらた導
電膜の厚さは850人であった。次いで150℃で20
分間酸化熱処理し、シート抵抗50Ω、かつ透明なフィ
ルムとした。
以上のようにして得られた導電性フィルムの上にポリイ
ミドからなる配向膜を設け、これにラビング処理したも
のを上板に用い、7±0,3μmのガラス繊維粉砕物を
スペーサに、上記エポキシ系球状粒子を接着剤として用
い150℃で硬化接着させたところ、導電膜やフィルム
に傷がつくことなく、かつ表面を湾曲させても虹模様が
生じず従来にない良好な結晶セルが得られた。
[発明の効果] 本発明により、粒子内部に潜在型硬化剤を均質に含み、
球状の形態をし、且つ接着力の高い粒子状接着剤が提供
できた。この粒子状接着剤は取扱4 性、接着特性などが良好で、とくに液晶スペーサーなど
の電子材料関係の接着剤として好適である他、各種の分
野において使用することができる。
接着粒子11はまた圧着工程時クツションの役割を果し
、うねりのある基板の凸部によりスペーサ粒子10がす
りつぶされ破壊されるのを防止する。
さらに本発明の接着粒子がフェノール系硬化剤を含有し
ている場合には、硬化反応時汚染性の反応ガスが発生せ
ず従って液晶や配向膜に悪影響を与えない。その結果コ
ントラスト比の良い電気光学素子が得られる。さらに本
発明の接着粒子は化学的に安定であるので、長期間使用
しても液晶を変質劣化などすることがなく耐寿命性に優
れる。
また2枚の基板を接着一体化しているので、全体として
機械的強度が向上する利点もある。さらにスペーサ粒子
が沈降するのも防ぐことができる。
さらに本発明の接着粒子は、画素の大きさに比べて粒子
直径は極めて小さいので、表示像の乱れなどはなく、人
間の目に悪影響を与えることはな5 い。
また本発明方法は、高品位の粒子状接着剤を効率よく製
造することができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様の要部を示したものである
。第2図は本発明の全体図を示す。 1;上板基板   2;導電膜  3;液晶4;透明共
通電極 5;下板基板 9;偏光板10;スペーサー粒
子 11;接着粒子20;配向膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主成分が少なくともエポキシ樹脂からなる球状粒
    子状接着剤であって、該エポキシ樹脂は潜在型硬化剤を
    粒子内部に含み、かつ水溶性アミン系硬化剤で部分硬化
    されてなることを特徴とするエポキシ系球状粒子状接着
    剤。
  2. (2)主成分が少なくともエポキシ樹脂からなる球状粒
    子状接着剤の製造方法であって、潜在型硬化剤を配合し
    たエポキシ化合物を水主体の液体中に懸濁、または乳化
    させる工程と水溶性アミン系硬化剤で部分硬化させる工
    程とからなるエポキシ系球状粒子状接着剤の製造方法。
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