JPH0349822Y2 - - Google Patents

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JPH0349822Y2
JPH0349822Y2 JP1985102652U JP10265285U JPH0349822Y2 JP H0349822 Y2 JPH0349822 Y2 JP H0349822Y2 JP 1985102652 U JP1985102652 U JP 1985102652U JP 10265285 U JP10265285 U JP 10265285U JP H0349822 Y2 JPH0349822 Y2 JP H0349822Y2
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gun
welding
welding gun
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ポータブルスポツト溶接ガンを用い
て搬送ライン上のワークをスポツト溶接するスポ
ツト溶接装置に関し、特に、溶接ガンの取扱操作
に伴う作業者の移動ロスを低減させる技術に関す
るものである。
(従来の技術) 従来より、例えば自動車の車体組立工程におい
て、ワークとしてのある種のパネル部品、例えば
車体リヤフエンダを搬送ライン上で溶接組立てす
る場合、作業者がポータブルスポツト溶接ガンを
手動操作してワークの溶接各打点を順にスポツト
溶接するようにすることがある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、このようなポータブルスポツト溶接
ガンは、通常、ライン上のワークとの干渉を避け
るためにラインから離れた位置に保持されてい
る。したがつて、ワークをスポツト溶接する際、
作業者は、本来の溶接作業の他、ワークのクラン
プ後に溶接ガンをその保持位置に取りに行つてワ
ークの溶接第1打点へ持つて来る動作と、ワーク
の溶接終了後に溶接ガンを上記保持位置に戻す動
作とを行わねばならず、作業者の移動に関して大
きなロスがあつた。
また、スポツト溶接ガンは多数のワークをスポ
ツト溶接すると、電極の汚れ等により溶接電流が
不足して溶接不良を招くことがあり、これを避け
るためには、一定数のワークを溶接する毎、ガン
の電極を研磨する必要がある。しかし、通常はこ
のガンの電極研磨を、ワーク搬送との干渉を避け
るために設定された危険区域に作業者が侵入して
行うようになされており、そのため、ガンの電極
研磨の都度、危険防止のためのライン停止機構が
作動して搬送ラインが停止するという問題があつ
た。
本考案は斯かる点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、搬入されたワークに対す
るクランパのクランプおよびアンクランプ動作に
応じて溶接ガンを自動的に目的の位置に移動制御
するようにすることにより、ワークの溶接作業時
に作業者が無駄なく移動できるようにし、かつ溶
接ガンの電極研磨を搬送ラインの危険区域への侵
入によつてラインを停止させることなく行い得る
ようにすることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成すべく、本考案の解決手段
は、ワークをその搬送ライン上でクランプシリン
ダによつてクランプするクランパを設けるととも
に、該クランパによつてクランプされたワークを
スポツト溶接するポータブルスポツト溶接ガンを
設ける。
また、上記溶接ガンを上下移動シリンダによつ
て上下移動させるガン上下移動機構と、ガンを前
後移動シリンダによつてワークの溶接第1打点直
上位置の溶接位置とライン側方の退避位置との間
で前後移動させるガン前後移動機構とを設ける。
さらに、上記クランパおよびガン前後移動機構
の作動状態を切り換えるための手動式切換弁を有
するとともに、上記クランパのクランプ動作に伴
い上記溶接ガンの前後移動を自動的に禁止する前
後移動禁止回路、および上記溶接ガンの後退動作
に伴い該溶接ガンの下降移動を自動的に禁止する
下降移動禁止回路を有し、上記クランパがワーク
をクランプしたときには、上記前後移動禁止回路
により上記溶接ガンを溶接位置に前後移動不能に
保持し、該溶接ガンを下降させる一方、ワークを
アンクランプしたときには、溶接ガンを上昇さ
せ、さらに溶接ガンがその電極研磨のために退避
位置へ後退するときには、上記下降移動禁止回路
により該溶接ガンを上昇位置に保持するように上
記ガン上下移動機構およびガン前後移動機構を制
御する流体制御回路を設けた構成とする。
(作用) 上記の構成により、本考案では、ワークに対す
るスポツト溶接の開始時、流体制御回路における
切換弁の手動切換操作によりガン前後移動機構が
作動し、この作動に伴いスポツト溶接ガンはワー
クの溶接第1打点直接上付近の溶接位置に位置付
けされ、かつガン上下移動機構によつて上昇位置
に保持される。この状態で搬送ラインによりワー
クが搬送された後、クランプ用の切換弁が切換操
作されると、クランパが作動してワークがライン
上にクランプ保持される。また、このクランプの
ワーククランプ動作に伴い、ガン上下移動機構が
作動して溶接ガンが下降する。その際、前後移動
禁止回路によりガン前後移動機構の作動は自動的
に停止され、切換弁に対する作業者の人為的な操
作ミスがあつても、溶接ガンの前後移動が禁止さ
れる。この後、作業者が上記溶接ガンを手動操作
してワークの溶接各打点が順次スポツト溶接され
る。この溶接が終了すると、クランパが作動停止
してワークがアンクランプされ、このクランパの
アンクランプ動作に伴い、ガン上下移動機構が作
動して溶接ガンが元の位置に上昇し、以上によつ
てワークの溶接作業が完了する。
したがつて、斯かる溶接ガンの移動制御によ
り、作業者は溶接ガンをライン外に取りに行く動
作およびその戻し動作を行わずとも済み、よつて
作業者の移動ロスを低減できるのである。
また、こうした溶接作業を複数のワークに対し
て行つた後に溶接ガンの電極を研磨するときに
は、切換弁の操作により上記ガン前後移動機構が
作動し、溶接ガンが上記溶接位置から後退してラ
イン側方の退避位置に位置付けられ、この退避位
置で溶接ガンの電極が研磨される。このガンの後
退時には、下降移動禁止回路によりガンの下降移
動が禁止され、作業者の操作ミスがあつたとして
もガンは上昇位置に保持されたまま後退する。そ
して、上記ガンの退避位置は搬送ラインの側方で
あるので、電極研磨に際し作業者が搬送ラインに
おける危険区域に侵入する虞れはなく、よつて搬
送ラインを停止させることなく溶接ガンの電極を
研磨することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
第1図において、1は床面上で例えば自動車の
車体を構成するリヤフエンダ等のワークWを紙面
と直交する方向に搬送する搬送ラインであつて、
該搬送ライン1の周辺には所定範囲に亘り、搬送
されるワークW等との干渉を避けるための危険区
域Zが設定されている。また、上記搬送ライン1
の途中にはワークWの各構成要素をスポツト溶接
して一体化するための溶接ステーシヨンSが形成
され、該溶接ステーシヨンSにはワークWを搬送
ライン1上で複数のクランプシリンダ2,2,…
の伸張動作によりクランプするクランパ3が設置
されており、溶接ステーシヨンSでワークWは図
で仮想線にて示す高さの搬送レベルから実線にて
示す高さレベルに下降した後クランパ3により位
置決めクランプされる。
一方、4は天井部に上記搬送ライン1の溶接ス
テーシヨンS上方からその側方に亘つてライン1
搬送方向と直角な方向に水平に延びるように配設
された天井レールであつて、該天井レール4には
移動板5が、そのガイド車6,6,…の転動によ
り上記溶接ステーシヨンS上方に向かう方向を前
進方向として前後方向にスライド移動自在に支持
されている。該移動板5の後端近傍にはアーム部
材7の基端が揺動自在に軸支され、該アーム部材
7の先端近傍にはエアシリンダよりなる上下移動
シリンダ8のピストンロツド8aが連結され、該
シリンダ8のシリンダボデイ8bは上記移動板5
の前端に揺動可能に軸支されている。また、上記
アーム部材7の先端には上記ワークWをスポツト
溶接するためのポータブルスポツト溶接ガン9が
その溶接電流供給用の2次電流ケーブル10およ
びバランサ11を介して吊下げ支持されており、
上下移動シリンダ8の伸縮作動によりアーム部材
7をその基端端回りに揺動させて溶接ガン9を図
で仮想線にて示す上昇端位置と実線にて示す下降
端位置との間で上下移動させるようにしたガン上
下移動機構12が構成されている。
また、上記天井レール4の後端(搬送ライン1
から最も離れた端部)下面には第1リンク部材1
3の一端が揺動自在に軸支され、該第1リンク部
材13の他端は第2リンク部材14の一端に揺動
可能に連結され、該第2リンク部材14の他端は
上記移動板5の後端に揺動可能に連結されてい
る。また、上記両リンク部材13,14の連結部
にはエアシリンダよりなる前後移動シリンダ15
のピストンロツド15aが揺動可能に連結され、
該シリンダ15のシリンダボデイ15bは上記第
1リンク部材13一端の軸支位置よりも所定距離
だけ前方の天井レール4下面に揺動可能に支持さ
れており、前後移動シリンダ15の伸縮作動によ
り両リンク部材13,14のリンク運動を介して
移動板5を前後方向にスライド移動させて、溶接
ガン9を搬送ライン1の溶接ステーシヨンSにお
けるワークWの溶接第1打点の真上付近に相当す
る溶接位置P1と搬送ライン1側方で危険区域Z
外に相対する退避位置P2(図の右側に仮想線にて
示す位置)との間で前後移動させるようにしたガ
ン前後移動機構16が構成されている。
そして、第2図は上記クランパ3の各クランプ
シリンダ2、ガン上下移動機構12の上下移動シ
リンダ8およびガン前後移動機構16の前後移動
シリンダ15を作動制御するためのエア制御回路
Cを示す。同図において、17は、クランパ3の
各クランプシリンダ2における伸張側室2aまた
は収縮側室2bにエア源A1からの圧力エアを切
換供給してクランパ3をクランプ状態またはアン
クランプ状態に切り換えるクランプ用切換弁で、
該切換弁17はクランプ位置17aとアンクラン
プ位置17bとの2位置を有する手動レバー操作
式切換弁よりなり、作業者の手動操作によりクラ
ンプ位置17aに位置付けられたときには、エア
源A1のエアを各クランプシリンダ2の伸張側室
2aに供給してシリンダ2を伸張させることによ
り、ワークWをクランプさせる一方、アンクラン
プ位置17bに位置付けられたときには、エア源
A1のエアをシリンダ2の収縮側室2bに供給し
てシリンダ2を収縮させることにより、ワークW
をアンクランプさせる。また、上記クランプ用切
換弁17は他のエア源A2からのエア圧力をパイ
ロツト圧として受けてアンクランプ位置17bに
付勢されており、そのエア源A2とクランプ用切
換弁17のパイロツトポートとを接続するパイロ
ツト通路18には、上記パイロツトポートを大気
に開放するノーマル位置および同ポートをエア源
A2に連通するオフセツト位置の2位置を有する
押ボタン式のアンクランプ用切換弁19が配設さ
れており、このアンクランプ用切換弁位置クラン
プの押圧操作によりクランプ用切換弁17がアン
クランプ位置17bに切り換えられる。
また、20は、エア源A3からの圧力エアをガ
ン上下移動機構12の上下移動シリンダ8におけ
る伸張側室8cまたは収縮側室8dに対し切換供
給して溶接ガン9の上下移動を切り換えるガン上
下移動切換弁であつて、該切換弁20は上昇位置
20aおよび下降位置20bの2位置を有するパ
イロツト切換弁よりなり、上昇位置20aに位置
付けられたときには、エア源A3のエアを上下移
動シリンダ8の収縮側室8dに供給してシリンダ
8を収縮させることにより、ガン9を上昇移動さ
せる一方、下降位置20bに位置付けられたとき
には、エア源A3のエアをシリンダ8の伸張側室
8cに供給してシリンダ8を伸張させることによ
り、ガン9を下降移動させる。そして、上記ガン
上下移動切換弁20の上昇位置および下降位置切
換用の各パイロツトポート20c,20dはそれ
ぞれ上記各クランプシリンダ2の収縮側室2bお
よび伸張側室2aに接続され、上記下降位置切換
用のパイロツトポート20dと各クランプシリン
ダ2の伸張側室2aとを接続するパイロツト通路
21の途中には、該パイロツトポート20dを伸
張側室2aに連通するノーマル位置および同ポー
ト20dを大気に開放するオフセツト位置の2位
置を有するパイロツト切換弁22が配設されてお
り、クランパ3のワークWに対するクランプおよ
びアンクランプ動作に応じてガン上下移動切換弁
20を切り換え、ワークWのクランプ時には、切
換弁20を下降位置20bに切り換えて溶接ガン
9を下降させる一方、アンクランプ時には、切換
弁20を上昇位置20aに切り換えてガン9を上
昇させるようになされている。
さらに、上記切換弁22のパイロツトポート2
2aは上記ガン前後移動シリンダ15の伸張側室
15cに連通されており、前後移動シリンダ15
が伸張してガン9が後退状態にあるときには、切
換弁20を上昇位置20aに保持してガン9の下
降を自動的に禁止するようにした下降移動禁止回
路C1が構成されている。
さらに、23は、上記エア源A3からの圧力エ
アをガン前後移動機構16の前後移動シリンダ1
5の伸張側室15cまたは収縮側室15dに対し
切換供給して溶接ガン9の前後移動っを切り換え
るガン前後移動切換弁であつて、該切換弁23は
上記ガン上下移動切換弁20と同様に前進位置2
3aおよび後退位置23bの2位置を有するパイ
ロツト切換弁よりなり、前進位置23aに位置付
けられたときには、エア源A3のエアを前後移動
シリンダ15の収縮側室15dに供給してシリン
ダ15を収縮させることにより、ガン9を溶接位
置P1に前進移動させる一方、後退位置23bに
位置付けられたときには、エア源A3のエアをシ
リンダ15をの伸張側室15cに供給してシリン
ダ15を伸張させることにより、ガン9を退避位
置P2に後退移動させるものである。
上記ガン前後移動切換弁23の前進位置および
後退位置切換用のパイロツトポート23c,23
dは共に上記エア源A2に接続され、上記前進位
置切換用のパイロツトポート23cとエア源A2
とを接続するパイロツト通路24には、該パイロ
ツトポート23cを大気に開放するノーマル位置
および同ポート23cをエア源A2に連通するオ
フセツト位置の2位置を有するガン前進用の押ボ
タン式切換弁25が配設されているとともに、該
切換弁25よりもパイロツトポート23c側のパ
イロツト通路24にはパイロツトポート23cを
エア源A2に連通させるノーマル位置および大気
に開放するオフセツト位置の2つの切換位置を有
するパイロツト切換弁26が配設されている。一
方、ガン前後移動切換弁23の後退位置切換用パ
イロツトポート23dとエア源A2とを接続する
パイロツト通路27には、上記パイロツトポート
23dを大気に開放するノーマル位置および同ポ
ート23dをエア源A2に連通させるオフセツト
位置の2つの切換位置を有するガン後退用の押ボ
タン式切換弁28が配設され、該切換弁28より
もパイロツトポート23d側のパイロツト通路2
7には上記パイロツトポート23dをエア源A2
に連通させるノーマル位置および同ポート23d
を大気に開放するオフセツト位置の2つの切換位
置を有するパイロツト切換弁29が配設されてお
り、ガン前進用およびガン後退用の各切換弁2
5,28のオフセツト位置への押圧操作によりガ
ン前後移動切換弁23を切り換え、ガン前進用切
換弁25を押圧操作したときには、ガン前後移動
切換弁23を前進位置23aに切り換えて溶接ガ
ン9を前進させる一方、ガン後退用の切換弁28
を押圧操作したときには、ガン前後移動切換弁2
3を後退位置23bに切り換えて溶接ガン9を後
退させるようになされている。
そして、上記両パイロツト切換弁26,29の
パイロツトポート26a,29aは共に、上記ガ
ン上下移動機構12における上下移動シリンダ8
の伸張側室8cに接続されており、上下移動シリ
ンダ8が伸張動作して溶接ガン9が下降している
ときには、両パイロツト切換弁26,29を共に
オフセツト位置に切り換えてガン前後移動切換弁
23の両パイロツトポート23c,23dへの圧
力エアの供給を停止することにより、溶接ガン9
の前後移動を自動的に禁止するようにした前後移
動禁止回路C2が構成されている。
よつて、以上の回路構成により、ガン前進用の
切換弁25の押圧操作により溶接ガン9が溶接位
置P1、つまりワークWの溶接第1打点の真上付
近に前進した状態において、クランプ用切換弁1
7のクランプ位置17aへの切換操作によつてク
ランパ3がワークWをクランプしたときには、ガ
ン上下移動切換弁20を下降位置20bへ位置付
けて上下移動シリンダ8を伸張させ、前後移動禁
止回路C2によるガン前後移動切換弁23の切換
不能によつて溶接ガン9を溶接位置P1に前後移
動不能に保持した上で下降させる一方、アンクラ
ンプ用切換弁19の押圧操作によつてクランパ3
がワークWをアンクランプしたときには、ガン上
下移動切換弁20を上昇位置20aへ位置付けて
上下移動シリンダ8を収縮させ、溶接ガン9を上
昇させる。さらに、ガン後退用切換弁28の押圧
操作により溶接ガン9をその電極研磨のために退
避位置P2に後退させたときには、下降移動禁止
回路C1によりガン上下移動切換弁20を上昇位
置20aに位置付けて溶接ガン9の下降移動を不
能とするようになされている。
尚、上記ガン前進用およびガン後退用切換弁2
5,28は共に、第1図に示すように上記危険区
域Z外の退避位置P2に相当する床面上に設置さ
れている。また、危険区域Zに対応する床面上に
はマツトスイツチ30が敷設され、作業者が危険
区域Zへ侵入するとそのマツトスイツチ30が
ON動作して搬送ライン1が停止するようになさ
れている。
次に、上記実施例の作動について説明する。
作動開始時、クランプ用切換弁17はアンクラ
ンプ位置17bに位置付けられてクランパ3の各
クランプシリンダ2が収縮している。また、この
クランプシリンダ2の収縮動作によりガン上下移
動切換弁20がその上昇位置切換用パイロツトポ
ート20cにパイロツト圧を受けて上昇位置20
aに位置付けられ、ガン上下移動機構12の上下
移動シリンダ8が収縮して溶接ガン9は上昇端位
置に停止している。さらに、ガン前後移動切換弁
23は後退位置23bに切り換えられており、こ
のことによりガン前後移動機構16の前後移動シ
リンダ15が伸張して溶接ガン9は退避位置P2
にある。
このような状態で、搬送ライン1に沿つて搬送
されてきたワークWが溶接ステーシヨンSに停止
すると、作業者によつてガン前進用切換弁25が
押圧操作されてガン前後移動切換弁23が前進位
置23aに切り換えられ、この切換弁23の切換
えにより前後移動シリンダ15が収縮して移動板
5が天井レール4に沿つて前進し、溶接ガン9が
溶接位置P1、つまりワークWの溶接第1打点の
真上付近に前進する。この後、作業者の操作によ
り上記クランプ用切換弁17がクランプ位置17
aに切り換えられ、この切換弁17の切換操作に
伴つてクランパ3の各クランプシリンダ2が伸張
してワークWがクランプ保持される。このクラン
プシリンダ2の伸張動作に伴い、上記ガン上下移
動切換弁20の上昇位置切換用パイロツトポート
20cに対するパイロツト圧が零になり、その代
り下降位置切換用パイロツトポート20dにパイ
ロツト圧が加えられて切換弁20が下降位置20
dに切り換えられ、この切換えにより上下移動シ
リンダ8が伸張し、溶接ガン9が下降して下降端
位置へ位置付けられる。
その際、上記上下移動シリンダ8の伸張動作に
伴い、上記ガン前後移動切換弁23に対するパイ
ロツト圧の供給を制御する両パイロツト切換弁2
6,29が共にオフセツト位置に切り換えられ
て、ガン前後移動切換弁23へのパイロツト圧が
零になるので、作業者の人為的なミスにより、誤
つてガン前進用およびガン後退用の切換弁25,
28の何れかが押圧操作されてもガン前後移動切
換弁23は切換作動せず、溶接ガン9の前後移動
が禁止される。よつて溶接ガン9を溶接位置P1
に確実に保持したまま下降させることができる。
この後、上記下降端位置に下降した溶接ガン9
の作業者による手動操作により、上記クランプさ
れているワークWの溶接各打点がその第1打点か
ら順にスポツト溶接される。このワークWに対す
る溶接作業が終了すると、作業者によりアンクラ
ンプ用切換弁19が押圧操作されて上記クランプ
用切換弁17がアンクランプ位置17bに戻さ
れ、この切換えによりクランパ3の各クランプシ
リンダ2が収縮して上記ワークWがアンクランプ
されるとともに、上記ガン上下移動切換弁20が
上昇位置20aに切り換えられて上下移動シリン
ダ8が収縮し、溶接ガン9が上昇してその上昇端
位置に移動する。
しかる後、上記アンクランプ状態にある溶接後
のワークWが溶接ステーシヨンSから搬出される
とともに、次の溶接すべきワークWが該溶接ステ
ーシヨンSに搬入され、以後、順に、クランパ3
によるワークWのクランプ、溶接ガン9の下降操
作、スポツト溶接作業、溶接ガン9の上昇操作が
上記と同様にして行われる。
一方、こうして複数のワークW,W,…を溶接
した後、溶接ガン9の電極をその汚れ等の除去の
ために研磨するときには、上記の如くガン上下移
動機構12の上下移動シリンダ8の収縮動作によ
り溶接ガン9が上昇端位置に停止した後、作業者
によりガン後退用切換弁28が押圧操作されてガ
ン前後移動切換弁23が後退位置23bに切り換
えられ、この切換操作により前後移動シリンダ1
5が伸張して移動板5が後退し、溶接ガン9が溶
接位置P1から後退して退避位置P2に停止し、こ
の退避位置P2に位置付けられた状態で溶接ガン
9の電極が研磨される。
その際、上記前後移動シリンダ15が伸張動作
しているときには、それに伴い、パイロツト切換
弁22がオフセツト位置ヘ位置付けられて上記ガ
ン上下移動切換弁20が上昇位置20aに保持さ
れるので、上下移動シリンダ8は収縮状態に保た
れ、溶接ガン9の下降移動が禁止される。よつて
溶接ガン9を下降することなく上昇位置に保つた
まま退避位置P2に後退させることができる。
また、上記溶接ガン9の退避位置P2は搬送ラ
イン1に関する危険区域Zの外側であるので、溶
接ガン9の電極研磨に際し作業者が危険区域Z内
に侵入してマツトスイツチ30をON動作させる
虞れはなく、よつて搬送ライン1を停止させるこ
となく溶接ガン9の電極研磨作業を行うことがで
きる。
尚、上記溶接ガン9の電極研磨の終了後は、上
記のようにガン前進用切換弁25の押圧操作によ
り溶接ガン9が前進して溶接位置P1に位置付け
られ、ワークWの溶接が継続して行われる。
したがつて、この実施例では、作業者が搬送ラ
イン1の溶接ステーシヨンSに搬入されたワーク
Wをクランパ3によりクランプするだけで溶接ガ
ン9がワークWの溶接第1打点の真上位置に下降
し、溶接後にワークWをアンクランプすると溶接
ガン9がワーク搬送レベル上方に上昇するので、
溶接ガン9の取り動作や戻し動作等、溶接作業以
外の作業者の動きが極めて少なくて済み、よつて
作業者の移動ロスを大幅に低減することができ
る。
(考案の効果) 以上説明の如く、本考案によれが、ポータブル
スポツト溶接ガンにより搬送ライン上のワークを
スポツト溶接するに当たり、溶接作業時にはワー
ククランパのクランプおよびアンクランプ動作に
応じて溶接ガンをその前後移動を禁止して搬送ラ
イン上で上下移動させ、溶接ガンの電極研磨時に
は溶接ガンを上昇位置に保つたままライン側方に
後退させるようにしたことにより、作業者の溶接
ガンの取り操作および戻し操作のための移動ロス
を低減できるとともに、溶接ガンの電極研磨を搬
送ラインを停止させることなく行うことができ、
ひいては作業者の疲労軽減化、搬送ラインの稼働
率の向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はスポツ
ト溶接装置におけるクランパ、ガン上下移動機構
およびガン前後移動機構の各配置関係を示す正面
図、第2図はエア制御回路図である。 1……搬送ライン、2……クランプシリンダ、
3……クランパ、8……上下移動シリンダ、9…
…溶接ガン、12……ガン上下移動機構、15…
…前後移動シリンダ、16……ガン前後移動機
構、17……クランプ用切換弁、19……アンク
ランプ用切換弁、25……ガン前進用切換弁、2
8……ガン後退用切換弁、W……ワーク、P1
…溶接位置、P2……退避位置、C……エア制御
回路、C1……下降移動禁止回路、C2……前後移
動禁止回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワークを搬送ライン上でクランプシリンダによ
    りクランプするクランパと、 ワークをスポツト溶接するポータブルスポツト
    溶接ガンと、該溶接ガンを上下移動シリンダによ
    つて上下移動させるガン上下移動機構と、 上記溶接ガンを前後移動シリンダによつてワー
    クの溶接第1打点直上付近の溶接位置とライン側
    方の退避位置との間で前後移動させるガン前後移
    動機構と、 上記クランパおよびガン前後移動機構の作動状
    態を切り換えるための手動式切換弁を有するとと
    もに、上記クランパのクランプ動作に伴い上記溶
    接ガンの前後移動を自動的に禁止する前後移動禁
    止回路、および上記溶接ガンの後退動作に伴い該
    溶接ガンの下降移動を自動的に禁止する下降移動
    禁止回路を有し、上記クランパがワークをクラン
    プしたときには、上記前後移動禁止回路により上
    記溶接ガンを溶接位置に前後移動不能に保持し、
    該溶接ガンを下降させる一方、ワークをアンクラ
    ンプしたときには、溶接ガンを上昇させ、さらに
    溶接ガンがその電極研磨のために退避位置へ後退
    するときには、上記下降移動禁止回路により該溶
    接ガンを上昇位置に保持するように上記ガン上下
    移動機構およびガン前後移動機構を制御する流体
    制御回路とを備えてなることを特徴とするスポツ
    ト溶接装置。
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