JPH0349941B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0349941B2 JPH0349941B2 JP15706385A JP15706385A JPH0349941B2 JP H0349941 B2 JPH0349941 B2 JP H0349941B2 JP 15706385 A JP15706385 A JP 15706385A JP 15706385 A JP15706385 A JP 15706385A JP H0349941 B2 JPH0349941 B2 JP H0349941B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acetylene black
- surface area
- specific surface
- bulk density
- iodine adsorption
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、導電性付与効果が大で、塗料やイン
キ等への分散性にすぐれたアセチレンブラツクに
関する。 アセチレンブラツクは、黒鉛と無定形炭素との
中間の構造をもち、その粒子は立体的鎖状構造
(以下、ストラクチヤーという)をなしているこ
とから、導電性、吸液性、圧縮及び弾力性にすぐ
れ、また、その製造上、不純物が混入する要因が
少ない高炭素純度のカーボンブラツクでもあるの
で、顔料や導電性付与剤として、ゴムやプラスチ
ツク等に賞用されている。 (従来の技術) 従来、アセチレンブラツクは、アセチレンガス
の自己発熱による熱分解により製造され、その分
解領域の温度は1900〜2400℃が普通である。この
ような高温下で製造されたアセチレンブラツク
は、比表面積50〜100m2/g、沃素吸着量75〜105
mg/gと比較的高く、かつ、嵩密度は0.01〜0.03
g/mlと極めて小さい、すなわち、ストラクチヤ
ーが十分に発達しているものであるため、ホモジ
ナイザーやボールミル等の弱いせん断力による混
合では破壊せず、しかも、そのからみ合いもほぐ
すことは困難であつたので、吸液性が高く塗料等
への分散性は悪いものであつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者は、吸液性が小さく高分散性のアセチ
レンブラツクを得ることを目的として種々検討し
た結果、アセチレンガスの熱分解温度を従来より
も低くして製造し、そのものにさらに圧縮等の機
械的外力を加えると、極めて好結果をもたらすも
のを得ることができ、その原因についてさらに究
明をしたところ、それは、特定の比表面積、沃素
吸着量及び嵩密度にもとづいていることを見い出
し、本発明を完成するに至つた。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、比表面積15〜43m2/g、
沃素吸着量20〜59mg/g、嵩密度0.10〜0.30g/
mlを有する易分散性アセチレンブラツクである。 以下さらに詳しく本発明を説明する。 前述のように、従来のアセチレンブラツクは高
温下で製造されるものであるため、その嵩密度は
著しく小さく、また、比表面積と沃素吸着量は比
較的高いので、そのまま塗料等の添加剤としたの
では、粘度が高くなり分散性が悪くなるが、本発
明のアセチレンブラツクは、せん断力の弱い撹拌
や混合でも十分に分散性を高めることができるも
のである。 まず、本発明において、JISK−1474で規定す
る沃素吸着量を20〜59mg/g、ASTM−D−
3037による比表面積を15〜43m2/gとした理由は
次の通りである。 すなわち、この沃素吸着量は、従来、カーボン
ブラツクの比表面積の尺度として用いられてはい
るが、アセチレンブラツクにおけるこの値は、そ
のストラクチヤーの強さを左右する重要な要素を
もち、沃素吸着量の小さいアセチレンブラツク程
そのストラクチヤーの強さが弱くなるものであ
る。本発明においては、沃素吸着量が59mg/gを
こえ、また比表面積が45m2/gをこえると、弱い
せん断力でストラクチヤーを破壊することができ
ない。また、沃素吸着量が20mg/g未満及び比表
面積が15m2/g未満のアセチレンブラツクは、工
業的規模で連続的に生産することは困難である。 以上のような沃素吸着量と比表面積をもつアセ
チレンブラツクは、アセチレンガスの熱分解温度
をH2ガスやCOガス等の不活性ガス又はベンゼ
ン、エチレン等の不飽和炭化水素を導入すること
により、1600〜1400℃に保持することによつて製
造することができる。熱分解炉としては、例えば
日本特許第1139367号公報に記載されたものが使
用できる。このような熱分解炉における最低分解
温度は1400℃でありこれ以下の温度では熱分解反
応を楼続的に継続することはむずかしい。 このようにして得られたアセチレンブラツク
は、嵩密度が0.01〜0.03g/mlと極めて小さく、
ストラクチヤーも発達しているため吸液量が高く
そのままの状態では粘度の上昇が大きくなり、撹
拌効果が低下し分散性が悪くなる。しかしなが
ら、圧縮等の機械的な外力を加えストラクチヤー
を破壊し吸液能力を低下させることにより、粘度
の上昇を抑えボールミルやホモジナイザー等のせ
ん断力の弱い撹拌でも十分に分散にすぐれたアセ
チレンブラツクとすることができる。 アセチレンブラツクの圧縮度は、アセチレンブ
ラツクの嵩密度の大きさで表示されるのが一般的
であるが、本発明者は、塗料やインキ等にすぐれ
た分散性を示し粘度上昇の少ないアセチレンブラ
ツクは、沃素吸着量20〜59mg/g、比表面積が15
〜43m3/gのアセチレンブラツクであつて、嵩密
度が0.10〜0.30g/ml好ましくは0.13〜0.20g/
mlのものであることを見い出したものである。嵩
密度が0.10g/ml未満のアセチレンブラツクでは
粘度の上昇が大きく撹拌による分散効果が不十分
となり、また、0.30g/mlをこえるものでは圧縮
度が強くなり、フレーク状の固い塊状物が生成し
て撹拌による分散効果が大巾に悪くなる。 (実施例) 以下、実施例と比較例をあげてさらに具体的に
説明する。 実施例1,2及び比較例1,2,3 垂直型熱分解炉を用いて、H2ガスをアセチレ
ン1容に対し1.8容及び1.6容を分解炉内へ送入す
ることにより分解温度を1500℃及び1600℃に調節
し粉状アセチレンブラツクを製造した。このもの
の沃素吸着量をJISK−1474で規定する方法で、
また、比表面積をASTM−D−3037に規定する
方法で測定した。 次に、それぞれの粉状アセチレンブラツクをプ
レス機でプレスして第1表に示す嵩密度(JIS−
K−1469に規定する)を有するアセチレンブラツ
クを得た。このアセチレンブラツクを分散媒とし
てジブチルフタレート100重量部に対して、2重
量部及び4重量部を添加し、ホモジナイザーで1
分間撹拌したときの粘度をB型粘度計で測定し、
さらにツブゲージによるツブ測定をJISK−5400
で規定する方法で測定した。 これらの結果を第1表に示す。
キ等への分散性にすぐれたアセチレンブラツクに
関する。 アセチレンブラツクは、黒鉛と無定形炭素との
中間の構造をもち、その粒子は立体的鎖状構造
(以下、ストラクチヤーという)をなしているこ
とから、導電性、吸液性、圧縮及び弾力性にすぐ
れ、また、その製造上、不純物が混入する要因が
少ない高炭素純度のカーボンブラツクでもあるの
で、顔料や導電性付与剤として、ゴムやプラスチ
ツク等に賞用されている。 (従来の技術) 従来、アセチレンブラツクは、アセチレンガス
の自己発熱による熱分解により製造され、その分
解領域の温度は1900〜2400℃が普通である。この
ような高温下で製造されたアセチレンブラツク
は、比表面積50〜100m2/g、沃素吸着量75〜105
mg/gと比較的高く、かつ、嵩密度は0.01〜0.03
g/mlと極めて小さい、すなわち、ストラクチヤ
ーが十分に発達しているものであるため、ホモジ
ナイザーやボールミル等の弱いせん断力による混
合では破壊せず、しかも、そのからみ合いもほぐ
すことは困難であつたので、吸液性が高く塗料等
への分散性は悪いものであつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者は、吸液性が小さく高分散性のアセチ
レンブラツクを得ることを目的として種々検討し
た結果、アセチレンガスの熱分解温度を従来より
も低くして製造し、そのものにさらに圧縮等の機
械的外力を加えると、極めて好結果をもたらすも
のを得ることができ、その原因についてさらに究
明をしたところ、それは、特定の比表面積、沃素
吸着量及び嵩密度にもとづいていることを見い出
し、本発明を完成するに至つた。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、比表面積15〜43m2/g、
沃素吸着量20〜59mg/g、嵩密度0.10〜0.30g/
mlを有する易分散性アセチレンブラツクである。 以下さらに詳しく本発明を説明する。 前述のように、従来のアセチレンブラツクは高
温下で製造されるものであるため、その嵩密度は
著しく小さく、また、比表面積と沃素吸着量は比
較的高いので、そのまま塗料等の添加剤としたの
では、粘度が高くなり分散性が悪くなるが、本発
明のアセチレンブラツクは、せん断力の弱い撹拌
や混合でも十分に分散性を高めることができるも
のである。 まず、本発明において、JISK−1474で規定す
る沃素吸着量を20〜59mg/g、ASTM−D−
3037による比表面積を15〜43m2/gとした理由は
次の通りである。 すなわち、この沃素吸着量は、従来、カーボン
ブラツクの比表面積の尺度として用いられてはい
るが、アセチレンブラツクにおけるこの値は、そ
のストラクチヤーの強さを左右する重要な要素を
もち、沃素吸着量の小さいアセチレンブラツク程
そのストラクチヤーの強さが弱くなるものであ
る。本発明においては、沃素吸着量が59mg/gを
こえ、また比表面積が45m2/gをこえると、弱い
せん断力でストラクチヤーを破壊することができ
ない。また、沃素吸着量が20mg/g未満及び比表
面積が15m2/g未満のアセチレンブラツクは、工
業的規模で連続的に生産することは困難である。 以上のような沃素吸着量と比表面積をもつアセ
チレンブラツクは、アセチレンガスの熱分解温度
をH2ガスやCOガス等の不活性ガス又はベンゼ
ン、エチレン等の不飽和炭化水素を導入すること
により、1600〜1400℃に保持することによつて製
造することができる。熱分解炉としては、例えば
日本特許第1139367号公報に記載されたものが使
用できる。このような熱分解炉における最低分解
温度は1400℃でありこれ以下の温度では熱分解反
応を楼続的に継続することはむずかしい。 このようにして得られたアセチレンブラツク
は、嵩密度が0.01〜0.03g/mlと極めて小さく、
ストラクチヤーも発達しているため吸液量が高く
そのままの状態では粘度の上昇が大きくなり、撹
拌効果が低下し分散性が悪くなる。しかしなが
ら、圧縮等の機械的な外力を加えストラクチヤー
を破壊し吸液能力を低下させることにより、粘度
の上昇を抑えボールミルやホモジナイザー等のせ
ん断力の弱い撹拌でも十分に分散にすぐれたアセ
チレンブラツクとすることができる。 アセチレンブラツクの圧縮度は、アセチレンブ
ラツクの嵩密度の大きさで表示されるのが一般的
であるが、本発明者は、塗料やインキ等にすぐれ
た分散性を示し粘度上昇の少ないアセチレンブラ
ツクは、沃素吸着量20〜59mg/g、比表面積が15
〜43m3/gのアセチレンブラツクであつて、嵩密
度が0.10〜0.30g/ml好ましくは0.13〜0.20g/
mlのものであることを見い出したものである。嵩
密度が0.10g/ml未満のアセチレンブラツクでは
粘度の上昇が大きく撹拌による分散効果が不十分
となり、また、0.30g/mlをこえるものでは圧縮
度が強くなり、フレーク状の固い塊状物が生成し
て撹拌による分散効果が大巾に悪くなる。 (実施例) 以下、実施例と比較例をあげてさらに具体的に
説明する。 実施例1,2及び比較例1,2,3 垂直型熱分解炉を用いて、H2ガスをアセチレ
ン1容に対し1.8容及び1.6容を分解炉内へ送入す
ることにより分解温度を1500℃及び1600℃に調節
し粉状アセチレンブラツクを製造した。このもの
の沃素吸着量をJISK−1474で規定する方法で、
また、比表面積をASTM−D−3037に規定する
方法で測定した。 次に、それぞれの粉状アセチレンブラツクをプ
レス機でプレスして第1表に示す嵩密度(JIS−
K−1469に規定する)を有するアセチレンブラツ
クを得た。このアセチレンブラツクを分散媒とし
てジブチルフタレート100重量部に対して、2重
量部及び4重量部を添加し、ホモジナイザーで1
分間撹拌したときの粘度をB型粘度計で測定し、
さらにツブゲージによるツブ測定をJISK−5400
で規定する方法で測定した。 これらの結果を第1表に示す。
【表】
【表】
第1表から明らかなように、本発明の比表面
積、沃素吸着量及び嵩密度をもつアセチレンブラ
ツクは、カーボンペーストにした場合、粘度が低
く分散性が極めてすぐれていることがわかる。 導電性シートでの評価 市販塗料(日本ペイント社製の塩ビクリア塗
料)100重量部に対して、実施例1と2及び比較
例1で得られたアセチレンブラツクを5重量部添
加しホモジナイザーで2分間撹拌した後、B型粘
度計による粘度が、1500±100cpsになるようにト
ルエンで希釈したものについて、JISK−5400に
準拠してツブゲージにより分散を測定した。ま
た、厚さ20±2μの塗膜を作製し、24時間自然乾
燥後日本ゴム協会標準規格SRIS−2301に規定す
る方法で電気抵抗率を測定し体積固有抵抗率を求
めた。 それらの結果を第2表に示す。
積、沃素吸着量及び嵩密度をもつアセチレンブラ
ツクは、カーボンペーストにした場合、粘度が低
く分散性が極めてすぐれていることがわかる。 導電性シートでの評価 市販塗料(日本ペイント社製の塩ビクリア塗
料)100重量部に対して、実施例1と2及び比較
例1で得られたアセチレンブラツクを5重量部添
加しホモジナイザーで2分間撹拌した後、B型粘
度計による粘度が、1500±100cpsになるようにト
ルエンで希釈したものについて、JISK−5400に
準拠してツブゲージにより分散を測定した。ま
た、厚さ20±2μの塗膜を作製し、24時間自然乾
燥後日本ゴム協会標準規格SRIS−2301に規定す
る方法で電気抵抗率を測定し体積固有抵抗率を求
めた。 それらの結果を第2表に示す。
【表】
第2表に示したように、本発明のアセチレンブ
ラツクは、従来のものに比べて導電性付与効果は
遜色ないことがわかる。 (発明の効果) 本発明のアセチレンブラツクは液体への分散性
がすぐれ、かつ、導電性付与効果も従来品と同等
以上であるので特に導電性塗料やインキ用カーボ
ン等にすぐれた効果を発揮するものである。
ラツクは、従来のものに比べて導電性付与効果は
遜色ないことがわかる。 (発明の効果) 本発明のアセチレンブラツクは液体への分散性
がすぐれ、かつ、導電性付与効果も従来品と同等
以上であるので特に導電性塗料やインキ用カーボ
ン等にすぐれた効果を発揮するものである。
Claims (1)
- 1 比表面積15〜43m2/g、沃素吸着量20〜59
mg/g、嵩密度0.10〜0.30g/mlを有する易分散
性アセチレンブラツク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15706385A JPS6220565A (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 | 易分散性アセチレンブラツク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15706385A JPS6220565A (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 | 易分散性アセチレンブラツク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6220565A JPS6220565A (ja) | 1987-01-29 |
| JPH0349941B2 true JPH0349941B2 (ja) | 1991-07-31 |
Family
ID=15641401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15706385A Granted JPS6220565A (ja) | 1985-07-18 | 1985-07-18 | 易分散性アセチレンブラツク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6220565A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0785239A1 (en) | 1996-01-19 | 1997-07-23 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Granulated acetylene black, process for its production and its application |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3113253B1 (en) | 2014-02-27 | 2019-04-10 | Toda Kogyo Corp. | Positive electrode mixture and nonaqueous electrolyte secondary cell |
-
1985
- 1985-07-18 JP JP15706385A patent/JPS6220565A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0785239A1 (en) | 1996-01-19 | 1997-07-23 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Granulated acetylene black, process for its production and its application |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6220565A (ja) | 1987-01-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |