JPH03505732A - 移動刺激因子 - Google Patents
移動刺激因子Info
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- JPH03505732A JPH03505732A JP1507875A JP50787589A JPH03505732A JP H03505732 A JPH03505732 A JP H03505732A JP 1507875 A JP1507875 A JP 1507875A JP 50787589 A JP50787589 A JP 50787589A JP H03505732 A JPH03505732 A JP H03505732A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
移動刺激因子
本発明は以下移動刺激因子(migration stimulation f
actor) (MS F)と称される新規ポリペプチド、それらの製造方法及
び診断及び治療における使用に関する。
各種の線維芽細胞の細胞培養が研究され、胎児及び成人の移動的挙動は相違し、
この相違は“細胞密度移動(cell density migration)
(CDM) ” (J、 Ce11. Sci、、73.221−234(1
985))によって定量的に表現できることが示された。本発明者等は胎児の線
維芽細胞及び癌患者の“胎児様”線維芽細胞により分泌され、及びこれらの細胞
の特徴的な移動的挙動を仲介する際に含まれるポリペプチドを特定した。
このポリペプチドは移動刺激因子−1又はMSF−1と呼称された。
更に研究を行うことによりMSF−1を分泌し、及び又移動刺激活性を有する細
胞の或もの、しかし総てではない細胞系により分泌される追加的なポリペプチド
が解明された。これらは更に移動刺激因子(MSF)と呼称された。MSFは線
維芽細胞による基質の生合成、特にヒアルロン酸(HA)の生合成に影響を与え
る。HA生合成に及ぼすこの効果は、線維芽細胞の移動に及ぼす従来観察された
MSFの効果と恐らく対応している。又MSFはヒトの乳房の上皮細胞による蛋
白質合成に影響するとも考えられている。
各種の細胞の移動的活性を促進する他のポリペプチドも文献中に記載されている
。これらは下記に説明されるようにMSFとは異なるものと思われる: “散乱
因子(Scatter Factor)” [M、ストーカ−(Stoker
)及びトクリン(autocrine)運動因子” (AMF)[L、リオッタ
(Liotta)等、Proc、Natl、 Acad、 Sci、 (USA
)、蔓、3302−3306(1986)コは、MSF−1を生産することが知
られている胎児様乳癌線維芽細胞が散乱因子の分析で活性を呈しないことが知ら
れており、及びAMFは温度安定性、pH感受性、標的細胞特異性及びアミノ酸
組成においてMSF−1と相違する点でMSFとは別種である。形質転換成長因
子−β(TFG−β)は腫瘍周辺細胞中のHA合成を刺激するが、乳房縮小形成
から得られた対応する正常細胞中のHA合成を阻害し、一方MSF−1は成人の
線維芽細胞中のHA合成を刺激する。HA刺激因子(HASF)は胎児の線維芽
細胞により生産されるが、成人の線維芽細胞により生産されず、しかしMSF−
1が陽イオン性であるが、HASFが陰イオン性である点でMSF−1と異なっ
ている。
従って、本発明における一つの態様によれば、移動刺激因子が提供される。
MSF−1はポリアクリルアミドゲル電気泳動によれば、70kDの分子量を有
するポリペプチドであり、溶液中で下記の性質を有する:処狸 安
定性の諾否
56℃に加熱 否
100℃に加熱 否
トリプシン 否
pH2諾
pH10否
アルキル化/
還元 否
MSF−1は10%飽和の硫酸アンモニウムにより沈澱し、ヘバリンアフィニテ
ィ カラムに結合し、0.3及び0.6M塩化ナトリウムで溶離する。MSF−
1はAla−Pro−1ie−ProのN−末端配列を有すると考えられる。
胎児及び乳癌線維芽細胞由来のMSF−1のアミノ酸組成は下記のように分析さ
れた:
100当たりの残基
ア ミ ノ 酸 胎児MSF−1患者MS F−1asp+asn
9.0 9.7f Iu十gIn 12.
8 14.2ser 8.0
8.5g1V 24.4 19.8his
1.6 2.0a r g
4.1 4.2t h r
4.4 4.7aha 10.5 1
0.0p r o 2.2 2.6t
y r 1.4 1.4val
4.8 5.0met
−−
11e 3.1 3.2] e u
5.1 5.2phe
3.1 2.8Iys 3.9
4.5システイン酸 2.2 2
.4M5F−1は陽イオン性である、従って陰イオン交換樹脂とは結合しない。
そ打は陽イオン交換樹脂と結合し、そこから0.3M塩化ナトリウム溶液を用い
て溶離できる。
MSF−2及びMSF−3は陰イオン性であり、陰イオン交換樹脂から0.3又
は3.0塩化ナトリウムで溶離される:それらは陽イオン交換引脂には結合せず
、10ないし20又は20ないし30%飽和硫酸アンモニウムで溶液から沈澱す
る。
従って本発明は更に、それ自身はポリペプチドを生産しない正常な成人の線維芽
細胞、特にゲル濾過により5O−70kDの範囲の見掛けの分子量を有し、且つ
上記のような溶液的性質を有する、成人の皮膚線維芽細胞の移動を刺激すること
ができるポリペプチドを提供する。本ポリペプチドは適当に条件付は培地(co
nditioned a+edium)の精製により又は合成又は組換えDNA
技術により得ることができる。それらは移動刺激活性が保存されていれば、事実
上MSF、そのフラグメント又はMSFの同族体又はそのフラグメントと同一で
ある。かような活性は下記に記載する技術により直ちに分析できる。
別な態様によれば、本発明は更に(a)好適には生理学的pH及び塩濃度におけ
る、随時緩衝剤、血清、栄養分及び/又は細胞培地の他の成分の存在における溶
液中の前記に規定されたようなMSF又はポリペプチド、及び(b)純粋な固体
形における又は事実上血清、及び/又は細胞培地の成分を含まない溶液中におけ
る前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドを提供する。特に好適な態様
において、本発明は均一な形態の前記に規定されたようなMSF又はポリペプチ
ドを提供する。
本発明の最も好適な具体化はMSF−1,である。
本発明は更にヒト又は動物の治療の方法又はヒト又は動物体について行われる診
断の方法において使用するための前記に規定されたようなMSF又はポリペプチ
ドを提供する。前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドは、診断及び癌
の治療において及び創傷の治癒、及び線維芽細胞移動、増殖、生合成活性及び他
の細胞種、特に上皮細胞と相互作用する能力の変調を含む他の疾患において有益
性を与える。
本発明は更に前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドを希釈剤又はその
キャリヤーと共に、及び随意更に安定剤、酸化防止剤、抗細菌剤及び/又は抗黴
剤のような抗生物質、緩衝剤、塩等を含有して成る製薬学的組成物を提供する。
本発明は更に前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドの無毒的な有効量
を、それらを必要とする患者に投与することを含んで成るヒト又は動物体の治療
方法を提供する。
投与は任意の適当な径路によることができ、且つ該径路により及び例えば線維芽
細胞の移動又は線維芽細胞生合成活性の変調に及ぼす所望の効果を達成するのに
充分な量で投与するのに適当した、任意の製薬学的に許容し得る形態で投与を行
うことができる。
本発明は更に治療によるヒト又は動物体の処置の方法、又はヒト又は動物体につ
いて行われる診断方法において使用するための薬剤の製造における、前記に規定
されたようなMSF又はポリペプチドの使用を提供する。
本発明は更にMSFを分泌しないMSF感受性細胞、好適には成人の線維芽細胞
を、前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドを含むと思われる試料と接
触させることを含んで成る試験方法又は分析方法を提供する。例えば培養基又は
全血又は血清のような体液の試料中の前記に規定されたようなMSF又はポリペ
プチドの存在及び/又は濃度は、例えば細胞の移動的挙動を観察することにより
(好適にはそれらのCDMTの測定により)及び随意それらの挙動を標準と比較
することにより検出及び/又は測定される。MSF感受性細胞は好適には正常な
成人の皮膚の線維芽細胞であり、好適には3次元的コラーゲンマトリックス上の
集密培養の形態にあるものである。試料は分別され、細胞の応答を最適化するよ
うにMSF又はポリペプチドの濃度を調節するために希釈又は濃縮することがで
きる。好適には試験又は分析は溶液例えば緩衝液中で行われ、及び最も好適には
溶液が約10ng/m1のMSF又はポリペプチドの濃度を有する。
この試験又は分析方法の一つの態様において、試料は細胞培養液又はその部分的
に精製された前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドの溶液のような画
分てあり、試験又は分析は細胞が前記に規定されたようなMSF又はポリペプチ
ドを生産できるか否か(及び従ってそれらがこの特殊な性質に関して“胎児様(
foetal −1ike)”であるか否か:組織試料中のかような変態的線維
芽細胞は癌の増殖の疑いの濃いことを示唆するものであろう)測定するために行
われる。この方法は細胞培養液から前記に規定されたようなMSF又はポリペプ
チドを得るための精製工程の一部として又はMSF又はポリペプチドを含む画分
を同定するためにも使用することができる。
この試験又は分析方法の第二の態様において、試料は血清のような体液であり、
分析は癌の診断又は予後への補助として行われる:例えば前記に規定されたよう
なMSF又はポリペプチドが高水準で循環していれば、癌の発生又は既に癌を持
つ個体における疾患の予後の危険が大きいことに関連する可能性がある。
試験又は分析方法の第三の態様において、試料は癌患者から、又は乳癌のような
癌の危険があると思われる個体から得た線維芽細胞を培養することによって調製
された条件付は培地であることができ、及び試験及び分析は診断又は予後への補
助として行われることができる。
前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドは慣用の免疫技術により抗体を
作り出すために使用することができる。抗体(多クローン性又は単クローン性)
は更に本発明の一つの態様である。それらは培地又は体液のような試料中のMS
F又はポリペプチドを検出するためのラジオイムノアッセイ(RI A)又はエ
ンザイムーリンクトイムノンルベントアッセイ(ELI SA)技術のような試
験又は分析技術において使用される。
本発明は更に前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドを製造する方法を
提供し、該方法は胎児の線維芽細胞、癌患者の胎児様線維芽細胞又は適当な培地
中でMSFを発現することができる口腔粘膜線維芽細胞のような正常な成人中に
見出される他のMSF分泌線維芽細胞を培養し、及びこうして生産された条件付
は培地を回収することを含んで成る方法である。成人の皮膚の線維芽細胞はMS
Fを分泌しないが、口腔粘膜線維芽細胞は分泌するように見え、口腔粘膜中の傷
の修復の胎児様方式と一致する。好適には本方法は更にゲル濾過及び/又は逆相
クロマトグラフィー及び/又は追加的な慣用の精製段階を含む。
条件付は培地から前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドを精製するた
めには、前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドを含む両分を同定する
ためのバイオアッセイ又は他の分析技術を確立することが必要である。適当なバ
イオアッセイ技術は、前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドの存在に
高度に感受性であるF S F 37細胞又は任意の他の線維芽細胞を用いる下
記の実施例1に記載される方法である。高度に感受性である細胞は、前記に規定
されたようなMSF又はポリペプチドを含む胎児又は形質変換された線維芽細胞
条件付は培地を用いて線維芽細胞又は線維芽細胞の細胞系列をスクリーニングし
、及び移動的挙動の増大の見地から、充分に高い又は最も高い応答を示す細胞又
は細胞系列を選択することにより同定することができる。
本発明は更に線維芽細胞を前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドと接
触させることを含んで成る、線維芽細胞の移動を増大する方法を提供する。更に
本発明の態様において;前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドに対す
る抗体;前記に規定されたようなMSF又はポリペプチドをコード化するRNA
及びDNAフラグメント:調節DNA配列及び前記に規定されたようなMSF又
はポリペプチドをコード化するDNAを含む遺伝子;前記に規定されたようなり
NA又は遺伝子を含むクローン化及び/又は表現ベクター;かようなりローン化
及び/又は表現ベクターで形質転換された細胞及び前記に規定されたようなRN
A又はDNAフラグメント又は遺伝子を検出するための核酸プローブ:が提供さ
れる。
本発明は更に下記の本発明を限定するものではない実施例により、及び添付図面
を参照しながら例示される:図1=高密度及び低密度の細胞密度で平板培養され
た正常な成人、胎児及び乳癌患者(B S F)の皮膚の線維芽細胞の移動値の
散布図。
図2=高密度で平板培養された包皮線維芽細胞標的系統(BSF37)の移動に
及ぼす胎児(〇−〇)及びBSF (・−・)条件付は培地の効果に関する投与
一応答データ。
より分別し、次いで集められた試料をFSF37標的細胞の移動を刺激する能力
について試験した。標準的な移動分析のように、FsF37cM画分は5%血清
を含む培地中で25%の最終濃度で試験された。最初の棒線(“C”と標識)は
SF−MEMをFS6CMS2O代わりに使用した対照培地中で達成されたFS
F37の移動水準である。
」:胎児(FS6)及び包皮(FSF37)線維芽細胞の増殖に及ぼす胎児及び
BSF CMの効果。細胞は35mmの組織培養皿中に一皿当たり2X10’
細胞を用い、5%の血清を含む培地中で(X−X)、又は25%の胎児(0−0
)又はBSF (・−・)CMを補充して培養された。胎児線維芽細胞は成人の
細胞密度(1,4X10りよりも高いプラトー細胞密度(4,9X10’)に達
した。胎児又はBSF CMのいずれも細胞の増殖に影響しなかった。
実施例 1
本発明者等は前に(a)3次元的コラーゲンマトリックス中への胎児及び成人線
維芽細胞の移動は細胞密度により異なる影響を受けること、及び(b)癌患者か
らの皮膚の線維芽細胞は共通的に胎児様の移動的挙動を呈することを報告した。
ここで提示したデータはこれらの細胞種における移動の差異は高密度で(即ち細
胞集密で)培養された培地中で特に明らかであり、これらの条件下で胎児の線維
芽細胞と癌患者の胎児様の線維芽細胞は、正常な成人の細胞よりも著しく広範囲
に3次元コラーゲンマトリックス中に移動する。これらの観察結果の生化学的基
礎に関するこの初期の研究において、胎児又は癌患者の線維芽細胞により条件付
けた培地は集密した成人細胞の移動を刺激することが報告された。この移動の刺
激は、集密していない成人の線維芽細胞の移動がこれらの条件付は培地により影
響されないので、集密細胞に特異的である。胎児線維芽細胞条件付は培地のゲル
濾過クロマトグラフィーは、移動刺激活性が5O−60kDの範囲の見掛は分子
量を持った単一ピークとして回収されることを示している。胎児及び癌患者の双
方の線維芽細胞条件付は培地中の活性移動刺激因子(MSF)は酸性のpHで安
定であるが、熱、アルカリ性pH及び還元的アルキル化により不活性化される蛋
白質であるように思われる。胎児及び癌患者線維芽細胞により生産されるMSF
は、集密培養中のこれらの細胞により示される特徴的に高い水準に恐ら(関連が
あり、それによりこの因子の作用のオートタリン(autocrine)様式を
示唆するものであろう。MSFによる成人細胞の移動の刺激は血清、又は血小板
が少ない血漿のいずれかの存在を必要とし、血清を含まない培地中では観察され
ない。MSFは試験されたいずれの培養条件下でも、正常な成人の細胞の増殖又
は形態のいずれにも影響しないように見える。
線維芽細胞は広範に組織内に分布し、比較的容易に培養できるにも拘らず、線維
芽細胞は生体外では共通的に紡錘形のような非特異的な属性を有するものとして
余り明確に定義されていない細胞群である。最近の研究結果によれば、線維芽細
胞は増殖、成長因子に対する応答及び基質(matrix)生合成のような細胞
挙動の基本的な側面において、発育及び部位特異的な相違の両面を呈する事実上
極めて異質性の細胞系であるという事実を強調する証拠が挙げられている(ショ
ー[5chor]及びショー、1987a)。この線維芽細胞表現型の異質性は
、隣接する上皮との誘導的な相互作用をも含めて、結合組織の正常な機能に対し
恐らく基本的に重要である。
皮膚の線維芽細胞をl型コラーゲン繊維の三次元ゲルの表面に平面培養すると、
それらは24時間以内に下方のゲルマトリックス中に下がって移動し始める。こ
の線維芽細胞の移動的挙動(即ち、ゲル表面から内部への)の態様は、ゲル表面
の細胞密度を含めて多数の実験的パラメーターによって影響される(ショー等、
1982)。細胞密度の線維芽細胞移動への影響は我々により“細胞密度移動指
数(cell density migrationindex)”又は“(C
DMI)”として定義された(ショー等、1985a)関数により定量的に表現
することができる。この実験的アプローチを用いて、我々は以前に
(a)胎児及び正常な成人の皮膚線維芽細胞はそれらが表現する明確なCDMI
値を基礎として区別することができる(ショー等、1985a)及び(b)癌患
者からの見掛は上正常な皮膚線維芽細胞は共通的に胎児範囲内に入るCDMI値
を表現する(ダーニング[Durning]等、1984:ショー等、1985
b、ショー、等1986:ハギー[ITaggieコ等、1987) :と−を
報告した。これらの発見を基礎として我々は成人中の胎児様線維芽細胞の存続に
より起こる正常な上皮−間葉相互作用における機能障害が、癌の発生に対する嫌
疑の増大をもたらすことを示唆する仮説を提出(ショー等、1987) した。
CDMIは特に移動に対する細胞密度の効果の目安である。この細胞密度により
異なる効果は、(a)ゲル中のコラーゲン繊維の配向及び/又は充填密度におけ
る細胞誘発性変調(グリネル[Grinnel]及びラムヶ[Lamke] 、
1984)、(b)細胞移動に影響することが知られている特異的な基質巨大
分子(例えばフィブリネクチン)の沈着における密度依存的な変化(モートナー
[Mautnerコ及びハインズ[Hynes]、1977:ショー等、198
1)、(c)細胞間の集団的相互作用(アバ−クロンビー、1970)、及び(
cl)移動刺激性又は阻害性の可溶性因子の分泌、を含む多数の機構によって仲
介されることができる。これらの差異の可能性は最近の綜説に論じられている(
ショー及びショー、1987b)。
本研究の目的は胎児、正常な成人及び癌患者の皮膚の線維芽細胞により示される
CDMI値の相違の生化学的基礎に関してとり多くを学び取ることである。我々
のデータは胎児の線維芽細胞及び癌患者の胎児様線維芽細胞が正常な成人細胞に
より生産さねないオートリリン移動刺激因子を分泌することを示唆している。
細胞系統はハム(JIamX1980)により記載されたような体外移植組織培
養から得られた。FSF37細胞を6オの子供の包皮生検材料から誘導した。こ
の研究で使用された正常な成人及び胎児線維芽細胞に関する詳細なデータはショ
ー等(1985a)に記載されている;乳癌の患者の皮膚の線維芽細胞に関する
類似のデータはバギー等(1’187)により示されている。
皮膚線維芽細胞の原料培養は、90mmのプラスチック製組織皿中の15%の無
菌的の新生児子牛血清、グルタミン、非必須アミノ酸、ピルビン酸ナトリウム、
ペニシリン及びストレプトマイシンを補給したMEM1成長培地(ギボーバイオ
カルト[Gibo−BioCult]、スコツトランド)中で成長した(ショー
及びコート[Court]、1979)。培養は集密が達成された時、週に約一
度1:5の分離比で継代培養した。
指示されたような牛血漿及び血清はボーゲル(Vogel)等(1978)によ
り記載されたように調製した。
条件付は培地の捕集及び処理
集密した原料培養を血清を含まない成長培地(SF−MEM)で5回洗浄し、次
いで湿潤したガスを供給されたインキュベーター中で37℃で72時間5mlの
SF−MEMを用いてインキュベートした。得られる条件付は培地(CM)を集
めて領22μのミリボア(Millipore)濾過器を通して細胞の残骸を除
去して、必要時まで70℃で貯蔵した。
指示されたようなCMの試料は下記のように処理された:(a)漫fr:100
x容のSF−MEMに対し4℃で24時間; (b)トリプシン処理:カルシウ
ム及びマグネシウムを含まないダルベツコ(Dulbecco)の燐酸塩緩衝食
塩水(PBS)中に2.5%の結晶性トリプシン(シグマ・ケミカル社[Sig
ma Chemical Co、 :l製、T−0134)溶液を加えてトリプ
シンの最終濃度を0.25%とした;37℃で10分間インキュベート後、大豆
トリプシン阻害剤(シグマ・ケミカル社製、T−9003)を添加してトリプシ
ンを不活性化した; (C)加熱処理=60℃又は100℃に10分間、(d)
pH安定化:lNHClでpH2又はlNNaOHでpH10とし、4℃で60
分間インキュベートし、次いでpH7,2に再調整した; (e)還元的アルキ
ル化:室温で24時間20mMのメルカプトエタノールでCMを処理し、次いで
ヨード酢酸(18μg/ml)を添加し、40℃で1時間インキュベートした;
次いで固体状トリス−塩基でpHを7.5に再調整し、処理された試料をSF−
MEMに対し24時間透析した。
YM5膜(分子量5000 k’ Dカットオフ)を備えたアミ:] ン(Am
icon)濾過セルを用いて、胎児線維芽細II@ (FS6)0M試料を10
倍に濃縮した。ファルマシア(Farmacj a)高速蛋白質液体クロマトグ
ラフィー装置(FPLcIffi)を用いるゲル濾過クロマトグラフィーにより
生の又は濃縮CMを分別した。200μlのCMをスパロース(Superos
e) 12カラムにかけ、0.12MのNaC1を含む20mMのトリス緩衝液
(p l−17,4)中で0.3m]/分の流速で分別した。1mlの両分を集
め、次いで4℃で48時間SF−MEMに対して透析した。分子量標準の混合物
(B−アミラーゼ、200kD 、アルコールデヒドロゲナーゼ、150kD:
牛血清アルブミン、66kD;炭酸デヒドラターゼ、29kD;シトクロムC,
12,4kD)を流してカラムを校正した。
細胞成長及び移動分析
細胞増殖は以前に記載(ショー、1980)のようにして測定した。35mmの
プラスチック製組織培養皿上に成長した細胞を、2mMのエチレングリコール−
ビス(b−アミノエチルエーテル)−N、N’−テトラ酢酸(EGTA)を含む
PBS中で0.05%のトリプシンで処理することにより、単細胞懸濁物とした
。細胞数はコールタ−(Coulter)電子粒子計数機で測定した。
I型コラーゲンをラットの尾の虜から3%の酢酸中に抽出し、蒸留水に対し三日
間透析し、前記(ショー及びコート、1979)のような35mmプラスチック
製組織培養皿中の2mlのコラーゲンゲルをつくるために使用した。移動分析の
ために、コラーゲンゲルをSF MEM又はCMのいずれかで覆った。原料培
養中で成長する線維芽細胞をトリプシン処理し、20%の血清を含む成長培地中
に再懸濁した。次いでこの細胞懸濁液を用いて二種の平面培養用接種材料(夫々
、高及び低密度)を調製した。高密度接種材料中の細胞数は、平面培養用材料1
mlがゲル表面上に2.5X10’細胞/cm”を与えるように調節された:低
密度接種材料中の細胞数は、同様に103細胞/cm”を与えるように調節され
た。線維芽細胞をつけると、平面培養後2時間以内にゲル表面上に一杯に広がっ
た;低密度培養中の細胞はゲル上に殆ど分布しなかったが、高密度培養中の細胞
は拡散後直ちに集密な層を形成した。水和コラーゲンの容積は2mlであるから
、この方法は標準移動分析中に5%血清及び25%CMの最終濃度を与える。繰
り返して高及び低密度培養を四日間インキュベートし、ゲル表面上及び三次元コ
ラーゲンマトリックス中の細胞数を位相差光学系を用いる生体培養の顕微鏡的観
察により測定(ショー、1980) した。データをゲルマトリックス中に見出
された細胞のパーセントとして表現した。夫々低密度及び高密度で平面培養され
た細胞の各パーセント点を測定すると最低100及び1500の細胞が計数され
“細胞密度移動指数”又はCDMI”は線維芽細胞移動に及ぼす細胞密度の効果
を定量的に表現するために使用することができる(ショー等、1985a)。C
DMIは下記のように定義される:CDMI=log C移動低密度/移動高密
度]上式で“移動低密度(migration IOW density)”は
低密度培養におけるゲルマトリックス内の細胞の%であり、゛移動高密度(mi
gration highdensity)”は高密度培養の場合の対応する値
である。正常な成人、包皮、胎児及び明白に形質転換した細胞系統の特性を表す
多数のウェルを用いて得られた結果を基礎として、我々は以前に四つの範囲のC
DMI値を定義した(ショー等、1985a) ;即ち、−領4よりも小さい
CDMT値を有する形質転換範囲(T) 、−0,4ないしOの間のCDMI値
を有する形質転換/胎児範囲(T/F) 、0ないし+0.4の間の値を有する
胎児/正常範囲(F/N)及び十0.4より大きいCDMI値を有する正常範囲
(N)である。これらの四つの範囲は、正常な成人及び包皮の90%以上がN範
囲に入るCDMI値を有するが、胎児細胞の90%以上がF/N及びT/F範囲
のCDMIを有するように、経験的に誘導された。本報告においては分かり易く
するために、N範囲は新たにA(正常な成人[adult]として)と再命名さ
れ、一方T/F及びF/N範囲は一括してF(胎児[fetal]として)範囲
と称される。
杭愚
成人、胎児及び乳癌患者の皮膚の線維芽細胞の移動に及ぼす細胞密度の区別的効
果
線維芽細胞を103細胞/am2(低密度)及び2.5X10’細胞/cm2(
高密度)の割合でコラーゲンゲル基質上で平面培養し、次いで細胞のゲル中への
移動を原料及び方法の項に記載したように測定した。
40系統の成人の皮膚の線維芽細胞、26系統の胎児の皮膚の線維芽細胞及び1
5系統の乳癌患者の皮膚の線維芽細胞(B S F)を用いて得られたデータが
図1に示しである。成人の皮膚の線維芽細胞は、低密度培養のゲル内では24.
6%細胞の中位値(o+edian value)を有し、高密度培養中では5
.9%を有し、細胞密度に逆比例している。対照的に、胎児細胞の移動は低密度
及び高密度培養において夫々16.5%及び15゜8%の中位値を有し、細胞密
度に顕著に影響されなかった。BSFIB胞の場合の対応するデータは、25.
3%(低密度培養)及び13.2%(高密度培養)の中位値を与えた。これらの
結果は高密度培養における胎児及びBSF線維芽細胞は正常な成人の細胞よりも
著しく大きい範囲にまで移動する(両方ともスチューデント式テストでp<0.
001)ことを示している。
個々の細胞系統のCDMI値がこれらの結果から計算された。成人の線維芽細胞
系統の36/40 (90%)はA範囲に入るCDMI値を与え、胎児の線維芽
細胞の24/26 (92%)はF範囲に入り、及びBSF細胞の13/15
(87%)はF範囲に入った。
細胞移動に及ぼす条件付は培地の効果
成人、胎児及びBSF線維芽細胞の特徴的な移動的挙動の測定において、細胞が
生産した可溶性因子の掛わり合いの可能性が下記のようにして研究された。包皮
(FSF37)及び胎児(FS56)線維芽細胞が、最終濃度5%の血清を含み
、包皮、胎児又はBSF皮膚線維芽細胞からの25%の条件付は培地を有し、又
は有しない成長培地中で、高又は低密度の両方で複製コラーゲンゲル上で平面培
養された。四日間のインキュベート後、コラーゲンマトリックス内に存在する細
胞の%を測定した。
以前の研究(ショー等、1985a)で示されたデータは、包皮線維芽細胞(2
ないし8才の範囲の年令の供与者から得られた)はコラーゲンゲル上の移動的挙
動の点で正常の成人細胞(各種の解剖的部位から得られた、男女両方の)と区別
できないことを示した。表1から分かるように、FSF37包皮線維芽細胞はC
Mの不存在下にインキュベートした対照培養において、細胞密度に対する特徴的
に成人様移動的応答を呈する:これらの条件下で高密度培養においては僅か2.
0%がゲルマトリックス内にあったのに対し、低密度培養においては細胞の20
.8%がゲルマトリックス内にあり、得られたCDMIは+1.02(A範囲)
であった。
胎児のCMの存在は、低密度培養においてはFSF37細胞の移動に及ぼす効果
が顕著ではない(18,6%)が、高密度培養における移動には約6倍の刺激(
12,7%)をもたらした;これらの細胞は今度は特徴的な胎児様移動方式を示
し、CDMIの計算値は+0.16(F範囲)成人(FSF37) 無し
20.8 2.0 +1.02 (A)FS6 18.6 12.7
+0.16(F)FSF37 27.8 3.9 +1.14(A
)BSFII 19.7 13.6 +0.15 (F)胎児(F S
6) 無し 15.3 14.8 +0.01(F)FS6
11.1 10.5 +0.02(F)FSF37 15.9 12.6
+0.10 (F)BSFII 14.8 15.0 −0.01 (F
)条件付は培地(CM)は血清を含まない成長培地中に種々の線維芽細胞系統の
集密培養を三日間インキュベートすることにより調製された。移動分析は5%血
清及び25%のCMの存在下で行われた。高及び低密度培養で得られた移動デー
タは夫々のCDMI値を計算するのに使用された:A=正常な成人範囲及びF=
胎児範囲。
BSFCMはFSF37CMの移動に対し胎児のCMと類似の効果を有し、低及
び高密度培養におけるゲルマトリックス中で夫々19.7%及び13.9%の細
胞値を与えた(計算されたCDMI値はF範囲の十0.15であった)。FSF
37CMの存在は低及び高細胞密度のいずれにおいてもFSF37細胞の移動に
は効果がなかった。
反復実験において、FS6胎児線維芽細胞は総ての培養条件下で特徴的な胎児様
移動的挙動を呈した。試験されたCMのいずれも低及び高細胞密度において細胞
移動に顕著な影響を持たなかった。FSF37線維芽細胞CMは高密度培養にお
いて胎児線維芽細胞の移動を示さなかったことに留意すべきである。低及び高細
胞密度の両方でのBSF細胞の移動は同様に試験された総てのCMにより同様に
影響を受けなかった。
高密度細胞におけるFSF37細胞の移動に及ぼす多数の他の成人、胎児及びB
SF皮膚線維芽細胞系統により生産されたCMの効果は表2に示されている。成
人のCMはいずれも細胞の移動に影響を示さなかつた。対照的に、総ての胎児及
びBSF系統は顕著な移動の刺激を誘発した。これらのCMのいずれも低密度培
養において既に高水準にあるFSF37細胞の移動には影響しなかった。
表2 :FSF37細胞の移動に及ぼす(a)対照 2.2
5.9CM無し
くb)胎児
FS6 13.1 5.9FS2 12.
9 5.8FS8 15.9 7.2FS1
3 1.3.4 6.0FSI0 、 17.9
8.1FS12 9.2 4.2平均=6
.2+/−1,3
(c)成人
FSF37 1.2 0.6FSF36 2.
1 0.9NSF28 2.9 1.3NSF
30 2.4 1.1NSFIII 2.2
1.0NSF130 2.L 1.1平均=1
.0+/−0,2
(d)乳癌患者
BSF7 8.7 3.9BSFIIPS 12.
6 ”5.7BSF30 10.1 4.6BS
F、31 SE 10.7− 4.8NSF37 EWT
6.7 3.1平均=4.4+/−1,0
高密度培養における標的包皮線維芽細抱系統(FSF37)の移動に及ぼす種々
の胎児、正常な成人及び乳癌患者の皮膚の線維芽細胞により生産された条件付は
培地の効果に関するデータが示されている。各群の線維芽細胞(胎児、成人及び
乳癌患者)に対する平均+/−5Dも示され上記の結果は胎児及びBSF皮膚線
維芽細胞は高密度培養における成人の線維芽細胞の移動を刺激するが、低密度培
養における細胞の移動には効果を持たない、可溶性因子を生産することを示唆す
る。胎児及びBSFCM中の活性移動刺激因子(MSF)の初期特性に関するデ
ータが表3に示されている。胎児及びBSFCMを各種の処理に暴露し、次いで
高密度培養におけるFSF37線維芽細胞の移動を刺激する能力について試験し
た。その結果は、胎児及びBSF CMにおける移動刺激因子は非透析性であり
、酸−安定性であり、熱、トリプシン、pH10への暴露及びアルキル化還元に
より不活性化されないことを示している。これらのデータはMSFがその活性に
必要なジスルフィド結合を含む蛋白質であることに合致している。低密度培養に
おけるFSF37細胞の移動は、上記の方法のいずれにより処理されたCMによ
っても影響を受けなかった。
胎児及びBSFCMによるFSF37線維芽細胞の移動の刺激に関する投与量一
応答データが図2に示されている。1−25%の間ではCM濃度に対するほぼ直
線的な応答が存在したが、その点の後は刺激の平坦な水準が達成された。胎児及
びBSF CMの双方により同一の結果が得られた。FSF37移動の最大刺激
(13,3%)は高密度培養における胎児及びBSF細胞自体により示される範
囲内(図1参照)である。
表3:各種の処理に対する胎児BSF CMの感受性胎児CM
BSF CM低 密度 高 密度 高 密享(a)対照 ′
(即ち、CM無し) 23.7 1.7 、 1.7(b)
処理
無し 22.7 13.3 12.656℃
21.8 4.8 3.3100℃ 22.8
1.7 1.5トリプシン 20.6 0.5 3
.0透析 25.1 12.4 10.2pH219
,78,616,6
pH1022,21,9、5,5
アルキル化/ 24..8 2.9 3.2還元
胎児(FS6)及び乳癌患者(BSFII)の線維芽細胞から得られたCMを表
中に示された各種の処理に暴露し、標的細胞系統としてFSF線維芽細胞を用い
る標準的移動分析に使用した。胎児CMの効果は高及び低移植密度の双方で確認
されたが、BSFCMは高密度暴露中でのみ試験された。
胎児線維芽細胞CMのゲル濾過クロマトグラフィーいて記載されたようにゲル濾
過クロマトグラフィーにより分別した。次いで個々の両分について、標準的分析
法における高密度で平面培養されたFSF37線維芽細胞の移動を刺激する能力
の試験を行った。図3に見られるように、5O−60kDの範囲の見掛けの分子
量に対応する画分11及び12中に移動刺激活性の単一なピークが回収された。
10倍濃縮されたFS6 CMの画分についても同一の結果が得られた(データ
は示していない)。
線維芽細胞の増殖に及ぼす胎児及びBSFCMの効果胎児(FS6)及び成人(
FSF37)線維芽細胞の増殖に及ぼす胎児及びBSF CMの効果が図4に示
されている。細胞は5%の血清及び25%の指示されたCMを含む培地中で35
mmのプラスチック組織培養皿に一皿当たり2X10’細胞で平面培養された。
胎児の線維芽細胞は成人(1,4X101+細胞/皿)よりも高度な飽和密度(
4,9X105細胞/皿)に達した。胎児又はBSFCMのいずれもこれらの細
胞の増殖に効果を持たなかった。三次元コラーゲンゲル基質上又は基質内のFS
F37細胞の成長は、同様に胎児又はBSFCMの双方によっても影響されなか
った(データは示していない)。
細胞の移動は多数の特性の分かった可溶性成長因子;例えば、血小板由来の成長
因子、PDGF (バーンステーン[Bernstein]等、1982)及び
表皮成長因子、EGF (プレー[B1ay]及びブラ→ン[Brown]、1
985)、により影響を受けることが知られている。これらの因子は血清及び血
漿中に種々の量で存在する。この原理を考慮に入れて、我々は胎児及び乳癌患者
の線維芽細胞条件付は培地がFSF37標的包皮細胞の移動を刺激する能力に及
ぼす血清及び血漿の効果を試験した。
表4に示された実験において、細胞は(a)血清を含まない培地、(b)5%の
牛血漿を補給された培地及び(c)5%の牛血溝を補給された培地中で、種々の
条件付は培地の存在又は不存在下に高密度で平面培養された。実験の結果は条件
付は培地の不存在下の細胞の移動が血清を含まない培地及び血清又は血漿を補給
された培地中で同稈度に起こることを示している。これらの結果は、ヒトの皮膚
の線維芽細胞及び黒色腫細胞を含む各種の型の細胞のコラーゲンゲル中への移動
が、血清の存在に依存しないことを指摘する従来の報告と一致している(ショー
等、1981)。対照的に胎児又は乳癌患者のいずれかの条件付は培地による高
密度培養におけるFSF37移動の刺激は、血清又は血漿の存在においてのみ観
察された;血清を含まない培地中で培養された細胞はこれらの条件付は培地に完
全に応答しなかった。
無 し 4.6 2.3
4.9胎児 3.9 8.4 10.8乳癌 4.6 9
.4 11.1FSF包皮線維芽細胞は(a)血清を含まない培地、(b)5
%の牛血漿を含む培地及び(C)5%の牛血溝を含む培地中で、胎児(F S
6)及び乳癌患者(BSFII)線維芽細胞条件付は培地の存在又は不存在下に
高密度でコラーゲンゲル上に平面培養された。ゲルマトリックス内の細胞の%は
四日間のインキュベーション後に測定された。
寒寒
ここに提示したデータは(a)胎児及びBSF線維芽細胞は高密度培養中で正常
な成人の細胞よりも顕著に大きい範囲で移動する、(b)胎児及びBSF線維芽
細胞は高密度培養中で正常な成人の細胞の移動を刺激する可溶性因子(MSF)
を生産する(その結果CDMIの値が胎児範囲に入る)、(C)胎児及びBSF
CMは低密度培養では成人細胞に移動に影響しない、及び(d)成人の線維芽
細胞CMは細胞の移動を阻害しない、ことを示している。高密度及び低密度にお
けるFSF37細胞の移動に及ぼす因子の差別的効果は、種々の群の線維芽細胞
により明示される特性的なCDMI値を測定する際のこの因子の潜在的な役割と
一致する。
胎児及びBSF CMにおける移動刺激活性は各種の処理(トリプシン処理、透
析、加熱、pH変化、還元的アルキル化)に対し同じ感受性を見せた。胎児及び
BSF移動刺激活性の類似性は夫々のCMの投与量応答曲線により再び指摘され
る。夫々の因子を更に特性決定し精製することによって、胎児及び乳癌患者線維
芽細胞のMSFが実際に同一か否か明らかになるであろう。胎児線維芽細胞CM
のゲル濾過クロマトグラフィーは、5O−60kDの範囲の見掛けの分子量を有
することを指摘している。同一の結果は他の胎児及び乳癌患者の線維芽細胞によ
り生産されたMSFについても得られている;これらのデータは、MSFの精製
及び生化学的特性に関する一層の詳細が述べられている、今後の報告(グレー[
Grey)等、準備中)に提示されるであろう。
各種の目的(MSFの精製を含む)のために、移動刺激活性をCMIm1当たり
の単位又は蛋白質1μg当たりの単位を用いて表現することが便利である。従っ
て我々は高密度培養における標的成人線維芽細胞の移動に3倍の刺激を生産する
のに必要なものを活性の単位として定義した。図2に示される投与量一応答デー
タをみれば、1単位の移動刺激活性に対応する移動水準は、10%CM濃度で達
成されることが示される。
胎児及びBSF CMは1ml当たり約50μgの蛋白質を含むから、これらの
CMは約1ml当たり10単位で蛋白質1μg当たり0.2単位を含むと計算さ
れる。
胎児及びBSFのCMはいずれも成人細胞の増殖を刺激しなかった;これらの結
果はMSFが線維芽細胞の移動を刺激する能力は、細胞の増殖の誘発に依存しな
いことを示している。この点に関して、最近のデータはMSFによる成人線維芽
細胞の移動の刺激はマトリックス巨大分子、特にヒアルロン酸の沈着に及ぼすそ
の一次的効果の二次的な結果であることを示唆している(ショー及びショー、1
987b)。この発見は多数の可溶性“成長”因子、例えば形質転換成長因子−
ベータがマトリックス合成に一次的効果を及ぼすことを指摘(イグノッツ[Ig
notz]及びマツサグ[Massague] )する成長体の証跡と合致して
いる。
表4に示された結果はMSFが細胞の移動を刺激する機構は、血漿又は血清のい
ずれかに存在する他の因子の協調作用に依存することを指摘している。これらの
結果はPDGF及び他の血小板由来の因子への依存性を排除するものであり、こ
れらは血小板に乏しい血漿中には存在しないからである。又MSF作用の血清又
は血漿への絶対的依存性とは対照的に、それは血清を含まない条件下で胎児及び
乳癌患者の双方の線維芽細胞により、即ち、条件付は培地を得る標準的方法によ
り、生産されることに留意しなければならない。
各種の細胞型により生産され、各種の標的細胞特異性を見せる移動刺激因子が最
近記述されている。多数のこれらの因子が5O−60kDの範囲の見掛けの分子
量を有する(ストーカ−[5toker]及びベニマン[Pen−nyman]
、1986;リオッタ[Liottaコ等、1986;ストーク[5toke]
等、1911!7;アトニブ[Atn1p]等、1987)ことに注目すること
は興味あることである。しかし多数の証拠物件は、それらが線維芽細胞MSFと
同一ではないことを示唆している。例えば胎児の線維芽細胞は正常の表皮細胞の
その特徴的な緊密に充填されたコロニーからの分散を誘発する、散乱因子を生じ
る(ストーカ−[5toker]及びベニマン[Pennyman]、1986
;ストーカ−等、1987)。この分析方法を用いて、FS6胎児線維芽細胞
CMは測定し得る散乱活性を含むことが見出されたが、BSFII乳癌患者線維
芽細胞条件付は培地は陰性であることが見出された(ストーカ−等、1987
、及び私信)。これらの結果はストーカ−により記載された表皮散乱因子(胎は
ないであろう。更に、散乱因子は胎児の線維芽細胞により生産されるので、バラ
タリン(paracrine)様式で作用するが、正常な表皮細胞にその生物学
的活性を発揮する;対照的に、本報告で記載される移動刺激因子は標的成人線維
芽細抱に及ぼすその効果によって分析される。高密度培養における胎児及びBS
F線維芽細胞により表示される高水準の移動は、恐ら(これらの細胞によるMS
Fの体質的生産の結果として生じるものであり、それによりこの因子のオートク
リン作用様式を示唆するものであろう。
移動刺激因子は又転移性(metastic)腫瘍細胞系統により生じることが
報告されている。リオッタ等(1986)により記載されたオートシリン運動性
因子(AMF)は恐らく最も良く特性が示されたものであろう。我々の予備的デ
ータによれば、AMFは線維芽細胞MSFと同じ分子ではない;二つの因子の間
の顕著な差異は、(a)熱安定性(MSFは60℃に加熱されると失活するが、
AMFはしない)、(b)pH安定性(MSFは酸性pHで安定であり、アルカ
リ性pHで不安定であるが、AMFは酸性pHで不安定であり、アルカリ性pH
で安定である)、(C)血清又は血漿への依存性(MSFは活性化のために血清
又は血漿のいずれかの存在を必要とするが、AMFは血清を含まない培地中で分
析される)、及び(d)標的細胞の特異性(MSFは非生産性の正常な成人の標
的細胞の移動を刺激するに対し、AMFは生産する転移性腫瘍細胞系統の移動を
刺激するが、正常又は非転移性細胞系統を刺激しない)、ことが含まれる。
これらの各種の移動刺激因子の活性は全く異なる条件下で分析される、MSFは
4日間の長いインキュベート期間に亙って三次元コラーゲンゲル中への線維芽細
胞移動の刺激により、散乱因子はプラスチック皿上における表皮細胞の分散によ
り及びAMFは僅か4時間のインキュベート期間に亙るニュクレオボア(Nuc
leopore)濾過器中への細胞の移動に及ぼす効果により、夫々分析される
。細胞移動のような複雑な挙動的性質に影響する異なる因子を比較する時には、
分析方法のこれらの基本的な差異を心に留めていなければならない。これらの重
要な警告にも拘らず、これらの各種の因子により提示されう分子量(50−60
kD)の見掛けの類似性は、それらが類縁した分子群の一員であるかもしれない
という可能性に興味がそそられる。
我々は以前に成人における胎児様線維芽細胞の存在は、正常な表皮−間葉相互作
用において生じる機能不全のために、癌の発生の嫌疑を増大する可能性を論じた
(ショー等、1987)。現在の研究において、我々は癌患者の胎児様線維芽細
胞が裏体p胎児細胞により生産される因子と類似の生化学的性質を有する移動刺
激因子を分泌することを示した。癌患者の胎児様線維芽細胞及び病原論における
それらの潜在的関係についての一層詳細な議論は別な機会に提示される。
線維芽細胞系統はハム(Ham01980)により記載されたような体外移植組
織培養から得られた。本研究において使用された細胞系統は:6才の男子の供与
者から得られたFSF37包皮線維芽細胞;12週の女子の胎児から得られたF
S6S2O四肢の皮膚線維芽細胞;家族性乳癌を有する50才の女子患者から得
られたBSFII前腕皮膚線維芽細胞;であった。FSF37包皮線維芽細胞は
移動的挙動の特徴的な成人様式を明示し、MSFを生産しない:従ってこれらの
細胞は本報告においては成人線維芽細胞と称される。原料培養は、90mmのプ
ラスチック製組織皿中の15%の無菌的の新生児子牛血清、グルタミン、非必須
アミ、ノ酸、ピルビン酸ナトリウム、ペニシリン及びストレプトマイシンを補給
したMEM成長培地で成長させた(ショー及びコート、1979)。培養基は集
密か達成された時、週に約一度1:3の分離比で継代培養した。5−10の継代
培養の間の線維芽細胞がこの研究に使用された。実験に使用された細胞は蛍光性
ヘキスト(Hoechst) 33256染色によりスクリ90mmのプラスチ
ック製皿中で培養された集密した胎児及び乳癌患者の皮膚線維芽細胞を、血清を
含まない成長培地(SF−MEM)で5回洗浄し、次いで空気中に5%の炭酸ガ
スを含む湿潤したガスが供給されたインキュベーター中で、37℃で72時間5
mlのSF−MEMを用いてインキュベートした。得られる条件材は培地(CM
)を集めて0゜22μのミリポア(llillipore)濾過器を通して細胞
の残骸を除去して、必要時まで一70℃で貯蔵した。
我々は前にCM中の総てのMSF活性はヘパリンアフィニティーカラムにより吸
着され、0.3−0.6M NaClで溶離することを示した。従ってCMの1
mlのアリコートは、従前に20mMトリス−HCl10.IM NaC1(p
H7,0)で平衡化された固定化ヘバリンアフィニティ・カラム(0,4−0,
5mg/mIのヘパリンを有する4%ビーズ状アガロース:ピアス・バイオケミ
カルズ[Pierce Biochemicals]、チェスター[Chest
er]、英国)に吸着させた。次いでカラムを5mlの平衡緩衝液で洗浄し、A
211゜により測定して総ての蛋白質が溶離するまで20mMトリス−HCl
(pH7,0)中の0.3及び0.6MNaC1を用いて段階的溶離によりM
SF活性物を溶離した(約5m1)。貯留された0、3MNaC]溶離液をYM
IOダイアフロ(Diaflo)膜を備えたアミコン濾過装置(アミコン社、グ
ルセスタシャイア[G1oucestershire]、英国)を用いる限外濾
過により10×に濃縮した。得られた濃縮物質を実施例1に記載されたようなフ
ァルマシア高速蛋白質液体クロマトグラフィー装置(FPLc”)を用いるゲル
濾過クロマトグラフィーにより分別した。これは200μmのアリコートをスパ
ロース12カラムにかけ、0.15MNaC]を含む20mMのトリス緩衝液(
pH7゜4)中で0.3ml/分の流速で流すことを含んでいる。1mlの画分
を集め、次いで48時間SF−MEMに対して透析した。かように処理された胎
児及び癌患者皮膚線維芽細胞CMから得られた試料中で12−13m1の保持容
量(Vo=6.5m11V+=25ml)を有するMSF活性物のピークが溶離
された。この物質(MSF)を凍結乾燥し、必要時まで一25℃で貯蔵し、使用
前にSF−MEM中で再構成した。
細胞移動分析
I型コラーゲンをラットの尾の脚から3%の酢酸中に抽出し、蒸留水に対し三日
間透析し、35mmプラスチック製組織培養皿中の2mlのコラーゲンゲルをつ
くるために使用した(ショー及びコート、1979)。
標準的移動分析のために、コラーゲンゲルをSF−MEM (対照)、生のCM
又は40 n g/m ]のMSFを含むSF−MEMのいずれかで覆った。F
SF37線維芽細胞はMSFを生産しないがそれに応答するから、分析中で標的
細胞として使用した。FSF37包皮線維芽細胞の集密原料培養をトリプシン処
理し、20%の血清を含む成長培地中に再懸濁した。次いでこの細胞懸濁液を用
いて高及び低密度の平面培養用接種材料を調製した:高密度接種材料中の細胞数
は、平面培養用材料1mlがコラーゲンケル表面上に2.5X10’細胞/cm
2(即ち集密的密度)を与えるように調節され、一方低密度接種材料中の細胞数
は、103細胞/cm2(即ち、亜集密的密度)を与えるように調節された。コ
ラーゲンゲルの容積は2mlであるから、この方法は総ての培養中に5%血清、
及び夫々の試験培養中に25%CM又は10ng/m1M5Fのいずれかの最終
濃度を与える。移動データを四日間インキュベート後の三次元コラーゲンマトリ
ックス内に見いだされた細胞数のパーセントとして表現する。これらの値はうイ
ツ・ラボヴエルト(Leit、z Labovert)顕微鏡を用いる10−1
5のランダムに選択した視野中のゲル表面上、及びコラーゲンマトリックス内の
細胞数を計数することにより測定された(ショー、1980)。低密度培養中で
は最低500の細胞が計数され、一方高密度培養中では1000以上の細胞が計
数された。複数のゲルが各パーセント点について計数された。
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、 L、 、ショー(SCFIOR)、 A、 M、 、ダーニング(DURN
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S、 L、 、バギー()IAGGIE)、 J、 、ダーニング(DIJRN
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L)、 A、及びクラウザー(CROWTREI?)、 D、 (1987)仮
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Nat、 Acad、 Sci、 (LIS^)補正書の写しく翻訳文)提出書
(特許法第184条の8)平成3年1月5日
特許庁長官 植 松 敏 殿
1、特許出願の表示
PCT/GB 89100768
2、発明の名称
移動刺激因子
3、特許出願人
住 所 イギリス国ロンドンニスダブリュー1ワイ 5エイアール・カールトン
ハウステラス2
(1)補正書の写しく翻訳文) 1通7、補正の説明
添付の補正書の写しく翻訳文)は請求の範囲の全文差し替えであります。
請求の範囲
1、それ自身ポリペプチドを生産しない正常な成人の線維芽細胞の移動を刺激す
ることが可能であり、ポリアクリルアミドゲル電気泳動により70kDの見掛け
の分子量を有し、生理学的pHで陽イオン性であり、10%飽和の硫酸アンモニ
ウムにより水溶液から沈澱し、pH2では溶液中で安定であるがpH10では安
定でなく、56℃で変性し、トリプシン及びアルキル化/還元に感受性であり、
及びヘパリンに結合するポリペプチドである移動刺激性因子−1゜2、それ自身
移動刺激性因子を分泌せず、ゲル濾過により50ないし70kDの見掛けの分子
量を有し、pH2では溶液中で安定であるがpHl0では安定でな(,56℃で
変性し、トリプシン及びアルキル化/還元に感受性である、正常な成人の線維芽
細胞の移動を刺激することができるポリペプチド。
3、ヒト又は動物体の治療のための方法において又はヒト又は動物体に実施され
る診断の方法において使用するための請求の範囲1ないし2項の任意の項に記載
の移動刺激性因子又はポリペプチド。
4、請求の範囲工ないし3項の任意の項に記載の移動刺激性因子及びそれに対す
る製薬学的に許容し得るキャリヤー又は希釈剤を含有して成る製薬学的組成物。
5、移動刺激性因子に感受性であると思われる細胞を請求の範囲工ないし3項の
任意の項に記載の移動刺激性因子又はポリペプチドと接触させることを特徴とす
る試験又は分析。
6、請求の範囲1ないし3項の任意の項に記載の移動刺激性因子又はポリペプチ
ドを含むと思われる試料を移動刺激性因子に感受性であると思われる細胞と接触
させることを特徴とする試験又は分析。
7.細胞の移動的挙動が細胞密度移動指数を測定することにより評価される請求
の範囲5項又は6項に記載の試験又は分析。
8、請求の範囲工ないし3項の任意の項に記載の移動刺激性因子又はポリペプチ
ドに対する抗体。
9、請求の範囲1ないし3項の任意の項に記載の移動刺激性因子又はポリペプチ
ドを含むと思われる試料を請求の範囲8項に記載の抗体と接触させることを特徴
とする試験又は分析。
国際調査報告
1″Inl+t611e′1+1 Aeem°l′” ” PCT/GB 89
100768
Claims (10)
- 1.移動刺激性因子。
- 2.それ自身ポリペプチドを生産しない正常な成人の線維芽細胞の移動を刺激す ることが可能であり、ポリアクリルアミドゲル電気泳動により70kDの見掛け の分子量を有し、生理学的pHで陽イオン性であり、10%飽和の硫酸アンモニ ウムにより水溶液から沈澱し、pH2では溶液中で安定であるがpH10では安 定でなく、56℃で変性し、トリプシン及びアルキル化/還元に感受性であり、 及びヘパリンに結合するポリペプチドである移動刺激性因子−1。
- 3.それ自身移動刺激性因子を分泌せず、ゲル濾過により50ないし70kDの 見掛けの分子量を有し、pH2では溶液中で安定であるがpH10では安定でな く、56℃で変性し、トリプシン及びアルキル化/還元に感受性である、正常な 成人の線維芽細胞の移動を刺激することができるポリペプチド。
- 4.ヒト又は動物体の治療のための方法において又はヒト又は動物体に実施され る診断の方法において使用するための請求の範囲1ないし3項の任意の項に記載 の移動刺激性因子又はポリペプチド。
- 5.請求の範囲1ないし3項の任意の項に記載の移動刺激性因子及びそれに対す る製薬学的に許容し得るキャリヤー又は希釈剤を含有して成る製薬学的組成物。
- 6.移動刺激性因子に感受性であると思われる細胞を請求の範囲1ないし3項の 任意の項に記載の移動刺激性因子又はポリペプチドと接触させることを特徴とす る試験又は分析。
- 7.請求の範囲1ないし3項の任意の項に記載の移動刺激性因子又はポリペプチ ドを含むと思われる試料を移動刺激性因子に感受性であると思われる細胞と接触 させることを特徴とする試験又は分析。
- 8.細胞の移動的挙動が細胞密度移動指数を測定することにより評価される請求 の範囲6項又は7項に記載の試験又は分析。
- 9.請求の範囲1ないし3項の任意の項に記載の移動刺激性因子又はポリペプチ ドに対する抗体。
- 10.請求の範囲1ないし3項の任意の項に記載の移動刺激性因子又はポリペプ チドを含むと思われる試料を請求の範囲9項に記載の抗体と接触させることを特 徴とする試験又は分析。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
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|---|---|
| JPH03505732A true JPH03505732A (ja) | 1991-12-12 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
1989
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- 1989-07-06 JP JP1507875A patent/JPH03505732A/ja active Pending
- 1989-07-06 WO PCT/GB1989/000768 patent/WO1990000567A1/en not_active Ceased
Also Published As
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|---|---|
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| EP0423207A1 (en) | 1991-04-24 |
| WO1990000567A1 (en) | 1990-01-25 |
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