JPH0350599Y2 - - Google Patents
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- JPH0350599Y2 JPH0350599Y2 JP1984192433U JP19243384U JPH0350599Y2 JP H0350599 Y2 JPH0350599 Y2 JP H0350599Y2 JP 1984192433 U JP1984192433 U JP 1984192433U JP 19243384 U JP19243384 U JP 19243384U JP H0350599 Y2 JPH0350599 Y2 JP H0350599Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- circumferential
- groove
- connecting wire
- deflection coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、偏向ヨーク装置に用いられる鞍形偏
向コイルに関し、特に偏向部をセクシヨン巻し、
渡り線部を介して連続して巻回する形式の鞍形偏
向コイルに関する。
向コイルに関し、特に偏向部をセクシヨン巻し、
渡り線部を介して連続して巻回する形式の鞍形偏
向コイルに関する。
一般に、偏向ヨークは、コアと、該コアの内面
側に沿つて設けられた朝顔状のボビンと、前記コ
アに巻装された垂直偏向コイルと、前記ボビンの
内周側に設けられた水平偏向コイルとから構成さ
れ、これら各偏向コイルはトロイダル形または鞍
形偏向コイルとして形成されている。
側に沿つて設けられた朝顔状のボビンと、前記コ
アに巻装された垂直偏向コイルと、前記ボビンの
内周側に設けられた水平偏向コイルとから構成さ
れ、これら各偏向コイルはトロイダル形または鞍
形偏向コイルとして形成されている。
このように構成される偏向ヨークのうち、垂直
偏向コイルをトロイダル形に、水平偏向コイルを
鞍形に構成してなる。セミトロイダル型偏向ヨー
ク装置として従来第4図ないし第9図に示すもの
が知られている。
偏向コイルをトロイダル形に、水平偏向コイルを
鞍形に構成してなる。セミトロイダル型偏向ヨー
ク装置として従来第4図ないし第9図に示すもの
が知られている。
図面において、1は従来技術による鞍形水平偏
向コイルで、該偏向コイル1は絶縁材からなる一
対の朝顔状ボビン2,2を互いに衝合し、後述の
巻線16を巻回することにより構成される。ここ
で、前記ボビン2はほぼ半円形となり頂部前端3
A、頂部後端3Bを有する周胴部3と、第5図に
示すように周胴部3の内周側長手方向に頂部を除
いてほぼ平行に、かつ互いに対向するように内側
に突設された複数(実施例の場合両側にそれぞれ
6本)のリブ4A,4B,……4F(全体として
「リブ4」という)と、前記周胴部3の前側(陰
極線管拡大部側)、後側(陰極線管ネツク側)の
外周面に全周にわたつてそれぞれ突設され、途中
が段部5A,6Aとなり該段部5A,6Aを挾ん
で衝合側鍔部5B,6Bと頂部側鍔部5C,6C
となつた鍔5,6と、該各鍔5,6の長手方向
前,後に位置して周胴部3の頂部前端3A、頂部
後端3Bにそれぞれ突設された鍔7,8と、該各
鍔7,8を挾んで周方向両側に位置し、リブ4
B,4C,4D,4Eの延長として長手方向に突
設され、先端が該各鍔7,8と同一端面位置で径
方向に折曲つたL字状の巻線係止爪9A,9B,
9C,9D(全体として「巻線係止爪9」とい
う)、10A,10B,10C,10D(全体とし
て「巻線係止爪10」という)とから大略構成さ
れる。そして、各巻線係止爪9A,9Bと10
A,10Bとはそれぞれ鍔5,6の衝合側鍔部5
B,6Bから長手方向に突出し、また各巻線係止
爪9C,9Dと10C,10Dとはそれぞれ頂部
側鍔部5C,6Cから長手方向に突出している。
従つて、鍔5の衝合側鍔部5B延長部と巻線係止
爪9A間,巻線係止爪9Aと9B間,9Bと9C
間,……9Dと頂部前端3A間は隙間11A,1
1B,……11Eとなつており、鍔6の衝合側鍔
部6Bの延長部と巻線係止爪10A間、巻線係止
爪10Aと10B間,10Bと10C間,……1
0Dと頂部後端3B間も隙間12A,12B,…
…12Eとなつている(第6図参照)。
向コイルで、該偏向コイル1は絶縁材からなる一
対の朝顔状ボビン2,2を互いに衝合し、後述の
巻線16を巻回することにより構成される。ここ
で、前記ボビン2はほぼ半円形となり頂部前端3
A、頂部後端3Bを有する周胴部3と、第5図に
示すように周胴部3の内周側長手方向に頂部を除
いてほぼ平行に、かつ互いに対向するように内側
に突設された複数(実施例の場合両側にそれぞれ
6本)のリブ4A,4B,……4F(全体として
「リブ4」という)と、前記周胴部3の前側(陰
極線管拡大部側)、後側(陰極線管ネツク側)の
外周面に全周にわたつてそれぞれ突設され、途中
が段部5A,6Aとなり該段部5A,6Aを挾ん
で衝合側鍔部5B,6Bと頂部側鍔部5C,6C
となつた鍔5,6と、該各鍔5,6の長手方向
前,後に位置して周胴部3の頂部前端3A、頂部
後端3Bにそれぞれ突設された鍔7,8と、該各
鍔7,8を挾んで周方向両側に位置し、リブ4
B,4C,4D,4Eの延長として長手方向に突
設され、先端が該各鍔7,8と同一端面位置で径
方向に折曲つたL字状の巻線係止爪9A,9B,
9C,9D(全体として「巻線係止爪9」とい
う)、10A,10B,10C,10D(全体とし
て「巻線係止爪10」という)とから大略構成さ
れる。そして、各巻線係止爪9A,9Bと10
A,10Bとはそれぞれ鍔5,6の衝合側鍔部5
B,6Bから長手方向に突出し、また各巻線係止
爪9C,9Dと10C,10Dとはそれぞれ頂部
側鍔部5C,6Cから長手方向に突出している。
従つて、鍔5の衝合側鍔部5B延長部と巻線係止
爪9A間,巻線係止爪9Aと9B間,9Bと9C
間,……9Dと頂部前端3A間は隙間11A,1
1B,……11Eとなつており、鍔6の衝合側鍔
部6Bの延長部と巻線係止爪10A間、巻線係止
爪10Aと10B間,10Bと10C間,……1
0Dと頂部後端3B間も隙間12A,12B,…
…12Eとなつている(第6図参照)。
13A,13B,……13Eは第5図に示すよ
うに前記リブ4Aと4B間,4Bと4C間,……
4Eと4F間に位置してコイルボビン2の内周面
長手方向に形成されたセクシヨン溝(全体として
「セクシヨン溝13」という)で、該セクシヨン
溝13に後述の巻線16を巻回することによつて
偏向部16Aを形成している。
うに前記リブ4Aと4B間,4Bと4C間,……
4Eと4F間に位置してコイルボビン2の内周面
長手方向に形成されたセクシヨン溝(全体として
「セクシヨン溝13」という)で、該セクシヨン
溝13に後述の巻線16を巻回することによつて
偏向部16Aを形成している。
14は一側が鍔5によつて、他側が鍔7および
巻線係止爪9によつてコイルボビン2の前端側外
周面に周方向に形成された前側渡り線溝で、該渡
り線溝14は鍔5の衝合側鍔部5Bと巻線係止爪
9A,9Bとによつて規定される狭幅部と、鍔5
の頂部側鍔部5Cと鍔7および巻線係止爪9C,
9Dとにより規定される広幅部とからなる。一
方、15は一側が鍔6によつて、他側が鍔8およ
び巻線係止爪10によつてコイルボビン2の後端
側外周面に周方向に形成された後側渡り線溝で、
該渡り線溝15も前側渡り線溝14と同様に狭幅
部と広幅部とから構成されている。
巻線係止爪9によつてコイルボビン2の前端側外
周面に周方向に形成された前側渡り線溝で、該渡
り線溝14は鍔5の衝合側鍔部5Bと巻線係止爪
9A,9Bとによつて規定される狭幅部と、鍔5
の頂部側鍔部5Cと鍔7および巻線係止爪9C,
9Dとにより規定される広幅部とからなる。一
方、15は一側が鍔6によつて、他側が鍔8およ
び巻線係止爪10によつてコイルボビン2の後端
側外周面に周方向に形成された後側渡り線溝で、
該渡り線溝15も前側渡り線溝14と同様に狭幅
部と広幅部とから構成されている。
さらに、16は前記セクシヨン溝13と各渡り
線溝14,15にわたつて巻回された巻線で、該
巻線16は両側のセクシヨン溝13に位置した偏
向部16Aと、前側渡り線溝14に位置した前側
渡り線部16Bと、後側渡り線溝15に位置した
後側渡り線部16Cとからなり、これらは全体と
して鞍形の水平偏向コイルを形成している。ここ
で、例えば第6図の状態にあるボビン2に巻線1
6を巻回して水平偏向コイル1を形成するには、
鍔8に巻線16をからげ、後側渡り線溝15→手
前の隙間12E→手前側のセクシヨン溝13E→
手前の隙間11E→前側渡り線溝14→向う側の
隙間11E→向う側のセクシヨン溝13E→向う
側の隙間12Eからなる経路に従つてセクシヨン
溝13Eに複数回巻線する。次に、後側渡り線溝
15→手前の隙間12D→手前側のセクシヨン溝
13D→手前の隙間11D→前側渡り線溝14→
向う側の隙間11D→向う側のセクシヨン溝13
D→向う側の隙間12Dの経路に従つてセクシヨ
ン溝13Dに巻線する。以下、同様にセクシヨン
溝を13C→13B→13Aと順次移しつつ巻線
していくことにより、コイルボビン2には鞍形の
水平偏向コイル1が構成される。
線溝14,15にわたつて巻回された巻線で、該
巻線16は両側のセクシヨン溝13に位置した偏
向部16Aと、前側渡り線溝14に位置した前側
渡り線部16Bと、後側渡り線溝15に位置した
後側渡り線部16Cとからなり、これらは全体と
して鞍形の水平偏向コイルを形成している。ここ
で、例えば第6図の状態にあるボビン2に巻線1
6を巻回して水平偏向コイル1を形成するには、
鍔8に巻線16をからげ、後側渡り線溝15→手
前の隙間12E→手前側のセクシヨン溝13E→
手前の隙間11E→前側渡り線溝14→向う側の
隙間11E→向う側のセクシヨン溝13E→向う
側の隙間12Eからなる経路に従つてセクシヨン
溝13Eに複数回巻線する。次に、後側渡り線溝
15→手前の隙間12D→手前側のセクシヨン溝
13D→手前の隙間11D→前側渡り線溝14→
向う側の隙間11D→向う側のセクシヨン溝13
D→向う側の隙間12Dの経路に従つてセクシヨ
ン溝13Dに巻線する。以下、同様にセクシヨン
溝を13C→13B→13Aと順次移しつつ巻線
していくことにより、コイルボビン2には鞍形の
水平偏向コイル1が構成される。
図中、17はコイルボビン2の周胴部3外周に
設けられ、フエライト等の磁性材料からなるコ
ア、18,18は該コア17にトロイダル巻する
ことにより形成された一対の垂直偏向コイルを示
し、前述した水平偏向コイル1と組合わされて偏
向ヨークを構成している。
設けられ、フエライト等の磁性材料からなるコ
ア、18,18は該コア17にトロイダル巻する
ことにより形成された一対の垂直偏向コイルを示
し、前述した水平偏向コイル1と組合わされて偏
向ヨークを構成している。
上記のように構成される鞍形水平偏向コイル1
にあつては、その巻線16をセクシヨン溝13か
ら前,後の渡り線溝14,15に向けて導出する
とき、これとは逆に各渡り線溝14,15からセ
クシヨン溝13に向けて導出するとき、巻線16
は丁度90度折曲げられる。即ち、具体例として第
7図に示す如く、セクシヨン溝13から導出され
た巻線16は巻線係止爪9Cの位置で90度に折曲
げられ、前側渡り線溝14に巻回される。この
際、巻線16の巻回状態は、理想状態では第8図
に示す如く前側渡り線溝14に均一に巻回される
ことである。
にあつては、その巻線16をセクシヨン溝13か
ら前,後の渡り線溝14,15に向けて導出する
とき、これとは逆に各渡り線溝14,15からセ
クシヨン溝13に向けて導出するとき、巻線16
は丁度90度折曲げられる。即ち、具体例として第
7図に示す如く、セクシヨン溝13から導出され
た巻線16は巻線係止爪9Cの位置で90度に折曲
げられ、前側渡り線溝14に巻回される。この
際、巻線16の巻回状態は、理想状態では第8図
に示す如く前側渡り線溝14に均一に巻回される
ことである。
しかし、巻線16には第8図中の矢示F方向に
張力が作用しているから現実には第9図の状態に
巻回されてしまう。この結果、第1に前側渡り線
溝14には大きな空隙部分Gが発生してしまい、
線積率が低下してしまうという欠点がある。この
ことは、後側渡り線部16Cについても全く同様
である。
張力が作用しているから現実には第9図の状態に
巻回されてしまう。この結果、第1に前側渡り線
溝14には大きな空隙部分Gが発生してしまい、
線積率が低下してしまうという欠点がある。この
ことは、後側渡り線部16Cについても全く同様
である。
第2に、各渡り線溝14,15において第9図
の如き状態で巻線されるということは、巻線精度
を低下させることになり、特に各渡り線部16
B,16Cが弛み、巻線ほぐれの原因となるとい
う欠点がある。即ち、セクシヨン溝13A〜13
Eにおいて、巻線16はセクシヨン溝13E〜1
3D……13Aの順序に巻回されていくから、各
渡り線溝14,15に対しては隙間11E→11
D……→11A、または12E→12D……→1
2Aの順序で導出されることになり、前部の渡り
線部16B,16Cが通過する部位、即ち各渡り
線溝14,15の広幅部では第9図の状態となつ
て巻線の整列性が低下してしまう欠点がある。
の如き状態で巻線されるということは、巻線精度
を低下させることになり、特に各渡り線部16
B,16Cが弛み、巻線ほぐれの原因となるとい
う欠点がある。即ち、セクシヨン溝13A〜13
Eにおいて、巻線16はセクシヨン溝13E〜1
3D……13Aの順序に巻回されていくから、各
渡り線溝14,15に対しては隙間11E→11
D……→11A、または12E→12D……→1
2Aの順序で導出されることになり、前部の渡り
線部16B,16Cが通過する部位、即ち各渡り
線溝14,15の広幅部では第9図の状態となつ
て巻線の整列性が低下してしまう欠点がある。
第3に、積線率が低下するということは、空隙
部Gが増大してしまうことであるから、当該空隙
部Gが発生することを前提として細線を使用しな
くてはならない。細線からなるコイルは太線から
なるコイルに比較して直流抵抗分が増大するか
ら、L/R比が低下してしまい、ひいては偏向コ
イルの性能を悪化させてしまう欠点がある。
部Gが増大してしまうことであるから、当該空隙
部Gが発生することを前提として細線を使用しな
くてはならない。細線からなるコイルは太線から
なるコイルに比較して直流抵抗分が増大するか
ら、L/R比が低下してしまい、ひいては偏向コ
イルの性能を悪化させてしまう欠点がある。
本考案は前述した従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、偏向部をセクシヨン巻きする形式の偏
向コイルにおいて、少なくとも前側渡り線溝内の
巻線に整列性を高めるようにした鞍形偏向コイル
を提供することを目的とする。
たもので、偏向部をセクシヨン巻きする形式の偏
向コイルにおいて、少なくとも前側渡り線溝内の
巻線に整列性を高めるようにした鞍形偏向コイル
を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、朝顔状
のボビンを、半円形状に形成され、頂部前端と頂
部後端を有する周胴部と、該周胴部の内周面に複
数のリブを設けることにより、該各リブ間に形成
された複数のセクシヨン溝と、前記周胴部の頂部
前端と頂部後端を挟んでそれぞれ周方向両側に位
置し、前記各リブの延長として長手方向に突設さ
れた複数の巻線係止爪と、前記周胴部の前後側の
外周にそれぞれ周方向に設けられた鍔と、該各前
後の鍔と巻線係止爪とによつて前記周胴部の外周
側に形成された前後の渡り線溝とから構成し、前
記ボビンには、前記セクシヨン溝から各渡り線溝
にかけて前記各巻線係止爪に係止させつつ巻線を
巻装することにより、1個の偏向コイルを鞍形に
形成してなる鞍形偏向コイルにおいて、前記周胴
部の前側に位置する各巻線係止爪のうち、少なく
とも一部の巻線係止爪に分割用突起を設け、該分
割用突起によつて前側渡り線溝の一部を長手方向
に複数の渡り線溝部に分割したことを特徴とす
る。
のボビンを、半円形状に形成され、頂部前端と頂
部後端を有する周胴部と、該周胴部の内周面に複
数のリブを設けることにより、該各リブ間に形成
された複数のセクシヨン溝と、前記周胴部の頂部
前端と頂部後端を挟んでそれぞれ周方向両側に位
置し、前記各リブの延長として長手方向に突設さ
れた複数の巻線係止爪と、前記周胴部の前後側の
外周にそれぞれ周方向に設けられた鍔と、該各前
後の鍔と巻線係止爪とによつて前記周胴部の外周
側に形成された前後の渡り線溝とから構成し、前
記ボビンには、前記セクシヨン溝から各渡り線溝
にかけて前記各巻線係止爪に係止させつつ巻線を
巻装することにより、1個の偏向コイルを鞍形に
形成してなる鞍形偏向コイルにおいて、前記周胴
部の前側に位置する各巻線係止爪のうち、少なく
とも一部の巻線係止爪に分割用突起を設け、該分
割用突起によつて前側渡り線溝の一部を長手方向
に複数の渡り線溝部に分割したことを特徴とす
る。
このように構成することにより、1個の偏向コ
イルを鞍形に形成するため、巻線を各セクシヨン
溝から巻線係止爪に係止させた後、渡り線溝で渡
らせつつ巻装していく過程で、巻線は前側渡り線
溝を分割形成してなる渡り線溝部内でそれぞれ案
内されるから、巻線の線積率を高めると共に、整
列性を良好ならしめる。
イルを鞍形に形成するため、巻線を各セクシヨン
溝から巻線係止爪に係止させた後、渡り線溝で渡
らせつつ巻装していく過程で、巻線は前側渡り線
溝を分割形成してなる渡り線溝部内でそれぞれ案
内されるから、巻線の線積率を高めると共に、整
列性を良好ならしめる。
以下、本考案の実施例を第1図ないし第3図に
基づいて詳細に述べる。なお、前述した従来技術
と同一構成要素には同一符号を付し、その説明を
省略する。
基づいて詳細に述べる。なお、前述した従来技術
と同一構成要素には同一符号を付し、その説明を
省略する。
然るに、21は前側渡り線溝14内に設けられ
た分割用突起で、該分割用突起21は巻線係止爪
9C,9Dの長手方向中間部に径方向に突設され
た突起21A,21Bと、周胴部3の頂部前端3
Aの両側に設けられた突起21Cと、該頂部前端
3Aの頂部に設けられた突起21Dとからなり、
これら各突起21A〜21Dは鍔5の衝合側鍔部
5Bと同一周面位置に突設されている。従つて、
前側渡り線溝14の広幅部内は前記各突起21に
よつて長手方向に2つの渡り線溝部22,23に
画成され、渡り線溝部23は前述した渡り線溝1
4の狭幅部と周方向に連続した円周溝となつてい
る。
た分割用突起で、該分割用突起21は巻線係止爪
9C,9Dの長手方向中間部に径方向に突設され
た突起21A,21Bと、周胴部3の頂部前端3
Aの両側に設けられた突起21Cと、該頂部前端
3Aの頂部に設けられた突起21Dとからなり、
これら各突起21A〜21Dは鍔5の衝合側鍔部
5Bと同一周面位置に突設されている。従つて、
前側渡り線溝14の広幅部内は前記各突起21に
よつて長手方向に2つの渡り線溝部22,23に
画成され、渡り線溝部23は前述した渡り線溝1
4の狭幅部と周方向に連続した円周溝となつてい
る。
一方、24は後側渡り線溝15内に設けられた
分割用突起で、該分割用突起24も巻線係止爪1
0C,10Dの長手方向中間部に突設された突起
24A,24Bと、周胴部3の頂部後端3Bの両
側に設けられた突起24Cと、該頂部後端3Bの
頂部に設けられた突起24Dとからなり、前述し
た分割用突起21と同様に後側渡り線溝15内を
2つの渡り線溝部25,26に画成している。
分割用突起で、該分割用突起24も巻線係止爪1
0C,10Dの長手方向中間部に突設された突起
24A,24Bと、周胴部3の頂部後端3Bの両
側に設けられた突起24Cと、該頂部後端3Bの
頂部に設けられた突起24Dとからなり、前述し
た分割用突起21と同様に後側渡り線溝15内を
2つの渡り線溝部25,26に画成している。
かくして、前側渡り線部16Bについては、セ
クシヨン溝13A,13Bから隙間11A,11
Bを介して導出された巻線16は渡り線溝部23
に沿つて巻線され、一方セクシヨン溝13C,1
3D,13Eから隙間11C,11D,11Eを
介して導出された巻線16は渡り線溝部22に沿
つて巻線されることになる。この結果、前側渡り
線部16Bは分割用突起21で完全に分割された
状態となり、第3図に示す如く巻回され、該渡り
線部16Bに張力が作用しても、従来技術による
第9図の状態となることはなく、線積率を確実に
高めることができる。一方、後側渡り線部16C
についても全く同様にして線積率を高めることが
できる。
クシヨン溝13A,13Bから隙間11A,11
Bを介して導出された巻線16は渡り線溝部23
に沿つて巻線され、一方セクシヨン溝13C,1
3D,13Eから隙間11C,11D,11Eを
介して導出された巻線16は渡り線溝部22に沿
つて巻線されることになる。この結果、前側渡り
線部16Bは分割用突起21で完全に分割された
状態となり、第3図に示す如く巻回され、該渡り
線部16Bに張力が作用しても、従来技術による
第9図の状態となることはなく、線積率を確実に
高めることができる。一方、後側渡り線部16C
についても全く同様にして線積率を高めることが
できる。
本実施例は前述のように構成されるから、各渡
り線溝14,15は分割用突起21,22によつ
て、それぞれ渡り線溝部22,23と、25,2
6とに分割されえから、各渡り線部16B,16
Cの線積率を高めることができると共に、これら
を確実に整列させた状態で巻線することができ、
従来技術のように巻線が弛んでほぐれたり、外れ
たりすることがなく、長期間にわたつて鞍形形状
を維持することができる。さらに、渡り線部の線
積率が向上し、かつ整列巻がなされることから、
L/R比を改善し、リンギング現象等の発生を可
及的に少なくし、高精細な画面とすることができ
る。
り線溝14,15は分割用突起21,22によつ
て、それぞれ渡り線溝部22,23と、25,2
6とに分割されえから、各渡り線部16B,16
Cの線積率を高めることができると共に、これら
を確実に整列させた状態で巻線することができ、
従来技術のように巻線が弛んでほぐれたり、外れ
たりすることがなく、長期間にわたつて鞍形形状
を維持することができる。さらに、渡り線部の線
積率が向上し、かつ整列巻がなされることから、
L/R比を改善し、リンギング現象等の発生を可
及的に少なくし、高精細な画面とすることができ
る。
なお、本考案の実施例では鍔5,6に1段の段
部5A,6Aを設け、従つて分割用突起21,2
4もそれぞれ1個ずつ配設し、各渡り線溝14,
15内を2つの渡り線溝部22,23,25,2
6にそれぞれ2分割するものとして述べたが、各
渡り線溝14,15内に2個以上の分割用突起を
設けて3分割以上に分割してもよいものである。
部5A,6Aを設け、従つて分割用突起21,2
4もそれぞれ1個ずつ配設し、各渡り線溝14,
15内を2つの渡り線溝部22,23,25,2
6にそれぞれ2分割するものとして述べたが、各
渡り線溝14,15内に2個以上の分割用突起を
設けて3分割以上に分割してもよいものである。
また、実施例では分割用突起21,24は各突
起21A〜21D,24A〜24Dから構成する
ものとして述べたが、巻線16の屈曲部近傍に突
起があればよく、実施例の場合突起21D,24
Dはいずれも省略してもよい。
起21A〜21D,24A〜24Dから構成する
ものとして述べたが、巻線16の屈曲部近傍に突
起があればよく、実施例の場合突起21D,24
Dはいずれも省略してもよい。
一方、実施例では前側渡り線溝14、後側渡り
線溝15の双方を分割するものとして述べたが、
偏向磁界に大きな影響を与える前側渡り線溝14
のみでもよいことは勿論である。
線溝15の双方を分割するものとして述べたが、
偏向磁界に大きな影響を与える前側渡り線溝14
のみでもよいことは勿論である。
さらに、実施例では鞍形偏向コイル1を水平偏
向コイルに適用する場合を例に挙げたが、垂直偏
向コイルに適用してもよいものである。
向コイルに適用する場合を例に挙げたが、垂直偏
向コイルに適用してもよいものである。
本考案に係る鞍形偏向コイルは以上詳細に述べ
た如くであつて周胴部の前側に位置する各巻線係
止爪のうち、少なくとも一部の巻線係止爪に分割
用突起を設け、該分割用突起によつて前側渡り線
溝の一部を長手方向に複数の渡り線溝部に分割す
る構成としたから、少なくとも前側渡り線溝内の
巻線の線積率を高めることができ、これに伴つて
巻線の整列性を改善すると共にL/R比を改善
し、さらに偏向ヨークを取付けたときには該偏向
ヨークの性能を向上させることができ、しかも線
積率が向上した分だけ鍔の高さ、渡り線溝の幅を
小さくすることができる等、幾多の優れた効果を
発揮する。
た如くであつて周胴部の前側に位置する各巻線係
止爪のうち、少なくとも一部の巻線係止爪に分割
用突起を設け、該分割用突起によつて前側渡り線
溝の一部を長手方向に複数の渡り線溝部に分割す
る構成としたから、少なくとも前側渡り線溝内の
巻線の線積率を高めることができ、これに伴つて
巻線の整列性を改善すると共にL/R比を改善
し、さらに偏向ヨークを取付けたときには該偏向
ヨークの性能を向上させることができ、しかも線
積率が向上した分だけ鍔の高さ、渡り線溝の幅を
小さくすることができる等、幾多の優れた効果を
発揮する。
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係り、
第1図は本考案の鞍形偏向コイルを水平偏向コイ
ルとして適用した偏向ヨークの全体構成を示す半
断面図、第2図はコイルボビンの部分図、第3図
は巻線の巻回状態を示す断面図、第4図ないし第
9図は従来技術に係り、第4図は従来の偏向ヨー
クの全体構成を示す半断面図、第5図は第4図中
の−矢示方向断面図、第6図はコイルボビン
の全体図、第7図は巻線を偏向部から前側渡り線
部に折曲げる際の巻線状況を示す第4図中のイ部
拡大図、第8図は巻線が正規に巻回された場合を
示す第7図の−矢示方向断面図、第9図は巻
線が正規に巻回されない状態を示す第8図と同様
位置の断面図である。 1……鞍形水平偏向コイル、2……ボビン、
9,10……巻線係止爪、13……セクシヨン
溝、14……前側渡り線溝、15……後側渡り線
溝、16……巻線、16A……偏向部、16B,
16C……渡り線部、17……コア、18……垂
直偏向コイル、21,24……分割用突起、2
2,23,25,26……渡り線溝部。
第1図は本考案の鞍形偏向コイルを水平偏向コイ
ルとして適用した偏向ヨークの全体構成を示す半
断面図、第2図はコイルボビンの部分図、第3図
は巻線の巻回状態を示す断面図、第4図ないし第
9図は従来技術に係り、第4図は従来の偏向ヨー
クの全体構成を示す半断面図、第5図は第4図中
の−矢示方向断面図、第6図はコイルボビン
の全体図、第7図は巻線を偏向部から前側渡り線
部に折曲げる際の巻線状況を示す第4図中のイ部
拡大図、第8図は巻線が正規に巻回された場合を
示す第7図の−矢示方向断面図、第9図は巻
線が正規に巻回されない状態を示す第8図と同様
位置の断面図である。 1……鞍形水平偏向コイル、2……ボビン、
9,10……巻線係止爪、13……セクシヨン
溝、14……前側渡り線溝、15……後側渡り線
溝、16……巻線、16A……偏向部、16B,
16C……渡り線部、17……コア、18……垂
直偏向コイル、21,24……分割用突起、2
2,23,25,26……渡り線溝部。
Claims (1)
- 朝顔状のボビンを、半円形状に形成され、頂部
前端と頂部後端を有する周胴部と、該周胴部の内
周面に長手方向に複数のリブを設けることによ
り、該各リブ間に形成された複数のセクシヨン溝
と、前記周胴部の頂部前端と頂部後端を挟んでそ
れぞれ周方向両側に位置し、前記各リブの延長と
して長手方向に突設された複数の巻線係止爪と、
前記周胴部の前後側の外周にそれぞれ周方向に設
けられた鍔と、該各前後の鍔と巻線係止爪とによ
つて前記周胴部の外周側に形成された前後の渡り
線溝とから構成し、前記ボビンには、前記セクシ
ヨン溝から各渡り線溝にかけて前記各巻線係止爪
に係止させつつ巻線を巻装することにより、1個
の偏向コイルを鞍形に形成してなる鞍形偏向コイ
ルにおいて、前記周胴部の前側に位置する各巻線
係止爪のうち、少なくとも一部の巻線係止爪に分
割用突起を設け、該分割用突起によつて前側渡り
線溝の一部を長手方向に複数の渡り線溝部に分割
したことを特徴とする鞍形偏向コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984192433U JPH0350599Y2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984192433U JPH0350599Y2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61107141U JPS61107141U (ja) | 1986-07-07 |
| JPH0350599Y2 true JPH0350599Y2 (ja) | 1991-10-29 |
Family
ID=30749849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984192433U Expired JPH0350599Y2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0350599Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0610598Y2 (ja) * | 1987-11-06 | 1994-03-16 | 東京特殊電線株式会社 | 偏向ヨーク |
| JPH0733359Y2 (ja) * | 1989-09-06 | 1995-07-31 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨーク装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5726527U (ja) * | 1980-07-21 | 1982-02-12 | ||
| JPS5824948U (ja) * | 1981-08-11 | 1983-02-17 | ソニー株式会社 | 偏向ヨ−ク |
| JPS5996750U (ja) * | 1982-12-21 | 1984-06-30 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨ−ク装置 |
-
1984
- 1984-12-19 JP JP1984192433U patent/JPH0350599Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61107141U (ja) | 1986-07-07 |
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