JPH0351758B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0351758B2 JPH0351758B2 JP61149400A JP14940086A JPH0351758B2 JP H0351758 B2 JPH0351758 B2 JP H0351758B2 JP 61149400 A JP61149400 A JP 61149400A JP 14940086 A JP14940086 A JP 14940086A JP H0351758 B2 JPH0351758 B2 JP H0351758B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boron nitride
- weight
- parts
- unsubstituted
- monovalent hydrocarbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Colloid Chemistry (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Mold Materials And Core Materials (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は耐熱性、耐摩耗性に優れた窒化ほう素
粉末を主剤とする離型用または潤滑用の組成物に
関するものである。 (従来の技術と問題点) 従来、窒化ほう素を離型・潤滑剤として用いる
場合、水や溶剤等に懸濁させ、スプレー式あるい
は刷毛塗りなどによつて各種基材に塗布するか、
あるいは窒化ほう素粉末それ自身を基材表面に敷
きつめるなどの方法により行なわれてきた。 しかも窒化ほう素粉末を離型.潤滑剤として利
用しようとする場合、同粉末は基材との密着性に
乏しく、従来のような方法により形成された塗膜
は、1回ないしは数回の使用で離型.潤滑効果が
失われて使用に不満足な状態となり、そのため塗
布を頻繁に行なわなければならないという不利が
あつた。その対策として粉末を樹脂、オイル等に
混練して用いても、それだけでは基材になじみに
くい欠点は改善されない。 この基材との密着性を改良する方法として、カ
ルボキシメチルセルロース、リグニンスルフオン
酸ソーダのような添加剤や水ガラス、リン酸塩の
ような添加助剤を用いた例(特開昭55−29506)、
第1リン酸アルミニウムを用いた例(特開昭56−
145131)などがあげられる。 (発明が解決しようとする問題点) しかしこれらの方法は、強酸性や強アルカリ性
の材料を用いるため作業性に問題があり、その外
基材に対する腐食性や、時間がたつに従つて沈殿
を生じたりして保存安定性を維持するのにも難点
があり、これらの改良が望まれていた。 (問題点を解決するための手段) 本発明はこのような欠点を改良するために色々
と検討した結果なされたもので、その要旨は窒化
ほう素粉末100重量部に対して、後述する一般式
(1)〜(3)の有機けい素化合物10〜150重量部と、界
面活性剤1〜10重量部を有機溶剤に分散溶解して
なる窒化ほう素含有離型用または潤滑用組成物を
供することにある。 本発明により得られる窒化ほう素含有組成物は
それ自身保存安定性に優れ、これを基材に塗布
し、乾燥ないしは焼付けにより形成した被膜は、
その強度や基材との密着性が改良されること等に
より、離型.潤滑剤としての持続期間が向上し、
作業効率を大幅に改善することができる。 以下これについて詳しく説明すると、本発明に
用いる有機けい素化合物は、一般式で (ここにR1は水素原子または非置換あるい
は置換の1価炭化水素基から選択される原子ま
たは基、a,bは0<a<2、0.001<b<
0.5)で示される分子量不定のシリコーンワニ
スで信越化学工業製のKR230B,KR311,
KR5221等が例示される。 (ここにR2,R3は水素原子または同種ある
いは異種の非置換または置換の1価炭化水素基
から選択される原子または基、c,dは0<
c,d<2、m,nはm≧1、n≧0)で示さ
れる分子量不定のポリシラザンポリシロキサ
ン。 3 R4 eSi(OR5)4-e (ここにR4は非置換または置換の1価炭化
水素基から選択される基、R5は飽和の非置換
または置換の1価炭化水素基、eは1,2,3
から選択される正数)で示されるエステルシラ
ン(カーボンフアンクシヨナルシラン)で、た
とえば信越化学工業製のKBM−503(γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン)、
KBM−403(γ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン)のようなものが例示される。 窒化ほう素粉末は、有機溶剤中に投入.懸濁さ
れ、これに有機けい素化合物と界面活性剤を加え
て、ホモジナイザーのような強力なミキサーによ
り充分に混合.分散させることにより本発明の離
型.潤滑剤用に適する組成物が得られる。 窒化ほう素粉末の粒径は小さい程その分散性は
向上し、焼付け時に均一な被膜が得られるが、一
般的には20μm以下のものが望ましく、その濃度
は塗布の方法に合せて任意のものを採用できる。 また有機けい素化合物の配合量は窒化ほう素粉
末100重量部に対し、10〜150重量部の範囲で使用
される。10重量部より少ないとその効果が乏しく
なり、150重量部より多いと窒化ほう素の特性が
損なわれる。 界面活性剤は窒化ほう素粉末100重量部に対し
て1〜10重量部の割合で配合され、その種類はア
ニオン、カチオン、ノニオン系その他いずれでも
よいが具体的にはアルキルスルフオン化物、高級
アルコール硫酸化物、第4級アンモニウム塩、有
機アミンの酸化エチレン付加物、アミドの酸化エ
チレン付化物、脂肪酸の酸化エチレン付加物等が
例示される。 溶剤は特に制限無く有機けい素化合物に対して
溶解性のあるものであれば何でもよく、たとえば
ジクロロメタン、ジクロロエタン、ジエチルエー
テル、テトラハイドロフラン、トルエン、キシレ
ン等が例示される。 こうして得られた窒化ほう素含有組成物は基材
にスプレー法や刷毛塗り等により塗布された後、
加熱処理することによつて基材への密着性の良好
な被膜を形成する。 (作用) 本発明の窒化ほう素含有組成物は、耐熱.潤滑
性のある窒化ほう素粉末と、同じく耐熱性や離型
性に加え化学的に中性で安定性のある有機けい素
化合物を配合したものであつて、これを基材に塗
布し、乾燥または焼付け処理することにより形成
される被膜は、両者の特性が相乗的に発揮され、
従来の方法に比して基材に対する接着性、作業
性、耐久性等に優れたものとなる。従つてその用
途は、アルミニウムのダイキヤスト用鋳型や、ガ
ラス成形時の離型剤のような用途のほかに、エン
ジンオイルその他潤滑油への添加剤として用いる
ことができる。この場合、本発明の窒化ほう素含
有組成物を乾燥して有機溶剤を除去した後、粉体
化したものを添加する方法も有用である。 (実施例 1) 窒化ほう素粉末120g,トリクロロエタン1080
gを混合し充分懸濁させる。この原液各50gに対
し、信越化学工業(株)製のシリリコーンワニスKR
−230B,KR−311,変性シリコーンワニスKR−
5221(ポリエステル変性シリコーンワニス),ES
−100IN(エポキシ変性シリコーンワニス)を各
2.0gと花王(株)製の界面活性剤エマゾールL−10
(ソルビタンモノラウレート)0.1gをそれぞれ添
加し、ホモジナイザーにより均一に分散させた試
料を作成した。これらの試料を0.3mmの鉄テスト
ピースに刷毛で塗布し、風乾後180℃で30分焼き
付けた。これら被膜の特性は第1表にまとめたと
うりである。 なお、KR−230B,KR−311,KR−5221,ES
−1001Nは、それぞれ下記組成のシロキサンであ
る。 KR−23OB: CH3SiO3/2〕97〔CH3〕2SiO2/2〕3 KR−311: 〔CH3SiO3/2〕22.8〔(CH3)2SiO2/2〕34.1
粉末を主剤とする離型用または潤滑用の組成物に
関するものである。 (従来の技術と問題点) 従来、窒化ほう素を離型・潤滑剤として用いる
場合、水や溶剤等に懸濁させ、スプレー式あるい
は刷毛塗りなどによつて各種基材に塗布するか、
あるいは窒化ほう素粉末それ自身を基材表面に敷
きつめるなどの方法により行なわれてきた。 しかも窒化ほう素粉末を離型.潤滑剤として利
用しようとする場合、同粉末は基材との密着性に
乏しく、従来のような方法により形成された塗膜
は、1回ないしは数回の使用で離型.潤滑効果が
失われて使用に不満足な状態となり、そのため塗
布を頻繁に行なわなければならないという不利が
あつた。その対策として粉末を樹脂、オイル等に
混練して用いても、それだけでは基材になじみに
くい欠点は改善されない。 この基材との密着性を改良する方法として、カ
ルボキシメチルセルロース、リグニンスルフオン
酸ソーダのような添加剤や水ガラス、リン酸塩の
ような添加助剤を用いた例(特開昭55−29506)、
第1リン酸アルミニウムを用いた例(特開昭56−
145131)などがあげられる。 (発明が解決しようとする問題点) しかしこれらの方法は、強酸性や強アルカリ性
の材料を用いるため作業性に問題があり、その外
基材に対する腐食性や、時間がたつに従つて沈殿
を生じたりして保存安定性を維持するのにも難点
があり、これらの改良が望まれていた。 (問題点を解決するための手段) 本発明はこのような欠点を改良するために色々
と検討した結果なされたもので、その要旨は窒化
ほう素粉末100重量部に対して、後述する一般式
(1)〜(3)の有機けい素化合物10〜150重量部と、界
面活性剤1〜10重量部を有機溶剤に分散溶解して
なる窒化ほう素含有離型用または潤滑用組成物を
供することにある。 本発明により得られる窒化ほう素含有組成物は
それ自身保存安定性に優れ、これを基材に塗布
し、乾燥ないしは焼付けにより形成した被膜は、
その強度や基材との密着性が改良されること等に
より、離型.潤滑剤としての持続期間が向上し、
作業効率を大幅に改善することができる。 以下これについて詳しく説明すると、本発明に
用いる有機けい素化合物は、一般式で (ここにR1は水素原子または非置換あるい
は置換の1価炭化水素基から選択される原子ま
たは基、a,bは0<a<2、0.001<b<
0.5)で示される分子量不定のシリコーンワニ
スで信越化学工業製のKR230B,KR311,
KR5221等が例示される。 (ここにR2,R3は水素原子または同種ある
いは異種の非置換または置換の1価炭化水素基
から選択される原子または基、c,dは0<
c,d<2、m,nはm≧1、n≧0)で示さ
れる分子量不定のポリシラザンポリシロキサ
ン。 3 R4 eSi(OR5)4-e (ここにR4は非置換または置換の1価炭化
水素基から選択される基、R5は飽和の非置換
または置換の1価炭化水素基、eは1,2,3
から選択される正数)で示されるエステルシラ
ン(カーボンフアンクシヨナルシラン)で、た
とえば信越化学工業製のKBM−503(γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン)、
KBM−403(γ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン)のようなものが例示される。 窒化ほう素粉末は、有機溶剤中に投入.懸濁さ
れ、これに有機けい素化合物と界面活性剤を加え
て、ホモジナイザーのような強力なミキサーによ
り充分に混合.分散させることにより本発明の離
型.潤滑剤用に適する組成物が得られる。 窒化ほう素粉末の粒径は小さい程その分散性は
向上し、焼付け時に均一な被膜が得られるが、一
般的には20μm以下のものが望ましく、その濃度
は塗布の方法に合せて任意のものを採用できる。 また有機けい素化合物の配合量は窒化ほう素粉
末100重量部に対し、10〜150重量部の範囲で使用
される。10重量部より少ないとその効果が乏しく
なり、150重量部より多いと窒化ほう素の特性が
損なわれる。 界面活性剤は窒化ほう素粉末100重量部に対し
て1〜10重量部の割合で配合され、その種類はア
ニオン、カチオン、ノニオン系その他いずれでも
よいが具体的にはアルキルスルフオン化物、高級
アルコール硫酸化物、第4級アンモニウム塩、有
機アミンの酸化エチレン付加物、アミドの酸化エ
チレン付化物、脂肪酸の酸化エチレン付加物等が
例示される。 溶剤は特に制限無く有機けい素化合物に対して
溶解性のあるものであれば何でもよく、たとえば
ジクロロメタン、ジクロロエタン、ジエチルエー
テル、テトラハイドロフラン、トルエン、キシレ
ン等が例示される。 こうして得られた窒化ほう素含有組成物は基材
にスプレー法や刷毛塗り等により塗布された後、
加熱処理することによつて基材への密着性の良好
な被膜を形成する。 (作用) 本発明の窒化ほう素含有組成物は、耐熱.潤滑
性のある窒化ほう素粉末と、同じく耐熱性や離型
性に加え化学的に中性で安定性のある有機けい素
化合物を配合したものであつて、これを基材に塗
布し、乾燥または焼付け処理することにより形成
される被膜は、両者の特性が相乗的に発揮され、
従来の方法に比して基材に対する接着性、作業
性、耐久性等に優れたものとなる。従つてその用
途は、アルミニウムのダイキヤスト用鋳型や、ガ
ラス成形時の離型剤のような用途のほかに、エン
ジンオイルその他潤滑油への添加剤として用いる
ことができる。この場合、本発明の窒化ほう素含
有組成物を乾燥して有機溶剤を除去した後、粉体
化したものを添加する方法も有用である。 (実施例 1) 窒化ほう素粉末120g,トリクロロエタン1080
gを混合し充分懸濁させる。この原液各50gに対
し、信越化学工業(株)製のシリリコーンワニスKR
−230B,KR−311,変性シリコーンワニスKR−
5221(ポリエステル変性シリコーンワニス),ES
−100IN(エポキシ変性シリコーンワニス)を各
2.0gと花王(株)製の界面活性剤エマゾールL−10
(ソルビタンモノラウレート)0.1gをそれぞれ添
加し、ホモジナイザーにより均一に分散させた試
料を作成した。これらの試料を0.3mmの鉄テスト
ピースに刷毛で塗布し、風乾後180℃で30分焼き
付けた。これら被膜の特性は第1表にまとめたと
うりである。 なお、KR−230B,KR−311,KR−5221,ES
−1001Nは、それぞれ下記組成のシロキサンであ
る。 KR−23OB: CH3SiO3/2〕97〔CH3〕2SiO2/2〕3 KR−311: 〔CH3SiO3/2〕22.8〔(CH3)2SiO2/2〕34.1
【式】
【式】
KR5221:ポリエステル変性シリコーン(50%変
性) ポリエステル…トリメチロールエタンとイソフタ
ール酸の縮合物 シリコーン…〔CH3SiO3/2〕31.3
性) ポリエステル…トリメチロールエタンとイソフタ
ール酸の縮合物 シリコーン…〔CH3SiO3/2〕31.3
【式】
【式】
ES−1001N:エポキシ変性シリコーン(30%変
性) エポキシ…ビスフエノールAとエピクロルヒドリ
ンの縮合物 シリコーン…〔CH3SiO3/2〕19.0 〔(CH3)2SiO2/2〕40.3
性) エポキシ…ビスフエノールAとエピクロルヒドリ
ンの縮合物 シリコーン…〔CH3SiO3/2〕19.0 〔(CH3)2SiO2/2〕40.3
【式】
【式】
次に前記の窒化ほう素粉末のトリクロロエタン
分散液200g中に、ES−100lNを10g添加したも
のおよび添加しないものとを、それぞれ石膏製の
型の表面に刷毛塗りして乾燥し窒化ほう素被膜を
形成させた。 これらの型700〜800℃の溶融ガラスを流し込
み、ガラス成形体を作成した。このガラス成形体
を型から抜き出したあとの窒化ほう素被膜の状態
は、シリコーンワニス無添加では全面剥離して再
使用が不能であつたのに対し、添加した型の被膜
は安定しており、4回まで再使用できた。 (実施例 2) 塩化メチレン500g中にメチルトリクロロシラ
ン100gと両末端ジクロロポリシロキサン(平均
分子量2600)10gを加えた後、20℃以下で撹拌し
ながらアンモニアガラスを吹き込み反応を行な
い、吸収が無くなつたところで過剰のアンモニア
ガラスを排出し生成した塩化アンモニウムを濾別
して、濃度が約10%のポリシラザンポリシロキサ
ン溶液を得た。 実施例1と同様の窒化ほう素粉末のトリクロロ
エタン分散液50gに、前記ポリシラザンポリシロ
キサン溶液10gを添加し、更に日本油脂(株)製の界
面活性剤ナイミーンS−215(ポリオキシエチレン
オクタデシルアミン)0.1gを添加したものによ
つて実施例1と同様の塗布処理を行ない、その被
膜特性を測定した。 その結果を第1表に併せて示す。 (実施例 3) 窒化ほう素粉末50gを信越化学工業製のカーボ
ンフアンクシヨナルシランKBM−503(γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン) の1%メタノール溶液200gで処理した。この処
理した窒素ほう素粉末5gをトリクロロエタン45
gに加え、界面活性剤エマゾールL−10を0.1g
とKR−230Bを2.0g添加後、ホモジナイザーで
均一に分散させた。この処理液は末処理の窒化ほ
う素を用いた場合と比較すると分散性が向上し沈
降しにくくなつた。実施例1と同様の塗布処理後
の被膜特性を測定した。その結果を第1表に併せ
て示す。 (発明の効果) 本発明の窒化ほう素含有離型用または潤滑用組
成物は、窒化ほう素と、一般式(1)〜(3)の有機けい
素化合物と界面活性剤とを組合せて用いたことに
より、有機溶剤に溶解した上記有機けい素化合物
中に窒化ほう素が界面活性剤の作用で均一に分散
し、これから得られた被膜は、上記有機けい素化
合物の官能性基の作用で基材に対し優れた密着性
を有し、この有機けい素化合物に窒化ほう素が均
一分散しているので、窒化ほう素自体の基材に対
する密着性が悪いとしてもこの被膜全体の基材に
対する接着性が非常に高いものである。しかも、
上記有機けい素化合物は、耐熱性、離型性が優れ
ている上、化学的に中性で、かつ安定性の高い被
膜を形成するため、かかる有機けい素化合物に偏
在することなく窒化ほう素が均一分散された被膜
は、離型・潤滑効果が十分に発揮される上、この
ような離型・潤滑効果ら長期に亘り安定して発揮
され、更に強度も高く、耐久性が高いという効果
を奏する。
分散液200g中に、ES−100lNを10g添加したも
のおよび添加しないものとを、それぞれ石膏製の
型の表面に刷毛塗りして乾燥し窒化ほう素被膜を
形成させた。 これらの型700〜800℃の溶融ガラスを流し込
み、ガラス成形体を作成した。このガラス成形体
を型から抜き出したあとの窒化ほう素被膜の状態
は、シリコーンワニス無添加では全面剥離して再
使用が不能であつたのに対し、添加した型の被膜
は安定しており、4回まで再使用できた。 (実施例 2) 塩化メチレン500g中にメチルトリクロロシラ
ン100gと両末端ジクロロポリシロキサン(平均
分子量2600)10gを加えた後、20℃以下で撹拌し
ながらアンモニアガラスを吹き込み反応を行な
い、吸収が無くなつたところで過剰のアンモニア
ガラスを排出し生成した塩化アンモニウムを濾別
して、濃度が約10%のポリシラザンポリシロキサ
ン溶液を得た。 実施例1と同様の窒化ほう素粉末のトリクロロ
エタン分散液50gに、前記ポリシラザンポリシロ
キサン溶液10gを添加し、更に日本油脂(株)製の界
面活性剤ナイミーンS−215(ポリオキシエチレン
オクタデシルアミン)0.1gを添加したものによ
つて実施例1と同様の塗布処理を行ない、その被
膜特性を測定した。 その結果を第1表に併せて示す。 (実施例 3) 窒化ほう素粉末50gを信越化学工業製のカーボ
ンフアンクシヨナルシランKBM−503(γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン) の1%メタノール溶液200gで処理した。この処
理した窒素ほう素粉末5gをトリクロロエタン45
gに加え、界面活性剤エマゾールL−10を0.1g
とKR−230Bを2.0g添加後、ホモジナイザーで
均一に分散させた。この処理液は末処理の窒化ほ
う素を用いた場合と比較すると分散性が向上し沈
降しにくくなつた。実施例1と同様の塗布処理後
の被膜特性を測定した。その結果を第1表に併せ
て示す。 (発明の効果) 本発明の窒化ほう素含有離型用または潤滑用組
成物は、窒化ほう素と、一般式(1)〜(3)の有機けい
素化合物と界面活性剤とを組合せて用いたことに
より、有機溶剤に溶解した上記有機けい素化合物
中に窒化ほう素が界面活性剤の作用で均一に分散
し、これから得られた被膜は、上記有機けい素化
合物の官能性基の作用で基材に対し優れた密着性
を有し、この有機けい素化合物に窒化ほう素が均
一分散しているので、窒化ほう素自体の基材に対
する密着性が悪いとしてもこの被膜全体の基材に
対する接着性が非常に高いものである。しかも、
上記有機けい素化合物は、耐熱性、離型性が優れ
ている上、化学的に中性で、かつ安定性の高い被
膜を形成するため、かかる有機けい素化合物に偏
在することなく窒化ほう素が均一分散された被膜
は、離型・潤滑効果が十分に発揮される上、この
ような離型・潤滑効果ら長期に亘り安定して発揮
され、更に強度も高く、耐久性が高いという効果
を奏する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 窒化ほう素粉末100重量部に対して、有機け
い素化合物10〜150重量部と、界面活性剤1〜10
重量部を有機溶媒に分散溶解してなり、かつ上記
有機けい素化合物が下記一般式(1),(2),及び(3)か
ら選ばれる1種又は2種以上である窒化ほう素含
有離型用または潤滑用組成物。 (ここにR1は水素原子または非置換あるいは
置換の1価炭化水素基から選択される原子または
基、a,bは0<a<2、0.001<b<0.5) (ここにR2,R3は水素原子または同種あるい
は異種の非置換または置換の1価炭化水素基から
選択される原子または基、c,dは0<c,d<
2、m,nはm≧1、n≧0) R4 eSi(OR5)4-e ……(3) (ここにR4は非置換または置換の1価炭化水
素基から選択される基、R5は飽和の非置換また
は置換の1価炭化水素基、eは1,2,3から選
択される整数)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14940086A JPS636093A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 窒化ほう素含有離型用または潤滑用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14940086A JPS636093A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 窒化ほう素含有離型用または潤滑用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS636093A JPS636093A (ja) | 1988-01-12 |
| JPH0351758B2 true JPH0351758B2 (ja) | 1991-08-07 |
Family
ID=15474303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14940086A Granted JPS636093A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 窒化ほう素含有離型用または潤滑用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS636093A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0819434B2 (ja) * | 1989-03-31 | 1996-02-28 | 信越化学工業株式会社 | 高温用潤滑剤組成物 |
| US6645612B2 (en) | 2001-08-07 | 2003-11-11 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | High solids hBN slurry, hBN paste, spherical hBN powder, and methods of making and using them |
| US7494635B2 (en) | 2003-08-21 | 2009-02-24 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | Boron nitride agglomerated powder |
| JP6498406B2 (ja) * | 2014-09-26 | 2019-04-10 | 株式会社ネオス | 離型剤組成物 |
| CN115368758A (zh) * | 2022-09-13 | 2022-11-22 | 安徽大学 | 一种非离子表面活性剂非共价改性氮化硼导热填料及基于其的导热复合材料 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5224193B2 (ja) * | 1972-03-21 | 1977-06-29 | ||
| JPS5142869A (ja) * | 1974-10-09 | 1976-04-12 | Kurihara Shigeru | Junkatsuzai |
| JPS5453122A (en) * | 1977-10-04 | 1979-04-26 | Asahi Glass Co Ltd | Process for forming glass using release agent and releasing agent therefor |
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-
1986
- 1986-06-27 JP JP14940086A patent/JPS636093A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS636093A (ja) | 1988-01-12 |
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