JPH0352717Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0352717Y2 JPH0352717Y2 JP1984197812U JP19781284U JPH0352717Y2 JP H0352717 Y2 JPH0352717 Y2 JP H0352717Y2 JP 1984197812 U JP1984197812 U JP 1984197812U JP 19781284 U JP19781284 U JP 19781284U JP H0352717 Y2 JPH0352717 Y2 JP H0352717Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retaining wall
- sealing material
- groove
- joint end
- wall block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、下水処理場の沈殿池や貯水槽等とし
て好適に使用できる円形地下埋設水槽に関するも
のである。
て好適に使用できる円形地下埋設水槽に関するも
のである。
[従来の技術]
従来、この種の円形水槽は、いわゆる現場打ち
コンクリートにより構築されるのが一般的であ
る。そのため、現場での形枠工事や鉄筋工事が不
可欠となり、作業の煩雑化を招いている。したが
つて、工期の短縮やコストダウンを図るのが難し
く、また、品質管理にも一定の限界があるという
点が問題となつている。
コンクリートにより構築されるのが一般的であ
る。そのため、現場での形枠工事や鉄筋工事が不
可欠となり、作業の煩雑化を招いている。したが
つて、工期の短縮やコストダウンを図るのが難し
く、また、品質管理にも一定の限界があるという
点が問題となつている。
また、他の先行技術として、例えば、実公昭52
−10731号公報に示されるように、予め工場等で
製造したコンクリートブロツクを縦横に積み上げ
配列させるとともに、特定のコンクリートブロツ
ク間にコンクリート製の支柱を介在させることに
より周壁を構成するようにしたものが知られてい
る。
−10731号公報に示されるように、予め工場等で
製造したコンクリートブロツクを縦横に積み上げ
配列させるとともに、特定のコンクリートブロツ
ク間にコンクリート製の支柱を介在させることに
より周壁を構成するようにしたものが知られてい
る。
ところが、このものも前記支柱は現場で型枠を
用いて構築するものであるため、現場作業が煩雑
なものになる。そして、各コンクリートブロツク
間には鉛直な接合面のみならず水平な接合面も存
在するため、接合面が多くなる。しかも、鉛直接
合面と水平接合面との交差部分におけるシールは
比較的難しい。そのため、漏水が生じる確立が高
くなり、特に、その接合面同士の交差部分で不具
合が発生し易い。
用いて構築するものであるため、現場作業が煩雑
なものになる。そして、各コンクリートブロツク
間には鉛直な接合面のみならず水平な接合面も存
在するため、接合面が多くなる。しかも、鉛直接
合面と水平接合面との交差部分におけるシールは
比較的難しい。そのため、漏水が生じる確立が高
くなり、特に、その接合面同士の交差部分で不具
合が発生し易い。
このような不具合を解消するために、水槽深さ
に略対応する背丈を有した平断面扇形のコンクリ
ート製擁壁ブロツクを柱を介することなしに円周
方向に複数個配列させて円形の周壁を構成するよ
うにしたものも開発されている。ところで、従来
のものは、各ブロツクの接合端面間に、軟質ゴム
製のシール材を介在させて漏水を防止するように
している。ところが、このようなものでは、軟質
シール材が経年変化により弾性を失うため、シー
ル材の接合端面に対する弾接力が次第に低下し、
シール製が劣化するという問題がある。また、こ
のようなものでは、地中に埋設することにより発
生する周囲からの土圧や、緊締具による緊締力に
よりシール材が薄く推し潰された状態になるた
め、シール材のフレキシビリテイを確保するのが
難しい。そのため、地震が発生した場合等の追従
性に乏しく、シール性能が一挙に損なわれること
がある。
に略対応する背丈を有した平断面扇形のコンクリ
ート製擁壁ブロツクを柱を介することなしに円周
方向に複数個配列させて円形の周壁を構成するよ
うにしたものも開発されている。ところで、従来
のものは、各ブロツクの接合端面間に、軟質ゴム
製のシール材を介在させて漏水を防止するように
している。ところが、このようなものでは、軟質
シール材が経年変化により弾性を失うため、シー
ル材の接合端面に対する弾接力が次第に低下し、
シール製が劣化するという問題がある。また、こ
のようなものでは、地中に埋設することにより発
生する周囲からの土圧や、緊締具による緊締力に
よりシール材が薄く推し潰された状態になるた
め、シール材のフレキシビリテイを確保するのが
難しい。そのため、地震が発生した場合等の追従
性に乏しく、シール性能が一挙に損なわれること
がある。
[考案が解決しようとする課題]
本考案は、形枠工事や鉄筋工事等のために現場
での作業が煩雑となり、また、品質管理も難しい
という問題と、コンクリートブロツクを用いる
と、長期に亘つて漏水を効果的に防止するのが難
しくなるとともに、地震等の際に水槽としての機
能が突然に失われる事態を招き易いという問題を
一挙に解消することを目的としている。
での作業が煩雑となり、また、品質管理も難しい
という問題と、コンクリートブロツクを用いる
と、長期に亘つて漏水を効果的に防止するのが難
しくなるとともに、地震等の際に水槽としての機
能が突然に失われる事態を招き易いという問題を
一挙に解消することを目的としている。
[課題を解決するための手段]
本考案は、かかる目的を達成するために、次の
ような構成を採用したものである。
ような構成を採用したものである。
すなわち、本考案に係る円形地下埋設水槽は、
水槽深さに略対応する背丈を有した平断面扇形の
コンクリート製擁壁ブロツクを柱を介することな
しに円周方向に複数個配列させてなる真円形状の
周壁を具備してなるものであつて、各擁壁ブロツ
クの接合端面を、延長することによつてその周壁
の中心線上で交わるように設定し、対面する接合
端面の一方に、大幅溝と小幅溝とを重合させた段
付凹部形状のシール溝をそれぞれ設け、各シール
溝の小幅溝に水膨張ゴム製のシール材をそれぞれ
嵌着し、対面する接合端面間でこれらシール材を
それぞれ圧密していることを特徴とする。
水槽深さに略対応する背丈を有した平断面扇形の
コンクリート製擁壁ブロツクを柱を介することな
しに円周方向に複数個配列させてなる真円形状の
周壁を具備してなるものであつて、各擁壁ブロツ
クの接合端面を、延長することによつてその周壁
の中心線上で交わるように設定し、対面する接合
端面の一方に、大幅溝と小幅溝とを重合させた段
付凹部形状のシール溝をそれぞれ設け、各シール
溝の小幅溝に水膨張ゴム製のシール材をそれぞれ
嵌着し、対面する接合端面間でこれらシール材を
それぞれ圧密していることを特徴とする。
[作用]
このような水槽であれば、周辺土圧により各擁
壁ブロツクに作用する外力は真円の中心方向に働
くので、各擁壁ブロツクには円周方向の圧縮応力
のみが作用することになる。しかして、コンクリ
ート製のブロツクは、元来、圧縮応力には強い性
質を有しているので、その性質を最大限利用する
ことができる。
壁ブロツクに作用する外力は真円の中心方向に働
くので、各擁壁ブロツクには円周方向の圧縮応力
のみが作用することになる。しかして、コンクリ
ート製のブロツクは、元来、圧縮応力には強い性
質を有しているので、その性質を最大限利用する
ことができる。
しかも、各擁壁ブロツクの接合端面同士は、そ
の土圧によつて、相寄る方向に押し付けられるの
で、シール溝の形状を前述のように特殊なものに
すると同時にシール材として水膨張ゴム製のもの
を用いていることと相俟つて、その接合端面間の
シール性能を長期に亘つて維持することができ、
漏水を効果的に防止することができる。
の土圧によつて、相寄る方向に押し付けられるの
で、シール溝の形状を前述のように特殊なものに
すると同時にシール材として水膨張ゴム製のもの
を用いていることと相俟つて、その接合端面間の
シール性能を長期に亘つて維持することができ、
漏水を効果的に防止することができる。
すなわち、各擁壁ブロツクの接合端面を、延長
することによつてその周壁の中心線上で交わるよ
うに設定しておけば、その接合端面は、土圧によ
り正確に相寄る方向に押し付けられる。その結
果、シール材には圧縮力のみが作用することにな
り、該シーズ材がねじれたり小幅溝から外れるよ
うなことがなくなる。しかして、この状態で、シ
ール部分に水分が導かれると、この水分によつて
前記シール材が膨張する。この場合、該シール材
は、前記大幅溝と、隣接する擁壁ブロツクの接合
端面とによつて形成される空洞を埋めるようにし
て充分に厚みを確保した状態で膨張することにな
る。そのため、水分が存在する限り、該シール材
が弾性に富んだ状態で対向する接合端面に押し付
けられることになり、優れたシール性を発揮させ
続けることができる。また、厚みを持つた状態で
適度に厚密しておけば、該シール材がフレキシビ
リテイに富んだ状態になるので、地震その他によ
り接合端面間に衝撃的な位置ずれが生じても、シ
ール性能が急激に低下するようなことはなくな
る。
することによつてその周壁の中心線上で交わるよ
うに設定しておけば、その接合端面は、土圧によ
り正確に相寄る方向に押し付けられる。その結
果、シール材には圧縮力のみが作用することにな
り、該シーズ材がねじれたり小幅溝から外れるよ
うなことがなくなる。しかして、この状態で、シ
ール部分に水分が導かれると、この水分によつて
前記シール材が膨張する。この場合、該シール材
は、前記大幅溝と、隣接する擁壁ブロツクの接合
端面とによつて形成される空洞を埋めるようにし
て充分に厚みを確保した状態で膨張することにな
る。そのため、水分が存在する限り、該シール材
が弾性に富んだ状態で対向する接合端面に押し付
けられることになり、優れたシール性を発揮させ
続けることができる。また、厚みを持つた状態で
適度に厚密しておけば、該シール材がフレキシビ
リテイに富んだ状態になるので、地震その他によ
り接合端面間に衝撃的な位置ずれが生じても、シ
ール性能が急激に低下するようなことはなくな
る。
また、各擁壁ブロツクは、水槽深さに略対応す
る背丈を有しているため、上下方向に接合する必
要がなく、周壁には鉛直方向の接合面が平行に存
在するのみとなる。そのため、接合面を少なくす
ることができるとともに、鉛直接合面と水平接合
面とが交差する部分を無くすことができる。
る背丈を有しているため、上下方向に接合する必
要がなく、周壁には鉛直方向の接合面が平行に存
在するのみとなる。そのため、接合面を少なくす
ることができるとともに、鉛直接合面と水平接合
面とが交差する部分を無くすことができる。
しかも、各擁壁ブロツク間に支柱を介在させて
いないので、現場で型枠を用いることなしに周壁
を構築することができる。
いないので、現場で型枠を用いることなしに周壁
を構築することができる。
[実施例]
以下、本考案を下水処理場の最初沈殿池あるい
は最終沈殿池として使用される円形地下埋設水槽
に適用した場合の一実施例につき、第1図〜第6
図を参照して説明する。
は最終沈殿池として使用される円形地下埋設水槽
に適用した場合の一実施例につき、第1図〜第6
図を参照して説明する。
第1図は、本考案に係る円形地下水槽を示す一
部切欠した平面図であり、第2図は、同正断面図
である。これらの図面に示されるように、この水
槽は、複数の擁壁ブロツク1を柱を介することな
しに円周方向に配列させて形成した円筒体状の周
壁2と、この周壁2の基底部2aに連続させて設
けた底版3とを具備してなる。各擁壁ブロツク1
は、第3図a〜fに示すように、水槽深さに略対
応する背丈を有し、平断面扇形をしたわん曲板状
のコンクリートブロツクであり、その基底部2a
には、底版3の厚みに対応するフランジ4を有し
ている。なお、各擁壁ブロツク1の内周面1aお
よび外周面1bの曲率中心は、第4図に示すよう
に、該円形水槽の中心線n上にあり、また、左右
の接合端面5、6を延長すると、前記中心線n上
で交わるように設定してある。したがつて、これ
らの擁壁ブロツク1を必要個数接合させることに
よつて真円の周壁2が形成されるようになつてい
る。
部切欠した平面図であり、第2図は、同正断面図
である。これらの図面に示されるように、この水
槽は、複数の擁壁ブロツク1を柱を介することな
しに円周方向に配列させて形成した円筒体状の周
壁2と、この周壁2の基底部2aに連続させて設
けた底版3とを具備してなる。各擁壁ブロツク1
は、第3図a〜fに示すように、水槽深さに略対
応する背丈を有し、平断面扇形をしたわん曲板状
のコンクリートブロツクであり、その基底部2a
には、底版3の厚みに対応するフランジ4を有し
ている。なお、各擁壁ブロツク1の内周面1aお
よび外周面1bの曲率中心は、第4図に示すよう
に、該円形水槽の中心線n上にあり、また、左右
の接合端面5、6を延長すると、前記中心線n上
で交わるように設定してある。したがつて、これ
らの擁壁ブロツク1を必要個数接合させることに
よつて真円の周壁2が形成されるようになつてい
る。
そして、各擁壁ブロツク1の一方の接合端面6
には、平行な二条のシール溝7,8が上端から下
端に亘つて設けてあり、これら各シール溝7,8
に水膨張ゴム製のシール材9を装着している。
には、平行な二条のシール溝7,8が上端から下
端に亘つて設けてあり、これら各シール溝7,8
に水膨張ゴム製のシール材9を装着している。
また、各擁壁ブロツク1には、筺形金属製の4
個の連結用ボツクス10を外周面1bにそれぞれ
開口させて埋設するとともに、該ブロツク1の内
部に各連結用ボツクス10内に連通し、該ボツク
ス10を前記各接合端面5,6に開口させるわん
曲した挿通孔11を設けており、これら各挿通孔
11は、隣接する擁壁ブロツク1の各挿通孔11
とそれぞれ合致し得るようになつている。そし
て、これら各挿通孔11内には、PC鋼棒12を
挿通させている。各PC鋼棒12は、両端に螺子
部12a,12bを有した鋼鉄製の棒材であり、
一方螺子部12aを特定の擁壁ブロツク1の連結
用ボツクス10内に突出させるとともに、他方の
螺子部12bをその特定の擁壁ブロツク1に隣接
する擁壁ブロツク1の連結用ボツクス10内に位
置させている。そして、連結用ボツクス10内に
おいて、前記各螺子部12a,12bにアンカー
プレート13を介してナツト14を螺子させ、こ
のナツト14を締付けて前記PC鋼棒12に張力
を付与することによつて隣接する擁壁ブロツク1
同士を連結している。なお、前記挿通孔11およ
び前記連結用ボツクス10内には、PC鋼棒12
による緊締を完了した後にモルタル又はコンクリ
ート(図示せず)を充填しておく。このように
PC鋼棒12によつて各擁壁ブロツク12同士を
連結しておくのは、周壁2の周囲に土を埋め戻す
際に発生する偏土圧によつて該擁壁ブロツク1に
位置づれが生じるのを防止するためである。
個の連結用ボツクス10を外周面1bにそれぞれ
開口させて埋設するとともに、該ブロツク1の内
部に各連結用ボツクス10内に連通し、該ボツク
ス10を前記各接合端面5,6に開口させるわん
曲した挿通孔11を設けており、これら各挿通孔
11は、隣接する擁壁ブロツク1の各挿通孔11
とそれぞれ合致し得るようになつている。そし
て、これら各挿通孔11内には、PC鋼棒12を
挿通させている。各PC鋼棒12は、両端に螺子
部12a,12bを有した鋼鉄製の棒材であり、
一方螺子部12aを特定の擁壁ブロツク1の連結
用ボツクス10内に突出させるとともに、他方の
螺子部12bをその特定の擁壁ブロツク1に隣接
する擁壁ブロツク1の連結用ボツクス10内に位
置させている。そして、連結用ボツクス10内に
おいて、前記各螺子部12a,12bにアンカー
プレート13を介してナツト14を螺子させ、こ
のナツト14を締付けて前記PC鋼棒12に張力
を付与することによつて隣接する擁壁ブロツク1
同士を連結している。なお、前記挿通孔11およ
び前記連結用ボツクス10内には、PC鋼棒12
による緊締を完了した後にモルタル又はコンクリ
ート(図示せず)を充填しておく。このように
PC鋼棒12によつて各擁壁ブロツク12同士を
連結しておくのは、周壁2の周囲に土を埋め戻す
際に発生する偏土圧によつて該擁壁ブロツク1に
位置づれが生じるのを防止するためである。
ところで、前述する如く各擁壁ブロツク1を連
結するに際しては、各擁壁ブロツク1の片側にあ
るシール溝7,8に水膨張ゴム製のシール材9を
装着するが、該シール溝7,8は図示のごとく大
幅溝7aと小幅溝7b(8は大幅溝8aと小幅溝
8b)とを重合させた段付凹部形状となつてお
り、この小幅溝7b及び8b部分にシール材9を
嵌着している。すなわち、段付凹部形状のシール
溝7,8は比較的浅い大幅溝7a,8aの底部中
央部に小幅溝7b,8bを設けたもので、具体的
には、第9図に示すような断面形状をなしてい
る。また、シール材9は断面四角の長尺物であ
り、水分を吸収することにより膨張する水膨張ゴ
ムにより作られている。しかして、このシール材
9の他端面9aを隣接する他方の擁壁ブロツク1
の平坦な接合端面5に弾接させ、接合部分に水分
が存在しても、シール材9自身の膨張力によつて
接合端面5,6に強力に弾接し漏水や侵入水を確
実に遮断することができる。このシール材9は水
分の存在によつて自ら膨張するのであるが、シー
ル材9を保持する小幅溝7b,8bの開口端にさ
らに大幅溝7a,8aを設けることによつてシー
ル材9の膨張代を充分に確保することができる
(第8図参照)。
結するに際しては、各擁壁ブロツク1の片側にあ
るシール溝7,8に水膨張ゴム製のシール材9を
装着するが、該シール溝7,8は図示のごとく大
幅溝7aと小幅溝7b(8は大幅溝8aと小幅溝
8b)とを重合させた段付凹部形状となつてお
り、この小幅溝7b及び8b部分にシール材9を
嵌着している。すなわち、段付凹部形状のシール
溝7,8は比較的浅い大幅溝7a,8aの底部中
央部に小幅溝7b,8bを設けたもので、具体的
には、第9図に示すような断面形状をなしてい
る。また、シール材9は断面四角の長尺物であ
り、水分を吸収することにより膨張する水膨張ゴ
ムにより作られている。しかして、このシール材
9の他端面9aを隣接する他方の擁壁ブロツク1
の平坦な接合端面5に弾接させ、接合部分に水分
が存在しても、シール材9自身の膨張力によつて
接合端面5,6に強力に弾接し漏水や侵入水を確
実に遮断することができる。このシール材9は水
分の存在によつて自ら膨張するのであるが、シー
ル材9を保持する小幅溝7b,8bの開口端にさ
らに大幅溝7a,8aを設けることによつてシー
ル材9の膨張代を充分に確保することができる
(第8図参照)。
また、この擁壁ブロツク1には内周面の両端に
上端より下端まで、各擁壁ブロツク1を連結した
ときの継目となる部分のシールのための切欠1
5,16を設け、連結した際にここにできる空隙
に例えばポリウレタン樹脂17を充填する。外周
面の両端には、上端途中まで切欠18,19を設
け、連結した際にここにできる空隙にモルタル2
0を充填する。
上端より下端まで、各擁壁ブロツク1を連結した
ときの継目となる部分のシールのための切欠1
5,16を設け、連結した際にここにできる空隙
に例えばポリウレタン樹脂17を充填する。外周
面の両端には、上端途中まで切欠18,19を設
け、連結した際にここにできる空隙にモルタル2
0を充填する。
一方、底版3は、前記擁壁ブロツク1のフラン
ジ4の先端間にコンクリートを打設することによ
り作られたもので、その中央部には、撹拌装置
(図示せず)等を装着するための凹部3aを有し
ている。
ジ4の先端間にコンクリートを打設することによ
り作られたもので、その中央部には、撹拌装置
(図示せず)等を装着するための凹部3aを有し
ている。
なお、21は基礎栗石、22は基礎コンクリー
ト、23は敷きモルタル、24は差し筋である。
ト、23は敷きモルタル、24は差し筋である。
このような構成のものであれば、複数の擁壁ブ
ロツク1を現場で組み立てることによつて、その
周壁2を作ることができるので、周壁構築用の大
がかりな型枠工事や鉄筋工事が不要となり、現場
作業の煩雑化を大幅に緩和することができる。ま
た、前記擁壁ブロツク1は、工事等で大量生産的
手法により製造することができるので、品質管理
を充分に行うことが可能であり、寸法精度が高く
コストダウンを図るのが容易な水槽を提供し得る
ものである。しかも、前記擁壁ブロツク1を前記
のような形状のものにして前記周壁2を真円のも
のにすれば、周辺土圧により各擁壁ブロツク1に
作用する外力は真円の中心方向に働くので、各擁
壁ブロツク1には圧縮応力のみが作用することに
なる。しかして、コンクリート製のブロツクは、
前述したように圧縮応力には強い性質を有してい
るので、その性質を最大限利用することができ、
最小の材料で必要強度を有した水槽を構築するこ
とができる。しかも、各擁壁ブロツク1同士は、
その土圧によつて、相互に押し付けられるので、
擁壁ブロツク1同士の接合面に設けたシール材9
を効果的に圧密することができ、漏水を有効に防
止することができる。すなわち、各擁壁ブロツク
1の接合端面5,6を、延長することによつてそ
の周壁2の中心線n上で交わるように設定してお
けば、その接合端面5,6は、土圧により正確に
相寄る方向に押し付けられることになつて、シー
ル材9には圧縮力のみが正確に作用することにな
り、該シーズ材9がねじれたり小幅溝7b,8b
から外れるようなことがなくなる。しかして、こ
の状態で、シール部分に水分が導かれると、この
水分によつて前記シール材9が膨張する。この場
合、該シール材9は、第8図に示すように、前記
大幅溝7a,8aと、隣接する擁壁ブロツク1の
接合端面5とによつて形成される空洞を埋めるよ
うにして十分に厚みを確保した状態で膨張するこ
とになる。そのため、水分が存在する限り、該シ
ール材9が弾性に富んだ状態で対向する接合端面
5に押し付けられることになり、優れたシール性
を発揮させ続けることができる。また、厚みを持
つた状態で適度に厚密しておけば、該シール材9
がフレキシビリテイに富んだ状態になるので、地
震その他により接合端面5,6間に衝撃的な位置
ずれが生じても、シール性が急激に低下するよう
なことはなくなる。
ロツク1を現場で組み立てることによつて、その
周壁2を作ることができるので、周壁構築用の大
がかりな型枠工事や鉄筋工事が不要となり、現場
作業の煩雑化を大幅に緩和することができる。ま
た、前記擁壁ブロツク1は、工事等で大量生産的
手法により製造することができるので、品質管理
を充分に行うことが可能であり、寸法精度が高く
コストダウンを図るのが容易な水槽を提供し得る
ものである。しかも、前記擁壁ブロツク1を前記
のような形状のものにして前記周壁2を真円のも
のにすれば、周辺土圧により各擁壁ブロツク1に
作用する外力は真円の中心方向に働くので、各擁
壁ブロツク1には圧縮応力のみが作用することに
なる。しかして、コンクリート製のブロツクは、
前述したように圧縮応力には強い性質を有してい
るので、その性質を最大限利用することができ、
最小の材料で必要強度を有した水槽を構築するこ
とができる。しかも、各擁壁ブロツク1同士は、
その土圧によつて、相互に押し付けられるので、
擁壁ブロツク1同士の接合面に設けたシール材9
を効果的に圧密することができ、漏水を有効に防
止することができる。すなわち、各擁壁ブロツク
1の接合端面5,6を、延長することによつてそ
の周壁2の中心線n上で交わるように設定してお
けば、その接合端面5,6は、土圧により正確に
相寄る方向に押し付けられることになつて、シー
ル材9には圧縮力のみが正確に作用することにな
り、該シーズ材9がねじれたり小幅溝7b,8b
から外れるようなことがなくなる。しかして、こ
の状態で、シール部分に水分が導かれると、この
水分によつて前記シール材9が膨張する。この場
合、該シール材9は、第8図に示すように、前記
大幅溝7a,8aと、隣接する擁壁ブロツク1の
接合端面5とによつて形成される空洞を埋めるよ
うにして十分に厚みを確保した状態で膨張するこ
とになる。そのため、水分が存在する限り、該シ
ール材9が弾性に富んだ状態で対向する接合端面
5に押し付けられることになり、優れたシール性
を発揮させ続けることができる。また、厚みを持
つた状態で適度に厚密しておけば、該シール材9
がフレキシビリテイに富んだ状態になるので、地
震その他により接合端面5,6間に衝撃的な位置
ずれが生じても、シール性が急激に低下するよう
なことはなくなる。
しかも、これら各擁壁ブロツク1は、水槽深さ
に略対応する背丈を有しているため、上下方向に
接合する必要がない。そのため、周壁2には、接
合面が比較的少ない上に、鉛直接合面と水平接合
面とが交差するような部分が一切なく、シール構
造の複雑化を招くことがない。したがつて、この
点からも漏水を有効に防止することができるもの
である。
に略対応する背丈を有しているため、上下方向に
接合する必要がない。そのため、周壁2には、接
合面が比較的少ない上に、鉛直接合面と水平接合
面とが交差するような部分が一切なく、シール構
造の複雑化を招くことがない。したがつて、この
点からも漏水を有効に防止することができるもの
である。
また、各擁壁ブロツク1間に柱を介在させてい
ないので、現場で型枠を使用することなしに周壁
を構成することができる。したがつて、この点か
らも現場作業の簡略化を図ることができる。
ないので、現場で型枠を使用することなしに周壁
を構成することができる。したがつて、この点か
らも現場作業の簡略化を図ることができる。
なお、組み合わせる擁壁ブロツクの個数は、図
示例のものに限られないのは勿論であり、本考案
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。
示例のものに限られないのは勿論であり、本考案
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。
また、擁壁ブロツクの形状も、前記実施例にも
のに限られず、例えば、第12図、第13図ある
いは第14図に示すようなものであつてもよい。
すなわち、第12図に示す擁壁ブロツク101
は、基底部の内周側にフランジ104を突設する
とともに、外周側に膨出部105を一体に設けて
なるものである。また、第13図に示す擁壁ブロ
ツク201は、基底部に全くフランジを有さない
ものである。さらに、第14図に示す擁壁ブロツ
ク301は、内周側にフランジ304を突設する
とともに、外周側にフランジ305を設けてい
る。そして、この擁壁ブロツク301は、挿通孔
11および連結用ボツクス(図示せず)を設けて
いない中間部位306,307を薄肉に成形して
いる。
のに限られず、例えば、第12図、第13図ある
いは第14図に示すようなものであつてもよい。
すなわち、第12図に示す擁壁ブロツク101
は、基底部の内周側にフランジ104を突設する
とともに、外周側に膨出部105を一体に設けて
なるものである。また、第13図に示す擁壁ブロ
ツク201は、基底部に全くフランジを有さない
ものである。さらに、第14図に示す擁壁ブロツ
ク301は、内周側にフランジ304を突設する
とともに、外周側にフランジ305を設けてい
る。そして、この擁壁ブロツク301は、挿通孔
11および連結用ボツクス(図示せず)を設けて
いない中間部位306,307を薄肉に成形して
いる。
また、適用対象は、下水処理場の最初あるいは
最終沈殿池に限られないのは勿論であり、例え
ば、防火水槽等の貯水槽であつてもよい。しかし
て、貯水槽として用いる場合には、その上端に蓋
を設ける。
最終沈殿池に限られないのは勿論であり、例え
ば、防火水槽等の貯水槽であつてもよい。しかし
て、貯水槽として用いる場合には、その上端に蓋
を設ける。
[考案の効果]
以上詳述したように、本考案にかかる円形水槽
は、その周壁を複数の擁壁ブロツクにより構成し
それら擁壁ブロツクを柱を介在させることなしに
円周方向に配列させているので、現場作業の煩雑
化を解消することができ、工期の短縮ならびにコ
ストダウンを図ることができる。しかも、前記擁
壁ブロツクを平断面扇形のものにし、これを円周
方向に配列させて真円の周壁を構成するようにし
ているので、各擁壁ブロツクには圧縮力のみが働
くこととなつて強度的にも優れたものとなる。
は、その周壁を複数の擁壁ブロツクにより構成し
それら擁壁ブロツクを柱を介在させることなしに
円周方向に配列させているので、現場作業の煩雑
化を解消することができ、工期の短縮ならびにコ
ストダウンを図ることができる。しかも、前記擁
壁ブロツクを平断面扇形のものにし、これを円周
方向に配列させて真円の周壁を構成するようにし
ているので、各擁壁ブロツクには圧縮力のみが働
くこととなつて強度的にも優れたものとなる。
しかも、本考案では、擁壁ブロツクの接合端面
同士が、土圧により正確に相寄る方向に押し付け
られるようにしているので、シール材には圧縮力
のみが作用することになる。そのため、シール溝
を前述ような特殊な形状のものにすると同時にシ
ール材として水膨張ゴム製のものを使用すれば、
このシール材が小幅溝から外れるようなことがな
くなり、シール部分に水分が導かれた場合に、該
シール材が、前記大幅溝と、隣接する擁壁ブロツ
クの接合端面とによつて形成される空洞を埋める
ようにして十分に厚みを確保した状態で膨張する
ことになる。したがつて、シール材の弾性が劣化
してシール性能が次第に低下するという不具合を
解消することができるとともに、地震等により接
合端面間に衝撃的な偏位が加わつてもシール性能
が急激に低下するのを防ぐことができる。よつ
て、漏水を長期に亘つて確実に防止することがで
きるという効果が得られる。
同士が、土圧により正確に相寄る方向に押し付け
られるようにしているので、シール材には圧縮力
のみが作用することになる。そのため、シール溝
を前述ような特殊な形状のものにすると同時にシ
ール材として水膨張ゴム製のものを使用すれば、
このシール材が小幅溝から外れるようなことがな
くなり、シール部分に水分が導かれた場合に、該
シール材が、前記大幅溝と、隣接する擁壁ブロツ
クの接合端面とによつて形成される空洞を埋める
ようにして十分に厚みを確保した状態で膨張する
ことになる。したがつて、シール材の弾性が劣化
してシール性能が次第に低下するという不具合を
解消することができるとともに、地震等により接
合端面間に衝撃的な偏位が加わつてもシール性能
が急激に低下するのを防ぐことができる。よつ
て、漏水を長期に亘つて確実に防止することがで
きるという効果が得られる。
なお、この水槽は、その周壁に存在する接合面
を可及的に少なくするとともに、ブロツク同士の
接合面が交差するような部分が生じないようにし
ているので、シール箇所が多くなつたり、シール
構造の複雑化を招くことがなく、漏水を特に効果
的に防止することができる。
を可及的に少なくするとともに、ブロツク同士の
接合面が交差するような部分が生じないようにし
ているので、シール箇所が多くなつたり、シール
構造の複雑化を招くことがなく、漏水を特に効果
的に防止することができる。
第1図〜第11図は、本考案の一実施例を示
し、第1図は一部切欠した平面図、第2図は正断
面図、第3図aは擁壁ブロツクの平面図、第3図
bは同正面図、第3図cは同左側面図、第3図d
は同右側面図、第3図eは同底面図、第3図fは
同背面図、第4図は擁壁ブロツクの形状説明図、
第5図は連結用ボツクス内を示す拡大断面図、第
6図は周壁の外周を模式的に示す説明図、第7図
は第1図におけるA−A線断面図、第8図は第7
図におけるB−B線に沿う拡大断面図、第9図は
シール溝をさらに拡大して示す断面図、第10図
はシール溝部を示す部分斜視図、第11図は擁壁
ブロツクを示す斜視図である。第12図、第13
図、第14図は本考案のそれぞれ他の実施例を示
す擁壁ブロツクの斜視図である。 n……中心線、1……擁壁ブロツク、1a……
内周面、1b……外周面、2……周壁、2a……
基底部、3……底版、3a……凹部、4……フラ
ンジ、5,6……接合端面、7……シール溝、7
a……大幅溝、7b……小幅溝、8……シール
溝、8a……大幅溝、8b……小幅溝、9……シ
ール材、10……連結用ボツクス、11……挿通
孔、12……PC鋼棒、12a,12b……捩子
部、13……アンカープレート、14……ナツ
ト、15,16……切欠、17……ポリウレタン
樹脂、18,19……切欠、20……モルタル、
21……基礎栗石、22……基礎コンクリート、
23……敷きモルタル、24……差し筋、10
1,201,301……擁壁ブロツク、104,
105,304,305……フランジ、306,
307……中間部位。
し、第1図は一部切欠した平面図、第2図は正断
面図、第3図aは擁壁ブロツクの平面図、第3図
bは同正面図、第3図cは同左側面図、第3図d
は同右側面図、第3図eは同底面図、第3図fは
同背面図、第4図は擁壁ブロツクの形状説明図、
第5図は連結用ボツクス内を示す拡大断面図、第
6図は周壁の外周を模式的に示す説明図、第7図
は第1図におけるA−A線断面図、第8図は第7
図におけるB−B線に沿う拡大断面図、第9図は
シール溝をさらに拡大して示す断面図、第10図
はシール溝部を示す部分斜視図、第11図は擁壁
ブロツクを示す斜視図である。第12図、第13
図、第14図は本考案のそれぞれ他の実施例を示
す擁壁ブロツクの斜視図である。 n……中心線、1……擁壁ブロツク、1a……
内周面、1b……外周面、2……周壁、2a……
基底部、3……底版、3a……凹部、4……フラ
ンジ、5,6……接合端面、7……シール溝、7
a……大幅溝、7b……小幅溝、8……シール
溝、8a……大幅溝、8b……小幅溝、9……シ
ール材、10……連結用ボツクス、11……挿通
孔、12……PC鋼棒、12a,12b……捩子
部、13……アンカープレート、14……ナツ
ト、15,16……切欠、17……ポリウレタン
樹脂、18,19……切欠、20……モルタル、
21……基礎栗石、22……基礎コンクリート、
23……敷きモルタル、24……差し筋、10
1,201,301……擁壁ブロツク、104,
105,304,305……フランジ、306,
307……中間部位。
Claims (1)
- 水槽深さに略対応する背丈を有した平断面扇形
のコンクリート製擁壁ブロツクを柱を介すること
なしに円周方向に複数個配列させてなる真円形状
の周壁を具備してなるものであつて、各擁壁ブロ
ツクの接合端面を、延長することによつてその周
壁の中心線上で交わるように設定し、対面する接
合端面の一方に、大幅溝と小幅溝とを重合させた
段付凹部形状のシール溝をそれぞれ設け、各シー
ル溝の小幅溝に水膨張ゴム製のシール材をそれぞ
れ嵌着し、対面する接合端面間でこれらシール材
をそれぞれ圧密していることを特徴とする円形地
下埋設水槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984197812U JPH0352717Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984197812U JPH0352717Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61117191U JPS61117191U (ja) | 1986-07-24 |
| JPH0352717Y2 true JPH0352717Y2 (ja) | 1991-11-15 |
Family
ID=30756301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984197812U Expired JPH0352717Y2 (ja) | 1984-12-29 | 1984-12-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0352717Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5210731U (ja) * | 1975-07-11 | 1977-01-25 |
-
1984
- 1984-12-29 JP JP1984197812U patent/JPH0352717Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61117191U (ja) | 1986-07-24 |
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