JPH0352772Y2 - - Google Patents
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- JPH0352772Y2 JPH0352772Y2 JP6211989U JP6211989U JPH0352772Y2 JP H0352772 Y2 JPH0352772 Y2 JP H0352772Y2 JP 6211989 U JP6211989 U JP 6211989U JP 6211989 U JP6211989 U JP 6211989U JP H0352772 Y2 JPH0352772 Y2 JP H0352772Y2
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- drum
- traverse
- oil
- guide
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Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は繊維機械に関し、詳しくは、糸巻取
機におけるトラバース装置に関する。
機におけるトラバース装置に関する。
上記糸巻取機において、連続的に送られてくる
糸はトラバース装置により綾振りされ、ボビン上
に巻取られる。
糸はトラバース装置により綾振りされ、ボビン上
に巻取られる。
従来、上記トラバース装置には、表面に螺旋溝
を形成しているトラバースドラムと、該螺旋溝に
沿つて動き糸と係合しているトラバースガイド
と、該ガイドの動きを規制するガイドレールとよ
りなる装置がある。なお、該レールにより、上記
ガイドはトラバースドラムの軸心と平行な方向以
外の方向には動かないように規制されている。こ
の装置において、上記ドラムを回転させると、上
記ガイドがガイドレールに規制された状態でドラ
ムの螺旋溝に沿つて走行することにより、巻取り
範囲内での上記軸心と平行な方向の往復動を繰り
返す。上記ガイドは消耗品であり、ドラムの螺旋
溝あるいはレールとの接触による摩耗が一定段階
以上になり、該ガイド自体の走行に支障が生じた
時に交換される。また、該ガイドの交換時に、上
記接触による摩耗を減ずるために、ドラムにはグ
リースまたはオイル等の潤滑剤が塗布されてい
た。
を形成しているトラバースドラムと、該螺旋溝に
沿つて動き糸と係合しているトラバースガイド
と、該ガイドの動きを規制するガイドレールとよ
りなる装置がある。なお、該レールにより、上記
ガイドはトラバースドラムの軸心と平行な方向以
外の方向には動かないように規制されている。こ
の装置において、上記ドラムを回転させると、上
記ガイドがガイドレールに規制された状態でドラ
ムの螺旋溝に沿つて走行することにより、巻取り
範囲内での上記軸心と平行な方向の往復動を繰り
返す。上記ガイドは消耗品であり、ドラムの螺旋
溝あるいはレールとの接触による摩耗が一定段階
以上になり、該ガイド自体の走行に支障が生じた
時に交換される。また、該ガイドの交換時に、上
記接触による摩耗を減ずるために、ドラムにはグ
リースまたはオイル等の潤滑剤が塗布されてい
た。
上述のトラバース装置において、次のような問
題点があつた。つまり、第1に上記ガイドの交換
を頻繁に行なわなければならないことである。交
換作業自体のわずらわしさに加えて、該ガイドを
交換している間機台を停止し糸の巻取りを中断す
る必要があり、非常に非効率的であつた。第2
に、上記摩擦により削り取られたガイドの摩耗部
分がドラムの螺旋溝内部に付着していた。したが
つて、いくらガイドを新しいものに交換しても、
上記溝内が摩耗部分で変形しているため、ガイド
の走行に支障が生じたり、あるいは上記摩耗部分
により新しいガイドの摩耗が促進されたりしてい
た。
題点があつた。つまり、第1に上記ガイドの交換
を頻繁に行なわなければならないことである。交
換作業自体のわずらわしさに加えて、該ガイドを
交換している間機台を停止し糸の巻取りを中断す
る必要があり、非常に非効率的であつた。第2
に、上記摩擦により削り取られたガイドの摩耗部
分がドラムの螺旋溝内部に付着していた。したが
つて、いくらガイドを新しいものに交換しても、
上記溝内が摩耗部分で変形しているため、ガイド
の走行に支障が生じたり、あるいは上記摩耗部分
により新しいガイドの摩耗が促進されたりしてい
た。
上記2点の問題点の原因は以下のように考えら
れる。すなわち、第1にガイドの交換時に塗布し
た潤滑剤のうちの大部分が、ドラムの回転と同時
に該回転の遠心力により飛散してしまつていたこ
と。第2に、摩耗によりガイドが発熱していて摩
擦しやすい状態だつたこと。第3に、交換時に塗
布された潤滑剤のうち飛散しなかつた潤滑剤はド
ラム回転後、即、古いものとなり、該古い状態で
永い時間使用されていたことである。
れる。すなわち、第1にガイドの交換時に塗布し
た潤滑剤のうちの大部分が、ドラムの回転と同時
に該回転の遠心力により飛散してしまつていたこ
と。第2に、摩耗によりガイドが発熱していて摩
擦しやすい状態だつたこと。第3に、交換時に塗
布された潤滑剤のうち飛散しなかつた潤滑剤はド
ラム回転後、即、古いものとなり、該古い状態で
永い時間使用されていたことである。
さらに、上記問題点は、上記ドラムの回転を速
くし、トラバース運動の速度を速めれば速める
程、顕著になり、高速巻取りを実現するための最
大の支障となつていた。
くし、トラバース運動の速度を速めれば速める
程、顕著になり、高速巻取りを実現するための最
大の支障となつていた。
この考案は、上記トラバースドラムを覆つてい
るドラムケースに給油部材を固定し、該給油部材
より油霧を上記トラバースドラムに吹き付けるよ
うにしたトラバース装置である。
るドラムケースに給油部材を固定し、該給油部材
より油霧を上記トラバースドラムに吹き付けるよ
うにしたトラバース装置である。
トラバースドラムが回転し、トラバースガイド
が糸綾振りのための往復動を行つている最中に、
適宜、上記給油部材より油霧を該ドラムに吹き付
け、新鮮な潤滑剤を該ドラムの螺旋溝とトラバー
スガイドとの接触面に供給する。
が糸綾振りのための往復動を行つている最中に、
適宜、上記給油部材より油霧を該ドラムに吹き付
け、新鮮な潤滑剤を該ドラムの螺旋溝とトラバー
スガイドとの接触面に供給する。
本考案のトラバース装置は、例えば、第9図で
示すような溶融紡出されて連続的に供給されるフ
イラメントイ糸YをボビンB上に巻取るためのテ
イクアツプ機Tuに適用される。このテイクアツ
プ機TuはタレツトTに取付けた2つのボビン支
持筒SP,SPに挿入されているボビンBに交互に
糸を巻取るタレツト式のものである。巻取り位置
にあるボビンBは、昇降自在なスライドボツクス
SBに支持されているローラRと常に接触し、巻
取り糸の糸層表面に常に一定の接圧を加えてい
る。該ボビンBの回転には、上記支持筒Spを回
転させる方法と、上記ローラRを回転させ間接的
に回転させる方法とがある。Trは本考案のトラ
バース装置を示し、該装置Trは上記スライドボ
ツクスSB内に設けられ、糸Yを綾振りさせてい
る。
示すような溶融紡出されて連続的に供給されるフ
イラメントイ糸YをボビンB上に巻取るためのテ
イクアツプ機Tuに適用される。このテイクアツ
プ機TuはタレツトTに取付けた2つのボビン支
持筒SP,SPに挿入されているボビンBに交互に
糸を巻取るタレツト式のものである。巻取り位置
にあるボビンBは、昇降自在なスライドボツクス
SBに支持されているローラRと常に接触し、巻
取り糸の糸層表面に常に一定の接圧を加えてい
る。該ボビンBの回転には、上記支持筒Spを回
転させる方法と、上記ローラRを回転させ間接的
に回転させる方法とがある。Trは本考案のトラ
バース装置を示し、該装置Trは上記スライドボ
ツクスSB内に設けられ、糸Yを綾振りさせてい
る。
以下、上記トラバース装置の実施例を図面に基
づいて説明する。第1図は、この実施例のトラバ
ース装置1の縦断正面図であり、第2図は第1図
におけるX−X線断面図を示している。このトラ
バース装置1において、2はトラバースドラム、
3は該ドラム2の螺旋溝、4はドラムケース、
5,6は該ケース4に螺着されたガイドレール、
7は該2つのレール5,6によりトラバースドラ
ム2軸心と平行に形成された案内溝、8はトラバ
ースガイドである。9は給油部、10は排油部を
示し、それぞれの詳細は後に説明する。
づいて説明する。第1図は、この実施例のトラバ
ース装置1の縦断正面図であり、第2図は第1図
におけるX−X線断面図を示している。このトラ
バース装置1において、2はトラバースドラム、
3は該ドラム2の螺旋溝、4はドラムケース、
5,6は該ケース4に螺着されたガイドレール、
7は該2つのレール5,6によりトラバースドラ
ム2軸心と平行に形成された案内溝、8はトラバ
ースガイドである。9は給油部、10は排油部を
示し、それぞれの詳細は後に説明する。
上記トラバースガイド8は、第3図で拡大して
示しているように、上記螺旋溝に沿つて動くシユ
ー11がベース12に固着され、該ベース12の
上面にはヤーンガイドホルダー13が固着されて
いる。なお、第3図aはトラバースガイド8の側
面拡大図、第3図bは同じく平面図、第3図cは
正面図である。上記シユー11は垂直面11aと
傾斜面11bとより形成される、第3図で示すよ
うな形状をしており、該シユー11と上記ベース
12及びヤーンガイドホルダー13はナイロン等
の軽量でかつ耐摩耗性が大きく強靱な樹脂で一体
に形成される。上記ヤーンガイドホルダー13に
は、上面中央部に略U字形の導糸孔14aが形成
されているヤーンガイド14が突設されている。
示しているように、上記螺旋溝に沿つて動くシユ
ー11がベース12に固着され、該ベース12の
上面にはヤーンガイドホルダー13が固着されて
いる。なお、第3図aはトラバースガイド8の側
面拡大図、第3図bは同じく平面図、第3図cは
正面図である。上記シユー11は垂直面11aと
傾斜面11bとより形成される、第3図で示すよ
うな形状をしており、該シユー11と上記ベース
12及びヤーンガイドホルダー13はナイロン等
の軽量でかつ耐摩耗性が大きく強靱な樹脂で一体
に形成される。上記ヤーンガイドホルダー13に
は、上面中央部に略U字形の導糸孔14aが形成
されているヤーンガイド14が突設されている。
次に、トラバースドラム2の螺旋溝3を第4図
ないし第6図に基づいて説明する。この螺旋溝3
の第4図に示すトラバースドラムの展開図におけ
る直線部分においては、上記トラバースガイド8
のシユー11が摺動自在に、かつ振れが生じない
ように嵌合される形状、すなわち、溝垂直面3a
と溝傾斜面3b及び溝底面3cを有している形状
となつている。上記トラバースガイド8の折返部
Aにおいては、上記溝傾斜面3bの部分が徐々に
短かくなり、区間Eにおいては該螺旋溝3は断面
長方形の溝となつていて、上記ガイド8が折返し
やすい溝形状となつている。なお、第6図におい
て、第6図aが第5図におけるB−B線での断面
を、第6図bがC−C線での断面を、第6図cが
D−D線での断面をそれぞれ示している。
ないし第6図に基づいて説明する。この螺旋溝3
の第4図に示すトラバースドラムの展開図におけ
る直線部分においては、上記トラバースガイド8
のシユー11が摺動自在に、かつ振れが生じない
ように嵌合される形状、すなわち、溝垂直面3a
と溝傾斜面3b及び溝底面3cを有している形状
となつている。上記トラバースガイド8の折返部
Aにおいては、上記溝傾斜面3bの部分が徐々に
短かくなり、区間Eにおいては該螺旋溝3は断面
長方形の溝となつていて、上記ガイド8が折返し
やすい溝形状となつている。なお、第6図におい
て、第6図aが第5図におけるB−B線での断面
を、第6図bがC−C線での断面を、第6図cが
D−D線での断面をそれぞれ示している。
次に、第1図及び第2図に基づいて、前記給油
部9及び排油部10の説明をする。
部9及び排油部10の説明をする。
前記ドラムケース4に、ほぼドラム2長に渡る
程の長さをもつ給油基板20が螺着21されてい
る。第2図における区間Gは1つのボビンに対応
した、1つのトラバースガイド8の綾振り範囲を
示し、前記ボビン支持筒SPに例えば4つのボビ
ンを挿入した機種の場合、上記区間Gが4つ図右
方に連なつていることになる。1つの区間Gにお
いて、それぞれ3つの給油ノズル22a〜22c
が等間隔に上記給油基板20に螺入されている。
上記各給油ノズル22a〜22cは給油ホース2
3a〜23cにより図示しない油槽に連結されて
いて、該油槽により霧状の油が作られ、該霧状油
が上記ホース23a〜23cを経て上記ノズル2
2a〜22cの噴射口24a〜24cより前記ト
ラバースドラム2に吹き付けられる。以下、上記
霧状の油を油霧と称す。上記噴射口24a〜24
cの上記ドラム2に対する設定角度は、該ドラム
2表面の略接線方向とし、矢印25で示す該ドラ
ム2の回転方向と、略同一方向に上記油霧が噴出
されるようにしている。
程の長さをもつ給油基板20が螺着21されてい
る。第2図における区間Gは1つのボビンに対応
した、1つのトラバースガイド8の綾振り範囲を
示し、前記ボビン支持筒SPに例えば4つのボビ
ンを挿入した機種の場合、上記区間Gが4つ図右
方に連なつていることになる。1つの区間Gにお
いて、それぞれ3つの給油ノズル22a〜22c
が等間隔に上記給油基板20に螺入されている。
上記各給油ノズル22a〜22cは給油ホース2
3a〜23cにより図示しない油槽に連結されて
いて、該油槽により霧状の油が作られ、該霧状油
が上記ホース23a〜23cを経て上記ノズル2
2a〜22cの噴射口24a〜24cより前記ト
ラバースドラム2に吹き付けられる。以下、上記
霧状の油を油霧と称す。上記噴射口24a〜24
cの上記ドラム2に対する設定角度は、該ドラム
2表面の略接線方向とし、矢印25で示す該ドラ
ム2の回転方向と、略同一方向に上記油霧が噴出
されるようにしている。
次に、排油部10を説明すると、前記ドラムケ
ース4に、ほぼドラム2長に渡る程の長さをもつ
排油基板26が螺着されている。上記ドラムケー
ス4において、上記基板26と接している部分
で、かつ、上記ドラム2の軸心方向で前記区間G
に渡る部分に長孔27が穿設されている。該長孔
27の中間位置の上記排油基板26には、孔28
が穿設されていて、該孔28と内径が略等しい円
筒状の連結部材29が上記基板26に固着されて
いる。該部材29に排油ホース30が螺入され、
該ホース30は図示しないエアー源及び排油槽に
連結されている。上記エアー源を作動させること
により、矢印31で示す方向にエアーガ流れ、該
エアー流により、矢印31で示す吸気流がドラム
2表面及び上記長孔27内で生じる。
ース4に、ほぼドラム2長に渡る程の長さをもつ
排油基板26が螺着されている。上記ドラムケー
ス4において、上記基板26と接している部分
で、かつ、上記ドラム2の軸心方向で前記区間G
に渡る部分に長孔27が穿設されている。該長孔
27の中間位置の上記排油基板26には、孔28
が穿設されていて、該孔28と内径が略等しい円
筒状の連結部材29が上記基板26に固着されて
いる。該部材29に排油ホース30が螺入され、
該ホース30は図示しないエアー源及び排油槽に
連結されている。上記エアー源を作動させること
により、矢印31で示す方向にエアーガ流れ、該
エアー流により、矢印31で示す吸気流がドラム
2表面及び上記長孔27内で生じる。
上記給油部9及び排油部10の設置位置は第1
図で示す例以外にも種々、考えられる。けれど
も、第1図で示したドラム2の回転方向25の順
で、給油部9、排油部10、トラバースガイド8
という位置関係が、該トラバースガイド8ひいて
は糸Yに余分な油霧が付着するをお防止するとい
う目的から、最適である。
図で示す例以外にも種々、考えられる。けれど
も、第1図で示したドラム2の回転方向25の順
で、給油部9、排油部10、トラバースガイド8
という位置関係が、該トラバースガイド8ひいて
は糸Yに余分な油霧が付着するをお防止するとい
う目的から、最適である。
以上のような構成をした本実施例の動作を以
下、説明する。
下、説明する。
前記トラバースドラム2を回転させると、該ド
ラムの螺旋溝3に沿つてトラバースガイド8が動
きだす。該ガイド8は上記ドラム2の軸心方向以
外の方向はガイドレール5,6により規制されて
いるので、上記螺旋溝3に沿い、かつ、上記レー
ル5,6に案内されながら、区間G内を往復動す
る。該トラバースガイド8のヤーンガイド14に
糸Yを係合させることにより、該糸Yを綾振りさ
せることができる。
ラムの螺旋溝3に沿つてトラバースガイド8が動
きだす。該ガイド8は上記ドラム2の軸心方向以
外の方向はガイドレール5,6により規制されて
いるので、上記螺旋溝3に沿い、かつ、上記レー
ル5,6に案内されながら、区間G内を往復動す
る。該トラバースガイド8のヤーンガイド14に
糸Yを係合させることにより、該糸Yを綾振りさ
せることができる。
上述の連続的なトラバースガイド8の往復動の
間に、第7図のタイムチヤートで示すように、断
続的に給油ノズル22a〜22cより油霧を噴出
させる。すなわち、第7図において、横軸には時
間の経過Tを示し、縦軸には上記油霧の噴出量H
を示している。なお、縦軸のレベルOは噴出量ゼ
ロの状態である。BTは油霧の噴出時間を、ST
は1つの噴出から次の噴出までの1サイクルの時
間を示している。この実施例では、説明を簡略化
するために該サイクルSTは始めから終りまで同
一の時間としているが、例えば、時間が経過する
にしたがい該サイクルSTを短かくすると、とか、
該サイクルSTを一定にしていても上記噴出時間
BTを長くする、あるいは噴出量Qに変化をつけ
る、といつた事等が可能である。上記サイクル
STの時間単位は時間、上記噴出時間BTの単位
は、秒あるいは分であり、該サイクル時間ST及
び噴出時間BTは、それぞれの機種により最適の
値が設定される。
間に、第7図のタイムチヤートで示すように、断
続的に給油ノズル22a〜22cより油霧を噴出
させる。すなわち、第7図において、横軸には時
間の経過Tを示し、縦軸には上記油霧の噴出量H
を示している。なお、縦軸のレベルOは噴出量ゼ
ロの状態である。BTは油霧の噴出時間を、ST
は1つの噴出から次の噴出までの1サイクルの時
間を示している。この実施例では、説明を簡略化
するために該サイクルSTは始めから終りまで同
一の時間としているが、例えば、時間が経過する
にしたがい該サイクルSTを短かくすると、とか、
該サイクルSTを一定にしていても上記噴出時間
BTを長くする、あるいは噴出量Qに変化をつけ
る、といつた事等が可能である。上記サイクル
STの時間単位は時間、上記噴出時間BTの単位
は、秒あるいは分であり、該サイクル時間ST及
び噴出時間BTは、それぞれの機種により最適の
値が設定される。
上述のようにして、断続的に噴出される油霧の
微細な油粒子がトラバースドラム2の表面に付着
していく。なお、上記油霧とはエアーと上記油粒
子により成つており、該エアーの流れに油粒子が
浮遊している状態のものである。前記1つの区間
Gにおいて、給油ノズル22a〜22cを等間隔
に設けているので、全てのドラム表面に均等に、
かつ、まんべんなく上記油粒子が付着する。該油
粒子は当然、螺旋溝3内にも付着し、溝3とトラ
バースガイド8との間の接触部分での潤滑剤とな
る。該接触部分とは、詳しく言えば、トラバース
ガイド8のシユー11の垂直面11aと傾斜面1
1b及び溝3の垂直面3aと溝傾斜面3bであ
る。この接触部分に上記潤滑剤が不足するか、あ
るいは該潤滑剤が古くなり潤滑剤としての機能を
発揮できなくなると、摩擦係数が増大し、摩擦が
増大する。該摩擦と、摩擦により生じる上記接触
部分での発熱とにより、上記シユー11は摩耗し
ていき、該シユー11が摩耗してくると、トラバ
ースガイド8の走行にぶれが生じて該ガイド8の
円滑な往復動に支障が生じる。この実施例では、
そのような支障が生じないうちに、前記サイクル
時間STを設定し、新たに、新鮮な潤滑剤として
の油粒子を上記接触部分に供給している。また、
油粒子と共にエアーが供給されるので、上記摩擦
により生じた熱を冷却することができ、より上記
摩耗を食い止めることができる。
微細な油粒子がトラバースドラム2の表面に付着
していく。なお、上記油霧とはエアーと上記油粒
子により成つており、該エアーの流れに油粒子が
浮遊している状態のものである。前記1つの区間
Gにおいて、給油ノズル22a〜22cを等間隔
に設けているので、全てのドラム表面に均等に、
かつ、まんべんなく上記油粒子が付着する。該油
粒子は当然、螺旋溝3内にも付着し、溝3とトラ
バースガイド8との間の接触部分での潤滑剤とな
る。該接触部分とは、詳しく言えば、トラバース
ガイド8のシユー11の垂直面11aと傾斜面1
1b及び溝3の垂直面3aと溝傾斜面3bであ
る。この接触部分に上記潤滑剤が不足するか、あ
るいは該潤滑剤が古くなり潤滑剤としての機能を
発揮できなくなると、摩擦係数が増大し、摩擦が
増大する。該摩擦と、摩擦により生じる上記接触
部分での発熱とにより、上記シユー11は摩耗し
ていき、該シユー11が摩耗してくると、トラバ
ースガイド8の走行にぶれが生じて該ガイド8の
円滑な往復動に支障が生じる。この実施例では、
そのような支障が生じないうちに、前記サイクル
時間STを設定し、新たに、新鮮な潤滑剤として
の油粒子を上記接触部分に供給している。また、
油粒子と共にエアーが供給されるので、上記摩擦
により生じた熱を冷却することができ、より上記
摩耗を食い止めることができる。
上記ドラム2の表面に付着していない少量の油
粒子は、該ドラム2の矢印方向25の回転により
生じている随伴気流に乗り、該ドラム2とドラム
ケース4との間の空間32に浮遊している。該浮
遊油粒子は、上記ドラムケース4に形成されてい
る長孔27より吸引され、排油ホース30を経
て、このトラバース装置1外に排出される。した
がつて、必要以上の油粒子が上記ケース4内に存
在することがなく、走行中の糸Yに油粒子が付着
することもない。
粒子は、該ドラム2の矢印方向25の回転により
生じている随伴気流に乗り、該ドラム2とドラム
ケース4との間の空間32に浮遊している。該浮
遊油粒子は、上記ドラムケース4に形成されてい
る長孔27より吸引され、排油ホース30を経
て、このトラバース装置1外に排出される。した
がつて、必要以上の油粒子が上記ケース4内に存
在することがなく、走行中の糸Yに油粒子が付着
することもない。
以上のようにして、この実施例では間欠的に新
鮮な油霧がドラムに供給される。なお、上記排油
ホース30からの吸引開始時及び吸引終了時のタ
イミングは、上述の油霧噴出のサイクルと合わせ
て行なつてもまた、常に少量の吸引力を作動さ
せ、飛散してくる油を吸引するようにしてもよ
い。
鮮な油霧がドラムに供給される。なお、上記排油
ホース30からの吸引開始時及び吸引終了時のタ
イミングは、上述の油霧噴出のサイクルと合わせ
て行なつてもまた、常に少量の吸引力を作動さ
せ、飛散してくる油を吸引するようにしてもよ
い。
以上のような実施例において、トラバースガイ
ドの寿命を測定した結果を以下、簡単に述べる。
比較の対象は同一機種、同一稼動で油霧を噴出し
ない場合の同一なトラバースガイドの寿命であ
る。また、通常速度(5000m/分)で糸を巻取る
機種について比較すれば、本実施例による上記ガ
イドの寿命は上記比較対象のガイドの寿命の2な
いし2.5倍に延びた。さらに、高速(6000m/分)
巻取の機種においては、同様に、2.5ないし4倍
に延びた。この結果により、本実施例は、高速稼
動において、特に有効であることが明らかであろ
う。
ドの寿命を測定した結果を以下、簡単に述べる。
比較の対象は同一機種、同一稼動で油霧を噴出し
ない場合の同一なトラバースガイドの寿命であ
る。また、通常速度(5000m/分)で糸を巻取る
機種について比較すれば、本実施例による上記ガ
イドの寿命は上記比較対象のガイドの寿命の2な
いし2.5倍に延びた。さらに、高速(6000m/分)
巻取の機種においては、同様に、2.5ないし4倍
に延びた。この結果により、本実施例は、高速稼
動において、特に有効であることが明らかであろ
う。
次に、本考案の他の実施例を説明する。第8図
には、他の実施例の縦断正面図を示している。こ
のトラバース装置40は、給油ノズル22を直接
ドラムケース4に螺入していること、排油部10
が存在しないこと、の2点が前記実施例とは異な
るところである。前記実施例と同一の部材には同
一の符号を付し、説明を省略する。上記給油ノズ
ル22を直接ドラムケース4に螺入することによ
り、前記実施例に比べ部品が少なくコストが低減
になり、かつ、取り付けが簡単になる。また、2
点目の排油部10が存在しないことより、コスト
低減、取り付け簡単という利点があるけれども、
給油ノズル22より噴出する油霧の量を必要最低
限にして、なるべく糸Yに油剤が付着しないよう
にする。
には、他の実施例の縦断正面図を示している。こ
のトラバース装置40は、給油ノズル22を直接
ドラムケース4に螺入していること、排油部10
が存在しないこと、の2点が前記実施例とは異な
るところである。前記実施例と同一の部材には同
一の符号を付し、説明を省略する。上記給油ノズ
ル22を直接ドラムケース4に螺入することによ
り、前記実施例に比べ部品が少なくコストが低減
になり、かつ、取り付けが簡単になる。また、2
点目の排油部10が存在しないことより、コスト
低減、取り付け簡単という利点があるけれども、
給油ノズル22より噴出する油霧の量を必要最低
限にして、なるべく糸Yに油剤が付着しないよう
にする。
しかし、さらに、鉱物油を主成分とし精練向上
剤を添加した潤滑剤を使用すれば、該潤滑剤が多
少糸に付着しても、後の工程で染斑等が起こる心
配がない。
剤を添加した潤滑剤を使用すれば、該潤滑剤が多
少糸に付着しても、後の工程で染斑等が起こる心
配がない。
また、油霧の噴射時間を前述の実施例のように
間欠的にせず、終始、少量の油霧を噴射するよう
にしてもよい。その場合、絶え間なく新鮮な油粒
子が供給される。
間欠的にせず、終始、少量の油霧を噴射するよう
にしてもよい。その場合、絶え間なく新鮮な油粒
子が供給される。
さらに、前記トラバースドラムを従来の鉄製か
ら、四沸化エチレンの皮膜層を形成したものにす
ることにより、該ドラムの螺旋溝とトラバースガ
イドとの接触部分の摩擦係数が減り、よりトラバ
ースガイドの寿命が延長される。
ら、四沸化エチレンの皮膜層を形成したものにす
ることにより、該ドラムの螺旋溝とトラバースガ
イドとの接触部分の摩擦係数が減り、よりトラバ
ースガイドの寿命が延長される。
以上、説明したように、本考案によれば、冒述
した従来のトラバース装置のもつ問題点の原因を
全て解消することができた。したがつて、以下の
効果を得ることができる。
した従来のトラバース装置のもつ問題点の原因を
全て解消することができた。したがつて、以下の
効果を得ることができる。
(1) トラバースガイドの寿命が延び、該ガイドの
交換を頻繁に行なう必要がなくなり、かつ、該
ガイド交換のために機台を停止する回数が減
り、効率的な稼動が行なえる。
交換を頻繁に行なう必要がなくなり、かつ、該
ガイド交換のために機台を停止する回数が減
り、効率的な稼動が行なえる。
(2) トラバースガイドの寿命が延びたことによ
り、該ガイドの摩耗が著しくなる前に該ガイド
を交換することができ、トラバースドラムの螺
旋溝の上記トラバースガイドの摩耗片が付着す
ることがなくなり、常に安定したトラバースガ
イドの走行ひいては糸の綾振りが行なえる。
り、該ガイドの摩耗が著しくなる前に該ガイド
を交換することができ、トラバースドラムの螺
旋溝の上記トラバースガイドの摩耗片が付着す
ることがなくなり、常に安定したトラバースガ
イドの走行ひいては糸の綾振りが行なえる。
(3) 潤滑剤が霧状であるので、必要最小限の潤滑
剤を給油することができ、非常に経済的であ
り、かつ、該潤滑剤のかくはん熱の発生がなく
なる。
剤を給油することができ、非常に経済的であ
り、かつ、該潤滑剤のかくはん熱の発生がなく
なる。
(4) 排油部の吸引孔にはドラムケースとトラバー
スドラムとの間のすき間よりもかなり広い空間
が形成してあるのが、旋回流となつてトラバー
スドラムのまわりを回つている油霧がそこで一
旦速度を落として滞留し、したがつて、吸引孔
からの油霧の吸引効率が高まり螺旋溝内が過剰
なオイルで満させることを防止できる。
スドラムとの間のすき間よりもかなり広い空間
が形成してあるのが、旋回流となつてトラバー
スドラムのまわりを回つている油霧がそこで一
旦速度を落として滞留し、したがつて、吸引孔
からの油霧の吸引効率が高まり螺旋溝内が過剰
なオイルで満させることを防止できる。
(5) 高速巻取りに対応した高速トラバース運動を
可能にする。
可能にする。
第1図ないし第7図は本考案の一実施例を示す
図で、第1図はトラバース装置の縦断正面図、第
2図は第1図におけるX−X線断面図、第3図は
トラバースガイドを示し第3図aは側面拡大図、
第3図bは平面図、第3図cは正面図、第4図な
いし第6図はトラバースドラムの螺旋溝を示し第
4図はトラバースドラムの展開図、第5図は第4
図におけるA部分の拡大図、第6図aは第5図の
B−B線断面図、第6図bは同C−C線断面図、
第6図cは同D−D線断面図、第7図は給油ノズ
ルより油霧を噴出させるタイムチヤート図、第8
図は本考案の他の実施例のトラバース装置の縦断
正面図、第9図は本考案のトラバース装置が適用
される1例としてのテイクアツプ機の概略正面図
である。 2……トラバースドラム、3……螺旋溝、4…
…ドラムケース、5,6……ガイドレール、8…
…トラバースガイド、9……給油部材、10……
排油部、24……噴射口、27……長孔、28…
…吸引口、G……ストローク。
図で、第1図はトラバース装置の縦断正面図、第
2図は第1図におけるX−X線断面図、第3図は
トラバースガイドを示し第3図aは側面拡大図、
第3図bは平面図、第3図cは正面図、第4図な
いし第6図はトラバースドラムの螺旋溝を示し第
4図はトラバースドラムの展開図、第5図は第4
図におけるA部分の拡大図、第6図aは第5図の
B−B線断面図、第6図bは同C−C線断面図、
第6図cは同D−D線断面図、第7図は給油ノズ
ルより油霧を噴出させるタイムチヤート図、第8
図は本考案の他の実施例のトラバース装置の縦断
正面図、第9図は本考案のトラバース装置が適用
される1例としてのテイクアツプ機の概略正面図
である。 2……トラバースドラム、3……螺旋溝、4…
…ドラムケース、5,6……ガイドレール、8…
…トラバースガイド、9……給油部材、10……
排油部、24……噴射口、27……長孔、28…
…吸引口、G……ストローク。
Claims (1)
- 表面に螺旋溝を形成しているトラバースドラム
と該螺旋溝に沿つて動くトラバースガイドと、該
トラバースガイドの動きを規制するガイドレール
と、上記トラバースドラムを覆うドラムケース
と、該ドラムケースに固定した該ケース内へと油
霧を噴入する給油部材およびケース内の浮遊油霧
を吸引する排油部とから成り、上記給油部材はト
ラバースドラムの螺旋溝内へ直接向けて近接配置
された噴射口を有しており、上記排油部はトラバ
ースドラムの表面へ直接向けて開口され、かつ根
元側で吸引源および排油槽へ連結された吸引孔を
有しており、トラバースドラムのまわりに該ドラ
ムの回転方向に沿つた油霧の旋回流を生じさせる
ようにすると共に、上記排油部の吸引孔には、ト
ラバースドラムの回転軸方向に沿う長さが、上記
螺旋溝のストロークと略同一であり、奥行きが上
記ドラムケースとトラバースドラムとの〓間より
も大である長孔が連設形成してあることを特徴と
するトラバース装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6211989U JPH0352772Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6211989U JPH0352772Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01172557U JPH01172557U (ja) | 1989-12-07 |
| JPH0352772Y2 true JPH0352772Y2 (ja) | 1991-11-15 |
Family
ID=31287752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6211989U Expired JPH0352772Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0352772Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP6211989U patent/JPH0352772Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01172557U (ja) | 1989-12-07 |
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