JPH0353905B2 - - Google Patents
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- JPH0353905B2 JPH0353905B2 JP16527283A JP16527283A JPH0353905B2 JP H0353905 B2 JPH0353905 B2 JP H0353905B2 JP 16527283 A JP16527283 A JP 16527283A JP 16527283 A JP16527283 A JP 16527283A JP H0353905 B2 JPH0353905 B2 JP H0353905B2
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- JP
- Japan
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- aspergillus
- strain
- fusion
- awamori
- kawachii
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/02—Preparation of hybrid cells by fusion of two or more cells, e.g. protoplast fusion
- C12N15/04—Fungi
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Mycology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Alcoholic Beverages (AREA)
Description
本発明は、Aspergillus oryzaeとAspergillus
awamoriもしくはAspergillus awamori var.
kawachiiの細胞融合株からなる麹菌を用いて製
造したアルコール飲料に関するものである。 一般にAspergillus oryzaeは、清酒を製造する
際に用いる麹菌としてよく知られている。また
Aspergillus oryzaeは澱粉の液化、糖化などの酵
素生産性は高いのであるが、クエン酸生産能が低
く、さわやかな酸味をもつ清酒を製造することは
できなかつた。 また、一般にAspergillus awamoriもしくは、
Aspergillus awamori var.kawachiiは焼酎を製
造する際に用いる麹菌としてよく知られている。 それらは、クエン酸生産能は高いが、穀類上で
の繁殖力や澱粉の液化力並びに糖化力が弱いの
で、製麹に関する時間が長くかかり、しかも原料
の利用率が極端に悪いなどの欠点がみられていた
のである。 従来、プロトプラスト融合による育種は、数多
く行なわれるようになり、Aspergillus属に関し
ては、Aspergillus oryzaeの各株を用いた種内融
合が行なわれたり(古屋ら:農化57 1(1983))、
Aspergillus nidulansとAspergillus fumigatus、
Aspergillus nidulansとAspergillus rugulosusと
の異種融合が行なわれたりしている。 (L.Ferenczy:Experientia33 184(1977)、F.
Kevei et al:J.Gen.Microbiol.102 255(1977))
しかしながら、Aspergillus oryzaeと
Aspergillus awamoriもしくは、Aspergillus
awamori var.kawachiiとの細胞融合株が得られ
たとの報告はない。 本発明者は、多くのAspergillus属の菌がもつ
種々の特性を一つの菌株に併有させ、これを麹菌
として使用すれば新しい品質のアルコール飲料を
製造することができるとの発想から、異種間融合
を鋭意研究したところ、ここにすぐれた性質を有
するAspergillus oryzaeとAspergillus awamori
もしくは、Aspergillus awamori var.kawachii
の細胞融合株を得ることができたのである。 本発明において得られた細胞融合株は
Aspergillus oryzaeの特性である澱粉の液化、糖
化の高い酵素力をそのまま有し、かつ
Aspergillus awamoriもしくはAspergillus
awamori var.kawachiiの特性である高いクエン
酸生産性を有するものである。 本発明は、このようにして得られた細胞融合株
を麹菌として使用することにより、Aspergillus
oryzaeの麹を用いて製造するアルコール飲料に
クエン酸によるさわやかな香味を付与することが
でき、そしてAspergillus awamoriもしくは、
Aspergillus awamori var.kawachiiの麹におけ
る繁殖力や澱粉液化力や糖化力を高めることがで
きるので、製麹時間を短縮でき、原料利用率を高
めることができることになるのである。 本発明を実施するには細胞融合株を創成する必
要があるが、融合株の創成は、まず、
Aspergillus oryzaeに属する菌株と、
Aspergillus awamoriもしくは、Aspergillus
awamori var.kawachiiに属する菌株をそれぞれ
別個にプロトプラストにすることが必要である。
Aspergillus oryzaeに属する菌株としては、変異
種でもよく、各原株でもよく、また、栄養要求性
変異株などいずれでもよい。また、Aspergillus
awamoriもしくは、Aspergillus awamori var.
kawachiiに属する菌株としては、変異種でもよ
く、各原株でもよく、また栄養要求性変異株など
いずれでもよい。なかでも栄養要求変異株を使用
すれば、融合処理後に融合株のみを、選択生育さ
せるのに、便利がよくなるので好んで使用され
る。 融合処理する両菌株は、各別に栄養培地に接種
し約24時間振とう培養し、培養後、培養液を濾過
して菌糸体を得る。菌糸体は、糖類、糖アルコー
ル類、塩類等のスタビライザーを含むリン酸バツ
フアーに懸濁し、これに細胞壁溶解酵素として
Trichoderma harzianum由来のNovozyme234
とCellulase onozuka R−10を夫々5mg/ml程
度加え、約30℃で4時間ゆるやかに振とう撹拌し
た後、1500×gで10分間遠心分離し、各プロトプ
ラストを得る。 プロトプラスト融合に際しては、夫々のプロト
プラストを混合し、700×g10分間遠心分離した
後、30℃に予熱した0.01M CaCl2・2H2O、
0.05Mグリシンを含むPH7.5 20%ポリエチレング
ライコール6000溶液を加えて30℃で10分間融合さ
せる。得られた融合処理物は、スタビライザーを
含むリン酸バツフアーに懸濁し、適宜希釈し、栄
養欠損培地上に拡散させて、30℃で数日培養すれ
ば、栄養要求性の相補された融合株のみが生育す
るのでこれを分離し、培養することによつて
Aspergillus oryzaeとAspergillus awamoriもし
くは、Aspergillus awamori var.kawachiiの細
胞融合株を得ることができる。 本発明においては、融合例1に示す方法によつ
てAspergillus oryzae、RIB647、IFO 30103の
ヒスチジン要求株と、Aspergillus awamori
IFO4033のリジン要求株を融合させ多くの融合株
を得、そのなかから2株を選択し、F.F.2、F.F.9
と名づけた。 同様にして更にAspergillus oryzae RIB647、
IFO 30103のヒスチジン要求株とAspergillus
awamori var.kawachii IFO 4308のアスパラギ
ン要求株を融合させ、多くの融合株を得、そのな
かから4株を選択し、F.F.6、F.F.7、F.F.10、F.
F.12と名づけた。各融合株の有機酸組成比を見た
結果が第1図に示されるが、(1)はAspergillus
oryzaeの親株、(8)はAspergillus awamoriの親
株、(9)はAspergillus awamori var.kawachiiの
親株を示している。 また、次の表1には、各親株と各融合株の生育
度と生産酵素活性(U/mg CO2)が示される。
awamoriもしくはAspergillus awamori var.
kawachiiの細胞融合株からなる麹菌を用いて製
造したアルコール飲料に関するものである。 一般にAspergillus oryzaeは、清酒を製造する
際に用いる麹菌としてよく知られている。また
Aspergillus oryzaeは澱粉の液化、糖化などの酵
素生産性は高いのであるが、クエン酸生産能が低
く、さわやかな酸味をもつ清酒を製造することは
できなかつた。 また、一般にAspergillus awamoriもしくは、
Aspergillus awamori var.kawachiiは焼酎を製
造する際に用いる麹菌としてよく知られている。 それらは、クエン酸生産能は高いが、穀類上で
の繁殖力や澱粉の液化力並びに糖化力が弱いの
で、製麹に関する時間が長くかかり、しかも原料
の利用率が極端に悪いなどの欠点がみられていた
のである。 従来、プロトプラスト融合による育種は、数多
く行なわれるようになり、Aspergillus属に関し
ては、Aspergillus oryzaeの各株を用いた種内融
合が行なわれたり(古屋ら:農化57 1(1983))、
Aspergillus nidulansとAspergillus fumigatus、
Aspergillus nidulansとAspergillus rugulosusと
の異種融合が行なわれたりしている。 (L.Ferenczy:Experientia33 184(1977)、F.
Kevei et al:J.Gen.Microbiol.102 255(1977))
しかしながら、Aspergillus oryzaeと
Aspergillus awamoriもしくは、Aspergillus
awamori var.kawachiiとの細胞融合株が得られ
たとの報告はない。 本発明者は、多くのAspergillus属の菌がもつ
種々の特性を一つの菌株に併有させ、これを麹菌
として使用すれば新しい品質のアルコール飲料を
製造することができるとの発想から、異種間融合
を鋭意研究したところ、ここにすぐれた性質を有
するAspergillus oryzaeとAspergillus awamori
もしくは、Aspergillus awamori var.kawachii
の細胞融合株を得ることができたのである。 本発明において得られた細胞融合株は
Aspergillus oryzaeの特性である澱粉の液化、糖
化の高い酵素力をそのまま有し、かつ
Aspergillus awamoriもしくはAspergillus
awamori var.kawachiiの特性である高いクエン
酸生産性を有するものである。 本発明は、このようにして得られた細胞融合株
を麹菌として使用することにより、Aspergillus
oryzaeの麹を用いて製造するアルコール飲料に
クエン酸によるさわやかな香味を付与することが
でき、そしてAspergillus awamoriもしくは、
Aspergillus awamori var.kawachiiの麹におけ
る繁殖力や澱粉液化力や糖化力を高めることがで
きるので、製麹時間を短縮でき、原料利用率を高
めることができることになるのである。 本発明を実施するには細胞融合株を創成する必
要があるが、融合株の創成は、まず、
Aspergillus oryzaeに属する菌株と、
Aspergillus awamoriもしくは、Aspergillus
awamori var.kawachiiに属する菌株をそれぞれ
別個にプロトプラストにすることが必要である。
Aspergillus oryzaeに属する菌株としては、変異
種でもよく、各原株でもよく、また、栄養要求性
変異株などいずれでもよい。また、Aspergillus
awamoriもしくは、Aspergillus awamori var.
kawachiiに属する菌株としては、変異種でもよ
く、各原株でもよく、また栄養要求性変異株など
いずれでもよい。なかでも栄養要求変異株を使用
すれば、融合処理後に融合株のみを、選択生育さ
せるのに、便利がよくなるので好んで使用され
る。 融合処理する両菌株は、各別に栄養培地に接種
し約24時間振とう培養し、培養後、培養液を濾過
して菌糸体を得る。菌糸体は、糖類、糖アルコー
ル類、塩類等のスタビライザーを含むリン酸バツ
フアーに懸濁し、これに細胞壁溶解酵素として
Trichoderma harzianum由来のNovozyme234
とCellulase onozuka R−10を夫々5mg/ml程
度加え、約30℃で4時間ゆるやかに振とう撹拌し
た後、1500×gで10分間遠心分離し、各プロトプ
ラストを得る。 プロトプラスト融合に際しては、夫々のプロト
プラストを混合し、700×g10分間遠心分離した
後、30℃に予熱した0.01M CaCl2・2H2O、
0.05Mグリシンを含むPH7.5 20%ポリエチレング
ライコール6000溶液を加えて30℃で10分間融合さ
せる。得られた融合処理物は、スタビライザーを
含むリン酸バツフアーに懸濁し、適宜希釈し、栄
養欠損培地上に拡散させて、30℃で数日培養すれ
ば、栄養要求性の相補された融合株のみが生育す
るのでこれを分離し、培養することによつて
Aspergillus oryzaeとAspergillus awamoriもし
くは、Aspergillus awamori var.kawachiiの細
胞融合株を得ることができる。 本発明においては、融合例1に示す方法によつ
てAspergillus oryzae、RIB647、IFO 30103の
ヒスチジン要求株と、Aspergillus awamori
IFO4033のリジン要求株を融合させ多くの融合株
を得、そのなかから2株を選択し、F.F.2、F.F.9
と名づけた。 同様にして更にAspergillus oryzae RIB647、
IFO 30103のヒスチジン要求株とAspergillus
awamori var.kawachii IFO 4308のアスパラギ
ン要求株を融合させ、多くの融合株を得、そのな
かから4株を選択し、F.F.6、F.F.7、F.F.10、F.
F.12と名づけた。各融合株の有機酸組成比を見た
結果が第1図に示されるが、(1)はAspergillus
oryzaeの親株、(8)はAspergillus awamoriの親
株、(9)はAspergillus awamori var.kawachiiの
親株を示している。 また、次の表1には、各親株と各融合株の生育
度と生産酵素活性(U/mg CO2)が示される。
【表】
これらの細胞融合株から、酵素の生産性と、ク
エン酸生産量を検討し、アルコール飲料の製造に
最も好ましい麹菌になり得たものとして、細胞融
合株F.F.2とF.F.7を選定した。この細胞融合株F.
F.2とF.F.7はそれぞれFERM P−7214、FERM
P−7211として工業技術院微生物工業技術研究所
に寄託されている。 細胞融合株F.F.2、F.F.7を夫々麹菌として用
い、基質として30℃の冷却蒸米30gにg当り2×
106ケの胞子を加え、シヤーレ法により製麹した。 麹の分析結果を表2に示す。
エン酸生産量を検討し、アルコール飲料の製造に
最も好ましい麹菌になり得たものとして、細胞融
合株F.F.2とF.F.7を選定した。この細胞融合株F.
F.2とF.F.7はそれぞれFERM P−7214、FERM
P−7211として工業技術院微生物工業技術研究所
に寄託されている。 細胞融合株F.F.2、F.F.7を夫々麹菌として用
い、基質として30℃の冷却蒸米30gにg当り2×
106ケの胞子を加え、シヤーレ法により製麹した。 麹の分析結果を表2に示す。
【表】
この表から明らかなように、細胞融合株F.F.2
とF.F.7は、菌体生育が、Aspergillus oryzae親
株よりすくれ、クエン酸生成量は、適度に増加
し、グルコアミラーゼ量はかなり上昇していると
ころから、清酒製造用麹菌としては、きわめて好
ましいものと認められるものである。 本発明においては、各種細胞融合株を麹として
使用し、清酒と同様に製造し、各種クエン酸濃度
を有するバラエテイーに富んだ新しいタイプのア
ルコール飲料が得られものである。 本発明のアルコール飲料は清酒に類似するが、
クエン酸含有量が多いので、さわやかな酸味を有
し、更にすつきりとした香も有する新規なアルコ
ール飲料ということができる。 次に本発明の融合例及び実施例を示す。 融合例 1 Aspergillus oryzae RIB647、IFO 30103、
Aspergillus awamori IFO 4033、Aspergillus
awamori var.kawachii IFO 4308夫々の胞子を
ニトロソグアニジン14mM溶液に懸濁し、30℃で
20分間処理して変異させ、夫々ヒスチジン、リジ
ン、アスパラギン要求変異株を分離した。ここに
得られた各変異株は、各別にCM培地(ツアペツ
クドツクス培地に0.2%デイフコイーストエキス
トラクトを添加したもの)に、3×105胞子/ml
あて接種し、28℃で24時間振とう培養した。培養
液は濾過して菌糸体を得、これを水洗した。 得られた各菌糸体は、各別に、その75mg(湿菌
体)を4.6mlの2/15Mリン酸バツフアー(ステ
ビライザー添加)に加え、次いで、
Novozyme234 5mg/ml、および、Cellulase
onozuka R−10 5mg/ml添加し、30℃で4時間
ゆるやかに撹拌した。 得られた処理液を1500×gで10分間遠心分離
し、スタビライダー含有水で2度洗浄しスタビラ
イザー含有水に懸濁させたプロトプストを得た。 各プロトプストを約5×106ケずつ混合し700×
gで10分間遠心分離し、これに30℃に予熱した
0.01M CaCl2・2H2O、0.05Mグリシンを含むPH
7.5、20%ポリエチレングライコール6000溶液1.0
mlを加え、30℃で10分間融合処理を行なつた。融
合処理後スタビライザーを含むMM培地(PH6.0
のツアペツクドツクス培地に0.6M KClを添加し
たもの)6mlを添加し、700×gで10分間遠心分
離した。そしてスタビライザー含有水で2度洗浄
して、スタビライザー含有水に懸濁しMM培地上
に拡散し、30℃で数日培養して、Aspergillus
oryzaeとAspergillus awamoriからF.F.2
(FERM P−7214)、F.F.9を、又Aspergillus
oryzaeとAspergillus awamori var.kawachiiか
らF.F.6、F.F.7(FERM P−7211)、F.F.10、F.
F.12を得た。 実施例 1 細胞融合株F.F.2、FERM P−7214;F.F.7、
FERM P−7211の胞子を、夫々30℃の冷却蒸米
300gに、g当たり2×106ケ添加し、30℃で14時
間培養し、切返して35℃で26時間培養して出麹し
た。3株の親株についても同様に処理して出麹し
た。 これらの麹の分析結果を表3に示す。
とF.F.7は、菌体生育が、Aspergillus oryzae親
株よりすくれ、クエン酸生成量は、適度に増加
し、グルコアミラーゼ量はかなり上昇していると
ころから、清酒製造用麹菌としては、きわめて好
ましいものと認められるものである。 本発明においては、各種細胞融合株を麹として
使用し、清酒と同様に製造し、各種クエン酸濃度
を有するバラエテイーに富んだ新しいタイプのア
ルコール飲料が得られものである。 本発明のアルコール飲料は清酒に類似するが、
クエン酸含有量が多いので、さわやかな酸味を有
し、更にすつきりとした香も有する新規なアルコ
ール飲料ということができる。 次に本発明の融合例及び実施例を示す。 融合例 1 Aspergillus oryzae RIB647、IFO 30103、
Aspergillus awamori IFO 4033、Aspergillus
awamori var.kawachii IFO 4308夫々の胞子を
ニトロソグアニジン14mM溶液に懸濁し、30℃で
20分間処理して変異させ、夫々ヒスチジン、リジ
ン、アスパラギン要求変異株を分離した。ここに
得られた各変異株は、各別にCM培地(ツアペツ
クドツクス培地に0.2%デイフコイーストエキス
トラクトを添加したもの)に、3×105胞子/ml
あて接種し、28℃で24時間振とう培養した。培養
液は濾過して菌糸体を得、これを水洗した。 得られた各菌糸体は、各別に、その75mg(湿菌
体)を4.6mlの2/15Mリン酸バツフアー(ステ
ビライザー添加)に加え、次いで、
Novozyme234 5mg/ml、および、Cellulase
onozuka R−10 5mg/ml添加し、30℃で4時間
ゆるやかに撹拌した。 得られた処理液を1500×gで10分間遠心分離
し、スタビライダー含有水で2度洗浄しスタビラ
イザー含有水に懸濁させたプロトプストを得た。 各プロトプストを約5×106ケずつ混合し700×
gで10分間遠心分離し、これに30℃に予熱した
0.01M CaCl2・2H2O、0.05Mグリシンを含むPH
7.5、20%ポリエチレングライコール6000溶液1.0
mlを加え、30℃で10分間融合処理を行なつた。融
合処理後スタビライザーを含むMM培地(PH6.0
のツアペツクドツクス培地に0.6M KClを添加し
たもの)6mlを添加し、700×gで10分間遠心分
離した。そしてスタビライザー含有水で2度洗浄
して、スタビライザー含有水に懸濁しMM培地上
に拡散し、30℃で数日培養して、Aspergillus
oryzaeとAspergillus awamoriからF.F.2
(FERM P−7214)、F.F.9を、又Aspergillus
oryzaeとAspergillus awamori var.kawachiiか
らF.F.6、F.F.7(FERM P−7211)、F.F.10、F.
F.12を得た。 実施例 1 細胞融合株F.F.2、FERM P−7214;F.F.7、
FERM P−7211の胞子を、夫々30℃の冷却蒸米
300gに、g当たり2×106ケ添加し、30℃で14時
間培養し、切返して35℃で26時間培養して出麹し
た。3株の親株についても同様に処理して出麹し
た。 これらの麹の分析結果を表3に示す。
【表】
この麹を用いて、普通に行なわれている清酒醸
造に従つてそれぞれ清酒を製造した。 清酒醸造は表4の仕込配合で実施した。
造に従つてそれぞれ清酒を製造した。 清酒醸造は表4の仕込配合で実施した。
【表】
初添の汲水は、10倍希釈の乳酸7mlと109/ml
の酵母懸濁液2mlを加えて210mlとし、初添温度
13℃、仲添温度9℃、留添温度7℃で、以後1日
1℃ずつ昇温し、最高温度15℃で醗酵させ留添後
15日で上槽した。 上槽酒の成分並びに粕量を表5に示す。
の酵母懸濁液2mlを加えて210mlとし、初添温度
13℃、仲添温度9℃、留添温度7℃で、以後1日
1℃ずつ昇温し、最高温度15℃で醗酵させ留添後
15日で上槽した。 上槽酒の成分並びに粕量を表5に示す。
【表】
その結果、蒸米の溶解やアルコール生成が、
Aspergillus oryzaeをしのぎ、クエン酸含量が多
いので、さわやかな酸味を有し、更にすつきりし
た香りも有する清酒であることが確認された。
Aspergillus oryzaeをしのぎ、クエン酸含量が多
いので、さわやかな酸味を有し、更にすつきりし
た香りも有する清酒であることが確認された。
第1図は、親株及び細胞融合株の有機酸組成比
率を示す図である。 Lac.;乳酸、Mal.;リンゴ酸、Suc.;コハク
酸、α−KG.;α−ケトグルタール酸、Cit.;ク
エン酸、others;その他の有機酸。
率を示す図である。 Lac.;乳酸、Mal.;リンゴ酸、Suc.;コハク
酸、α−KG.;α−ケトグルタール酸、Cit.;ク
エン酸、others;その他の有機酸。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Aspergillus oryzaeとAspergillus awamori
もしくはAspergillus awamori var.kawachiiの
細胞融合株からなる麹菌を用いて製造したアルコ
ール飲料。 2 Aspergillus oryzaeとAspergillus awamori
の細胞融合株がF.F.2であることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のアルコール飲料。 3 Aspergillus oryzaeとAspergillus awamori
var.kawachiiの細胞融合株がF.F.7であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアルコー
ル飲料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58165272A JPS6058065A (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | アルコール飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58165272A JPS6058065A (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | アルコール飲料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6058065A JPS6058065A (ja) | 1985-04-04 |
| JPH0353905B2 true JPH0353905B2 (ja) | 1991-08-16 |
Family
ID=15809178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58165272A Granted JPS6058065A (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | アルコール飲料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6058065A (ja) |
-
1983
- 1983-09-09 JP JP58165272A patent/JPS6058065A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6058065A (ja) | 1985-04-04 |
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