JPH0354001B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0354001B2 JPH0354001B2 JP61307538A JP30753886A JPH0354001B2 JP H0354001 B2 JPH0354001 B2 JP H0354001B2 JP 61307538 A JP61307538 A JP 61307538A JP 30753886 A JP30753886 A JP 30753886A JP H0354001 B2 JPH0354001 B2 JP H0354001B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- rolling
- steel strip
- cold rolling
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Metal Rolling (AREA)
- Lubricants (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、熱延鋼帯の脱スケール後、防錆及び
潤滑補助のために鋼帯にプレコート油を塗油し、
冷間圧延機にて乳化分散した圧延油を循環使用す
る冷間圧延方法に関するものである。
潤滑補助のために鋼帯にプレコート油を塗油し、
冷間圧延機にて乳化分散した圧延油を循環使用す
る冷間圧延方法に関するものである。
従来の鋼帯用冷間圧延油は、鉱油、動植物油
脂、合成エステルあるいは、これらの混合物を基
油として配合し、更に、添加剤として油性向上
剤、防錆添加剤、酸化防止剤、乳化分散剤、耐ヒ
ートスクラツチ性を向上させるための極圧添加剤
等を添加した圧延油を水に0.5〜5%の割合で乳
化分散させて、循環使用している。(以下、クー
ラント液と称する。) また、冷間圧延に先立つて、脱スケール後の防
錆及び冷間圧延機での潤滑補助を目的として、鋼
帯にプレコート油をニート油で塗油するが、プレ
コート油としては圧延油と同様に、鉱油、動植物
油脂、合成エステル、あるいはこれらの混合物を
基油として配合し、添加剤として油性向上剤、防
錆添加剤、極圧添加剤、酸化防止剤、乳化分散剤
等が添加されている。
脂、合成エステルあるいは、これらの混合物を基
油として配合し、更に、添加剤として油性向上
剤、防錆添加剤、酸化防止剤、乳化分散剤、耐ヒ
ートスクラツチ性を向上させるための極圧添加剤
等を添加した圧延油を水に0.5〜5%の割合で乳
化分散させて、循環使用している。(以下、クー
ラント液と称する。) また、冷間圧延に先立つて、脱スケール後の防
錆及び冷間圧延機での潤滑補助を目的として、鋼
帯にプレコート油をニート油で塗油するが、プレ
コート油としては圧延油と同様に、鉱油、動植物
油脂、合成エステル、あるいはこれらの混合物を
基油として配合し、添加剤として油性向上剤、防
錆添加剤、極圧添加剤、酸化防止剤、乳化分散剤
等が添加されている。
耐ヒートスクラツチ性(焼付き防止効果)の向
上を目的として極圧添加剤等が用いられるが極圧
添加剤としてはリン酸系、塩素系、硫黄系等が知
られている。冷間圧延用としては、その効果より
一般的にリン酸エステル系が用いられている(特
公昭60−49679号公報、特公昭60−6396号公報)。
リン酸エステルの極圧効果は、リン酸エステルが
加水分解を起こしてリン酸とアルコールに分解
し、リン酸が鋼帯表面にある種の膜を生成して焼
付き防止効果が得られると考えられている。従つ
て、リン酸エステルは、リン酸に分離することに
よつて極圧効果が得られるが、分離したリン酸は
クーラント液中の鉄分あるいはクーラント液の循
環系内のタンク、ポンプ、配管、圧延機等の機械
部品の鉄と反応してその大部分が失われる結果、
リン酸エステルの配合比を多目にする必要があ
り、圧延油のコストアツプの要因となつていた。
また、圧延油の入替時等には、クーラント液中の
鉄分が少なく、リン酸がタンク、ポンプ、配管、
圧延機等と反応して腐食を起し、設備トラブルが
発生すると言つた問題があつた。
上を目的として極圧添加剤等が用いられるが極圧
添加剤としてはリン酸系、塩素系、硫黄系等が知
られている。冷間圧延用としては、その効果より
一般的にリン酸エステル系が用いられている(特
公昭60−49679号公報、特公昭60−6396号公報)。
リン酸エステルの極圧効果は、リン酸エステルが
加水分解を起こしてリン酸とアルコールに分解
し、リン酸が鋼帯表面にある種の膜を生成して焼
付き防止効果が得られると考えられている。従つ
て、リン酸エステルは、リン酸に分離することに
よつて極圧効果が得られるが、分離したリン酸は
クーラント液中の鉄分あるいはクーラント液の循
環系内のタンク、ポンプ、配管、圧延機等の機械
部品の鉄と反応してその大部分が失われる結果、
リン酸エステルの配合比を多目にする必要があ
り、圧延油のコストアツプの要因となつていた。
また、圧延油の入替時等には、クーラント液中の
鉄分が少なく、リン酸がタンク、ポンプ、配管、
圧延機等と反応して腐食を起し、設備トラブルが
発生すると言つた問題があつた。
以上の様に従来は耐ヒートスクラツチ性向上の
ために圧延油にリン酸エステルが極圧添加剤とし
て添加されていたが、その大部分は、クーラント
液中の鉄分と反応して、初期の目的を果すことが
できなかつた。また、クーラント系統の鉄と反応
して設備トラブルを起すといつた問題点があつ
た。
ために圧延油にリン酸エステルが極圧添加剤とし
て添加されていたが、その大部分は、クーラント
液中の鉄分と反応して、初期の目的を果すことが
できなかつた。また、クーラント系統の鉄と反応
して設備トラブルを起すといつた問題点があつ
た。
本発明は、かかる問題点を解決するためになさ
れたもので圧延油のコストを下げると共に、クー
ラント系統の腐食による設備トラブルを解消する
圧延方法を提供をするものである。
れたもので圧延油のコストを下げると共に、クー
ラント系統の腐食による設備トラブルを解消する
圧延方法を提供をするものである。
本発明の要旨とするところは、
(1) 熱延鋼帯の脱スケール後、防錆及び潤滑補助
のためにプレコート油を塗油し、続いて冷間圧
延機で圧延油を乳化分散した循環供給液を用い
て冷間圧延を行なうに際して、リン酸エステル
を1〜3%添加したプレコート油を鋼帯に0.5
〜5g/m2塗油し、圧延油にはリン酸エステル
を添加しないことを特徴とする鋼帯の冷間圧延
方法。
のためにプレコート油を塗油し、続いて冷間圧
延機で圧延油を乳化分散した循環供給液を用い
て冷間圧延を行なうに際して、リン酸エステル
を1〜3%添加したプレコート油を鋼帯に0.5
〜5g/m2塗油し、圧延油にはリン酸エステル
を添加しないことを特徴とする鋼帯の冷間圧延
方法。
(2) 熱延鋼帯の脱スケール後、防錆及び潤滑補助
のためにプレコート油を塗油し、続いて冷間圧
延機で圧延油を乳化分散した循環供給液を用い
て冷間圧延を行なうに際して、リン酸エステル
を1〜3%添加し、乳化分散剤を添加しないプ
レコート油を0.5〜5g/m2塗油し、圧延油に
はリン酸エステルを添加しないことを特徴とす
る鋼帯の冷間圧延方法。
のためにプレコート油を塗油し、続いて冷間圧
延機で圧延油を乳化分散した循環供給液を用い
て冷間圧延を行なうに際して、リン酸エステル
を1〜3%添加し、乳化分散剤を添加しないプ
レコート油を0.5〜5g/m2塗油し、圧延油に
はリン酸エステルを添加しないことを特徴とす
る鋼帯の冷間圧延方法。
である。
〔作用〕
本発明は、圧延前に鋼板に、ニート油で塗布し
たプレコート油が圧延後期間まで残存し、潤滑に
寄与すること、また、リン酸エステルは鋼板との
吸着性が強く、リン酸生成膜自身も数パスの圧延
に効果があることに着目し、プレコート油にのみ
1〜3%のリン酸エステルを添加し、循環使用す
る圧延油には、リン酸エステルを添加しなくて
も、耐ヒートスクラツチ性を確保することが出来
る。
たプレコート油が圧延後期間まで残存し、潤滑に
寄与すること、また、リン酸エステルは鋼板との
吸着性が強く、リン酸生成膜自身も数パスの圧延
に効果があることに着目し、プレコート油にのみ
1〜3%のリン酸エステルを添加し、循環使用す
る圧延油には、リン酸エステルを添加しなくて
も、耐ヒートスクラツチ性を確保することが出来
る。
プレコート油へのリン酸エステルの添加量は1
%未満では耐ヒートスクラツチ性の向上効果が得
られず、3%超では耐ヒートスクラツチ性の効果
が飽和するので添加量の範囲を1〜3%とした。
好ましくは1.5%〜3%の範囲において耐ヒート
スクラツチ性に優れる。なお塗布量については
0.5g/m2未満では本発明の目的とする耐ヒート
スクラツチ性の向上効果は認められず、また塗布
量を5g/m2超と増加しても効果そのものが飽和
状態となるので塗布量の最適範囲を0.5〜5g/
m2とする。
%未満では耐ヒートスクラツチ性の向上効果が得
られず、3%超では耐ヒートスクラツチ性の効果
が飽和するので添加量の範囲を1〜3%とした。
好ましくは1.5%〜3%の範囲において耐ヒート
スクラツチ性に優れる。なお塗布量については
0.5g/m2未満では本発明の目的とする耐ヒート
スクラツチ性の向上効果は認められず、また塗布
量を5g/m2超と増加しても効果そのものが飽和
状態となるので塗布量の最適範囲を0.5〜5g/
m2とする。
表1に本発明によるプレコート油と圧延油の組
成の1例を示す。極圧添加剤はプレコート油のみ
に添加し、圧延油には無添加としている。
成の1例を示す。極圧添加剤はプレコート油のみ
に添加し、圧延油には無添加としている。
また表2に上記実施例と同じ基油を用いた従来
法でのプレコート油及び圧延油の組成を示す。本
発明と従来法の比較を行うために下記の要領で行
つた。
法でのプレコート油及び圧延油の組成を示す。本
発明と従来法の比較を行うために下記の要領で行
つた。
■■■ 亀の甲 [0001] ■■■
■■■ 亀の甲 [0002] ■■■
第1図は、熱延鋼帯の脱スケールを行う酸洗設
備を示すが1のオイラーにてプレコート油を3
g/m2塗油し続いて第2図に示す5スタンド冷間
圧延機にて冷間圧延を行つた。圧延油は2%のエ
マルジヨンとし2の圧延油循環タンクより3のポ
ンプにて圧延ロール4及び鋼帯5にスプレーされ
る。圧延材は低炭素鋼で原板板厚3mm、板幅1200
mmのものを板厚0.6mmまで圧延した。
備を示すが1のオイラーにてプレコート油を3
g/m2塗油し続いて第2図に示す5スタンド冷間
圧延機にて冷間圧延を行つた。圧延油は2%のエ
マルジヨンとし2の圧延油循環タンクより3のポ
ンプにて圧延ロール4及び鋼帯5にスプレーされ
る。圧延材は低炭素鋼で原板板厚3mm、板幅1200
mmのものを板厚0.6mmまで圧延した。
圧延結果を表3に示すが、本発明と従来法とで
ほぼ同等の潤滑性を有することが確認できた。
ほぼ同等の潤滑性を有することが確認できた。
■■■ 亀の甲 [0003] ■■■
なお本発明実施例ではプレコート油のみに極圧
添加剤を配合することにより、圧延油のコストダ
ウンが約10%でき、また、クーラント中のリン酸
エステル分を減少させることができるので、腐食
による設備トラブルを解消させることが出来た。
添加剤を配合することにより、圧延油のコストダ
ウンが約10%でき、また、クーラント中のリン酸
エステル分を減少させることができるので、腐食
による設備トラブルを解消させることが出来た。
上記実施例では、プレコート油に乳化剤を添加
しているがプレコート油から乳化剤を抜くことに
より、ロールバイト直前でのプレコート油の乳化
を防止しプレコート油による潤滑性をさらに向上
させる方法も有効である。
しているがプレコート油から乳化剤を抜くことに
より、ロールバイト直前でのプレコート油の乳化
を防止しプレコート油による潤滑性をさらに向上
させる方法も有効である。
以上のように、本発明によれば、プレコート油
のみに極圧添加剤を配合することにより、圧延油
のコストダウンができ、また、クーラント中のリ
ン酸エステル分を減少させることができるので、
腐食による設備トラブルを減少させる効果があ
る。
のみに極圧添加剤を配合することにより、圧延油
のコストダウンができ、また、クーラント中のリ
ン酸エステル分を減少させることができるので、
腐食による設備トラブルを減少させる効果があ
る。
第1図は本発明実施例に用いた酸洗設備の概要
を示す図、第2図は本発明実施例に用いた冷間圧
延設備の概要を示す図である。 第1図;1:オイラー、11:捲戻し機、1
2:溶接機、13:ループカー、14:酸洗槽、
15:シヤー、16:捲取機。第2図;2:圧延
油タンク、3:ポンプ、4:圧延ロール、5:鋼
帯、21:捲戻し機、22:捲取機。
を示す図、第2図は本発明実施例に用いた冷間圧
延設備の概要を示す図である。 第1図;1:オイラー、11:捲戻し機、1
2:溶接機、13:ループカー、14:酸洗槽、
15:シヤー、16:捲取機。第2図;2:圧延
油タンク、3:ポンプ、4:圧延ロール、5:鋼
帯、21:捲戻し機、22:捲取機。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱延鋼帯の脱スケール後、防錆及び潤滑補助
のためにプレコート油を塗油し、続いて冷間圧延
機で圧延油を乳化分散した循環供給液を用いて冷
間圧延を行なうに際して、リン酸エステルを1〜
3%添加したプレコート油を鋼帯に0.5〜5g/
m2塗油し、圧延油にはリン酸エステルを添加しな
いことを特徴とする鋼帯の冷間圧延方法。 2 熱延鋼帯の脱スケール後、防錆及び潤滑補助
のためにプレコート油を塗油し、続いて冷間圧延
機で圧延油を乳化分散した循環供給液を用いて冷
間圧延を行なうに際して、リン酸エステルを1〜
3%添加し、乳化分散剤を添加しないプレコート
油を0.5〜5g/m2塗油し、圧延油にはリン酸エ
ステルを添加しないことを特徴とする鋼帯の冷間
圧延方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61307538A JPS63160702A (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 鋼帯の冷間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61307538A JPS63160702A (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 鋼帯の冷間圧延方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63160702A JPS63160702A (ja) | 1988-07-04 |
| JPH0354001B2 true JPH0354001B2 (ja) | 1991-08-16 |
Family
ID=17970299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61307538A Granted JPS63160702A (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 鋼帯の冷間圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63160702A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4715564B2 (ja) * | 2006-03-08 | 2011-07-06 | Jfeスチール株式会社 | 冷間圧延方法 |
| KR101378145B1 (ko) * | 2012-11-19 | 2014-04-01 | 장준 | 인산염을 이용한 압연롤의 이물질 제거장치 |
| JP6052196B2 (ja) * | 2014-02-05 | 2016-12-27 | Jfeスチール株式会社 | 潤滑装置および潤滑方法 |
| JP7057951B2 (ja) * | 2020-04-23 | 2022-04-21 | 日本製鉄株式会社 | 冷間圧延の前処理用組成物及び冷間圧延方法 |
-
1986
- 1986-12-23 JP JP61307538A patent/JPS63160702A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63160702A (ja) | 1988-07-04 |
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