JPH0354194B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0354194B2 JPH0354194B2 JP60015719A JP1571985A JPH0354194B2 JP H0354194 B2 JPH0354194 B2 JP H0354194B2 JP 60015719 A JP60015719 A JP 60015719A JP 1571985 A JP1571985 A JP 1571985A JP H0354194 B2 JPH0354194 B2 JP H0354194B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glaze
- borax
- glazed
- cracked
- softening temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Glass Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はなべ、流し台、台所用パネル、建材パ
ネル等の広汎な用途を持つ、外観が美しいひび割
れ模様入りほうろう製品の製造方法に関するもの
である。
ネル等の広汎な用途を持つ、外観が美しいひび割
れ模様入りほうろう製品の製造方法に関するもの
である。
(従来の技術)
従来、ほうろう製品は均一無模様の仕上面を得
ることを目的として製造されており、模様入りの
ほうろう製品の製造法は多々研究されているが、
ひび割れ模様入りのほうろう製品の製造方法はこ
れまでよく知られていなかつた。
ることを目的として製造されており、模様入りの
ほうろう製品の製造法は多々研究されているが、
ひび割れ模様入りのほうろう製品の製造方法はこ
れまでよく知られていなかつた。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は上記のような実情に鑑み、外観の美し
いひび割れ模様入りほうろう製品の製造方法を提
供するために完成されたものである。
いひび割れ模様入りほうろう製品の製造方法を提
供するために完成されたものである。
(問題点を解決するための手段)
上記の課題を解決するための本発明は、ミル配
合中に重量比で2〜10%の含水硼砂、硼砂、硼酸
の1種または2種以上を外配添加した第1の釉薬
を素地表面に湿式施釉し、施釉面が未乾燥状態に
ある間に第1の釉薬よりも軟化温度が高くかつ使
用されるフリツトの体熱膨脹係数の差を60×10-7
℃-1以下とした第2の釉薬を重ね塗りしたうえ、
常法により焼成し、ひび割れ模様を入れることを
特徴とするものである。
合中に重量比で2〜10%の含水硼砂、硼砂、硼酸
の1種または2種以上を外配添加した第1の釉薬
を素地表面に湿式施釉し、施釉面が未乾燥状態に
ある間に第1の釉薬よりも軟化温度が高くかつ使
用されるフリツトの体熱膨脹係数の差を60×10-7
℃-1以下とした第2の釉薬を重ね塗りしたうえ、
常法により焼成し、ひび割れ模様を入れることを
特徴とするものである。
本発明においては先ず鉄板のような素地表面に
第1の釉薬が湿式スプレー等の方法によつて湿式
施釉される。第1の釉薬としてはチタン釉、チタ
ンパステル釉、下釉その他の不透明な釉薬が適当
であり、そのミル配合中には外配で2〜10%(重
量%、以下同じ)の含水硼砂、硼砂、硼酸の少な
くとも1種または2種以上を必須的に含有させ、
またこのほか、粘土、亜硝酸ソーダ、炭酸カリウ
ム、水、顔料等を必要に応じて含有させるものと
する。上記の含水硼砂、硼砂、硼酸はこれらの成
分の持つ施釉層の乾燥強度を高めるとともに焼成
時の溶融性を向上させる効果がひび割れ模様の現
出に有効に作用するものと考えられる。これらの
成分が2%未満であると安定したひび割れ模様が
得られず、逆に10%を越えるとひび割れが進行し
過ぎて焼成面が悪化するので2〜10%の範囲が適
当である。なお、この第1の釉薬は鉄板等の素地
表面に直接施釉するほか、素地表面上に形成され
た下釉焼成面や上釉焼成面上に施釉してもよいこ
とは言うまでもない。この施釉面が未乾燥状態に
ある間に、第1の釉薬よりも軟化温度が高い第2
の釉薬が重ね塗りされる。第2の釉薬に使用され
るフリツトと第1の釉薬に使用されるフリツトと
の軟化温度の差は好ましくは10〜60℃程度とし、
また両者間の体熱膨脹係数の差は60×10-7℃-1の
範囲内とすることが好ましい。これらの範囲を外
れた組合せを採つた場合には、ひび割れが生じな
かつたり反対に過度のひび割れが生じたりして美
しいひび割れ模様が得られなくなる。第2の釉薬
としては任意の色彩の釉薬を使用でき、透明釉を
用いてもよいことは言うまでもない。このように
して上下2層に釉薬を施釉したのち常法により乾
燥、焼成を行えば、軟化温度の低い第1の釉薬が
先に溶融して流動を開始するとともに膨脹を生
じ、未溶融状態にある上層側の釉薬を引張つて全
面にわたりほぼ均一なクラツクもしくはしわを生
じさせ外観の美しいひび割れ模様入りほうろう製
品が得られる。その上面に更に透明釉等を施釉し
て表面の保護と美観の向上を図ることもできるこ
とは言うまでもない。なお、第1の施釉面が乾燥
した後に重ね塗りを施した場合には斑点模様が現
出して美しいひび割れ模様が得られないことが確
認されており、施釉面が未乾燥状態にある間に重
ね塗りを施せば、第1の釉薬と第2の釉薬との乾
燥強度の差と軟化温度の差が複合的に働き、焼成
過程で第2の釉薬層にひび割れを生じさせるもの
と考えられる。
第1の釉薬が湿式スプレー等の方法によつて湿式
施釉される。第1の釉薬としてはチタン釉、チタ
ンパステル釉、下釉その他の不透明な釉薬が適当
であり、そのミル配合中には外配で2〜10%(重
量%、以下同じ)の含水硼砂、硼砂、硼酸の少な
くとも1種または2種以上を必須的に含有させ、
またこのほか、粘土、亜硝酸ソーダ、炭酸カリウ
ム、水、顔料等を必要に応じて含有させるものと
する。上記の含水硼砂、硼砂、硼酸はこれらの成
分の持つ施釉層の乾燥強度を高めるとともに焼成
時の溶融性を向上させる効果がひび割れ模様の現
出に有効に作用するものと考えられる。これらの
成分が2%未満であると安定したひび割れ模様が
得られず、逆に10%を越えるとひび割れが進行し
過ぎて焼成面が悪化するので2〜10%の範囲が適
当である。なお、この第1の釉薬は鉄板等の素地
表面に直接施釉するほか、素地表面上に形成され
た下釉焼成面や上釉焼成面上に施釉してもよいこ
とは言うまでもない。この施釉面が未乾燥状態に
ある間に、第1の釉薬よりも軟化温度が高い第2
の釉薬が重ね塗りされる。第2の釉薬に使用され
るフリツトと第1の釉薬に使用されるフリツトと
の軟化温度の差は好ましくは10〜60℃程度とし、
また両者間の体熱膨脹係数の差は60×10-7℃-1の
範囲内とすることが好ましい。これらの範囲を外
れた組合せを採つた場合には、ひび割れが生じな
かつたり反対に過度のひび割れが生じたりして美
しいひび割れ模様が得られなくなる。第2の釉薬
としては任意の色彩の釉薬を使用でき、透明釉を
用いてもよいことは言うまでもない。このように
して上下2層に釉薬を施釉したのち常法により乾
燥、焼成を行えば、軟化温度の低い第1の釉薬が
先に溶融して流動を開始するとともに膨脹を生
じ、未溶融状態にある上層側の釉薬を引張つて全
面にわたりほぼ均一なクラツクもしくはしわを生
じさせ外観の美しいひび割れ模様入りほうろう製
品が得られる。その上面に更に透明釉等を施釉し
て表面の保護と美観の向上を図ることもできるこ
とは言うまでもない。なお、第1の施釉面が乾燥
した後に重ね塗りを施した場合には斑点模様が現
出して美しいひび割れ模様が得られないことが確
認されており、施釉面が未乾燥状態にある間に重
ね塗りを施せば、第1の釉薬と第2の釉薬との乾
燥強度の差と軟化温度の差が複合的に働き、焼成
過程で第2の釉薬層にひび割れを生じさせるもの
と考えられる。
(実施例)
次に本発明の好ましい実施例を示す。
実施例 1
0.7×75×100mmのNi処理された薄板鋼板1の表
面に、4.5g/dm2の比率でチタン釉2を湿式ス
プレーした。このチタン釉2はチタンフリツト
100%に対して、外配で粘土5%、亜硝酸ソーダ
0.2%、炭酸カリウム0.2%、含水硼砂2.5%、水45
%のミル配合を行つたもので、使用されたチタン
フリツトの軟化温度は530℃、体熱膨脹係数は310
×10-7℃-1である。この施釉面が濡れた状態にあ
る間に、図面に示すようにその上面に0.9g/d
m2の比率で透明釉3が重ね塗りされる。透明釉3
は透明フリツト100%に対して、外配で粘土3%、
亜硝酸ソーダ0.2%、炭酸カリウム0.2%、ベント
ナイト0.2%、青色顔料0.5%、水45%のミル配合
を行つたもので、使用された透明フリツトの軟化
温度は580℃、体熱膨脹係数は363×10-7℃-1であ
る。これを乾燥させた後に焼成炉中で830℃で焼
成すれば、青色表面に白色のクラツクを現出させ
た美しいひび割れ模様入りほうろう製品が得られ
る。
面に、4.5g/dm2の比率でチタン釉2を湿式ス
プレーした。このチタン釉2はチタンフリツト
100%に対して、外配で粘土5%、亜硝酸ソーダ
0.2%、炭酸カリウム0.2%、含水硼砂2.5%、水45
%のミル配合を行つたもので、使用されたチタン
フリツトの軟化温度は530℃、体熱膨脹係数は310
×10-7℃-1である。この施釉面が濡れた状態にあ
る間に、図面に示すようにその上面に0.9g/d
m2の比率で透明釉3が重ね塗りされる。透明釉3
は透明フリツト100%に対して、外配で粘土3%、
亜硝酸ソーダ0.2%、炭酸カリウム0.2%、ベント
ナイト0.2%、青色顔料0.5%、水45%のミル配合
を行つたもので、使用された透明フリツトの軟化
温度は580℃、体熱膨脹係数は363×10-7℃-1であ
る。これを乾燥させた後に焼成炉中で830℃で焼
成すれば、青色表面に白色のクラツクを現出させ
た美しいひび割れ模様入りほうろう製品が得られ
る。
実施例 2
実施例1で用いたチタン釉2中の含水硼砂2.5
%を無水硼砂5%と置換したチタン釉を用いて実
施例1と同様の工程でひび割れ模様入りほうろう
製品を作成し、更にその上面に顔料を含まない無
色透明の釉薬を施釉、焼成した。この結果、表面
が透明釉により保護された美しいひび割れ模様入
りほうろう製品が得られた。
%を無水硼砂5%と置換したチタン釉を用いて実
施例1と同様の工程でひび割れ模様入りほうろう
製品を作成し、更にその上面に顔料を含まない無
色透明の釉薬を施釉、焼成した。この結果、表面
が透明釉により保護された美しいひび割れ模様入
りほうろう製品が得られた。
(発明の効果)
本発明は以上の説明からも明らかなように、全
表面にほぼ均一なクラツクもしくはしわを生じさ
せた外観の美しいひび割れ模様入りほうろう製品
を得ることに成功したものであり、従来の無模様
のものと比較してデザイン的な面白さに優れ、し
かも表面の強度、耐熱性、耐薬品性等の特性は従
来に劣らないほうろう製品を得ることができるも
のである。よつて本発明は従来の問題点を解消し
たものとして産業の発展に寄与するところは極め
て大である。
表面にほぼ均一なクラツクもしくはしわを生じさ
せた外観の美しいひび割れ模様入りほうろう製品
を得ることに成功したものであり、従来の無模様
のものと比較してデザイン的な面白さに優れ、し
かも表面の強度、耐熱性、耐薬品性等の特性は従
来に劣らないほうろう製品を得ることができるも
のである。よつて本発明は従来の問題点を解消し
たものとして産業の発展に寄与するところは極め
て大である。
図面は本発明の第1の実施例の工程を示す断面
図である。 2:第1の釉薬であるチタン釉、3:第2の釉
薬である透明釉。
図である。 2:第1の釉薬であるチタン釉、3:第2の釉
薬である透明釉。
Claims (1)
- 1 ミル配合中に重量比で2〜10%の含水硼砂、
硼砂、硼酸の1種または2種以上を外配添加した
第1の釉薬を素地表面に湿式施釉し、施釉面が未
乾燥状態にある間に第1の釉薬よりも軟化温度が
高くかつ使用されるフリツトの体熱膨脹係数の差
を60×10-7℃-1以下とした第2の釉薬を重ね塗り
したうえ、常法により焼成し、ひび割れ模様を入
れることを特徴とするほうろう製品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1571985A JPS61174386A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | ほうろう製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1571985A JPS61174386A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | ほうろう製品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61174386A JPS61174386A (ja) | 1986-08-06 |
| JPH0354194B2 true JPH0354194B2 (ja) | 1991-08-19 |
Family
ID=11896568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1571985A Granted JPS61174386A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | ほうろう製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61174386A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3193798B2 (ja) * | 1993-01-13 | 2001-07-30 | 日本パーカライジング株式会社 | 金属冷間加工用の複合皮膜形成用金属表面処理液及び複合皮膜形成方法 |
| JP6524382B2 (ja) * | 2017-10-03 | 2019-06-05 | 直文 蕨 | 気泡を内包したガラス層を具備した金属又はセラミックスとガラスの複合体 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS578075A (en) * | 1980-06-16 | 1982-01-16 | Sintokogio Ltd | Sealing apparatus for use with floor grinding shot blast machine |
-
1985
- 1985-01-30 JP JP1571985A patent/JPS61174386A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61174386A (ja) | 1986-08-06 |
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