JPH0354463Y2 - - Google Patents

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JPH0354463Y2
JPH0354463Y2 JP16155487U JP16155487U JPH0354463Y2 JP H0354463 Y2 JPH0354463 Y2 JP H0354463Y2 JP 16155487 U JP16155487 U JP 16155487U JP 16155487 U JP16155487 U JP 16155487U JP H0354463 Y2 JPH0354463 Y2 JP H0354463Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の産業上の利用分野〕 本考案は、テレビ音声多重放送受信装置の判別
回路に関するものである。殊に、音声多重放送信
号の副チヤネル信号を検出して、モノラル放送モ
ードであるか、多重放送モードであるかを判別
し、副チヤネル信号を検波して検波出力を導出し
得る判別回路であつて、多重信号の判別誤動作を
解消したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
テレビ音声多重信号のスペクトルは、第4図に
図示するように、主チヤネル信号イと、副チヤネ
ル信号ロ及び制御チヤネル信号ハからなる周波数
帯域から構成されている。従来、携帯用ラジオ受
信機等に用いられるテレビ音声多重放送受信装置
では、一般にモノラル放送モードであるか、多重
放送モードであるかの判別を、テレビ音声多重放
送信号の副チヤネル信号の有無をPLL回路で検
出して行つている。この副チヤネル信号ロを検波
するPLL回路のロツクレンジ(PLL回路が入力
信号とロツクを維持することのできる周波数範
囲)は、この周波数帯に略等しく調整されてお
り、PLL回路のキヤプチヤレンジ(PLL回路が
到来信号とロツクを捕捉することのできる周波数
帯域)は、この限りではないが、通常この周波数
帯に近い値に設定されている。
FMステレオ信号のスペクトルは、第3図に図
示されるように、PLL回路のキヤプチヤレンジ
とロツクレンジの周波数帯と同じ周波数帯域に
FMステレオ信号の19KHzパイロツト信号(第3
図イ)が存在する為に、テレビ音声多重放送受信
装置のPLL回路に19KHzパイロツト信号が混入し
易くなる。このようなことから、従来のテレビ音
声多重放送受信装置にPLL回路を用いた判別回
路にあつては、19KHzパイロツト信号を副チヤネ
ル信号と誤り判別誤動作を発生させる問題点があ
つた。このような問題点を改善する為に、PLL
回路の低域通過フイルタを強化することにより、
19KHzパイロツト信号による誤動作を排除すべく
予めキヤプチヤレンジを第5図のC3のように狭
めて固定し、ロツクレンジL3は、副チヤネル信
号の周波数帯域である16KHz乃至47KHzに固定す
ることによつて、PLL回路を19KHzパイロツト信
号に対して不感とすることにより誤動作を解消す
る方法が採られている。このようなPLL回路を
用いたテレビ音声多重放送装置にあつては、検波
出力の高周波領域が持ち上がる欠点があり、ステ
レオ放送受信時では、音質に歪みを生じる等の問
題点がある。
一般に、PLL回路の開放伝達関数は、次式の
ような関係にある。
T(s)=KTF(s)/s …(1) ここで、KTは、PLL回路の全ループ利得であ
り、F(s)は、低域通過フイルタの伝達関数で
ある。
PLL回路の低域通過フイルタに遅れ形フイル
タを用いた場合には、F(s)は、次のような関
係にある。
F(s)=1/1+sτ 〔但し、τは低域通過フイルタの時定数〕 又、PLL回路の閉ループ伝達特性H(s)は、
次のように表すことができる。
H(s)=T(s)/1+T(s) …(2) 〔sは、複素周波数である。〕 上記の(1)式と(2)式から明らかなように入力信号
の高周波領域では、即ち、複素周波数sを大きく
すると、PLL回路の検波出力の周波数特性は、
高域で大きく持ち上がることになる。即ち、上記
のキヤプチヤレンジを狭くしたPLL回路では、
音声出力に歪みを生じることになる。従つて、
PLL回路の低域通過フイルタを強化して通過帯
域を狭めて19KHzパイロツト信号に対して不感に
して、誤動作を防止しようとするには限界があり
改善の余地があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上述に鑑みなされたもので、本考案
の主な目的は、テレビ音声がモノラル放送モード
であるか、多重放送モードであるかを誤動作を生
ずることなく判別して、副チヤネル信号を検波し
得るテレビ音声多重放送受信装置の判別回路を提
供するにある。
〔考案の概要〕
本考案のテレビ音声多重放送受信装置の判別回
路は、モノラル放送モードと多重放送モードの判
別を行うものであつて、テレビ音声多重信号の副
チヤネル信号をPLL回路を用いて検出すると共
に検波出力を導出するものであり、PLL回路の
キヤプチヤレンジとロツクレンジを予め狭く設定
し、副チヤネル信号の到来をPLL回路で検出し
た後は、PLL回路のロツクレンジを略副チヤネ
ル信号の帯域周波数帯に広げる回路を具備するも
ので、FMステレオ信号の19KHzパイロツト信号
による判別の誤動作を解消するものである。
〔考案の実施例〕
本考案のテレビ音声多重放送受信装置の判別回
路について、第1図の実施例と第2図の説明図に
基づき説明する。
第1図に於いて、テレビ音声多重信号は、入力
端子1に供給されて二系統に分配される。一つは
低域通過フイルタ2を介して主チヤネル信号(第
3図イ)を導出する系統に分配され、もう一つは
帯域通過フイルタ3と検波回路4及び増幅回路5
を介して副チヤネル信号を導出する系統に分配さ
れ、夫々の系からの出力信号がマトリツクス回路
6に供給される。更に、帯域通過フイルタ3を通
過した信号は更に分配され、テレビ音声多重信号
がモノラル放送モードであるか、多重放送モード
であるかを判別し、副チヤネル信号を検波してス
テレオ信号或いは副音声信号を導出し得る判別回
路11に供給される。又、マトリツクス回路6に
は、低域通過フイルタ2からの主チヤネル信号
と、判別回路11からの副チヤネル信号と、ロジ
ツク回路21からの制御信号及びPLL回路から
の検波出力が供給されて信号処理される。マトリ
ツクス回路6からの出力が増幅回路7,8を介し
てスピーカ9,10に供給される。
判別回路11は、PLL回路を主体とする回路
であつて、帯域通過フイルタ3を介して導出され
る副チヤネル信号をリミツタ回路12を介して波
形処理した後に、その出力信号がPLL回路に供
給されると共に位相比較回路16にも分配され、
副チヤネル信号の到来が判別され、且つ検波さ
れ、ステレオ信号の差信号(L−R)或いは副音
声を導出する回路である。
リミツタ回路12からの出力は、位相比較回路
13、低域通過フイルタ14、電圧制御発振器
(VCO)15からなるPLL回路に供給され、低域
通過フイルタ14からの出力、即ち、副チヤネル
信号の検波出力は、マトリツクス回路6に供給さ
れる。又、VCO15からのパルス状の出力は、
位相を90度位相シフトする位相シフト回路17に
供給されて、位相比較回路16に供給される。
又、位相比較回路16には、副チヤネル信号が入
力されており、位相比較回路16では、位相シフ
ト回路17からの出力と帯域通過フイルタ3から
の信号の位相差が比較され、それらの信号の位相
差に応じた直流出力が得られる。位相比較回路1
6からの直流出力がレベル調整回路18を介して
ヒステリシス比較器19に供給されて、直流出力
が所定のレベル以上であることが検出されると副
チヤネル信号の到来が検出され、表示灯駆動回路
20が作動して発光ダイオード24が点灯する。
副チヤネル信号の到来が検出されると、ヒステ
リシス比較器19を介してロジツク回路21に検
出信号が供給されると共に、電路Aを介してリミ
ツタ回路12に供給される。又、ロジツク回路2
1からは、マトリツクス回路6にモノラル放送モ
ードと多重放送モードの選択を行う切換信号が供
給される。22は手動による切換信号が入力され
る端子であり、23はVCOキラー信号が入力さ
れる端子である。
本考案のテレビ音声多重放送受信装置の判別回
路は、副チヤネル信号の検出によつて、リミツタ
回路12の出力の振幅レベルを制御することによ
り、第2図に図示するように、PLL回路のキヤ
プチヤレンジとロツクレンジをC1,L1からC2
L2のレンジに自動的に移動させるものであり、
即ち、判別回路11のPLL回路が副チヤネル信
号を検出する以前は、キヤプチヤレンジを狭くし
て19KHzパイロツト信号に対しては不感とし、副
チヤネル信号の検出を行つた後は、PLL回路の
ロツクレンジを副チヤネル信号の周波数帯(16K
Hz〜47KHz)に合わせる制御手段を含むものであ
る。
第6図は、本考案に係る判別回路を限定するも
のではないが、その要部を説明する為の回路図で
あり、リミツタ回路12の一例を具体化した実施
例に基づき判別回路について説明する。
説明に先立ちPLL回路のキヤプチヤレンジΔωC
とロツクレンジΔωLについて説明する。キヤプチ
ヤレンジΔωCとロツクレンジΔωLは、次式のよう
な関係式で表される。
ΔωC=K0KdA1|F(jΔωC)| …(3) ΔωL=K0KdA1 …(4) 但し、K0はVCOの電圧に対する周波数の変換
利得を示し、Kdは位相比較回路の変換利得であ
つて、A1はPLL回路の直流増幅器の利得である。
上記(3)式と(4)式から明らかなように、PLL回
路のキヤプチヤレンジΔωCとロツクレンジΔωL
制御する為には、低域通過フイルタの係数F
(jΔωC)を除き、K0,Kd,A1のいずれを制御し
てもよい。
本考案では、位相比較回路の変換利得Kdを制
御してPLL回路のキヤプチヤレンジΔωCとロツク
レンジΔωLを制御するものであつて、位相比較回
路13の入力レベルを制御することによつて、位
相比較回路13の出力を制御してその変換利得を
実質的に制御するものである。
テレビ音声重放送信号の内、帯域通過フイルタ
3を介して副チヤネル信号が導出されてリミツタ
回路12に供給されており、副チヤネル信号を検
出するとヒステリシス比較回路19からの制御信
号がリミツタ回路に供給され、その出力の振幅が
制御されている。リミツタ回路12の出力の振幅
レベルは、予め小さく設定されており、副チヤネ
ル信号の到来を検出すると、電路Aを通してリミ
ツタ回路12の出力の振幅レベルは大きく調整さ
れる。
リミツタ回路12は、少なくとも一個以上の差
動増幅回路25と、その後段に接続されたリミツ
タ出力のレベル調整の為の定電流源回路38,4
2及びトランジスタ28乃至32、トランジスタ
34,35、トランジスタ36,37、及びトラ
ンジスタ39,40から夫々電流ミラー回路が付
加されている。ヒステリシス比較回路19からの
制御信号によつてトランジスタ41のオン・オフ
が制御されており、定電流源回路38がトランジ
スタ28から引き込む定電流IL1に対して、定電
流源回路42から供給される定電流IL2を加算し
たりすることによつて、リミツタ回路12の出力
の振幅レベルが調整されている。
副チヤネル信号が到来する以前は、リミツタ回
路12の出力レベルは低く抑えられて、PLL回
路のキヤプチヤレンジC1とロツクレンジL1が実
質的に狭く設定されている。位相比較回路15
は、通常、差動増幅回路から構成されており、リ
ミツタ回路12の出力レベルが小さく抑えられて
いるので、差動増幅回路の入力レベルが小さい。
従つて、位相比較回路13の出力も小さくなり、
実質的に位相比較回路15の利得が制御されてい
るのと同一であり、PLL回路のキヤプチヤレン
ジとロツクレンジが制御されることになる。
上述の如く、予めリミツタ回路12の出力の振
幅レベルを小さくすることによつて位相比較回路
13の変換利得Kdを小さくして、19KHzパイロ
ツト信号に不感となる帯域にPLL回路のキヤプ
チヤレンジΔωCを設定して、副チヤネル信号を検
出する。この時のロツクレンジΔωLは、キヤプチ
ヤレンジΔωCに近似した帯域となつている。帯域
通過フイルタ3からの信号と位相シフト回路17
からの信号が位相比較回路16に供給され、位相
比較回路16に供給される信号の位相が90度ずれ
ている場合は、出力が零であつて副チヤネル信号
が検出されている状態であり、位相のずれがある
場合、直流出力を生じ、その直流出力がレベル調
整回路18を介してヒステリシス比較器19に供
給され、所定のレベル以上となるとリミツタ回路
12のトランジスタ41がオフ状態となる。副チ
ヤネル信号の到来前は、トランジスタ41はオン
状態に設定されており、判別回路11が副チヤネ
ル信号の到来を検出すると電路Aを介して検出信
号がトランジスタ41のベースに供給されオフ状
態となる。トランジスタ39,40からなる電流
ミラー回路が作動して電流源回路42から定電流
IL2がIL1に加算され、電流ミラー回路33のミラ
ー電流として流れる。従つて、振幅レベルが上昇
したりリミツタ出力が、位相比較回路13に供給
され、実質的に位相比較回路13の変換利得Kd
の値が大きくなり、第2図に図示されるように
PLL回路のキヤプチヤレンジとロツクレンジが
C1,L1からC2,L2に拡大される。
従つて、初期状態では、19KHzパイロツト信号
に対して不感であつたものが、副チヤネル信号を
検出した後は、キヤプチヤレンジとロツクレンジ
共に拡大されるので、副チヤネル信号から得られ
る検波出力に歪みを与えることなくマトリツクス
回路6に供給することができる。無論、FMステ
レオ信号の19KHzパイロツト信号によつて誤動作
することがない。
〔考案の効果〕
本考案のテレビ音声多重放送受信装置の判別回
路は、副チヤネル信号の検出にPLL回路が用い
られ、そのPLL回路のキヤプチヤレンジを、初
期状態では19KHzパイロツト信号に対して不感帯
に設定し、副チヤネル信号の検出後は、キヤプチ
ヤレンジとロツクレンジを拡大することによつて
19KHzパイロツト信号に対する誤動作を解消する
と共に検波出力に歪みを与えることがない極めて
効果的なテレビ音声多重放送受信装置の判別回路
を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るテレビ音声多重放送受
信装置の判別回路の一実施例を示すブロツク図、
第2図は、本考案に係るテレビ音声多重放送受信
装置の判別回路に用いられるPLL回路の特性を
示す図、第3図は、FMステレオ信号のスペクト
ルを示す図、第4図は、テレビ音声多重放送信号
のスペクトルを示す図、第5図は、従来のPLL
回路の特性を示す図、第6図は、本考案に係るテ
レビ音声多重放送受信装置の判別回路の要部を説
明する為の一部具体化した一実施例を示す回路で
ある。 1:入力端子、2:低域通過フイルタ、3:帯
域通過フイルタ、4:FM検波回路、5:増幅回
路、6:マトリツクス回路、7,8:増幅回路、
9,10:スピーカ、11:判別回路、12:リ
ミツタ回路、13:位相比較回路、14:低域通
過フイルタ、15:電圧制御発振器、16:位相
比較回路、17:位相シフト回路、18:レベル
調整回路、19:ヒステリシス比較器、20:表
示灯駆動回路、21:ロジツク回路、22:制御
端子、23:VCOキラー端子、24:発光ダイ
オード、25:差動増幅回路、33:電流ミラー
回路、38,42:定電流源回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) PLL回路によつてテレビ音声多重信号の副
    チヤネル信号を検波して導出し得るテレビ音声
    多重放送受信装置の判別回路に於いて、副チヤ
    ネル信号を導出し得る帯域通過フイルタと、該
    帯域通過フイルタを通過した信号にリミツタを
    掛けるリミツタ回路と、該リミツタ回路からの
    出力が供給されるPLL回路と、副チヤネル信
    号の到来を検出した後に、PLL回路のキヤプ
    チヤレンジとロツクレンジを拡大する手段を具
    えたことを特徴とするテレビ音声多重放送受信
    装置の判別回路。 (2) 前記手段が、副チヤネル信号が到来前は、該
    リミツタ回路の出力レベルを小さくして該
    PLL回路のキヤプチヤレンジとロツクレンジ
    を狭くして、該PLL回路が副チヤネル信号を
    検出した後は、該リミツタ回路の出力レベルを
    大きくすることによつて、該PLL回路のキヤ
    プチヤレンジとロツクレンジを、副チヤネル信
    号の周波数帯域幅と略同じ帯域まで広げるもの
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のテレビ音声多重放送受信装置の
    判別回路。
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JPH0165565U JPH0165565U (ja) 1989-04-26
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