JPH0355987Y2 - - Google Patents

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JPH0355987Y2
JPH0355987Y2 JP5362586U JP5362586U JPH0355987Y2 JP H0355987 Y2 JPH0355987 Y2 JP H0355987Y2 JP 5362586 U JP5362586 U JP 5362586U JP 5362586 U JP5362586 U JP 5362586U JP H0355987 Y2 JPH0355987 Y2 JP H0355987Y2
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luminescent
capsule
carpet
substance
capsules
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は発光性屋内シート、特に火災や地震
などの災害によつて電燈が消えて突然に暗闇にな
つたとき、カーペツトなどの屋内用シートに形成
した標識、文字などが発光して、避難方向を透導
したり、消化栓や危険物の場所を表示して、災害
の拡大を防止するとともに、平素は装飾用シート
として使用することができるようにした発光性屋
内用シートに関するものである。
(従来の技術) 蛍光物質を添加したポリプロピレンを芯成分と
し、蛍光物質を添加しないポリプロピレンを鞘成
分とし、複合比50/50で複合紡糸し、嵩高加工し
て得られた複合蛍光繊維(長繊維)を、有色のポ
リプロピレンのみからなる嵩高加工長繊維と共に
パイル糸として用い、複合蛍光繊維からなるパイ
ルが模様となるようにタフテイングしたタフテツ
ドカーペツトは、暗室中で上記の模様が30分間程
度輝き続け、停電時の避難路の表示等の防災用に
有用であることが知られている(特開昭60−
199942号公報参照)。また蛍光物質を含む糸を使
用して模様を形成した室内用蛍光性織物(実開昭
60−140781号公報参照)が知られている。
更に本出願人の一人は、かねてより発光性カー
ペツトについて研究しており、先に、カーペツト
表面に、発光性物質および高分子バインダーを含
む塗膜からなる標識またはマークを付した発光性
カーペツト(実開昭61−18080号公報参照)を提
案した。
(考案が解決しようとする問題点) 上記公知の蛍光物質を含んだ複合蛍光繊維およ
び単独蛍光繊維は、いずれも紡糸性、延伸性およ
び生産性が悪く、コスト高となる。また本出願人
の一人が先に提案した発光性カーペツトは、その
後試用の結果、発光性物質を含有する塗膜部分の
風合いが硬く、またカーペツト上の歩行によつて
塗膜が損傷したり、汚れによつて発光の耐久性が
低いことが判明した。また上記公知の発光性カー
ペツトはいずれも、発光性物質が合成樹脂中に混
練されているかまたは高分子バインダー中に混在
されたものであるから、発光性物質本体の発光性
が十分に発揮されていないという問題がある。
(問題点を解決するための手段) この考案は、発光性物質を含有した発光カプセ
ルが、基材シート表面に点在的に配列した凹部に
固着されて、発光カプセルによる点在的模様を形
成したことを特徴とする発光性屋内用シートであ
る。
発光カプセルは、透明カプセルに発光性物質を
含有させたものであり、透明カプセルは、発光
性、残光性を阻害しないような透明性の富むもの
であり、その材質として肉厚のガラスもしくは強
化プラスチツクが歩行耐久性の点で好ましい。発
光カプセルの形状は球状、卵形状、直方形状が好
ましいが特に限定されない。発光カプセルの大き
さは、シートの表面に露出する部分の表面積が1
個当たり1mm2以上であり、発光性、残光性及び歩
行時の感触の点からみて1個当りの露出表面積は
3〜1000mm2が好ましい。露出表面積が1mm2より小
さいときは歩行時の異物感はほとんど感じられな
いが発光性、残光性が不十分である。また露出表
面積が1000mm2を越える場合は、カーペツトなどの
柔軟なシート上の歩行時に異物感を生じ、また歩
行耐久性が低下する。
発光カプセルを製造するには、内部に空間を有
するガラス製もしくはプラスチツク製の透明カプ
セルに、粉末状もしくは粉末の水分散液状の発光
物質を密封する方法が好ましい。
発光カプセルに含有される発光性物質として
は、微量の賦活剤を含有する賦活型発光物質が好
ましく、硫化カルシウム(賦活剤:ビスマス系)、
硫化亜鉛(賦活剤:銅系、鉛系、鉄系、コバルト
系)、硫化ストロンチウム(賦活剤:セリウム系、
セマリウム系)のような硫化物系、および塩化カ
リウム(賦活剤:タリウム系)、フツ化亜鉛(賦
活剤:マンガン系)のようにハロゲン化物系が例
示される。上記各賦活剤の含有量は0.001〜3%
程度であり、主としてイオンまたは原子として母
体結晶中に含まれている。上記発光性物質の粒度
は発光性、残光性に大きく影響し、一般に粒径が
小さくなるに従い発光性、残光性は低下する。こ
の考案における発光性物の粒径は1〜50ミクロ
ン、好ましくは5〜40ミクロンである。
この考案に使用される基材シートは、カーペツ
ト、木製板、タイル、リノリウムなどで床材、壁
材、壁掛け、標示板などに使用されるものであ
る。
上記発光カプセルを基材シートに固着するに
は、基材シート表面に、所望の標識もしくは文字
などの模様の形状に点在する多数の凹部を形成
し、この凹部毎に1の発光カプセルを固着するも
のである。点在する凹部を形成するには、カーペ
ツトの場合にはパイル糸を切断して除去するか、
または化学的、物質的に溶解すればよく、また木
製板、タイル、リノリウムの場合には適当な深さ
に機械的に研削すればよい。この凹部に発光カプ
セルを固着するには、接着剤で接着してもよい
し、また発光カプセルにピンを取付け、このピン
を基材シートの凹部に挿込んでもよい。発光カプ
セルの露出表面積、点在間隔などは、形成する模
様の大きさに応じて適宜に選択される。
この考案を図面によつて説明する。
第1図はカーペツトを基材シートとする垂直断
面図であり、1はカーペツト基材、2はカーペツ
ト基材1にタフテイングされたパイル糸、3は発
光カプセルにして透明カプセル4内に発光性物質
5が密封されている。この発光カプセル3はパイ
ル糸2を除去した凹部において、その底部がカー
ペツト基材1に接着剤6で固着されている。第2
図は上記カーペツトの平面図であり、点在させた
発光カプセル3によつて矢印模様7を形成してい
る。
第3図は木板を基材シートとする垂直断面図であ
り、木板8の基材シートの上面に凹部を設け、こ
の凹部に発光カプセル3を接着剤6で固着したも
のである。
実施例 1 強化ガラスからなる直径4mm、肉厚1mmの中空
球状カプセルに、硫化亜鉛系発光物質(商品名ル
ミルツクスグリーンN−5000、ヘキスト社製)の
粉末(粒径20〜30ミクロン)を封入して発光カプ
セルを得た。ナイロンBCF(1600d/96本)を用
いた1/10ゲージのレベルループカーペツトの表面
に、所定模様に相当して点在する多数の凹部(間
隔5cm)を、パイル糸を加熱溶融することによつ
て形成し、この凹部に上記発光カプセルを接着剤
(商品名プリツトクリーンボンド、コクヨ社製)
をもつて接着して発光性カーペツトを得た。この
発光性カーペツトは残光時間が50分以上であり、
実用歩行試験の結果、発光カプセルの発光性や残
光時間の減少、および発光カプセルの破損もなか
つた。またこの発光性カーペツトは洗浄等による
保全をすることができる。
なお、残光時間は、暗室内で発光性カーペツト
を100ワツトの白色蛍光燈を3mの距離から60秒間
照射したのち消燈し、発光が目視できなくなるま
での時間をもつて残光時間とした。また実用歩行
試験は、ビニル底の靴をはいて約10万歩の踏み込
みを行なつたのち発光性、残光時間およびカーペ
ツトの外観等の変化の有無をもつて評価した。
実施例 2 アクリル系樹脂からなる直径5mm、肉厚1.5mm
の中空球状の透明カプセルを使用した以外は実施
例1と同様にして発光カプセルを得た。実施例1
と同じカーペツトの表面に、「非常口」の文字を
実施例1と同様に発光カプセルで表示した。ただ
し文字の一字の大きさは縦、横ともに15cmで発光
カプセルの間隔は2cmとした。この実施例2の発
光カーペツトの残光時間、実用歩行試験の結果は
実施例1と大差がなかつた。
実施例 3 アクリル系樹脂からなる肉厚2.5mm、上部表面
積100mm2、高さ5mmの四角形状にして断面コの字
状透明カプセルの空所に、実施例1と同じ発光性
物質を厚み1mmにいれたのち、厚さ1.5mmのアク
リル系樹脂板で封入したカプセルを、厚さ10mmの
木製床板上に10cmの間隔に設けた凹部に接着剤を
もつて固定して発光性床材を得た。
残光時間、実用歩行試験の結果は、実施例1と
大差がなかつた。
比較例 ナイロンBCF(1300d/64本)を用いた1/10ゲ
ージのレベルループカーペツトをウインス染色機
を用いて常法により赤色に染色した。この染色カ
ーペツトに発光性物質を含む下記印捺糊をもつて
80メツシユスクリーン捺染機を用いて所定の模様
に印捺後(固形分印捺量300g/m2),120℃下で
乾燥し、常法によりバツキングして発光性カーペ
ツトを得た。
印捺糊の組成 硫化亜鉛系発光性物質 30重量部 ハイドランHW−111 35重量部 ボーンコートAK 2重量部 ターペンオイルエマルジヨン 12重量部 酢酸ソーダ(10%) 1重量部 水 100重量部 粘度 8000cps 上記発光性物質はヘキスト社製、商品名ルミル
ツクスグリーンN−5000、粒径20〜30ミクロン、
ハイドランHW−111は大日本インキ化学工業社
製、アニオン基含有ポリエステルウレタン系バイ
ンダー45%水溶液、ボンコートAKは大日本イン
キ化学工業社製の増粘剤(22%水溶液)、ターペ
ンオイルエマルジヨンはターペンオイル/水が6
5/35のW/Oエマルジヨンである。
上記の発光性カーペツトは、残光時間が30分間
以上、動的荷重テスト(JIS−L1021)による摩
耗試験後も発光性が減ずることはなかつたが、実
施例1に比べて初期発光性が約2/3程度であつた。
また実用歩行試験後、印捺膜が損傷したり、汚れ
の付着により発光性は半減した。さらに印捺膜部
分の風合いは実施例1に比べて硬いものであつ
た。
(考案の効果) この考案の発光性屋内用シートは、透明カプセ
ルに発光性物質を含有させたものであるから、残
光時間が長く、また実用歩行試験による耐久性が
優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のカーペツトの垂直断面図、
第2図はカーペツトの平面図、第3図はこの考案
の他の例の木板の垂直断面図である。 1……カーペツト基材、2……パイル糸、3…
…発光カプセル、4……透明カプセル、5……発
光性物質、6……接着剤、7……模様、8……木
板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 発光性物質を含有した発光カプセルが、
    基材シート表面に点在的に配列した凹部に固着
    されて、発光カプセルによる点在的模様を形成
    したことを特徴とする発光性屋内用シート。 〔2〕 基材シートがカーペツトである実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の発光性屋内用シ
    ート。 〔3〕 発光カプセルが透明カプセルに発光性物
    質の粉末を密封したものである実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項に記載の発光性屋
    内用シート。
JP5362586U 1986-04-07 1986-04-07 Expired JPH0355987Y2 (ja)

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